JP2001314109A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

Info

Publication number
JP2001314109A
JP2001314109A JP2000136381A JP2000136381A JP2001314109A JP 2001314109 A JP2001314109 A JP 2001314109A JP 2000136381 A JP2000136381 A JP 2000136381A JP 2000136381 A JP2000136381 A JP 2000136381A JP 2001314109 A JP2001314109 A JP 2001314109A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
frame
planting
seedling
transmission means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000136381A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Saeki
正文 佐伯
Hiroyuki Niiyama
裕之 新山
Hideyuki Kusamoto
英之 草本
Takuya Okada
岡田  卓也
Susumu Fukui
享 福井
Yasuhito Nakanishi
康仁 中西
Hirokazu Naka
弘和 仲
Minoru Hasegawa
実 長谷川
Shigeru Kumakura
成 熊倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2000136381A priority Critical patent/JP2001314109A/ja
Publication of JP2001314109A publication Critical patent/JP2001314109A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗植付部フレームの簡略化及び軽量化を図
る。 【解決手段】 動力源からの動力を左右方向の伝動手段
126に伝達し、該左右方向の伝動手段から複数の前後
方向の伝動手段127に伝動し、さらに該前後方向の伝
動手段によって各条の苗植付装置113に伝動する複数
条植えの苗移植機において、前記左右方向の伝動手段1
26と前記前後方向の伝動手段127との交差部に上下
に分割可能な接続ケース122を設け、この接続ケース
122に左右方向の伝動手段を収容する左右伝動フレー
ム120の端部、及び前後方向の伝動手段を収容する前
後伝動フレーム121の端部の少なくともいずれかを内
装して、接続ケース122と両伝動フレーム120,1
21とを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、苗植付装置が左右
並列に複数設けられた複数条植えの苗移植機における苗
植付部フレームの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンからの動力を、まず左右方向の
伝動手段に伝動し、その左右方向の伝動手段から複数の
前後方向の伝動手段によって左右並列に設けられた各苗
植付装置へ伝動するように苗植付部を構成した複数条植
えの苗移植機がある。従来、この種の苗移植機において
は、前後方向の伝動手段として主にチェーンが使用され
ていた。
【0003】前記左右方向の伝動手段及び前後方向の伝
動手段を収容するケースは苗植付部のフレームを兼用
し、これに各苗植付部の各部が支持されている。前後方
向の伝動手段としてチェーンが使用されている場合、当
該チェーンを収容する断面形状縦長のケースは、左右2
個に分割された半割り状のケース部材をボルト及びナッ
トを用いて接合した構造をしていた。このため、苗植付
部フレームの部品点数が多く、重量が重いという問題点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記前後方向
の伝動手段を伝動シャフトとすることで、苗植付部の伝
動機構の簡略化、及びフレームの軽量化を図る開発が進
められている。本発明は、この構成の苗移植機に適した
苗植付部フレームの構造を提供することを課題としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明に
かかる苗移植機は、動力源からの動力を左右方向の伝動
手段に伝達し、該左右方向の伝動手段から複数の前後方
向の伝動手段に伝動し、さらに該前後方向の伝動手段に
よって各条の苗植付装置に伝動する複数条植えの苗移植
機において、前記左右方向の伝動手段と前記前後方向の
伝動手段との交差部に上下に分割可能な接続ケースを設
け、この接続ケースに左右方向の伝動手段を収容する左
右伝動フレームの端部、及び前後方向の伝動手段を収容
する前後伝動フレームの端部の少なくともいずれかを内
装して、接続ケースと両伝動フレームとを固定したこと
を特徴としている。
【0006】このように、左右伝動フレームと前後伝動
フレームとを接続ケースを介して接続する構成とするこ
とにより、両フレームの接続側の端部に接続のための特
別な部材を設ける必要がなく、上記両フレームの形状簡
略化及び軽量化が図れる。また、左右伝動フレームと前
後伝動フレームの分離が容易であるので、メンテナンス
に便利である。左右伝動フレームの端部及び前後伝動フ
レームの端部のいずれかだけを接続ケースに内装して両
フレームを固定しても、或は左右伝動フレームの端部及
び前後伝動フレームの端部の両方を接続ケースに内装し
て両フレームを固定してもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づき説明する。図1乃至図14に示す苗移
植機1は、4条植えの乗用型田植機であって、走行車体
2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降
可能に装着されている。また、走行車体2の前部左右両
端部には、左右各2段づつ予備苗枠5,…が設けられて
いる。
【0008】走行車体2は、駆動輪である各左右一対の
前輪7,7及び後輪8,8を備えた四輪駆動車両で、機
体の前部にミッションケース10が配設されており、該
ミッションケースの左右側面部から前輪アクスルケース
11,11が側方に延び、その先端部に変向可能に設け
た前輪ファイナルケース12,12に前輪7,7が回転
自在に支承され、また、ミッションケース10の背面部
にメインフレーム13の前端部が固着され、該メインフ
レームの後端部から左右側方に延びるリヤフレーム14
の先端部に固定して設けた後輪ファイナルケース15,
15に後輪8,8が回転自在に支承されている。
【0009】エンジン20はメインフレーム13の前後
中央部に設置したエンジン台の上に搭載されている。エ
ンジン20の左側面部に突出するエンジン出力軸22に
取り出される回転動力が、第一ベルト伝動装置23によ
ってエンジン20の上に設けた油圧ポンプ24の駆動軸
25に伝達され、さらに該駆動軸から第二ベルト伝動装
置26によってミッションケース10の左側面部に突出
するミッション入力軸27に伝達される。第二ベルト伝
動装置26は主クラッチとしての役割を有し、後述する
如く、テンションローラ26aの位置を変更して伝動ベ
ルト26bを弛ませることにより、エンジン20からミ
ッションケース10への伝動を断つことができる。
【0010】図5及び図6はミッションケースの内部構
造を示す図である。ミッション入力軸27の回転動力
は、「通常速」「超低速」の2段階に変速可能な副変速
装置30を介して主変速軸31に伝達される。その回転
動力の一部は、「路上走行速」「植付速」「中立」「後
進速」の各シフト位置を有する主変速装置32を介して
ブレーキ軸33に伝達される。このブレーキ軸33には
四輪ブレーキ装置35が設けられている。そして、ブレ
ーキ軸33の回転動力は、デフ装置36によって左右の
フロントアクスル37,37に分配して伝達され、さら
に該フロントアクスルによって前輪ファイナルケース1
2,12に伝動されて前輪7,7を駆動する。また、左
右のフロントアクスル37,37には後輪クラッチ・ブ
レーキ装置38,38がそれぞれ設けられ、該装置を経
てミッションケース10から取り出される後輪駆動用動
力が後輪伝動軸39,39を介して後輪ファイナルケー
ス15,15に伝達されて後輪8,8を駆動する。
【0011】主変速軸31の回転動力の残りは、苗植付
部動力として、一対の株間変速ギヤ41,42を経由し
て植付クラッチ軸43に伝達される。上記株間変速ギヤ
41,42はミッションケース10の右側面の内側に位
置しており、その外側に着脱自在に取り付けられたカバ
ー44を外してギヤ比の異なる株間変速ギヤに交換する
ことが可能である。植付クラッチ軸43は同一軸心の互
いに回転自在な第一軸43a、第二軸43b及び第三軸
43cからなり、第一軸43aと第二軸43bとの間に
外部操作で伝動を入・切する植付クラッチ45、第二軸
43bと第三軸43cとの間に負荷が一定以上になると
伝動を切る安全クラッチ46がそれぞれ設けられてい
る。そして、植付クラッチ軸43の後端に接続された第
一植付伝動軸47及びその後端に自在継ぎ手を介して接
続された第二植付伝動軸48によって、苗植付部動力が
苗植付部4へ伝動される。
【0012】植付クラッチ軸43を後端ほど外側になる
よう機体の左右中心軸に対し斜めに設けることにより、
ミッションケース10の左右幅を広くすることなく、植
付クラッチ軸43とエンジンとの干渉をさけている。ま
た、株間変速ギヤ41,42よりも伝動下手側の各部は
ミッションケースの本体ケーシング10aに着脱可能な
植付クラッチケーシング10bに収容されているので、
植付クラッチ45や安全クラッチ46の調整を容易に行
える。
【0013】図3及び図4に示すように、機体の前部上
位には、前左右フレーム50、中央左右フレーム51、
左右一対の前後フレーム52,52、及び斜めフレーム
53,53とを一体に組み付け、平面視でミッションケ
ース10を囲む長方形の枠状に形成された走行部フレー
ムが設けられている。この走行部フレームは前輪アクス
ルケース11,11及びメインフレーム13にそれぞれ
下端を固着した上下方向の支持フレーム54,54,5
5にて支持されている。中央左右フレーム51は両端が
機体の左右幅いっぱいまで延ばされており、その左右端
部に後記苗枠支持フレーム140,140を支持するた
めの支持パイプ56,56が固定して取り付けられてい
る。また、中央左右フレーム51の左右両端よりも若干
内側の位置に、足掛け部フレーム57,57が一体に取
り付けられている。
【0014】一方、機体後部のリヤフレーム14には後
記上リンク100及び下リンク101,101を支持す
る左右一対のリンク支持フレーム60,60が上向きに
設けられている。そして、両リンク支持フレーム60,
60の上端部に、機体の左右幅分の長さを有する左右方
向の後左右フレーム61が連結されている。
【0015】上記機体上部の走行部フレーム50,5
1,52,52,53,53及び後左右フレーム61
で、機体上部を覆うステップ63を支持している。ステ
ップ63は、水平状で上側を人が歩行可能なフロア部6
3aと、後輪8,8の前部から上部にかけての部分を覆
うフェンダー部63bと、フロア部63aの左右側部の
下方に形成された足掛け部63c,63cとで構成され
ている。フロア部63aと足掛け部63cとの間の部分
64は空洞になっているので、足掛け部63c,63c
に足を載せたとき足の先端が障害物に当たることがな
く、余裕を持って足掛け部63cに足を載せられる。ま
た、足掛け部63cは下側から前記足掛け部フレーム5
7によって支えられているので、上に人が乗っても十分
に耐えられる構造となっている。
【0016】ステップ63の中央にはエンジン20の上
部を覆うエンジンカバー65が設けられ、その上に座席
66が設置されている。エンジンカバー65の前方には
ボンネット67が設けられ、その上側に前輪7,7を操
向する操向ハンドル70が取り付けられている。また、
ボンネット67の左側には主変速装置32を操作する主
変速レバー71と、走行を停止させる停止レバー72と
が設けられ、ボンネット67の右側には植付クラッチ4
5の入・切操作及び苗植付部4の昇降を行う植付昇降レ
バー73と、エンジン始動用リコイルロープ74とが設
けられている。さらに、ボンネット67の左右両側の足
下部には、前記停止レバー72と同じ働きをするクラッ
チペダル76と、後輪クラッチ・ブレーキ装置38,3
8を個別に操作する左右のブレーキペダル77L,77
Rとが設けられている。
【0017】図7及び図8は前記停止レバー及びクラッ
チペダルの操作機構を表している。停止レバー72は、
左右方向のレバー軸80に回動自在に取り付けられ、前
後に回動操作するようになっている。図7では通常の走
行状態を実線で示している。その状態から鎖線で示すよ
うに停止レバー72を後方に回動操作すると、レバー軸
80回りに該レバーと一体に回動する第一回動片81が
スプリング82を介してクラッチ作動ロッド83を上方
に引き、該ロッドの下端に連結されたローラアーム84
がテンションローラ回動軸85回りに上に回動し、その
ローラアーム84の先端部に支持されている第二伝動ベ
ルト装置26のテンションローラ26aが伝動ベルト2
6bから離れ、第二伝動ベルト装置26が伝動切とな
る。また、これと同時に、テンションローラ回動軸85
回りにローラアーム84と一体に回動する第二回動片8
7がスプリング88を介して四輪ブレーキ作動ロッド8
9を前方に引き、四輪ブレーキ装置35の作動アーム3
5aが回動させられ、四輪ブレーキがかかる。
【0018】停止レバー72は左右方向の肉厚が薄い板
バネ材で成形されていて、ある程度左右方向に撓ませる
ことができるようになっている。上記のように停止レバ
ー72を前後に回動させて「走行」と「停止」とを切り
替えるが、レバーガイド90は図9に示す形状になって
いて、「停止」に操作されているときはレバーガイドの
凸部90aに引っ掛かり「走行」へ移動しないようにロ
ックされる。停止レバー72を「停止」から「走行」へ
操作するには、撓みを利用して外方へ動かして凸部90
aを乗り越してから前方へ回動操作する。この停止レバ
ー72は、座席66に座った位置からも、機体前方から
も容易に操作することができる。
【0019】また、クラッチペダル76は、左右方向の
ペダル軸92に回動自在に取り付けられ、前方に踏圧操
作するようになっている。図7において鎖線で示すよう
にクラッチペダル76を踏み込むと、該ペダルとペダル
軸92回りに一体に回動する第一ペダル連動アーム93
が連結ロッド94を後方に引き、該連結ロッドが前記ロ
ーラアーム84及び第二回動片87と一体にテンション
ローラ回動軸85回りに回動する第二ペダル連動アーム
95を後方に回動させる。これにより、停止レバー72
を「停止」に操作したときと同様に、第二伝動ベルト装
置26が伝動切となると共に、四輪ブレーキがかかる。
なお、連結ロッド94と第二ペダル連動アーム95との
連結部は、連結ロッドの長穴94aに第二ペダル連動ア
ームのピン95aが摺動自在に嵌合した構造となってい
るので、停止レバー72が「停止」に操作されている状
態でクラッチペダル76を踏み込んだ場合、長穴94a
の中をピン95aが相対移動するだけで、第二ペダル連
動アーム95は回動しない。
【0020】植付昇降レバー73は、図10に示すレバ
ーガイド97のT字形ガイド溝に沿って前後方向及び左
右方向に回動操作するようになっている。前後方向の操
作域には、後から前に向けて、苗植付部4を上昇させる
「上昇」、苗植付部4の昇降を停止する「中立」、苗植
付部4を下降させる「下降」、苗植付部4が作業位置ま
で下降した状態で植付クラッチ45が入になる「植付
入」の各操作位置が定められている。また、左右方向の
操作域は「植付入」の状態で植付昇降レバー73を左右
に操作するようになっていて、右方向に操作すると右側
のマーカ116が作用状態になり、左方向に操作すると
左側のマーカ116が作用状態になる。
【0021】昇降リンク装置3は、前記リンク支持フレ
ーム60,60に側面視で互いに平行な上リンク100
及び左右一対の下リンク101,101が回動自在に支
持され、これら各リンクの後端部に連結枠102が枢結
されている。連結枠102には苗植付部から前方に突出
するローリング軸103が挿入され、苗植付部4がロー
リング自在に連結されている。下リンク101,101
と一体回動するようにスイングアーム104が設けら
れ、メインフレーム13に基部側が支持された昇降油圧
シリンダ105のピストンロッドが上記スイングアーム
104に連結されている。昇降油圧シリンダ105を伸
縮させると、各リンクが上下に回動し、苗植付部4がほ
ぼ一定姿勢のまま昇降する。なお、図11に示すよう
に、上リンク100の断面は下側に開口するコ字形をし
ており、その内部に走行車体側と苗植付部側とを結ぶハ
ーネス106が通されている。
【0022】苗植付部4は4条植えの構成で、伝動手段
を内蔵する苗植付部フレーム110に、苗を載せて左右
往復動し所定の苗取出口111a,…に苗を一株づつ供
給する苗載台111と、該苗載台の駆動機構112、前
記苗取出口111a,…に供給される苗を取り出して水
田面に植え付ける4組の苗植付装置113,…、整地用
のセンターフロート114及びサイドフロート115,
115、植付作業時に次行程における機体進路の左右中
心を表土面に線引きする左右の線引きマーカ116,1
16等が組み付けられている。
【0023】苗植付部フレーム110は、図12〜14
に示すように、左右方向の左右伝動フレーム120と、
該左右伝動フレームの左右両端から後方に延びる前後伝
動フレーム121,121と、左右伝動フレーム120
と前後伝動フレーム121,121とを接続する接続ケ
ース122,122と、前後伝動フレーム121,12
1の後端部に取り付けられた苗植付装置支持ケース12
3,123とで構成されている。左右伝動フレーム12
0の左右中央部に、前記ローリング軸103が前方に突
出させて設けられている。
【0024】左右伝動フレーム120の右端近傍に入力
部120aが設けられており、該入力部に前記第二植付
伝動軸48に接続された入力軸125が回転自在に支承
されている。この入力軸125からベベルギヤG1,G
2を介して左右伝動フレーム120内の左右伝動軸(左
右方向の伝動手段)126に伝動される。そして、接続
ケース122内のベベルギヤG3,G4を介して左右伝
動軸126から前後伝動フレーム121内の前後伝動軸
(前後方向の伝動手段)127に伝動され、さらにこの
前後伝動軸127からベベルギヤG5,G6を介して苗
植付装置支持ケース123に回転自在に支承された左右
方向の植付駆動軸128に伝動される。また、左右伝動
軸126の右端部は接続ケース122を突き抜けて外方
に突出しており、その突出端部に苗載台駆動機構112
へ伝動するためのギヤG7が取り付けられている。
【0025】接続ケース122は、上部材122U及び
下部材122Lに上下2分割される割りケースとなって
いる。図14では接続ケースの下部材122Lの合わせ
面が表示されている。上下両部材122U,122Lは
T字形の筒状部122aの周囲に形成された板状部12
2bにボルト穴130,…が穿設されており、該ボルト
穴にボルト131を挿通し、そのボルトの反対側にナッ
ト132を装着することで両部材122U,122Lを
接合する。苗植付部フレーム110の組立に際しては、
左右伝動フレーム120のフランジ部120bと接続ケ
ース122のフランジ部122cとをボルト131とナ
ット132で接合する。また、前後伝動フレーム121
の前端部を接続ケースの筒状部122aに後方から挿入
し、両者を貫通させたピン133によって前後伝動フレ
ーム121が抜けないようにしている。前後伝動フレー
ム121は断面六角形であるので、筒状部122aの中
で前後伝動フレーム121が回らない。
【0026】苗植付装置支持ケース123も、上部材1
23U及び下部材123Lに上下2分割される割りケー
スとなっている。図15では苗植付装置支持ケースの下
部材123Lの合わせ面が表示されている。T字形の筒
状部123aの周囲に形成された板状部123bにボル
ト穴135,…が穿設されており、該ボルト穴にボルト
131を挿通し、そのボルトの反対側にナット132を
装着することで両部材123U,123Lを接合する。
苗植付部フレーム110の組立状態では、前後伝動フレ
ーム121の後端部が苗植付装置支持ケースの筒状部1
23aに前方から挿入され、両者を貫通させたピン13
3によって前後伝動フレーム121が抜けないようにし
ている。
【0027】植付駆動軸128の左右端部にはクランク
アーム136が取り付けられ、その先端部に苗植付装置
113の植付具113aが装着されている。また、苗植
付装置支持ケース123の上面にはボルト131によっ
てリンクステー137が斜め後方上向きに取り付けら
れ、その先端部と植付具113aの後端部とがリンク1
38で連結されている。クランクアーム136が所定方
向に回転すると、植付具113aが所定の先端軌跡を描
きながら移動し、苗取出口111a,…で苗を取りそれ
を水田面に植え付ける。
【0028】予備苗枠5は、前記支持パイプ56に下端
部が回動自在に挿入された苗枠支持フレーム140に支
持されている。作業時には図に示す位置に予備苗枠5,
5を配置し、格納時には予備苗枠5,5を支持パイプ5
6回りに後方に回動させて収納する。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明にかかる
苗移植機は、動力源からの動力を苗植付装置に伝動する
伝動手段を収容する苗植付部フレームを、左右伝動手段
と前後伝動手段との交差部に設けられる接続ケース内に
左右伝動フレームの端部及び前後伝動フレームの端部の
少なくともいずれかを内装して一体化した構造とするこ
とにより、当該苗植付部フレームの簡略化及び軽量化が
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図である。
【図2】乗用型田植機の平面図である。
【図3】走行車体の一部を省略した側面図である。
【図4】走行車体の一部を省略した平面図である。
【図5】ミッションケースの本体ケーシング内の構造を
示す断面図である。
【図6】ミッションケースの植付クラッチケーシング内
の構造を示す正面図である。
【図7】停止レバー及びクラッチペダルの操作機構を示
す側面図である。
【図8】停止レバー及びクラッチペダルの操作機構を示
す正面図である。
【図9】停止レバーのレバーガイドを示す図である。
【図10】植付昇降レバーのレバーガイドを示す図であ
る。
【図11】上リンクの断面図である。
【図12】苗植付部フレームの平面図である。
【図13】苗植付部フレームの側面図である。
【図14】苗植付部フレームの要部の平面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 乗用型田植機(苗移植機) 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 苗植付部 7 前輪 8 後輪 113 苗植付装置 110 苗植付部フレーム 120 左右伝動フレーム 121 前後伝動フレーム 122 接続ケース 126 左右伝動軸(左右方向の伝動手段) 127 前後伝動軸(前後方向の伝動手段)
フロントページの続き (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岡田 卓也 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 福井 享 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 中西 康仁 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 仲 弘和 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 長谷川 実 新潟県三条市大字西大崎三丁目12番23号 株式会社新潟井関製作所内 (72)発明者 熊倉 成 新潟県三条市大字西大崎三丁目12番23号 株式会社新潟井関製作所内 Fターム(参考) 2B062 AA14 AB01 BA06 BA13 BA19 BA22

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源からの動力を左右方向の伝動手段
    に伝達し、該左右方向の伝動手段から複数の前後方向の
    伝動手段に伝動し、さらに該前後方向の伝動手段によっ
    て各条の苗植付装置に伝動する複数条植えの苗移植機に
    おいて、前記左右方向の伝動手段と前記前後方向の伝動
    手段との交差部に上下に分割可能な接続ケースを設け、
    この接続ケースに左右方向の伝動手段を収容する左右伝
    動フレームの端部、及び前後方向の伝動手段を収容する
    前後伝動フレームの端部の少なくともいずれかを内装し
    て、接続ケースと両伝動フレームとを固定したことを特
    徴とする苗移植機。
JP2000136381A 2000-05-09 2000-05-09 苗移植機 Pending JP2001314109A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136381A JP2001314109A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 苗移植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000136381A JP2001314109A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 苗移植機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001314109A true JP2001314109A (ja) 2001-11-13

Family

ID=18644332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000136381A Pending JP2001314109A (ja) 2000-05-09 2000-05-09 苗移植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001314109A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002335721A (ja) * 2001-05-23 2002-11-26 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機の植付部
JP2013198458A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Kubota Corp 田植機の苗植付け装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002335721A (ja) * 2001-05-23 2002-11-26 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機の植付部
JP4629909B2 (ja) * 2001-05-23 2011-02-09 ヤンマー株式会社 田植機の植付部
JP2013198458A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Kubota Corp 田植機の苗植付け装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100642692B1 (ko) 승용형 수전작업기
JP2001314109A (ja) 苗移植機
JP3250123B2 (ja) 田植機
JP4110743B2 (ja) 施肥田植機
JPS62234784A (ja) 農業用の乗用牽引車
KR20120099232A (ko) 승용형 농작업기
JPH0365123B2 (ja)
JP2002095315A (ja) 田植機の植付部のクラッチ
JP4454128B2 (ja) 田植機の植付部
JP2001314112A (ja) 乗用型田植機
JPH0246242Y2 (ja)
JPH0739216A (ja) 乗用田植機
JPH06125603A (ja) 歩行型移動農機
JP2003310009A (ja) 苗移植機
JPH089349B2 (ja) 乗用型作業機
JP3894609B2 (ja) 乗用型管理作業車
JP5349815B2 (ja) 乗用型移動農機
JPS6043921B2 (ja) 乗用型田植機
JP2924044B2 (ja) 乗用型農作業機の操作レバー装置
JPH0220Y2 (ja)
JPH06104007B2 (ja) 水田用農作業機
JPS6349140Y2 (ja)
JPH06191309A (ja) 作業機付き動力車両の変速装置
JPH10225220A (ja) 乗用移動農機
JPH05345570A (ja) 乗用型走行車体