JP2001313904A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2001313904A
JP2001313904A JP2000131082A JP2000131082A JP2001313904A JP 2001313904 A JP2001313904 A JP 2001313904A JP 2000131082 A JP2000131082 A JP 2000131082A JP 2000131082 A JP2000131082 A JP 2000131082A JP 2001313904 A JP2001313904 A JP 2001313904A
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裕之 永田
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雅弘 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】無駄のデータの記録を防止して、再生指示から
実際の再生出力までの時間を短縮する。 【解決手段】全体制御部11はTSデコード部4の出力パ
ケットにPCR及びGOP先頭が含まれるか否かを検出
する。ユーザの記録指示が発生すると、全体制御部11
は、GOP先頭直前のPCRパケットから記録媒体9に
記録を行う。これにより、再生時には、GOP先頭直前
のPCRが先ず再生されて、デコーダのタイムベースが
確立し、次いで、GOP先頭からデコードが行われる。
GOP先頭よりも前に記録されるデータのデータ量は僅
かであり、再生開始までの時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送を
受信して記録することが可能な記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式で送受信を行なう
ディジタル放送が開始されており、ディジタル放送信号
をビットストリームのまま記録する装置も開発されてい
る。
【0003】図6はこのような従来の記録装置を示すブ
ロック図である。
【0004】入力端子1にはディジタル放送信号が入力
される。このディジタル放送信号は、MPEG2方式で
符号化されている。MPEG2は、複数の画像、音声及
びデータ等の時分割多重を容易にするために、パケット
単位で伝送データを伝送するようになっている。1パケ
ットは同一種類のデータによって構成し、各パケットに
データの種類を示す識別信号を付加する。MPEG2規
格では、188バイト長のトランスポートパケット(T
Sパケット)を伝送単位とするトランスポートストリー
ム(TS)によって信号を伝送する。
【0005】入力端子1を介して入力されたディジタル
放送信号はチューナ部2に供給される。チューナ部2
は、全体制御部7からの制御信号によって制御されて、
受信信号から所望のチャンネルを選択して、誤り訂正部
3に出力する。選局チャンネルの信号は誤り訂正部3に
おいて誤り訂正され、誤り訂正部3からはトランスポー
トストリーム信号がTSデコード部4に出力される。
【0006】TSデコード部4は、全体制御部7によっ
てデマルチプレクス処理が制御されて、入力されたトラ
ンスポートストリームからユーザーが希望する番組の映
像信号及び音声信号を抽出する。TSデコード部4から
の映像信号は映像デコード部5に供給され、音声信号は
音声デコード部6に供給される。映像デコード部5及び
音声デコード部6によって、夫々映像信号及び音声信号
はデコードされて、図示しないモニタ装置に供給され
る。こうして、受信したディジタル放送のうち所望の番
組の視聴が可能となる。
【0007】TSデコード部4の出力はメモリ8を介し
て記録媒体9にも供給されている。記録媒体9は、全体
制御部7に制御されて、メモリ8の出力を記録する。
【0008】TSデコード部4は、番組の視聴時におい
て、常に、選択したTSパケットをメモリ8に出力し、
メモリ8に視聴中の番組のTSパケットを順次記録させ
ている。これにより、全体制御部7は、ユーザからの記
録開始要求の直後にメモリ8内のデータを記録媒体9に
出力することができ、ユーザーが指示したタイミングか
ら、頭切れなしに確実に番組を記録することができる。
【0009】このように、図6の装置では、記録要求の
発生時にメモリ8に格納されているデータを先頭から記
録媒体9に記録することができる。しかしながら、MP
EG2規格では、所定の複数枚の画面のデータによって
構成されるGOP毎にフレーム内符号化されたデータ
(Iピクチャ)を挿入するようになっており、デコード
時には、GOPの途中からは復号不能であり、GOP先
頭から復号化が可能である。従って、記録媒体9に記録
された映像データのうち、GOPの途中から次のGOP
の先頭までのデータは、再生に用いられず破棄されてし
まう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の記録装置においては、記録媒体には再生時に破棄
される無駄なデータも記録されてしまう。このため、再
生時には、再生に用いられないデータを破棄するため
に、再生要求から実際に映像信号が表示されて音声が出
力されるまでに時間を要するという問題点があった。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、再生時に破棄される無駄なデータの記録を
抑制し、再生時に映像及び音声が出力されるまでの時間
を短縮することができる記録装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
記録装置は、トランスポートストリームをデマルチプレ
クス処理してトランスポートストリームパケットを出力
するトランスポートストリームデコード手段と、前記ト
ランスポートストリームデコード手段の出力を記憶する
記憶手段と、記録開始要求が発生した場合には、前記記
憶手段に記憶されている前記トランスポートストリーム
パケットのうちGOPの先頭を含むパケットの直前に記
憶されたPCRを含むパケットから読出しを開始して所
定の記録媒体に記録する記録制御手段とを具備したもの
である。
【0013】本発明の請求項1において、トランスポー
トストリームデコード手段からのトランスポートストリ
ームパケットは記憶手段に記憶される。記録制御手段
は、記憶手段に記憶されたパケットのうちGOPの先頭
を含むパケットの直前に記憶されたPCRを含むパケッ
トから読出しを開始して所定の記録媒体に記録する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
記録装置の一実施の形態を示すブロック図である。図1
において図6と同一の構成要素には同一符号を付してあ
る。本実施の形態は全体制御部の制御が図6の従来例と
異なる。
【0015】入力端子1にはディジタル放送信号が入力
される。このディジタル放送信号は、MPEG2方式で
符号化されている。MPEG2は、上述したように、ト
ランスポートストリームによってデータを伝送する。ト
ランスポートストリームはマルチプログラムに対応して
おり、復号化時において、時分割で伝送される複数のプ
ログラムの中から所望のプログラムのパケットを選択す
ることができる。この選択のために、トランスポートパ
ケットは、情報を伝送するペイロード(Payload )の前
にリンクレベルヘッダ(Link Level Header )を付加し
て伝送される。トランスポートパケット188バイトの
うち4バイトがリンクレベルヘッダである。
【0016】リンクレベルヘッダは、先頭に同期バイト
(sync_byte )を配列し、以後、ビットエラーの有無を
示すエラーインジケータ(transport packed error ind
icator)、PESパケットの開始を示すユニット開始表
示(PES packet start indicator)、パケットの重要度
を示すトランスポートパケットプライオリティ(transp
ort priority)、パケットの識別情報であるPID(Pa
cket identification)、スクランブルの有無を示すス
クランブル制御(stransport scrambling control )、
ペイロードの有無等を示すアダプテーションフィールド
制御(adaptation field control)、同一PIDの連続
性を示す巡回カウンタ(continuity counter)を順次配
列して構成される。更に、トランスポートストリームに
は、ストリームの時間基準となるPCR(Program Cloc
k Reference)も挿入されている。これらの各パケット
は上述したPIDによって識別可能である。
【0017】入力端子1を介して入力されたディジタル
放送信号はチューナ部2に供給される。チューナ部2
は、全体制御部11からの制御信号によって制御されて、
受信信号から所望のチャンネルを選択して、誤り訂正部
3に出力する。誤り訂正部3は、選局チャンネルの信号
を誤り訂正処理し、誤り訂正後のトランスポートストリ
ーム信号をTSデコード部4に出力する。
【0018】TSデコード部4は、全体制御部11によっ
てデマルチプレクス処理が制御されて、入力されたトラ
ンスポートストリームからユーザーが希望する番組の映
像信号及び音声信号を抽出する。TSデコード部4は抽
出した映像信号を映像デコード部5に供給し、音声信号
は音声デコード部6に供給する。
【0019】映像デコード部5は入力された映像信号を
デコードして、図示しないモニタ装置に供給するための
映像信号を出力する。音声デコード部6は入力された音
声信号をデコードして、図示しないモニタ装置に供給す
るための音声信号を出力する。こうして、受信したディ
ジタル放送のうち所望の番組の視聴がモニタ装置におい
て可能となる。
【0020】また、TSデコード部4の出力はメモリ8
にも供給されるようになっている。メモリ8は、全体制
御部11に制御されて、TSデコード部4からのトランス
ポートストリームを順次記録する。また、メモリ8は、
全体制御部11に制御されて、記憶したストリームを記録
媒体9に出力するようになっている。記録媒体9は、全
体制御部11に記録処理が制御されて、メモリ8からのス
トリームを記録するようになっている。
【0021】本実施の形態においては、全体制御部11
は、メモリ8に対する書き込み及び読出しを制御して、
記録媒体9への記録時にGOP先頭近傍から記録を可能
にしている。
【0022】ところで、再生時においては、PCRを再
生してストリームの時間基準とする。従って、GOP先
頭がデコーダにおいて処理される前にPCRがデコーダ
に入力されるようにする必要がある。そこで、本実施の
形態においては、GOP先頭直前のPCRを含むパケッ
トから記録を行うようになっている。
【0023】即ち、全体制御部11は、図示しない記憶部
を有しており、TSデコード部4の出力のTSパケット
にPCRが含まれるか否かを検出し、検出したPCRに
ついて、メモリ8への転送先アドレス(記憶アドレス)
を記憶する。また、全体制御部11は、TSデコード部4
の出力からGOP先頭が含まれるパケットを検出する。
全体制御部11はGOP先頭が含まれるパケットを検出す
ると、このパケット直前のPCRパケットの転送先アド
レスを記憶部から読み出して管理ファイルに記録するよ
うになっている。なお、全体制御部11は、管理ファイル
についても記憶部に記憶させるようになっている。
【0024】そして、全体制御部11は、ユーザー等によ
って、記録開始要求が発生すると、管理ファイルを参照
して、GOPの先頭直前のPCRパケットから記録を開
始させるようになっている。
【0025】次に、このように構成された実施の形態の
動作について図2のフローチャート並びに図3及び図4
の説明図を参照して説明する。
【0026】入力端子1を介して入力された放送信号は
チューナ部2に供給され、ユーザーの選局操作に基づく
チャンネルの信号が選択されて誤り訂正部3に与えられ
る。全体制御部11はユーザー操作に基づく制御信号をチ
ューナ部2に与えて、チューナ部2の選局処理を制御し
ている。
【0027】選局された信号は誤り訂正部3に供給さ
れ、誤り訂正処理された後、TSデコード部4に与えら
れる。TSデコード部4は、デマルチプレクス処理によ
って、入力されたトランスポートストリームからユーザ
ーが視聴又は記録を希望する番組を抽出する。ユーザー
が放送中の番組の視聴を希望する場合には、TSデコー
ド部4の出力は、映像デコード部5及び音声デコード部
6に供給されてデコードされ、映像信号及び音声信号が
図示しないモニタに供給される。これにより、モニタに
よって、ユーザーが選択した番組の視聴が可能となる。
【0028】また、放送中の番組をユーザーが視聴して
いる場合においても、TSデコード部4は、TSストリ
ームをメモリ8に出力している。全体制御部11は、図2
のステップS1 において、パケットデータがメモリ8に
入力されたか否かを判定する。全体制御部11は、次のス
テップS2 において、メモリ8に供給されたTSパケッ
トにPCRが含まれるか否かを検出する。
【0029】全体制御部11は、メモリ8に入力されたパ
ケットにPCRが含まれていない場合には処理をステッ
プS4 に移行し、PCRが含まれている場合には、ステ
ップS3 において、検出したPCRパケットのメモリ8
における記憶アドレス(転送先のメモリアドレス)を記
憶部に保持した後処理をステップS4 に移行する。
【0030】ステップS4 において、全体制御部11は、
TSデコード部4からのTSパケットにGOPの先頭が
含まれるか否かを判定する。GOPの先頭が含まれてい
ない場合には、全体制御部11は、ステップS8 に処理を
移行して、TSデコード部4からのパケットデータをメ
モリ8に転送して記憶させる。
【0031】また、全体制御部11は、ステップS4 にお
いて、TSデコード部4からのTSパケットにGOPの
先頭が含まれていることを検出すると、ステップS5 か
ら処理をステップS6 又はステップS7 に移行して、記
憶部に記憶している最新のPCR転送先アドレスを読み
出して、管理ファイルに記録する。
【0032】図3は管理ファイルに記録されている転送
先アドレス(記憶アドレス)のメモリマップ上の位置
(ポインタ)を示し、図4は管理ファイルの一例を示し
ている。いま、管理ファイルにて示す転送先アドレスが
図3のポインタP0 ,P1 ,P2 ,P3 に示す位置に存
在するものとする。なお、図3中の*はポインタを示し
ている。
【0033】全体制御部11は、これらのポインタのアド
レスを管理ファイルとして保持している。図4は管理フ
ァイルを示している。全体制御部11は、メモリ8のスタ
ートポインタからエンドポインタに向けて記録を行い、
エンドポインタの次にはスタートポインタに戻って巡回
的に記録を続ける。
【0034】いま、図3中のポインタP2 におけるデー
タが時間的に最も古いデータであって、ポインタP2 ,
P3 ,P0 ,P1 の順に、TSデコード部4からのTS
パケットが記録されているものとする。なお、ポインタ
P2 ,P3 ,P0 ,P1 は、GOP先頭直前のPCRパ
ケットの記録開始位置を示している。また、ポインタW
P は最新の記録位置を示している。各ポインタのアドレ
スは図4の管理ファイルに記述されている。
【0035】図3のポインタP1 まで記録された状態に
おいて、TSデコード部4の出力パケットにPCRが含
まれ更にGOPの先頭が含まれるものとする。全体制御
部11は、ステップS4 においてパケット内にGOPの先
頭が含まれていることを検出すると、次のステップS5
において転送パケットの転送先アドレス(WP )が前回
の転送先アドレスよりも小さいか否かを判定する。
【0036】この場合には、ポインタWP は、メモリマ
ップ上の途中にあるので、ポインタWP の転送先アドレ
スは前回の転送先アドレスよりも大きい。従って、この
場合には、全体制御部11は、次のステップS7 におい
て、GOP先頭を含むパケットの記録開始アドレスを示
すポインタWP を管理ファイルの最後に記述する。次
に、全体制御部11は、ステップS8 において、GOP先
頭を含むパケットをメモリ8に転送して記憶させる。
【0037】以後、同様にして、全体制御部11は、TS
デコード部4からのTSパケットからPCRを含むパケ
ット及びGOP先頭を含むパケットを検出する。そし
て、全体制御部11は、GOP先頭直前のPCRパケット
の記録開始位置をポインタP0,P1 ,P2 ,…として
更新しながら記憶し、最新の記録位置をポインタWP と
して更新しながら記憶する。なお、記録がエンドポイン
タからスタートポインタに切換る場合、即ち、ポインタ
WP の転送先アドレスが前回の転送先アドレスよりも小
さい場合には、ステップS6 において、ポインタWP の
転送先アドレスは管理ファイルの先頭に記述される。
【0038】いま、ユーザーからの記録開始要求の指示
が発生した時点において、図3及び図4の状態、即ち、
最新のポインタWP の転送先アドレスが“0x12341023”
となっているものとする。全体制御部11は、ポインタW
P のメモリアドレス直前のPCRパケットの転送先アド
レス(ポインタP1 のメモリアドレス)を読み出し開始
アドレスに指定して、メモリ8からストリームを読み出
して、記録媒体9に記録させる。
【0039】こうして、記録媒体9には、ユーザーの記
録開始要求直後のGOP先頭を含むパケット直前のPC
RパケットからTSパケットが順次記録される。なお、
GOPの周期に比べて、PCRの周期は十分に短く、余
分に記録されるデータ量は僅かである。
【0040】再生時には、このPCRパケットから順次
読み出し行われ、デコーダのタイムベースが再生直後に
短時間で確立される。また、GOP先頭のパケット以前
に再生されるパケットのデータ量は極めて少なく、再生
指示から短時間で、映像データをデコードして表示させ
ることができる。
【0041】このように、本実施の形態においては、T
Sデコード部の出力パケットにGOP先頭及びPCRが
含まれるか否かを検出して、GOP先頭直前のPCRか
ら記録を行うようにしており、再生時に破棄される無駄
なデータのデータ量は極めて少なく、再生指示から実際
に再生が行われるまでの時間を短縮することができる。
また、GOP先頭直前のPCRパケットから記録を行っ
ているので、再生直後にタイムベースを確立して確実な
再生が可能である。
【0042】図5は本発明の他の実施の形態に採用され
る動作フローを示すフローチャートである。図5におい
て図2と同一の手順には同一符号を付して説明を省略す
る。本実施の形態におけるハードウェア構成は図1と同
様である。
【0043】本実施の形態は、GOP先頭から記録を行
うようにしたものである。例えば、GOP先頭を含むパ
ケット内にPCRが存在することもある。この場合に
は、GOPの先頭を含むパケットから記録を開始すれば
よい。また、再生時に、先ずGOPがデコーダに供給さ
れる場合でも、デコーダ内のバッファによって、GOP
のデコード前にPCRによるタイムベースの確立が可能
となることも考えられる。
【0044】図5はこれらの点を考慮して、GOPの先
頭から記録を行うようにしたものである。即ち、図5の
動作フローにおいて、図2におけるステップS2 の処理
を省略し、ステップS3 の処理をステップS4 ,S5 の
処理の間に挿入した点が図1の実施の形態と異なる。
【0045】このように構成された実施の形態において
は、全体制御部11(図1参照)は、TSデコード部4か
らのパケット内にPCRが含まれるか否かは検出せず、
図5のステップS4 において、パケット内にGOP先頭
が含まれるか否かを検出する。GOP先頭が含まれる場
合には、このGOP先頭を含むパケットを転送するメモ
リ8の転送先のメモリアドレスを保持する。
【0046】次に、全体制御部11は、ステップS5 〜S
7 において、GOP先頭の転送先アドレスを管理ファイ
ルに記述する。他の作用は図1の実施の形態と同様であ
る。
【0047】本実施の形態においては、記録媒体9に
は、GOP先頭からTSストリームの記録が行われる。
再生時には、記録されたGOPの先頭から読み出しが行
われる。上述したように、この場合でも、読み出された
GOP先頭のパケットから順次デコードが可能である。
【0048】このように、本実施の形態においては、図
1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、図1の
実施の形態よりも一層記録に必要な容量を低減させ、再
生指示から実際に表示が行われるまでの時間を短縮する
ことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、再
生時に破棄される無駄なデータの記録を抑制し、再生時
に映像及び音声が出力されるまでの時間を短縮すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態を示すブ
ロック図。
【図2】実施の形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【図3】実施の形態を説明するための説明図。
【図4】実施の形態を説明するための説明図。
【図5】本発明の他の実施の形態に採用される動作フロ
ーを示すフローチャート。
【図6】従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
4…TSデコード部、8…メモリ、9…記録媒体、11…
全体制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 雅弘 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 5C052 AA01 CC01 CC06 CC11 CC12 DD10 5C053 FA30 GB05 GB06 GB37 HA40 KA01 KA04 KA24 LA07 5D044 AB05 AB07 DE03 DE12 DE14 EF05 GK04 GK12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスポートストリームをデマルチプ
    レクス処理してトランスポートストリームパケットを出
    力するトランスポートストリームデコード手段と、 前記トランスポートストリームデコード手段の出力を記
    憶する記憶手段と、 記録開始要求が発生した場合には、前記記憶手段に記憶
    されている前記トランスポートストリームパケットのう
    ちGOPの先頭を含むパケットの直前に記憶されたPC
    Rを含むパケットから所定の記録媒体に記録を開始する
    記録制御手段とを具備したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録制御手段は、前記トランスポー
    トストリームデコード手段の出力のうちPCRを含むパ
    ケットを前記記憶手段に転送するときの転送先アドレス
    を保持する第1の保持手段と、 前記トランスポートストリームデコード手段の出力のう
    ちGOPの先頭を含むパケットを前記記憶手段に転送す
    るときの転送先アドレスを保持する第2の保持手段と、 前記第1及び第2の保持手段が保持した転送先アドレス
    に基づいて、前記記憶手段からの読出しを制御するため
    の管理ファイルを作成する管理ファイル作成手段とを具
    備したことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 トランスポートストリームをデマルチプ
    レクス処理してトランスポートストリームパケットを出
    力するトランスポートストリームデコード手段と、 前記トランスポートストリームデコード手段の出力を記
    憶する記憶手段と、 記録開始要求が発生した場合には、前記記憶手段に記憶
    されている前記トランスポートストリームパケットのう
    ちGOPの先頭を含むパケットから所定の記録媒体に記
    録を開始する記録制御手段とを具備したことを特徴とす
    る記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録制御手段は、前記トランスポー
    トストリームデコード手段の出力のうちGOPの先頭を
    含むパケットを前記記憶手段に転送するときの転送先ア
    ドレスを保持する保持手段と、 前記保持手段が保持した転送先アドレスに基づいて、前
    記記憶手段からの読出しを制御するための管理ファイル
    を作成する管理ファイル作成手段とを具備したことを特
    徴とする請求項3に記載の記録装置。
JP2000131082A 2000-04-28 2000-04-28 記録装置 Expired - Lifetime JP3862933B2 (ja)

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