JP2001313671A - ネットワーク通話システム - Google Patents

ネットワーク通話システム

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JP2001313671A
JP2001313671A JP2000129968A JP2000129968A JP2001313671A JP 2001313671 A JP2001313671 A JP 2001313671A JP 2000129968 A JP2000129968 A JP 2000129968A JP 2000129968 A JP2000129968 A JP 2000129968A JP 2001313671 A JP2001313671 A JP 2001313671A
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洪 程
Takaaki Kato
孝明 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ある程度安定した通話品質で利用者がIPア
ドレスを意識することなく容易にネットワーク通話を行
うことができるようにする。 【解決手段】 インターネット6上に管理サーバ4を設
け、この管理サーバ4で各利用者が用いる通信端末1
A,1BのIPアドレスを含む利用者情報を利用者ID
ごとに一元的に管理し、利用者が通信端末1Aを用いて
相手先とのネットワーク通話を行う場合は、その相手先
IDに対応するIPアドレスを管理サーバ4から取得
し、そのIPアドレスに基づき相手先の通信端末1Bと
接続してネットワーク通話を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク通話
システムに関し、特にインターネットやイントラネット
などインターネットプロトコルを用いるネットワークに
接続された通信端末間での音声通話を形成するネットワ
ーク通話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネットなどイ
ンターネットプロトコルを用いるネットワークを介した
音声通話いわゆるネットワーク通話を行うシステムとし
て、サービス提供者の中継サーバを介して2つの通信端
末間を接続するシステムが運用されている。これによれ
ば、各利用者がネットワーク上に配置された中継サーバ
へ通信端末を接続しておく必要がある。そして、利用者
からの要求に応じてその中継サーバ内で2つの通信端末
を接続することにより、マイクから入力された音声信号
を符号化してIPパケットで送信し、受信したIPパケ
ットを復号化してスピーカから出力することによりネッ
トワーク通話が実現されている。
【0003】しかしながら、通話品質が中継サーバのス
ペックに依存するため通話品質が保証されておらず、中
継サーバの処理負担というネットワークの負荷以外の要
因で通話品質が低下するという問題点がある。この問題
を解決する方法として、ネットワークに接続された通信
端末のIPアドレスを用いて、2つの通信端末間をネッ
トワークを介して直接接続するシステムが検討されてい
る。このようなシステムによれば、中継サーバのスペッ
クや通話トラフィックに関係なくある程度安定した通話
品質が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような2つの通信
端末間をネットワークを介して直接接続するネットワー
ク通話システムでは、接続時に相手先のIPアドレスを
調べて設定入力するなど、利用者がIPアドレスを直接
扱う必要があり、一般の利用者が負担なくIPアドレス
を意識することなく容易にネットワーク通話を行えない
という問題点があった。本発明はこのような課題を解決
するためのものであり、ある程度安定した通話品質で利
用者がIPアドレスを意識することなく容易にネットワ
ーク通話を行うことができるネットワーク通話システム
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかるネットワーク通話システム
は、ネットワークに接続された各通信端末間での音声通
話を形成するネットワーク通話システムであって、ネッ
トワークに接続され各通信端末のIPアドレスを含む利
用者情報を管理する管理サーバを備え、任意の通信端末
は、相手先に対応するIPアドレスを管理サーバから取
得し、そのIPアドレスに基づき相手先の通信端末とネ
ットワークを介して接続し音声通話を形成するようにし
たものである。
【0006】具体的な構成としては、通信端末に通話処
理手段を設けて、相手先の利用者IDに対応するIPア
ドレスを管理サーバに取得要求し、得られたIPアドレ
スを用いて相手先の通信端末とネットワークを介して接
続して音声通話を形成し、管理サーバにIP通知手段を
設けて、通信端末からのIPアドレスの取得要求に応じ
て、指定された相手先に対応して登録されているIPア
ドレスを通知するようにしてもよい。
【0007】管理サーバでのIPアドレスの管理につい
ては、通信端末に所在設定手段を設けて、ネットワーク
接続時に付与されたIPアドレスとこの通信端末を用い
る利用者の利用者IDとの対応関係を示す所在登録を管
理サーバに要求し、管理サーバに所在登録手段を設け
て、通信端末からの所在登録の要求に応じて、利用者I
DにIPアドレスを対応付けて登録するようにしてもよ
い。また、通信端末に不在設定手段を設けて、ネットワ
ーク接続時に付与されたIPアドレスとこの通信端末を
用いる利用者の利用者IDとの対応関係を解消する不在
登録を管理サーバに要求し、管理サーバに不在登録手段
を設けて、通信端末からの不在登録の要求に応じて、利
用者IDに対応するIPアドレスを消去するようにして
もよい。
【0008】伝言サーバを設けて音声による伝言メッセ
ージをやり取りするようにしてもよい。この場合は、伝
言サーバにおいて、任意の通信端末からの伝言登録の要
求に応じて、指定された相手先の利用者IDに対応して
音声による伝言メッセージを登録し、任意の通信端末か
らの伝言取得の要求に応じて指定された利用者IDに対
応する伝言メッセージを読み出して転送するものとし、
通信端末の通話処理手段で、伝言サーバへ伝言登録の要
求を行うことにより相手先宛の伝言メッセージを伝言サ
ーバに登録し、伝言サーバへ伝言取得の要求を行うこと
によりその利用者宛の伝言メッセージを伝言サーバから
取得すればよい。また、通信端末からのIPアドレスの
取得要求について、管理サーバのIP通知手段で、相手
先の利用者情報に基づきその相手先のIPアドレスの通
知可否を判断するようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかるネットワーク通話システムを示す概略構成図
である。ネットワーク通話システムは、利用者がインタ
ーネット6を介して通話を行うために用いられるパーソ
ナルコンピュータなどの通信端末1A,1Bと、各利用
者ごとに予め付与されている利用者IDごとにIPアド
レスなどの利用者情報を管理する管理サーバ4とから構
成されている。なお、以下では、インターネットを例と
して説明するが、インターネットに限定されるものでは
なく、イントラネットやエクストラネットなどインター
ネットプロトコルを用いたネットワークであれば、同様
にして本発明を適用できる。
【0010】この他、インターネット6には、相手先と
のネットワーク通話が形成できない際、例えば相手先の
通信端末がインターネットに接続されていない場合、あ
るいは相手先がネットワーク通話に応答できない場合
に、音声で伝言内容を登録しておくための伝言サーバ5
が接続されている。また、電話端末81やファクシミリ
端末82が接続されている一般的な公衆電話網8とイン
ターネット6とを中継接続するためのゲートウェイ7が
設けられている。
【0011】通信端末1A,1Bには、通信処理部1
1、操作部12、表示部13、音声通話部14および端
末制御部15が設けられている。図3に通信端末および
端末アダプタの機能ブロック図を示す。通信処理部11
は、インターネット6と接続し端末制御部15からの各
種要求メッセージを送信するとともに各種通知メッセー
ジを受信して端末制御部15へ渡す。操作部12は利用
者の指示を受け付ける。表示部13は通知メッセージに
より通知された内容を表示する。音声通話部14は通話
時にマイクやスピーカ(図示せず)により入出力される
音声信号と端末制御部15でやり取りする音声データと
を符号化/復号化処理により相互に変換する。端末制御
部15は、操作部12からの指示に応じた要求メッセー
ジを通信処理部11に渡すとともに、通信処理部11か
らの通知メッセージに応じて表示部13や音声通話部1
4を制御する。
【0012】端末制御部15には、所在設定部16、不
在設定部17および通話処理部18とが設けられてい
る。所在設定部16は、利用者の指示に応じてその利用
者IDと通信端末1AのIPアドレスとの対応関係を管
理サーバ4へ登録するための所在登録要求メッセージを
生成して通信処理部11へ渡す。不在設定部17は、利
用者の指示に応じてその利用者IDが不在となることを
管理サーバ4へ登録するための不在登録要求メッセージ
を生成して通信処理部11へ渡す。通話処理部18は、
利用者の指示に応じて相手先IPアドレスを管理サーバ
4から取得するためのIP取得要求メッセージを生成し
て通信処理部11へ渡す。また通信処理部11を介して
得られた管理サーバ4からの確認通知メッセージで通知
された相手先IPアドレスを用いて、相手先との通話開
始を要求する通話要求メッセージを生成して通信処理部
11へ渡し、相手先での応答に応じてネットワーク通話
を開始する。
【0013】端末アダプタ2Aには、端末I/F部22
および通信制御部21が設けられている。端末I/F部
22は、電話端末31,32やファクシミリ端末33な
ど公衆電話網に接続される端末を収容し、端末制御部1
5との間でやり取りする制御情報を相互に変換する。ま
た、通話時に電話端末31,32やファクシミリ端末3
3で入出力される音声信号と端末制御部15でやり取り
する音声データとを符号化/復号化処理により相互に変
換する。通信制御部21は、通信端末1Aの端末制御部
15と端末I/F部22の間の通信制御を行う。
【0014】端末アダプタ2Aは、音声通話部14さら
には操作部12や表示部13の代わりをする装置とし
て、1つ以上の電話端末やファクシミリ端末を端末制御
部15に接続するために用いられる。例えば、音声通話
部14の機能は、電話端末やファクシミリ端末が一般的
に備えている通話回路やハンドセットなどにより実現さ
れる。また、操作部12はフックスイッチやダイヤルキ
ーなどにより実現され、表示部13はLEDや液晶表示
部あるいは呼び出し音送出回路などにより実現される。
これにより、パーソナルコンピュータなどからなる通信
端末に不馴れな利用者でも容易にネットワーク通話を利
用できる。なお、端末アダプタ2Aおよび電話端末3
1,32やファクシミリ端末33と、音声通話部14と
は、並列的に必要とされる構成要素ではなく、少なくと
もいずれか一方が設けられていればよい。
【0015】通信制御部21は、各電話端末やファクシ
ミリ端末ごとに利用者IDを管理している。ここでは、
端末制御部15からの制御情報や音声データの宛先であ
る利用者IDに基づき、対応する電話端末やファクシミ
リ端末へ振り分けるように端末I/F部22へ指示し、
端末I/F部22から制御情報や音声データを、その各
電話端末やファクシミリ端末に対応する利用者IDと関
連づけて端末制御部15へ渡す。これにより、端末アダ
プタ2Aにおいて、複数の電話端末やファクシミリ端末
で同一の通信端末すなわち1つのIPアドレスを共用す
る機能が提供される。なお、図3では通信端末1Aおよ
び端末アダプタ2Aを例として説明したが、通信端末1
Bおよび端末アダプタ2Bについても同様の構成をなし
ており、電話端末34およびファクシミリ端末35が接
続されている。
【0016】管理サーバ4には、通信処理部41、情報
管理部42および管理制御部43が設けられている。図
2に管理サーバの機能ブロック図を示す。通信処理部4
1は、インターネット6と接続し各種要求メッセージを
受信して管理制御部43へ渡すとともに、管理制御部4
3からの各種通知メッセージを送信する。情報管理部4
2は、各利用者の利用者IDごとにIPアドレスや使用
状況などの利用者情報を管理する。管理制御部43は、
通信処理部41で受信された要求メッセージに応じて情
報管理部42を制御するとともに、必要に応じて情報管
理部42から得た利用者情報を通知メッセージに格納し
て通信処理部41へ渡す。
【0017】管理制御部43には、在所登録部44、不
在登録部45およびIP通知部46とが設けられてい
る。在所登録部44は、通信端末1A,1Bからの在所
登録要求メッセージに応じて利用者がどのIPアドレス
を有する通信端末を用いているかを情報管理部42へ登
録指示する。不在登録部45は、通信端末1A,1Bか
らの不在登録要求メッセージに応じて利用者が不在とな
ることを情報管理部42へ登録指示する。IP通知部4
6は、通信端末1A,1BからのIP取得要求メッセー
ジに応じて指定された相手先のIPアドレスを情報管理
部42から取得し確認通知メッセージに格納して通信処
理部41へ渡す。
【0018】情報管理部42では、図5に示すような利
用者情報を管理している。図5に利用者情報の構成例を
示す。ここでは、各利用者ごとに予め付与されている
「利用者ID」に対応して、その利用者が現在利用して
いる通信端末を示す「IPアドレス」、他の利用者への
IPアドレスの公開/制限を示す「公開可否」、利用者
が属するグループ名を示す「グループ」、その利用者が
通話可能な状態すなわちスタンバイ状態か否かを示す
「使用状態」、その利用者が通話接続する相手先を制限
するためのリスト名を示す「相手先リスト」、その利用
者に対する伝言有無を示す「伝言有無」などの各種情報
が管理されている。
【0019】公開可否として「公開」が設定されている
場合は、任意の利用者からの要求に応じて無条件にその
利用者のIPアドレスが通知され、「制限」が設定され
ている場合は、「グループ」および「相手先リスト」の
公開制限内容に基づき公開可否が決定される。グループ
は所定のメンバー内でのみIPアドレスを公開する場合
に設定され、そのグループ以外の利用者には公開されな
い。相手先リストは、接続許可IDリストと接続拒否I
Dリストからなる。図6は相手先リストの構成例を示す
説明図である。図6(a)に示した接続許可IDリスト
には、その利用者との通話接続を許可する相手先を示す
利用者IDが列挙されており、グループに含まれない通
話許可相手などを個別に設定できる。図6(b)に示し
た接続拒否IDリストには、その利用者との通話接続を
拒否する相手先を示す利用者IDが列挙されており、い
たずら電話など通話接続を拒否したい相手先を個別に登
録できる。
【0020】伝言サーバ5には、通信処理部51、伝言
管理部52および伝言制御部53とが設けられている。
図4に伝言サーバの機能ブロック図を示す。通信処理部
51は、インターネット6と接続し各種要求メッセージ
や音声データを受信して伝言制御部53へ渡すととも
に、伝言制御部53からの音声データを送信する。伝言
管理部52は、各利用者の利用者IDごとに音声データ
による伝言情報を蓄積して管理する。伝言制御部53
は、通信処理部51で受信された要求メッセージに応じ
て伝言管理部52を制御し音声データをやり取りすると
ともに、必要に応じて伝言管理部52から音声データを
取り出し通信処理部51へ渡す。
【0021】伝言制御部53には、伝言蓄積部54と伝
言転送部55とが設けられている。伝言蓄積部54は、
通信端末1A,1Bからの伝言登録要求メッセージに応
じて後続する音声データを指定された利用者IDへの伝
言情報として蓄積するよう伝言管理部52へ指示する。
伝言転送部55は、通信端末1A,1Bからの伝言取得
要求メッセージに応じて指定された利用者IDの伝言情
報すなわち音声データを伝言管理部52から取り出して
通信処理部51へ渡す。
【0022】このように、インターネット6上に管理サ
ーバ4を設けて、各利用者が用いる通信端末1A,1B
のIPアドレスを含む利用者情報を利用者IDごとに一
元的に管理し、利用者が通信端末1Aを用いて相手先と
のネットワーク通話を行う場合は、その相手先IDに対
応する通信端末1BのIPアドレスを管理サーバ4から
取得し、そのIPアドレスに基づき相手先の通信端末1
Bと接続してネットワーク通話を行うようにしたもので
ある。
【0023】したがって、従来のように相手先のIPア
ドレスを利用者が設定入力する必要がなくなり、相手先
のIPアドレスを意識することなく、インターネットに
不馴れな一般的な利用者でも容易にネットワーク通話を
行うことができる。さらに、中継サーバを介さず通話当
事者の通信端末が直接接続されるため、中継サーバの負
荷に影響されずある程度安定した通話品質でネットワー
ク通話を行うことができる。なお、相手先の利用する通
信端末が例えばインターネットへの接続ごとにDHCP
サーバからIPアドレスが付与される端末であっても、
容易にネットワーク通話を行うことができる。
【0024】次に、図7および図8を参照して、本実施
の形態の動作のうち所在登録動作および不在登録動作に
ついて説明する。図7は通信端末における所在登録処理
および不在登録処理を示すフローチャート、図8は所在
登録動作および部材登録動作を示すシーケンス図であ
る。以下では、通信端末1Aで所在登録処理および不在
登録処理を行う場合について説明する。利用者は、他の
利用者からの呼び出しを受けるため、現在の所在すなわ
ち使用する通信端末のIPアドレスを管理サーバ4へ登
録する必要がある。利用者による所在登録要求操作や通
信端末1Aの起動に応じて図7(a)に示す所在登録処
理が開始される。
【0025】まず、利用者に関する利用者情報を設定す
る(ステップ100)。ここでは、利用者が操作部12
から利用者情報を入力してもよく、予め入力してファイ
ルに保存しておいたものを読み込んで用いてもよい。利
用者情報には、その利用者の利用者IDと、通信端末1
Aがインターネット6へ接続した際に付与されたIPア
ドレスとが含まれる。この他、管理サーバで管理される
「公開可否」、「グループ」あるいは「相手先リスト」
の内容などを一緒に更新設定するため入力してもよい。
所在設定部16は、入力されたこれら利用者情報を用い
て管理サーバ4宛の所在登録要求メッセージ200を生
成し通信処理部11へ渡す。これに応じて通信処理部1
1では、その管理サーバ4宛の所在登録要求メッセージ
200をインターネット6へ送信する(ステップ10
1)。
【0026】この所在登録要求メッセージ200は、イ
ンターネット6を介して管理サーバ4の通信処理部41
で受信され、所在登録部44へ渡される。所在登録部4
4では、その所在登録要求メッセージ200に格納され
ている利用者情報に基づき、その利用者IDに関する利
用者情報を更新設定するよう情報管理部42へ指示す
る。情報管理部42では、これに応じてその利用者ID
に関する利用者情報を更新設定する。これにより、利用
者の所在すなわち利用する通信端末を示すIPアドレス
として通信端末1Aのものが設定される。所在登録部4
4では、この利用者情報の更新設定完了に応じて、その
利用者への伝言有無を情報管理部42から取得し、これ
を含む通信端末1Aの利用者宛の確認通知メッセージ2
01を生成して通信処理部41へ渡す。通信処理部41
では、その確認通知メッセージ201をインターネット
6へ送信する。
【0027】この確認通知メッセージ201は、インタ
ーネット6を介して通信端末1Aの通信処理部11で受
信され、所在設定部16へ渡される(ステップ10
2)。所在設定部16では、この確認通知メッセージ2
01に基づき利用者宛の伝言有無を確認する(ステップ
103)。ここで、伝言が登録されていない場合には
(ステップ103:NO)、その利用者の管理状態をス
タンバイ状態として呼び出しの待ち受けを開始し(ステ
ップ104)、一連の処理を終了する。また、伝言が登
録されている場合には(ステップ103:YES)、利
用者IDを含んだ伝言サーバ宛の伝言取得要求メッセー
ジ203を生成し、通信処理部11へ渡す。通信処理部
11では、その伝言取得要求メッセージ203をインタ
ーネット6へ送信する(ステップ105)。
【0028】この伝言取得要求メッセージ203は、イ
ンターネット6を介して伝言サーバ5の通信処理部51
で受信され、伝言転送部55へ渡される。伝言転送部5
5では、この伝言取得要求メッセージ203に応じて、
指定された利用者IDに対応して伝言管理部52で管理
されている伝言情報すなわち音声データを取得する。そ
して、その伝言取得要求メッセージ203の送信元、す
なわち通信端末1Aの利用者宛の伝言メッセージ204
として通信処理部51へ渡す。通信処理部51では、そ
の伝言メッセージ204をインターネット6へ送信す
る。
【0029】この伝言メッセージ204は、インターネ
ット6を介して通信端末1Aの通信処理部11で受信さ
れ、所在設定部16へ渡される。所在設定部16では、
この伝言メッセージ204を再生するよう音声通話部1
4へ指示する(ステップ106)。音声通話部14では
その伝言メッセージ204すなわち音声データを音声信
号へ復号化しスピーカ(図示せず)から出力する。これ
により利用者は伝言メッセージの内容を音声により確認
する。その後、所在設定部16は、ステップ104へ移
行して、その利用者の管理状態をスタンバイ状態として
呼び出しの待ち受けを開始し、一連の処理を終了する。
【0030】利用者は、所在登録処理により登録した通
信端末から離れた場所へ移動する場合、不在状態となる
ことを管理サーバ4へ登録する必要がある。利用者によ
る不在登録要求操作に応じて図7(b)に示す不在登録
処理が開始される。不在設定部17は、その利用者ID
を含んだ管理サーバ4宛の不在登録要求メッセージ20
5を生成し通信処理部11へ渡す。これに応じて通信処
理部11では、その管理サーバ4宛の不在登録要求メッ
セージ205をインターネット6へ送信する(ステップ
110)。
【0031】この不在登録要求メッセージ205は、イ
ンターネット6を介して管理サーバ4の通信処理部41
で受信され、不在登録部45へ渡される。不在登録部4
5では、その不在登録要求メッセージ205に基づき、
その利用者IDに関するIPアドレスを未設続とするよ
う情報管理部42へ指示する。そして、その利用者宛の
確認通知メッセージ206を生成して、通信処理部41
へ渡す。通信処理部41では、その確認通知メッセージ
206をインターネット6へ送信する。この確認通知メ
ッセージ206は、インターネット6を介して通信端末
1Aの通信処理部11で受信され、不在設定部17へ渡
される(ステップ111)。これに応じて不在設定部1
7では一連の処理を終了する。
【0032】このように、通信端末1A,1Bから管理
サーバ4へ、インターネット接続時にその通信端末へ付
与されたインターネット6上で固有のIPアドレスとそ
の通信端末を用いる利用者の利用者IDとの対応関係を
示す所在登録を要求し、あるいはインターネット接続時
に付与されたIPアドレスとその通信端末を用いる利用
者の利用者IDとの対応関係を解消する不在登録を要求
して、管理サーバ4のIPアドレスを更新するようにし
たので、利用者の移動や通信端末のインターネット再接
続にこれら所在登録や不在登録を行うことにより、管理
サーバ4で各利用者に対応する最新のIPアドレスを容
易に管理することができる。
【0033】以上で説明した所在登録動作および不在登
録動作では、利用者が通信端末1Aの操作部12を操作
して行う場合を例として説明したが、端末アダプタ2A
に接続されている電話端末31,32やファクシミリ端
末33を操作して行うようにしてもよい。例えば、電話
端末31でオフフック操作後、所定の特番ダイヤル操作
を利用者に行わせ、これを通信制御部21が端末I/F
部22を介して検出し、その電話端末31に対応する利
用者IDからの所在設定要求や不在設定要求として所在
設定部16や不在設定部17へ通知するようにしてもよ
い。
【0034】また、伝言メッセージを通信制御部21へ
渡し、その利用者IDに対応する電話端末やファクシミ
リ端末へ出力するようにしてもよい。これにより、通信
端末に不馴れな利用者でも容易に所在設定や不在設定、
さらには伝言確認を行うことができる。なお、電話端末
を用いて音声通話を行う場合を例に説明したが、ファク
シミリ端末など電話機インターフェースに基づき通信す
るものであれば、電話端末と同様にして本発明を適用で
きる。
【0035】次に、図9〜12を参照して、本実施の形
態の動作のうち通話接続動作について説明する。図9は
発信側の通信端末における通話接続処理を示すフローチ
ャート、図10は管理サーバにおけるIP通知処理を示
すフローチャート、図11は着信側の通信端末における
通話接続処理を示すフローチャート、図12は通話接続
動作を示すシーケンス図である。以下では、通信端末1
Aの利用者から通信端末1Bの利用者へ発信する場合の
通話接続動作を例として説明する。
【0036】まず、利用者は、通話端末1Aの操作部1
2から相手先を指定する相手先IDを入力する。通話処
理部18は、この相手先IDを取り込み(ステップ12
0)、その相手先IDに対応するIPアドレスを取得す
るため、利用者IDと相手先IDとを含んだ管理サーバ
4宛のIP取得要求メッセージ210を生成し通信処理
部11へ渡す。通信処理部11では、この管理サーバ4
宛のIP取得要求メッセージ210をインターネット6
へ送信する(ステップ110)。
【0037】このIP取得要求メッセージ210は、イ
ンターネット6を介して管理サーバ4の通信処理部41
で受信され、IP通知部46へ渡される。IP通知部4
6では、これに応じて図10のIP通知処理を開始す
る。まず、受信したIP取得要求メッセージ210に含
まれる相手先IDがインターネット用か公衆通話網用
(すなわち一般的な電話番号)かをそのID構成などに
より確認する(ステップ140)。ここで、その相手先
IDが公衆通話網用であった場合は(ステップ140:
NO)、ゲートウェイ7のIPアドレスを含む確認通知
メッセージ211を生成し、通信処理部41およびイン
ターネット6を介して通信端末1Aへ返送し(ステップ
148)、一連の処理を終了する。
【0038】一方、相手先IDがインターネット用の場
合には(ステップ140:YES)、発信側の利用者I
Dおよび相手先IDに対応する利用者情報を情報管理部
42から取得する(ステップ141)。そして、その相
手先IDが公開されているかどうか判断し(ステップ1
42)、相手先IDが公開されている場合は(ステップ
142:YES)、その利用者情報から相手先がスタン
バイ状態にあり通話可能であることが確認された場合に
のみ(ステップ143:YES)、その相手先のIPア
ドレスを含んだ通信端末1A宛の確認通知メッセージ2
11を生成し、通信処理部41およびインターネット6
を介して通信端末1Aへ送信し(ステップ144)、一
連の処理を終了する。
【0039】また、相手先がスタンバイ状態になかった
場合は(ステップ143:NO)、相手先のIPアドレ
スを含まない通信端末1A宛の確認通知メッセージ21
1を生成し、通信処理部41およびインターネット6を
介して通信端末1Aへ送信し(ステップ148)、一連
の処理を終了する。ステップ142において、相手先I
Dが公開されていない場合は(ステップ142:N
O)、発信側利用者が相手先と同一グループに属するか
どうか判断し(ステップ145)、同一グループに属す
る場合は(ステップ145:YES)、通話許可されて
いると判断してステップ143へ移行する。
【0040】同一グループに属さない場合は(ステップ
145:NO)、相手先の利用者リストを参照して、発
信側利用者が相手先の通話許可IDリストに含まれてい
るかどうか確認する(ステップ146)。ここで、通話
許可IDリストに含まれている場合は(ステップ14
6:YES)、通話許可されていると判断してステップ
143へ移行する。一方、通話許可IDリストに含まれ
ていない場合は(ステップ146:NO)、発信側利用
者が相手先の通話拒否IDリストに含まれているかどう
か確認する(ステップ147)。そして、通話拒否ID
リストに含まれていない場合は(ステップ147:N
O)、通話許可されていると判断してステップ143へ
移行する。通話拒否IDリストに含まれている場合は
(ステップ147:YES)、ステップ148へ移行す
る。
【0041】このように、管理サーバ4において、相手
先の利用者情報に基づいて、あるいは発信側利用者(I
P取得要求元の利用者)の利用者情報も用いて、その相
手先のIPアドレスの通知可否を判断するようにしたの
で、各利用者が各自で発信側相手先へのIPアドレスの
通知可否を設定することができ、いたずら電話を抑制で
きるとともに、着信側となる利用者の意図や都合に応じ
た通話接続管理を実現することができる。なお、前述し
た図5では、公開可否、グループ、相手先リストにより
IPアドレスの通知可否を判断する場合について説明し
たがこれに限定されるものではない。例えば、1日のう
ちの接続可能時間帯、あるいは利用者の数日分のスケジ
ュールなど、他の条件を用いてIPアドレスの通知可否
を判断するようにしてもよい。
【0042】管理サーバ4から返送された確認通知メッ
セージ211は、インターネット6を介して通信端末1
Aの通信処理部11で受信され、通話処理部18へ渡さ
れる。通話処理部18では、この確認通知メッセージ2
11を受け取り(ステップ122)、相手先IPアドレ
スが含まれているかどうか判断する(ステップ12
3)。ここで、相手先IPアドレスが含まれている場合
は(ステップ123:YES)、発信側利用者IDを含
んだ通話要求メッセージ212を生成し、通信処理部1
1およびインターネット6を介して相手先IPアドレス
の通信端末1Bへ送信する(ステップ124)。
【0043】この通話要求メッセージ212は、インタ
ーネット6を介して通信端末1Bの通信処理部11で受
信され、通話処理部18へ渡される。通話処理部18で
は、これに応じて図11に示す通話接続処理を開始す
る。まず、音声通話部14を制御してスピーカ(図示せ
ず)から着信音を出力させるとともに、表示部13に着
信が検出されたことを表示する(ステップ150)。ま
た、必要に応じて通話要求メッセージ212に含まれる
発信側利用者IDやそれに対応する発信者情報を表示部
13で表示する(ステップ151)。これにより呼び出
し状態となる。
【0044】呼び出し状態において、着信側利用者によ
り操作部12から応答操作が入力された場合は(ステッ
プ152:YES)、応答メッセージ213を生成して
通信処理部11およびインターネット6を介して発信側
の通信端末1Aへ返送し(ステップ153)、音声通話
部14を制御して通信端末1Aの利用者とのネットワー
ク通話214を開始する(ステップ154)。その後、
着信側利用者により操作部12から終話操作が入力され
た場合、あるいは発信側から終話された場合は(ステッ
プ155:YES)、通信端末1Aとのネットワーク通
話(通信)を終了処理して(ステップ156)、一連の
処理を終了する。
【0045】以上で説明した通話接続動作では、利用者
が通信端末1Aの操作部12を操作して行う場合を例と
して説明したが、前述した所在登録動作および不在登録
動作と同様に、端末アダプタ2Aに接続されている電話
端末31,32やファクシミリ端末33を操作して行う
ようにしてもよい。また、音声通話についても音声通話
部14を利用せず、通話や伝言メッセージの音声データ
を、通信制御部21を介してその利用者IDに対応する
電話端末やファクシミリ端末とやり取りするようにして
もよい。これにより、通信端末に不馴れな利用者でも容
易にネットワーク通話を行うことができる。
【0046】また、同一IPアドレスを用いて複数のア
プリケーションが異なる通信端末と通信するのと同様に
して、利用者IDで管理されている複数の電話端末やフ
ァクシミリ端末を同一IPアドレスで利用でき、複数の
利用者が1つの通信端末を共用できる。なお、電話端末
を用いて音声通話を行う場合を例に説明したが、ファク
シミリ端末など電話機インターフェースに基づき通信す
るものであれば、電話端末と同様にして本発明を適用で
きる。
【0047】呼び出し状態において、着信側利用者が通
話できる状態になく、操作部12から伝言要求操作が入
力された場合は(ステップ157:YES)、伝言要求
メッセージ220を生成し通信処理部11およびインタ
ーネット6を介して発信側の通信端末1Aへ返送し(ス
テップ158)、一連の処理を終了する。さらに、呼び
出し状態において、着信側利用者により操作部12から
応答拒否操作が入力された場合は(ステップ159:Y
ES)、応答拒否メッセージ230を生成して通信処理
部11およびインターネット6を介して発信側の通信端
末1Aへ返送する(ステップ160)。
【0048】また、呼び出し状態において、着信側利用
者により操作部12から応答拒否登録操作が入力された
場合は(ステップ161:YES)、発信側利用者ID
と着信側利用者IDを含む接続拒否登録要求メッセージ
221を生成し、通信処理部11およびインターネット
6を介して管理サーバ4へ送信し(ステップ162)、
一連の処理を終了する。
【0049】応答メッセージ213は、インターネット
6を介して通信端末1Aの通信処理部11で受信され、
通話処理部18へ渡される。通話処理部18では、この
応答メッセージ213の受信に応じて(図9のステップ
125:YES)、音声通話部14を制御して通信端末
1Aの利用者とのネットワーク通話214を開始する
(ステップ126)。これにより、通話端末1Bの通話
相手からの音声データが音声通話部14で復号化されて
スピーカ(図示せず)から出力され、マイク(図示せ
ず)で検出された音声信号が符号化されその音声データ
が通話端末1Bへ送信される。その後、発信側利用者に
より操作部12から終話操作が入力された場合や着信側
から終話された場合は(ステップ127:YES)、通
信端末1Bとの通話(通信)を終了処理して(ステップ
128)、一連の処理を終了する。
【0050】応答メッセージ213の代わりに応答拒否
メッセージ230が受信された場合は(ステップ12
9:YES)、表示部13を制御して応答拒否された旨
を表示し(ステップ130)、一連の処理を終了する。
一方、応答メッセージ213の代わりに伝言要求メッセ
ージ220が受信された場合は(ステップ131:YE
S)、発信側利用者IDと着信側利用者IDを含む伝言
登録要求メッセージ221を生成し、通信処理部11お
よびインターネット6を介して伝言サーバ5へ送信し
(ステップ132)、音声通話部14から入力された着
信側利用者への伝言メッセージ222を伝言サーバ5へ
送信して登録し(ステップ133)、一連の処理を終了
する。
【0051】また、通話要求メッセージ212の送信か
ら所定期間以内に、着信側からいずれのメッセージも届
かなかった場合は(ステップ131:NO)、発信側利
用者による伝言指示操作に応じて(ステップ134:Y
ES)、ステップ132へ移行し、着信側利用者への伝
言メッセージを登録する。伝言指示操作がなかった場合
は(ステップ134:NO)、一連の処理動作を終了す
る。なお、ステップ123おいて、相手先IPアドレス
が管理サーバ4からの確認通知メッセージ211に含ま
れていなかった場合は(ステップ123:NO)、ステ
ップ134へ移行して伝言要否を問い合わせる。
【0052】このように、伝言サーバ5を設けて、通信
端末からの伝言登録要求に応じて、指定された相手先の
利用者IDに対応して音声による伝言メッセージを登録
し、伝言取得の要求に応じて指定された利用者IDに対
応する伝言メッセージを読み出して転送するようにした
ので、相手先とのネットワーク通話が形成できない際、
例えば相手先の通信端末がインターネットに接続されて
いない場合、あるいは相手先がネットワーク通話に応答
できない場合などでも、音声により伝言内容を伝えるこ
とができる。
【0053】確認通知メッセージ211により、相手先
IPアドレスではなくゲートウェイ7のIPアドレスが
通知された場合は、通話要求メッセージ212がゲート
ウェイ7に送信される。ゲートウェイ7では、この通話
要求メッセージ212に応じて、指定された相手先ID
この場合は公衆電話網8で用いる電話番号の電話端末8
1やファクシミリ端末82を呼び出す。そして、その応
答に応じて電話端末81あるいはファクシミリ端末82
と通信端末1Aとの音声通話が形成される。このよう
に、ゲートウェイ7を利用することにより、インターネ
ット6内の通信端末1A,1Bだけでなく公衆電話網8
を介した音声通話も実現できる。なお、ゲートウェイ7
は、ゲートウェイ事業者が提供する既存のものを利用し
てもよい。
【0054】以上の説明において、各利用者の利用者情
報については、所在登録動作時に通信端末から管理サー
バ4へ更新設定を要求する場合について説明したが、管
理サーバ4とは別の利用者サーバ(Webサーバ)をイ
ンターネット6上に設け、この利用者サーバにより利用
者情報の更新設定さらには利用者IDの発行などを行う
ようにしてもよい。この場合、利用者サーバでは、ホー
ムページなどを用いて利用者による利用者情報の更新設
定や利用者IDの発行などを受け付け、その内容をイン
ターネット6を介して管理サーバ4へ登録するようにす
ればよい。これにより、管理サーバ4の処理負担が軽減
され、IPアドレスの通知を迅速に行うことができる。
【0055】また、管理サーバ4において、各利用者が
所在設定したIPアドレスを持つ通信端末1A,1Bに
対して、その通信端末1A,1Bとインターネット6と
の接続状況や各利用者の通話状態を例えば定期的に問い
合わせて把握するようにしてもよい。また、通信端末1
A,1Bからネットワーク通話の開始および終了時にそ
の旨を管理サーバ4へ通知するようにしてもよい。これ
により、通信端末1A,1BからのIP取得要求に対し
て、相手先の通信端末の状態や相手先の通話状態に基づ
き相手先とのネットワーク通話の可否判断を行うことが
できるとともに、その判断結果を発信側利用者へ通知す
ることができ、利用者に対してより高度なサービスを提
供できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ネット
ワークに接続され各通信端末のIPアドレスを一元管理
する管理サーバを設け、通信端末において、相手先に対
応するIPアドレスを管理サーバから取得し、そのIP
アドレスに基づき相手先の通信端末とネットワークを介
して接続し音声通話を形成するようにしたので、従来の
ように相手先のIPアドレスを利用者が設定入力する必
要がなくなり、相手先のIPアドレスを意識することな
く、ネットワークに不馴れな一般的な利用者でも容易に
ネットワーク通話を行うことができる。さらに、中継サ
ーバを介さず通話当事者の通信端末が直接接続されるた
め、中継サーバの負荷に影響されずある程度安定した通
話品質でネットワーク通話を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかるネットワーク
通話システムの概略ブロック図である。
【図2】 管理サーバを示す機能ブロック図である。
【図3】 通信端末および端末アダプタを示す機能ブロ
ック図である。
【図4】 伝言サーバを示す機能ブロック図である。
【図5】 利用者情報の構成例である。
【図6】 相手先リストの構成例である。
【図7】 通信端末における所在登録処理および不在登
録処理を示すフローチャートである。
【図8】 所在登録動作および部材登録動作を示すシー
ケンス図である。
【図9】 発信側の通信端末における通話接続処理を示
すフローチャートである。
【図10】 管理サーバにおけるIP通知処理を示すフ
ローチャートである。
【図11】 着信側の通信端末における通話接続処理を
示すフローチャートである。
【図12】 通話接続動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1A,1B…通信端末、11…通信処理部、12…操作
部、13…表示部、14…音声通話部、15…端末制御
部、16…所在設定部、17…不在設定部、18…通話
処理部、2A,2B…端末アダプタ、21…通信制御
部、22…端末I/F部、31,32,34…電話端
末、33,35…ファクシミリ端末、4…管理サーバ、
41…通信処理部、42…情報管理部、43…管理制御
部、44…所在登録部、45…不在登録部、46…IP
通知部、5…伝言サーバ、51…通信処理部、52…伝
言管理部、53…伝言制御部、54…伝言蓄積部、55
…伝言転送部、6…インターネット、7…ゲートウェ
イ、8…公衆電話網、81…電話端末、82…ファクシ
ミリ端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 孝明 神奈川県川崎市多摩区枡形5−26−1− 206 Fターム(参考) 5K030 GA08 GA17 HA08 HC01 HD09 JT01 JT06 KA04 LD17 MA06 5K101 KK01 MM06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターネットプロトコルを用いるネッ
    トワークに接続された各通信端末間での音声通話を形成
    するネットワーク通話システムであって、 ネットワークに接続され前記各通信端末のIPアドレス
    を含む利用者情報を管理する管理サーバを備え、任意の
    前記通信端末は、相手先に対応するIPアドレスを前記
    管理サーバから取得し、そのIPアドレスに基づき相手
    先の通信端末とネットワークを介して接続し音声通話を
    形成することを特徴とするネットワーク通話システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワーク通話システ
    ムにおいて、 前記通信端末は、相手先の利用者IDに対応するIPア
    ドレスを前記管理サーバに取得要求し、得られたIPア
    ドレスを用いて相手先の通信端末とネットワークを介し
    て接続して音声通話を形成する通話処理手段を有し、 前記管理サーバは、前記通信端末からのIPアドレスの
    取得要求に応じて、指定された相手先に対応して登録さ
    れているIPアドレスを通知するIP通知手段を有する
    ことを特徴とするネットワーク通話システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のネットワーク通話システ
    ムにおいて、 前記通信端末は、ネットワーク接続時に付与されたIP
    アドレスとこの通信端末を用いる利用者の利用者IDと
    の対応関係を示す所在登録を前記管理サーバに要求する
    所在設定手段をさらに有し、 前記管理サーバは、前記通信端末からの所在登録の要求
    に応じて、前記利用者IDに前記IPアドレスを対応付
    けて登録する所在登録手段をさらに有することを特徴と
    するネットワーク通話システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のネットワーク通話システ
    ムにおいて、 前記通信端末は、ネットワーク接続時に付与されたIP
    アドレスとこの通信端末を用いる利用者の利用者IDと
    の対応関係を解消する不在登録を前記管理サーバに要求
    する不在設定手段をさらに有し、 前記管理サーバは、前記通信端末からの不在登録の要求
    に応じて、前記利用者IDに対応するIPアドレスを消
    去する不在登録手段をさらに有することを特徴とするネ
    ットワーク通話システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のネットワーク通話システ
    ムにおいて、 ネットワークに接続され、任意の前記通信端末からの伝
    言登録の要求に応じて、指定された相手先の利用者ID
    に対応して音声による伝言メッセージを登録し、任意の
    前記通信端末からの伝言取得の要求に応じて指定された
    利用者IDに対応する前記伝言メッセージを読み出して
    転送する伝言サーバをさらに備え、 前記通信端末の通話処理手段は、前記伝言サーバへ伝言
    登録の要求を行うことにより相手先宛の前記伝言メッセ
    ージを前記伝言サーバに登録し、前記伝言サーバへ伝言
    取得の要求を行うことによりその利用者宛の前記伝言メ
    ッセージを前記伝言サーバから取得することを特徴とす
    るネットワーク通話システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のネットワーク通話システ
    ムにおいて、 前記管理サーバのIP通知手段は、前記相手先の利用者
    情報に基づきその相手先のIPアドレスの通知可否を判
    断することを特徴とするネットワーク通話システム。
JP2000129968A 2000-04-28 2000-04-28 ネットワーク通話システム Pending JP2001313671A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006060541A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Ricoh Co Ltd 通信システム
JP2008244524A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Nec Corp Ip通話システム、ip端末、通話切断時の会話補完方法及び会話補完プログラム
JP2009278388A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 National Institute Of Information & Communication Technology 通信端末装置、管理装置、通信方法、管理方法及びコンピュータプログラム。

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