JP2001313637A - 通信処理システムおよび同報通信方法 - Google Patents

通信処理システムおよび同報通信方法

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JP2001313637A
JP2001313637A JP2000132060A JP2000132060A JP2001313637A JP 2001313637 A JP2001313637 A JP 2001313637A JP 2000132060 A JP2000132060 A JP 2000132060A JP 2000132060 A JP2000132060 A JP 2000132060A JP 2001313637 A JP2001313637 A JP 2001313637A
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Susumu Watanabe
進 渡辺
Keisuke Igarashi
恵輔 五十嵐
Junichi Inoue
淳一 井上
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の受信処理システムおよび同報送信する
送信処理システムからなる通信処理システムに関し,デ
ータ抜けが発生した場合に,データの再送に伴う通信ト
ラフィックを減少させ,データ再送の効率化を図ること
を目的とする。 【解決手段】 送信データ処理部12は, 過去に送信した
データの特徴を抽出し,新たに送信するデータと合わせ
た送信データを作成し,送信部13により受信処理システ
ム2へ同報送信する。受信処理システム2では,データ
抜け判定処理部22によりデータ抜けを検出すると,再送
依頼処理部23により, 送信過去情報をもとに抜けたデー
タの再送の要否を判断し, 一定時間分の再送依頼をまと
めて送信処理システム1へ送信する。再送依頼待ち合わ
せ処理部15では, 受け付けた再送依頼を一定時間蓄積
し, その後に再送データをまとめて送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,データ通信または
情報交換を同報通信で行う通信処理システムにおいて,
同報通信の受信データにデータ抜けが発生したときのデ
ータ再送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は,従来の同報通信を行う送信処
理システムおよび受信処理システムの構成例を示す。送
信処理システム91は,複数の受信処理システム92−
1,92−2,…,92−nに対してデータを同報送信
(ブロードキャスト)する。このとき,送信処理システ
ム91は,同報送信対象電文ごとに1からmまでの連続
番号を付加して送信し,各受信処理システム92−1,
92−2,…,92−nでは,受信したデータの番号の
連続性を管理し,番号の飛びが発生した場合にデータ抜
けが発生したと判断する。
【0003】例えば,受信処理システム92−1は,番
号3の電文のデータ抜けを検出すると,送信処理システ
ム91にその電文の再送を依頼する。また,受信処理シ
ステム92−2は,番号2,3の電文のデータ抜けを検
出し,送信処理システム91に番号2,3の電文の再送
を依頼する。これに対し,従来,送信処理システム91
は,再送依頼のあったすべての電文に対してデータ再送
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば,衛星を用いて
気象データのような電文をブロードキャストする従来の
同報通信システムでは,すべての受信処理システムは同
一のデータを受信することになる。受信処理システム側
では,実際には受信したデータのすべてを使用するとは
限らない。受信したデータの中にデータ抜けが発生して
も,そのデータの内容によっては再送が不要なこともあ
る。例えば図10に示す受信処理システム92−1にお
いて,データ抜けが発生した番号3の電文が必要でない
場合には,再送依頼の要求は不要になる。
【0005】しかし,従来技術では,受信できなかった
電文がどのような内容のデータであるか受信処理システ
ムではわからないため,必要かどうかを判断して再送依
頼をすることができなかった。そこで,受信できなかっ
たデータの内容を判断して,不要な再送依頼を削減する
仕組みが必要である。
【0006】また,データ抜けは,衛星を用いた同報通
信のような場合,気象現象が原因となることが多いた
め,連続して発生する確率が高い。例えば図10に示す
受信処理システム92−2において,番号2の電文を受
信できなかった場合には,直ちに再送依頼を送信する
が,その後に番号3の電文も受信できなかった場合に
は,再度,再送依頼を送信することになる。この場合
に,番号2および番号3の電文のデータ抜けを確認して
から再送依頼を行えば,1度の再送依頼で済むことにな
る。
【0007】しかし,従来技術では,データ抜けが発生
した場合に,直ちに再送依頼を送信するようにしている
ため,連続してデータ抜けが発生したときには,連続し
て再送依頼の電文が受信処理システムから送信処理シス
テム側へ送信されていた。そこで,連続してデータ抜け
が発生した場合にも,複数の再送依頼をまとめて依頼で
きる仕組みが必要である。
【0008】また,図10に示すシステムにおいて,受
信処理システム92−1および受信処理システム92−
2では,それぞれ番号2の電文のデータ抜けを検出した
段階でその再送依頼を行うが,その再送依頼は送信処理
システム91に個別に届くため,再送依頼が到着するタ
イミングがずれたような場合には,番号2の電文の再送
を複数回繰り返してしまうことがあった。したがって,
重複した電文の再送依頼に対して,1度の同報通信によ
る再送で済ますことができるような仕組みが必要であ
る。
【0009】また,データ抜けの発生の原因(気象によ
る通信障害等)によっては,何度もデータの再送を行っ
ても,衛星のブロードキャストではデータ抜けを回避で
きない場合もある。しかし,従来技術では,データの受
信ができなかった受信処理システムが1つでもあれば,
送信処理システムに何度も再送依頼が送信されてしまう
ことになる。そこで,ブロードキャスト以外の送信手段
に切り換えて,データ送信を確実に行える仕組みが必要
である。
【0010】本発明は上記問題点の解決を図り,同報通
信においてデータ抜けが発生した場合に,再送のための
不要な通信トラフィックを減少させて,データの再送を
効率よく,かつ確実に行うことができるシステムを実現
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信処理シ
ステムは,入力部,処理部,送信/受信部を備えた一式
の計算機システムである送信処理システムと,受信/送
信部,処理部,データ蓄積部をそれぞれ備えた計算機シ
ステムである複数の受信処理システムからなる。
【0012】送信処理システムは,過去に送信したデー
タの特徴を抽出した送信過去情報を新たな送信対象のデ
ータとともに送信する送信手段と,受信処理システムか
らの再送依頼にもとづいてデータを再送する再送依頼処
理手段とを備える。再送依頼処理手段は,前記受信処理
システムから受信した再送依頼を所定の時間蓄積して,
再送データをまとめて送信する。
【0013】また,送信処理システムは,通信障害を引
き起こす恐れのある地域情報を使用して,データ送信方
法または送信経路を選択できる送信経路選択手段を備え
る。例えば,受信処理システムからの再送依頼の回数を
記憶し,所定の回数以上の再送依頼をした受信処理シス
テムに対してデータ再送をする場合には,同報通信とは
異なる再送方法の経路でもって再送する。
【0014】受信処理システムは,送信過去情報を受信
する受信手段と,データ抜けを検出した場合に,次に受
信した送信過去情報から,受信できなかったデータが必
要であるかどうかを判断し,必要なデータについてのみ
再送依頼を送信する再送依頼処理手段とを備える。例え
ば再送依頼処理手段は,データ受信後に前回受信したデ
ータの番号と今回受信した番号とを比較してデータ抜け
があるかどうかの判定を行い,データ抜けの場合には,
受信した前記送信過去情報と予め設定したデータの必要
度情報とをもとにデータの再送依頼の要否を判断する。
また,再送依頼処理手段は,未受信データの再送依頼を
所定の時間ごとにまとめて送信する。
【0015】本発明の作用は,以下のとおりである。送
信処理システムでは,過去に送信したデータの特徴を送
信過去情報として抽出し,新たに送信するデータと送信
過去情報とを合わせて複数の受信処理システムに同報送
信する。送信過去情報として抽出する特徴は,例えば送
信データのタイトル,概要または重要度のような情報で
あり,受信処理システムにおいて,そのデータの必要性
を判断できるような情報であればどのような情報でもよ
い。
【0016】受信処理システムでは,送信処理システム
から新たなデータと送信過去情報を受信する。各受信処
理システムの再送依頼手段では,受信通番等による受信
データの連続性からデータ抜けの有無を判定する。デー
タ抜けがあった場合には,受信した送信過去情報と予め
設定されたデータの必要性に関する情報とを比較し,再
送依頼の要否を判断する。ここで,再送が必要な場合に
は再送依頼を行うが,気象状況によっては複数のデータ
についてデータ抜けが生じ,再送依頼が連続する場合が
あるため,所定の時間再送依頼の送信を遅らせ,複数の
再送依頼をまとめて送信処理システムへ送信する。これ
により,再送依頼に伴う通信トラフィックを減少させる
ことができる。
【0017】送信処理システムは,複数の受信処理シス
テムから同じデータの再送依頼を受ける場合が多いた
め,一定時間再送依頼電文を蓄積して,同じデータにつ
いては再送電文をまとめて送信する。これによって,同
じ再送電文を繰り返し送信することを回避し,不要な通
信トラフィックを減少させることができる。
【0018】また,送信処理システムの送信経路選択手
段では,再送を行う場合に,送信データの内容から通信
障害を引き起こす恐れのある地域データと受信処理シス
テムの再送依頼を受けた地域情報から,確実に送信でき
る再送経路を選択して送信し,再度のデータ抜けを防止
する。例えば,過去に所定の回数以上再送依頼がある受
信処理システムに対しては,確実に送信できる再送経路
を選択して送信することにより,再度のデータ抜けを防
止して,再送依頼の繰り返しを減少させることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は,本発明の実施の形態に係
るシステムの構成例を示す。本システムは,データを送
信する送信処理システム1と,複数の受信処理システム
2とからなり,通常,送信処理システム1から,無線ま
たは有線によるネットワークを介して複数の受信処理シ
ステム2にデータを同報送信する。送信処理システム1
および各受信処理システムは,CPUおよびメモリ等に
よって構成される。
【0020】送信処理システム1は,回線制御装置,L
AN等から送信するデータを入力するデータ入力部11
と,過去に送信したデータの特徴を抽出し送信過去情報
を作成する送信過去情報作成部121および送信データ
等を記憶する送信データ記憶部122とを持ち,送信過
去情報と新たに送信するデータを編集する送信データ処
理部12と,受信処理システム2へデータ送信を行うた
めの衛星通信制御装置,回線制御装置等からなる送信部
13と,受信処理システム2から再送依頼を受け付ける
再送依頼受信部14と,受信した再送依頼を一定時間待
ち合わせてまとめる再送依頼待ち合わせ処理部15と,
受信した再送依頼をもとに障害地域情報および再送依頼
地域情報を作成して,通信障害地域にある受信処理シス
テム2から再送依頼があった場合に送信経路を選択して
再送する送信経路選択部16と,待ち合わせ時間を計測
するためのタイマである時間監視部17とを備える。
【0021】受信処理システム2は,衛星通信および回
線制御装置等により他システムからデータを受信する受
信部21と,連続して受信したデータに抜けがないかど
うかを判定するデータ抜け判定処理部22と,データ抜
けのデータの再送依頼を所定の時間待ち合わせてまとめ
て送信する再送依頼処理部23と,ディスク装置等であ
って,受信データを蓄積する受信データ記憶部24と,
再送依頼のタイマである時間監視部25とを備える。
【0022】次に,本システムの動作を説明する。図2
は,送信処理システム1によるデータの同報送信の処理
フローを示す図である。送信処理システム1では,デー
タ入力部11により送信するデータを入力すると(ステ
ップS1),送信データ処理部12により,入力したデ
ータに連続した番号を付け(ステップS2),入力した
データから送信するすべての送信宛先を決定し,所定の
送信形式に合わせて送信先情報を設定し(ステップS
3),さらに送信データ記憶部122に蓄積している送
信過去情報を送信データの先頭に設定する(ステップS
4)。
【0023】送信部13では,編集された送信データを
宛先の受信処理システム2へ送信する(ステップS
5)。送信過去情報作成部121では,今回送信したデ
ータの特徴を抽出し,抽出した特徴とデータ番号の組を
送信過去情報として,送信したデータとともに送信デー
タ記憶部122に記憶する(ステップS6)。
【0024】図3は,送信データの構成例を示す図であ
る。送信過去情報作成部121は,送信するデータに付
けた番号と,そのデータから抽出した特徴とを組にした
ものを送信過去情報31として送信データ記憶部122
に蓄積する。送信過去情報31の特徴は,データのタイ
トル,データ内容のサマリー,データの先頭から所定分
の部分など,受信側でデータの必要性を認識することが
できる情報である。送信過去情報31は,1件分の送信
データに関する特徴でもよいが,連続してデータ抜けが
発生する場合があることを考慮すると,数件分の過去の
送信データに関する特徴の列であることが望ましい。
【0025】送信データ処理部12では,送信過去情報
31,送信の相手先を示す送信先情報32,今回送信す
るデータ33を送信可能な形式に編集して,送信データ
3とする。
【0026】図4は,受信処理システム2によるデータ
受信の処理フローを示す図である。受信処理システム2
では,受信部21によりデータを受信すると(ステップ
S10),データ抜け判定処理部22では,データの連
続番号よりデータ抜けがあるかどうかを判断する(ステ
ップS11)。
【0027】データ抜けは,今回受信したデータに付さ
れた番号と,その1つ前に受信したデータに付された番
号とを比較して,これらの番号が連続しない場合に,デ
ータ抜けがあったと判断する。今回受信したデータの番
号が「5」であって,1つ前に受信したデータの番号が
「2」であれば,番号3および番号4のデータがデータ
抜けになっていると判断する。
【0028】データ抜けがある場合には,再送依頼処理
部23により,通信制御情報を用いて抜けたデータの再
送依頼が必要かどうかを判断する(ステップS12)。
再送の要否は,受信したデータの送信過去情報から,過
去に同報送信されたデータであってデータ抜けとなって
いるデータの番号に対応するデータの特徴を抽出し,そ
の特徴をもとに,通信制御情報から再送依頼の要否を判
断する。
【0029】図5に,通信制御情報の例を示す。通信制
御情報41として,各受信処理システム2ごとに,受信
するデータの特徴とそのデータの再送の優先度とがあら
かじめ設定される。ここで,優先度(最優先,優先,普
通)は,再送依頼を行うべき重要度を表す。最優先,優
先であれば,再送依頼を行う。最優先か優先かによっ
て,例えば受信処理システム2における再送依頼の送信
に関する待ち合わせ時間を変える。
【0030】再送依頼が必要なデータであれば,そのデ
ータ番号を再送依頼情報に設定する(ステップS1
3)。時間監視部25により上記優先度に応じて定めら
れた時間が経過するまで(ステップS14),ステップ
S10からステップS13までの処理を繰り返し,所定
の時間になったら,再送依頼情報を送信処理システム1
へ送信する(ステップS15)。
【0031】データ抜けがない場合には(ステップS1
1),送信先が正しいか(自システム宛であるか)どう
かを判定し(ステップS16),送信先が正しければ,
受信したデータを受信データ記憶部24に蓄積する(ス
テップS17)。送信先が正しくなければ,受信したデ
ータを破棄する(ステップS18)。
【0032】図6は,送信処理システム1における再送
依頼による送信の処理フローを示す図である。送信処理
システム1では,再送依頼受信部14により再送依頼を
受信すると,再送依頼待ち合わせ処理部15により,一
定時間の待ち合わせのため再送依頼を蓄積する(ステッ
プS20)。また,各受信処理システム2ごとの再送依
頼回数(累計数)をカウントし通信障害情報を抽出し
て,蓄積する(ステップS21)。時間監視部17によ
り,一定時間が経過するまで(ステップS22),ステ
ップS20からステップS22の処理を繰り返す。
【0033】一定時間経過したら(ステップS22),
再送依頼待ち合わせ処理部15により,蓄積した再送依
頼から,再送未達地域の受信処理システム2からの再送
依頼があるかどうかを判断する(ステップS23)。
【0034】図7は,通信障害情報の例を示す図であ
る。ここでは,受信処理システム2が地点a,…,地点
pの16箇所に設置されている場合の例を示している。
通信障害地域情報51は,受信処理システム2が設置さ
れている各地点(地域)のデータ抜け等の障害発生回数
を記録するものであり,ここでは再送依頼回数を用いて
記録する。再送依頼回数ではなく,別途の手段により検
出された障害情報を記録するようにしてもよい。再送依
頼地域情報52は,今回の再送依頼があった地点を示す
情報である。
【0035】通信障害地域情報51から,過去の障害発
生回数が地点kにおいて4回,地点gにおいて2回,地
点f,j,mにおいて1回発生していることがわかる。
今回の再送依頼が地点a,c,k,mからあったとする
と,図7に示すように,通信障害地域情報51と再送依
頼地域情報52との論理積(AND)により,再送未達
地域情報53として,地点k,mが求められる。送信経
路選択部16は,この再送未達地域情報53を求めて,
例えば再送未達地域の閾値を3とすると,その閾値以上
の地点(地点k)を,再送未達地域とする。
【0036】再送未達地域の受信処理システム2からの
再送依頼がなく(ステップS23),それ以外の受信処
理システム2への再送があれば(ステップS24),蓄
積した再送依頼から,再送先や再送データをまとめた再
送情報を送信データ処理部12へ渡し,送信データ処理
部12では,再送のためのデータを送信データ記憶部1
22から読み込み(ステップS25),再送情報を設定
する(ステップS26)。編集された再送データは,送
信部13により送信(再送)される(ステップS2
7)。
【0037】再送未達地域の受信処理システム2からの
再送依頼があれば(ステップS23),送信経路選択部
16では,該当する受信処理システム向けの再送経路を
選択し(ステップS28),再送データを読み込み(ス
テップS29),再送情報を設定する(ステップS3
0)。編集された再送データは,送信部13により送信
(再送)される(ステップS31)。なお,送信データ
処理部12に,通信障害情報を抽出する手段を設けて,
データ入力部11で入力した送信データの内容から,通
信障害を引き起こす恐れのある地域を抽出し,通信障害
地域情報として蓄積するようにしてもよい。例えば,送
信処理システム1が衛星通信を利用するシステムの場
合,地点kの受信処理システム2に対しては,衛星通信
回線を地上回線に変更して,データを送信をする。
【0038】なお,上述の例では,電文およびデータの
送信・未受信について記述したが,送信するデータは電
文に限られない。
【0039】次に,本発明の適用例を説明する。図8
は,本発明を気象データ通信システムに適用する場合の
システム構成例を示している。このシステムでは,送信
処理システム71は,各地に設置された受信処理システ
ム73への気象データや注意報等の電文の送信を制御す
る。送信は,衛星72を介して複数の受信処理システム
73へ同報送信される。送信処理システム71と受信処
理システム73とは,地上回線によるネットワークを介
して通信することも可能である。各受信処理システム7
3への衛星72を利用した送信でデータ抜けが生じ,特
に障害が頻発したり,再送しても再送データが未達の地
域に対しては,図1の送信経路選択部16により地上回
線を利用したデータの送信を行う。
【0040】図9(A)は,送信データの例を示す。全
国各地の地上局に,各種の気象データや警報電文を衛星
を用いて同報する場合の送信データの例である。送信デ
ータ80の送信過去情報81として,送信番号と送信す
る電文のサマリーとを組にした情報を用いる。送信する
データ83は,今回送信する警報電文等のデータであ
る。
【0041】図9(B)は,各地上局が持つ通信制御情
報の例であり,注意報および警報については最優先で,
週間予報,アメダスについては優先で,地上実況および
天気図については普通で,再送依頼の制御を行うことを
示している。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
データ抜けによりデータ未受信の場合に受信処理システ
ムにとって必要なデータのみ再送依頼を行うことがで
き,かつ,頻繁な再送依頼の削減および同じデータの一
括同報送信を行うことができ,送受信処理の負荷軽減と
送信費用削減,処理時間短縮の実現が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステムの構成例を
示す図である。
【図2】データの同報送信の処理フローを示す図であ
る。
【図3】送信データの構成例を示す図である。
【図4】データ受信の処理フローを示す図である。
【図5】通信制御情報の例を示す図である。
【図6】再送依頼による送信の処理フロー図である。
【図7】通信障害情報の例を示す図である。
【図8】気象データ通信システムの構成例を示す図であ
る。
【図9】送信データおよび通信制御情報の例を示す図で
ある。
【図10】従来の同報通信システムを説明するための図
である。
【符号の説明】
1 送信処理システム 11 データ入力部 12 送信データ処理部 121 送信過去情報作成部 122 送信データ記憶部 13 送信部 14 再送依頼受信部 15 再送依頼待ち合わせ処理部 16 送信経路選択部 17 時間監視部 2 受信処理システム 21 受信部 22 データ抜け判定処理部 23 再送依頼処理部 24 受信データ記憶部 25 時間監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 淳一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA12 HB06 JL01 JL02 LA01 LA19 LD04 LD07 MB13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信処理システムから複数の受信処理シ
    ステムへ同報通信する通信処理システムにおいて,前記
    送信処理システムは,過去に送信したデータの特徴を抽
    出した送信過去情報と新しく送信する同報通信のデータ
    とを送信する送信手段と,前記受信処理システムからの
    再送依頼にもとづいてデータを再送する再送依頼処理手
    段とを備え,前記受信処理システムは,前記送信処理シ
    ステムから送信された同報通信のデータの抜けを検出す
    る手段と,同報通信のデータの抜けを検出した場合に,
    データ抜けが生じたデータより後に送信されてきたデー
    タに含まれる送信過去情報から,受信できなかったデー
    タが必要であるかどうかを判断し,必要なデータについ
    てのみ再送依頼を送信する再送依頼処理手段とを備える
    ことを特徴とする通信処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信処理システムにお
    いて,前記受信処理システムの再送依頼処理手段は,受
    信できなかったデータの再送依頼を所定の時間蓄積し,
    その間において発生したデータ抜けに対する再送依頼を
    まとめて行うことを特徴とする通信処理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の通信処
    理システムにおいて,前記再送依頼処理手段は,前記受
    信処理システムから受信した再送依頼を所定の時間蓄積
    し,再送データをまとめて送信することを特徴とする通
    信処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3に記
    載の通信処理システムにおいて,前記送信処理システム
    は,通信障害を引き起こす恐れの大きい受信処理システ
    ムに対してデータを再送する場合に再送経路を選択する
    送信経路選択手段を備えることを特徴とする通信処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 送信処理システムから複数の受信処理シ
    ステムへ同報通信する通信処理システムにおける同報通
    信方法において,前記送信処理システムは,新しく送信
    する同報通信のデータとともに過去に送信したデータの
    特徴を抽出した送信過去情報を送信し,前記受信処理シ
    ステムは,同報通信のデータの抜けを検出した場合に,
    データ抜けが生じたデータより後に送信されてきたデー
    タに含まれる送信過去情報から,受信できなかったデー
    タが必要であるかどうかを判断し,必要なデータについ
    てのみ再送依頼を行うことを特徴とする同報通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007318252A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Ntt Docomo Inc 到達確認型ブロードキャスト配信方法、移動端末、及びブロードキャスト配信サーバ
JP2008530868A (ja) * 2005-02-15 2008-08-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 受信機および受信機の制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008530868A (ja) * 2005-02-15 2008-08-07 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 受信機および受信機の制御方法
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