JP2001313495A - 電気部品保持ヘッド - Google Patents

電気部品保持ヘッド

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JP2001313495A JP2000132576A JP2000132576A JP2001313495A JP 2001313495 A JP2001313495 A JP 2001313495A JP 2000132576 A JP2000132576 A JP 2000132576A JP 2000132576 A JP2000132576 A JP 2000132576A JP 2001313495 A JP2001313495 A JP 2001313495A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの交換,清掃作業,交換,清掃時期
の設定の少なくとも一方が容易な電気部品保持ヘッドを
提供する。 【解決手段】 フィルタ取付部112の外面に開口し、
負圧通路76に到達するフィルタ挿入穴114を設け、
フィルタ取付部外面に係合部122を設ける。透明なポ
リプロピレン製のフィルタ保持部材132,閉塞部材1
30を一体に設け、フィルタ保持部材132にフィルタ
110を固定し、閉塞部材130に1対ずつのアーム1
50,操作レバー170を設ける。透明な閉塞部材13
0を通して外部からフィルタ110を見て、汚れていれ
ば交換する。1対の操作レバー170を互いに接近する
向きに弾性変形させてアーム150を拡開させ、係合爪
152と係合部122との係合を解き、フィルタ110
をフィルタ挿入穴114から抜き出す。フィルタ110
をフィルタ挿入穴114に挿入し、係合爪152を係合
部122に係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負圧により電気部
品を吸着して保持する電気部品保持ヘッドに関するもの
であり、特に、負圧通路の途中に設けられ、空気中の異
物を除去するフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気部品を吸着ノズルにより吸着し、保
持する電気部品保持ヘッドのヘッド本体は、例えば、複
数の部材が分解可能に組み付けられて成る。フィルタ
は、複数の部材により構成された負圧通路の途中に設け
られ、電気部品の吸着時に空気中の異物を除去し、汚れ
が溜まれば新しいフィルタに交換され、あるいは汚れた
フィルタが清掃される。交換時あるいは清掃時には、ヘ
ッド本体を構成する複数の部材が分解され、汚れたフィ
ルタを外して新しいフィルタを組み込み、あるいは汚れ
たフィルタを清掃し、きれいにして組み込んだ状態で、
複数の部材を一体的に組み付け直す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】しかしながら、フィルタを交換あるいは清掃するた
めには、ヘッド本体を分解し、組み付け直さなければな
らず、面倒である。また、フィルタの汚れ具合が電気部
品保持ヘッドの外からわからないため、例えば、フィル
タの交換が定期的に行われるとすれば、汚れが少なく、
まだ、使用可能であるにもかかわらず、交換することに
なってコストの無駄を生じたり、あるいは汚れがひど
く、使用限度を超えているにもかかわらず、使用され、
フィルタの用を為さない事態が生ずることがある。フィ
ルタの交換時期あるいは清掃時期の設定が容易ではない
のである。
【0004】本発明は、以上の事情を背景とし、フィル
タの交換作業あるいは清掃作業と交換時期あるいは清掃
時期の設定との少なくとも一方を容易に行うことができ
る電気部品保持ヘッドを提供することを課題としてなさ
れたものであり、本発明によって、下記各態様の電気部
品保持ヘッドが得られる。各態様は請求項と同様に、項
に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番
号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発
明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技
術的特徴およびそれらの組合わせが以下の各項に記載の
ものに限定されると解釈されるべきではない。また、一
つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数
の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではな
い。一部の事項のみを選択して採用することも可能なの
である。 (1)吸着ノズルを保持するノズル保持部とそのノズル
保持部に負圧を供給する負圧通路とを有するヘッド本体
と、負圧通路の途中に設けられてその負圧通路を通過す
る空気中の異物を除去するフィルタとを備えた電気部品
保持ヘッドにおいて、前記ヘッド本体に、そのヘッド本
体の外側面から前記負圧通路に達するフィルタ挿入穴を
形成し、そのフィルタ挿入穴に外部から挿入可能なフィ
ルタと、そのフィルタ挿入後にフィルタ挿入穴の開口を
閉塞する閉塞部材とを設けた電気部品保持ヘッド(請求
項1)。閉塞部材は、ヘッド本体に回動可能に取り付
け、回動操作により開閉し得るようにしてもよく、取外
し可能に取り付けてもよい。フィルタと閉塞部材とは、
例えば次項に記載のように、一体的に接続されているこ
とが望ましいが、不可欠ではない。閉塞部材を取り外
し、あるいは開いた後、フィルタを抜き出すようにして
もよいのである。ノズル保持部は、吸着ノズルを1つ保
持するものとしてもよく、複数保持するものとしてもよ
い。フィルタをフィルタ挿入穴から外す際には、閉塞部
材によるフィルタ挿入穴の開口の閉塞を解除した状態で
フィルタをフィルタ挿入穴から抜き出す。そして、フィ
ルタを交換するのであれば新しいフィルタを、フィルタ
を清掃するのであれば、清掃したきれいなフィルタをフ
ィルタ挿入穴に挿入した後、閉塞部材によりフィルタ挿
入穴の開口を塞ぐ。フィルタの交換作業,清掃作業をヘ
ッド本体の外から行うことができるのであり、ヘッド本
体が、例えば、複数の部材が一体的に組み付けられて成
るものであっても、それら部材を分解することなく、容
易にフィルタの交換,清掃を行うことができる。また、
ヘッド本体を分解不可能なものとすることができる。ヘ
ッド本体の外からのフィルタの抜出し,挿入は、ヘッド
本体が分解可能であってもなくても行うことができるか
らであり、分解不可能なヘッド本体の負圧通路の途中に
フィルタが設けられ、空気中の異物が除去される電気部
品保持ヘッドが得られる。 (2)前記閉塞部材に、前記フィルタを保持するフィル
タ保持部が一体的に設けられた (1)項に記載の電気部品
保持ヘッド(請求項2)。本態様によれば、ヘッド本体
へのフィルタの取付け,取外しと、閉塞部材によるフィ
ルタ挿入穴の開口の閉塞と解除とを同時に行うことがで
き、フィルタの交換作業あるいは清掃作業を容易に行う
ことができる。 (3)前記ヘッド本体に第一係合部が設けられ、前記閉
塞部材にその第一係合部に係合して閉塞部材をヘッド本
体に固定する第二係合部が設けられ、それら第一係合部
と第二係合部とが弾性部材の弾性力に基づいて係合状態
を維持する (1)項または (2)項に記載の電気部品保持ヘ
ッド(請求項3)。例えば、第二係合部を閉塞部材に回
動可能に取り付けた係合部材とし、その係合部材をばね
部材等の弾性部材により第一係合部との係合を維持する
向きに付勢するのである。後記 (6)項の態様は、変形容
易部が、第二係合部を閉塞部材の本体部に回動可能に取
り付ける取付装置と弾性部材とを兼ねる態様であると言
える。第一係合部と第二係合部との弾性力に基づく係合
維持により、閉塞部材のヘッド本体からの脱落が防止さ
れ、フィルタ挿入穴の開口を塞いだ状態に保たれる。 (4)前記第二係合部が、前記閉塞部材から前記ヘッド
本体側へ延び出した一対のアームとそのアームの自由端
部に形成された係合爪とを含む (3)項に記載の電気部品
保持ヘッド。 (5)前記閉塞部材に、前記一対のアームをそれらの自
由端部が互いに離間する向きに回動させるために操作さ
れる操作部が設けられた (4)項に記載の電気部品保持ヘ
ッド。操作部は、次項の操作レバーとすることが操作の
容易性の点で望ましいが、不可欠ではない。例えば、各
アームの自由端部の係合爪とは反対側に、指を掛けて一
対の自由端部を互いに離間させる操作部を形成してもよ
いのである。フィルタをヘッド本体から取り外す際に
は、作業者は操作部に指を掛けて一対のアームをそれの
弾性変形を伴って回動させ、係合爪と第一係合部との係
合を解除する。この場合には、アーム部が弾性部材を兼
ねることとなる。 (6)前記操作部が、前記一対のアームとは逆向きに延
び出した一対の操作レバーであり、それら一対の操作レ
バーの各々と前記一対のアームの各々とをそれぞれ連結
する連結部と前記閉塞部材の本体部との間に、それら本
体部および連結部よりも弾性変形が容易な変形容易部が
形成され、一対の操作レバーがそれらの自由端部が互い
に接近する向きに操作された際、変形容易部の弾性変形
に基づいて一対のアームの自由端部同士が互いに離間
し、前記係合爪が前記第一係合部から離脱する (5)項に
記載の電気部品保持ヘッド(請求項4)。一対の操作レ
バーの操作による一対のアームの自由端部同士の離間が
容易に為され、作業者がレバーの操作に要する力が小さ
くて済み、フィルタのヘッド本体からの取外しを容易に
行うことができる。この態様においては、変形容易部
が、アームと操作レバーとを閉塞部材の本体部に回動可
能に取り付けるヒンジと、第一係合部と第二係合部との
係合を維持するための弾性部材とを兼ねることとなる。 (7)前記フィルタ保持部が、前記閉塞部材から直角に
延び出した軸部とその軸部の先端に形成された頭部とを
備え、軸部が前記フィルタを貫通し、頭部がフィルタの
軸部からの離脱を防止する (2)項ないし (6)項のいずれ
か1つに記載の電気部品保持ヘッド。フィルタはフィル
タ保持部に固定としても、着脱可能としてもよい。前者
の場合は、フィルタを閉塞部材と共に交換し、あるいは
清掃すればよく、後者の場合には、フィルタのみを交換
しあるいは清掃することができる。 (8)前記閉塞部材を前記ヘッド本体に回動可能に取り
付ける取付装置と、前記閉塞部材を前記フィルタ挿入穴
の開口を閉塞する状態に保つ閉状態維持装置とを含む
(1)項に記載の電気部品保持ヘッド。フィルタ交換時あ
るいはフィルタ清掃時には、閉状態維持装置による閉状
態の維持を解いた状態で閉塞部材を回動させる。交換あ
るいは清掃後、閉塞部材によりフィルタ挿入穴の開口を
塞ぎ、閉状態維持装置により、その状態に保つ。 (9)前記閉塞部材とは別体に構成され、フィルタを保
持するフィルタ保持部材を含む (8)項に記載の電気部品
保持ヘッド。(8)項に記載の態様においても、フィルタ
保持部材と閉塞部材とを一体的に構成することが可能で
ある。例えば、閉塞部材の回動に伴ってフィルタがフィ
ルタ挿入穴に挿入され、抜き出されるようにすればよ
く、フィルタの交換または清掃のためには、取付装置を
閉塞部材のヘッド本体からの取外しを許容するものとす
るか、フィルタをフィルタ保持部から取外し可能とすれ
ばよいのである。ただし、フィルタ保持部材と閉塞部材
とを別体とする方が便利な場合が多い。フィルタ交換時
あるいはフィルタ清掃時には、閉塞部材を回動させ、フ
ィルタ挿入穴の開口を開いてフィルタをフィルタ保持部
材ごと取り出す。フィルタは、フィルタ保持部に固定と
しても、着脱可能としてもよい。フィルタを交換するの
であれば、フィルタのみ交換してもよく、フィルタ保持
部ごと交換してもよい。フィルタの交換あるいは清掃
後、フィルタ保持部材により保持されたフィルタをフィ
ルタ挿入穴に挿入し、閉塞部材によりフィルタ挿入穴の
開口を塞ぐ。 (10)前記閉状態維持装置が、前記閉塞部材の自由端
部に設けられた第一係合部と前記ヘッド本体に設けられ
て第一係合部と係合する第二係合部とを含む (8)項また
は (9)項に記載の電気部品保持ヘッド。 (11)前記閉塞部材がほぼ透明な材料によって、その
閉塞部材が前記フィルタ挿入穴の開口を閉塞している状
態でその閉塞部材を通して前記フィルタを外部から視認
可能に形成された (1)項ないし(10)項のいずれか1つに
記載の電気部品保持ヘッド。閉塞部材を形成する材料
は、透明であることが望ましいが、フィルタの汚れの有
無,汚れ具合を見ることができる程度に透明であればよ
く、ほぼ透明であればよい。また、閉塞部材を形成する
材料は、無色透明であることが望ましいが、有色透明で
もよい。閉塞部材は、フィルタ挿入穴の開口を閉塞する
内側面から反対側の外側面まで透明材料によって形成さ
れ、外部から閉塞部材を通してフィルタを見ることがで
きる。それにより、例えば、フィルタをヘッド本体の外
から見て、交換あるいは清掃が必要なほど汚れている場
合にフィルタを交換あるいは清掃するようにすれば、遅
過ぎることもなく、早過ぎることもない適切な時期にフ
ィルタの交換あるいは清掃を行うことができる。例え
ば、フィルタの汚れ具合の点検時期を使用開始から早め
に設定しておけば、遅れなく、汚れを見つけることがで
き、また、交換あるいは清掃には早ければ、交換あるい
は清掃せず、次の点検時期を設定すればよいのであり、
コストの無駄なく、フィルタを交換あるいは清掃するこ
とができるとともに、フィルタが汚れた状態で使い続け
られることが回避され、空気中の異物が良好に除去され
る。 (12)吸着ノズルを保持するノズル保持部とそのノズ
ル保持部に負圧を供給する負圧通路とを有するヘッド本
体と、負圧通路の途中に設けられてその負圧通路を通過
する空気中の異物を除去するフィルタとを備えた電気部
品保持ヘッドにおいて、前記ヘッド本体の少なくとも一
部をほぼ透明な材料によって、前記フィルタを外部から
視認可能に形成した電気部品保持ヘッド(請求項5)。
「ヘッド本体の少なくとも一部」は、透明であることが
望ましいが、フィルタの汚れの有無,汚れ具合を見るこ
とができる程度に透明であればよく、ほぼ透明であれば
よい。また、無色透明であることが望ましいが、有色透
明でもよい。上記(11)項に記載の態様は本項に係る発明
の一実施態様であるが、本発明はそれに限定されるわけ
ではない。例えば、閉塞部材を備えない電気部品保持ヘ
ッドにおいて、ヘッド本体の少なくとも一部をほぼ透明
な材料で形成することも可能なのである。その場合、ヘ
ッド本体のフィルタの外周を囲む部分の全周をほぼ透明
な材料により形成すれば、フィルタの汚れの点検が特に
容易となるが、フィルタの外周を囲む周壁の一部に貫通
穴を形成し、その貫通穴をほぼ透明な材料により固定的
に塞ぐことも可能である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、電気部品装着装置の電気部
品保持ヘッドに本発明を適用した場合を例に取り、本発
明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施
形態の電気部品装着装置は、図1に示すように、複数の
電気部品保持ヘッド10を備えている(図1には、電気
部品保持ヘッド10が1つのみ図示されている)。それ
ら複数の電気部品保持ヘッド10は、図示しないフレー
ムにより一軸線、本実施形態では垂直軸線まわりに回転
可能に支持された回転テーブル12に等角度間隔に設け
られており、回転テーブル12が図示しないテーブル駆
動装置によって間欠回転させられることにより、順次、
電気部品吸着位置,電気部品装着位置等へ移動させら
れ、停止させられる。
【0006】複数の電気部品保持ヘッド10は、回転テ
ーブル12に昇降可能に設けられており、回転テーブル
12の回転により、回転テーブル12の回転軸線まわり
に旋回させられるとともに、回転テーブル12上におい
て、回転軸線に平行な方向に移動させられる。本実施形
態において電気部品保持ヘッド10の高さは、電気部品
吸着位置において最も高く、電気部品装着位置において
最も低くなるようにされている。電気部品吸着位置と電
気部品装着位置とにはそれぞれ、図示は省略するが、電
気部品保持ヘッド10を回転テーブルに対して下降させ
るとともに、上昇を許容する昇降装置が設けられてお
り、電気部品保持ヘッド10は電気部品吸着位置におい
て下降させられて、電気部品供給装置14から電気部品
を取り出す。電気部品供給装置14は、例えば、リード
線を有する電気部品あるいはリード線を有さない電気部
品を供給する。そして、電気部品保持ヘッド10は電気
部品を保持して電気部品装着位置へ移動させられ、昇降
装置により下降させられて図示しないプリント配線板に
電気部品を装着する。以上、テーブル駆動装置,回転テ
ーブル12の回転中に電気部品保持ヘッド10を昇降さ
せる昇降装置,電気部品吸着位置,電気部品装位置にお
いて電気部品保持ヘッド10を昇降させる昇降装置等
は、特開平6−342998号公報に記載の電気部品装
着装置と同様に構成されており、詳細な説明は省略す
る。本電気部品装着装置は、複数の停止位置における各
作業、例えば、電気部品の吸着や装着が並行して行わ
れ、電気部品が短い時間間隔でプリント配線板に装着さ
れる高速装着装置である。
【0007】電気部品保持ヘッド10は、回転テーブル
12に昇降可能に支持された昇降部材30に保持されて
いる。昇降部材30には、支持部材たるスリーブ32が
着脱可能に固定されるとともに、スリーブ32内には、
ロッド34が垂直軸線まわりに相対回転可能かつ軸方向
に相対移動不能に嵌合されている。ロッド34のスリー
ブ32から下方へ突出させられた突出端部には、互いに
逆向きにかつ外向きに延び出させられた一対の耳部36
が設けられるとともに、取付部材40がボルト42によ
って着脱可能に固定されている。ロッド34と取付部材
40とは、ロッド34に設けられた円形断面の突部44
と、取付部材40に設けられた円形断面の凹部46とが
嵌合されるとともに、両者にわたって位置決め部材たる
位置決めピン48が嵌合されることにより、ロッド34
の軸線と直交する方向および軸線まわりにおいて互いに
位置決めされている。係合部ないし位置決め部たる突部
44,凹部46,位置決めピン48が位置決め装置を構
成している。
【0008】取付部材40には、ノズル保持体56が支
持軸58により、ロッド34の軸線と直角な軸線であっ
て、本実施形態では、上記一対の耳部36が並ぶ方向に
平行で水平な軸線まわりに回転可能に保持されている。
本実施形態においては、ロッド34,取付部材40,ノ
ズル保持体56がヘッド本体60を構成し、ノズル保持
体56がノズル保持部を構成し、本実施形態において電
気部品保持ヘッド10は、軸線方向に移動可能かつ軸線
まわりに回転可能である。ノズル保持体56には、複数
の吸着ノズル64が、支持軸58の軸線まわりに等角度
間隔で放射状に保持されており、ノズル保持体56が支
持軸58のまわりに回転させられることにより、複数の
吸着ノズル64が選択的に使用位置ないし作動位置、す
なわち垂直かつ下向きとなり、軸線がロッド34の軸線
と同心となる位置に位置決めされる。ノズル保持体56
の回転位置は、取付部材40に設けられた位置決め突部
66がノズル保持体56に設けられた複数の位置決め凹
部68の一つに嵌合されることにより保持される。
【0009】使用位置に位置決めされた吸着ノズル64
には、支持軸58内に設けられた負圧通路70,ノズル
保持体56内に設けられた複数の負圧通路72,取付部
材40内に設けられた負圧通路74,ロッド34内に設
けられた負圧通路76,スリーブ32内に設けられた負
圧通路78,制御弁たる切換弁80,スリーブ32に設
けられた別の負圧通路82,継手部材84内に設けられ
た負圧通路86,ホース88等を経て負圧が供給され
る。支持軸58内に設けられた負圧通路70は、使用位
置に位置決めされた吸着ノズル64に連通するように設
けられ、負圧通路70,72,74は、ノズル保持体5
6の回転により、それらの相対回転位置が変わっても、
常時、連通状態に保たれるように設けられている。ま
た、スリーブ32内に設けられた負圧通路78は、ロッ
ド34が回転させられても負圧通路76と連通状態を保
つように設けられている。
【0010】継手部材84は、スリーブ32に固定され
ており、ホース88の一端部が接続されている。ホース
88の他端部は、回転テーブル12に接続されており、
回転テーブル12内に設けられた負圧通路90,フレー
ム内に設けられた負圧通路(図示省略)を介して負圧源
に接続されている。この接続は、回転テーブル12が回
転しても負圧の供給が保たれるように為されている。切
換弁80は、本実施形態では、吸着ノズル64への負圧
の供給を許容する状態と、負圧の供給を遮断する状態と
に機械的に切り換えられるように構成されている。切換
弁80は電気部品吸着位置において負圧供給状態に切り
換えられ、電気部品保持ヘッド10が電気部品装着位置
へ移動するまで、その状態に保たれ、電気部品装着位置
において電気部品保持ヘッド10が下降させられて電気
部品をプリント配線板に装着するとき、解放(遮断)状
態に切り換えられるように構成されている。切換弁80
の構成および切換え方は、例えば、特開平10−126
097号公報に記載の切換弁と同じであり、詳細な説明
は省略する。
【0011】前記ロッド34内に設けられた負圧通路7
6の取付部材40側の部分に、図1および図2に示すよ
うに、フィルタ110が設けられている。ロッド34の
前記耳部36に軸方向において隣接する部分には、図5
および図6に示すように、断面形状が概して矩形を為す
フィルタ取付部112が設けられており、このフィルタ
取付部112内には、図3および図4に示すように、フ
ィルタ取付部112の外側面に開口し、負圧通路76に
達する有底のフィルタ挿入穴114が負圧通路76と直
交して形成されている。フィルタ挿入穴114は、断面
形状が円形を為し、一対の耳部36が並ぶ方向と直角に
設けられている。フィルタ挿入穴114の内周面の開口
端には面取りが施され、開口側ほど大径の案内面116
が設けられている。
【0012】フィルタ取付部112のフィルタ挿入穴1
14の軸線と平行な一対の外側面にはそれぞれ、切欠1
20が設けられ、それにより、切欠120よりフィルタ
挿入穴114の開口側に係合部122が設けられ、第一
係合部を構成している。これら一対の係合部122は、
図3に示すように、負圧通路76の軸線に平行な方向に
おいて長く、図5および図6に示すように、フィルタ挿
入穴114の軸線に直角な係合面123を有するととも
に、その先端(フィルタ挿入穴114の開口側)には、
フィルタ挿入穴114の底側ほど、外方に向かう向きに
傾斜させられた傾斜面124が設けられている。
【0013】前記フィルタ110は、図7に示すよう
に、フィルタ挿入穴114の開口を閉塞する閉塞部材1
30と一体に設けられたフィルタ保持部132により保
持されている。これら閉塞部材130およびフィルタ保
持部132は、弾性を有し、透明材料の一種である合成
樹脂たるポリプロピレンであって、本実施形態において
は、紫外線カット材を含んで薄い茶褐色を有するポリプ
ロピレンによって一体に作られている。本実施形態の電
気部品装着装置においては、例えば、吸着ノズル64に
より保持された電気部品の撮像時に紫外線が照射され
る。吸着ノズル64には、螢光塗料が塗布されて成る発
光層によって構成された発光板が設けられ、電気部品の
撮像時に発光板に紫外線が照射され、吸収されるととも
に可視光線に変えられて電気部品に照射されるのであ
り、閉塞部材130に紫外線が当たっても、それによる
劣化が防止されるようにされているのである。紫外線カ
ット材を含んだポリプロピレンは薄い茶褐色であるが、
透明であり、吸引される空気中に含まれる異物を除去す
れば、フィルタ110は黒く汚れ、ポリプロピレンが有
色であっても、閉塞部材130を通してフィルタ110
の汚れ具合がわかる。閉塞部材130およびフィルタ保
持部132は、ポリカーボネイトにより作ってもよい。
閉塞部材130の本体部138は、短い円柱状を為す閉
塞部140と、閉塞部140の軸線方向の一端部に設け
られた板状部142とを備えている。閉塞部140の軸
線方向の中間部には、円環状の溝144が設けられ、シ
ール部材たるOリング146が嵌合されるようにされて
いる。フィルタ110がフィルタ挿入穴114に挿入さ
れた状態では、閉塞部140はフィルタ挿入穴114内
に位置し、板状部142はフィルタ挿入穴114外に位
置し、閉塞部材130は、フィルタ挿入穴114の開口
を閉塞する内側面から反対側の外側面まで透明なポリプ
ロピレンにより形成され、外部から閉塞部材130を通
してフィルタ110を見ることができる。
【0014】上記板状部142の、閉塞部140の軸線
に直角な両端部にはそれぞれ、アーム150が設けられ
ている。これら一対のアーム150は、閉塞部140の
軸線に平行に、かつ閉塞部140の他端部側(板状部1
42が設けられた側とは反対側)であって、ヘッド本体
60側へ延び出す向きに設けられており、板状部142
と同じ幅(閉塞部140の軸線と、一対のアーム150
の互いに隔たった方向とに直角な方向の寸法)を有し、
その自由端部の内面、すなわち互いに対向する面に係合
爪152が設けられている。係合爪152は、図8に示
すように、アーム150の幅の半分の幅を有するととも
に、板状部142の幅方向の一方の側に設けられてい
る。一対の係合爪152はそれぞれ、図7に示すよう
に、アーム150の延出方向に直角な係合面154を有
するとともに、先端側ほど、閉塞部140から離れる向
きに傾斜させられた傾斜面156が設けられている。傾
斜面156は、一対の係合爪152に、先端ほど、互い
に離れる向きに設けられているということもできる。ま
た、一対のアーム150の各先端の外面は、その幅方向
に沿って切り欠かれ、傾斜面158が設けられている。
【0015】前記板状部142にはまた、一対の操作レ
バー170が一対のアーム150とは逆向きに延び出す
向きに設けられている。これら操作レバー170は、図
8に示すように、板状部142の幅方向において、係合
爪152が設けられた側とは反対側の端に設けられてお
り、アーム150と操作レバー170との間の部分が、
両者を連結する連結部172を構成している。一対の操
作レバー170の各自由端部にはそれぞれ、係合部17
4ないしつまみ部が外向きに、すなわち互いに逆向きに
延び出す向きに設けられている。これら係合部174に
はそれぞれ、丸みが付けられている。
【0016】さらに、一対の操作レバー170の各々と
一対のアーム150の各々とをそれぞれ連結する連結部
172と板状部142との間の部分には、一対の操作レ
バー170が延び出させられた側の面に開口し、一対の
アーム150の幅方向に平行であって、一対ずつのアー
ム150,操作レバー170の延出方向と直角に延びる
溝180が設けられている。それにより、板状部142
と連結部172との間の部分の厚さが薄くされ、一対ず
つの操作レバー170およびアーム150が弾性変形し
易くされている。また、一対のアーム150の各基端部
にはそれぞれ、外側ほど自由端部側へ傾斜させられた傾
斜面182が設けられ、それによっても一対ずつの操作
レバー170およびアーム150が弾性変形が容易とさ
れている。これら溝180および傾斜面182が設けら
れた部分が変形容易部184を構成している。
【0017】前記フィルタ保持部132は、図9に示す
ように、閉塞部材130の閉塞部140と同心に設けら
れ、閉塞部140から直角に延び出させられた軸部19
0と、軸部190の先端に設けられた頭部192とを備
えている。軸部190の横断面形状は、図11に示すよ
うに、小判形、すなわち長方形の長手方向の両端部にそ
れぞれ、半円形部が設けられた形状とされ、頭部192
は軸部190より大径の円形を為す。軸部190は、図
7および図8に示すように、その小判形の横断面の長手
方向が、一対のアーム150の幅方向と平行となる向き
に設けられている。
【0018】フィルタ110は、本実施形態において
は、発泡材製であって、インサート成形により作られて
いる。フィルタ110のインサート成形は、金型内に、
フィルタ保持部132を一体に備えた閉塞部材130を
セットし、そのフィルタ保持部132と金型のキャビテ
ィ形成面との間の空間内に発泡材料を入れて発泡させる
方法である。この方法によれば、発泡材料によるフィル
タ110の成形と同時に、フィルタ保持部132に固着
することができる。フィルタ110は、本実施形態にお
いては、連続気泡を有し、比較的固く、保形性を有する
ものとされている。気泡の直径は、空気の流通抵抗を小
さくし、空気を流れ易くするという観点からは大きい方
がよく、空気中の異物をよりよく除去するという観点か
らは小さい方がよく、いずれを重視するにかよって大き
さが変えられ、また、フィルタ110の厚さ(空気が流
れる方向の寸法)にもよる。本実施形態においては、気
泡の平均直径は0.5mmとされており、少なくとも0.
5mmより大きい異物を通さず、除去する。
【0019】フィルタ110は、図9ないし図11に示
すように、円柱の軸線方向の一端部を除いた部分につい
て、直径方向に隔たった2箇所をそれぞれ、軸線に平行
に切り欠いて一対の平坦面193を形成した形状を有す
る。フィルタ110は、小判形部194と、小判形部1
94の軸線方向の一端部に設けられた円形部196とを
有するのであり、フィルタ保持部132の軸部190
に、軸部190を貫通し、小判形部196の横断面の長
手方向と、軸部190の横断面の長手方向とが直角にな
る位相で設けられている。フィルタ110の小判形部1
94は、その長手方向がアーム150の幅方向と直角で
あって、一対のアーム150が隔たった方向に平行とな
る向きに設けられているのである。
【0020】フィルタ110は、図12および図13に
示すように、前記フィルタ挿入穴114に嵌合され、閉
塞部140がフィルタ挿入穴114の開口部に嵌合さ
れ、フィルタ挿入穴114の開口を閉塞するとともに、
溝144に嵌められたOリング146が負圧の漏れを防
止している。また、アーム150の係合爪152が切欠
120に嵌入し、係合部122は、アーム150の基端
と係合爪152の係合面154との間の隙間に嵌入して
いる。この隙間の長さ(アーム150の延出方向の寸
法)は、係合部122のフィルタ挿入穴114の軸線に
平行な方向の長さより公差範囲で大きく、係合部122
と係合爪152とは公差範囲内のがたつきを有して係合
面123,154において係合し、閉塞部材130がヘ
ッド本体60に固定されている。係合爪152は、変形
容易部184の弾性力により切欠120に嵌入した状態
に保たれ、係合面123,154が係合状態に維持され
ており、電気部品装着装置の作動中にフィルタ110,
フィルタ保持部材132および閉塞部材130がヘッド
本体60から脱落することがない。
【0021】この状態では、係合爪152は、その幅方
向が負圧通路76の長手方向と平行となり、フィルタ1
10の小判形部194は、図2に示すように、その横断
面の長手方向が負圧通路76と直角になり、フィルタ保
持部132の軸部190は、その横断面の長手方向が負
圧通路76と平行になる。そのため、電気部品保持ヘッ
ド10が電気部品を吸着する際には、空気は、図示しな
い空気吸引装置ないし負圧供給装置によって図2に矢印
で示す方向に吸引されるが、空気は小判形部194の下
側の平坦面193からフィルタ110内の進入し、軸部
190の横を通り、上側の平坦面193から出る。軸部
190は、横断面形状が小判形とされ、断面積が大きく
されて強度が確保されるとともに、空気の流れをできる
限り妨げないようにされているのである。また、フィル
タ110は、一対の耳部36が並ぶ方向に直角に設けら
れ、一対の操作レバー170の、取付部材40との干渉
が回避されるとともに、アーム150の先端に設けられ
た傾斜面158においてボルト42の頭部との干渉が回
避されている。
【0022】また、フィルタ挿入穴114内には、図2
に示すように、フィルタ110の小判形部194が位置
し、フィルタ110の空気の入口面と出口面とが、負圧
通路76に直角で、かつ、負圧通路76の横断面積より
大きくされているため、空気は広い入口面からフィルタ
110内に流入し、フィルタ110のほぼ均一な厚みの
部分を貫通して、広い出口面から流出することとなる。
負圧通路76を通過する空気中の異物を除去する上で、
フィルタ110のほぼ全体が均等に役立ち、全体がほぼ
均一に汚れることとなるのである。なお、フィルタ保持
部材132の頭部192とフィルタ挿入穴114との間
には、図12に示すように隙間があるが、フィルタ11
0には円形部196が設けられ、この隙間と負圧通路7
6との連通を遮断しているため、空気がフィルタ110
を通ることなく、上記隙間を通って流れることが防止さ
れる。
【0023】閉塞部材130およびフィルタ保持部材1
32は、紫外線カット材を含み、薄い茶褐色を有するが
透明なポリプロピレンによって作られており、閉塞部材
130はヘッド本体60の外側面に面しているため、作
業者は、閉塞部材130を通してフィルタ110を外か
ら見て、フィルタ110の汚れ具合を見ることができ
る。閉塞部140にはOリング146が嵌められている
が、図13に示すように、閉塞部140の外周側にあ
り、フィルタ110の汚れの点検を妨げない。この点検
は、例えば、フィルタ110のヘッド本体60への取付
けから予め設定された期間の経過後に行われる。この期
間は、例えば、週単位で設定され、早めに、すなわちフ
ィルタ110が汚れ過ぎる前に点検される長さに設定さ
れる。
【0024】電気部品保持ヘッド10は、通常は、ノズ
ル保持体56の支持軸58が回転テーブル12の回転軸
線と直交する位相にあり、フィルタ110は回転テーブ
ル12の回転軌跡に対する接線方向に平行に位置し、閉
塞部材130の操作レバー170と継手部材84との、
電気部品保持ヘッド10の軸線まわりの位相が一致して
いる。一対の操作レバー170は、板状部142の幅方
向において一方の側であって、係合爪152とは反対側
に設けられており、上記位相における継手部材84との
干渉が回避されている。そのため、作業者は、フィルタ
110の汚れを見る際には、ヘッド本体60をスリーブ
32に対して回転させ、閉塞部材130を、電気部品保
持ヘッド10の軸線まわりにおいて継手部材84から外
れた位置であって、回転テーブル12の半径方向におい
て外側を向いた視認位置ないし交換位置へ移動させ、透
明でヘッド本体60の外側面に面している閉塞部材13
0を通してフィルタ110を外から見る。フィルタ11
0をヘッド本体60から外さなくても、フィルタ110
の汚れ具合がわかるのである。そして、フィルタ110
が交換が必要なほど汚れていれば、フィルタ110をヘ
ッド本体60から取り外し、新しいフィルタ110を取
り付ける。フィルタ110が交換が必要なほど汚れてい
なければ、フィルタ110の交換は行わず、次の汚れ点
検時期を設定し、その期間の経過後に再度、点検を行
う。
【0025】フィルタ110は、閉塞部材130と一体
に設けられたフィルタ保持部132に保持されており、
閉塞部材130およびフィルタ保持部132ごと、電気
部品保持ヘッド10に取付け,取外しされる。電気部品
保持ヘッド10の回転により、閉塞部材130は、電気
部品保持ヘッド10の軸線まわりにおいて継手部材84
から外れた位置に位置させられているため、作業者は、
継手部材84に妨げられることなく、一対の操作レバー
170を操作してフィルタ110を外すことができる。
閉塞部材130およびフィルタ保持部132は紫外線カ
ット材を含む材料により作られ、劣化が防止されている
ため、劣化により壊れて閉塞部材130がヘッド本体6
0から外れることがなく、また、作業者により操作され
るとき、壊れることなく、操作され、フィルタ110を
ヘッド本体60から取り外すことができる。
【0026】作業者は、一対の操作レバー170に手を
かけて、それらの自由端部が互いに接近する向きに弾性
変形させる。一対の操作レバー170の弾性変形は、連
結部172から一対のアーム150へ伝達されて一対の
アーム150が、各自由端部が互いに離間する向きに弾
性変形させられ、係合爪152が切欠120から抜け出
させられ、係合部122との係合を解かれる。変形容易
部184が設けられているため、一対ずつの操作レバー
170およびアーム150は、本体部138に対して容
易に弾性変形させられる。そして、係合爪152が係合
部122から離脱した状態を保ってフィルタ110をフ
ィルタ挿入穴114から抜き出せば、フィルタ110を
ヘッド本体10から取り外すことができる。この際、頭
部192は、フィルタ110の軸部190からの抜出し
を防止する。
【0027】フィルタ110をヘッド本体10に取り付
ける際には、作業者は、閉塞部140の溝144にOリ
ング146を嵌合した状態で、フィルタ110をフィル
タ挿入穴114に嵌合する。フィルタ110のフィルタ
挿入穴114への挿入は、案内面116により案内され
る。フィルタ110がフィルタ挿入穴114に嵌合され
るに従って、係合爪152に設けられた傾斜面156,
係合部122に設けられた傾斜面124の斜面の作用に
より一対のアーム150が互いに離れる向きに弾性変形
させられる。一対のアーム150が拡開させられるので
あり、それにより係合爪152は係合部122を乗り越
えて切欠120に嵌入して係合部122に係合する。変
形容易部184の弾性力に基づいて係合爪152と係合
部122との係合が維持され、閉塞部材130のヘッド
本体60からの脱落が防止され、フィルタ挿入穴114
の開口を塞いだ状態に保たれる。作業者は、フィルタ1
10をフィルタ挿入穴114に挿入するだけで、工具を
用いることなく、フィルタ110をヘッド本体60に取
り付けることができるのである。また、変形容易部18
4が設けられているため、フィルタ110の取付け時に
も、一対のアーム150が容易に弾性変形させられ、取
付けが容易に行われる。本実施形態において変形容易部
184は、アーム150と操作レバー170とを閉塞部
材130の本体部138に回動可能に取り付ける取付装
置たるヒンジと、係合部122と係合爪152との係合
を維持するための弾性部材とを兼ねている。軸部190
の横断面形状が小判形とされているため、フィルタ11
0のフィルタ保持部132に対する回転が防止され、フ
ィルタ110は、小判形部194が、その横断面形状が
負圧通路76と直角な姿勢となり、平坦面193が負圧
通路76を直角に横切った状態でフィルタ110が空気
中の異物を除去する状態に保たれる。フィルタ110の
取付け後、作業者は、ヘッド本体60を回転させ、電気
部品保持ヘッド10の軸線まわりの位置をフィルタ交換
前の位置であって、通常の位置に戻す。
【0028】このように本実施形態によれば、フィルタ
110のヘッド本体60への取付け,取外しを、ヘッド
本体60を分解することなく、工具を用いることなく、
ワンタッチで短時間で行うことができ、フィルタ110
の交換のために電気部品装着装置の作動を停止させる時
間が短くて済む。また、透明な閉塞部材130を通して
フィルタ110を外から見ることができるため、フィル
タ110を適切な時期に交換することができる。
【0029】上記実施形態において、一対のアーム15
0を操作する操作部は操作レバー170により構成され
ていたが、一対のアーム150の自由端部の係合爪15
2とは反対側に設けられた操作部としてもよい。その例
を図14に基づいて説明する。なお、上記実施形態と同
じ作用を為す構成要素には同一の符号を付して対応関係
を示し、説明を省略する。
【0030】本実施形態の電気部品保持ヘッド248の
閉塞部材250においては、一対のアーム150の板状
部142から延び出させられた自由端部の外面であっ
て、係合爪152が設けられた側とは反対側の面につま
み252が設けられ、操作部を構成している。つまみ2
52には、上方に開口する凹部254が設けられてい
る。また、アーム150の基端部には、アーム150の
幅方向に平行に溝256が形成され、厚さが薄くされて
変形容易部258が設けられている。
【0031】フィルタ110をフィルタ挿入穴114か
ら取り外す際には、作業者は一対のつまみ252に指を
掛けて、一対のアーム150を、それらを弾性変形させ
つつ、各自由端部が互いに離間する向きに回動させ、係
合爪152を係合部122から離脱させて係合を解除
し、その状態を保ってフィルタ110をフィルタ挿入穴
114から抜き出す。つまみ252には凹部254が設
けられているため、つまみ易く、また、変形容易部25
8が設けられているため、アーム150を弾性変形させ
易い。フィルタ110のフィルタ挿入穴114への取付
け時には、作業者は閉塞部材250を持ってフィルタ1
10をフィルタ挿入穴114へ挿入する。フィルタ10
のフィルタ挿入穴114への挿入に伴ってアーム150
が弾性変形しつつ、係合爪152が係合部122を乗り
越えて切欠120に嵌入し、係合部122に係合する。
アーム150および変形容易部258の弾性力により、
係合爪152が切欠120に嵌入し、係合部122に係
合する係合状態に維持される。本実施形態においては、
アーム150が弾性部材を兼ねるとともに、変形容易部
258がアーム150を板状部142に回動可能に取り
付ける取付装置と弾性部材とを兼ねている。
【0032】上記各実施形態においてフィルタ保持部材
132は、閉塞部材130,250と一体に設けられて
いたが、別体に設けてもよい。また、閉塞部材をヘッド
本体に回動可能に取り付けてもよい。それらの例を図1
5および図16に基づいて説明する。本実施形態の電気
部品保持ヘッド278において、ロッド34に設けられ
たフィルタ取付部280には、その外面282に開口
し、負圧通路76に到達するフィルタ挿入穴284が設
けられるとともに、外面282のフィルタ挿入穴284
のまわりには、シール部材たるOリング286が設けら
れている。フィルタ取付部280の外面282に直角な
一方の側面には、切欠290が設けられ、係合部292
が設けられている。係合部292の切欠290を画定す
る端面は、図15に示すように、フィルタ挿入穴284
から半径方向において離れるほど、フィルタ挿入穴28
4の開口へ近づく向きに傾斜させられた傾斜面294と
されており、また、係合部292の先端には、フィルタ
挿入穴284から半径方向において離れるほど、フィル
タ挿入穴284の開口から離れる向きに傾斜させられた
傾斜面296が設けられている。
【0033】フィルタ300は、フィルタ保持部材30
2により保持されている。フィルタ保持部材302は、
横断面形状が小判形を為す軸部304と、軸部304の
軸線方向の両端部にそれぞれ設けられた円形の頭部30
6,308と、一方の頭部308に突設されたつまみ3
10とを有し、本実施形態では、紫外線カット材を含
み、薄い茶褐色で透明なポリプロピレンによって作られ
ている。フィルタ300は、前記フィルタ110と同様
に構成され、発泡材製であってインサート成形により作
られ、小判形部314および円形部316を有し、頭部
306,308によって軸部304からの抜出しを防止
されている。
【0034】閉塞部材320は板状を為し、紫外線カッ
ト材を含み、薄い茶褐色で透明なポリプロピレンによっ
て作られており、フィルタ取付部280の外側面282
に突設された一対の取付部322に、一対の軸324に
より、負圧通路76と平行であって、フィルタ挿入穴2
84の中心線と直角に立体交差する軸線まわりに回動可
能に取り付けられている。閉塞部材320は、軸324
によりフィルタ取付部280に取り付けられた閉塞部3
26と、閉塞部326のフィルタ取付部280に取り付
けられた側とは反対側の端部から、ヘッド本体60側へ
延び出させられたアーム330とを有する。
【0035】アーム330の自由端部には、係合爪33
2が設けられている。係合爪332の先端には、アーム
330の基端部側ほど、アーム330から離れる向きに
傾斜させられた傾斜面342が設けられるとともに、傾
斜面342に隣接して、アーム330の基端部側ほど、
アーム330に近づく向きに傾斜させられた傾斜面34
4であって、前記係合部292の傾斜面294に対応す
る傾斜の傾斜面344が設けられている。また、アーム
330の先端の外面は、その幅方向に沿って切り欠か
れ、傾斜面346が設けられている。さらに、アーム3
30には、係合爪332が設けられた側とは反対側の面
であって、アーム330の外面につまみ334が設けら
れており、つまみ334には、上方に開口する凹部33
6が設けられている。また、アーム330の基端部に
は、アーム330の幅方向に延びる溝338が設けら
れ、変形容易部340が設けられている。
【0036】フィルタ300はフィルタ挿入穴284に
嵌合され、閉塞部材320は、係合爪332と係合部2
92とが傾斜面294,344において弾性的に係合す
る。傾斜面294,344の傾斜角度は小さく、主とし
て変形容易部340の弾性力により係合爪332が係合
部292を押す力に基づいて、係合部292が係合爪3
32を押す力が生じ、それにより閉塞部材320の閉塞
部326が、フィルタ取付部280の外側面282に接
近する向きに付勢され、Oリング286に弾性的に押し
付けられている。Oリング286は、取付部322の軸
324が嵌合される軸穴と軸324との間のがたつきを
吸収し得る大きさを有するものとされており、閉塞部3
26はOリング286に密着させられ、負圧の漏れが防
止された状態で、閉塞部材320がフィルタ挿入穴28
4の開口を閉塞する状態に保たれ、フィルタ300のフ
ィルタ挿入穴284からの脱落が防止されている。
【0037】フィルタ保持部材302および閉塞部材3
20は透明材料によって作られているため、作業者はヘ
ッド本体60の外からフィルタ保持部材302および閉
塞部材320を通してフィルタ300を見ることがで
き、フィルタ300が交換を要するほど汚れているか否
かを点検することができる。フィルタ300を交換する
際には、作業者はつまみ334を持って、アーム330
を弾性変形させつつ回動させて係合爪332を係合部2
92から離脱させ、閉塞部材320を軸324の軸線ま
わりに回動させてフィルタ挿入穴284の開口を開く。
その状態で、フィルタ保持部材302に設けられたつま
み310を持ってフィルタ300をフィルタ挿入穴28
4から引き出す。そして、新たなフィルタ300をフィ
ルタ挿入穴284に嵌合した後、閉塞部材320を回動
させ、アーム330を弾性変形させつつ、係合爪332
に係合部292を乗り越えさせて係合させる。変形容易
部340が設けられているため、アーム330の弾性変
形が容易である。この状態では、係合爪332が係合部
292に弾性的に係合し、閉塞部材320を閉じた状態
に保ち、閉塞部326がフィルタ挿入穴284の開口を
閉じるとともに、Oリング286に密着した状態に保た
れる。本実施形態においては、一対ずつの取付部32
2,軸324が取付装置を構成し、係合部292および
係合爪332が閉状態維持装置を構成し、変形容易部3
40が、アーム330を閉塞部326に回動可能に取り
付ける取付装置および係合爪332と係合部292との
係合を維持する弾性部材を構成している。
【0038】上記各実施形態において第二係合部は、閉
塞部材に一体に設けられていたが、閉塞部材に回動可能
に取り付けた係合部材としてもよい。その例を図17に
基づいて説明する。本実施形態の電気部品保持ヘッド3
58において一対の係合部材360はそれぞれ、前記実
施形態のアーム150と同様の形状を有し、一端部に係
合爪362が設けられるとともに、他端部に円筒状のボ
ス部364が設けられている。ボス部364からは、前
記実施形態の操作レバー170と同様の構成を有する操
作レバー366が係合部材360とは逆向きに延び出す
状態で一体に設けられている。操作レバー366は、継
手部材84と干渉しないように設けられ、その延出端部
には、係合部368が設けられている。
【0039】閉塞部材370の本体部372の板状部3
74には、フィルタ110の軸線と直角な方向に隔たっ
た両側面にそれぞれ、一対ずつの耳片376が設けられ
ている。上記ボス部364は、これら一対の耳片376
の間に嵌合されるとともに、一対の耳片376およびボ
ス部364を通って軸378が嵌合され、係合部材36
0が閉塞部材370に回動可能に取り付けられている。
操作レバー366と耳片376との間には付勢手段の一
種であるねじりばね380の両端部がそれぞれ係合さ
れ、係合部材360は、係合爪362が切欠120に嵌
入する向きに付勢され、係合爪362が係合部122に
係合する状態に維持されている。なお、ねじりばね38
0による係合部材360の付勢限度は、閉塞部材370
に設けられた図示しないストッパにより規定されてい
る。ストッパは、係合爪362が切欠120に嵌入し、
係合部122に係合する状態では、ねじりばね380が
係合部材360を付勢し、閉塞部材370がヘッド本体
60から取り外された状態では、係合部材360を、本
体部372に当たらず、フィルタ110をフィルタ挿入
穴114に挿入するとき、傾斜面124,156の斜面
の効果によって拡開させられる位置に保つように設けら
れている。
【0040】フィルタ110をフィルタ挿入穴114か
ら取り外す際には、作業者は一対の操作レバー366の
係合部368に手を掛け、ねじりばね380の付勢力に
抗して互いに接近する向きに回動させる。それにより、
係合部材360が回動させられ、係合爪362が係合部
122から離脱させられ、その状態でフィルタ110を
フィルタ挿入穴114から引き出す。
【0041】フィルタ110のヘッド本体60への取付
け時には、作業者は閉塞部材370を持ってフィルタ1
10をフィルタ挿入穴114へ挿入する。この際、係合
部材360は傾斜面156,124の斜面の作用によ
り、ねじりばね380の付勢力に抗して回動させられ、
係合爪362が係合部122を乗り越えて切欠120に
嵌入し、係合部122に係合する。
【0042】上記実施形態においてフィルタ110,3
00は、インサート成形によってフィルタ保持部材13
2,302に固定されていたが、フィルタ保持部材とは
別体に製造したフィルタを、接着剤によりフィルタ保持
部材に固定する等により固定することも可能である。ま
た、フィルタをフィルタ保持部材に対して着脱可能とし
てもよい。その場合、フィルタに、フィルタ保持部材に
嵌合するための嵌合穴を設けるが、その嵌合穴の横断面
形状は、フィルタ保持部材のフィルタが嵌合される部分
の横断面形状と相似形にすれば、着脱が容易である。ま
た、フィルタ保持部材には、フィルタの離脱を防止する
ために、フィルタに設けられる嵌合穴の内のり寸法より
大きい頭部等、離脱防止部を設けることが望ましいが、
発泡材製のフィルタは弾性変形能力に優れているため、
嵌合穴の内のり寸法が大きくなるようにフィルタを弾性
変形させることにより、離脱防止部を備えたフィルタ保
持材にフィルタを取り付けることが可能である。
【0043】また、上記各実施形態において、フィルタ
110,300は、平均直径が0.5mmである連続気泡
を有するものとされていたが、フィルタの気泡の直径は
0.5mmに限らず、0.2mm以上04mm未満、0.4mm
以上0.6mm未満、0.6mm以上0.8mm未満等、適宜
の範囲から選定すればよい。いずれの範囲から選定する
かは、空気の流れ易さと異物除去性とのいずれを重視す
るかによって決めればよい。
【0044】また、一対の操作レバーは、他部材との干
渉を回避する等の事情がなければ、アームの幅方向にお
いて係合爪と同じ位置に設けてもよい。アームの延出方
向に平行な一直線上に係合爪および操作レバーを設ける
のである。
【0045】さらに、上記各実施形態においてヘッド本
体60は複数の部材が分解可能に組み付けられてなるも
のとされていたが、分解不可能なものとしてもよい。
【0046】また、上記各実施形態において電気部品保
持ヘッド10等の閉塞部材130等は、透明材料によっ
て作られていたが、不可欠ではなく、不透明材料により
形成してもよい。その場合でも、ヘッド本体を分解する
ことなく、フィルタをヘッド本体から取り外すことがで
き、フィルタのヘッド本体への着脱が容易であること同
じであり、フィルタをヘッド本体から外して汚れ具合を
点検し、まだ使用し得るのであれば使用するようにする
ことができる。フィルタの汚れを点検するためにフィル
タのヘッド本体からの取外し作業が必要な分、点検作業
が面倒であるが、点検時期の設定によっては、フィルタ
の交換や清掃を適切な時期に行うことが可能である。
【0047】さらに、請求項5に記載の発明は、閉塞部
材を有さず、フィルタがヘッド本体内に組み込まれ、ヘ
ッド本体を分解してフィルタを交換する電気部品保持ヘ
ッドにも適用することができる。この場合、例えば、ヘ
ッド本体のフィルタが組み込まれる部分を構成する部分
の少なくとも一部を透明材料により形成し、フィルタに
面する面とヘッドの外部に面する面との間の部分を透明
材料により形成し、外からフィルタを見ることができる
ようにする。
【0048】また、本発明は、複数の電気部品保持ヘッ
ドを回転テーブルに設け、回転テーブルの回転により順
次電気部品装着位置へ移動させて電気部品を装着させる
電気部品装着装置に限らず、少なくとも1つの電気部品
保持ヘッドを備えた移動体を一平面、例えば水平面内に
おいて直交する2方向へ移動させ、電気部品保持ヘッド
にプリント配線板への電気部品の装着を行わせる電気部
品装着装置や、移動体を1方向へ移動させて電気部品保
持ヘッドにプリント配線板への電気部品の装着を行わせ
る電気部品装着装置の電気部品保持ヘッドにも適用する
ことができる。この態様の電気部品装着装置は、例え
ば、コンデンサ,抵抗等の所謂異形部品の装着に用いら
れる。さらに、本発明は、電気部品装着装置以外の装
置、例えば、電気部品を搬送する電気部品搬送装置等の
電気部品保持ヘッドに適用することができる。
【0049】以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細
に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記
〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識
に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電気部品保持ヘッドを
備えた電気部品装着装置の電気部品保持ヘッドが設けら
れた部分を示す背面断面図である。
【図2】上記電気部品保持ヘッドのフィルタが取り付け
られた部分を示す背面断面図である。
【図3】上記電気部品保持ヘッドのヘッド本体を構成す
るロッドのフィルタが取り付けられた部分を示す側面図
である。
【図4】上記ロッドのフィルタが取り付けられた部分を
示す正面断面図である。
【図5】上記ロッドに設けられたフィルタ取付部を示す
平面図(一部断面)である。
【図6】上記ロッドに設けられたフィルタ取付部を示す
平面断面図である。
【図7】上記フィルタ,フィルタ保持部材および閉塞部
材を示す平面図である。
【図8】上記フィルタ,フィルタ保持部材および閉塞部
材を示す側面図である。
【図9】上記フィルタ,フィルタ保持部材および閉塞部
材を示す側面断面図である。
【図10】上記フィルタ,フィルタ保持部材および閉塞
部材を示す背面図である。
【図11】上記フィルタおよびフィルタ保持部材を示す
正面断面図である。
【図12】上記フィルタがフィルタ取付部に取り付けら
れた状態を示す平面図(一部断面)である。
【図13】上記フィルタがフィルタ取付部に取り付けら
れた状態を示す正面図である。
【図14】本発明の別の実施形態である電気部品保持ヘ
ッドのヘッド本体にフィルタが取り付けられた状態を示
す平面(一部断面図)である。
【図15】本発明の別の実施形態である電気部品保持ヘ
ッドのヘッド本体にフィルタが取り付けられた状態を示
す平面(一部断面図)である。
【図16】図15に示す電気部品保持ヘッドにおいてヘ
ッド本体にフィルタが取り付けられた状態を示す正面図
である。
【図17】本発明の別の実施形態である電気部品保持ヘ
ッドのヘッド本体にフィルタが取り付けられた状態を示
す平面(一部断面図)である。
【符号の説明】
10:電気部品保持ヘッド 34:ロッド 40:
取付部材 56:ノズル保持体 60:ヘッド本体
64:吸着ノズル 70,72,74,76:負
圧通路 110:フィルタ 114:フィルタ挿入
穴 122:係合部 130:閉塞部材 13
2:フィルタ保持部 138:本体部 140:閉塞部 150:アーム 152:係合爪
170:操作レバー 172:連結部 18
0:溝 182:傾斜面 184:変形容易部 1
90:軸部 192:頭部 248:電気部品保持
ヘッド 250:閉塞部材 258:変形容易部
278:電気部品保持ヘッド 284:フィルタ挿
入穴 300:フィルタ 302:フィルタ保持部
材 304:軸部 306,308:頭部 32
0:閉塞部材 330:アーム 332:係合爪 338:溝 340:変形容易部
358:電気部品保持ヘッド 360:係合部材
362:係合爪 366:操作レバー 370:閉塞部材 372:本体部 380:ねじ
りばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着ノズルを保持するノズル保持部とそ
    のノズル保持部に負圧を供給する負圧通路とを有するヘ
    ッド本体と、負圧通路の途中に設けられてその負圧通路
    を通過する空気中の異物を除去するフィルタとを備えた
    電気部品保持ヘッドにおいて、 前記ヘッド本体に、そのヘッド本体の外側面から前記負
    圧通路に達するフィルタ挿入穴を形成し、そのフィルタ
    挿入穴に外部から挿入可能なフィルタと、そのフィルタ
    挿入後にフィルタ挿入穴の開口を閉塞する閉塞部材とを
    設けたことを特徴とする電気部品保持ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記閉塞部材に、前記フィルタを保持す
    るフィルタ保持部が一体的に設けられたことを特徴とす
    る請求項1に記載の電気部品保持ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド本体に第一係合部が設けら
    れ、前記閉塞部材にその第一係合部に係合して閉塞部材
    をヘッド本体に固定する第二係合部が設けられ、それら
    第一係合部と第二係合部とが弾性部材の弾性力に基づい
    て係合状態を維持することを特徴とする請求項1または
    2に記載の電気部品保持ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第二係合部が、前記閉塞部材から前
    記ヘッド本体側へ延び出した一対のアームとそのアーム
    の自由端部に形成された係合爪とを含み、前記閉塞部材
    に、前記一対のアームをそれらの自由端部が互いに離間
    する向きに回動させるために操作される操作部が設けら
    れるとともに、その操作部が、前記一対のアームとは逆
    向きに延び出した一対の操作レバーであり、それら一対
    の操作レバーの各々と前記一対のアームの各々とをそれ
    ぞれ連結する連結部と前記閉塞部材の本体部との間に、
    それら本体部および連結部よりも弾性変形が容易な変形
    容易部が形成され、一対の操作レバーがそれらの自由端
    部が互いに接近する向きに操作された際、変形容易部の
    弾性変形に基づいて一対のアームの自由端部同士が互い
    に離間し、前記係合爪が前記第一係合部から離脱するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の電気部品保持ヘッド。
  5. 【請求項5】 吸着ノズルを保持するノズル保持部とそ
    のノズル保持部に負圧を供給する負圧通路とを有するヘ
    ッド本体と、負圧通路の途中に設けられてその負圧通路
    を通過する空気中の異物を除去するフィルタとを備えた
    電気部品保持ヘッドにおいて、 前記ヘッド本体の少なくとも一部をほぼ透明な材料によ
    って、前記フィルタを外部から視認可能に形成したこと
    を特徴とする電気部品保持ヘッド。
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