JP2001313424A - 発光ダイオード駆動装置 - Google Patents

発光ダイオード駆動装置

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JP2001313424A
JP2001313424A JP2000130606A JP2000130606A JP2001313424A JP 2001313424 A JP2001313424 A JP 2001313424A JP 2000130606 A JP2000130606 A JP 2000130606A JP 2000130606 A JP2000130606 A JP 2000130606A JP 2001313424 A JP2001313424 A JP 2001313424A
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emitting diode
light emitting
power supply
impedance
circuit
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Application number
JP2000130606A
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English (en)
Inventor
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Toshihiko Sasai
敏彦 笹井
Kazutoshi Mita
一敏 三田
Yuji Takahashi
雄治 高橋
Masahiko Kamata
征彦 鎌田
Shinichiro Matsumoto
晋一郎 松本
Hideo Kozuka
日出夫 小塚
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電流制限要素における電力損失が少なく、入力
電流歪が少なくて、しかも比較的安価な発光ダイオード
駆動装置を提供する。 【解決手段】発光ダイオード群LEDGをインピーダン
ス反転回路ZRCからなる電流制限要素を介して交流電
源に接続した。交流電源は、高周波および低周波のいず
れであってもよい。インピーダンス反転回路ZRCと
は、負荷インピーダンスの変化に対して入力インピーダ
ンスが負の相関を呈する回路をいう。負荷と直列の第1
および第2のインダクタL1、L2と、その直列部分の
接続点に負荷と並列的に接続したコンデンサC1とから
なるT形回路網、負荷と直列のインダクタLと、その両
端に負荷と並列的に接続した第1および第2のコンデン
サC1、C2とからなるπ形回路網、または1/4波長
または1/4波長を基本としてその奇数倍の波長の同軸
線路などによりインピーダンス反転回路ZRCを形成で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流制限要素を備
えた発光ダイオード駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発光ダイオードを駆動する場合、
発光ダイオードと直列に電流制限要素を接続するのが一
般的である。以下、従来の発光ダイオード駆動装置につ
いて図9ないし図15を参照して説明する。なお、図
中、同一部分については同一符号を付している。
【0003】図9は、従来の発光ダイオード駆動装置の
第1の例を示す回路図である。
【0004】図において、111は交流電源、112は
発光ダイオード群、113は電流制限要素である。
【0005】発光ダイオード群112は、逆極性に接続
された第1の発光ダイオード112aおよび第2の発光
ダイオード112bを備えている。そして、第1の発光
ダイオード112aは、交流電源111が正極性のとき
に駆動される。第2の発光ダイオード112bは、交流
電源111が負極性のときに駆動される。
【0006】電流制限要素113は、抵抗器からなり、
電源電圧のいずれの極性のときにも発光ダイオード群に
流れる入力電流を所定値に制限する。
【0007】図10は、従来の発光ダイオード駆動装置
の第2の例を示す回路図である。
【0008】第2の例は、電流制限要素113をコンデ
ンサによって構成したものである。
【0009】図11は、従来の発光ダイオード駆動装置
の第3の例を示す回路図である。
【0010】第3の例は、低周波交流を全波整流器11
4および平滑コンデンサ115により平滑化された直流
に変換し、さらに高周波インバータ116によって直流
を高周波に変換して、発光ダイオード群112を高周波
で駆動する。電流制限要素113にはインダクタを用い
ている。なお、117は高周波フィルタ、118は直流
カットコンデンサである。また、高周波インバータ11
6は、一対のスイッチング素子116a、116bおよ
びゲートドライブ回路116cを主体として構成された
ハーフブリッジ形インバータからなる。
【0011】図12は、従来の発光ダイオード駆動装置
の第4の例を示す回路図である。
【0012】第4の例は、昇圧チョッパ119および降
圧チョッパ120を用いている。加えて、発光ダイオー
ド群112´に流れる電流を抵抗器121で検出し、こ
れを演算増幅器122で基準電圧源123と比較してパ
ルス幅変調(PWM)回路124に制御入力させること
によって降圧チョッパ120を電流帰還制御する構成で
ある。このため、安定化された直流によって発光ダイオ
ード群112´を直流駆動できる。なお、発光ダイオー
ド群112´は、直流駆動のため逆極性に接続されてい
ない。また、昇圧チョッパ119は、インダクタ119
a、スイッチング素子119b、ダイオード119c、
平滑コンデンサ115およびゲートドライブ回路119
dを主体として構成されている。さらに、降圧チョッパ
120は、スイッチング素子120a、ダイオード12
0b、インダクタ120cおよびゲートドライブ回路1
20dを主体として構成されている。
【0013】次に、図13ないし図15を参照して従来
の各例における発光ダイオード駆動装置の電源電圧およ
び波形入力電流の波形について説明する。なお、図中、
Vは電源電圧波形、Iは入力電流波形、をそれぞれ示
す。
【0014】図13は、従来の発光ダイオード駆動装置
の第1の例における電源電圧および入力電流の波形を示
す波形図である。
【0015】図14は、従来の発光ダイオード駆動装置
の第2の例における電源電圧および入力電流の波形を示
す波形図である。
【0016】図15は、従来の発光ダイオード駆動装置
の第4の例における電源電圧および入力電流の波形を示
す波形図である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】第1の例は、回路構成
が簡単な利点はあるが、抵抗器の電力損失が大きくて光
源としてのエネルギー効率が悪いとともに、入力電流に
高調波が多いという問題がある。すなわち、図13から
理解できるように、第1の例においては、電源電圧のゼ
ロクロス付近に入力電流に休止期間が生じるために高調
波が多くなる。
【0018】第2の例は、第1の例と同様に回路構成が
簡単で電流限流要素113における電力損失の問題は解
消するが、電流安定性が悪い。また、図14から理解で
きるように、入力電流の位相が進むとともに波形が悪く
なるため、力率、高調波ともに悪化するという問題があ
る。
【0019】第3の例は、電流限流要素113に電力損
失のないリアクタンス素子を用いることができる点では
例2と同様であるとともに、さらに入力電流の位相を電
源電圧の位相と同相にすることができる。しかしなが
ら、入力電流のゼロクロス付近に図13に示す例1の場
合とほぼ同様な休止期間が生じてしまい、したがって、
高調波が多くなるという問題がある。
【0020】第4の例は、昇圧チョッパ119が力率改
善(PFC)回路として作用するので、入力電流波形を
電源電圧波形とほぼ相似させることができるが、回路構
成が複雑でコストが嵩むという問題がある。
【0021】本発明は、電流制限要素における電力損失
が少なく、入力電流歪が少なくて、しかも比較的安価な
発光ダイオード駆動装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の発光ダ
イオード駆動装置は、入力端が交流電源に接続するイン
ピーダンス反転回路と;インピーダンス反転回路の出力
端間に接続されて交流の一方の極性で駆動される第1の
発光ダイオードおよび他方の極性で駆動される第2の発
光ダイオードを備えた発光ダイオード群と;を具備して
いることを特徴としている。
【0023】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0024】「インピーダンス反転回路」とは、負荷イ
ンピーダンスの変化に対して入力インピーダンスが負の
相関を呈する回路をいう。たとえば、負荷と直列な第1
および第2のインダクタの直列回路の接続点にコンデン
サの一端を接続したいわゆるT形インピーダンス網、負
荷と直列なインダクタの両端に第1および第2のコンデ
ンサを接続したいわゆるπ形インピーダンス網、または
1/4波長または1/4波長を基本として奇数倍の長さ
の同軸線路などをインピーダンス反転回路として用いる
ことができる。
【0025】また、インピーダンス反転回路は、理想的
には、負荷インピーダンスと入力インピーダンスとの積
が一定になるが、実際的にはそこまで厳密に要求する必
要がない。たとえば、特性を本質的に変更しない範囲で
回路定数を改変することにより、コストを低減するなど
実用面における優位性を追求することが許容される。
【0026】発光ダイオード群は、交流の一方の極性で
駆動される第1の発光ダイオードと、他方の極性で駆動
される第2の発光ダイオードとを備えていればよく、そ
の数、発光色および接続の態様などは制限されない。
【0027】交流は、その周波数が制限されない。した
がって、低周波交流たとえば商用周波数でもよいし、高
周波であってもよい。なお、高周波の半波によるパルス
電流でスーパーリニア−形の発光ダイオードを駆動する
ことにより、光出力が多くなる。また、直流を高周波に
変換するために、各種の回路方式の高周波インバータを
用いることができる。
【0028】そうして、本発明においては、インピーダ
ンス反転回路を介して発光ダイオード群を交流電源に接
続して、交流により駆動することにより、入力電流が電
源電圧と同相になり、波形が休止期間のない正弦波また
はその類似波形になる。したがって、入力力率が1で、
しかも高調波電流成分が少なくなる。
【0029】また、インピーダンス反転回路は、インダ
クタおよびコンデンサで構成することができるので、原
理的には電力損失を生じないから、電力消費が少ない。
【0030】さらに、負荷電圧の変動に対して負荷電流
の変動が少ない。たとえば、負荷電圧変動20%に対し
て負荷電流(平均電流)は1%程度である。このこと
は、周囲温度の変化や発光ダイオードのチップの温度上
昇により、発光ダイオードの端子電圧が変化しても、負
荷電流の変化は無視し得る程度である。
【0031】さらにまた、発光ダイオードの接続数を変
えたり、動作電圧特性の異なる発光ダイオードに変更し
たしたりした場合などであっても、駆動電流を一定に保
持することができる。
【0032】さらにまた、電源電圧変動に対する負荷電
流の変動は、通常の商用交流電源を利用する場合におい
て、特段問題はない程度である。
【0033】請求項2の発明の発光ダイオード駆動装置
は、請求項1記載の発光ダイオード駆動装置において、
インピーダンス反転回路は、交流電源に対して発光ダイ
オード群と直列に接続される第1および第2のインダク
タ、ならびに交流電源に対して第1のインダクタと直列
に接続されるとともに、発光ダイオード群に対して第2
のインダクタと直列に接続されるコンデンサを含んで構
成されていることを特徴としている。
【0034】本発明は、いわゆるT形回路網により構成
したインピーダンス反転回路を備えている構成を規定し
ている。
【0035】請求項3の発明のインピーダンス反転回路
は、請求項1記載の発光ダイオード駆動装置において、
交流電源に対して発光ダイオード群と直列に接続される
インダクタ、インダクタの交流電源側において交流電源
に並列に接続される第1のコンデンサ、ならびにインダ
クタの発光ダイオード群側において発光ダイオード群と
直列に接続される第2のコンデンサを含んで構成されて
いることを特徴としている。
【0036】本発明は、いわゆるπ形回路網により構成
したインピーダンス反転回路を備えている構成を規定し
ている。
【0037】請求項4の発明の発光ダイオード駆動装置
は、請求項1記載の発光ダイオード駆動装置において、
インピーダンス反転回路は、1/4波長または1/4波
長を基本として奇数倍の長さの同軸線路により構成され
ていることを特徴としている。
【0038】本発明は、1/4波長または1/4波長を
基本として奇数倍の長さの同軸線路により構成したイン
ピーダンス反転回路を備えている構成を規定している。
【0039】上記同軸線路は、そのインダクタンスがコ
ンデンサやインダクタと較べて構造が簡単なので、高周
波を用いて駆動する場合に好適である。
【0040】また、上記同軸線路を電源と発光ダイオー
ドとの間を接続する導体線路として利用することができ
るので、両者を離間して配設することができる。
【0041】請求項5の発明の発光ダイオード駆動装置
は、請求項1ないし3のいずれか一記載の発光ダイオー
ド駆動装置において、交流電源は、非平滑直流電圧を出
力する整流化直流電源、および非平滑直流電圧を入力し
て高周波電圧を発生する電圧形高周波インバータを含ん
で構成されていることを特徴としている。
【0042】本発明は、発光ダイオードを高周波駆動す
る場合に好適な交流電源の構成を規定している。
【0043】すなわち、本発明における交流電源は、非
平滑直流を電圧形高周波インバータに入力して高周波を
発生する。なお、「電圧形高周波インバータ」とは、出
力電圧/出力電流によって求められる負荷インピーダン
スに比して内部インピーダンスが十分に小さいインバー
タをいう。たとえば、スイッチと逆並列に帰還ダイオー
ドが接続されていて、負荷に電圧源として方形波の高周
波交流を供給するインバータである。たとえば、ハーフ
ブリッジ形高周波インバータなどが該当する。
【0044】そうして、本発明においては、入力電流が
休止期間のない波形になり、高調波歪が照明器具に対す
る規格を満足させることができる程度に低減する。
【0045】また、発光ダイオードを高周波交流の半波
によりパルス電流駆動することができるので、スーパー
リニア−形の発光ダイオードを用いた場合には、光出力
を大きくすることができる。
【0046】さらに、インピーダンス反転回路に昇降圧
作用を受け持たせることができるので、発光ダイオード
や高周波インバータの回路動作点の設定に自由度が増え
る。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0048】図1は、本発明の発光ダイオード駆動装置
の第1の実施形態を示す回路図である。
【0049】図において、ASは低周波交流電源、ZR
Cはインピーダンス反転回路、LEDGは発光ダイオー
ド群である。
【0050】低周波交流電源ASは、商用交流電源から
なる。
【0051】インピーダンス反転回路ZRCは、第1お
よび第2のインダクタL1、L2ならびにコンデンサC
1を備えていわゆるT形回路網を形成している。第1お
よび第2のインダクタL1、L2は、低周波交流電源A
Sの両端間に対して後述する発光ダイオード群LEDG
と直列に接続している。コンデンサC1は、第1および
第2のインダクタL1、L2の接続点と、低周波交流電
源ASおよび発光ダイオード群LEDGの接続点との間
に接続している。すなわち、コンデンサC1は、低周波
交流電源ASに対して第1のインダクタL1と直列接続
している。また、発光ダイオード群LEDGに対して第
2のインダクタL2と直列接続している。
【0052】発光ダイオード群LDEGは、交流の一方
の極性に対して順方向である第1の発光ダイオードLE
Daと、交流の他方の極性に対して順方向である第2の
発光ダイオードLEDbとから構成されている。さら
に、第1の発光ダイオードLEDaと第2の発光ダイオ
ードLEDbとを1個ごとに並列接続してダイオード対
DPを形成し、複数のダイオード対DPを直列接続して
発光ダイオード群LEDGが構成されている。
【0053】
【実施例】低周波交流電源:交流100V、50Hz インピーダンス反転回路ZRC:第1および第2のイン
ダクタL1、L2のインダクタンス6.8H、コンデン
サC1の静電容量1.5μF、共振周波数は電源周波数
と一致している。 発光ダイオード群LEDG:全体の動作電圧90V 入力電流:20mA 負荷電圧変動20%に対して、負荷電流(平均電流)変
動は、1%程度であった。電源電圧変動20%に対し
て、負荷電流変動は、20%であった。
【0054】図2は、本発明の発光ダイオード駆動装置
の第1の実施形態における電源電圧および入力電流の波
形を示す波形図である。
【0055】図において、(a)は電源電圧波形V、コ
ンデンサC1の端子電圧波形Vc、発光ダイオード群L
EDGの端子電圧波形Vlを示し、(b)は入力電流波
形I、発光ダイオード群LEDGに流れる電流波形Il
を示す。
【0056】図から理解できるように、本実施形態にお
いては、入力電圧波形Vおよび入力電流波形とは同相で
あり、入力電流波形はほぼ完全な正弦波である。したが
って、力率は1で、高調波成分は極めて少ない。
【0057】図3は、本発明に用いるインピーダンス反
転回路を説明する説明図である。
【0058】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。t1、t2は入力端
子、Rは負荷インピーダンスである。
【0059】そうして、負荷インピーダンスRを増減
したときの入力端子t1、t2から見たインピーダンス
が入力インピーダンスRINである。
【0060】図4は、本発明に用いるインピーダンス反
転回路のインピーダンス特性を示すグラフである。
【0061】図において、横軸は負荷インピーダンスR
を、縦軸は入力インピーダンスR INを、曲線はイン
ピーダンス反転回路のインピーダンス特性を、それぞれ
示す。
【0062】図から明らかなように、インピーダンス反
転回路ZRCは、負荷インピーダンスRを減少する
と、入力インピーダンスRINは増加する。反対に、負
荷インピーダンスRを増加すると、入力インピーダン
スRINは減少する。
【0063】そうして、理想的なインピーダンス反転回
路の場合、インピーダンス特性曲線は双曲線状になる。
これに対して、仮に直線であってとしても、上述したよ
うにインピーダンス反転作用があるので、本発明にいう
インピーダンス反転回路に該当する。
【0064】図5は、本発明の発光ダイオード駆動装置
の第2の実施形態を示す回路図である。
【0065】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、インピ
ーダンス反転回路ZRCがいわゆるπ形回路網からなる
点で異なる。
【0066】すなわち、インピーダンス反転回路ZRC
は、インダクタL3、ならびに第1および第2のコンデ
ンサC2、C3を備えていわゆるπ形回路網を形成して
いる。インダクタLは、低周波交流電源ASの両端間に
対して発光ダイオード群LEDGと直列に接続してい
る。第1のコンデンサC2は、インダクタLの低周波交
流電源AS側において低周波交流電源ASに並列接続し
ている。第2のコンデンサC3は、インダクタLの負荷
側において、発光ダイオード群LEDGに並列接続して
いる。
【0067】図6は、本発明の発光ダイオード駆動装置
の第3の実施形態を示す回路図である。
【0068】図において、図1と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、交流電
源が非平滑整流化直流電源RDCおよび高周波インバー
タHFIにより構成されている点で主として異なる。
【0069】すなわち、低周波交流電源ASの両端に高
周波フィルタHFを介して整流化直流電源RDC、高周
波インバータHFIを順次接続している。
【0070】非平滑整流化直流電源RDCは、全波整流
回路からなり、バイパスコンデンサCbを直流出力端間
に接続しているが、平滑コンデンサは接続していない。
したがって、その直流出力端から得られる直流電圧は、
非平滑直流電圧である。
【0071】高周波インバータHFIは、電圧形インバ
ータであるところのハーフブリッジ形インバータからな
り、一対のスイッチング素子Q1、Q2およびゲートド
ライブ回路GDCを主構成要素としている。一対のスイ
ッチング素子Q1、Q2は、非平滑整流化直流電源RD
Cの直流出力端間に直列接続している。ゲートドライブ
回路GDCは、一対のスイッチング素子Q1、Q2のゲ
ート・ソース間にゲートドライブ信号を供給するように
接続している。
【0072】なお、図中Cdは直流カットコンデンサ
で、インピーダンス反転回路ZRC側へ直流が流出しな
いように阻止する。
【0073】そうして、高周波インバータHFIの端子
a、b間には、方形波の高周波電圧が出力され、直流カ
ットコンデンサCdおよびインピーダンス反転回路ZR
Cを介して発光ダイオード群LEDGに印加される。こ
れにより、発光ダイオード群LEDGには高周波の電流
が流れ、各発光ダイオードには、パルス電流が流れて駆
動される。
【0074】図7は、本発明の発光ダイオード駆動装置
の第3の実施形態における電源電圧および入力電流の波
形を示す波形図である。
【0075】図において、Vは電源電圧波形、Iは入力
電流波形、Ilは発光ダイオード群LEDGに流れる負
荷電流波形、をそれぞれ示す。
【0076】入力電流波形は、正弦波の中央部がいくら
か押し潰されたようになっているが、休止期間がなく、
波形も連続的に緩やかに変化しているので、高調波歪は
少なく、照明器具に要求される高調波歪量の限度内に入
る。
【0077】負荷電流波形は、その包絡線がほぼ正弦波
になっている。
【0078】図8は、本発明の発光ダイオード駆動装置
の第4の実施形態を示す回路図である。
【0079】図において、図6と同一部分については同
一符号を付して説明は省略する。本実施形態は、高周波
インバータHFIが一石式インバータにより構成されて
いるとともに、インピーダンス反転回路ZRCが1/4
波長の同軸線路によって構成され、さらに発光ダイオー
ド群LEDGの接続態様が変更されている点で異なる。
【0080】すなわち、高周波インバータHFIは、L
C共振回路RC、スイッチング素子Q3およびゲートド
ライブ回路GDCを主構成要素として構成されている。
LC共振回路RCは、インダクタL4およびコンデンサ
C4の並列共振回路を形成していて、その一端は非平滑
直流電源RDCの正極に接続し、他端がスイッチング素
子Q4を介して同じく負極に接続している。また、LC
共振回路RCのインダクタL4には、2次巻線wsが磁
気結合して、出力トランスTを構成している。
【0081】インピーダンス反転回路ZRCは、1/4
波長の同軸線路からなり、その入力端が出力トランスT
の2次巻線wsの両端に接続されている。また、出力端
は発光ダイオード群LEDGに接続している。
【0082】発光ダイオード群LEDGは、複数の第1
の発光ダイオードLEDaおよび第2の発光ダイオード
LEDbがそれぞれ直列接続されてから、逆並列に接続
されている。
【0083】
【発明の効果】請求項1ないし5の各発明によれば、発
光ダイオード群をインピーダンス反転回路からなる電流
制限要素を介して交流電源に接続したことにより、電流
制限要素における電力損失が少なく、入力電流に休止期
間が生じないことで入力電流の高調波歪が少なくて、し
かも比較的安価な発光ダイオード駆動装置を提供するこ
とができる。
【0084】請求項2の発明によれば、加えて第1およ
び第2のインダクタ、ならびにコンデンサからなるいわ
ゆるT形回路網によってインピーダンス反転回路が構成
されている発光ダイオード駆動装置を提供することがで
きる。
【0085】請求項3の発明によれば、加えてインダク
タ、ならびに第1および第2のコンデンサからなるいわ
ゆるπ形回路網によってインピーダンス反転回路が構成
されている発光ダイオード駆動装置を提供することがで
きる。
【0086】請求項4の発明によれば、加えて1/4波
長または1/4波長を基本として奇数倍の長さの同軸線
路によってインピーダンス反転回路が構成されている発
光ダイオード駆動装置を提供することができる。
【0087】請求項5の発明によれば、加えて交流電源
が非平滑直流電圧を出力する整流化直流電源、および非
平滑直流電圧を入力して高周波電圧を発生する電圧形高
周波インバータを含んで構成されていることにより、比
較的簡単な回路構成でありながら高周波交流の半波によ
りパルス電流駆動を行うとともに、入力電流に休止期間
が生じないで、高力率、低高調波歪の発光ダイオード駆
動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光ダイオード駆動装置の第1の実施
形態を示す回路図
【図2】本発明の発光ダイオード駆動装置の第1の実施
形態における電源電圧および入力電流の波形を示す波形
【図3】本発明に用いるインピーダンス反転回路を説明
する説明図
【図4】本発明に用いるインピーダンス反転回路のイン
ピーダンス特性を示すグラフ
【図5】本発明の発光ダイオード駆動装置の第2の実施
形態を示す回路図
【図6】本発明の発光ダイオード駆動装置の第3の実施
形態を示す回路図
【図7】本発明の発光ダイオード駆動装置の第3の実施
形態における電源電圧および入力電流の波形を示す波形
【図8】本発明の発光ダイオード駆動装置の第4の実施
形態を示す回路図
【図9】従来の発光ダイオード駆動装置の第1の例を示
す回路図
【図10】従来の発光ダイオード駆動装置の第2の例を
示す回路図
【図11】従来の発光ダイオード駆動装置の第3の例を
示す回路図
【図12】従来の発光ダイオード駆動装置の第4の例を
示す回路図
【図13】従来の発光ダイオード駆動装置の第1の例に
おける電源電圧および入力電流の波形を示す波形図であ
る。
【図14】従来の発光ダイオード駆動装置の第2の例に
おける電源電圧および入力電流の波形を示す波形図
【図15】従来の発光ダイオード駆動装置の第4の例に
おける電源電圧および入力電流の波形を示す波形図
【符号の説明】
AS…低周波交流電源 ZRC…インピーダンス反転回路 L1…第1のインダクタ L2…第2のインダクタ C1…コンデンサ LEDG…発光ダイオード群 LEDa…第1の発光ダイオード LEDb…第2の発光ダイオード DP…発光ダイオード対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三田 一敏 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 高橋 雄治 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 鎌田 征彦 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 松本 晋一郎 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 (72)発明者 小塚 日出夫 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 Fターム(参考) 3K073 CJ17 5F041 BB13 BB23 BB24 BB34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力端が交流電源に接続するインピーダン
    ス反転回路と;インピーダンス反転回路の出力端間に接
    続されて交流の一方の極性で駆動される第1の発光ダイ
    オードおよび他方の極性で駆動される第2の発光ダイオ
    ードを備えた発光ダイオード群と;を具備していること
    を特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  2. 【請求項2】インピーダンス反転回路は、交流電源に対
    して発光ダイオード群と直列に接続される第1および第
    2のインダクタ、ならびに交流電源に対して第1のイン
    ダクタと直列に接続されるとともに、発光ダイオード群
    に対して第2のインダクタと直列に接続されるコンデン
    サを含んで構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の発光ダイオード駆動装置。
  3. 【請求項3】インピーダンス反転回路は、交流電源に対
    して発光ダイオード群と直列に接続されるインダクタ、
    インダクタの交流電源側において交流電源に並列に接続
    される第1のコンデンサ、ならびにインダクタの発光ダ
    イオード群側において発光ダイオード群と直列に接続さ
    れる第2のコンデンサを含んで構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  4. 【請求項4】インピーダンス反転回路は、1/4波長ま
    たは1/4波長を基本として奇数倍の長さのを基本とし
    て奇数倍の長さの同軸線路により構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の発光ダイオード駆動装置。
  5. 【請求項5】交流電源は、非平滑直流電圧を出力する整
    流化直流電源、および非平滑直流電圧を入力して高周波
    電圧を発生する電圧形高周波インバータを含んで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    一記載の発光ダイオード駆動装置。
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