JP2001312638A - 予約端末装置 - Google Patents

予約端末装置

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JP2001312638A
JP2001312638A JP2000130761A JP2000130761A JP2001312638A JP 2001312638 A JP2001312638 A JP 2001312638A JP 2000130761 A JP2000130761 A JP 2000130761A JP 2000130761 A JP2000130761 A JP 2000130761A JP 2001312638 A JP2001312638 A JP 2001312638A
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train
ticket
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Seiki Izawa
清貴 井澤
Yoshifumi Kawasaki
宜史 河崎
Arihito Tsukada
有人 塚田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な画面操作で予約を可能とする。 【解決手段】 表示画面12で表示されるメニュー選択
画面13で、種別選択キー13aをタッチして種別「鉄
道」を設定し、ワンタッチキー13b,指定券キー13
eをタッチすると、各種指定券の予約情報選択画面14
と、各路線を示す路線選択画面16と、予約確認画面1
5と、内容変更指示画面17とからなる予約画面が表示
される。そして、路線選択画面16で希望する路線16
aで指定し、を予約情報選択画面14で希望する指定券
14aを指定すると、これに伴う予約内容が予約確認画
面15に各確認項目として表示され、これによって予約
内容を確認することができる。予約確認画面15の各確
認事項については、内容変更指示画面17での対応する
矢印をタッチすることによって変更のための画面が表示
され、これで画面操作することにより、その内容を変更
することが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関の乗車券
や指定券などの券、イベントの入場券などの券といった
チケットの予約をするための予約端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、列車の乗車券や指定券などを発行
するための座席予約端末装置が種々提案されているが、
予約に必要な情報を画面上に表示し、この表示情報に基
づいて予約処理を行なうようにする予約端末装置が知ら
れている。その一例として、特開平5ー120316号
公報に記載の予約端末装置は、表示画面に駅名をグルー
プに分類して表示し、表示される駅名を選択して券の発
行(発券)を行なうものであるが、各グループの先頭の
駅名を大きな文字で表示し、グループ分けが明確になる
ようにして駅名の選択が容易になるようにしている。ま
た、他の例としては、特開平7ー21291号公報に記
載の予約端末装置は、乗車駅名,降車駅名,乗換えが必
要な場合には、経由駅名,列車名,必要に応じて列車番
号を入力することにより、指定券等を発券できるように
するものであって、乗り継ぎがある場合には、少なくと
も乗り継ぎの列車名を入力することにより、この乗り継
ぎの列車や乗り継ぎ時間などの情報を指定券に表示でき
るようにしたものであって、かかる入力情報や処理結果
を表示部で表示し、その内容を確認することができるよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
装置では、予約の操作が容易にできるようにしようとす
るものであるものの、上記前者の公知例では、表示する
情報内容を他の情報と容易に区別できるようにしたもの
に過ぎず、また、上記後者の公知例は、乗り継ぎという
特別の予約ケースの場合でも、その予約ができるように
したものの、例えば、指定券を予約するにしても、その
ための予約項目は多岐にわたるものであって、夫々の予
約項目に対して情報を入力するには、ある程度の知識と
予約端末装置を操作する上での熟練を要するし、また、
入力した予約項目情報を確認する手間も容易なものでは
なかった。
【0004】本発明の目的は、かかる問題を解消し、予
約作業のための操作を容易にし、かつ入力された予約項
目情報の確認の手間を省けるようにした予約端末装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示画面に、予約の種類などを選択する
ための第1の表示部と、予約の内容を選択可能に表示す
る第2の表示部と、該第2の表示部で選択された予約の
内容を確認するための第3の表示部とを表示する構成と
するものである。
【0006】かかる構成によると、予約項目情報の入力
は第2の表示部で表示される内容の選択によって行なう
ことができ、また、このようにして入力された内容は、
同時に表示される第3の表示部で確認することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。
【0008】図1は本発明による予約端末装置を用いた
予約システムの一例を示すブロック図であって、1は駅
専用の予約端末装置、2は旅行代理店専用の予約端末装
置、3はルータ、4は専用回線、5はルータ、6はWe
bサーバ、7は予約ホスト・コンピュータ、8は一般個
人用の予約端末装置、9はWebサーバ、10はインタ
ーネット、11はルータである。
【0009】同図において、予約端末装置1は各駅の緑
の窓口などに配置されて駅員が使用するエキスパート専
用の端末装置であり、また、予約端末装置2も各旅行代
理店などに配置されてその係員が使用するエキスパート
専用の端末装置である。このようなエキスパート専用の
予約端末装置1,2は、表示画面とキーボード,マウス
などとを備え、ルータ3を介して専用回線4に接続され
ている。この専用回線4は、ルータ5を介して、エキス
パート専用の予約用情報が格納されたデータベースを有
する予約ホスト・コンピュータ7に接続されている。
【0010】このデータベースのエキスパート専用の予
約用情報は、予約端末装置1,2の適宜の操作(例え
ば、電源投入など)により、これら予約端末装置1,2
に読み取られ、顧客の要求に応じて駅員が予約端末装置
1を操作することにより、あるいは顧客の要求に応じて
旅行代理店の係員が予約端末装置2を操作することによ
り、かかる予約用情報が使用されて指定券などの予約を
取ることができる。
【0011】また、一般個人用の予約端末装置8は駅構
内やコンビニエンスストアなどの店舗に設置され、表示
画面と簡単なキーボード,マウスなどとを備えて、顧客
自身が使用して指定券などの券の予約ができるようにし
ている。かかる予約端末装置8(以下、個人用の予約端
末装置という)は、そのパソコン(PC)がWebサー
バ,インターネット10及びルータ11を介して専用回
線4に接続されている。予約ホスト・コンピュータ7に
は、かかる個人用の予約端末装置8で使用される予約用
情報(以下、個人用の予約用情報という)も格納されて
おり、個人用の予約端末装置8から予約ホスト・コンピ
ュータ7でのこの個人用の予約用情報をアクセスするこ
とができるようにするために、Webサーバ6が設けら
れている。
【0012】顧客が個人用の予約端末装置8の所定の操
作を行なうと(例えば、電源投入操作)、この予約端末
装置8は、電源が投入されるとともに、予約用情報のア
クセス情報を出力する。このアクセス情報は、上記のW
ebサーバ9,インターネット10,ルータ11,専用
回線4,ルータ5を介して伝送され、Webサーバ6で
予約ホスト・コンピュータ7で使用可能に処理された
後、予約ホスト・コンピュータ7に供給される。これに
より、予約ホスト・コンピュータ7では、個人用の予約
用情報が読み取られ、個人用の予約端末装置8に取り込
まれて顧客による指定券などの予約が可能となる。
【0013】個人用の予約端末装置8では、かかる個人
用の予約用情報により、顧客が専門知識を必要とせずに
予約操作を行なうことができるようにしているが、ま
た、特定のパスワードを入力することにより、予約ホス
ト・コンピュータ7のエキスパート用の予約用情報を読
み取り、エキスパート専用の予約端末装置1,2と同様
の操作でもって予約を行なうことができるようにもして
いる。これにより、必要に応じて、駅員や旅行代理店の
係員がその構内に設けられた個人用の予約端末装置8を
用いて予約ができるようにするとともに、一般の顧客が
予約ホスト・コンピュータ7のエキスパート用の予約用
情報をアクセスできないようにしている。
【0014】なお、個人用の予約端末装置8では、指定
券などを予約できる構成となっている。
【0015】《エキスパート用の予約端末装置》以下、
図2〜図29により、エキスパート用の予約端末装置
1,2について説明する。
【0016】図2は図1におけるエキスパート用の予約
端末装置1,2の操作の種類を示す図である。
【0017】同図において、電源が投入されると、種別
「鉄道」,「バス」,「航空機」のいずれかの券の予約
を選択するための画面が表示され、例えば、画面にタッ
チしたりして「鉄道」を選択すると、「ワンタッチ」,
「フルキー」,「メニュー」のいずれかのモードを選択
できる画面(基本画面)が表示される。そして、「ワン
タッチ」モードを選択すると、図3に示すように、「指
定券」,「乗車券」,「自由席券」,「定期券」,「特
企券」,「イベント」,「共通」などの券種の選択や、
「指定券」を選択した場合には、「新幹線」,「東海道
線」などの路線の指定、「券種変更」,「乗車日変更」
などの内容変更などを行なうことができて、指定券など
の券の予約を行なうことができる。
【0018】種別「鉄道」,「バス」,「航空機」のい
ずれを選択した場合においても、券の予約操作,処理
は、基本的には、同様であるので、以下では、種別「鉄
道」を選択した場合について説明するが、まず、エキス
パート用の予約端末装置1,2について説明する。
【0019】予約端末装置1,2において、いま、電源
が投入されると、図4に示すような初期画面が表示画面
12に表示される。この初期画面の中央部に「鉄道」,
「航空機」,「バス」夫々のタッチキーとしての種別選
択キー12a,12b,12cが表示され、この表示画
面12の下辺部に横長にメニュー選択画面13が表示さ
れる。これら種別選択キー12a,12b,12cのい
ずれかをタッチ操作することにより、図2の種別「鉄
道」,「航空機」,「バス」のいずれか1つを選択する
ことができる。また、表示される。
【0020】かかる初期画面において、「鉄道」の種別
選択キー12aをタッチ操作すると、種別「鉄道」の初
期画面が表示される。この初期画面は、図4に示す初期
画面と同様であるが、種別選択キー12a〜12cの内
の選択された種別選択キーがメニュー選択画面13に表
示されたものであって、このメニュー選択画面13内の
種別選択キーに列車のアイコンが表示されて、種別「鉄
道」が選択されている状態であることを示している。同
様に、種別「バス」,「航空機」が選択されたときに
は、メニュー選択画面13内の種別選択キーに選択され
た種別を示すアイコンが表示される。
【0021】また、この種別「鉄道」の初期画面では、
図4に示すように、上記メニュー選択画面13に、後述
する「ワンタッチ」モードを選択するためのタッチキー
(ワンタッチキー)13b、後述する「フルキー」モー
ドを選択するためのタッチキー(フルキー)13c、後
述する「メニュー」モードを選択するためのタッチキー
(メニューキー)13dが表示される。ここで、「ワン
タッチ」モードは、基本的には、予め複数種の券を登録
して置いて、その中の顧客が希望する券をワンタッチ操
作で予約できるようにするものであり、また、「フルキ
ー」モードは、顧客の要求を順次入力操作することによ
り、券の予約ができるようにするものである。また、
「メニュー」モードは、券の登録や変更,削除などを行
なうことができるようにするものである。
【0022】かかる種別「鉄道」の初期画面でワンタッ
チキー13bをタッチ操作すると、上記のメニュー選択
画面13に、さらに、「ワンタッチ」モードで予約でき
る券の種類、例えば、「指定券」,「乗車券」,「自由
席券」,「定期券」,「特企券」,「イベント券」,
「共通券」などを選択できるタッチキーが表示される。
即ち、このときのメニュー選択画面13は、図5に示す
メニュー選択画面13と同様のものとなる。これらのい
ずれかのタッチキーをタッチしてその予約ができるよう
にする。
【0023】そこで、いま、ワンタッチキー13bをタ
ッチ操作して「ワンタッチ」モードが設定された状態で
「指定券」のタッチキーをタッチ操作すると「指定券」
モードが選択されると、図5に示す指定券の予約画面が
表示画面12に表示されることになる。これにより、こ
の予約画面で表示される指定券がワンタッチで予約する
ことができる。
【0024】なお、鉄道での予約の場合には、一般に指
定券の予約が多いものであるから、図4に示す初期画面
で種別選択キー12aを操作して種別「鉄道」を選択す
ると、自動的に図5に示す「ワンタッチ」モードで指定
券を予約できる予約画面が設定表示されるようにしても
よいし、さらには、予約端末装置に電源を投入すると、
電源投入後の初期画面として、図5に示す予約画面が表
示され、直ちにワンタッチによる指定券の予約ができる
ようにしてもよい。
【0025】「ワンタッチ」モードで指定券の予約をす
る場合の予約画面は、図5に示すように、予約端末装置
1,2の表示画面12に、「指定券」,「乗車券」,
「自由席券」,「定期券」,「特企券」,「イベント
券」,「共通券」などを選択できるタッチキー13e,
13f,13g,13h,13i,13j,13kも表
示されたメニュー選択画面13が表示されているととも
に、予約情報選択画面14と予約確認画面15と路線選
択画面16と内容変更指示画面17とから構成される予
約画面が表示される。
【0026】予約情報選択画面14には、列車の各種指
定券a1〜a10,b1〜b10,……,i1〜i9が
表示され、夫々はタッチキーをなしている。路線選択画
面16には、新幹線や東海道線などの各種路線を選択す
るためのタッチキーが表示される。これらのタッチキー
をタッチ操作することにより、これに対応した路線での
指定券が登録され、予約確認画面15には、予約情報選
択画面14や路線選択画面16での操作によって指定さ
れた指定券の内容が表示される。また、この予約確認画
面15の各確認項目毎にその登録内容を変更可能とする
ための内容変更指示画面17が設けられており、この内
容変更指示画面17での確認項目に隣接した矢印「→」
のアイコンをタッチすることにより、この確認項目の内
容を変更することを可能にする。
【0027】ここで、予約情報選択画面14で表示され
る指定券の種類は、例えば、売れ行きが多いもの、係員
に馴染みがあるものなどである。勿論、緑の窓口や旅行
代理店毎に売れ行きのよい指定券が異なるものであるか
ら、この予約情報選択画面14で表示されるように登録
された指定券は異なるものであるから、かかる予約情報
を予約端末装置1,2(図1)に専用のデータベースに
格納しておくことができる。また、後述するように、予
約情報選択画面14でのこれら指定券のタッチキーの配
列方法やその大きさなどを、この予約端末装置1,2を
使用する係員の好みに応じて設定することができるし、
また、後述するメニューモードで指定券の種類の追加や
削除を行なうこともできる。
【0028】従って、ある緑の窓口では、過去の統計な
どから、売れ行きの良い指定券を選択して登録し、追加
の余裕があれば、その予約端末装置1を使用する係員が
必要とする指定券を追加することができる。但し、予約
情報選択画面14で表示されるように登録される指定券
の種類には上限があり、ここでは、最大横10×縦9の
90種類とするが、図示するように、特定の指定券を大
きく表示すると、その分表示しえる指定券の種類は少な
くなる。
【0029】いま、顧客から東京−新大阪間で新幹線特
急1号の大人1人の予約の要求があり、係員が図示する
表示画面12の路線選択画面16の「新幹線」のタッチ
キー16aを、また、予約情報選択画面14でこれに相
当する指定券c1のタッチキー14aを夫々タッチした
すると、これらが登録され、図6に示すように、予約確
認画面15での確認事項「乗車日」に現在の日付「5月
1日」が、確認項目「乗車区間」の「発駅名」に「東
京」が、「着駅名」に「新大阪」が表示され、確認項目
「列車名」(愛称などの列車の名称と列車番号)に「特
急1号」が、確認項目「発時間」(列車の出発時刻),
「着時間」(列車の到着時間)に夫々時刻「06:0
0」,「08:30」が表示される。また、確認項目
「利用人員」には「大人1人」と表示され、確認項目
「券種別」では「普通」と表示される。
【0030】また、喫煙席15A,禁煙席15B,女性
専用席15Cなどの指定もすることができる。
【0031】以上のように予約確認画面15に登録され
た予約内容が表示されるが、この予約内容で顧客が了解
した場合には、図示しないキーボードの発券ボタンを操
作することにより、予約された指定券が発券される。
【0032】図6に示す予約状態で指定席券から自由席
券などの他のものに変更する場合には、確認項目「券
種」に隣接した内容変更指示画面17での矢印「→」を
タッチする。これにより、図7に示すように、予約情報
選択画面14の一部に重なって指定券,乗車券,自由席
券,定期券,……などのタッチキーを有する券種変更画
面18が表示され、乗車券,自由席券,定期券,……な
どの他の券種に変更することができる。また、「取消」
のタッチキー(以下、かかるタッチキーを取消キーとい
う)も設けられており、変更内容をキャンセルすること
もできる。
【0033】このようにして、確認項目「券種」を変更
できるが、この変更で顧客が満足すると、係員がキーボ
ード(図示せず)で発券の操作をすることにより、予約
確認画面15で表示された登録内容の券を発売すること
ができる。また、図7に示す表示画面で予約確認画面1
5の他の確認項目を変更したい場合には、そのままこの
変更を希望する確認項目に隣接する内容変更指示画面1
7での矢印「→」をタッチすればよい。
【0034】図6あるいは図7に示す予約状態で乗車日
を変更する場合には、確認項目「乗車日」に隣接した内
容変更指示画面17での矢印「→」をタッチする。これ
により、図8に示すように、予約情報選択画面14の一
部に重なって乗車日変更画面19が表示され、明日に変
更できる「明日」のタッチキーが設けられているし、明
後日以降の場合には、年月を「▼」マークのタッチキー
をタッチすることによって変更でき、また、日はカレン
ダのタッチキーを用いて指定することができる。この場
合、例えば、このカレンダに繁忙期を枠で囲むなどして
示し、料金の違いが一目でわかるようにすることもでき
る。
【0035】このようにして確認項目「乗車日」を変更
した後、図示しないキーボードで発券操作を行なうこと
により、変更した内容で券を発売することができるし、
また、予約確認画面15の他の確認項目をさらに変更し
たい場合には、図8に示す表示画面でそのままこの変更
を希望する確認項目に隣接する内容変更指示画面17で
の矢印「→」をタッチすればよい。さらに、図8での乗
車日変更画面19で確認項目「乗車日」を変更した後、
取消キーをタッチすると、この変更した確認項目「乗車
日」の変更内容をキャンセルし、元の内容に戻すことが
できる。
【0036】図6〜図8に示す予約状態で発駅(乗車
駅)を変更する場合には、確認項目「発駅名」に隣接し
た内容変更指示画面17での矢印「→」をタッチする。
これにより、図9に示すように、予約情報選択画面14
や路線選択画面16の部分に、「五十音」のタッチキー
20と「路線」のタッチキー21とが表示され、五十音
による駅名の検索と路線による駅名の検索を可能として
いる。図9は五十音による検索ができるようにしたもの
であって、上記のように「発駅名」の変更操作を行なう
と、自動的にかかる検索が可能な状態になるものとする
が、まず、タッチキー20,21のみが表示され、五十
音による駅名の検索と路線による駅名の検索とを選択で
きるようにしてもよい。
【0037】五十音による駅名の検索の場合には、図9
に示すように、夫々がタッチキーからなる五十音の表2
2が表示され、所望とする文字のタッチキーにタッチす
ることにより、その文字が先頭となる駅名からなる駅名
リスト画面23が表示され、夫々の駅名の表示部分がタ
ッチキーであって、所望とする駅名にタッチすることに
より、この駅名が登録されて予約確認画面15の確認項
目「発駅名」に表示される。
【0038】このように確認項目「発駅名」が変更され
た後、図示しないキーボードで発券操作を行なうことに
より、変更した内容で券を発売することができるし、ま
た、予約確認画面15の他の確認項目をさらに変更した
い場合には、図9に示す表示画面でそのままこの変更を
希望する確認項目に隣接する内容変更指示画面17での
矢印「→」をタッチすればよい。さらに、図9での駅名
リスト画面23を用いて確認項目「発駅名」を変更した
後、取消キーをタッチすると、この変更した確認項目
「発駅名」の内容をキャンセルし、元の内容に戻すこと
ができる。
【0039】また、図9において、「路線」のタッチキ
ー21にタッチすると、図10に示すように、予約情報
選択画面14や路線選択画面16の部分(図6)に、新
幹線や房総各線といった各路線のリスト画面25が表示
され、各路線の表示部分が夫々タッチキーをなして、そ
のいずれかのタッチキーにタッチすると、タッチした路
線の各駅を示す駅名リスト画面26が表示される。これ
ら駅名の表示部分もタッチキーであって、所望とする駅
名にタッチすることにより、この駅名が登録されて予約
確認画面15の確認項目「発駅名」に表示される。これ
以外については、図9の場合と同様である。
【0040】以上のようにして、図6における予約確認
画面15での確認項目「発駅名」を変更することができ
るが、確認項目「着駅名」を変更する場合も、これに隣
接した内容変更指示画面17での矢印「→」をタッチす
ることにより、図9,図10に示した画面が表示され、
同様に変更することができる。
【0041】図6〜図10に示す予約状態で利用する列
車を変更する場合には、確認項目「列車名」での愛称な
どの列車の名称の表示部分に隣接した内容変更指示画面
17での矢印「→」をタッチする。これにより、図11
に示すように、予約情報選択画面14や路線選択画面1
6(図6)の部分に、例えば、「あ」行〜「さ」行の文
字で始まる列車の名称と「た」行〜「わ」行の文字で始
まる列車の名称とのいずれかのリストを列車名リスト画
面29に表示することができるようにしたタッチキーの
選択キー27と、特急列車(新幹線を含む)か急行など
のそれ以外の列車かいずれかの列車の名称のリストを列
車名称リスト画面29に表示することができるようにし
たタッチキーの選択キー28とが表示される。
【0042】ここでは、選択キー27,28により、
「あ」行〜「さ」行の文字で始まる特急の名称を選択し
た場合を示しており、この列車名称リスト画面29に
は、かかる名称が「あ」,「い」,「う」,……の順に
表示される。また、各列車の名称毎に列車の種類を示す
アイコンも表示されており(ここでは、新幹線,L特
急,寝台特急についてアイコンが表示されるものとし、
アイコンが表示されない特急は、これら以外の特急であ
る)、この列車名称リスト画面29から列車の種類も明
らかになるようにしている。列車名称リスト画面29に
表示された列車の名称の表示部分は夫々タッチキーをな
しており、所望とする列車の名称の表示部分をタッチす
ることにより、予約確認画面15の確認項目「列車名」
で表示される名称がこの選択された所望とする列車のも
のに変更される。
【0043】このように確認項目「列車名」で表示され
る列車の名称が変更された後、図示しないキーボードで
発券操作を行なうことにより、変更した内容で券を発売
することができるし、また、予約確認画面15の他の確
認項目をさらに変更したい場合には、図11に示す表示
画面でそのままこの変更を希望する確認項目に隣接する
内容変更指示画面17での矢印「→」をタッチすればよ
い。さらに、図11での列車名リスト画面29を用いて
確認項目「列車名」を変更した後、取消キーをタッチす
ると、この変更した確認項目「列車名」に表示される名
称をキャンセルし、元の名称に戻すことができる。
【0044】図6〜図11に示す予約状態で列車の名称
や番号を変更する場合には、予約確認画面15の現在列
車の名称や番号が表示されている確認項目「列車名」に
隣接した内容変更指示画面17での矢印「→」をタッチ
する。これにより、図12に示すように、予約情報選択
画面14や路線選択画面16(図6)の部分に、例え
ば、夫々がタッチキーからなるテンキーを含む番号変更
画面30が表示され、このテンキーをタッチ操作するこ
とによってその操作結果が表示部30aに表示され、確
認キー30bを操作することによって予約確認画面15
の確認項目「列車名」で表示されている列車の名称や番
号が表示部30aに表示される列車の名称や番号に変更
される。また、取消キー30cを操作することにより、
表示部30aに表示される列車の名称や番号をその後か
ら1字ずつキャンセルことができる。また、かかる操作
によって予約確認画面15の確認項目「列車名」に表示
される列車の名称や番号を変更した後、取消キー30c
を操作すると、この変更内容がキャンセルさせて変更前
の列車の名称や番号に戻る。
【0045】このように確認項目「列車名」に表示され
る列車の名称や番号が変更された後、図示しないキーボ
ードで発券操作を行なうことにより、変更した内容で券
を発売することができるし、また、予約確認画面15の
他の確認項目をさらに変更したい場合には、図12に示
す表示画面でそのままこの変更を希望する項目に隣接す
る内容変更指示画面17での矢印「→」をタッチすれば
よい。
【0046】図6〜図12に示す予約状態で利用人員を
変更する場合には、予約確認画面15の確認項目「利用
人員 大人」または「利用人員 小児」に隣接した内容
変更指示画面17での矢印「→」をタッチして、これら
確認項目のいずれかを選択する。これにより、予約情報
選択画面14や路線選択画面16(図6)の部分に、確
認項目「利用人員 大人」または「利用人員 小児」の
いずれを指定したかに応じて、図13に示すように、利
用人数を指定するための利用人員変更画面31が表示さ
れる。ここでは、確認項目「利用人員 大人」が選択さ
れたものとして、例えば、「大人1」(大人1人)から
「大人7」(大人7人)までの選択を可能としている
(8人以上の申込みの場合、団体として取り扱われるも
のとし、ここでは、7人までの申込みができるようにし
ている。しかし、これに限るものではない)。夫々の表
示部分もタッチキーをなしており、それらのいずれかを
タッチして指定すると、これに対する内容が予約確認画
面15の確認項目「利用人員大人」で表示され、この確
認項目が変更される。このように変更後、取消キー31
aを操作すると、この確認項目「利用人員 大人」の変
更内容がキャンセルさせて変更前の内容に戻る。
【0047】このように確認項目「利用人員 大人」が
変更された後、図示しないキーボードで発券操作を行な
うことにより、変更した内容で券を発売することができ
るし、また、予約確認画面15の他の確認項目をさらに
変更したい場合には、図13に示す表示画面でそのまま
この変更を希望する確認項目に隣接する内容変更指示画
面17での矢印「→」をタッチすればよい。
【0048】なお、予約確認画面15の確認項目「利用
人員 小児」の内容を変更する場合も、同様である。
【0049】図6〜図13に示す予約状態で、例えば、
普通者から寝台車など、券種別を変更する場合には、予
約確認画面15の確認項目「券種別」に隣接した内容変
更指示画面17での矢印「→」をタッチする。これによ
り、予約情報選択画面14や路線選択画面16(図6)
の部分に、図14に示すように、券種別を指定するため
の券種別変更画面32が表示される。この券種別変更画
面32では、例えば、普通車両を指定するための「普
通」(この場合、グリーン車両や寝台車両以外の指定券
を購入するものとなる),グリーン車両を指定するため
の「グリーン」,B寝台車両を指定するための「B寝
台」,A寝台車両を指定するための「A寝台」などのタ
ッチキーが設けられており、それらのいずれかをタッチ
して指定すると、これに対する内容が予約確認画面15
の確認項目「券種別」で表示され、この確認項目が変更
される。このように変更後、取消キー32aを操作する
と、この確認項目「券種別」の変更内容がキャンセルさ
せて変更前の内容に戻る。
【0050】なお、禁煙車両,喫煙車両,女性専用車両
のいずれかを選択できるようにした確認項目「設備」で
は、これら「禁煙車両」,「喫煙車両」,「女性専用車
両」夫々のアイコン15A,15B,15cが表示さ
れ、これらが夫々タッチキーをなしている。そして、所
望とするタッチキーをタッチすることにより、この確認
項目「設備」を変更させることができる。このように種
類が少ないものは、予約確認画面15で変更することが
できるようにすることができる。
【0051】このように確認項目「券種別」が変更され
た後、図示しないキーボードで発券操作を行なうことに
より、変更した内容で券を発売することができるし、ま
た、予約確認画面15の他の確認項目をさらに変更した
い場合には、図14に示す表示画面でそのままこの変更
を希望する確認項目に隣接する内容変更指示画面17で
の矢印「→」をタッチすればよい。
【0052】以上説明したように、ワンタッチモードで
は、このモードでの初期画面でのワンタッチで指定券の
予約をすることができ、この初期画面で予約ができない
指定券の場合でも、内容変更指定画面17により、予約
の各項目毎に予約内容を設定できる画面を得ることがで
きて、その設定を簡単かつ間違いなく行なうことができ
る。このことは、他の券種についても同様であって、例
えば、図5において、メニュー選択画面13で「乗車
券」キー13fをタッチすると、予約情報選択画面14
に発駅や着駅に応じた複数の乗車券が表示されてそのい
ずれかを選択できるようにし、予約確認画面15では、
予約選択された乗車券の内容が表示されて確認できるよ
うにしている。「自由席券」,「定期券」,「特企
券」,「イベント券」,「共通券」についても同様であ
る。
【0053】次に、図2で基本画面「フルキー」を選択
した場合の「フルキー」モードについて説明する。
【0054】先に説明したように、予約端末装置1,2
に電源を投入すると、その表示画面12に図4に示すよ
うなメニュー選択画面13が表示され、この種別選択キ
ー13aによって種別「鉄道」(図2)を選択すると、
予約端末装置1,2(図1)の表示画面12に、図6に
示すような種別選択キー13a,ワンタッチキー13
b,フルキー13c,メニューキー13dを少なくとも
含むメニュー選択画面13が表示されるが、あるいはま
た、かかるメニュー選択画面13ばかりでなく、図6に
示すように、かかるメニュー選択画面13で「ワンタッ
チ」モードと「指定券」モードとが選択されて予約情報
選択画面14や予約確認画面15,路線選択画面16,
内容変更指示画面17が表示された状態となるが、かか
る表示状態でメニュー選択画面13のフルキー13cを
タッチ操作することにより、図15に示すように、「券
種設定」や「乗車日設定」,「発・着駅設定」,「発・
着時間検索」,「列車名設定」,「利用人員設定」,
「設備設定」,「券種別設定」,「経由・乗り継ぎ設
定」など、図6で示す予約確認画面15での各確認項目
毎の設定ができるようにする。また、上記の「券種設
定」や「乗車日設定」,「発・着駅設定」,「発・着時
間検索」,「列車名設定」については、表示画面12で
の表示量に限界があるので、これまで表示されていない
内容を表示可能とする「表示該項目設定」の可能として
いる。また、「列車名設定」については、列車名を「五
十音順選択」あるいは「路線順選択」のいずれかで適宜
設定できるようにしている。
【0055】なお、先に説明した「ワンタッチ」モード
では、係員がなじみのあるなどの予め登録されている券
について、簡単な操作によって発券を可能とするもので
あるが、この「フルキー」モードは、登録されていない
券を発券するためのものであって、通常の発券のための
処理のように、顧客の要求に応じて券に必要な確認項目
にデータを入力して発券を行なうようにするものであ
る。
【0056】図16はフルキー13bをタッチ操作した
ときの初期画面であって、表示画面12の下辺部分に横
長のメニュー選択画面13が表示されたままとなり、ま
た、表示画面12の左側の部分に、図6に示したのと同
様の予約確認画面15が表示され、これら以外の大面積
の部分が予約項目設定画面33になる。
【0057】予約項目設定画面33には、予約確認画面
15での各確認項目毎に、そこに登録する内容を選択設
定することができるようにした設定内容がタッチキーで
表示される。
【0058】即ち、予約項目設定画面33において、予
約確認画面15での確認項目「券種」に対しては、「指
定券」,「乗車券」,「自由席券」,「特企券」,「定
期券」といった券種の選択設定のための複数の項目(選
択設定項目)からなる券種リスト33aが夫々タッチキ
ーをなして表示され、これらのいずれかをタッチ操作す
ると、このタッチした券種の情報が登録されて予約確認
画面15の確認項目「券種」に表示される。選択設定項
目が多くて1画面で表示できない場合には、選択設定項
目「その他」も設けられており、これをタッチ操作する
ことにより、券種リスト33aとしてさらに他の選択設
定項目が表示される。
【0059】また、予約確認画面15での確認項目「乗
車日」に対しては、「本日」,「明日」,「明後日以
降」といった乗車日の選択設定項目からなる乗車日リス
ト33bが夫々タッチキーをなして表示され、これらの
いずれかをタッチ操作すると、このタッチした乗車日の
情報が登録されて予約確認画面15の確認項目「乗車
日」に表示される。
【0060】さらに、予約確認画面15での確認項目
「乗車区間」の「発駅名」,「着駅名」に対しては夫
々、「当駅」と「その他」といった選択設定項目からな
る乗車区間選択画面33c,33dが夫々タッチキーを
なして表示され、これらのいずれかをタッチ操作する
と、このタッチした乗車区間の情報が登録されて予約確
認画面15の確認項目「乗車区間」の「発駅名」,「着
駅名」に夫々に表示される。なお、当然のことながら、
「発駅名」,「着駅名」のいずれか一方には、他方と同
じ駅名を登録することができない。
【0061】さらに、予約確認画面15での確認項目
「列車名」に対しては、「列車名」を指定するためのタ
ッチキー33eとその「列車番号」を指定するためのタ
ッチキー33fとが設けられており、これをタッチ操作
することにより、後述するように、予約する列車を設定
することができる。
【0062】さらに、予約確認画面15での確認項目
「利用人員」に対しては、「大人」,「小児」毎に、上
記のワンタッチモードと同様、7人までの予約を可能と
するリスト33g,33hが設けられており、また、予
約確認画面15での確認項目「券種別」に対しては、上
記のワンタッチモードと同様、「普通」,「グリー
ン」,「B寝台」,「A寝台」を選択できる券種別リス
ト33iが設けられてする。
【0063】このようにして、フルキーモードでは、予
約項目設定画面33に表示されるリスト画面33a〜3
3i毎にタッチ操作することにより、予約確認画面15
での確認項目毎に必要な情報を登録して券の予約をする
ことができる。
【0064】なお、確認項目「券種」,「乗車日」,
「発駅名」,「利用人員 大人」,「券種別」について
は、予約の比率が多いものをデフォルト項目として、フ
ルキーモードの設定とともに登録されているものとする
こともできる。図16はその場合をも示すものであっ
て、確認項目「券種」は顧客の要求が多い券種(ここで
は、「指定券」としている)、「乗車日」は本日(ここ
では、「5月1日」としている)、「発駅名」はこの予
約端末装置1が設置されている駅、もしくは顧客の要求
が多い駅(ここでは、「東京駅」としている)、「利用
人員 大人」も顧客の要求が多い人数(ここでは、「1
名」としている)、「券種別」は顧客の要求が多い車両
種(ここでは、「普通の指定車両」としている)とする
ものである。また、禁煙車両,喫煙車両,女性専用車両
といった確認項目「設備」の予約もできるが、これもデ
フォルト項目として、禁煙車両が登録されている。図1
6で示す画面は、かかるデフォルト項目を有するデフォ
ルト画面の一具体例を示しており、顧客の要求内容がこ
れら全てのデフォルト項目を満足していれば、確認項目
「着駅名」,「列車名」について顧客要求の内容を登録
するだけとなり、また、わずかなデフォルト項目の変更
で済むものであれば、係員の予約処理が簡単となって、
発券を迅速に行なうことができるようになる。
【0065】図16に示す「フルキー」モードの画面表
示において、確認項目「券種」を指定券から他の券種、
例えば、乗車券に変更する場合には、予約項目設定画面
33の券種リスト33aでの「乗車券」の表示部分をタ
ッチする。これにより、「乗車券」の情報が登録され、
確認項目「券種」に乗車券と表示される。
【0066】確認項目「乗車日」を本日から明日に変更
する場合には、乗車日リスト33bの「明日」の表示部
分をタッチすればよく、これが登録されて確認項目「乗
車日」に明日の日付が表示される。また、明後日以降の
場合には、「明後日以降」の表示部分をタッチする。こ
の場合には、図8に示した乗車日変更画面19における
明後日以降を指定で切る部分と同様の乗車日指定画面が
表示され、これによって任意の乗車日を指定することが
できる。この指定された乗車日は、登録されて確認項目
「乗車日」にその日付けが表示される。
【0067】確認項目「乗車区間」での顧客によって要
求される発駅がデフォルトされた駅名と異なる場合に
は、乗車区間指定画面33cの「その他」の表示部分を
タッチする。これにより、予約項目設定画面33の部分
に図9で示した五十音で指定できる駅名リスト23ある
いは図10で示す路線で指定できる駅名リスト26と同
様の駅名リストを選択的に表示させることができ、これ
から駅名を指定することにより、登録されて確認項目
「乗車区間」の「発駅名」がこの指定された駅名に変更
される。確認項目「乗車区間」での「着駅名」を登録す
る場合も同様であって、乗車区間指定画面33dの「当
駅」,「その他」のいずれかの表示部分をタッチするこ
とにより、前者の場合には、「当駅」の駅名が登録され
て確認項目「乗車区間」での「着駅名」に表示され、後
者の場合には、乗車区間指定画面33cの「その他」を
タッチした場合と同様にして、指定された駅名が登録さ
れて確認項目「乗車区間」での「着駅名」に表示され
る。
【0068】乗車する列車名を予約する場合には、ま
ず、「列車名」を指定するためのタッチキー33eをタ
ッチする。これにより、「ワンタッチ」モードでの図1
1に示す列車名称リスト画面29と同様の画面が表示さ
れ、そこに同時に表示される選択キー(図11での選択
キー27,28に相当)のタッチ操作により、特急かそ
れ以外の列車かの選択や特急を選択したときの列車名称
リスト画面が表示される。これにより、「ワンタッチ」
モードの場合と同様に、列車名を予約登録させることが
でき、登録された列車名が図16の予約確認画面15で
の確認項目「列車名」に表示される。列車名での番号
(列車番号)についても、「ワンタッチ」モードと同様
であり、「列車番号」を指定するタッチキー33fをタ
ッチすることにより、「ワンタッチ」モードの場合の図
12に示した番号変更画面30と同様の画面が表示さ
れ、これを用いて列車番号を登録し、確認項目「列車
名」に表示させることができる。
【0069】図16において、利用人員を変更する場合
には、大人の場合、リスト33gのいずれかを、また、
小児の場合、リスト33hのいずれかを夫々用いて利用
人員を指定することができ、これにより、指定登録され
た人員が夫々確認項目「利用人員 大人」,「利用人員
小児」に表示される。
【0070】普通指定車両からグリーン車両あるいは寝
台車両に変更したい場合には、券種別リスト33iでの
希望するいずれかの表示部分をタッチすればよい。これ
により、希望する車両の種類が登録され、確認項目「券
種別」に表示される。
【0071】なお、予約確認画面15での確認項目「設
備」については、予約確認画面15のこの確認項目「設
備」に「禁煙」,「喫煙」,「女性専用」のアイコン1
5A,15B,15C(タッチキー機能を有する)が表
示されており、これらのいずれかをタッチすることによ
り、所望のものを選択予約することができる。このよう
に種類が少ないものは、「ワンタッチ」モードの場合と
同様、予約確認画面15で選択設定できるようにするこ
とができる。
【0072】また、上記の場合には、乗車する列車を列
車名から予約するものであったが、発時間や着時間を指
定することにより、乗車する列車を予約することができ
る。即ち、確認項目「発時間」,「着時間」の個所に設
けられた「検索」のためのタッチキー(検索キー)15
aをタッチすると、予約項目設定画面33に代わって、
図17に示すように、候補一覧画面34と時刻入力画面
35とが表示される。
【0073】この時刻入力画面35では、発時間を入力
することを指定するためのタッチキー(発時間入力指定
キー)35aと、着時間を入力することを指定するため
のタッチキー(着時間入力指定キー)35bと、夫々の
数字キーがタッチキーをなす時刻を入力するためのテン
キー35cと、入力した時刻を表示する時刻表示部35
dと、入力時刻を確定する「探す」キー35e(タッチ
キー)と、入力を取り消すためのタッチキー(取消キ
ー)35fとが表示される。
【0074】そこで、希望する出発時間を指定したい場
合には、まず、発時間入力指定キー35aをタッチし、
テンキー35cを操作してこの時刻を入力する。この場
合、列車の正確な時刻を入力する必要はなく、例えば、
「8時頃」を希望することができ、このような場合に
は、「800」と入力すればよい。これにより、時刻表
示部35dには、入力された時刻が、例えば、「8:0
0」と表示される。
【0075】この時刻を顧客に確認し、「探す」キー3
5eをタッチ操作すると、この入力時刻近辺で発時間と
なる列車を探索し、その結果を候補一覧画面34に表示
する。ここでは、この探索の結果、顧客が希望した発時
間「8:00」以降の3つの列車が候補1,2,3とし
て表示され、また、この発時間「8:00」より前の列
車が1つ候補4として表示する場合を示している。各候
補では、発時間,着時間,列車名,列車番号が表示さ
れ、さらに、各候補毎にタッチキーの「選ぶ」キー34
a,34b,34c,34dが付加されている。従っ
て、顧客が希望する候補の「選ぶ」キーをタッチ操作す
ることにより、この候補が登録され、予約確認画面15
の確認項目「発時間」,「着時間」,「列車名」,列車
番号に候補一覧画面34で選択された候補の情報が夫々
表示されることになる。
【0076】なお、上記は発時間から列車を決めるもの
であったが、時刻入力画面35において、着時間入力指
定キー35bをタッチ操作して同様の操作を行なうこと
により、着時間から列車を指定することができる。この
場合には、希望時間以前の3候補と、希望時間以後の1
候補とを表示する。この着時間は予約確認画面15の確
認項目「着駅名」に駅名が表示されている駅であること
はいうまでもない。また、いうまでもないが、「検索」
キー15aによるこのような列車の登録は、予約確認画
面15の確認項目「発駅名」,「着駅名」が表示されて
いる状態で可能となる。
【0077】以上のように、「ワンタッチ」モードで券
の予約ができない場合、あるいは「ワンタッチ」モード
によらずに、「フルキー」モードにより、指定券などの
券の予約を行なうことができる。
【0078】ところで、「ワンタッチ」もしくは「フル
キー」モードで以上のように予約して、キーボードの操
作により、発券操作が行なわれるのであるが、予約した
列車が満席の場合もあり、このような場合には、指定券
を発券できない。しかし、このような場合には、表示画
面12に自動的に図18に示すような列車利用状況画面
36が表示される。この列車利用状況画面36には、主
要駅のみについての縮小された時刻表36aが含まれて
おり、これに各列車の指定券などの使用状況が示されて
いる。ここで、横線ハッチングの部分は指定席が満席で
あり、両斜線ハッチングの部分は、混んではいるが、指
定席があることを示している。また、ハッチングしてい
ない部分は空いていることを示している。
【0079】そこで、いま、「ワンタッチ」モードもし
くは「フルキー」モードで上記のように、特急7号の列
車について、東京〜広島の予約をしたいとすると、この
部分が図示するように枠で囲んで表示されるが、この特
急7号は名古屋〜新大阪間が満席であり、それ以外の区
間は、混んではいるが、一応指定席がある状態であっ
て、このように予約区間の一部で満席であることから、
予約ができなかったものである。
【0080】このような場合、東京〜名古屋間及び新大
阪〜広島間については指定券を使用し、名古屋〜新大阪
区間で自由席を使用することにより、この特急7号を使
用することができるのであるが、このことを顧客に確認
し、顧客がこれを承知すれば、同時に表示されている
「座席位置指定」のタッチキー36dをタッチすること
により、予約確認画面15の「経由,乗り継ぎ,次候
補」の欄に予約した予約券の使用区間が表示される。
【0081】また、この列車利用状況画面36の時刻表
36aで他の列車の使用状況も知ることができるから、
予約したものが採れなかった場合、顧客に他の列車を進
めることもできる。例えば、特急7号の列車について東
京〜広島の予約をしたとし、東京〜新大阪までしか指定
券を採れない場合、新大阪からは、そこ始発の特急62
3号に乗り継ぐことによって新大阪〜広島間を指定席で
行くことができることを顧客に提案することもできる。
この場合には、特急7号について東京〜新大阪間の指定
券が、特急623号について新大阪〜広島間の指定券が
夫々予約されることになるが、この場合には、「乗継」
のタッチキー36gをタッチすることにより、図9に示
す駅名リスト画面23などを含む画面が表示され、上記
のように、発駅名を指定することにより、乗り継ぎ駅が
確認項目「発駅名」に表示される(この場合、図18に
おいて、新大阪で特急623号に乗り換えるものとする
と、表示される発駅名は新大阪である)。次に、図11
に示す列車名称リスト画面29が、次いで、図12に示
す列車名変更画面30が表示されて夫々で列車名を指定
すると、予約確認画面15の確認項目「列車名」に乗り
継ぐ列車名が表示される(この場合、図18において、
列車名は特急623号となる)。
【0082】以上の操作が終わると、「経由,乗り継
ぎ,次候補」の欄に予約した夫々の列車名とその指定券
の区間が表示され、乗り継ぎする場合の予約券を確認す
ることができる。
【0083】また、図18の列車利用状況画面36に
は、各列車毎にグリーン車両の有無とその使用状況(例
えば、色の違いで満席かどうかを表わす)とを示す画面
36bと、翌日以降の各列車の使用状況を示す画面36
cとが表示されている。予約した列車の指定席が満席で
あっても、画面36bにより、グリーン車両の使用状況
も確認することができ、グリーン車両に空席があれば、
「グリーン席(+7000円)」のタッチキー36eを
タッチすることにより、同じ予約した列車について、グ
リーン席の予約ができる。この場合には、図14に示し
た券種別変更画面32で券種別を変更したものと同様で
あり、予約確認画面15での確認項目「券種別」はグリ
ーンとなる。
【0084】また、図18に示す画面36cから予約可
能な乗車日も知ることができるから、これによって乗車
日を変えて予約をすることができる。これはタッチキー
36hまたは36iを操作することによって行なうこと
ができ、この操作によって予約確認画面15の確認項目
「乗車日」に表示される内容が変更される。
【0085】このように、予約が採れるように変更した
後、キーホードで所定の発券操作を行なうことにより、
発券がなされるようにすることができるが、さらに、そ
の前にキーボードや「座席位置指定」のタッチキー36
dで座席指定のための操作をすることにより、図19に
示す座席選択画面37が表示される。
【0086】ここでは、図18で説明した特急7号で東
京〜名古屋間,新大阪〜広島間を指定席で予約する場合
を示しており、夫々の指定券での列車(この場合、いず
れも特急7号)の車両番号を示す画面37a,37bと
これら列車の指定された車両の座席番号の画面37c,
37dとが表示されている。この場合、画面37a,3
7bに表示される列車は特急7号であり、画面37cに
表示される車両は6号車、画面37dに表示される車両
は11号車とする。
【0087】また、座席選択画面37には、予約した乗
車経路についての時刻表37eが表示されており、画面
37a,37cで表示される列車がどの区間で予約され
ているのか、また、画面37b,37dで表示される列
車がどの区間で予約されているのかをこの時刻表37e
で明確にわかるようにしている。
【0088】画面37cでは、既に予約されている座席
と予約されていない座席とが異なる方法(例えば、色な
ど)で区分表示されているが、予約されていない座席に
ついては、その表示部分にタッチすることにより、予約
することができる。画面37dに表示されている車両に
ついても同様である。
【0089】このようにして、夫々の車両での予約が行
なわれると、この結果が予約確認画面15の「経由,乗
り継ぎ,次候補」の欄15bに表示され、キーボードで
発券の操作を行なうと、予約した指定券が発券される。
【0090】なお、図19では、乗り継ぎする場合の例
であったが、図18で説明したように、同じ特急7号を
使用して、名古屋〜新大阪間と広島〜博多間で指定券を
予約する場合には、画面37a,37cに表示される列
車と画面37b,37dに表示される列車とは同じ列車
であるが、車両は必ずしも同じでない。
【0091】また、1つの列車を使って指定券が1枚だ
けで済む場合には、座席選択画面37には、1つの列車
の画面37a,37cしか表示されず、これによってこ
の列車での座席を指定することができる。
【0092】さらに、上記の「ワンタッチ」モードにお
いても、また、「フルキー」モードにおいても、キーボ
ードやマウスの操作によって図19に示す座席選択画面
37を表示させ、顧客の希望する座席を予約するように
することができる。
【0093】図20〜図22は予約確認画面15の確認
項目「乗車区間」の設定,変更のための他の方法を示す
ものである。
【0094】いま、図9に示す表示状態で「路線」のタ
ッチキー21をタッチ操作すると、図20に示すよう
に、表示画面12の予約情報選択画面14と路線選択画
面16との部分(図6)に、各路線を示す路線選択画面
38が表示される。夫々の路線の表示部分はタッチキー
をなしており、そのうちの所望とする1つ、例えば、
「東海道線」のタッチキーをタッチ操作すると、図21
に示すように、東海道線での主な駅名がその並び順に表
わされた概略路線画面39が表示される。この概略路線
画面39において、表示される駅名間に白抜きの矢印
(タッチキー)が表示されている場合には、これら駅間
にさらに1以上の駅が存在することになり、例えば、駅
名「小田原」,「沼津」間の矢印39aをタッチ操作す
ると、図22に示すように、これら小田原駅と沼津駅と
の間の駅を示す詳細路線画面40が表示される。
【0095】ここで、図21及び図22での駅名の表示
部分はタッチキーをなしており、これらに表示される駅
名のいずれかのタッチキーをタッチ操作して駅名を指定
することにより、予約確認画面15での確認項目「乗車
区間」に隣接する内容変更指示画面17でのいずれの矢
印がタッチ操作されているかに応じて(図4,図5,図
16など)、この確認項目「乗車区間」の「発駅名」あ
るいは「着駅名」に指定された駅名が表示されることに
なる。これにより、発駅または着駅が予約登録される。
【0096】次に、図2で基本画面「メニュー」を選択
した場合の「メニュー」モードについて説明する。この
モードは、図23に示すような発券には直接関係のない
勘定業務やメンテナンスなどの業務ができるようにする
ものであって、例えば、鉄道に関する業務を希望する場
合、図4に示す初期画面で「鉄道」キー12aをタッチ
し、しかる後、「メニュー」キー13dをタッチすれば
よい。あるいは、他のモード、例えば、図5に示す「ワ
ンタッチ」モードの初期画面にある場合でも、そこでの
メニュー選択画面13の「メニュー」キー13dをタッ
チすることにより、「メニュー」モードとすることがで
きる。
【0097】図24はこの「メニュー」モードの初期画
面を示すものであって、表示画面12の下辺に沿って横
長にメニュー選択画面13が表示されるとともに、その
左辺部と右辺部とに夫々図23での業務内容(業務項
目)を示す業務選択画面41a,41bが表示される。
そして、この初期画面では、これら業務選択画面41
a,41b間が空白の業務詳細画面42となっており、
業務選択画面41a,41bでのいずれかの業務項目を
選択(タッチ)することにより、この選択された業務項
目の詳細が業務詳細画面42に表示される。
【0098】ここで、マルス業務は、通常のマルスの業
務であって、上記のワンタッチモードやフルキーモード
で予約できる券以外の予約やマルスで行なう発券業務,
それらの集計などを行なうためのものである。マルス旅
行業務も同様であって、旅館券やワンタッチモードやフ
ルキーモードで予約できる航空券以外の航空券などの予
約や発券もできるし、それらの集計業務などを行なうた
めのものである。団体・共通業務は団体の予約や発券,
それらの集計などの業務を行なうためのものであり、個
別業務は上記業務以外の必要な業務を行なうためのもの
である。メンテナンスはワンタッチモードやフルキーモ
ードなどでの情報の追加や修正,削除などのメンテナン
スを行なうためのものである。
【0099】例えば、業務選択画面41aでの団体・共
通業務での業務項目「団体」のタッチキー43をタッチ
操作すると、図25に示すように、団体の申込みに対す
る発券に必要な「運賃行程」や「料金行程」,「社線行
程」などの団体に関する業務の一覧の団体業務一覧画面
44が業務詳細画面42に表示され、これら業務の表示
をタッチすることにより、この団体業務一覧画面44に
代わってその業務を行なうことができる画面が業務詳細
画面42が表示される。
【0100】図26は業務選択画面41bの業務項目
「メンテナンス」のタッチキー45を選択(タッチ)し
たことによる業務詳細画面42での表示内容を示すもの
であって、この場合には、この業務詳細画面42にメン
テナンス一覧画面46が表示される。
【0101】このメンテナンス一覧画面46は、新たな
中長距離列車を登録するための項目「中長距離列車登
録」や、以下同様に、「近距離駅登録」,「特企商品名
登録」,「イベント商品名登録」,「ワンタッチ登
録」,「プリセット登録」,「フルキー登録」,……と
いった項目のタッチキーが含まれている。これら項目で
は、新規登録ばかりでなく、登録されている情報(指定
券など)の配置の変更や表示方法,大きさの変更なども
行なうことができる。
【0102】ここで、上記の「ワンタッチ」モードで使
用する指定券の登録のために、メンテナンス一覧画面4
6の「ワンタッチ登録」のタッチキーを選択(タッチ)
すると、図27に示す登録用画面が表示される。この登
録用画面では、メニュー選択画面13に「指定券」など
の選択キーが表示されるとともに、図5の場合とほぼ同
様なフォーマットで、予約情報登録画面47と登録設定
/確認画面48と右向きの矢印「→」からなる登録内容
指示画面49と路線登録画面50とが表示画面12に表
示される。
【0103】そこで、いま、新幹線の東京から新大阪ま
での特急1号の指定券を登録するものとすると、まず、
メニュー選択画面13で「指定券」13fを選択(タッ
チ)すると、登録設定/確認画面48の登録項目「券
種」に「指定席券」という券種が表示される。そして、
路線選択画面50で項目「新幹線値」を選択(タッチ)
すると、登録設定/確認画面48の登録項目「タイト
ル」に「新幹線」という券種が表示される。
【0104】次に、登録設定/確認画面48の登録項目
「乗車区間」の「発駅名」に対応する登録内容指示画面
49の矢印をタッチすると、図9,図10に示したよう
な駅名を選択可能とした画面が表示され、これにより、
発駅名「東京」を指定することができる。この指定され
た駅名「東京」は登録設定/確認画面48の登録項目
「乗車区間」の「発駅名」に表示される。登録設定/確
認画面48の登録項目「乗車区間」の「着駅名」につい
ても同様であり、これにより、新幹線での乗車区間東京
〜新幹線が登録される。
【0105】また、登録設定/確認画面48の登録項目
「列車名」に対応する登録内容指示画面49の矢印をタ
ッチすると、図11に示したような列車名を選択可能と
した画面や図12に示したような列車番号を選択可能と
する画面が表示され、これにより、列車名,列車番号
「特急1号」を指定することができる。この指定されて
列車「特急1号」が登録設定/確認画面48の登録項目
「列車名」に表示される。これにより、新幹線の特急1
号が登録される。
【0106】また、この登録する指定券が大人1名の場
合には、登録設定/確認画面48の登録項目「利用人
員」の「大人」に対応する登録内容指示画面49の矢印
をタッチすると、図13に示したような利用人員を選択
可能とした画面が表示され、これにより、大人1人を指
定することができる。この指定されて「大人1人」が登
録設定/確認画面48の登録項目「利用人員」に表示さ
れる。これにより、利用人員が大人1人であることが登
録される。
【0107】乗車日の登録の場合も、また、券種別を登
録する場合も、同様であり、それぞれ、対応する登録内
容指示画面49の矢印をタッチすることにより、図8に
示したような乗車日を選択できる画面や図14に示した
ような券種別を選択できる画面が表示され、これらによ
り、乗車日や券種別を登録することができる。また、登
録設定/確認画面48の登録項目「設備」により、上記
の「ワンタッチ」モードの場合と同様に、禁煙車両,喫
煙車両,女性専用車両の登録も行なうことができる。な
お、全ての項目にデータを入力しなくとも、予約登録が
可能であるので、予約変更に容易に対応できる。
【0108】以上の登録により、予約情報登録画面47
の所定の初期位置(この場合、予約情報登録画面47の
左上角とする)に登録された内容の指定券51が無彩色
(白黒)で表示される。この表示された指定券51で
は、登録設定/確認画面48の登録項目「タイトル」に
表示される内容と等しい内容がタイトル51a(この場
合、「新幹線」)として表示され、また、登録設定/確
認画面48で表示される列車名や券種別,乗車区間,利
用人員などの文字が記された項目内容51bとが表示さ
れる。
【0109】このように初期位置に表示された指定券5
1について、表示色の設定,位置の変更,大きさの変更
を行なうことができる。
【0110】表示色を設定する場合には、そのタイトル
51a,項目内容51b毎に行なうことができる。即
ち、登録設定/確認画面48での登録項目「タイトル背
景色」のタッチ部52aをタッチする毎に指定券51の
タイトル51aの背景色を変えることができ、登録設定
/確認画面48での登録項目「タイトル文字色」のタッ
チ部52bをタッチする毎に指定券51のタイトル51
aの文字の色を変えることができる。同様にして、登録
設定/確認画面48での登録項目「項目背景色」のタッ
チ部52cをタッチする毎に指定券51の項目内容51
bの背景色を変えることができ、登録設定/確認画面4
8での登録項目「項目文字色」のタッチ部52dをタッ
チする毎に指定券51の項目内容51bの文字の色を変
えることができる。
【0111】また、図27に示したように登録された指
定券15は、キーボード(あるいはマウス)を操作する
ことにより、その表示位置や大きさを変更することがで
きる。即ち、図28において、まず、キーボードやマウ
スの操作によって図示しないカーソルを指定券51の項
目内容51bに重ね、しかる後、このカーソルを予約情
報登録画面47の所定の位置に移動(55a)させるこ
とにより、指定券51をこの所定の位置に変更させるこ
とができる。
【0112】また、図28において、まず、キーボード
やマウスの操作によって図示しないカーソルを指定券5
1のタイトル51aに重ね、しかる後、このカーソルを
横方向に移動(55b)させることにより、指定券51
のタイトル51aが横方向に伸びていく。これにより、
横一列のタイトルを同じ(この場合、「新幹線」)にす
ることができる。また、キーボードで拡大指定操作を
し、タイトル51aの場合と同様に、図示しないカーソ
ルを指定券51の項目内容51bに重ね、しかる後、こ
のカーソルを横方向に移動させることにより、指定券5
1の項目内容51bを横方向に拡大させることができ
る。以上のような拡大操作の結果を図29に示す。な
お、かかる拡大操作は、指定券51が予約情報登録画面
47のいずれの位置にあっても行なうことができるし、
また、かかる拡大がなされた指定券51を、上記のよう
にして、予約情報登録画面47の他の位置に移動させる
こともできる。
【0113】以上のようにして、指定券51の登録操作
が完了すると(なお、図27で説明した状態でも、登録
操作の完了とすることができる)、登録設定/確認画面
48での項目「登録」キー53をタッチすることによ
り、この指定券51が「ワンタッチ」モードでの指定券
として登録され、また、「キャンセル」キー54をタッ
チすることにより、上記のように入力した内容をキャン
セルし、登録しないようにすることができる。また、登
録された指定券は、指定券の「ワンタッチ」モードにお
いて、図5などに示す予約情報選択画面14に表示され
る。
【0114】以上は「ワンタッチ登録」(図26)での
指定券の登録であったが、図27のメニュー選択画面で
の「乗車券」,「自由席券」,「定期券」などについて
も同様である。但し、夫々の券種に応じて登録設定/確
認画面48での登録項目が異なることはいうまでもな
い。
【0115】ここで、エキスパート用の予約端末装置
1,2としては、「ワンタッチ」モードでの図5に示し
た初期画面での予約情報選択画面14に表示される指定
券などのワンタッチで選択できるように表示される情報
は、図1の予約ホスト・コンピュータ7でのこの端末装
置専用の領域に格納され、電源が投入される毎に予約ホ
スト・コンピュータ7から読み取られて内蔵のメモリに
格納されるようにしてもよいが、かかる情報のうちの少
なくとも図27〜図29で説明したように「メニュー」
モードの「メンテナンス」で入力された情報はその予約
端末装置の専用のメモリで記憶保持し、他の情報は予約
ホスト・コンピュータ7から読み取るようにしてもよ
い。このように、予約情報選択画面14で選択のために
表示される情報以外は、操作の都度適宜予約ホスト・コ
ンピュータ7から読み出されて使用される。
【0116】《一般個人用の予約端末装置》次に、図1
における一般個人用の予約端末装置8について、図30
〜図44を用いて説明する。この予約端末装置8は、表
示画面に表示する内容を非常に判り易いものとし、かつ
画面の切替えを極力少なくするようにして、素人でも、
容易に予約操作を行なえるようにしている。
【0117】この予約端末装置8において、キーボード
での電源ボタンを操作して電源を投入すると、図30に
示す初期画面が表示画面60に表示される。この初期画
面は、予約する券種を示す券種画面61と、予約する券
種を選択するためのメニュー選択画面62と、予約情報
を選択可能に表示する予約情報選択画面63と、この予
約情報選択画面63で選択された予約情報を確認するた
めの予約確認画面64とから構成されている。
【0118】メニュー選択画面62には、「メニュー」
のタッチキー62aが表示されており、このタッチキー
62aにタッチする毎に予約する券種が変更でき、その
ときの券種が券種画面61に表示される。一般個人は、
予約端末装置8を使用する場合、鉄道の乗車券や特急
券,指定券などを予約することが多いことから、ここで
は、この予約端末装置8に電源を投入したときの初期画
面としては、図示するように、券種を乗車券・特急券の
予約画面としている。
【0119】予約確認画面64には、発駅名を表示する
確認項目「発駅名」のタッチキー(発駅キー)64a
と、着駅名を表示する確認項目「着駅名」のタッチキー
(着駅キー)64bと、乗車する大人,小人の人員を表
示する確認項目「利用人員」のタッチキー(利用人員キ
ー)64cと、乗車日を表示する確認項目「乗車日」の
タッチキー(乗車日キー)64dと、発時間を表示する
確認項目「発時間」のタッチキー(発時間キー)64e
と、着時間を表示する確認項目「着時間」のタッチキー
(着時間キー)64fとが表示されている。
【0120】予約情報選択画面63では、予約確認画面
64の発駅キー64aに対向して、主な駅名が複数個表
示された発駅名選択画面63aが設けられ、それらの表
示部分は夫々タッチキーをなしていて、所望とする駅名
の表示部分をタッチすることにより、この所望の駅名が
選択されて予約確認画面64の発駅キー64aに表示さ
れる。予約確認画面64の着駅キー64bに対しても同
様であり、主な駅名が複数個表示された着駅名選択画面
63bが設けられ、所望とする駅名の表示部分をタッチ
することにより、この所望の駅名が選択されて予約確認
画面64の着駅キー64bに表示される。これにより、
乗車区間の発駅と着駅とを予約できる。
【0121】また、予約確認画面64の利用人員キー6
4cに対向して、大人と小人との主な乗車人員の例が複
数個表示された利用人員選択画面63cが設けられ、そ
れらの表示部分は夫々タッチキーをなしていて、所望と
する人員の表示部分をタッチすることにより、その結果
が予約確認画面64の利用人員キー64cに表示され
る。
【0122】また、同様にして、予約確認画面64の乗
車日キー64d,発時間キー64e,着時間キー64f
夫々に対向して、乗車日選択画面63d,発時間選択画
面63e,着時間選択画面63fが図示するような内容
で表示され、所望の表示部分をタッチすることにより、
選択された内容が予約確認画面64での夫々の該当する
確認事項に表示される。
【0123】従って、発駅名選択画面63a,着駅名選
択画面63b,利用人員選択画面63c,乗車日選択画
面63dと、発時間選択画面63eまたは着時間選択画
面63fとで夫々予約の要件を選択することができ、選
択された要件は夫々予約確認画面64で表示されるか
ら、予約の内容が間違いないか否か確認することができ
る。そして、顧客は、この内容を確認して了承し、図示
しないキーボードで発券の操作を行なうと、予約確認画
面64で確認された内容の乗車券や特急券が発券され
る。この場合には、この予約端末装置8は、予約確認画
面64で設定された予約条件を満足する乗車経路やその
経路での列車,座席などを自動検索し、その結果に応じ
た乗車券や特急券などを発券する。
【0124】なお、図示する画面で乗車券のみを予約す
る場合には、予約情報選択画面63に設けられた「乗車
券のみ購入」のタッチキー65をタッチすればよい。こ
の場合には、券種画面61に「乗車券の購入」と表示さ
れ、その他の画面は同様であって、上記と同様の操作に
より希望の乗車券を予約購入できる。
【0125】ところで、図30に示す情報だけでは、顧
客の希望を満足することができない場合がある。このよ
うな場合には、拡張/縮小キー67や「列車検索」のタ
ッチキー(列車検索キー)66などをタッチ操作するこ
とにより、顧客が希望するように予約ができるようにす
ることができる。以下、この点について説明する。
【0126】予約確認画面64で確認する予約内容が表
示された状態で予約情報選択画面63の列車検索キー6
6をタッチ操作すると、この予約内容に適合する経路を
示す後述の経路画面が表示され、その経路が複数ある場
合には、その1つを選択できるようにしている。予約内
容に適合する経路が複数個あって、上記のように予約確
認画面64の予約内容の確認後、直ちにキーボードで発
券操作するときには、予め決められた方法で選択される
経路での乗車券や特急券が発行されることになる。
【0127】ところで、予約情報選択画面の各画面63
a〜63fに表示される駅名などの情報は限られた数の
ものであり、そこに表示されないものを選択したい場合
もある。このために、これら画面63a〜63f内夫々
の右端部に拡張/縮小キー67が設けられ、これをタッ
チ操作することにより、他の情報の選択ができるように
している。
【0128】なお、拡張/縮小キー67には、下向きの
三角印「▼」と上向きの三角印「▲」とが互いに反対向
きで表示されており、かかる表示の場合には、この拡張
/縮小キー67は予約情報選択画面63で表示される情
報以外の情報を選択可能な後述の設定画面に以降可能と
する機能(これを拡張機能という)ものであり、このよ
うな機能を持つときの拡張/縮小キー67を、特に、拡
張キー67ということにする。
【0129】そこで、いま、着駅名選択画面63の拡張
キー67をタッチ操作すると、図31(a)に示すよう
に、予約情報選択画面63(図30)に代わって、駅名
設定画面68が表示される。この駅名設定画面68は、
駅名表示部68aと入力文字表示部68bと文字入力部
68cとからなっている。文字入力部68cは五十音や
記号などのタッチキーからなり、これによって入力され
る文字が入力文字表示部68bに表示される。そして、
文字入力部68cで1文字を入力すると、その文字で始
まる駅名が駅名表示部68aに表示され(ここでは、文
字「と」が入力された場合を示し、この文字「と」で始
まる駅名が表示される)、所望とする駅名があってその
表示部分をタッチすると、この駅名が予約確認画面64
の確認項目「着駅名」64bに表示される。なお、表示
される駅名が多くて一度に表示できない状態では、この
駅名表示部68aに設けられた繰り出しキー68dをタ
ッチ操作することにより、次の駅名を表示させることが
できる。
【0130】このように文字入力部68cで1文字入力
したところ、駅名表示部68aで表示される駅名が多過
ぎ、かつ希望する駅名(ここでは、「富山」とする)が
表示されていないときには、この駅名の次の文字を文字
入力部68cによって入力すればよい。いま、文字
「と」の次に文字「や」を入力したとすると、図31
(b)に示すように、入力文字表示部68bに入力文字
「とや」が表示され、これら文字で始まる駅名が駅名表
示部68aに表示される。この場合、入力文字「とや」
で始まる駅名は「富山」しかなく、これが駅名表示部6
8aに表示される。そして、この「富山」の表示部分を
タッチすることにより、予約確認画面64の確認事項
「着駅名」での表示が「富山」に変更される。
【0131】なお、このように、駅名表示部68aに全
ての駅名を表示できる場合には、この駅名表示部68a
には、図31(a)に示す繰り出しキー68dは表示さ
れない。また、列車検索キー66をタッチ操作すること
により、上記のように、経路の確認をすることができ
る。
【0132】以上のことは、確認事項「発駅名」につい
ても同様であり、図30の予約情報選択画面63での発
駅名選択画面63aの拡張キー67をタッチ操作するこ
とにより、図31(a),(b)に示すような画面が表
示されて発駅名を選択することができる。
【0133】なお、図31(a),(b)に示す駅名設
定画面68での拡張/縮小キー67では、そこに表示さ
れる三角印「▼」,「▲」が互いに向き合っており、こ
のような場合には、この拡張/縮小キー67は元の画面
(この場合には、図30に示す予約情報選択画面63)
に戻す機能(これを縮小機能という)を有するものであ
り、このような機能を有する拡張/縮小キー67を縮小
キー67ということにする。
【0134】そこで、以上のように、図31(a),
(b)のいずれかの画面で着駅名が選択され、縮小キー
67をタッチ操作すると、図30に示す元の初期画面、
即ち、予約情報選択画面63に戻る。また、図31
(a),(b)のいずれかの画面で着駅名を選択し、必
要な全ての確認事項について情報の選択が終了している
とき、上記のようにキーボードで発券操作をすることに
より、券の発行が行なわれ、しかる後、図30に示す元
の初期画面に戻る。
【0135】図30に示す予約情報選択画面63におい
て、利用人員選択画面63cで表示される人員よりも多
い人員で申し込みたい場合には、この利用人員選択画面
63cでの拡張キー67をタッチ操作する。これによ
り、図32に示すように、予約情報選択画面63(図3
0)に代わって、利用人員設定画面69が表示される。
この利用人員設定画面69では、大人の利用人員を入力
するためのテンキーなどからなる入力部69aと、小人
の利用人員を入力するためのテンキーなどからなる入力
部69bと、入力部69a,69bで入力された人員を
夫々表示する表示部69c,69dとからなっている。
【0136】入力部69aをタッチ操作して人員を入力
すると、表示部69cにその人員が表示されるととも
に、予約確認画面64での確認項目「利用人員」の「大
人」の欄でも表示される。同様に、入力部69bをタッ
チ操作して人員を入力すると、表示部69dにその人員
が表示されるとともに、予約確認画面64での確認項目
「利用人員」の「小人」の欄でも表示される。これによ
り、図30の利用人員選択画面63cで表示されない利
用人員も設定することができる。
【0137】なお、この利用人員設定画面69での縮小
キー67も列車検索キー66も、図31での夫々と同じ
機能を有している。
【0138】図30に示す予約情報選択画面63におい
て、乗車日選択画面63dで表示される乗車日以外の乗
車日で予約したい場合には、この乗車日選択画面63d
での拡張キー67をタッチ操作する。これにより、図3
3に示すように、予約情報選択画面63(図30)に代
わって、乗車日設定画面70が表示される。この乗車日
設定画面70は、乗車月日を入力するための1ヶ月のカ
レンダからなる入力部70aと、入力部70aで表示さ
れる月よりも一月前の月を指定する「前月」指定キー7
0bと、入力部70aで表示される月の翌月を指定する
「翌月」指定キー70cとからなっている。
【0139】いま、3月のカレンダが表示された入力部
70aで11日をタッチすると、予約確認画面64の確
認事項「乗車日」に指定した乗車日「3月11日」が表
示される。また、乗車日を2月としたい場合には、「前
月」指定キー70bをタッチすればよく、これにより、
入力部70aに2月のカレンダが表示される。また、乗
車日を4月としたい場合には、「翌月」指定キー70c
をタッチすればよく、これにより、入力部70aに4月
のカレンダが表示される。
【0140】なお、この乗車日設定画面70での縮小キ
ー67も列車検索キー66も、図31での夫々と同じ機
能を有している。
【0141】図30に示す予約情報選択画面63におい
て、発時間選択画面63eで表示される発時間以外の発
時間で予約したい場合には、この発時間選択画面63d
での拡張キー67をタッチ操作する。これにより、図3
4に示すように、予約情報選択画面63(図30)に代
わって、時間設定画面71が表示される。この時間設定
画面71は、発時間のうちの「時」を入力するためのテ
ンキーなどからなる入力部71aと、発時間のうちの
「分」を入力するためのテンキーなどからなる入力部7
1bと、入力部71a,71bによる入力情報を夫々表
示する表示部71c,71dとからなっている。
【0142】いま、入力部71aで、例えば、「08」
を入力すると、表示部71cでこの「08」が表示さ
れ、また、入力部71bで、例えば、「00」を入力す
ると、表示部71cでこの「00」が表示される。これ
とともに、予約確認画面64の確認事項「発時間」に入
力された発時間「08:00」が表示される。このよう
にして、発時間を設定することができる。
【0143】なお、この時間設定画面71での縮小キー
67も列車検索キー66も、図31での夫々と同じ機能
を有している。また、図30での予約確認画面64での
確認事項「着時間」についても、予約情報選択画面63
の着時間選択画面63fでの拡張キー67をタッチ操作
することにより、同様にして、着時間を設定することが
できる。
【0144】以上の図30〜図34の画面で確認画面6
4での必要な確認事項が全て設定され、この状態で列車
検索キー66をタッチ操作すると、予約条件を満足する
経路が検索されて、その結果が図35に示すような列車
検索画面72として表示画面60に表示される。この列
車検索画面72では、例えば、図32〜図34での予約
確認画面64に示すように、発駅が東京、着駅が富山、
発時間が8時00分と予約された場合、この予約条件を
満足する経路と列車名とが時刻表のデータなどを用いて
検索され、表示される(この場合、指定された発時間
「8:00」以降の列車について表示される)。
【0145】ここでは、3種類の経路が経路名「経路
1」,「経路2」,「経路3」として表示されるものと
しており、「経路1」として、経路表示部73aに東京
から越後湯沢を経由して富山に至る経路(東京から越後
湯沢までは上越新幹線、越後湯沢からは在来線の特急)
が表示され、「経路2」として、経路表示部73bに東
京から長野,直江津を経由して富山に至る経路(東京か
ら長野までは長野新幹線、長野から直江津まで及び直江
津から富山までは在来線の特急)の一部が表示される。
この乗り継ぎがある、例えば、「経路1」の場合、指定
された発時間「08:00」に最も近い発時間であっ
て、かつ乗り継ぎ駅(越後湯沢)で待ち時間が最も短い
列車が選ばれて表示される。ここでは、東京〜越後湯沢
間で東京発8時56分の特急AA1号が自動的に選択さ
れ、越後湯沢〜富山間で越後湯沢発10時30分の特急
BA1号が自動的に選択されて夫々表示されているもの
とする。また、「経路3」として、経路表示部73cに
東京から長岡を経由して富山に至る経路(東京から長岡
までは上越新幹線、長岡からは在来線の特急)が表示さ
れる。また、これとともに、各経路での所要時間や乗換
え回数なども表示される。他の経路を確認したい場合に
は、下向きの三角印「▼」で示す続きキー76をタッチ
することにより、他の経路があれば、表示されている経
路に代わってそれが表示される。また、上向きの白抜き
三角印「△」で示す続きキー76’も表示されている
が、かかる続きキーが白抜きの三角印「△」で示される
場合には、経路の配列の上側には、経路がないことを示
している。従って、白抜き三角印「△」の続きキー7
6’をタッチしても、新たな経路は表示されない。
【0146】また、「経路2」の東京から富山までの経
路のように、1つの経路全体を経路表示部73bに表示
し切れない場合には、その一部が表示されるとともに、
その経路/列車表示の右側あるいは左側に続きの経路が
あることを黒塗りの三角印「▲」で示す続きキー74で
示すようにする。この例では、「経路2」において、東
京〜長野間の経路/列車表示の左側に黒塗りの三角印
「▲」で示す続きキー74が表示される。経路の続きが
ない場合には、白抜きの三角印「△」で示す続きキーが
表示される。「経路2」の場合、着駅の富山まで表示さ
れているので、経路表示部73bの経路/列車表示の右
側に白抜きの三角印「△」で示す続きキー74’が表示
される。「経路1」,「経路3」の場合も、同様の続き
キーが表示されている。そこで、経路表示部73bにお
いて、続きキー74をタッチすることにより、この表示
されている経路の一部(図35では、長野から富山ま
で)より前の東京〜長野間の経路/列車が表示されるこ
とになる。
【0147】希望する経路は、「経路1」あるいは「経
路2」あるいは「経路3」の表示部分をタッチすること
によって選択することができる。
【0148】なお、上記のように、図30〜図34に示
した画面での列車検索キー66のタッチ操作によって予
約条件を満足する経路が、上記のように、「経路1」,
「経路2」,「経路3」と複数検索された場合には、そ
のうちの1つが自動的に選択されることになり、列車検
索キー66のタッチ操作によって列車検索画面72が表
示され始めたときには、この選択されている経路が、他
の経路と区別できるようにして、表示される。この選択
された経路の表示としては、その経路名(例えば、経路
名「経路1」)の表示部あるいはこれを含めて経路表示
部を他の部分とは異なる色付けをしたり、マークを付し
たりする。このように、図30〜図34に示した画面で
のタッチ操作によって予約条件が入力されると、所定の
経路が選択されているので、図30〜図34に示した画
面が表示される状態でキーボードによって発券操作を行
なうと、この選択されている経路についての券が発券さ
れることになる。
【0149】「最初に戻る」と表示されているタッチキ
ー75をタッチすると、図30に示す初期の予約画面に
戻るが、「経路1」,「経路2」,「経路3」のいずれ
かの経路について、表示されている列車とは異なる列車
を希望する場合には、夫々に設けられている拡張キー6
7をタッチすればよい。
【0150】なお、各経路の列車の画像には、券種別
(即ち、禁煙グリーン車,喫煙指定車などの車両の種
類)毎に、その予約状況(全席予約済み,混んではいる
が予約可能,空席多い)などを色の種類などで表示する
ようにし、予約状況を一目で判るようにしている。
【0151】いま、「経路1」の拡張キー67をタッチ
したとすると、予約端末装置8は列車検索画面72で指
定された経路での上記検索された列車が、列車検索画面
72に代わって、図36に示すような列車変更画面77
として表示される。この列車変更画面77では、横軸を
区間軸、縦軸を列車軸として、図35の「経路1」で示
される各駅とこれら駅間の列車とが表示される。これら
列車は図30の予約確認画面64での確認事項「発時
間」に表示される発時間以降のものであって、ここで
は、図示するように、2区間で、かつ1駅区間で5個ま
での列車を表示できるものとしているが、これに限るも
のではない。
【0152】なお、他の列車を確認したい場合には、繰
上げキー78aをタッチすることにより、現在表示され
ている列車よりも前の発時間の列車が下方にスクロール
するようにして表示されるようになり、同様に、繰下げ
キー78bをタッチすることにより、現在表示されてい
る列車よりも後の発時間の列車が上方にスクロールする
ようにして表示されるようになる。また、この表示され
る経路に続きがあるかどうかを示す続きキー78c,7
8dが設けられている。これら続きキー78c,78d
は、続きがあるとき、黒塗りの三角印「▲」が表示さ
れ、続きがないとき、白抜きの三角印「△」が表示され
る。図36で示す例では、発駅から着駅までの経路全体
が示されるので、続きキー78c,78dには、白抜き
の三角印「△」が表示される。
【0153】図36において、この例では、東京〜越後
湯沢間に発時間が指示された8時00分以降の5個の列
車が表示され、越後湯沢〜富山間では、これらの列車に
対して乗り継ぐことができる列車が2個あることが示さ
れている。越後湯沢〜富山間の列車に対し、これに乗り
継ぐことができる東京〜越後湯沢間の列車は、これらが
乗り継ぐことができる越後湯沢〜富山間の列車よりも縦
軸(時間軸)方向に上部に表示され、これにより、乗り
継ぐ場合の東京〜富山間の列車を一目で判るようにして
いる。
【0154】また、夫々の列車毎に発時間と着時間とが
示されており、これとともに、乗り継ぎ駅(この場合、
越後湯沢)での乗り継ぎ時間も表示される。したがっ
て、東京での発時間や富山での着時間ばかりでなく、越
後湯沢での乗り継ぎ駅での乗り継ぎ待ち時間も確認する
ことができ、これらに基づいて列車を選択することがで
きる。
【0155】この列車変更画面77が表示されるときに
は、そのとき選択されている列車が枠で囲まれて表示さ
れる。この場合には、図35で「経路1」の経路表示部
13aに表示される列車が選択されているものとして、
これら列車が枠で囲んで表示される。列車を変更する場
合には、希望する列車の表示部分をタッチして指定すれ
ばよい。これにより、この指定された列車が枠で囲まれ
ることになる。図37はその一例を示すものであって、
ここでは、東京〜越後湯沢間では、東京9時48分発の
特急AC2号を、越後湯沢〜富山間では、越後湯沢11
時40分発の特急BA2号を選択したものとし、これら
は枠で囲まれる。
【0156】以上のようにして予約する列車が設定さ
れ、縮小キー67をタッチすると、表示が図35に示す
列車検索画面72に戻る。この列車検索画面72では、
指定した経路(ここでは、「経路1」とする)の経路表
示部73aに図36の列車変更画面77で設定した列車
が表示される。
【0157】図36に示す列車変更画面77で指定した
経路(ここでは、上記のように、「経路1」とする)で
の予約列車が確定すると(ここでは、図示の列車とは異
なり、東京9時48分発の特急AC2号と越後湯沢11
時40分発の特急BA2号とする)、「経路1」の表示
部分をタッチすることにより、列車変更画面77に代わ
って、図38に示すような券種指定画面79が表示され
る。
【0158】なお、図36,図37に示す列車変更画面
77においても、各経路の列車の画像には、券種別(即
ち、禁煙グリーン車,喫煙指定車などの車両の種類)毎
に、その予約状況(全席予約済み,混んではいるが予約
可能,空席多い)などを色の種類などで表示するように
し、予約状況を一目で判るようにしている。
【0159】図39は以上の動作を示すフローチャート
である。
【0160】同図において、ステップ100は図30〜
図34で説明した予約条件の入力して列車検索キー66
をタッチするものであって、これにより、経路と列車の
検索が行なわれる(ステップ101)。入力条件に見合
う経路や列車がない場合には(ステップ102)、ステ
ップ100に戻り、予約条件が入力された図30に示す
初期画面に戻る。入力条件に見合う経路や列車がある
と、それを表示した図35に示す状態となり(ステップ
104)、次の操作があるまでその表示状態が維持され
る。
【0161】かかる表示状態において、図35での所望
とする経路(この場合、「経路1」とする)の経路表示
部73aの拡張キー67を操作すると(ステップ10
5)、この選択した経路についての図36に示す列車変
更画面77が表示され、この列車変更画面77で所望の
列車を選択することができ、選択することによって図3
7に示すような列車変更画面77が表示される(ステッ
プ107)。そして、図37での縮小キー67をタッチ
すると、図35に示す列車検索画面72に戻り、「経路
1」での経路表示部では、変更された列車名が表示され
る(ステップ109)。
【0162】かかるステップ105,106〜109の
処理を経た後、あるいは、ステップ105で拡張キー6
7をタッチせずに、図35に示す列車検索画面72で表
示される経路の続きキー74または74’をタッチする
と(ステップ110)、その経路での表示されている区
間の1つ前の区間または次の区間の検索が行なわれ(ス
テップ111)、ステップ104からの同様の処理が行
なわれる。また、同様にして、図35に示す列車検索画
面72の「最初に戻る」のタッチキー75をタッチする
と、ステップ100に戻り、図30に示す初期画面に戻
る。さらに、図35に示す列車検索画面72で「経路
1」,「経路2」,「経路3」の表示部分のうちの所望
とする経路の表示部分をタッチすると(ステップ11
3)、図38に示すような券種指定画面79の表示状態
となり、予約した列車での座席を予約することができる
(ステップ114)。なお、図38は、後述のように、
券種も指定した状態を示す。
【0163】ここで、図36,図37で示すような画面
の作成方法について図40,図41を用いて説明する。
【0164】一般顧客用の予約端末8(図2)には、マ
トリックス状にセルが配列されてなるメモリが内蔵され
ており、図41(a)はそのメモリの一部を示すもので
あって、以下の説明を簡略化するために、3列(i=
1,2,3),5行(j=5)のマトリックス状のセル
ijの配列部分を示すものである。かかるセルCij
は、列車番号が記憶されるものであって、これととも
に、列車番号が記憶されているか否かを示すフラグも記
憶されている。従って、セルからこのフラグを読み出す
ことにより、このセルに列車番号が記憶されているか否
かを判定することができる。また、各列(i=1,2,
3)は順に区間が割り当てられ、また、各行(j=1,
2,3,4,5)は順に時刻表での発時間順の列車が割
り当てられる。従って、以下に図40で示す動作の初期
設定では、セルCijには、区間iのj番目の列車の列車
番号(これをNijで表わす)が記憶されることになる。
【0165】なお、この場合には、図40でのステップ
210において、nは列(i)方向のセル数であり、ま
た、ステップ212において、mは行(j)方向のセル
数である。
【0166】そこで、図40において、図30〜図34
で説明したような予約操作が行なわれ、図30に示すよ
うに、予約確認画面64での確認項目「発駅名」64a
と確認項目「着駅名」64bとで区間が、確認項目「発
時間」で希望する発時間が夫々決まると、区間i毎に全
ての列車番号Nijが予約ホスト・コンピュータ7(図
1)から読み取られ、図41(b)に示すように、メモ
リの該当するセルCijに記憶される(ステップ20
0)。
【0167】即ち、区間1には、発時間が早い列車から
順に列車番号N1jが記憶され、区間2でも、また、区間
3でも、発時間が早い列車から順に列車番号が記憶され
る。
【0168】そして、まず、j=1(ステップ20
1),i=1(ステップ202)とし、区間1(i=
1)のセルC11と次の区間2(i=2)のセルC21とを
探索する。この場合には、図41(b)に示すように、
いずれのセルCijにも列車番号が記憶されているので
(ステップ203)、セルC11から読み取った列車番号
11の列車(列車N11という。以下同様)の区間1での
着時間A11とセルC21から読み取った区間2の列車番号
21の列車(列車N21)の区間2での発時間D21とを比
較し(ステップ204)、列車N11から列車N21への乗
り継ぎが可能であれば(この場合、上記のことから、乗
り継ぎ可能であって、A11<D21であり、「Y」の判
定)、次に、区間1の次の列車番号N12を読み取り、こ
の列車N12の着時間A12と既に読み取った区間2の列車
21の発時間D21とを比較する(ステップ205)。そ
して、列車N12から列車N21への乗り継ぎができない場
合には(A12≧D21であって、「N」の判定)、図41
(b)の状態のままとし、列車N12から列車N21への乗
り継ぎができる場合には(A12<D21であって、「Y」
の判定)、区間2の列車番号N21,N22,N23,N24
25を順次次のセルに移し換える(ステップ206)。
これにより、図41(c)に示すような記憶状態とな
る。
【0169】以上の処理が行なわれると、この場合、i
=1でn以下であることから(ステップ210)、i=
i+1、即ち、i=2とする(ステップ211)。そし
て、i=2,j=1として、区間2,3に関するステッ
プ203からの処理動作を始める。
【0170】ここで、i=j=1の上記の区間1,2に
関する処理により、図41(b)に示す結果が得られて
いるときには(区間2,3間で初期設定と同じ)、区間
2,3に関して上記と同様の処理が行なわれる。上記の
ように区間2の列車番号N2jをずらして図41(c)に
示す結果が得られた場合には、区間2のセルC21に列車
番号が記憶されていないことになり、この結果、ステッ
プ203では、無し「N」の判定がなされる。
【0171】そこで、図41(c)において、区間2の
次のセルC22に格納されている列車番号N21と区間3の
最初のセルC31に格納されている列車番号N31とが読み
取られ、列車N21の区間2での着時間A21(=Aij+1
と列車N31の区間3での発時間D31とが比較される(ス
テップ208)。この場合、上記のことからして、列車
21から列車N31への乗り継ぎが可能とすると(A21
31であって、「Y」の判定)、区間3の列車番号N3j
を順次次のセルに移し換える(ステップ209)。これ
により、図41(d)に示すような記憶状態となる。な
お、この乗り継ぎができない場合には(A21≧D31であ
って、「N」の判定)、もとの図41(c)に示す記憶
状態のままとする。
【0172】以上のようにして、区間2,3に関する処
理が終わると、i=3とし(ステップ211)、以下、
i=n−1になるまで(ステップ210)、区間3,
4,5,……の順で同様の処理を行なう。そして、i=
n−1となってステップ210での判定が「Y」となる
と、このとき、j=1である(即ち、j<m)ことか
ら、ステップ212での判定が「N」となり、j=2と
して(ステップ213)、ステップ202から上記の動
作を再開する。この場合には、第2行(j=2)以降の
セルに記憶されている列車番号が処理対象となる。
【0173】一例として、図41(d)の場合について
説明すると、区間2でのセルC22に番号が記憶されてい
る列車N21が、さらに、区間1での列車N13からの乗り
継ぎ不能であれば、図41(d)に示す状態のままであ
るが、この場合、乗り継ぎ可能である場合には、ステッ
プ204〜206により、区間2の列車番号が、さら
に、1つずれて隣りのセルに移り、図41(e)に示す
記憶状態となる。また、図41(e)に示す状態では、
区間2の列車N21から区間3の列車N31への乗り継ぎが
可能であるから、ステップ204〜206の処理によ
り、図41(f)に示す記憶状態となる。
【0174】また、他の例として、図41(b)に示す
状態で、j=2の場合の動作を説明する。
【0175】いま、i=1,j=2として、メモリの第
2行(図41(a)のj=2)の処理を行なうものとす
ると、セルC12に列車番号N12があることから(ステッ
プ203)、この列車N12の区間1での着時間A12と区
間2での列車N22の発時間D 22とが比較される(ステッ
プ204)。この場合、列車N12から列車N22への乗り
継ぎができる場合には、図41(b)のままの記憶状態
が維持されるか、さらに、区間1の次の列車N13からこ
の列車N22への乗り継ぎも可能であると、図41(g)
に示す記憶状態となるが、ステップ204で列車N12
ら列車N22への乗り継ぎができないと判定された場合に
は(「N」の判定)、区間1(i=1)での列車番号N
12以下が1つずつずれて隣りのセルに移り、図41
(h)に示す記憶状態となる(ステップ207)。
【0176】以下同様にして、j=3,4,5,……,
m(ステップ213)に対して同様の処理を行なうこと
により、メモリ内での列車番号の配分が決まる(ステッ
プ212で「Y」の判定)。この場合、同じ行(j)に
並ぶ順次の区間i(=1,2,3)の列車は、互いに乗
り継ぎ時間が最も短いものである。
【0177】そして、かかる処理操作は入力された発駅
から着駅までの経路毎に行なわれて、その処理結果(列
車番号の配分)が対応するメモリに保持されており、顧
客の表示指示に応じてその処理結果が表示される(ステ
ップ214)。
【0178】即ち、顧客が図30〜図34の列車検索キ
ー66をタッチ操作すると、夫々の経路毎に最適なもの
が夫々のメモリから読み出され、図35に示すように、
列車検索画面72に表示されることになる。この場合の
最適なものとは、上記の入力された発時間(この場合、
「08:00」)以後の区間1で最も発時間が早く、か
つ乗り継ぎの時間が最も短いものである。従って、例え
ば、最終的な列車番号の配分が図41(c)に示すもの
とすると、2行目(j=2)の列車の組み合わせが読み
取られて列車検索画面72に表示されることになる。ま
た、図35で所定の経路の拡張キー67をタッチ操作す
ると、選択された経路に対応するメモリから上記最適な
ものを含む範囲の列車番号の配分が読み出され、図36
に示すように、列車変更画面72が表示されるようにな
る。
【0179】また、図36,図37に示す列車変更画面
77には、かかるメモリでの列車番号の分配の一部が表
示されるものであるが、この場合、図36,図37の列
車変更画面77で表示されるのは、最大列車数を5、最
大区間数を2としている(i=1,2、j=1,2,
3,4,5)。この場合、検索された経路の上記最適な
ものは、列車変更画面77のほぼ中央部分(図36で
は、上から2番目)に表示される。この場合のメモリか
らの列車番号の読出しは、例えば、図41(c)に示す
配分の場合、破線枠で囲んだ部分となるが、列車N12
ら列車N21への乗り継ぎが最適なものとなる。
【0180】なお、顧客による繰上げキー78aや繰下
げキー78b(図36,図37)のタッチ操作に応じて
メモリでの読出し範囲が移動する。例えば、図41
(c)に示す列車番号の配分において、破線枠で示す範
囲で読出し表示が行なわれている場合、顧客の上記指示
操作により、この破線枠で示す読出し表示範囲が上下に
移動することになる。また、図36,図37での続きキ
ー78c,78dをタッチ操作した場合も同様である。
【0181】図38に示す券種指定画面79では、タッ
チ操作により、乗車券や特急券などの券種を予約するこ
とができる。この例では、越後湯沢を経由する東京〜富
山区間の乗車券と、東京〜越後湯沢間及び越後湯沢〜富
山間の特急券とを予約できるようにしたものであって、
乗車券の券種表示部80aと特急券の券種表示部80
b,80cとが表示される。
【0182】乗車券の券種表示部80aに対しては、乗
車券の種類「乗車券なし」,「片道」,「往復」,「学
割片道」,「学割往復」といった乗車券の種類(但し、
「乗車券なし」は乗車券を購入しない場合)が表示され
る乗車券の選択画面81aが設けられ、そのうちの1つ
の表示部分をタッチすることにより、これが選択されて
乗車券の券種表示部80aの規定の個所に表示されて予
約されることになる。なお、この乗車券の選択画面81
aの右端部に設けられた拡張キー67をタッチすること
により、図42に示すように、乗車券の選択画面81a
に、さらに、他の乗車券の種類(ここでは、「ぐるり上
越バス」,「富山往復きっぷ」,「日帰りフリーきっ
ぷ」などといった特別乗車券)が表示され、それも予約
することができる。この乗車券の選択画面81aで縮小
キー67を操作すると、この乗車券の選択画面81aの
表示は図38に示す元の券種選択画面81aに戻る。
【0183】図38において、特急AC2号の券種表示
部80bに対しては、「禁煙グリーン車」,「禁煙指定
車」,「喫煙グリーン車」,「喫煙指定車」,「自由席
車」といった車両の種類を指定するための特急券の選択
画面81bが設けられ、そのうちの1つの表示部分をタ
ッチすることにより、これが選択されて特急AA2号の
券種表示部80bの規定の個所に表示されて予約される
ことになる。なお、「購入」のタッチキー83をタッチ
操作することにより、これまで入力した設定条件で乗車
券や特急券が発券される。
【0184】図38において、特急BA2号の券種表示
部80cについても、特急AC2号の券種表示部80b
の場合と同様である。
【0185】なお、券種指定画面79の券種表示部80
cの下側に下向きの三角印で表示される繰下げキー82
aや上向きの三角印で表示される繰上げキー82bは、
さらに他の特急券を指定する場合に用いるものである。
乗換え駅が多くて多数の路線からなる経路であって、そ
れら路線毎に特急券が必要な場合には、券種指定画面7
9に全ての特急券の項目を表示できない場合もある。こ
のような場合、繰下げキー82aや繰上げキー82bを
タッチすることにより、夫々の特急券の項目を順に表示
させ、夫々を予約するようにすることができる。
【0186】また、図38及び図42において、列車検
索キー66をタッチすると、図35に示した列車検索画
面72が表示され、上記のようにして、経路や列車を変
更することができる。
【0187】次に、図38や図42で示す券種指定画面
79において、特急券の選択画面81bまたは81cの
拡張キー67をタッチすると、図43に示すような座席
位置指定画面84が表示される。図43は特急AC2号
に対する特急券の選択画面81bの拡張キー67をタッ
チした場合を示している。座席位置指定画面84は、図
38及び図42での特急券の選択画面81b,81cに
表示される車両の種類によらず、座席も含めて車両の種
類を指定することができるものである。
【0188】図43において、座席位置指定画面84に
は、特急AC2号での各車両の種類(禁煙グリーン車
両,禁煙指定車両など)毎に最前列部,中間列部,最後
列部に区分して座席A〜Eが表示され、背景色などに応
じて予約の有無を表わしている。図43では、背景を濃
く表わしている座席は未予約のものとしている。顧客は
希望する車両での予約されていない座席から希望する座
席の表示部分をタッチ操作することにより、その座席を
予約することができる。このようにして座席を予約する
と、券種表示部80bの所定の個所にその予約内容、即
ち、禁煙グリーン車などといった車両の種類と、その座
席の位置を示す情報とが表示される。
【0189】なお、縮小キー67をタッチすると、図3
8または図42に示すもとの券種指定画面79に表示が
戻る。
【0190】以上のようにして、乗車券や特急券の予約
がなされると、図44に示すように、乗車券の券種選択
画面79での券種表示部80a〜80cに予約した内容
が表示されることになり、これを確認して、図示しない
キーボードで発券操作をすることにより、予約した内容
の乗車券や特急券が発券される。あるいはまた、図44
において、「購入」のタッチキー83をタッチすること
により、これまで入力した設定条件で乗車券や特急券が
発券される。
【0191】以上のような予約のための処理は、図1で
先に説明したように、一般個人用の予約端末装置8に電
源が投入された後、この予約端末装置がマルス7から処
理用のプログラムやデータなどのソフトウェアを読み取
ることによって行なわれる。この場合、全てのソフトウ
ェアを読み出して予約端末装置8内のデータバッファに
格納しておくようにしてもよいが、処理の進行ととも
に、必要とするソフトウェアのみをその都度マルス7か
ら読み取り、不要となったソフトウェアは破棄するよう
にしてもよい。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
所望とする券を予約するに際し、表示画面に各種の予約
情報が選択可能に配列された第1の表示部と、この第1
の表示部で選択された予約情報を確認するための第2の
表示部が同時に表示されているので、予約情報の予約の
ための選択が容易であるし、また、これと同時に、この
選択した予約情報の内容を容易に確認できて、予約の誤
りをなくすことができ、誤った予約がなされたとして
も、その修正を容易に行なうことができるという優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による予約端末装置を用いた予約システ
ムの一例を示すブロック図である。
【図2】図1におけるエキスパート用の予約端末装置で
種別として「鉄道」を選択した場合の基本画面の種類を
示す図である。
【図3】図2で基本画面「ワンタッチ」を選択した場合
の設定できる予約の種類を示す図である。
【図4】図1でのエキスパート用の予約端末装置の電源
投入による初期画面の一具体例を示す図である。
【図5】図1におけるエキスパート用の予約端末装置で
の「ワンタッチ」モードで指定券を予約するための予約
画面を示す図である。
【図6】図5に示した予約画面で指定券を選択したとき
の画面を示す図である。
【図7】図5に示す予約画面で「券種」を変更する場合
の操作画面を示す図である。
【図8】図5及び図7に示す予約画面で「乗車日」を変
更する場合の操作画面を示す図である。
【図9】図5〜図8に示す予約画面で「発駅名」,「着
駅名」を変更する場合の操作画面の一具体例を示す図で
ある。
【図10】図5〜図8に示す予約画面で「発駅名」,
「着駅名」を変更する場合の操作画面の他の具体例を示
す図である。
【図11】図5〜図10に示す予約画面で「列車名」の
一部を変更する場合の操作画面を示す図である。
【図12】図5〜図11に示す予約画面で「列車名」の
他の部分を変更する場合の操作画面を示す図である。
【図13】図5〜図12に示す予約画面で「利用人員」
を変更する場合の操作画面の一具体例を示す図である。
【図14】図5〜図13に示す予約画面で「券種別」を
変更する場合の操作画面を示す図である。
【図15】図2で基本画面「フルキー」を選択した場合
の設定できる予約項目の種類を示す図である。
【図16】図1におけるエキスパート用の予約端末装置
での「フルキー」モードの初期画面を示す図である。
【図17】「フルキー」モードで乗車する列車を予約す
るための画面を示す図である。
【図18】「フルキー」モードで列車の予約状況を示
し、列車などの予約を行なうことができるようにした画
面を示す図である。
【図19】「フルキー」モードで予約した列車での指定
席を予約するための画面を示す図である。
【図20】「フルキー」モードで乗車区間予約のための
初期画面を示す図である。
【図21】図20で示す初期画面よりも細部の乗車区間
を予約できるようにした画面を示す図である。
【図22】図21で示す画面よりもさらに細部の乗車区
間を予約できるようにした画面を示す図である。
【図23】図2で基本画面「メニュー」を選択した場合
の処理可能な業務の種類を示す図である。
【図24】図1におけるエキスパート用の予約端末装置
での「メニュー」モードの初期画面を示す図である。
【図25】図24に示す初期画面で業務項目「団体」を
選択したときの画面を示す図である。
【図26】図24に示す初期画面で業務項目「メンテナ
ンス」を選択したときの画面を示す図である。
【図27】図26で示す画面での項目「ワンタッチ登
録」の選択による指定券の登録用画面を示す図である。
【図28】図27に示す登録用画面で設定された指定券
の位置や大きさの変更操作を説明するための図である。
【図29】図28で説明した操作によって大きさが変更
された指定券を示す図である。
【図30】図2における一般個人用の予約端末装置の表
示画面に表示される乗車券・特急券購入のための操作画
面を示す図である。
【図31】図30に示す操作画面で表示されない発駅
名,着駅名を選択するための駅名選択画面を示す図であ
る。
【図32】図30に示す操作画面で表示されない利用人
員を選択設定するための利用人員設定画面を示す図であ
る。
【図33】図30に示す操作画面で表示されない乗車日
を選択設定するための乗車日設定画面を示す図である。
【図34】図30に示す操作画面で表示されない発時
間,着時間を選択設定するための時間設定画面を示す図
である。
【図35】図30に示す操作画面で列車検索キーを操作
したときの列車検索画面を示す図である。
【図36】図35に示す経路での列車を変更する場合の
列車変更画面を示す図である。
【図37】図36で示す列車変更画面で列車を変更した
ときの画面を示す図である。
【図38】図35,図36に示した列車変更画面で指定
した経路での券種を予約するための券種指定画面を示す
図である。
【図39】図30〜図37で示す一連の操作による動作
を示すフローチャートである。
【図40】図35〜図37に示す経路の画面を形成する
方法の一具体例を示すフローチャートである。
【図41】図40に示す方法に用いるメモリでの列車番
号の配分過程を示す図である。
【図42】図38に示した券種指定画面で表示されない
他の乗車券も予約することができるようにした券種指定
画面を示す図である。
【図43】図38もしくは図42で座席予約操作によっ
て表示される席位置指定画面を示す図である。
【図44】図38〜図43で券種を予約したときの券種
指定画面を示す図である。
【符号の説明】
1 駅専用の予約端末装置 2 旅行代理店専用の予約端末装置 3 ルータ 4 専用回線 5 ルータ 6 Webサーバ 7 マルス 8 一般個人用の予約端末装置 9 Webサーバ 10 インターネット 11 ルータ 12 エキスパート用予約端末装置の表示画面 13 メニュー選択画面 14 予約情報選択画面 15 予約確認画面 16 路線選択画面 17 内容変更指示画面 18 券種変更画面 19 乗車日変更画面 22 五十音の表 23 駅名リスト画面 25 路線リスト画面 26 駅名リスト画面 29 列車愛称リスト画面 30 番号変更画面 31 利用人員変更画面 32 券種別変更画面 33 予約項目設定画面 34 候補一覧画面 35 時刻入力画面 36 列車利用状況画面 37 座席選択画面 60 一般個人用の予約端末装置の表示画面 61 券種画面 62 メニュー選択画面 63 予約情報選択画面 64 予約確認画面 66 列車検索キー 67 拡張/縮小キー 68 駅名設定画面 69 利用人員設定画面 70 乗車日設定画面 71 時間設定画面 72 列車検索画面 77 列車変更画面 79 券種指定画面 84 席席位置指定画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚田 有人 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 3E026 CA01 CA07 5B049 AA01 BB32 BB61 CC06 CC17 EE05 FF01 GG02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 券の予約に必要な情報を表示する表示画
    面を備えた予約端末装置において、 該表示画面に、予約の種類などを選択するための第1の
    表示部と、予約の内容を選択可能に表示する第2の表示
    部と、該第2の表示部で選択された予約の内容を確認す
    るための第3の表示部とを表示することを特徴とする予
    約端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第2の表示部での予約の内容の選択は、選択する予
    約の内容の表示部分をタッチすることによって行なうこ
    とができるようにしたことを特徴とする予約端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記表示画面に、前記第3の表示部に表示される予約の
    内容を変更可能とする第4の表示部を表示することを特
    徴とする予約端末装置。
JP2000130761A 2000-04-28 2000-04-28 予約端末装置 Pending JP2001312638A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005018369A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Nec Corp 列車の座席予約システム、座席予約サーバ、プログラム、及び列車の座席予約方法
JP2008269313A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動券売機の表示画面処理システム
JP2009059080A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Hitachi Ltd 自動発券端末機の画面表示方法
JP2016170512A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 株式会社東芝 予約装置及び予約方法

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