JP2001312193A - 画像形成装置の画像処理方法 - Google Patents

画像形成装置の画像処理方法

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JP2001312193A
JP2001312193A JP2000130401A JP2000130401A JP2001312193A JP 2001312193 A JP2001312193 A JP 2001312193A JP 2000130401 A JP2000130401 A JP 2000130401A JP 2000130401 A JP2000130401 A JP 2000130401A JP 2001312193 A JP2001312193 A JP 2001312193A
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sheet
fixing
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Yasunori Mizuguchi
泰範 水口
Atsushi Ide
敦 井手
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OHP用シートや厚紙に対して品質の良好な
画像を複写すること。 【解決手段】 感光体にトナー画像を形成する画像形成
工程と、用紙を転写部から定着部へ搬送して通過させト
ナー画像を転写部で用紙に転写し、転写された画像を用
紙に定着させる転写および定着工程を備え、画像形成工
程では、形成されるトナー画像のサイズが転写部から定
着部までの用紙搬送距離よりも小さくなるようにトナー
画像を縮小して形成し、転写および定着工程では、定着
速度を転写工程終了時に転写速度に等しい速度から転写
速度より低い速度に切換えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は画像形成装置の画
像処理方法に関し、特にOHP(オーバーヘッドプロジ
ェクタ)用フィルムシートのような特殊用紙にトナー画
像を形成する画像形成装置の画像処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、OHP用シートや厚紙のような特
殊用紙に画像を形成する場合には、トナーを充分に溶融
させてトナー境界面での反射を低減したり、トナーの透
明性を上げることにより色の濁りを防止して鮮やかなカ
ラー画像を得るために定着手段の速度を低下させ、被定
着物に熱エネルギーを十分に加えている。そして、その
ために、感光体上にトナー画像を形成する時には通常の
速度で用紙を搬送し、用紙が画像形成部の転写部を通過
した後に用紙の搬送速度を切換えて減速するようにして
いる(例えば、特公昭61−1746号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法では、トナー画像を用紙に転写した後
に、画像ムラや画像ズレを与えることなく用紙の搬送速
度を減速させるために、転写部と定着部との間に用紙の
長さよりも長い距離を設けなくてはならないため、装置
の大型化を招くのみならず、転写部と定着部との間に用
紙を搬送する搬送手段を別途必要とするため、装置の複
雑化を招くという問題点があった。この発明はこのよう
な事情を考慮してなされたもので、転写部と定着部との
間の距離が用紙サイズよりも短い場合においても、OH
P用紙シートや厚紙の定着性を改善し、画像ムラや画像
ズレのない色濁りのない良好な定着画像を得る画像形成
方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、感光体にト
ナー画像を形成する画像形成工程と、用紙を転写部から
定着部へ搬送して通過させトナー画像を転写部で用紙に
転写し、転写された画像を用紙に定着させる転写および
定着工程を備え、画像形成工程では、形成されるトナー
画像のサイズが転写部から定着部までの用紙搬送距離よ
りも小さくなるようにトナー画像を縮小して形成し、転
写および定着工程では、定着速度を転写工程終了時に転
写速度に等しい速度から転写速度より低い速度に切換え
ることを特徴とする画像形成装置における画像処理方法
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】この発明が対象とする画像形成装
置は、電子写真複写機やレーザプリンタなど感光体にト
ナー画像を形成して用紙に転写する方式のものを含み、
カラー又はモノクロ画像のいずれを形成する装置であっ
てもよい。
【0006】この発明の画像形成工程において感光体に
形成されるトナー画像とは、予め一様に帯電した感光体
に、画像データに基づいて光を照射して静電潜像を形成
し、その静電潜像を現像剤(トナー)で現像した画像を
いう。この静電潜像を形成するために光を照射する方法
としては、画像データによって変調されたレーザビーム
で感光体を走査する方法や、画像データに基づいて発光
する発光素子アレイからの感光体に光を結像レンズアレ
イで感光体上に導く方法などを用いることができる。な
お、感光体はドラム状であってもよいし、ベルト状であ
ってもよい。
【0007】また、転写工程に用いる転写部には、従来
公知のもの、例えば感光体に対して用紙を挟むように設
けた転写ローラを使用することができ、その場合には転
写ローラに高電圧を印加することにより、トナー画像を
感光体から用紙へ転写するようにしている。また、定着
部も、従来公知のもの、例えば、それぞれ内部に電気ヒ
ータを備えた一対の加熱ローラで構成することができ、
その場合には、加熱ローラの表面温度がトナーの種類に
よって決定される定着温度(例えば170℃)を維持す
るように電気ヒータの出力が制御される。
【0008】この発明の特徴の1つは、画像形成工程に
おいて、感光体に形成されるトナー画像のサイズが転写
部から定着部までの用紙搬送距離よりも小さくなるよう
にトナー画像を形成する点にあるが、これは感光体に静
電潜像を形成するための画像データを従来のように縮小
処理することにより可能となる。
【0009】この発明の特徴の他の1つは、転写および
定着工程において、転写工程終了時に定着速度を転写速
度よりも低くする点にある。これには、転写部の用紙搬
送手段と独立して定着部の用紙搬送手段の速度を制御す
る必要があるので、両搬送手段を独立した駆動源(例え
ばモータ)で駆動することが好ましい。しかし、両搬送
手段を1つの駆動源で駆動し搬送速度を機械的な変速装
置を用いて切換えるようにしてもよい。
【0010】また、定着速度を低下させる程度は、使用
する用紙やトナーの特性および定着温度などによっても
変化するが、例えば、通常の定着速度の70〜50%を
目安にすることができる。
【0011】画像形成工程において用紙搬送方向の画像
サイズQである画像を縮小率Rで縮小し、転写部から定
着部までの用紙搬送距離をL、定着速度が切換えられて
から安定するまでに用紙先端が進む距離をαとすると
き、R≦(L−α)/Qであってもよい。
【0012】転写画像が用紙上で搬送方向と逆方向に移
動して転写されるように、感光体のトナー画像形成位置
又は用紙の搬送タイミングを制御してもよい。転写・定
着工程は、定着速度の切換えと同時に転写速度を定着速
度に合わせて低下させる工程をさらに備えてもよい。用
紙が樹脂製フィルムシートであってもよい。
【0013】実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。これによってこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の実施例に係るデジタルカラー複写機
の構成を示す構成説明図である。複写機本体1の上面に
は、原稿台111及び操作パネルが設けられ、複写機本
体1の内部には、画像読み取り部110および画像形成
部210が設けられている。原稿台111の上面には原
稿台111に対して開閉可能な状態で支持され、原稿台
111面に対して所定の位置関係をもって両面自動原稿
送り装置(RADF;Recirculating Automatic Docume
nt Feeder )112が装着されている。
【0014】さらに、両面自動原稿送り装置112は、
まず、原稿の一方の面が原稿台111の所定位置におい
て画像読み取り部110に対向するよう原稿を搬送し、
この一方の面についての画像読み取りが終了した後に、
他方の面が原稿台111の所定位置において画像読み取
り部110に対向するよう原稿を反転して原稿台111
に向かって搬送するようになっている。そして、両面自
動原稿送り装置112は、1枚の原稿について両面の画
像読み取りが終了した後にこの原稿を排出し、次の原稿
についての両面搬送動作を実行する。
【0015】以上の原稿の搬送および表裏反転の動作
は、複写機全体の動作に関連して制御されるものであ
る。画像読み取り部110は、両面自動原稿送り装置1
12により原稿台111上に搬送されてきた原稿の画像
を読み取るために、原稿台111の下方に配置されてい
る。画像読み取り部110は、原稿台111の下面に沿
って平行に往復移動して原稿を走査する第1および第2
走査ユニット113,114と、光学レンズ115と、
光電変換素子であるCCDラインセンサ116とを有し
ている。
【0016】第1の走査ユニット113は原稿画像表面
を露光する露光ランプ113aと、原稿からの反射光像
を所定の方向に向かって偏向する第1ミラー113bと
を有し、原稿台111の下面に対して一定の距離を保ち
ながら所定の走査速度で平行に往復移動するものであ
る。第2走査ユニット114は、第1走査ユニット11
3の第1ミラー113bにより偏向された原稿からの反
射光像をさらに所定の方向に向かって偏向する第2およ
び第3ミラー114a,114bとを有し、第1走査ユ
ニット113と一定の速度関係を保って平行に往復移動
するものである。
【0017】光学レンズ115は、第2走査ユニットの
第3ミラー114bにより偏向された原稿からの反射光
像を縮小し、縮小された光像をCCDラインセンサ11
6上の所定位置に結像させるものである。
【0018】CCDラインセンサ116は、結像された
光像を順次光電変換して電気信号として出力するもので
ある。CCDラインセンサ116は、白黒画像あるいは
カラー画像を読み取り、R(赤)、B(青)の各色成分
に色分解したラインデータを出力することのできる3ラ
インのカラーCCDである。このCCDラインセンサ1
16により電気信号に変換された原稿画像情報は、さら
に、図示しない画像処理部に転送されて所定の画像デー
タ処理が施される。
【0019】次に、画像形成部210の構成、および画
像形成部210に係わる各部の構成について説明する。
画像形成部210の下方には、用紙トレイ内に積載収容
されている用紙(記録媒体)Pを1枚ずつ分離して画像
形成部210に向かって供給する給紙機構211が設け
られている。そして1枚ずつ分離供給された用紙Pは、
画像形成部210の手前に配置された一対のレジストロ
ーラ212によりタイミングが制御されて画像形成部2
10に搬送される。さらに、片面に画像が形成された用
紙Pは、画像形成部210の画像形成にタイミングを合
わせて画像形成部210に再供給される。
【0020】画像形成部210の下方には、転写搬送ベ
ルト機構213が配置されている。転写搬送ベルト機構
213は、駆動ローラ214と従動ローラ215との間
に張架されたエンドレス転写搬送ベルト216に用紙P
を静電吸着させて搬送する構成となっている。
【0021】さらに、用紙搬送路における転写搬送ベル
ト機構213の下流側には、用紙P上に転写形成された
トナー像を用紙P上に定着させるための定着装置217
が配置されている。この定着装置217の一対の定着ロ
ーラ217a,217b間におけるニップ部を通過した
用紙Pは、搬送方向切り換えゲート218を経て、排出
ローラ219により複写機本体1の外壁に取り付けられ
ている排紙トレイ220上に排出される。
【0022】切り換えゲート218は、定着後の用紙P
の搬送経路を、複写機本体外へ用紙Pを排出する経路
と、画像形成部210に向かって用紙Pを再供給する経
路との間で選択的に切り換えるものである。切り換えゲ
ート218により再び画像形成部210に向かって搬送
方向が切り換えられた用紙Pは、スイッチバック搬送経
路221を介して表裏反転された後、画像形成部210
へと再度供給される。
【0023】また、画像形成部210における転写搬送
ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に近傍
して、第1画像形成ステーションPa、第2画像形成ス
テーションPb、第3画像形成ステーションPc、およ
び第4画像形成ステーションPdが、用紙搬送経路の上
流側から下流側へ順に並設されている。
【0024】転写搬送ベルト216は駆動ローラ214
によって、図1において矢印Zで示す方向に摩擦駆動さ
れ、前述したように給紙機構211を通じて給送される
用紙Pを支持し、用紙Pを画像形成ステーションPa〜
Pdへと順次搬送する。画像形成ステーションPa〜P
dは、実質的に同一の構成を有している。画像ステーシ
ョンPa,Pb,Pc,Pdは、図1に示す矢印F方向
に回転駆動される感光体ドラム222a,222b,2
22c、および222dをそれぞれ含んでいる。
【0025】感光体ドラム222a〜222dの周辺に
は、感光体ドラム222a〜222dをそれぞれ一様に
帯電する帯電器223a,223b,223c,223
dと感光体ドラム222a〜222d上に形成された静
電潜像をそれぞれ現像する現像装置224a,224
b,224c,224dと、現像された感光体ドラム2
22a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転写する転写
用放電ローラ(以下、転写ローラという)225a,2
25b,225c,225dと、感光体ドラム222a
〜222d上に残留するトナーを除去するクリーニング
装置226a,226b,226c,226dとが、感
光体ドラム222a〜222dの回転方向に沿って順に
配置されている。
【0026】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザービームスキャナユニット227
a,227b,227c,227dがそれぞれ設けられ
ている。レーザービームスキャナユニット227a〜2
27dは、画像データに応じて変調されたドット光を発
する半導体レーザ素子(図示せず)、半導体レーザ素子
からのレーザービームを主走査方向に偏向させるための
ポリゴンミラー(偏向装置)240と、ポリゴンミラー
240により偏向されたレーザビームを感光体ドラム2
22a〜222d表面に結像させるためのfθレンズ2
41やミラー242,243などから構成されている。
【0027】レーザービームスキャナユニット227a
にはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信号
が、レーザービームスキャナユニット227bにはカラ
ー原稿画像のシアン色成分像に対応する画素信号が、レ
ーザービームスキャナユニット227cにはカラー原稿
画像のマゼンタ色成分像に対応する画素信号が、そし
て、レーザービームスキャナユニット227dにはカラ
ー原稿画像のイエロー色成分像に対応する画素信号がそ
れぞれ入力される。
【0028】これにより色変換された原稿画像情報に対
応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜222d上
に形成される。そして、現像装置224aには黒色のト
ナーが、現像装置224bにはシアン色のトナーが、現
像装置224cにはマゼンタ色のトナーが、現像装置2
24dにはイエロー色のトナーがそれぞれ収容されてお
り、感光体ドラム222a〜222d上の静電潜像は、
これら各色のトナーにより現像される。これにより、画
像形成部210にて色変換された原稿画像情報が各色の
トナー像として再現される。
【0029】また、第1画像形成ステーションPaと給
紙機構211との間には用紙吸着用(ブラシ)帯電器2
28が設けられており、この吸着用帯電器228は転写
搬送ベルト216の表面を帯電させるので、給紙機構2
11から供給された用紙Pは、転写搬送ベルト216上
に確実に吸着させた状態で第1画像形成ステーションP
aから第4画像形成ステーションPdの間をずれること
なく搬送させる。
【0030】一方、第4画像ステーションPdと定着装
置217との間で駆動ローラ214のほぼ真上部には除
電器229が設けられている。除電器229には搬送ベ
ルト216に静電吸着されている用紙Pを転写搬送ベル
ト216から分離するための交流電流が印加されてい
る。
【0031】上記構成のデジタルカラー複写機において
は、用紙Pとしてカットシート状の紙が使用される。こ
の用紙Pは、給紙カセットから送り出されて給紙機構2
11の給紙搬送経路のガイド内に供給されると、その用
紙Pの先端部分がセンサー(図示せず)にて検知され、
このセンサから出力される検知信号に基づいて一対のレ
ジストローラ212により一旦停止される。
【0032】そして、用紙Pは各画像ステーションPa
〜Pdとタイミングをとって図1の矢印Z方向に回転し
ている転写搬送ベルト216上に送られる。このとき転
写搬送ベルト216には前述したように吸着用帯電器2
28により所定の帯電が施されているので、用紙Pは、
各画像ステーションPa〜Pdを通過する間、安定して
搬送供給される。
【0033】各画像ステーションPa〜Pdにおいて
は、各色のトナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト216により静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で重ね合わされる。そして、第4画像ステーショ
ンPdによる画像の転写が完了すると、用紙Pは、その
先端部分から順次、除電器229により転写搬送ベルト
216上から剥離され、定着装置217へと導かれる。
トナー画像が定着された用紙Pは、排出ローラ219を
介して排紙トレイ220上へと排出される。
【0034】なお、上述の説明ではレーザービームスキ
ャナユニット227a〜227dによって、レーザービ
ームで感光体上を走査して露光することにより、感光体
への光書き込みを行う。しかし、レーザービームスキャ
ナユニットの代わりに、発光ダイオードアレイと結像レ
ンズアレイからなる書き込み光学系(LEDヘッド)を
用いてもよい。LEDヘッドはレーザービームスキャナ
ユニットに比べ、サイズも小さく、また可動部分がなく
無音である。よって、複数個の光書き込みユニットを必
要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機などの画
像形成装置では、好適に用いることができる。
【0035】図2は、この図1に示す複写機の制御系の
主要部を示すブロック図である。制御部100は、画像
読み取り部110から読み取られた画像データを画像メ
モリ110aに格納すると共に、操作パネル105から
設定される各種複写条件に対応して、レーザビームスキ
ャナユニット227a〜227d、画像形成ステーショ
ンPa〜Pd、定着装置217、定着モータ駆動部21
7d、レジストローラ作動部212dおよびメインモー
タ駆動部210dを制御して、用紙Pに画像を形成する
ようになっている。
【0036】なお、定着モータ217mは、定着ローラ
217a,217bを回転させるモータであり、定着モ
ータ駆動部217dにより駆動制御される。レジストロ
ーラ作動部212dは制御部100から指令されたタイ
ミングでレジストローラ212を作動させる。メインモ
ータ210mは、画像読み取り部110、画像形成部2
10、転写搬送ベルト機構213および給紙機構211
の各駆動部分を駆動させるモータであり、メインモータ
駆動部210dにより駆動制御される。
【0037】このような構成において、この発明に係る
動作を図3に示すフローチャートを用いて説明する。ま
ず、用紙PがOHP用シートや厚紙のように、定着速度
を低下させて十分な熱を与える必要がある場合には、操
作パネル105において「特殊モード」が設定される。
そして、複写開始指令が操作パネル105から制御部1
00へ入力されると、原稿の画像データが読み取られ、
画像メモリ110aに格納される(ステップS1)。
【0038】次に「特殊モード」が設定されるか否かが
判定され(ステップS2)、「特殊モード」である場合
には、格納されている画像データから画像サイズ(用紙
Pの搬送方向に対応する画像サイズ)Qが検出され(ス
テップS3)、図4に示す転写用放電器225dと定着
ローラ217a,217bとの間の距離Lと比較される
(ステップS4)。そして、Q>Lの場合には、画像の
縮小率Rが次式で算出される(ステップS5)。 R=(L−α)/Q ……(1)
【0039】制御部100は、画像メモリ110aから
読み出した画像データを縮小率Rで縮小する(ステップ
S6)。縮小された画像データに対応してレーザービー
ムスキャナユニット227a〜227dは、感光体ドラ
ム222a〜222d上にそれぞれ静電潜像を形成す
る。形成された各静電潜像は、現像装置224a〜22
4bで順次トナー像に現像され、トナー像は転写ローラ
225a〜225dにより用紙P上に転写される(ステ
ップS7)。
【0040】そして、転写動作が完了すると、つまり、
図4に示すように矢印E方向に搬送される用紙P上に画
像Jが転写され、画像Jの終端が転写ローラ225dか
ら搬送方向に離れるとき(ステップS8)、定着速度、
つまり定着ローラ217a,217bの周速V0 をV1
に低下させるか、又はそれと同時に感光体ドラム222
dおよび転写ローラ225dの周速V0 もV1 に低下さ
せる(ステップS9)。
【0041】そして、低下した定着速度V1 で定着が行
われて用紙Pが排出されると(ステップS10)、定着
速度、転写速度はもとの速度V0 に復帰し(ステップS
11)、複写工程が完了する。なお、ステップS2で
「特殊モード」でないとき、およびステップS4でQ≦
Lのときには、ルーチンは、ステップS12へ進み、そ
こで通常の画像形成が行われると、ルーチンは次にステ
ップS10へ進む。
【0042】ところで、式(1)におけるαは、ステッ
プS9で定着速度および/または転写速度V0 をV1
低下させる時に、その低下開始時からV1 の速度に落着
くまでの間に用紙Pの先端が進む距離である。
【0043】このように画像を縮小して形成して定着速
度の低下のタイミングを制御することにより、用紙P上
に転写された画像Jは、その終端が転写ローラ225d
を離れてからその先端が周速の低下した定着ローラ21
7a,217bに達するので、画像Jは安定して定着さ
れ画像ムラや画像ズレのない良好な定着画像となる。
【0044】なお、この実施例においてA4サイズのO
HP用シートに複写する場合の具体的な数値例を示すと
次の通りである。 L=170mm、 α=10mm、 V0 =117mm/sec V1 =60mm/sec Q=180mm
【0045】 式(1)よりR≦(170−10)/180≦0.88 従って、図4における縮小画像Jの長さQaは Qa=158mm となる。
【0046】一方、この発明のような画像の縮小を行わ
ず、かつ、単に定着ローラ217a,217bの周速を
低下させると、用紙Pの画像Jは図5に示すようにその
先端と後端が周速の異なるローラに挟まれることになる
ので、定着画像が画像ムラや画像ズレを生じることにな
る。
【0047】なお、図3のステップS9において、定着
速度のみを減速する場合には、用紙Pの先端が定着ロー
ラ217a,217bに到達後も用紙Pの後端が転写ロ
ーラ225dと感光体ドラム222dに挟まれている可
能性がある。この場合には用紙が搬送路上で多少たわむ
ことになる。これを避けるためには、画像Jの後端が用
紙Pの後端にできるだけ近づくように、つまり、画像J
が用紙Pの搬送方向Eと逆方向に移動して形成されるよ
うにすることにより、そのたわみ量を最小にすることが
できる。
【0048】なお、画像Jの用紙Pに対する転写位置
は、レーザービームスキャナユニット227a〜227
dによる潜像形成位置つまり感光体ドラム222a〜2
22d上のトナー画像形成位置又はレジストローラ21
2による用紙Pの搬送タイミングを制御すれば、容易に
行うことができる。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、転写部と定着部との
間に用紙上の画像が納まるように制御されるので、OH
P用シートや厚紙に対して定着速度を低下させて十分な
定着を行っても、画像ムラや画ズレのない良好な定着画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す構成説明図である。
【図2】実施例の制御系のブロック図である。
【図3】実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】実施例の動作を示す説明図である。
【図5】比較例の図4対応図である。
【符号の説明】
1 本体 110 画像読み取り部 111 原稿台 112 両面自動原稿送り装置 113 第1走査ユニット 114 第2走査ユニット 116 CCDラインセンサ 113a 露光ランプ 113b 第1ミラー 114a 第2ミラー 114b 第3ミラー 115 光学レンズ 210 画像形成部 211 給紙機構 212 レジストローラ 213 転写搬送ベルト機構 214 駆動ローラ 215 従動ローラ 216 エンドレス転写搬送ベルト 217 定着装置 217a 定着ローラ 217b 定着ローラ 218 ゲート 219 排出ローラ 220 排紙トレイ 221 スイッチバック搬送経路 P 用紙 Pa 画像形成ステーション Pb 画像形成ステーション Pc 画像形成ステーション Pd 画像形成ステーション 222a 感光体ドラム 222b 感光体ドラム 222c 感光体ドラム 222d 感光体ドラム 223a 帯電器 223b 帯電器 223c 帯電器 223d 帯電器 224a 現像装置 224b 現像装置 224c 現像装置 224d 現像装置 225a 転写ローラ 225b 転写ローラ 225c 転写ローラ 225d 転写ローラ 227a レーザービームスキャナユニット 227b レーザービームスキャナユニット 227c レーザービームスキャナユニット 227d レーザービームスキャナユニット 228 用紙吸着用帯電器 240 ポリゴンミラー 241 fθレンズ 242 ミラー 243 ミラー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体にトナー画像を形成する画像形成
    工程と、用紙を転写部から定着部へ搬送して通過させト
    ナー画像を転写部で用紙に転写し、転写された画像を用
    紙に定着させる転写および定着工程を備え、画像形成工
    程では、形成されるトナー画像のサイズが転写部から定
    着部までの用紙搬送距離よりも小さくなるようにトナー
    画像を縮小して形成し、転写および定着工程では、定着
    速度を転写工程終了時に転写速度に等しい速度から転写
    速度より低い速度に切換えることを特徴とする画像形成
    装置における画像処理方法。
  2. 【請求項2】 画像形成工程において、用紙搬送方向の
    画像サイズがQである画像を縮小率Rで縮小し、転写部
    から定着部までの用紙搬送距離をL、定着速度が切換え
    られてから安定するまでに用紙先端が進む距離をαとす
    るとき、 R≦(L−α)/Q である請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 転写画像が用紙上で搬送方向と逆方向に
    移動して転写されるように、感光体上のトナー画像形成
    位置又は用紙の搬送タイミングを制御する請求項1記載
    の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 転写・定着工程は、定着速度の切換えと
    同時に転写速度を定着速度に合わせて低下させる工程を
    さらに備えた請求項1記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 用紙が樹脂製フィルムシートである請求
    項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6823149B2 (en) * 2002-02-28 2004-11-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus with variable speed transferring and fixing devices

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