JP2001311324A - 内幕の設置方法およびその撤去方法 - Google Patents

内幕の設置方法およびその撤去方法

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JP2001311324A
JP2001311324A JP2000126190A JP2000126190A JP2001311324A JP 2001311324 A JP2001311324 A JP 2001311324A JP 2000126190 A JP2000126190 A JP 2000126190A JP 2000126190 A JP2000126190 A JP 2000126190A JP 2001311324 A JP2001311324 A JP 2001311324A
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JP
Japan
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curtain
inner curtain
blackout curtain
building structure
blower
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JP2000126190A
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English (en)
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Toshio Mochizuki
利男 望月
Kimio Saito
公男 斎藤
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SAITO KIMIO KENKYUSHITSU KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
Original Assignee
SAITO KIMIO KENKYUSHITSU KK
Taiyo Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】足場等を設けることなく、暗幕などの内幕を簡
易かつ短時間に設置する。 【解決手段】建築構造体1の内空形状または近似の内空
形状に合わせて縫製した暗幕4を建築構造体1内部に持
ち込み、暗幕4を展開するとともに、その周縁部を建築
構造体1基部に係止させる第1ステップ工程と、前記送
風機6の吹出口を前記暗幕4の給気口4aに接続し、暗
幕4内部に圧縮空気を供給し、暗幕4を膨張させる第2
ステップ工程と、前記暗幕4をほぼ建築構造体の内空間
に沿う形状まで膨張させたならば、暗幕4と建築構造体
1とを適宜の位置にて連結した後、前記送風機6からの
送風を停止する第3ステップ工程と、による手順によっ
て暗幕4を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドーム構造物、テ
ント構造物、骨組構造体などの空間内部に、暗幕などの
内幕を簡易に設置する方法およびその撤去方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、体育館、野球場、サッカー場、陸
上競技場、パビリオン施設、多目的公共施設などの大規
模構造物として、所謂ドーム構造物やテント構造物(膜
構造)、骨組構造体などの空間構造物が盛んに建設され
ている。
【0003】これらの大規模空間構造物は、大人数を一
挙に収容できることから、コンサート、劇場、その他各
種イベント会場として利用され、かつイベント目的に沿
うように、これらの空間構造物の内側に暗幕等の内幕が
張設されることがある。
【0004】従来、暗幕を張設する場合には、足場を設
けたり、ブームリフト、タワーリフト等の高所作業台車
を使用するなどして暗幕の適宜の位置に設けた掛止具を
架構体に掛止させて張設していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
大規模構造物内に張設する暗幕は、膨大な面積となるこ
とから、その取り扱いおよび掛止作業が非常に煩雑であ
るため、設置作業および撤去作業が効率化せず、多くの
手間と時間を要していた。
【0006】そこで本発明の主たる課題は、ドーム構造
物、テント構造物、骨組構造体の内側に、足場等を設け
ることなく、暗幕などの内幕を簡易かつ短時間に設置す
るとともに、撤去できるようにした内幕の設置・撤去方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本第1発明は、建築構造体の内部に内幕を設置するた
めの設置方法であって、内幕設置対象となる建築構造体
の内空形状または近似の内空形状に合わせて縫製した内
幕を建築構造体内部に持ち込み、内幕を展開するととも
に、その周縁部を建築構造体基部に係止させる第1ステ
ップ工程と、前記送風機の吹出口を前記内幕の給気口に
接続し、内幕内部に圧縮空気を供給し、内幕を膨張させ
る第2ステップ工程と、前記内幕をほぼ建築構造体の内
空間に沿う形状まで膨張させたならば、内幕と建築構造
体とを適宜の位置にて連結した後、前記送風機からの送
風を停止する第3ステップ工程と、からなることを特徴
とするものである。
【0008】他方、前記課題を解決するための本第2発
明は、建築構造体の内部に内幕が設置されている状態か
ら前記内幕を撤去するための撤去方法であって、前記内
幕に形成された給気口に接続された送風機より圧縮空気
を供給し、膨張による自立状態を維持しながら、内幕と
建築構造体との連結を解放する第1ステップ工程と、前
記送風機からの送風を停止した後、内幕内部の圧縮空気
を外部に排出し、膨張している内幕を徐々に収縮させる
第2ステップ工程と、からなることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳述する。図1〜図3は本発明方
法による暗幕4の設置手順図である。
【0010】図示される建築構造体1は、パイプまたは
形綱などの棒材を三角形や四角形の集合となるように組
み立て、柱や梁として用いる鉄骨平面トラス構造2に係
るもので、図示の例では左右のラチス柱2A、2Aの頂
部に連続して切妻形状の主トラス梁2Bを連結したもの
を、奥行き方向に筋交いを介しながら適宜の間隔で設置
し、外面に外膜材3を展設したものである。なお、本発
明が対象とする建築構造体1は、この形状および構造に
限らず、空気膜構造、サスペンション膜構造などの膜構
造建築物、立体トラス構造、トラス構造、ケーブル構造
(吊り構造)、テント構造等の空間構造物の他、一般の
鉄骨構造物等、種々の構造体、およびドーム形状、ヴォ
ールト形状等の種々の形状のものが対象となる。要は、
内部に暗幕を張る空間があり、かつ暗幕を掛止するため
の構造体が存在していればよい。
【0011】かかる建築構造体1を暗幕設置対象物とし
て暗幕4を設置するには、先ず建築構造体の内空形状ま
たは近似の内空形状に合わせて暗幕4を縫製する。暗幕
4の素材としては、好ましくはガラス繊維や合成樹脂繊
維などで形成された繊維織物に四フッ化エチレン樹脂
(ポリテトラフルオロエチレン)や塩化ビニル樹脂、あ
るいは合成ゴムなどのコーティング材を塗布したA種膜
材、B種膜材またはC種膜材が、その気密性、耐熱性、
強度性、不燃性より好適に使用されるが、これに限らず
ある程度の気密性を有し、圧縮空気の供給によって膨張
し得る素材であればどのようなものであってもよい。こ
の暗幕4には、建築構造体との連結のために、所定の引
張強度と柔軟性を有する紐、ロープ或いは後述の掛止具
7などを適宜の位置に設けておく。また、後述の送風機
6と接続するために、エア供給ホース5を接続するため
のエア供給口4aを送風機6の台数に対応して1または
複数設けておく。
【0012】上記暗幕4を建築構造体1の内部に持ち込
んだならば、フロアまたは基面上にて暗幕4を展開し、
その周縁部を建築構造体1の脚基部に係止する。この係
止作業に当たっては、建築構造体1との間に大きな開口
が形成されないように、たとえば周縁を二重に折返して
袋部を形成しておき、この袋内にエッジロープを挿通す
るとともに、エッジロープの両端部をフロアまたは基面
上に固定するようにすればよい。
【0013】次に、暗幕4のエア供給口4aにエア供給
ホース5を接続するとともに、送風機6の吹出口とを接
続し、暗幕4内部に圧縮空気を供給する。圧縮空気の供
給によって暗幕4は、図2に示されるように、徐々に膨
張を開始する。圧縮空気の供給を継続し、図3に示され
るように、暗幕4が建築構造体1の内空間に沿う形状ま
で膨張したならば、暗幕4と建築構造体1とを適宜の位
置にて連結する。連結方法としては、暗幕4に設けた紐
またはロープ類を建築構造体1の骨組に緊縛したり、図
4に示されるように、暗幕4の所定箇所にアイフック
7,7…などの掛止具等を取り付けておき、建築構造体
1の骨組に連結するようにしてもよい。この連結作業
は、建築構造体1に昇った作業員による手作業となる
が、暗幕4が膨張した状態となっていることから、落下
の虞がなく安全に作業を行うことが可能となっている。
なお、建築構造体1の規模が大きく、架構内に検査路な
どが設置されている場合には、この検査路を利用して前
記連結作業を行うようにすればよい。この連結作業の
間、前記送風機6からの送風は継続して行うようにす
る。
【0014】暗幕4と建築構造体1との連結作業が完了
したならば、前記送風機6からの送風を停止するととも
に、送風機6を撤去し、暗幕4の設置作業を完了する。
なお場合によっては、前記送風機6はそのまま残置する
ようにしてもよい。
【0015】その後、コンサート、劇場等の各種イベン
トが完了し、暗幕4を撤去する場合には、前記設置作業
と逆の手順によって行う。
【0016】先ず、送風機6と暗幕4のエア供給口4a
とをエア供給ホース5によって接続し、暗幕4内に圧縮
空気を供給し、膨張による自立状態を維持し得る状態と
したならば、暗幕4と建築構造体1との連結を解く。こ
の際、暗幕4はエア供給によって、暗幕4と建築構造体
1との各所において連結が解かれてもなお膨張による自
立状態が維持されるため、該暗幕4が作業員の落下防止
体として機能する。
【0017】暗幕4と建築構造体1との連結をすべて解
放したならば、送風機6からの送風を停止し、暗幕4内
の空気を外部に排出することにより、膨張している暗幕
4を徐々に収縮させて撤去を完了する。
【0018】
【発明の効果】以上詳説のとおり本発明によれば、ドー
ム構造物、テント構造物、骨組構造体などの建築構造体
の内部に、足場等を設けることなく、暗幕などの内幕を
簡易かつ短時間に設置可能になるとともに、その撤去も
容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による暗幕4の設置手順図(その
1)である。
【図2】本発明方法による暗幕4の設置手順図(その
2)である。
【図3】本発明方法による暗幕4の設置手順図(その
3)である。
【図4】掛止具を用いた暗幕4と建築構造体1との連結
要領を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1…建築構造体、4…暗幕、4a…エア供給口、5…エ
ア供給ホース、6…送風機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E141 AA00 AA03 BB01 CC03 DD02 EE03 EE04 EE23 EE26 EE32 GG11 HH01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築構造体の内部に内幕を設置するための
    設置方法であって、 内幕設置対象となる建築構造体の内空形状または近似の
    内空形状に合わせて縫製した内幕を建築構造体内部に持
    ち込み、内幕を展開するとともに、その周縁部を建築構
    造体基部に係止させる第1ステップ工程と、 前記送風機の吹出口を前記内幕の給気口に接続し、内幕
    内部に圧縮空気を供給し、内幕を膨張させる第2ステッ
    プ工程と、 前記内幕をほぼ建築構造体の内空間に沿う形状まで膨張
    させたならば、内幕と建築構造体とを適宜の位置にて連
    結した後、前記送風機からの送風を停止する第3ステッ
    プ工程と、からなることを特徴とする内幕の設置方法。
  2. 【請求項2】建築構造体の内部に内幕が設置されている
    状態から前記内幕を撤去するための撤去方法であって、 前記内幕に形成された給気口に接続された送風機より圧
    縮空気を供給し、膨張による自立状態を維持しながら、
    内幕と建築構造体との連結を解放する第1ステップ工程
    と、 前記送風機からの送風を停止した後、内幕内部の圧縮空
    気を外部に排出し、膨張している内幕を徐々に収縮させ
    る第2ステップ工程と、からなることを特徴とする内幕
    の撤去方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106703450A (zh) * 2016-08-19 2017-05-24 北京约顿气膜建筑技术股份有限公司 气膜结构演出场馆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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