JP2001311269A - 屋上設備機器を備えた屋根の目地構造 - Google Patents

屋上設備機器を備えた屋根の目地構造

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JP2001311269A
JP2001311269A JP2000129010A JP2000129010A JP2001311269A JP 2001311269 A JP2001311269 A JP 2001311269A JP 2000129010 A JP2000129010 A JP 2000129010A JP 2000129010 A JP2000129010 A JP 2000129010A JP 2001311269 A JP2001311269 A JP 2001311269A
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roof
joint
equipment
ridge
solar cell
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Mitsuo Fujiie
充朗 藤家
Masaki Kawamoto
將揮 川元
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根に設置した太陽電池モジュール間の目地
隙間を見栄え良く塞ぐ目地構造を提供する。 【解決手段】 隣接する太陽電池モジュール(1)(1)の
互いに対向する端部に、これら端部間の目地隙間(50)に
向けて突出する第1突片(53)(53)を夫々形成し、これら
第1突片(53)(53)の下面間に跨って目地材(51)を当接さ
せることで、その目地材(51)の上面と太陽電池モジュー
ル(1)(1)の上面とがほぼ面一となった状態で目地隙間
(50)を塞ぐようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽電池モジュ
ールや太陽熱温水器モジュール等の屋上設備機器を備え
た屋根の目地構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池モジュールを屋根へ設置
して、太陽光発電により電力を得るようにした住宅が増
えつつある。この種の住宅において、太陽電池モジュー
ルの屋根への設置に際しては、太陽電池モジュールと屋
根葺き材との間に一体感を持たせるのが外観上望まし
い。
【0003】そこで、屋根下地材に屋根傾斜方向に沿っ
た複数の架台を取り付け、棟側の太陽電池モジュールの
軒側端部と軒側の太陽電池モジュールの棟側端部を重ね
合わせるようにして、架台上に多数の太陽電池モジュー
ルを屋根葺き材と同様に階段状に取り付けるようにした
構造のものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造にお
いては、桁方向に隣接する太陽電池モジュール間には目
地隙間が生じていることから、この目地隙間から雨水が
浸入したり、目地隙間にゴミや落ち葉等の異物がたまる
といった問題がある。そこで、この目地隙間を各種の目
地材で塞ぐといった対策が施されているが、この目地材
が目立って見栄えが悪くなったり、目地材の施工が複雑
である等の欠点があった。
【0005】そこで、この発明は、上記の不具合を解消
して、見栄えが良く、施工性も良好な目地構造の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、複数の屋上設備機器を並設す
る屋根において、隣接する屋上設備機器の互いに対向す
る端部に、これら端部間の目地隙間に向けて突出する突
部材を夫々形成し、これら突部材の下面間に跨って目地
材を当接させることで、その目地材の上面と屋上設備機
器の上面とがほぼ面一となった状態で目地隙間を塞ぐよ
うにしたことを特徴とする。
【0007】また、棟側の屋上設備機器の軒側端部と軒
側の屋上設備機器の棟側端部を重ね合わせるようにし
て、複数の屋上設備機器を屋根傾斜方向及び桁方向に並
設する屋根において、桁方向に隣接する屋上設備機器の
互いに対向する端部に、これら端部間の目地隙間に向け
て突出する突部材を夫々形成し、これら突部材の下面間
に跨って目地材を当接させることで、その目地材の上面
と屋上設備機器の上面とがほぼ面一となった状態で目地
隙間を塞ぐようにしている。
【0008】そして、突部材は、屋上設備機器の側フレ
ーム材の上端部分を目地隙間に向けて延出してなる。ま
た、目地材の棟側端部に取り付けたばね材によって、そ
の棟側端部を突部材下面に押し付けるとともに、その軒
側端部を隣接する屋上設備機器の端部間に跨って取り付
けた化粧材に固定するようにしている。さらに、屋上設
備機器は、太陽電池モジュールとしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。この発明の一実施形態に係
る屋根は、図2及び図3に示すように、例えば切妻タイ
プの屋根であって、その一方の屋根面(例えば南側に面
する屋根面)に太陽電池モジュール(1)(1)…及び屋根
葺き材(2)(2)…が設置され、他方の屋根面に屋根葺き
材(2)(2)…が設置されている。
【0010】上記の複数の太陽電池モジュール(1)(1)
…は、屋根下地材(5)に屋根傾斜方向に沿って取り付け
た複数の架台(6)(6)…上に、棟側の太陽電池モジュー
ル(1)の軒側端部と軒側の太陽電池モジュール(1)の棟
側端部を重ね合わせるようにして、屋根傾斜方向及び桁
方向に並設されている。なお、屋根下地材(5)は、図3
及び図4に示すように、トラス(10)上に桁方向に差し渡
された複数の母屋(11)(11)…上に取り付けた野地板(12)
と、この野地板(12)の上面に張られたルーフィング材(1
3)とから構成されている。
【0011】各太陽電池モジュール(1)は、図5に示す
ように、方形の太陽電池パネル(20)と、方形枠状の金属
製のモジュールフレーム(21)とから構成されている。太
陽電池パネル(20)は、多結晶シリコンからなるセル(太
陽電池の基本単位)を必要枚配列して、屋外で利用でき
るよう強化ガラスで覆ったものである。なお、セルは、
多結晶シリコンに限らず、単結晶シリコンやアモルファ
スシリコン等であっても良い。モジュールフレーム(21)
は、上側及び下側のフレーム材(22)(23)と、これら上側
及び下側フレーム材(22)(23)の両端部を連結する左右一
対の側フレーム材(24)(24)とから方形枠状に形成されて
いる。これら各フレーム材(22)(23)(24)(24)は、アルミ
ニウムの押出加工により成形されている。なお、下側フ
レーム材(23)には、軒側の太陽電池モジュール(1)の上
側フレーム材(22)に接続するための接続プレート(25)(2
5)が取り付けられている。
【0012】各架台(6)は、図1、図6及び図7に示す
ように、太陽電池モジュール(1)(1)…を支持する複数
のジョイント材(30)(30)…を屋根傾斜方向に沿って階段
状に連続させてなる。各ジョイント材(30)は、棟側及び
軒側の厚肉の金属プレートからなる接続部(31)(32)を、
太陽電池モジュール(1)を載置する薄肉の金属プレート
からなる載置部(33)で連結してなる。このようにジョイ
ント材(30)において、長尺の載置部(33)を薄肉材料で構
成し、ある程度の強度が要求される両接続部(31)(32)を
厚肉材料で構成することで、ジョイント材(30)の軽量化
及び材料費の削減を図りながら、強度も維持するように
している。
【0013】ジョイント材(30)の載置部(33)は、帯板状
に形成され、その棟側端部が直角に折曲され、軒側端部
がやや上方に向けて折曲されている。棟側の接続部(31)
は、コ字型に形成され、その溝部分が棟側を向くように
して載置部(33)の棟側の立ち上がり部分に固定されてい
る。軒側の接続部(32)は、載置部(33)の軒側の下面に固
定された水平片(34)と、この水平片(34)の軒側端部から
垂下した垂直片(35)と、この垂直片(35)の下端から屋根
傾斜方向に沿って延出する傾斜片(36)と、この傾斜片(3
6)の軒側端部から立ち上がった立ち上がり片(37)と、こ
の立ち上がり片(37)の上端から軒側に向かって水平に延
びる延出片(38)とが一体的に連続されてなる。そして、
その接続部(32)における傾斜片(36)には、一対のビス穴
(39)(39)が形成されている。
【0014】このジョイント材(30)の載置部(33)の上面
には、図7に示すように、クッション性を有するシール
材(40)が取り付けられ、このシール材(40)の棟側及び軒
側の端部は、載置部(33)の端部全体を覆っている。さら
に、ジョイント材(30)の載置部(33)の下面には、スペー
サ(41)が軒側の接続部(32)との間に隙間(42)をあけて取
り付けられている。この隙間(42)は、太陽電池モジュー
ル(1)(1)…からの配線(43)(図1参照)を通す配線挿通
用として利用される。
【0015】そして、ジョイント材(30)は、図8に示す
ように、その棟側接続部(31)を、屋根下地材(5)に取り
付けた棟側のジョイント材(30)の軒側接続部(32)に係合
するとともに、その軒側接続部(32)の傾斜片(36)を屋根
下地材(5)にビス(45)(45)止めすることによって、屋根
下地材(5)に取り付けられる。なお、ビス(45)(45)は、
屋根下地材(5)を貫通して母屋(11)にねじ込まれ、これ
によって取付強度を高めている。
【0016】この設置状態において、軒側と棟側のジョ
イント材(30)(30)における載置部(33)(33)とが互いに平
行になっているが、同一平面上にはなく段差を有して配
置されている。また、軒側のジョイント材(30)における
載置部(33)の棟側端部が、棟側のジョイント材(30)にお
ける軒側接続部(32)の垂直片(35)にシール材(40)が介在
した状態で重ね合わされ、ジョイント材(30)(30)の接続
部分同士をシールするようになっている。さらに、図4
に示すように、載置部(33)の下面と屋根下地材(5)の上
面との間にはスペーサ(41)が介在して、薄肉に形成され
た載置部(33)のたわみを防止するようになっている。こ
のようにしてジョイント材(30)(30)…を屋根傾斜方向に
沿って順次連続させて屋根下地材(5)に取り付けること
で、上面にシール材(40)(40)…が取り付けられた階段状
の架台(6)が構成されている。
【0017】そして、架台(6)の各段部を構成するジョ
イント材(30)の載置部(33)上には、桁方向に隣接する太
陽電池モジュール(1)(1)の互いに対向する端部すなわ
ち側フレーム材(24)(24)が夫々載せられている。この載
置状態において、側フレーム材(24)(24)の下面間に跨る
ようにして、側フレーム材(24)(24)と載置部(33)との間
にシール材(40)が介在し、これらの間をシールするよう
になっている。
【0018】このようにして架台(6)上に載せられた桁
方向に隣接する太陽電池モジュール(1)(1)の側フレー
ム材(24)(24)間には、目地隙間(50)が生じている(図1
0参照)。そこで、この目地隙間(50)からの雨水等の浸
入を防止するために、金属製の目地材(51)及び化粧材(5
2)を用いて目地隙間(50)を塞ぐようにしている。
【0019】すなわち、太陽電池モジュール(1)(1)に
おける側フレーム材(24)(24)の外側面には、図9及び図
10に示すように、目地隙間(50)に向けて突出する突部
材としての第1突片(53)(53)が夫々形成されている。こ
の第1突片(53)(53)は、側フレーム材(24)(24)の上端部
分を、その上端面と面一になるように目地隙間(50)に向
けて延出してなる。
【0020】そして、目地材(51)は、太陽電池モジュー
ル(1)の側フレーム材(24)の長さすなわち目地隙間(50)
の長さとほぼ同じ長さを有するコ字型の長尺部材から構
成されている。この目地材(51)の一端部には、図11に
示すように、その側面に入れられた切り込みによって、
一対の折れ曲げ片(55)(55)が形成されている。そして、
この折れ曲げ片(55)(55)を利用して、ばね材(60)が取り
付けられている。一方、目地材(51)の他端部には、その
上面(59)にビス孔(56)が形成されて、化粧材(52)に固定
されるようになっている。
【0021】ばね材(60)は、略コ字形の嵌合片(61)と、
この嵌合片(61)の上面から延出したく字形のばね片(62)
とを一体的に連結してなる。嵌合片(61)の側面には、そ
の下端中央が下方に延出して、段差が形成されている。
そして、このばね材(60)の嵌合片(61)を目地材(51)の溝
部分に内嵌して、目地材(51)の折れ曲げ片(55)(55)を内
側に折り曲げてばね材(60)の段差部分に係合することに
よって、ばね材(60)が目地材(51)に取り付けられる。
【0022】化粧材(52)は、図9に示すように、モジュ
ールフレーム(21)の下側フレーム材(23)の外面形状に対
応して階段状に形成されている。この化粧材(52)の上面
(70)中央には、目地材(51)のビス孔(56)に対応した第1
ビス挿入用孔(71)が形成されており、また中段面(72)の
端部には、モジュールフレーム(21)の下側フレーム材(2
3)のビス孔(73)に対応した第2ビス挿入用孔(74)が形成
されている。
【0023】上記の目地材(51)及び化粧材(52)の取り付
けに際しては、まず目地材(51)を、溝部分が下向きでか
つ一端部が棟側に向くようにして、目地隙間(50)に軒側
から挿入する。すると、図8及び図12に示すように、
目地材(51)の一端部すなわち棟側端部に取り付けたばね
材(60)のはね片(62)が、側フレーム材(24)(24)の外側面
中央から突設した第2突片(64)(64)に当接して、目地材
(51)の棟側端部を第1突片(53)(53)の下面間に跨るよう
にして押し付ける。この状態で、化粧材(52)を、目地隙
間(50)の軒側端部を覆うようにして、桁方向に隣接する
モジュールフレーム(21)の軒側端部間に跨って配置す
る。このとき、化粧材(52)の上面(70)は、側フレーム材
(24)(24)の第1突片(53)(53)の上面間に跨って配置され
ている。そして、化粧材(52)の第1ビス挿入用孔(71)に
挿入したビス(75)を目地材(51)のビス孔(56)にねじ込む
ことによって、目地材(51)の軒側端部が上方に引き上げ
られて第1突片(53)(53)の下面間に跨って当接される。
【0024】これによって、図10に示すように、目地
材(51)と化粧材(52)とで側フレーム材(24)(24)の第1突
片(53)(53)を挟持し、桁方向に隣接する太陽電池モジュ
ール(1)(1)が接続される。また、図13に示すよう
に、目地隙間(50)の上部が目地材(51)によって塞がれる
とともに、目地隙間(50)の露出した軒側端部が化粧材(5
2)によって覆われる。さらに、目地材(51)の上面(59)
は、太陽電池モジュール(1)(1)の側フレーム材(24)(2
4)の上端面とほぼ面一となり、目立ち難くくなる。
【0025】そして、図9及び図14に示すように、化
粧材(52)の第2ビス挿入用孔(74)に挿入した長尺の固定
用のビス(80)を、棟側の太陽電池モジュール(1)の下側
フレーム材(23)のビス孔(73)を貫通させて、軒側の太陽
電池モジュール(1)の上側フレーム材(22)のビス孔(81)
にねじ込んでいる。これによって、化粧材(52)を固定す
るとともに、棟側と軒側の太陽電池モジュール(1)(1)
同士を電気的に接続している。
【0026】次に、太陽電池モジュール(1)(1)…の施
工手順について説明する。まず、最も棟側に位置するジ
ョイント材(30)(30)…を、その各棟側接続部(31)を棟化
粧カバー(76)(図1参照)の下側にもぐり込ませるととも
に、各軒側接続部(32)の傾斜片(36)を屋根下地材(5)に
ビス(45)(45)止めすることによって、屋根下地材(6)に
桁方向に適宜間隔をあけて取り付ける。
【0027】そして、図1に示すように、最も棟側に位
置する太陽電池モジュール(1)(1)…を、その上側フレ
ーム材(22)(22)…を棟化粧カバー(76)の下側にもぐり込
ませながら、その側フレーム材(24)(24)…をジョイント
材(30)(30)…上に順次載せていく。このとき、各ジョイ
ント材(30)(30)…上には、桁方向に隣接する太陽電池モ
ジュール(1)(1)の互いに対向する側フレーム材(24)(2
4)が載置される。続いて、これら側フレーム材(24)(24)
間に生じる目地隙間(50)に、上述のように目地材(51)及
び化粧材(52)を取り付ける。
【0028】次に、既に設置している棟側のジョイント
材(30)(30)…の軒側接続部(32)(32)…に、これよりも軒
側に配置する新たなジョイント材(30)(30)…の棟側接続
部(31)(31)…を係合して、その軒側のジョイント材(30)
(30)…の軒側接続部(32)(32)…を屋根下地材(5)にビス
(45)(45)…止めすることによって、ジョイント材(30)(3
0)を屋根傾斜方向に沿って連続させる。
【0029】このとき、軒側のジョイント材(30)の棟側
端部が棟側のジョイント材(30)の軒側端部に被さり、軒
側接続部(32)のビス(45)(45)箇所を覆っている。また、
軒側のジョイント材(30)の棟側端部と、棟側のジョイン
ト材(30)の軒側端部との間にシール材(40)が介在して、
両ジョイント材(30)(30)の接続部分をシールしている。
なお、この軒側のジョイント材(30)(30)…の設置と、上
記の目地材(51)及び化粧材(52)の設置とは、その設置順
序が逆になっても良い。
【0030】そして、新たな太陽電池モジュール(1)
(1)…を、その上側フレーム材(22)(22)…を既に設置し
ている太陽電池モジュール(1)(1)…の下側フレーム材
(23)(23)…の下側にもぐり込ませながら、その側フレー
ム材(24)(24)を新たに設置したジョイント材(30)(30)…
上に順次載せていく。この状態で、棟側の太陽電池モジ
ュール(1)(1)…に取り付けてある接続プレート(25)(2
5)…を利用して、棟側の太陽電池モジュール(1)(1)…
の上側フレーム材(22)(22)…と軒側の太陽電池モジュー
ル(1)(1)…の下側フレーム材(23)(23)…とを接続す
る。ここで、化粧材(52)の第2ビス挿入用孔(74)に挿入
した長尺の固定用のビス(80)を、互いに重なり合った棟
側及び軒側の太陽電池モジュール(1)(1)のフレーム材
(22)(23)にねじ込んで貫通させることで、太陽電池モジ
ュール(1)(1)同士を電気的に接続する。また、軒側の
太陽電池モジュール(1)(1)間に生じる目地隙間(50)に
は、上述と同様にして目地材(51)及び化粧材(52)を取り
付ける。
【0031】このようにしてジョイント材(30)(30)…及
び太陽電池モジュール(1)(1)…を棟側から軒側へ順次
設置し、各目地隙間(50)に対して上述したような目地処
理を施すことによって、棟側と軒側の太陽電池モジュー
ル(1)(1)を重ね合わせるようにして、複数の太陽電池
モジュール(1)(1)…が屋根傾斜方向及び桁方向に並設
される。
【0032】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に
多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。例え
ば、屋根に設置する屋上設備機器としては、太陽電池モ
ジュールに限らず、太陽熱温水器モジュールであっても
良い。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、隣接する屋上設備機器間に生じる目地隙間
を塞ぐ目地材を、目地隙間に向けて突出する突部材の下
面間に跨って当接させて、その上面と屋上設備機器の上
面とがほぼ面一になるようにして取り付けているので、
目地材が目立ち難く、見栄えを良好にすることができ
る。
【0034】また、目地材の施工に際しては、目地材を
目地隙間の軒側から挿入すると、その棟側端部がばね材
によって突部材下面に押し付けられ、あとは軒側端部を
化粧材に固定すれば済むことから、施工性が良好であ
る。しかも、棟側を向いて屋根葺き材を施工するときと
同様に目地材を施工することができ、施工性をさらに向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る太陽電池モジュー
ルを備えた屋根の目地構造を示す分解斜視図である。
【図2】屋根の一部破断斜視図である。
【図3】屋根の縦断面図である。
【図4】同じくその拡大図である。
【図5】太陽電池モジュールの斜視図である。
【図6】ジョイント材の斜視図である。
【図7】シール材を取り付けたジョイント材の斜視図で
ある。
【図8】棟側と軒側の太陽電池モジュールの端部同士の
重なり部分における縦断面図である。
【図9】目地隙間の軒側端部付近における分解斜視図で
ある。
【図10】同じくその一部破断正面図である。
【図11】目地材及びばね材を示す斜視図である。
【図12】目地材の棟側端部の取付状態を示す斜視図で
ある。
【図13】目地隙間の軒側端部付近における斜視図であ
る。
【図14】固定及びアース用のビスの取付状態を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
(1) 屋上設備機器(太陽電池モジュール) (24) 側フレーム材 (50) 目地隙間 (51) 目地材 (52) 化粧材 (53) 第1突片(突部材) (60) ばね材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の屋上設備機器を並設する屋根にお
    いて、隣接する屋上設備機器の互いに対向する端部に、
    これら端部間の目地隙間に向けて突出する突部材を夫々
    形成し、これら突部材の下面間に跨って目地材を当接さ
    せることで、その目地材の上面と屋上設備機器の上面と
    がほぼ面一となった状態で目地隙間を塞ぐようにしたこ
    とを特徴とする屋上設備機器を備えた屋根の目地構造。
  2. 【請求項2】 棟側の屋上設備機器の軒側端部と軒側の
    屋上設備機器の棟側端部を重ね合わせるようにして、複
    数の屋上設備機器を屋根傾斜方向及び桁方向に並設する
    屋根において、桁方向に隣接する屋上設備機器の互いに
    対向する端部に、これら端部間の目地隙間に向けて突出
    する突部材を夫々形成し、これら突部材の下面間に跨っ
    て目地材を当接させることで、その目地材の上面と屋上
    設備機器の上面とがほぼ面一となった状態で目地隙間を
    塞ぐようにしたことを特徴とする屋上設備機器を備えた
    屋根の目地構造。
  3. 【請求項3】 突部材は、屋上設備機器の側フレーム材
    の上端部分を目地隙間に向けて延出してなる請求項1又
    は2記載の屋上設備機器を備えた屋根の目地構造。
  4. 【請求項4】 目地材の棟側端部に取り付けたばね材に
    よって、その棟側端部を突部材下面に押し付けるととも
    に、その軒側端部を隣接する屋上設備機器の端部間に跨
    って取り付けた化粧材に固定するようにした請求項2又
    は3記載の屋上設備機器を備えた屋根の目地構造。
  5. 【請求項5】 屋上設備機器は、太陽電池モジュールで
    ある請求項1乃至4のいずれかに記載の屋上設備機器を
    備えた屋根の目地構造。
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