JP2001311214A - 貯留ホッパー - Google Patents

貯留ホッパー

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JP2001311214A
JP2001311214A JP2000166794A JP2000166794A JP2001311214A JP 2001311214 A JP2001311214 A JP 2001311214A JP 2000166794 A JP2000166794 A JP 2000166794A JP 2000166794 A JP2000166794 A JP 2000166794A JP 2001311214 A JP2001311214 A JP 2001311214A
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JP
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hopper
sewage
shielding plate
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storage hopper
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JP2000166794A
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Seiichi Ueda
清一 上田
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NIKKI PLAN TEC KK
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NIKKI PLAN TEC KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯留ホッパー内に遮蔽板と集水トレイを設け
て汚水とし渣や沈砂を分離し、汚水を集水トレイから所
定の場所に排出するものがあったが、汚水が貯留された
し渣や沈砂の上層部に浮き出してくるようになるから、
その下部からしか汚水を抜き出すことができないから、
結局汚水を排出する効果はホッパーの下部にあるし渣や
沈砂のみにしか及ばないものである。 【解決手段】 汚水を含んだし渣や沈砂を貯留するため
の貯留ホッパーであって、裁頭逆四角錐状のホッパー本
体のコーナー部に、該コーナー部を覆うように遮蔽板を
設けてコーナー部と遮蔽板とでホッパー本体の上部から
下部まで連通した空間部を形成し、ホッパー本体の下部
に前記空間部と連通する水抜き管を設け、前記遮蔽板に
は複数の水抜き孔が形成されていると共に水抜き孔を覆
うように下見板を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は下水等から発生する
汚水を含んだし渣や沈砂を貯留するための貯留ホッパー
に係わり、特に汚水などの水抜きを良好にした貯留ホッ
パーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より下水処理場の沈砂池等で除去さ
れたし渣や沈砂は一時的に貯留ホッパーに貯留し、適宜
貯留ホッパーに設けられたゲートを開閉してトラック等
に積み込んで搬送し、埋め立て処分等を行なっているも
のである。しかしし渣や沈砂中には汚水が多量に含まれ
ており、それらが貯留ホッパー中に貯留されている間
に、前記した汚水が貯留ホッパーとゲートとの隙間から
漏出したり、し渣や沈砂を排出するために貯留ホッパー
のゲートを開ける度に溢れ出たりして周囲に悪臭を振り
まく等の環境汚染の問題があった。これを解決する手段
として特開平8−68102号公報に記載されおり、図
9に示すような貯留ホッパー内に遮蔽板と集水トレイを
設けて汚水とし渣や沈砂を分離し、汚水を集水トレイか
ら所定の場所に排出するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記した図9に
示した貯留ホッパー(以下ホッパーと称す)では下記す
るような課題がある。一般的にし渣や沈砂を比較的長時
間ホッパー内に貯留しておくと、汚水が貯留されたし渣
や沈砂の上層部に浮き出してくるようになる。しかし前
記したホッパーはその下部からしか汚水を抜き出すこと
ができないから、し渣や沈砂の上層部に浮き出した汚水
は抜き出すことができず依然としてホッパー内に残留し
ていることになり、結局汚水を排出する効果はホッパー
の下部にあるし渣や沈砂のみにしか及ばないという課題
があった。本発明は上記したような課題を解決して、そ
の全域にわたって汚水を良好に排水することができるホ
ッパーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は汚水を含んだし
渣や沈砂を貯留するための貯留ホッパーであって、裁頭
逆四角錐状のホッパー本体のコーナー部に、該コーナー
部を覆うように遮蔽板を設けてコーナー部と遮蔽板とで
ホッパー本体の上部から下部まで連通した空間部を形成
し、ホッパー本体の下部に前記空間部と連通する水抜き
管を設け、前記遮蔽板には複数の水抜き孔が形成されて
いると共に水抜き孔を覆うように下見板を設けたことを
特徴とするものであり、更には汚水を含んだし渣や沈砂
を貯留するための貯留ホッパーであって、裁頭逆四角錐
状のホッパー本体の胴板に沿って遮蔽板を設けて胴板と
遮蔽板とでホッパー本体の上部から下部まで連通した空
間部を形成し、ホッパー本体の下部に前記空間部と連通
する水抜き管を設け、前記遮蔽板には複数の水抜き孔が
形成されていると共に水抜き孔を覆うように下見板を設
けたことを特徴とするものであり、更には汚水を含んだ
し渣や沈砂を貯留するための貯留ホッパーであって、裁
頭逆四角錐状のホッパー本体の下部開口部にベルトとロ
ーラで構成されたクローラ型のゲートを設け、ベルト上
にホッパ本体の下部開口を囲むように桟を設けたことこ
とを特徴とするものである。
【0005】本発明のホッパーでは、そのコーナー部を
覆うように或いは胴板と平行に遮蔽板を設けて貯留ホッ
パーの上部が下部に通じる空間部を形成すると共に、遮
蔽板の上部から下部まで水抜き孔が形成してあるから、
汚水はホッパー中のし渣や沈砂(以下貯留物と称す)の
上層や中層や下層からもまんべんなく遮蔽板の水抜き孔
から空間部に排出されて、貯留物全体から良好な排水を
行なうことができる。また前記した水抜き孔が下見板で
覆われているから、貯留物が水抜き孔を通過することは
ない。また本発明のホッパーでは、ゴムベルトとローラ
で構成されたゲートが設けられており、ゴムベルト上に
桟が設けられているから、漏水をより良好に防止するこ
とができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のホッパーに係わる実施の
形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のホッパ
ーの正面図、図2は側面図、図3は平面図、図4は図1
のA部拡大断面図である。図中1はホッパー本体で裁頭
逆四角錘形状に形成されて、傾斜した胴板11とその下
部に垂直の胴板12が下方に延伸して設けられており、
上部に開口10が下部に開口15が形成されている。そ
して下部の開口15を覆うようにゲート2が設けてあ
る。図5はゲート2の詳細を示す斜視図である。ゲート
2はゴムベルト21とローラ22を使用したコンベアタ
イプとし、ゲート2が図5の矢印方向に前進・後退する
ことでゴムベルト21が開口13を開閉するものであ
る。ゴムベルト21には桟23、24、25が設けられ
ている。桟23はゴムベルト21の幅方向両側に、桟2
4はゲート2が下部の開口15を覆う位置にあるときに
先頭のローラ221のほぼ直径方向真下に、桟25はホ
ッパー本体1のゲート2の後退方向側に設けられてい
る。
【0007】ゴムベルト21の、ゲート2の後退側の一
部はホッパー本体1に固定部211で固定されて、ゲー
ト2が例えば後退するときは、固定部211がホッパー
本体1に固定されているからローラ22のみが後退し、
ゴムベルト21はそれに伴ってクローラのように下部の
開口15とスベリ無しに後退する。ゲート2が前進端に
あるとき、即ち開口15がゲート2で覆われているとき
のゲート2の先頭のローラ221の下部には排水樋6が
設けられる。
【0008】ホッパー本体1の垂直の胴板12の下端
で、前記桟23の内側に位置するようにゲート2のゴム
ベルト21との隙間を塞ぐためのスカート16が設けら
れている。スカート16はホッパー本体1内の貯留物及
び汚水の一部が漏出することを防止するものであるが、
貯留物の重みでゴムベルト21が撓んで、スカート16
とゴムベルト21との間に隙間ができることもあるが、
このときは桟23、25が漏出した汚水等を排水樋6に
導いて、外部には漏出することはない。又桟24は漏出
した汚水等がゴムベルト21の裏側に回り込むことを防
止するためのもので、この桟24によって水切りされて
汚水等は全量排水樋6中に排出される。
【0009】ホッパー本体1の傾斜部の4枚の胴板11
で形成される4つのコーナー部13にはそれを覆うよう
に遮蔽板3がホッパー本体1の上部開口近傍から下端部
近傍まで延伸して設けられており、遮蔽板3とコーナー
部13とで空間14がホッパーの上部から下部まで連通
して形成される。傾斜部の胴板11と垂直部の胴板12
との境界線に水抜き管4が4箇前記空間14と連通して
設けられており、更に該水抜き管4には排水管5が連接
されて、この排水管4の先端は排水樋6中に臨むように
設けられる。
【0010】図6は前記した遮蔽板3の正面図であり、
図7はその側面図である。遮蔽板3はその上端部に縦長
の長孔31が5箇形成してあり、その長孔31の下部か
ら遮蔽板3の下端部まで横長の長孔32が多数形成して
ある。この長孔31と32とが水抜き孔となる。そして
各横長の長孔32に対する部分に下部に開口331を有
し上部に傾斜板332を有する下見板33が取付けてあ
る。
【0011】次に本発明のホッパーの作用を説明する。
ホッパー本体1の上部開口10からコンベア(図示略)
等で投入された貯留物はゲート2とホッパー本体1との
空間内に順次貯留されてゆく。前に説明したように貯留
物中には多量の汚水が含まれており、この汚水は時間の
経過と共に貯留物の上層部へ浮出してきて、貯留物の下
層は圧密された比較的汚水の少ない状態となり、上層部
は汚水の多い状態となる。このような状態でも図4に示
すように遮蔽板3近傍に堆積した貯留物内に含まれた汚
水は遮蔽板3の開口331から長孔31及び長孔32を
透過して空間14内に流れ込み、そこを流下して水抜き
管4に到達して排水管5及び排水樋6を経由して外部の
所定場所に流出する。空間14の下部は図4に記すよう
に堆積した貯留物が蓋をしているような状熊であるの
で、そこから外部に漏出することはない。
【0012】上記したように遮蔽板3の近傍にある貯留
物中の汚水は速やかに排出されるが、遮蔽板3から離れ
た位置にある貯留物中にある汚水は漸次遮蔽板3の近傍
に浸透してゆき、やはり漸次遮蔽板3を通過して空間1
4中に排出される。そのようにしてホッパー中の貯留物
中の全域に含まれた汚水は漸次排出されてゆくものであ
る。図5に示したように遮蔽板3に形成された長孔32
を覆うように下見板33が取付けられているから、前記
したように汚水は長孔32を通過して空間14に至るこ
とができるが、貯留物は下見板33に形成された傾斜板
332によって長孔32を通過することを阻止されて、
空間14に至ることはない。
【0013】本実施の形態の遮蔽板3における下見板3
3は水抜き孔である縦長の長孔31までは覆っていない
が、これに限られるものではなく長孔31、32全部を
覆うようにしてもよい。又水抜き孔の形状も本実施の形
態に限られるものではなく、その機能を満足すればいか
なる形状のものでもよい。
【0014】またスカート15とゲート2のゴムベルト
21とのシール部は、そこに加わる水圧は最大ゴムベル
ト面から水抜き孔4までの水頭分であって、水頭分が従
来のものに比して遥かに小さいから、このシール部から
汚水や貯留物が漏出することを防止のは容易である。
【0015】図7は本発明のホッパーの他の実施の形態
を示す平面図である。遮蔽板30がホッパー本体1の胴
板11と略平行に設けてあり空間31を形成するもので
ある。この場合は遮蔽板30と堆積した貯留物との接触
面積が拡がるから、汚水の排出をさらに速やかに行なう
ことができる。本実施の形態に使用する遮蔽板30には
水抜き孔が形成してあり、下見板が取付けられている
が、前記した遮蔽板3と同等であるからその説明は省略
する。
【0016】
【発明の効果】本発明のホッパーは上記したような構成
としたから、その全域にわたって貯留物中の汚水を良好
に排水し、且つ漏水をより良好に防止することができる
ホッパーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貯留ホッパーを示す立面図である。
【図2】本発明の貯留ホッパーを示す側面図である。
【図3】本発明の貯留ホッパーを示す平面図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】本発明の貯留ホッパーのゲートを示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の貯留ホッパーに係わる遮蔽板を示す正
面図である。
【図7】本発明の貯留ホッパーに係わる遮蔽板を示す側
面図である。
【図8】本発明の貯留ホッパーの他の実施の形態を示す
平面図である。
【図9】従来の貯留ホッパーを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー本体、2 ゲート、3 遮蔽板、4 水抜
き管、5 排水管、6 排水樋、11胴板、12 胴
板、13 コーナー部、14 空間、15 開口、21
ゴムベルト、22 ローラ、23、24、25 桟、
30 遮蔽板、31 長孔、 32 長孔、33 下見
板、331 開口、332 傾斜板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水を含んだし渣や沈砂を貯留するため
    の貯留ホッパーであって、裁頭逆四角錐状のホッパー本
    体のコーナー部に、該コーナー部を覆うように遮蔽板を
    設けてコーナー部と遮蔽板とでホッパー本体の上部から
    下部まで連通した空間部を形成し、 ホッパー本体の下部に前記空間部と連通する水抜き管を
    設け、 前記遮蔽板には複数の水抜き孔が形成されていると共に
    水抜き孔を覆うように下見板を設けたことを特徴とする
    貯留ホッパー。
  2. 【請求項2】 汚水を含んだし渣や沈砂を貯留するため
    の貯留ホッパーであって、裁頭逆四角錐状のホッパー本
    体の胴板に沿って遮蔽板を設けて胴板と遮蔽板とでホッ
    パー本体の上部から下部まで連通した空間部を形成し、 ホッパー本体の下部に前記空間部と連通する水抜き管を
    設け、 前記遮蔽板には複数の水抜き孔が形成されていると共に
    水抜き孔を覆うように下見板を設けたことを特徴とする
    貯留ホッパー。
  3. 【請求項3】 汚水を含んだし渣や沈砂を貯留するため
    の貯留ホッパーであって、裁頭逆四角錐状のホッパー本
    体の下部開口部にベルトとローラで構成されたクローラ
    型のゲートを設け、ベルト上にホッパ本体の下部開口を
    囲むように桟を設けたことことを特徴とする貯留ホッパ
    ー。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007113321A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Hitachi Plant Techno Kk 貯留ホッパ
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JP2015116517A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 アクアインテック株式会社 貯留装置
JP2020089883A (ja) * 2019-01-30 2020-06-11 アクアインテック株式会社 貯留装置

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