JP2001311142A - 接続状態確認方法及び柱状体 - Google Patents

接続状態確認方法及び柱状体

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JP2001311142A JP2001045014A JP2001045014A JP2001311142A JP 2001311142 A JP2001311142 A JP 2001311142A JP 2001045014 A JP2001045014 A JP 2001045014A JP 2001045014 A JP2001045014 A JP 2001045014A JP 2001311142 A JP2001311142 A JP 2001311142A
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Isao Aoki
功 青木
Setsu Horikiri
節 堀切
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両柱状体の接続作業を熟練した技術を必要と
せずに、短時間のうちに簡単に行うことができ、しか
も、キー部材による両柱状体の接続状態を確認すること
のできる接続状態確認方法及び柱状体の提供。 【解決手段】 一方の柱状体の筒部1に他方の柱状体の
軸部3を内嵌し、筒部1の内向き溝部6と軸部3の外向
き溝部11とに跨って嵌入させることにより一方の柱状
体と他方の柱状体とを抜け止め状態に接続可能に構成し
てある柱状体接続部に対して、内向き溝部6と外向き溝
部11とに跨るキー部材13の嵌入状態を確認する接続
状態確認方法であって、予め、筒部外周面に開口し、か
つ、内向き溝部6に連通する覗き孔15を形成しておい
て、キー部材13の嵌入状態を、覗き孔15を介して目
視確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一方の柱状体端部
に筒部を設けると共に、他方の柱状体端部に軸部を設け
て、柱状体軸芯方向で隣り合う柱状体の前記筒部と前記
軸部とを互いに嵌合自在に構成し、前記筒部の内周面に
周方向に沿う内向き溝部を形成すると共に、前記軸部の
外周面に周方向に沿う外向き溝部を形成して、前記内向
き溝部と外向き溝部とに跨って嵌入させることにより前
記一方の柱状体と前記他方の柱状体とを抜け止め状態に
接続可能なキー部材を、前記内向き溝部と外向き溝部の
うちの何れか一方の溝部内に設け、前記筒部の外周面に
開口すると共に前記内向き溝部に連通するボルト孔と、
前記ボルト孔を介した螺入により前記キー部材を出退操
作可能なボルトを設け、前記筒部と軸部とを嵌合させた
状態で前記ボルト孔へのボルトの螺入により前記内向き
溝部と外向き溝部とに跨る状態に前記キー部材を嵌入
し、前記筒部と軸部とを抜け止め状態に接続可能に構成
してある柱状体接続部に対して、前記内向き溝部と外向
き溝部とに跨る前記キー部材の嵌入状態を確認する接続
状態確認方法及び柱状体に関する。
【0002】
【従来の技術】このような柱状体は、例えば、支持杭や
地すべり抑止杭などに使用されるもので、通常、定尺物
の柱状体を現場に搬入し、地中への埋設過程にある下柱
状体に対して上柱状体をクレーンなどで吊下して突き合
わせ、下柱状体の上端部に対して上柱状体の下端部を接
続しながら施工を進め、最終的に所定長さの柱状体を地
中に埋設して施工するものである。
【0003】ところで、従来、上下の柱状体の接続は、
溶接による接続が多用されていたのであるが、現場にお
ける溶接であるため、溶接作業に多くの時間を必要と
し、かつ、熟練した溶接技術も必要とするばかりか、溶
接部の品質が天候に左右されるなどの種々の問題があっ
た。そこで、近年、上述したように、一方の柱状体の端
部に筒部を、他方の柱状体の端部に軸部を設け、その筒
部に対して軸部を内嵌し、かつ、筒部の内周面に周方向
に沿って形成した内向き溝部と軸部の外周面に周方向に
沿って形成した外向き溝部とに跨ってキー部材を嵌め込
むことによって、両柱状体を抜け止め状態で接続するよ
うに構成した技術が提案されるに至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、一方の柱状体の筒部に他方の柱状体の軸部
を内嵌し、その後、筒部内周面の内向き溝部と軸部外周
面の外向き溝部とに跨ってキー部材を嵌め込むため、そ
のキー部材が両溝部に跨って確実に嵌め込まれているか
否かを確認することができなかった。したがって、仮に
キー部材が両溝部に確実に跨っていなくても、両柱状体
の接続が完了したものとして処理される虞があり、その
場合には、両柱状体での抜け止め状態における接続力が
低下し、柱状体全体に対して要求される強度そのものが
低下するという問題点がある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、両柱状体の接続作業を熟練し
た技術を必要とせずに、短時間のうちに簡単に行うこと
ができ、しかも、キー部材による両柱状体の接続状態を
確認することのできる柱状体の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は図1〜4に例示するごとく、一方の柱状体
A1端部に筒部1を設けると共に、他方の柱状体A2端
部に軸部3を設けて、柱状体軸芯方向で隣り合う柱状体
の前記筒部1と前記軸部3とを互いに嵌合自在に構成
し、前記筒部1の内周面に周方向に沿う内向き溝部6を
形成すると共に、前記軸部3の外周面に周方向に沿う外
向き溝部11を形成して、前記内向き溝部6と外向き溝
部11とに跨って嵌入させることにより前記一方の柱状
体A1と前記他方の柱状体A2とを抜け止め状態に接続
可能なキー部材13を、前記内向き溝部6と外向き溝部
11のうちの何れか一方の溝部内に設け、前記筒部1の
外周面に開口すると共に前記内向き溝部6に連通するボ
ルト孔7と、前記ボルト孔7を介した螺入により前記キ
ー部材13を出退操作可能なボルト8を設け、前記筒部
1と軸部3とを嵌合させた状態で前記ボルト孔7へのボ
ルト8の螺入により前記内向き溝部6と外向き溝部11
とに跨る状態に前記キー部材13を嵌入し、前記筒部1
と軸部3とを抜け止め状態に接続可能に構成してある柱
状体接続部に対して、前記内向き溝部6と外向き溝部1
1とに跨る前記キー部材13の嵌入状態を確認する接続
状態確認方法であって、予め、前記筒部外周面に開口
し、かつ、前記内向き溝部6に連通する覗き孔15を形
成しておいて、前記キー部材13の嵌入状態を、前記覗
き孔15を介して目視確認するところにある。
【0007】請求項2の発明の特徴構成は図7に例示す
るごとく、一方の柱状体端部に筒部を設けると共に、他
方の柱状体端部に軸部3を設けて、柱状体軸芯方向で隣
り合う柱状体の前記筒部1と前記軸部3とを互いに嵌合
自在に構成し、前記筒部1の内周面に周方向に沿う内向
き溝部6を形成すると共に、前記軸部3の外周面に周方
向に沿う外向き溝部11を形成して、前記内向き溝部6
と外向き溝部11とに跨って嵌入させることにより前記
一方の柱状体と前記他方の柱状体とを抜け止め状態に接
続可能なキー部材13を、前記内向き溝部6と外向き溝
部11のうちの何れか一方の溝部内に設け、前記筒部の
外周面に開口すると共に前記内向き溝部6に連通するボ
ルト孔7と、前記ボルト孔7を介した螺入により前記キ
ー部材13を出退操作可能なボルト8を設け、前記筒部
1と軸部3とを嵌合させた状態で前記ボルト孔7へのボ
ルト8の螺入により前記内向き溝部6と外向き溝部11
とに跨る状態に前記キー部材13を嵌入し、前記筒部1
と軸部3とを抜け止め状態に接続可能に構成してある柱
状体接続部に対して、前記内向き溝部6と外向き溝部1
1とに跨る前記キー部材13の嵌入状態を確認する接続
状態確認方法であって、前記ボルト孔7内の前記ボルト
8に接当するまで孔深さ計測用ゲージ21を前記ボルト
孔7へ挿入して、前記ゲージ21を介した前記ボルト孔
7への前記ボルト8の螺入度合いの計測により前記キー
部材13の嵌入状態を判断するところにある。
【0008】請求項3の発明の特徴構成は図8に例示す
るごとく、一方の柱状体端部に筒部1を設けると共に、
他方の柱状体端部に軸部3を設けて、柱状体軸芯方向で
隣り合う柱状体の前記筒部1と前記軸部3とを互いに嵌
合自在に構成し、前記筒部1の内周面に周方向に沿う内
向き溝部6を形成すると共に、前記軸部3の外周面に周
方向に沿う外向き溝部11を形成して、前記内向き溝部
6と外向き溝部11とに跨って嵌入させることにより前
記一方の柱状体と前記他方の柱状体とを抜け止め状態に
接続可能なキー部材13を、前記内向き溝部6と外向き
溝部11のうちの何れか一方の溝部内に設け、前記筒部
1の外周面に開口すると共に前記内向き溝部6に連通す
るボルト孔7と、前記ボルト孔7を介した螺入により前
記キー部材13を出退操作可能なボルト8を設け、前記
筒部1と軸部3とを嵌合させた状態で前記ボルト孔7へ
のボルト8の螺入により前記内向き溝部6と外向き溝部
11とに跨る状態に前記キー部材13を嵌入し、前記筒
部1と軸部3とを抜け止め状態に接続可能に構成してあ
る柱状体接続部に対して、前記内向き溝部6と外向き溝
部11とに跨る前記キー部材13の嵌入状態を確認する
接続状態確認方法であって、前記筒部1の外周面に開口
すると共に前記内向き溝部6に連通する連通孔22を、
前記ボルト孔7以外の前記キー部材13が存在する箇所
に形成し、前記連通孔22に差込み可能な深さ計測用ゲ
ージ23を設けて、前記キー部材13に接当する位置ま
で前記連通孔22に前記ゲージ23を差込んだときの差
込量の計測により前記キー部材13の嵌入状態を判断す
るところにある。
【0009】請求項4の発明の特徴構成は図1〜4に例
示するごとく、一方の柱状体A1の端部にその柱状体A
1の軸心X1と同軸に筒部1を設け、他方の柱状体A2
の端部に前記筒部1に内嵌可能な軸部3を設け、前記筒
部1の内周面に周方向に沿う内向き溝部6を形成し、前
記軸部3の外周面に周方向に沿う外向き溝部11を形成
して、前記筒部1に対して前記軸部3を内嵌するととも
に、前記筒部1の内向き溝部6と軸部の外向き溝部11
とに跨ってキー部材13を嵌め込むことにより、前記一
方の柱状体A1と前記他方の柱状体A2とを抜け止め状
態で接続可能に構成してある柱状体であって、前記筒部
1の外周面に開口し、かつ、前記筒部1の内向き溝部6
に連通して、前記筒部1の外周面の開口から前記筒部1
の内向き溝部6内を目視可能な覗き孔15が、前記筒部
1に設けられているところにある。
【0010】請求項5の発明の特徴構成は図2に例示す
るごとく、前記キー部材13が、前記筒部1の内向き溝
部6ならびに前記軸部3の外向き溝部11の長手方向に
複数に分割された分割キー部材13aで構成され、前記
覗き孔15が、それら複数の分割キー部材13aのそれ
ぞれに対応して複数個設けられているところにある。
【0011】請求項6の発明の特徴構成は図2,3に例
示するごとく、前記覗き孔15の内周面に雌ねじ15a
が設けられているところにある。
【0012】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0013】〔作用及び効果〕請求項1の発明により、
一方の柱状体端部に設けた筒部に対して他方の柱状体端
部に設けた軸部を内嵌し、ボルト孔を介したボルトの螺
入によるキー部材の出退操作により、筒部内周面の内向
き溝部と軸部外周面の外向き溝部とに跨る状態にキー部
材を嵌め込んで両柱状体を抜け止め状態に接続可能に構
成してあるので、溶接による接続のように熟練した技術
を必要とせず、かつ、短時間のうちに両柱状体を簡単に
接続することができる。さらに、予め形成しておいた、
前記筒部外周面に開口し、かつ、前記内向き溝部に連通
する覗き孔を介して、キー部材が両溝部に跨って確実に
嵌め込まれているか否かの嵌入状態を筒部の外側から目
視により確認することができる。
【0014】請求項2の発明によれば、一方の柱状体端
部に設けた筒部に対して他方の柱状体端部に設けた軸部
を内嵌し、ボルト孔を介したボルトの螺入によるキー部
材の出退操作により、筒部内周面の内向き溝部と軸部外
周面の外向き溝部とに跨る状態にキー部材を嵌め込んで
両柱状体を抜け止め状態に接続可能に構成してあるの
で、溶接による接続のように熟練した技術を必要とせ
ず、かつ、短時間のうちに両柱状体を簡単に接続するこ
とができる。さらに、前記ボルト孔内の前記ボルトに接
当するまで孔深さ計測用ゲージを前記ボルト孔へ挿入し
て、前記ゲージを介した前記ボルト孔への前記ボルトの
螺入度合いの計測により、キー部材が両溝部に跨って確
実に嵌め込まれているか否かの嵌入状態を判断すること
ができる。
【0015】請求項3の発明によれば、一方の柱状体端
部に設けた筒部に対して他方の柱状体端部に設けた軸部
を内嵌し、ボルト孔を介したボルトの螺入によるキー部
材の出退操作により、筒部内周面の内向き溝部と軸部外
周面の外向き溝部とに跨る状態にキー部材を嵌め込んで
両柱状体を抜け止め状態に接続可能に構成してあるの
で、溶接による接続のように熟練した技術を必要とせ
ず、かつ、短時間のうちに両柱状体を簡単に接続するこ
とができる。さらに、前記ボルト孔以外で前記キー部材
が存在する前記筒部の外周面箇所に開口すると共に前記
内向き溝部に連通する連通孔に深さ計測用ゲージを差込
み、前記キー部材に接当する位置まで差込んだときの前
記深さ計測用ゲージの差込量を計測することにより、キ
ー部材が両溝部に跨って確実に嵌め込まれているか否か
の嵌入状態を判断することができる。
【0016】請求項4の発明の特徴構成によれば、一方
の柱状体の筒部に対して他方の柱状体の軸部を内嵌し、
筒部内周面の内向き溝部と軸部の外周面の外向き溝部と
に跨ってキー部材を嵌め込んで両柱状体を抜け止め状態
で接続可能に構成してあるので、溶接による接続のよう
に熟練した技術を必要とせず、かつ、短時間のうちに両
柱状体を簡単に接続することができる。そして、前記筒
部の外周面に開口し、かつ、筒部の内向き溝部に連通し
て、筒部の外周面の開口から前記筒部の内向き溝部内を
目視可能な覗き孔が、前記筒部に設けられているので、
筒部の外側からキー部材による両柱状体の接続状態を目
視により確認することができ、接続不十分の場合には、
その覗き孔を利用してキー部材の嵌め込み姿勢などを修
正し、キー部材を両溝部に対して確実に嵌め込むことが
でき、柱状体全体としての強度を所望通りに維持するこ
とができる。
【0017】請求項5の発明の特徴構成によれば、前記
キー部材が、筒部の内向き溝部ならびに軸部の外向き溝
部の長手方向に複数に分割された分割キー部材で構成さ
れ、前記覗き孔が、それら複数の分割キー部材のそれぞ
れに対応して複数個設けられているので、両溝部に対す
るキー部材の嵌め込みが容易、かつ、確実となる。すな
わち、前記キー部材については、複数に分割せずに、例
えば、Cの字状のひとつの部材で構成することもできる
が、その場合には、キー部材が長くなり、その長いキー
部材をその全長にわたって両溝部に嵌め込むのが困難と
なる。その点、キー部材を複数の分割キー部材で構成す
ることで、各分割キー部材を両溝部に跨って嵌め込むの
が容易、かつ、確実となり、しかも、複数の分割キー部
材のそれぞれに対応して、覗き孔が設けられているの
で、上述したように、各分割キー部材の嵌め込み状態を
目視により確認することができる。
【0018】請求項6の発明の特徴構成によれば、前記
覗き孔の内周面に雌ねじが設けられているので、接続不
十分の場合には、その覗き孔の雌ねじを利用してボルト
を螺合することで、ボルト先端部によりキー部材を軸部
の外向き溝部側に押圧して嵌め込み姿勢を修正すること
ができ、ひとつの覗き孔を利用して、キー部材による接
続状態の確認とキー部材の姿勢修正との両作用を期待す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による柱状体の実施の形態
を図面に基づいて説明する。この柱状体は、図1〜図4
に示すように、上柱状体の一例である鋼管製の上支持杭
A1と下柱状体の一例である鋼管製の下支持杭A2とを
備え、上支持杭A1の下端には、鋳鋼製の筒部1が、そ
の軸心L1を上支持杭A1の軸心X1と同軸状にして溶
接2により接続されて、上支持杭A1と筒部1とにより
一方の柱状体が構成されている。他方、下支持杭A2の
上端には、鋳鋼製の中空の軸部3が、その軸心L2を下
支持杭A2の軸心X2と同軸状にして溶接4により接続
されて、下支持杭A2と軸部3とにより他方の柱状体が
構成されている。
【0020】前記筒部1は、その外径が上下の支持杭A
1,A2の外径と同径に構成され、内径の方は、基端部
である上方部分が内側に向かって環状に膨出され、その
膨出部に環状の係合凹部5が設けられるとともに、膨出
部より下方においては、その内径が上下の支持杭A1,
A2の内径と同径に構成されていて、その内周面には、
内側に向かって開口する環状の内向き溝部6が周方向に
沿って上下に2条設けられている。筒部1には、上下2
条の内向き溝部6に沿って、筒部1の外周面に開口し、
かつ、各内向き溝部6に連通するボルト孔7がそれぞれ
複数個設けられ、各ボルト孔7に対して、セットボルト
8の大径ねじ部8aが螺合可能に構成されるとともに、
筒部1の下端面1aの外周部には、環状の係合段部9が
設けられている。
【0021】前記軸部3は、上支持杭A1の筒部1に内
嵌可能なように、その外径が筒部1の内径よりも若干小
径に構成されて、その先端部には、筒部1の係合凹部5
に係合する環状の係合凸部10が設けられるとともに、
軸部3の基端側、つまり、筒部下端面1aに対向する軸
部段部面3aより下方側は、その外径が上下の支持杭A
1,A2の外径と同径に構成されている。軸部3の外周
面には、外側に向かって開口する環状の外向き溝部11
が周方向に沿って上下に2条設けられ、軸部段部面3a
の外周部には、環状の係合突起12が設けられていて、
この軸部3を上支持杭A1の筒部1に内嵌して、係合凸
部10を係合凹部5に、係合突起12を係合段部9に係
合させた状態で、筒部1側の内向き溝部6と軸部3側の
外向き溝部11とが互いに対向して位置し、両溝部6,
11間に跨ってキー部材13が嵌め込み可能に設けられ
ている。
【0022】前記キー部材13は、図2および図3に示
すように、両溝部6,11の長手方向に複数、この実施
形態では6つに分割されていて、その円弧状の分割キー
部材13aの数に対応するように前記ボルト孔7の数が
決められ、その複数のボルト孔7が、筒部1の周りに等
間隔に配置され、かつ、各分割キー部材13aの長手方
向の中央には、セットボルト8の小径ねじ部8bが螺合
するボルト孔14が設けられている。前記セットボルト
8の大径ねじ部8aと小径ねじ部8bとは、互いに逆方
向のねじで構成され、したがって、筒部1に設けられた
ボルト孔7と各分割キー部材13aに設けられたボルト
孔14も、互いに逆方向のねじで構成されている。
【0023】更に、前記筒部1には、上下2条の内向き
溝部6に沿って、筒部1の外周面に開口し、かつ、各内
向き溝部6に連通する覗き孔15が、前記ボルト孔7を
中心として左右に一対ずつ、この実施形態では合計12
個設けられ、各分割キー部材13aを内向き溝部6に嵌
め込んだ状態で、各覗き孔15が、各分割キー部材13
aの長手方向の両端近くに位置して、筒部1の外側から
各分割キー部材13aの端部近くを目視できるように構
成されている。そして、各覗き孔15の内周面には、雌
ねじ15aが設けられ、各覗き孔15に対して、補助セ
ットボルト16が螺合可能に構成されている。
【0024】かかる構成からなる柱状体を互いに接続す
るには、図4の(イ)に示すように、各分割キー部材1
3aを筒部1の内向き溝部6内に退避させた状態で、下
支持杭A2の軸部3に対して上支持杭A1の筒部1を外
嵌する。そして、筒部1側の係合凹部5および係合段部
9と軸部3側の係合凸部10および係合突起12とを互
いに係合させると、筒部1側の2条の内向き溝部6と軸
部3側の2条の外向き溝部11とが互いに対向して位置
することになる。その状態で、筒部1の外側から各セッ
トボルト8を操作し、大径ねじ部8aが筒部1のボルト
孔7に螺合する方向に回転させる。すると、大径ねじ部
8aが筒部1のボルト孔7に螺合すると同時に、分割キ
ー部材13aが小径ねじ部8bから離脱する方向に移動
して、各分割キー部材13aが、図4の(ロ)に示すよ
うに、筒部1の内向き溝部6と軸部3の外向き溝部11
とに跨って嵌め込まれ、両支持杭A1,A2が抜け止め
状態で接続される。
【0025】その際、何らかの理由で、図3の(イ)に
示すように、分割キー部材13aが斜めになって、分割
キー部材13aの一端側が両溝部6,11に跨って完全
に嵌め込まれているにもかかわらず、他方側が両溝部
6,11に跨って完全に嵌め込まれていないようなこと
がある。その場合、各覗き孔15から各分割キー部材1
3aの両端近くの状況を目視することができるので、そ
のような分割キー部材13aがあれば、図3の(ロ)に
示すように、その覗き孔15に補助セットボルト16を
螺合して、分割キー部材13aの端部近くを押圧するこ
とにより、分割キー部材13aを両溝部6,11に跨っ
て完全に嵌め込むことができる。
【0026】〔別実施形態〕 (1)つぎに、図5および図6に示す別の実施形態につ
いて説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態
と同じ部品や同じ作用を有する部品については、同じ符
号を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形
態と異なる構成についてのみ説明する。
【0027】先の実施形態では、筒部1側の内向き溝部
6と軸部3側の外向き溝部11とに跨ってキー部材13
を嵌め込み、両支持杭A1,A2を抜け止め状態で接続
可能に構成した例を示したが、図5および図6に示す別
の実施形態では、両支持杭A1,A2が、抜け止め状態
のみならず、相対回転不能な状態で接続されるように構
成されている。そのため、筒部1の下端部には、矩形の
筒部側切欠き17が周方向に複数設けられ、軸部3の段
部にも、矩形の軸部側切欠き18が、筒部側切欠き17
に対応して複数設けられ、両切欠き17,18間に嵌入
可能な回転阻止用キー部材19が、ボルト20によって
軸部3に対して固定可能に構成されている。
【0028】この別の実施形態によれば、キー部材13
により両支持杭A1,A2の抜け外れが阻止されるのに
加え、回転阻止用キー部材19により両支持杭A1,A
2の相対回転も阻止されるので、上支持杭A1の回転力
を下支持杭A2に伝達することが可能となる。したがっ
て、先の実施形態では、両支持杭A1,A2を地中に埋
設する際、支持杭A1,A2に打撃を加えて埋設する、
いわゆる打ち込み工法や、地中に形成した縦穴に落とし
込む地すべり抑止杭、あるいは、建て込みに使用する構
造体の柱などに制限されるが、この別の実施形態では、
打ち込み工法などは勿論のこと、両支持杭A1,A2を
回転させながら埋設する、いわゆる中掘工法やソイルセ
メント合成工法、あるいは、回転埋設杭工法などにも適
用することができる。
【0029】(2)これまでの実施形態では、上支持杭
A1の下端に筒部1を接続して一方の柱状体を構成した
例を示したが、上支持杭A1の下端に筒部1を一体的に
設けて一方の柱状体を構成することもでき、同様に、下
支持杭A2の上端に軸部3を一体的に設けて他方の柱状
体を構成することもできる。
【0030】(3)これまでの実施形態では、各覗き孔
15の内周面に雌ねじ15aを設けた例を示したが、覗
き孔15の雌ねじ15aについては必ずしも必要なもの
ではなく、筒部1の外周面に開口し、かつ、各内向き溝
部6に連通する貫通孔によって覗き孔15を構成するこ
ともできる。その場合には、補助セットボルト16を使
用することはできないが、覗き孔15から工具を挿入し
て分割キー部材13aの端部近くを押圧したり、覗き孔
15に棒状体などを打ち込んで分割キー部材13aの端
部近くを押圧して分割キー部材13aの嵌め込み姿勢を
修正することになる。
【0031】(4)これまでの実施形態では、各ボルト
孔7を中心として左右に一対ずつ覗き孔15を設けた例
を示したが、覗き孔15の個数については適宜変更可能
であり、例えば、ひとつの分割キー部材13aに対し
て、覗き孔15をひとつだけ設けることも、3つ以上設
けることもできる。また、キー部材13を複数のキー部
材13aに分割した例を示したが、複数に分割せずに、
全体をCの字状にしたひとつのキー部材13を使用して
実施することもできる。 (5)これまでの実施形態では、覗き孔15を介した目
視により筒部1の外側からキー部材13による両柱状体
の接続状態を確認する例を示したが、図7に示すよう
に、ボルト孔7内のセットボルト8に接当するまで孔深
さ計測用ゲージ21をボルト孔7内へ挿入して、孔深さ
計測用ゲージ21を介したボルト孔7へのセットボルト
8の螺入度合いの計測によりキー部材13の嵌入状態を
判断するように構成されたものであっても良い。これだ
と、孔深さ計測用ゲージ21による計測深さが設定値で
あればキー部材13が両溝部6,11に跨って確実に嵌
め込まれていると判断すると共に、設定値よりも浅けれ
ばキー部材13の嵌入状態が不完全であると判断するこ
とができるから、上記実施形態のように覗き孔15を別
途設けることなくキー部材13の嵌入状態を判断するこ
とが可能となる。尚、上記構成に覗き孔を並設した構成
であっても良い。これだと、キー部材の嵌入状態をより
確実に確認することができる。 (6)また、前記覗き孔15の代わりに、図8に示すよ
うに、筒部1の外周面に開口すると共に、内向き溝部6
に連通する連通孔22を、ボルト孔7以外のキー部材1
3が存在する箇所に形成し、連通孔22に差込み可能な
深さ計測用ゲージ23を設けて、キー部材13に接当す
る位置まで連通孔22に深さ計測用ゲージ23を差込ん
だときの差込量の計測によりキー部材13の嵌入状態を
判断するように構成されたものであっても良い。これだ
と、深さ計測用ゲージ23を差込んだときの差込量が設
定値であればキー部材13が両溝部6,11に跨って確
実に嵌め込まれていると判断すると共に、設定値よりも
浅ければキー部材13の嵌入状態が不完全であると判断
することができる。また、覗き孔の場合は、筒部の外周
面からキー部材の嵌入状態を目視可能に形成するため
に、連通孔を通して光りが内向き溝部内に入る大きさに
孔を形成する必要があるが、本発明の連通孔は、光りが
入らなくても深さ計測ゲージを差込み可能な大きさであ
れば良いため、連通孔の開口を小さくすることができ
る。そうすることにより、両柱状体の接続が完了した後
に連通孔を封止する際の止水シール材の使用量を少なく
することができる。尚、前記覗き孔を連通孔として使用
する構成であっても良い。これだと、目視だけでなく、
数値的にもキー部材の嵌入状態を確認することが可能と
なる。 (7)上記実施形態では、ボルト孔7へのセットボルト
8の螺入度合いをゲージのメモリで計測することによっ
て、キー部材13の嵌入状態を判断可能な計測用ゲージ
について説明したが、図9に示すような確認用ゲージ2
6を差し込んだときの状態によってキー部材13の嵌入
状態を判断するものであっても良い。前記確認用ゲージ
26は、平板状の操作部本体27にボルト孔7に挿入自
在なゲージ軸部28により形成されており、前記ゲージ
軸部28の長さを、キー部材13が両溝部6,11に跨
って確実に嵌め込まれたときの前記セットボルト8によ
り形成されたボルト孔7の深さに設定形成してある。そ
して、操作部本体27を挟持してボルト孔7にゲージ軸
部28を差し込んだときに、図9(イ)に示すように操
作部本体27の筒部側端面27Aが筒部外周面1Aに接
当していたら、キー部材13が両溝部6,11に跨って
確実に嵌め込まれていると判断すると共に、図9(ロ)
に示すように操作部本体27の筒部側端面27Aと筒部
外周面1Aとの間に隙間が形成されていたら、キー部材
13の嵌入状態が不完全であると判断することが可能と
なる。これだと、差し込むだけの操作で判断することが
可能となるため、メモリを計測する手間が省け、作業性
を向上させることができる。 (8)柱状体を土中に埋設したときに、セットボルト8
を螺入したボルト孔7から水が浸入しないように、図1
0に示すように、ボルト孔7に、MCナイロン、ポリエ
チレン等から形成された止水ピン24を嵌合させたもの
であっても良い。前記止水ピン24は、ボルト孔7に形
成してある座繰り7aに嵌合する拡径頭部24aを有す
ると共に、ボルト孔7に嵌合するピン軸部24bから形
成されており、ボルト孔7へ嵌合させる際のシール性を
向上させるために止水ピン24の周囲に接着材を塗布し
たり、ボルト孔7よりも若干大きく形成した止水ピン2
4を無理に嵌合させる等して取付けられる。図中25
は、何らかの理由でボルト孔7に嵌合させた止水ピンを
取り外す必要が生じた場合の取り外し工具を係止するた
めの係止孔である。尚、前記拡径頭部が無い構成の止水
ピンであっても良い。この場合は、ボルト孔に座繰りを
形成しなくて良い。 (9)これまでの実施形態では、回転抑止用キー部材1
9を筒部側切欠き17と軸部側切欠き18にわたる状態
に嵌め込んで、2本の取付けボルト20によって固定
し、上支持杭A1の筒部1と下支持杭A2の軸部3との
相対回転を防止する例について説明したが、取付けボル
ト20の数は2本のものに限らず、図11に示すよう
に、1本の取付けボルト20で回転抑止用キー部材19
を取付ける構成のものであっても良い。つまり、1本の
取付けボルト20で回転抑止用キー部材19を取付けた
としても、筒部側切欠き17と軸部側切欠き18にわた
る状態に回転抑止用キー部材19を嵌め込んだときの隙
間を少なくすることにより、回転抑止用キー部材19自
体が取付けボルト20を軸芯として揺動するのを防止で
き、筒部側切欠き17との係合を外れ無いようにできる
ため、上支持杭A1と下支持杭A2との相対回転を防止
することが可能となる。そして、取付けボルト20の本
数を減らせる分、回転抑止用キー部材19を取付ける際
の取付け作業の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】柱状体の一部切欠き縦断面図
【図2】柱状体の要部の横断面図
【図3】柱状体の要部における部分拡大横断面図
【図4】柱状体の接続手順を示す要部の縦断面図
【図5】別の実施形態による柱状体の一部切欠き縦断面
【図6】別の実施形態による柱状体の接続手順を示す要
部の縦断面図
【図7】柱状体の要部における部分拡大横断面図
【図8】柱状体の要部における部分拡大横断面図
【図9】柱状体の要部における部分拡大縦断面図
【図10】柱状体の要部における部分拡大横断面図
【図11】別実施形態による柱状体の一部切欠き縦断面
【符号の説明】
1 筒部 3 軸部 6 内向き溝部 7 ボルト孔 8 セットボルト 11 外向き溝部 13 キー部材 13a 分割キー部材 15 覗き孔 15a 雌ねじ 21 孔深さ計測用ゲージ 22 連通孔 23 深さ計測用ゲージ A1 一方の柱状体 A2 他方の柱状体 L1 筒部の軸心 L2 軸部の軸心 X1 一方の柱状体の軸心 X2 他方の柱状体の軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西海 健二 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社内 (72)発明者 大槻 貢 千葉県市川市塩浜1−6 株式会社クボタ 市川工場内 (72)発明者 相和 明男 千葉県市川市塩浜1−6 株式会社クボタ 市川工場内 (72)発明者 青木 功 東京都港区赤坂6丁目13番 7号 株式会 社テノックス内 (72)発明者 堀切 節 東京都港区赤坂6丁目13番 7号 株式会 社テノックス内 Fターム(参考) 2D041 AA02 BA33 CA01 CB06 DB02 DB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の柱状体端部に筒部を設けると共
    に、他方の柱状体端部に軸部を設けて、柱状体軸芯方向
    で隣り合う柱状体の前記筒部と前記軸部とを互いに嵌合
    自在に構成し、前記筒部の内周面に周方向に沿う内向き
    溝部を形成すると共に、前記軸部の外周面に周方向に沿
    う外向き溝部を形成して、前記内向き溝部と外向き溝部
    とに跨って嵌入させることにより前記一方の柱状体と前
    記他方の柱状体とを抜け止め状態に接続可能なキー部材
    を、前記内向き溝部と外向き溝部のうちの何れか一方の
    溝部内に設け、前記筒部の外周面に開口すると共に前記
    内向き溝部に連通するボルト孔と、前記ボルト孔を介し
    た螺入により前記キー部材を出退操作可能なボルトを設
    け、前記筒部と軸部とを嵌合させた状態で前記ボルト孔
    へのボルトの螺入により前記内向き溝部と外向き溝部と
    に跨る状態に前記キー部材を嵌入し、前記筒部と軸部と
    を抜け止め状態に接続可能に構成してある柱状体接続部
    に対して、前記内向き溝部と外向き溝部とに跨る前記キ
    ー部材の嵌入状態を確認する接続状態確認方法であっ
    て、予め、前記筒部外周面に開口し、かつ、前記内向き
    溝部に連通する覗き孔を形成しておいて、前記キー部材
    の嵌入状態を、前記覗き孔を介して目視確認する接続状
    態確認方法。
  2. 【請求項2】 一方の柱状体端部に筒部を設けると共
    に、他方の柱状体端部に軸部を設けて、柱状体軸芯方向
    で隣り合う柱状体の前記筒部と前記軸部とを互いに嵌合
    自在に構成し、前記筒部の内周面に周方向に沿う内向き
    溝部を形成すると共に、前記軸部の外周面に周方向に沿
    う外向き溝部を形成して、前記内向き溝部と外向き溝部
    とに跨って嵌入させることにより前記一方の柱状体と前
    記他方の柱状体とを抜け止め状態に接続可能なキー部材
    を、前記内向き溝部と外向き溝部のうちの何れか一方の
    溝部内に設け、前記筒部の外周面に開口すると共に前記
    内向き溝部に連通するボルト孔と、前記ボルト孔を介し
    た螺入により前記キー部材を出退操作可能なボルトを設
    け、前記筒部と軸部とを嵌合させた状態で前記ボルト孔
    へのボルトの螺入により前記内向き溝部と外向き溝部と
    に跨る状態に前記キー部材を嵌入し、前記筒部と軸部と
    を抜け止め状態に接続可能に構成してある柱状体接続部
    に対して、前記内向き溝部と外向き溝部とに跨る前記キ
    ー部材の嵌入状態を確認する接続状態確認方法であっ
    て、前記ボルト孔内の前記ボルトに接当するまで孔深さ
    計測用ゲージを前記ボルト孔へ挿入して、前記ゲージを
    介した前記ボルト孔への前記ボルトの螺入度合いの計測
    により前記キー部材の嵌入状態を判断する接続状態確認
    方法。
  3. 【請求項3】 一方の柱状体端部に筒部を設けると共
    に、他方の柱状体端部に軸部を設けて、柱状体軸芯方向
    で隣り合う柱状体の前記筒部と前記軸部とを互いに嵌合
    自在に構成し、前記筒部の内周面に周方向に沿う内向き
    溝部を形成すると共に、前記軸部の外周面に周方向に沿
    う外向き溝部を形成して、前記内向き溝部と外向き溝部
    とに跨って嵌入させることにより前記一方の柱状体と前
    記他方の柱状体とを抜け止め状態に接続可能なキー部材
    を、前記内向き溝部と外向き溝部のうちの何れか一方の
    溝部内に設け、前記筒部の外周面に開口すると共に前記
    内向き溝部に連通するボルト孔と、前記ボルト孔を介し
    た螺入により前記キー部材を出退操作可能なボルトを設
    け、前記筒部と軸部とを嵌合させた状態で前記ボルト孔
    へのボルトの螺入により前記内向き溝部と外向き溝部と
    に跨る状態に前記キー部材を嵌入し、前記筒部と軸部と
    を抜け止め状態に接続可能に構成してある柱状体接続部
    に対して、前記内向き溝部と外向き溝部とに跨る前記キ
    ー部材の嵌入状態を確認する接続状態確認方法であっ
    て、前記筒部の外周面に開口すると共に前記内向き溝部
    に連通する連通孔を、前記ボルト孔以外の前記キー部材
    が存在する箇所に形成し、前記連通孔に差込み可能な深
    さ計測用ゲージを設けて、前記キー部材に接当する位置
    まで前記連通孔に前記ゲージを差込んだときの差込量の
    計測により前記キー部材の嵌入状態を判断する接続状態
    確認方法。
  4. 【請求項4】 一方の柱状体の端部にその柱状体の軸心
    と同軸に筒部を設け、他方の柱状体の端部に前記筒部に
    内嵌可能な軸部を設け、前記筒部の内周面に周方向に沿
    う内向き溝部を形成し、前記軸部の外周面に周方向に沿
    う外向き溝部を形成して、 前記筒部に対して前記軸部を内嵌するとともに、前記筒
    部の内向き溝部と軸部の外向き溝部とに跨ってキー部材
    を嵌め込むことにより、前記一方の柱状体と前記他方の
    柱状体とを抜け止め状態で接続可能に構成してある柱状
    体であって、 前記筒部の外周面に開口し、かつ、前記筒部の内向き溝
    部に連通して、前記筒部の外周面の開口から前記筒部の
    内向き溝部内を目視可能な覗き孔が、前記筒部に設けら
    れている柱状体。
  5. 【請求項5】 前記キー部材が、前記筒部の内向き溝部
    ならびに前記軸部の外向き溝部の長手方向に複数に分割
    された分割キー部材で構成され、 前記覗き孔が、それら複数の分割キー部材のそれぞれに
    対応して複数個設けられている請求項4に記載の柱状
    体。
  6. 【請求項6】 前記覗き孔の内周面に雌ねじが設けられ
    ている請求項4または5に記載の柱状体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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