JP2001310696A - エアバッグおよびこのエアバッグを用いたエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグおよびこのエアバッグを用いたエアバッグ装置

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JP2001310696A
JP2001310696A JP2000129777A JP2000129777A JP2001310696A JP 2001310696 A JP2001310696 A JP 2001310696A JP 2000129777 A JP2000129777 A JP 2000129777A JP 2000129777 A JP2000129777 A JP 2000129777A JP 2001310696 A JP2001310696 A JP 2001310696A
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fixed
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tether
retainer
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JP2000129777A
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Noriyuki Kosugi
教之 小杉
Tadahiro Ikawa
忠弘 居川
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Takata Corp
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】膨張形状をより一層早期にかつより一層効果的
に安定化させることができるエアバッグおよびこのエア
バッグを用いたエアバッグ装置を提供する。 【解決手段】テザーストラップ5の中央円形部5aがエ
アバッグ4の乗員側のフロントパネル4aに縫着固定さ
れている。また、テザーストラップ5の腕部5b,5c
の各先端部が締結具10,11によりリテーナ2とリン
グ状エアバッグ固定具8との間に挟持されて堅固に固定
されている。エアバッグ4の膨張展開時に、引っ張り力
がテザーストラップ5からなる引っ張り部材9に作用し
ても、引っ張り部材9の下端部がリテーナ2とリング状
エアバッグ固定具8とに堅固に固定されているので、引
っ張り部材9の下端部は移動しない。したがって、引っ
張り部材9はほとんど揺れ動かなく、しっかりとエアバ
ッグ4の膨張形状を規制し、エアバッグ4の膨張形状が
より一層早期にかつより一層効果的に安定化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、航空機あ
るいは二輪車等の車両に取り付けられて、車両衝突等の
緊急時に膨張して車両の乗員を保護するエアバッグおよ
びこのエアバッグを用いたエアバッグ装置の技術分野に
属し、特に、エアバッグの膨張形状を規制するエアバッ
グ膨張形状規制手段を備えたエアバッグおよびこのエア
バッグを用いたエアバッグ装置の技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車においては、車両衝突時に
乗員がその慣性で移動するのを拘束するシートベルト装
置とともに用いられて、乗員の慣性エネルギを緩和吸収
するエアバッグ装置が設けられている。
【0003】図13は、このようなエアバッグ装置の従
来の一例をエアバッグが膨張展開した状態で示し、
(a)はこのエアバッグ装置の断面図、(b)はこのエ
アバッグ装置のエアバッグを一部切り欠いて示す斜視図
である。図中、1はエアバッグ装置、2は後述するイン
フレータ3の挿通孔を有しかつ車体に取り付けられる図
示しないモジュールカバーに組み付けられるリテーナ、
3はリテーナ2に取り付けられ、車両衝突の検知信号で
作動して反応ガスを発生するインフレータ、4はエアバ
ッグ、4aは乗員に対向する側のエアバッグ4のフロン
トパネル、4bは中心にインフレータ3の挿通孔を有す
る、車体取付側のエアバッグ4のリヤパネル、5はテザ
ーストラップ、6はインフレータ3の挿通孔を有しかつ
テザーストラップ5の端部を固定するテザーストラップ
固定部材、7は後述するエアバッグ固定具8から延出さ
れたボルトに螺合締結されるナット、8は中心にインフ
レータ3の挿通孔を有し、かつインフレータ3の取付フ
ランジ部3aとの間にエアバッグ4のリヤパネル4bの
インフレータ挿通孔の周縁部を挟圧固定する剛体からな
るリング状エアバッグ固定具である。
【0004】エアバッグ4は、フロントパネル4aの周
縁部とリヤパネル4bの周縁部とが気密に縫着されて袋
状に形成され、またフロントパネル4aの中心部に、テ
ザーストラップ5の中央円形部5aが縫着されていると
ともに、リヤパネル4bのインフレータ挿通孔の周縁部
に、テザーストラップ固定部材6の中央円形部6aが互
いのインフレータ挿通孔を整合されて縫着されており、
更にテザーストラップ5の2本の帯状の腕部5b,5c
(図示例では2本であるが、1本以上所定本数が設けら
れている)が、それぞれ、テザーストラップ固定部材6
の2本の腕部6b,6c(同じく図示例では2本である
が、1本以上所定本数が設けられている)に縫着されて
テザーストラップ5がテザーストラップ固定部材6に連
結固定されることにより、構成されている。
【0005】更に、リテーナ2、リヤパネル4b、テザ
ーストラップ固定部材6およびリング状エアバッグ固定
具8がそれぞれ互いのインフレータ挿通孔を整合されて
重ね合わされるとともに、それらのインフレータ挿通孔
にインフレータ3の反応ガス発生部3bを貫通させて反
応ガス放出孔3cがエアバッグ4内に位置するように
し、この状態でリング状エアバッグ固定具8から延出さ
れたボルトのナット7を螺合締結して、インフレータ3
のフランジ部3aとリング状エアバッグ固定具8との間
に、リテーナ2のインフレータ挿通孔の周縁部、リヤパ
ネル4bのインフレータ挿通孔の周縁部およびテザース
トラップ固定部材6のインフレータ挿通孔の周縁部をと
もに挟圧することにより、インフレータ3およびエアバ
ッグ4が固定されている。
【0006】このように構成された従来のエアバッグ装
置1においては、通常時はエアバッグ4、テザーストラ
ップ5およびテザーストラップ固定部材6が小さく折り
畳まれて図示しないモジュールカバー内に収容されてい
る。そして、車両衝突が検知されると、インフレータ3
が作動して反応ガスを発生するとともに、この反応ガス
が反応ガス放出孔3cから放出されることよりエアバッ
グ4が迅速に膨張してモジュールカバーが開放され、エ
アバッグ4が図示のように展開する。このとき、テザー
ストラップ5およびテザーストラップ固定部材6によっ
てエアバッグ4の膨張展開形状が乗員を効果的に受け止
めるように規制される。すなわち、テザーストラップ5
およびテザーストラップ固定部材6にはエアバッグ4の
膨張展開力で引っ張り力が作用することから、これらの
テザーストラップ5およびテザーストラップ固定部材6
は引っ張り部材9からなり、エアバッグ4の膨張形状を
規制するエアバッグ膨張形状規制手段を構成している。
その後、膨張したエアバッグに、慣性で移動してくる乗
員が当接するとともに、エアバッグ4内の反応ガスが図
示しないベントホールから徐々に放出されることによ
り、乗員の慣性エネルギが緩和吸収されて乗員が保護さ
れるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のエアバッグ装置1においては、リヤパネル4bと
テザーストラップ固定部材6との縫着部のうち、インフ
レータ3の中心からみて外側の縫着部Aが、リヤパネル
4bのリテーナ2への固定部(エアバッグ固定具8のボ
ルトとナット7との締結による固定部)Bよりもインフ
レータ3の中心からみて外側に位置している。このた
め、エアバッグ4の膨張展開時に、このエアバッグ4に
図14に矢印で示す展開方向に突出力が作用して縫着部
Aが展開方向に移動してテザーストラップ5が揺れ動く
ので、エアバッグ4は展開方向に振動しながら膨張展開
するようになる。このようにエアバッグ4が振動しなが
ら膨張展開すると、エアバッグ4のエアバッグ膨張形状
が効率よく迅速に安定化されない。
【0008】そこで、従来は、インフレータ3の出力を
上げたり、エアバッグ4を特殊な形で折り畳むことによ
り、エアバッグ膨張形状を迅速に安定化させるようにし
ているが、これらの従来の方法では、それぞれインフレ
ータ3が大型化したり、エアバッグ4の折り畳みが面倒
になって手間がかかるという問題がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、膨張形状をより一層早期
にかつより一層効果的に安定化させることができるエア
バッグおよびこのエアバッグを用いたエアバッグ装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明のエアバッグは、車両衝突等の緊
急時に膨張して車両の乗員を保護するとともに、その膨
張形状を規制するエアバッグ膨張形状規制手段を備えた
エアバッグにおいて、前記エアバッグ膨張形状規制手段
が引っ張り部材からなり、この引っ張り部材の一端がエ
アバッグの一部に固定されているとともに、前記引っ張
り部材の他端がエアバッグ以外の剛体に固定されている
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項2の発明は、前記引っ張り部
材の他端が固定される剛体がエアバッグを取り付けるた
めのリテーナであることを特徴としている。更に、請求
項3の発明は、前記引っ張り部材の他端が固定される剛
体が車両のステアリングホイールであることを特徴とし
ている。更に、請求項4の発明は、前記引っ張り部材の
他端が固定される剛体が車両のステアリングホイールの
エアバッグ装置固定部であり、このステアリングホイー
ルのエアバッグ装置固定部に、前記引っ張り部材の他端
がエアバッグ装置の取り付け部と一緒に固定されている
ことを特徴としている。
【0012】更に、請求項5の発明は、前記引っ張り部
材の一端が乗員に対向する側のエアバッグの部分に固定
されているとともに、前記引っ張り部材の他端がエアバ
ッグに関し乗員と反対側の前記剛体に固定されているこ
とを特徴としている。更に、請求項6の発明は、前記引
っ張り部材の一端が乗員に対向する側のエアバッグの部
分と乗員に対向しない側のエアバッグの部分との間の中
間部分に固定されているとともに、前記引っ張り部材の
他端がエアバッグに関し乗員と反対側の前記剛体に固定
されていることを特徴としている。
【0013】更に、請求項7の発明は、前記引っ張り部
材が、一端が乗員に対向する側のエアバッグの部分に固
定されているとともに、他端がエアバッグに関し乗員と
反対側の前記剛体に固定されている少なくとも1つ引っ
張り部材と、一端が乗員に対向する側のエアバッグの部
分と乗員に対向しない側のエアバッグの部分との間の中
間部分に固定されているとともに、他端がエアバッグに
関し乗員と反対側の前記剛体に固定されている少なくと
も1つ引っ張り部材とからなることを特徴としている。
更に、請求項8の発明は、前記引っ張り部材の一端がエ
アバッグの内側に固定されているとともに、前記引っ張
り部材の他端がエアバッグの排気孔を通してエアバッグ
の外側の剛体に固定されていることを特徴としている。
更に、請求項9の発明のエアバッグ装置は、請求項1な
いし8のいずれか1記載のエアバッグと、このエアバッ
グを膨張させるエアバッグ膨張手段とを少なくとも備え
ていることを特徴としている。
【0014】
【作用】このような構成をした本発明のエアバッグおよ
びエアバッグ装置においては、エアバッグの膨張形状を
規制する引っ張り部材の一端がエアバッグに固定される
とともに、引っ張り部材の他端がエアバッグ以外の剛体
に堅固に固定される。したがって、エアバッグ膨張展開
時に引っ張り部材に、エアバッグ膨張による引っ張り力
が作用しても引っ張り部材の他端は移動しない。これに
より、引っ張り部材自身はほとんど揺れ動かなく、エア
バッグの膨張展開の間終始しっかりとエアバッグの膨張
形状を規制するようになる。これにより、エアバッグの
膨張形状がより一層早期にかつより一層効果的に安定化
されるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明に係るエアバッ
グおよびエアバッグ装置の実施の形態の第1例をエアバ
ッグの膨張展開状態で示す断面図、図2はこの第1例の
エアバッグ装置の分解斜視図である。なお、以下の本発
明の実施の形態の各例の説明において、その例より前に
記載された実施の形態の例および前述の従来例と同じ構
成要素には同じ符号を付すことにより、それらの詳細な
説明は省略する。
【0016】前述の図13に示す従来例のエアバッグ装
置1では、エアバッグ4の膨張形状を規制する引っ張り
部材9が互いに連結固定されたテザーストラップ5とテ
ザーストラップ固定部材6とから構成され、テザースト
ラップ5の中央円形部5aがエアバッグ4のフロントパ
ネル4aの内側に固定され、またテザーストラップ固定
部材6の中央円形部6aがエアバッグ4のリヤパネル4
bに固定されているが、この第1例のエアバッグ4で
は、図1および図2に示すように従来例のエアバッグ4
のテザーストラップ固定部材6が削除されて引っ張り部
材9が従来例のテザーストラップ5のみで構成されてい
るとともに、テザーストラップ5の腕部5b,5cの各
先端部が、ボルト・ナットからなる2個の締結具10,
11を締結することによりリテーナ2とリング状エアバ
ッグ固定具8との間に挟持されて堅固に固定されている
(なお、図示例では腕部5b,5cが2本、締結具10,
11が2個設けられているが、これらはいずれも1つ以
上所定数設けることができる)。
【0017】すなわち、この第1例のエアバッグ4を具
体的に説明すると、図2に詳細に示すように、テザース
トラップ5の腕部5b,5cの各先端部に、締結具10,
11のボルト10a,11aがそれぞれ貫通するボルト
挿通孔5d,5eが穿設されているとともに、リテーナ
2にも、同様に締結具10,11のボルト10a,11a
がそれぞれ貫通するボルト挿通孔2a,2bが穿設され
ている。また、図2には示されていないが、エアバッグ
4のリヤパネル4bのインフレータ挿通孔の周縁部にも
一対のボルト挿通孔が穿設されている。
【0018】図1に示すように従来例と同様にリヤパネ
ル4bのインフレータ挿通孔の周縁部をリテーナ2とリ
ング状エアバッグ固定具8との間に介在させるととも
に、テザーストラップ5の腕部5b,5cの各先端部を
リヤパネル4bとリング状エアバッグ固定具8との間に
介在させる。そして、テザーストラップ5のボルト挿通
孔5d,5eとリヤパネル4bのボルト挿通孔とリテー
ナ2のボルト挿通孔2a,2bとをそれぞれ互いに整合
させた状態で、これらのボルト挿通孔に締結具10,1
1のボルト10a,11aがリング状エアバッグ固定具
8の上方から挿通され、リテーナ2の下方から締結具1
0,11のナット10b,11bがボルト10a,11a
に螺合されかつ締結される。これにより、テザーストラ
ップ5の腕部5b,5cの各先端部、つまり引っ張り部
材9の下端(本発明の引っ張り部材の他端に相当)がリ
テーナ2とリング状エアバッグ固定具8との間に挟持さ
れる。したがって、腕部5b,5cの各先端部がリテー
ナ2とリング状エアバッグ固定具8との間にしっかりと
固定されてこれらの間から抜け出るのを防止されてい
る。その場合、ボルト10a,11aにより、腕部5b,
5cの各先端部がリテーナ2とリング状エアバッグ固定
具8との間から抜け出るのをより一層確実に防止されて
いる。また、リヤパネル4bのインフレータ挿通孔の周
縁部は、前述の従来例と同様に締結具7を締結すること
でリテーナ2とリング状エアバッグ固定具8との間に挟
持される。
【0019】この第1例のエアバッグ装置1では、引っ
張り部材9の上端(本発明の引っ張り部材の他端に相
当)がエアバッグ4のフロントパネル4aに固定される
とともに、リテーナ2およびリング状エアバッグ固定具
8がともに剛体で形成されていることから、引っ張り部
材9の下端がエアバッグ4以外の剛体に挟持されて堅固
に固定されることになる。更に、このようにインフレー
タ3およびエアバッグ4が取り付けられたリテーナ2
に、エアバッグモジュールカバー19が折り畳まれたエ
アバッグ4を覆うようにしてリベット17締めにより固
定して、エアバッグモジュールつまりエアバッグ装置1
が完成される。この第1例のエアバッグ4の他の構成お
よびエアバッグ装置1の他の構成は、前述の従来例と同
じである。
【0020】次に、このように構成された第1例のエア
バッグ装置1の作動について、図3に示す作動のフロー
を用いて説明する。図3に示す作動フローにおいて、ま
ずステップS1でセンサが車両の衝突等のきわめて大き
な衝撃を検知すると、ステップS2でエアバッグ制御コ
ンピュータがエアバッグ点火信号を発信する。すると、
ステップS3でエアバッグモジュール(エアバッグ装置
1)のインフレータ3のスクィブが点火され、インフレ
ータ3が反応ガスを発生する。これにより、ステップS
4でインフレータ3から発生した反応ガスによってエア
バッグ4が膨張展開する。このとき、ステップS5でエ
アバッグ4の膨張形状規制部材である引っ張り部材9が
エアバッグ4の突出方向の動きを規制してエアバッグ4
の膨張形状を所定の形状に規制する。そして、ステップ
S6で膨張途中もしくは膨張を完了したエアバッグ4に
慣性で移動してくる乗員が衝突し、続いてステップS7
でエアバッグのベントホール(排気孔)から反応ガスを
徐々に排気することにより、乗員の衝撃エネルギを吸収
緩和し、乗員を保護する。
【0021】このように第1例のエアバッグ4およびエ
アバッグ装置1においては、インフレータ3からの反応
ガスでエアバッグ4が膨張展開したとき、エアバッグ4
の膨張展開による引っ張り力が引っ張り部材9に作用す
るが、エアバッグ4の膨張形状を規制する引っ張り部材
9の上端部がエアバッグ4のフロントパネル4aに固定
されるとともに、引っ張り部材9の下端部がエアバッグ
4以外の剛体(リテーナ2およびリング状エアバッグ固
定具8)に挟持されて堅固に固定されることから、この
ような引っ張り力が引っ張り部材9に作用しても引っ張
り部材9の下端部は移動しない。したがって、エアバッ
グ4の膨張展開時に引っ張り部材9はそれ自身ほとんど
揺れ動かなく、エアバッグ4の膨張展開の間終始しっか
りとエアバッグ4の膨張形状を規制するようになる。こ
れにより、エアバッグ4の膨張形状がより一層早期にか
つより一層効果的に安定化されるようになる。
【0022】また、従来のようなエアバッグ4の特殊な
折り畳み方法を用いなくても済み、エアバッグ4の折り
畳み方法の自由度を高めることができるとともに、エア
バッグ装置1の設計自由度を高めることができ、しかも
製造コストを低減できる。更に、引っ張り部材9の他端
をエアバッグ装置1のリテーナ2に固定しているので、
車体に取り付けられる前の、エアバッグ4、インフレー
タ3およびエアバッグモジュールカバー19がリテーナ
2に取り付けられたエアバッグモジュールの状態で引っ
張り部材9を取付完了することができる。したがって、
このように引っ張り部材9の他端をエアバッグ4以外の
リテーナ2に固定するようにしても、製品として完了し
たエアバッグモジュールを従来のエアバッグ装置1のエ
アバッグモジュールと変わりなく取り扱うことができ
る。そして、慣性により移動してくる乗員を安定した膨
張形状のエアバッグ4によって効果的に受け止めること
ができて、乗員の慣性エネルギを緩和吸収して乗員がよ
り効果的に保護できるようになる。この第1例のエアバ
ッグ4の他の作用効果は、前述の従来例と同じである。
【0023】図4は本発明の実施の形態の第2例をエア
バッグの膨張展開状態で示す、図1と同様の断面図であ
る。図4に示すように、この第2例のエアバッグ4で
は、前述の第1例のエアバッグ4におけるエアバッグ4
の膨張形状を規制する引っ張り部材9に加えて、更に膨
張形状を規制する引っ張り部材9を構成する2本のテザ
ーストラップ12,13が設けられている(なお、図示
例ではテザーストラップ12,13が2本設けられてい
るが、これらはテザーストラップ5の腕部(5b,5c
に相当)の本数以下の任意の本数設けることができ
る)。つまり、第2例のエアバッグ4におけるエアバッ
グ4の膨張形状を規制する引っ張り部材9は、テザース
トラップ5,12,13によって構成されている。
【0024】これらのテザーストラップ12,13はそ
れぞれテザーストラップ5の各腕部5b,5cと同様に
帯状に形成されている。そして、テザーストラップ1
2,13の各一端部は、それぞれテザーストラップ5の
各腕部5b,5cに縫着により連結されているととも
に、テザーストラップ12,13の各他端部は、フロン
トパネル4aとリヤパネル4bとの縫着部に一緒に縫着
されて固定されている。つまり、テザーストラップ1
2,13の各他端部は、乗員に対向する側のエアバッグ
4のフロントパネル4aと乗員に対向しない側のエアバ
ッグ4のリヤパネル4bとの間の中間部分に堅固に固定
されている。
【0025】また、この第2例のエアバッグ装置1で
は、第1例の締結具10,11が削除されていて、テザ
ーストラップ5における各腕部5b,5cの下端部は、
リヤパネル4bのインフレータ挿通孔の周縁部をリテー
ナ2にエアバッグ固定具8から延出されたボルトにナッ
ト7を螺合締結することにより、リテーナ2とリング状
エアバッグ固定具8との間に挟持されている。すなわ
ち、リヤパネル4bのインフレータ挿通孔の周縁部と腕
部5b,5cの下端部とが一緒にリテーナ2とリング状
エアバッグ固定具8との間に挟持されている。このと
き、各腕部5b,5cの下端部に第1例と同様にボルト
挿通孔5d,5eが穿設され、これらのボルト挿通孔5
d,5eにエアバッグ固定具8のボルトが挿通されるこ
とは言うまでもない。このように構成された第2例のエ
アバッグ4およびエアバッグ装置1の他の構成は第1例
と同じである。このように構成された第2例のエアバッ
グ4においては、テザーストラップ5の腕部5b,5c
とテザーストラップ12,13とによって、エアバッグ
4の乗員方向の動きとこの乗員方向と直交する方向の動
きをともにより効果的に規制できる。この第2例の他の
作用効果は第1例とほぼ実質的に同じである。
【0026】図5は本発明の実施の形態の第3例をエア
バッグの膨張展開状態で示す、図1と同様の断面図であ
る。前述の図4に示す第2例では、テザーストラップ5
が中央円形部5aと2本の帯状の腕部5b,5cとから
1つの部材で構成されているが、図5に示すように、こ
の第3例のエアバッグ4では、第2例のテザーストラッ
プ5の中央円形部5aが削除されていて、2本の帯状の
腕部5b,5cがそれぞれ別体に帯状のテザーストラッ
プとして構成されている。すなわち、帯状の腕部5b,
5cからなる2本のテザーストラップ5b,5c(以
下、この第3例の説明では、説明の便宜上これらのテザ
ーストラップに符号5b,5cを付して説明する)の各
上端部がいずれもフロントパネル4aに縫着されてお
り、また、これらのテザーストラップ5b,5cの各下
端部が、前述の第2例の腕部5b,5cと同様にエアバ
ッグ固定具8のボルトにナット7を螺合締結することに
より、リテーナ2とリング状エアバッグ固定具8との間
に挟持されて堅固に固定されている。
【0027】また、第2例では2本の帯状のテザースト
ラップ12,13の各一端がそれぞれテザーストラップ
5の各腕部5b,5cに縫着されているが、この第3例
のエアバッグ4では、第2例のテザーストラップ12,
13の各一端が、2本のテザーストラップ5b,5cの
各下端部と同様に締結具7を締結することにより、リテ
ーナ2とリング状エアバッグ固定具8との間に挟持され
て堅固に固定されている。このとき、各テザーストラッ
プ12,13の各一端にそれぞれボルト挿通孔が穿設さ
れ、これらのボルト挿通孔に締結具7のボルトが挿通さ
れることは言うまでもない。このように構成された第3
例のエアバッグ4およびエアバッグ装置1の他の構成は
第2例と同じであるとともに、この第3例の作用効果も
第2例とほぼ実質的に同じである。
【0028】図6は本発明の実施の形態の第4例をエア
バッグの膨張展開状態で示す、図1と同様の断面図、図
7はこの第4例のエアバッグ装置の分解斜視図である。
前述の第1ないし第3例のエアバッグ装置1では、いず
れもエアバッグ4の内側に設けられているが、この第4
例のエアバッグ装置1では、図6および図7に示すよう
にエアバッグ4の膨張形状を規制する引っ張り部材であ
る4本の帯状のテザーストラップ14,15,16(な
お、図7には3本のテザーストラップ14,15,16し
か示されていないが、インフレータ挿通孔の中心に関し
テザーストラップ15と反対側にもテザーストラップが
設けられており、このテザーストラップは後述する図9
に示す第6例のエアバッグ4では符号22で示されてい
る)がエアバッグ4の外側に設けられている(なお、図
示例では4本のテザーストラップ14,15,16を設け
ているが、これに限定されることなく1本以上所定本数
のテザーストラップを同様に設けることができる)。
【0029】すなわち、この第4例のエアバッグ装置1
では、前述の図1に示す第1例のエアバグッグ4の内側
に設けられているテザーストラップ5が削除されてお
り、4本の帯状のテザーストラップ14,15,16の各
一端部がそれぞれエアバッグ4のリヤパネル4bの外側
に縫着されて固定されている。その場合、この第4例の
エアバッグ装置1では、所定本数のテザーストラップ1
4,15,16の各一端部がフロントパネル4aとリヤパ
ネル4bとの縫着部の近傍位置に縫着されて固定されて
いる。これらのテザーストラップ14,15,16の各一
端部の固定部は、エアバッグ4の側部でフロントパネル
4aとリヤパネル4bとの間のエアバッグ4の中間部位
となっている。
【0030】また、テザーストラップ14,15,16の
各他端部にはそれぞれリベット17が挿通されるリベッ
ト挿通孔18が穿設されているとともに、モジュールカ
バー19にもリベット17が挿通されるリベット挿通孔
20が穿設されており、更に、リテーナ2にもリベット
17が挿通されるリベット挿通孔21が穿設されてい
る。そして、図6に示すように各テザーストラップ1
4,15,16の各他端部がリテーナ2とモジュールカバ
ー19との間にそれぞれの対応するリベット挿通孔1
8,20,21を互いに整合されて介在されるとともに、
これらのリベット挿通孔18,20,21にリベット17
を挿通させかつリベット締めすることにより、各テザー
ストラップ14,15,16の各他端部はリテーナ2とモ
ジュールカバー19との間に挟持されて堅固に固定され
ている。こうして、この第4例のエアバッグ4ではエア
バッグ4の膨張形状を規制する引っ張り部材9はテザー
ストラップ14,15,16により構成されている。この
第4例のエアバッグ4およびエアバッグ装置1の他の構
成は第1例と同じである。
【0031】このように構成された第4例のエアバッグ
装置1においては、エアバッグ4の膨張展開時にエアバ
ッグ4の膨張展開による引っ張り力がリヤパネル4bか
ら引っ張り部材9に作用するようになるが、このように
引っ張り力が引っ張り部材9に作用しても引っ張り部材
9の下端部は移動しない。したがって、第1例と同様に
引っ張り部材9はエアバッグ4の膨張展開の間終始しっ
かりとエアバッグ4の膨張形状を規制するようになる。
また、引っ張り部材9の一端をエアバッグ4の中間部位
に固定し、また引っ張り部材9の他端をエアバッグ4に
関し乗員と反対側の剛体であるリテーナ2とモジュール
カバー19との間に固定しているので、エアバッグ4の
中間部分の動きをより効果的に規制できる。この第4例
のエアバッグ4およびエアバッグ装置1の他の作用効果
は第1例と同じである。
【0032】図8は本発明の実施の形態の第5例をエア
バッグの膨張展開状態で示す、図6と同様の断面図であ
る。前述の図6および図7に示す第4例では、所定本数
のテザーストラップ(14,15,16)の各一端部がエ
アバッグ4のリヤパネル4bの外側に縫着されて固定さ
れているが、この第5例のエアバッグ装置1では、この
第4例の所定本数のテザーストラップ(14,15,1
6)の各一端部がエアバッグ4のフロントパネル4aの
外側で、フロントパネル4aとリヤパネル4bとの縫着
部の近傍位置に縫着されて固定されている。これらのテ
ザーストラップ(14,15,16)の各一端部の固定部
は、エアバッグ4の側部でフロントパネル4aとリヤパ
ネル4bとの間のエアバッグ4の中間部位となってい
る。なお、第4例のエアバッグ4に対してこの第5例の
エアバッグ4には、前述の図13(a)および(b)に
示す従来例のテザーストラップ5およびテザーストラッ
プ固定部材6も引っ張り部材9として併用されている
が、これらのテザーストラップ5およびテザーストラッ
プ固定部材6は省略することもできる。
【0033】この第5例のエアバッグ4およびエアバッ
グ装置1の他の構成は第4例と同じである。また、第5
例のエアバッグ4およびエアバッグ装置1の作用効果
は、第4例に対してエアバッグ4の膨張展開時に引っ張
り力がフロントパネル4aから各テザーストラップ(1
4,15,16)に加えられることが異なるだけで、実質
的に第4例と同じである。
【0034】図9は本発明の実施の形態の第6例を示
し、(a)はエアバッグの膨張展開状態で示す、図8と
同様の断面図、(b)はこの第6例のエアバッグを分解
して部分的に示す分解斜視図である。前述の第5例のエ
アバッグ装置1では、所定本数のテザーストラップ(1
4,15,16)の各一端部がエアバッグ4のフロントパ
ネル4aに、フロントパネル4aとリヤパネル4bとの
縫着部より乗員側で縫着されているが、この第6例のエ
アバッグ4では、図9(a)および(b)に示すように
所定本数のテザーストラップ(14,15,16)の各一
端部がエアバッグ4のフロントパネル4aに、フロント
パネル4aとリヤパネル4bとの縫着部より乗員側と反
対側で縫着されている。
【0035】すなわち、フロントパネル4aには、リヤ
パネル4bとの縫着部より外側に突出するようにして所
定数(エアバッグ4の外側に設けられるテザーストラッ
プと同数;図示例では4個)の耳部4a1〜4a4がそれ
ぞれ形成されている。これらの耳部4a1〜4a4に、各
テザーストラップ14,15,16,22の各一端部(図
ではテザーストラップ14,15の一端部14a,15a
のみが示されている)がそれぞれ縫着固定されている。
そして、フロントパネル4aとリヤパネル4bとが縫着
され、かつフロントパネル4aの耳部4a1〜4a4と各
テザーストラップ14,15,16,22の各一端部とが
縫着された状態では、耳部4a1〜4a4と各テザースト
ラップ14,15,16,22との縫着部がフロントパネ
ル4aとリヤパネル4bとの縫着部より乗員側と反対側
に位置するようになっている。なお、この第6例のエア
バッグ4では、第5例のエアバッグ4のテザーストラッ
プ5およびテザーストラップ固定部材6に代えて、前述
の図5に示す第3例のテザーストラップ5の腕部5b,
5cも引っ張り部材9として併用されているが、これら
の腕部5b,5cは省略することもできる。
【0036】また、図9(a)には第6例のモジュール
カバー19が車両のステアリングホイール23に固定さ
れることが示されているが、これに限定されるものでは
なく、このモジュールカバー19は車体の所定位置に固
定することができる。この第6例のエアバッグ4および
エアバッグ装置1の他の構成は第5例と同じである。ま
た、第6例のエアバッグ4およびエアバッグ装置1の作
用効果は、第5例に対してエアバッグ4の膨張展開時に
引っ張り力がフロントパネル4aとリヤパネル4bとの
縫着部より乗員と反対側の位置でフロントパネル4aか
ら各テザーストラップ14,15,16,22に加えられ
ることが異なるだけで、実質的に第5例と同じである。
【0037】図10は本発明の実施の形態の第7例を示
し、(a)は折り畳む前のエアバッグの断面図、(b)
はこのエアバッグを折り畳んだ状態でかつモジュールカ
バーが取り付けられる前の状態で示すエアバッグ装置の
断面図、(c)は(b)に示す状態のエアバッグ装置の
斜視図、(d)はモジュールカバーが取り付けられた状
態で示すエアバッグ装置の斜視図であり、また、図11
はこの第7例のエアバッグの膨張展開作動を示し、
(a)は膨張展開前のエアバッグ装置の断面図、(b)
はエアバッグの膨張展開動作の途中の過程を示す断面
図、(c)はエアバッグが完全に膨張展開した状態を示
す断面図である。
【0038】前述の図5に示す第3例では、2本の帯状
の腕部5b,5cからなるテザーストラップ5b,5cの
各上端部がフロントパネル4aの内側に縫着固定され、
またテザーストラップ5b,5cの各下端部がリテーナ
2とリング状エアバッグ固定具8との間に挟持されてい
るが、この第7例のエアバッグ4では、図10(a)に
示すように2本の帯状の腕部5b,5cからなるテザー
ストラップ5b,5c(以下、この第7例の説明でも、
説明の便宜上これらのテザーストラップに符号5b,5
cを付して説明する)の各上端部が第3例と同様にフロ
ントパネル4aの内側に縫着固定されているが、これら
のテザーストラップ5b,5cは、エアバッグ4のリヤ
パネル4bに穿設された、膨張展開したエアバッグ4に
乗員が当接した後エアバッグ4の反応ガスを放出する排
気孔であるベントホール4b1,4b2を通してエアバッ
グ4の外側に延出されている。
【0039】テザーストラップ5b,5cの各下端部は
折り曲げられて補強されているとともに、この折り曲げ
端部にボルト挿通孔5d,5eが穿設されている。そし
て、図10(b)および(c)に示すようにインフレー
タ3が取り付けられたリテーナ2に、エアバッグ4のイ
ンフレータ挿通孔の周縁部が前述と同様にエアバッグ固
定具8のボルトとナット7との螺合締結で固定された後
エアバッグ4が折り畳まれ、更に、図10(d)に示す
ように折り畳まれたエアバッグ4がモジュールカバー1
9で覆われるとともに、このモジュールカバー19の取
付フランジ部19a〜19dがリテーナ2に取り付けら
れる。このとき、エアバッグ4からベントホール4b1,
4b2を通して外に延び出したテザーストラップ5b,5
cは、モジュールカバー19の各取付フランジ部19a
〜19dの4角の各隙間19e〜19hを通って延び出
している。
【0040】図10(d)に示すこの第7例のエアバッ
グ装置1は、図11(a)に示すように車両の例えばス
テアリングホイール23に取り付けられるが、このと
き、エアバッグ4内から外に延び出したテザーストラッ
プ5b,5cの折り曲げ端部は、それぞれそれらのボル
ト挿通孔5d,5eにボルト・ナットからなる締結具2
4,25のボルトが挿通されナットで締結することによ
り、剛体であるステアリングホイール23に堅固に固定
される。したがって、テザーストラップ5b,5cから
なるこの第7例の引っ張り部材9は、エアバッグ4に関
し乗員と反対側の剛体に固定されるようになる。この第
7例のエアバッグ装置1の他の構成は、図5に示す第3
例のテザーストラップが削除される以外は、この第3例
と同じである。
【0041】このように構成されたこの第7例のエアバ
ッグ装置1においては、通常時は図11(a)に示すよ
うにエアバッグ4が折り畳まれた状態となっている。車
両衝突が検知されてインフレータ3が作動し、インフレ
ータ3からの反応ガスによりエアバッグ4が膨張展開す
る。このとき、図11(b)に示すようにエアバッグ4
はその膨張力でモジュールカバー23を開放して膨張展
開し、その後、図11(c)に示すようにエアバッグ4
は完全に膨張展開する。
【0042】そして、エアバッグ4の膨張展開時にエア
バッグ4の膨張展開による引っ張り力がフロントパネル
4aから引っ張り部材9であるテザーストラップ5b,
5cに作用するようになるが、このように引っ張り力が
引っ張り部材9に作用しても引っ張り部材9の下端部
(テザーストラップ5b,5cのステアリングホイール
23との取付端部)は移動しない。したがって、前述の
各例と同様に引っ張り部材9はエアバッグ4の膨張展開
の間終始しっかりとエアバッグ4の膨張形状を規制する
ようになる。
【0043】また、引っ張り部材9の他端がステアリン
グホイール23に固定されているので、エアバッグモジ
ュールの大きさより広い範囲でこの引っ張り部材9の他
端を固定することができる。これにより、エアバッグ4
の膨張形状をより一層安定化させることができる。更
に、引っ張り部材9の一端を乗員に対向する側のエアバ
ッグ4のフロントパネル4aに固定し、また引っ張り部
材9の他端をエアバッグ4に関し乗員と反対側の剛体の
ステアリングホイール23に固定しているので、エアバ
ッグ4のフロントパネル4aの動きをより効果的に規制
できる。更に、引っ張り部材9の一端をエアバッグ4の
内側に固定しているとともに、引っ張り部材9の他端を
エアバッグ4のベントホール4b1,4b2を通してエア
バッグ4の外側の剛体であるステアリングホイール23
に固定しているので、引っ張り部材9の他端を広い範囲
で固定することができ、エアバッグ4の固定をより安定
できるので、エアバッグ4の膨張形状の安定化をより一
層確実に実現できる。この第7例のエアバッグ装置1の
他の作用効果は第3例と同じである。
【0044】図12は本発明の実施の形態の第8例を示
し、(a)はエアバッグの膨張展開状態で示すエアバッ
グ装置を示す、図9(a)と同様の断面図、(b)はこ
のエアバッグのテザーストラップに取り付けられたスト
ラップ固定用アンカーを示す斜視図である。前述の図1
0および図11に示す第7例では、テザーストラップ5
b,5cの折り曲げ端部がそれぞれ単独でステアリング
ホイール23に固定されているが、この第8例のエアバ
ッグ装置1では、図12に示すようにテザーストラップ
5b,5cの下端部とリテーナ2とがそれぞれステアリ
ングホイール23に共締めで固定されている。
【0045】すなわち、図12(a)に示すようにテザ
ーストラップ5b,5cの下端部には、それぞれストラ
ップ固定用アンカー26,27が取り付けられている。
図12(b)に示すようにストラップ固定用アンカー2
6は「く」の字状に屈曲された平板からなり、テザース
トラップ挿通孔26aとボルト挿通孔26bとがそれぞ
れ穿設されている。テザーストラップ挿通孔26aにテ
ザーストラップ5b,5cの下端部が挿通されかつ折り
曲げられた後縫着することにより、ストラップ固定用ア
ンカー26がテザーストラップ5bの下端部に取り付け
られている。また、図示しないが、同様にストラップ固
定用アンカー27もストラップ固定用アンカー26とま
ったく同じに形成され、同じようにしてテザーストラッ
プ5bの下端部に取り付けられている。
【0046】そして、ステアリングホイール23に立設
されたステー23a,23bの間に、リテーナ2の取付
フランジ部2c,2dが嵌合されるとともに、ステー2
3a,23bの取付フランジ部2c,2dと反対側にスト
ラップ固定用アンカー26,27がそれぞれ当てがわれ
る。この状態で、ストラップ固定用アンカー26,27
はそれぞれボルト・ナットからなる締結具28,29の
締結によってリテーナ2とともにステー23a,23b
に共締めされて固定されている。このとき、締結具2
8,29の各ナットはリテーナ2の取付フランジ部2c,
2dに溶接等により予め固定されていて、締結具28,
29の各ボルトが挿通しやすくされている。
【0047】なお、図示例では、ステー23a,23b
の間にリテーナ2の取付フランジ部2c,2dが嵌合さ
れるようになっているが、リテーナ2の取付フランジ部
2c,2dの間にステー23a,23bが嵌合されるよう
にすることもできる。この場合には、締結具28,29
の各ナットはステー23a,23bに溶接等により予め
固定されるようにするとともに、リテーナ2の取付フラ
ンジ部2c,2dにストラップ固定用アンカー26,27
がそれぞれ当てがわれるようになる。
【0048】このように構成されたこの第8例のエアバ
ッグ装置1によれば、引っ張り部材9の他端をエアバッ
グモジュールのリテーナ2と共にステアリングホイール
23に共締めしているので、引っ張り部材9の組付工数
を増大させることなく、引っ張り部材9を含むエアバッ
グモジュールを従来のエアバッグモジュールの組付工数
とほぼ同じ工数で組み付けることができる。この第8例
のエアバッグ装置1の他の構成は第7例と同じである。
また、この第8例のエアバッグ装置1の他の作用効果も
実質的に第7例と同じである。
【0049】なお、この第1ないし第8例の各エアバッ
グ4のテザーストラップのうち、それぞれ任意のいくつ
かのテザーストラップを組み合わせて併用することもで
きる。その場合、テザーストラップの組合は多々あるこ
とは言うまでもない。また、テザーストラップの設置本
数は任意の数設定することができる。また、エアバッグ
装置1はステアリングホイール23以外の車体の他の所
定位置に設けることができるとともに、テザーストラッ
プもステアリングホイール23以外の車体の他の剛体に
固定することもできる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし8の各発明のエアバッグによれば、エアバッグ
の膨張形状を規制するエアバッグ膨張形状規制手段であ
る引っ張り部材の他端をエアバッグ以外の剛体に固定し
て、エアバッグ膨張展開時にエアバッグ膨張による引っ
張り力が作用しても、この引っ張り部材がほとんど揺れ
動かないようにしているので、引っ張り部材によりエア
バッグの膨張展開の間終始しっかりとエアバッグの膨張
形状を規制することができる。これにより、エアバッグ
の膨張形状をより一層早期にかつより一層効果的に安定
化できるようになる。したがって、従来のようなエアバ
ッグの特殊な折り畳み方法を用いなくても済み、エアバ
ッグの折り畳み方法の自由度を高めることができる。
【0051】特に、請求項2の発明によれば、引っ張り
部材の他端をエアバッグ装置のリテーナに固定している
ので、車体に取り付けられる前の、エアバッグ、インフ
レータおよびエアバッグモジュールカバーがリテーナに
取り付けられたエアバッグモジュールの状態で引っ張り
部材を取付完了することができる。したがって、このよ
うに引っ張り部材の他端をエアバッグ以外のリテーナに
固定するようにしても、製品として完了したエアバッグ
モジュールを従来のエアバッグ装置のエアバッグモジュ
ールと変わりなく取り扱うことができる。
【0052】更に、請求項3の発明によれば、引っ張り
部材の他端をステアリングホイールに固定しているの
で、エアバッグモジュールの大きさより広い範囲でこの
引っ張り部材の他端を固定することができる。これによ
り、エアバッグの膨張形状をより一層安定化させること
ができる。更に、請求項4の発明によれば、引っ張り部
材の他端をエアバッグモジュールのリテーナと共にステ
アリングホイールに共締めしているので、引っ張り部材
の組付工数を増大させることなく、引っ張り部材を含む
エアバッグモジュールを従来のエアバッグモジュールの
組付工数とほぼ同じ工数で組み付けることができる。
【0053】更に、請求項5の発明によれば、引っ張り
部材の一端を乗員に対向する側のエアバッグの部分に固
定し、また引っ張り部材の他端をエアバッグに関し乗員
と反対側の剛体に固定しているので、乗員に対向する側
のエアバッグの部分の動きをより効果的に規制できる。
更に、請求項6の発明によれば、引っ張り部材の一端を
乗員に対向する側のエアバッグの部分と乗員に対向しな
い側のエアバッグの部分との間の中間部分に固定し、ま
た引っ張り部材の他端をエアバッグに関し乗員と反対側
の剛体に固定しているので、エアバッグの中間部分の動
きをより効果的に規制できる。
【0054】更に、請求項7の発明によれば、一端を乗
員に対向する側のエアバッグの部分に固定しかつ他端を
エアバッグに関し乗員と反対側の剛体に固定した引っ張
り部材を設けるとともに、一端を乗員に対向する側のエ
アバッグの部分と乗員に対向しない側のエアバッグの部
分との間の中間部分に固定しているとともに、他端をエ
アバッグに関し乗員と反対側の剛体に固定した引っ張り
部材を設けているので、エアバッグの乗員方向の動きと
この乗員方向と直交する方向の動きをともにより効果的
に規制できる。
【0055】更に、請求項8の発明によれば、引っ張り
部材の一端をエアバッグの内側に固定しているととも
に、引っ張り部材の他端をエアバッグの排気孔を通して
エアバッグの外側の剛体に固定しているので、引っ張り
部材の他端を広い範囲で固定することができ、エアバッ
グの固定をより安定できるので、エアバッグの膨張形状
の安定化をより一層確実に実現できる。
【0056】更に、請求項9の発明のエアバッグ装置に
よれば、請求項1ないし8のいずれか1記載のエアバッ
グを用いているので、エアバッグの膨張形状をより一層
早期にかつより一層効果的に安定化できるとともに、エ
アバッグの折り畳み方法の自由度を高めることができる
ことから、設計自由度を高めることができしかも製造コ
ストを低減できるエアバッグ装置が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエアバッグおよびエアバッグ装
置の実施の形態の第1例をエアバッグの膨張展開状態で
示す断面図である。
【図2】 図1に示す第1例のエアバッグ装置の分解斜
視図である。
【図3】 図1に示す第1例のエアバッグ装置1の作動
のフローを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の第2例をエアバッグの
膨張展開状態で示す、図1と同様の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の第3例をエアバッグの
膨張展開状態で示す、図1と同様の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の第4例をエアバッグの
膨張展開状態で示す、図1と同様の断面図である。
【図7】 図6に示す第4例のエアバッグ装置の分解斜
視図である。
【図8】 本発明の実施の形態の第5例をエアバッグの
膨張展開状態で示す、図6と同様の断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態の第6例を示し、(a)
はエアバッグの膨張展開状態で示す、図8と同様の断面
図、(b)はこの第6例のエアバッグを分解して部分的
に示す分解斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態の第7例を示し、(a)
は膨張展開状態で示すエアバッグの断面図、(b)はこ
のエアバッグを折り畳んだ状態でかつモジュールカバー
が取り付けられる前の状態で示すエアバッグ装置の断面
図、(c)は(b)に示す状態のエアバッグ装置の斜視
図、(d)はモジュールカバーが取り付けられた状態で
示すエアバッグ装置の斜視図である。
【図11】図10に示す第7例のエアバッグの膨張展開
作動を示し、(a)は膨張展開前のエアバッグ装置の断
面図、(b)はエアバッグの膨張展開動作の途中の過程
を示す断面図、(c)はエアバッグが完全に膨張展開し
た状態を示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の第8例を示し、(a)
はエアバッグの膨張展開状態で示すエアバッグ装置を示
す、図9(a)と同様の断面図、(b)はこのエアバッ
グのテザーストラップに取り付けられたストラップ固定
用アンカーを示す斜視図である。
【図13】従来のエアバッグ装置の一例をエアバッグが
膨張展開した状態で示し、(a)はこのエアバッグ装置
の断面図、(b)はこのエアバッグ装置のエアバッグを
一部切り欠いて示す斜視図である。
【図14】図13に示す従来のエアバッグ装置における
エアバッグの膨張展開動作を説明する図である。
【符号の説明】
1…エアバッグ装置、2…リテーナ、3…インフレー
タ、4…エアバッグ、4a…フロントパネル、4b…リ
ヤパネル、5,12,13,14,15,16,22…テザー
ストラップ、6…テザーストラップ固定部材、7…ナッ
ト、8…リング状エアバッグ固定具、9…引っ張り部材
(エアバッグ膨張形状規制手段)、10,11,24,2
5,28,29…締結具、18,20,21…リベット挿通
孔、19…モジュールカバー、23…ステアリングホイ
ール、26,27…ストラップ固定用アンカー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両衝突等の緊急時に膨張して車両の乗
    員を保護するとともに、その膨張形状を規制するエアバ
    ッグ膨張形状規制手段を備えたエアバッグにおいて、 前記エアバッグ膨張形状規制手段が引っ張り部材からな
    り、この引っ張り部材の一端がエアバッグの一部に固定
    されているとともに、前記引っ張り部材の他端がエアバ
    ッグ以外の剛体に固定されていることを特徴とするエア
    バッグ。
  2. 【請求項2】 前記引っ張り部材の他端が固定される剛
    体がエアバッグを取り付けるためのリテーナであること
    を特徴とする請求項1記載のエアバッグ。
  3. 【請求項3】 前記引っ張り部材の他端が固定される剛
    体が車両のステアリングホイールであることを特徴とす
    る請求項1記載のエアバッグ。
  4. 【請求項4】 前記引っ張り部材の他端が固定される剛
    体が車両のステアリングホイールのエアバッグ装置固定
    部であり、このステアリングホイールのエアバッグ装置
    固定部に、前記引っ張り部材の他端がエアバッグ装置の
    取り付け部と一緒に固定されていることを特徴とする請
    求項1記載のエアバッグ。
  5. 【請求項5】 前記引っ張り部材の一端が乗員に対向す
    る側のエアバッグの部分に固定されているとともに、前
    記引っ張り部材の他端がエアバッグに関し乗員と反対側
    の前記剛体に固定されていることを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1記載のエアバッグ。
  6. 【請求項6】 前記引っ張り部材の一端が乗員に対向す
    る側のエアバッグの部分と乗員に対向しない側のエアバ
    ッグの部分との間の中間部分に固定されているととも
    に、前記引っ張り部材の他端がエアバッグに関し乗員と
    反対側の前記剛体に固定されていることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか1記載のエアバッグ。
  7. 【請求項7】 前記引っ張り部材は、 一端が乗員に対向する側のエアバッグの部分に固定され
    ているとともに、他端がエアバッグに関し乗員と反対側
    の前記剛体に固定されている少なくとも1つ引っ張り部
    材と、 一端が乗員に対向する側のエアバッグの部分と乗員に対
    向しない側のエアバッグの部分との間の中間部分に固定
    されているとともに、他端がエアバッグに関し乗員と反
    対側の前記剛体に固定されている少なくとも1つの引っ
    張り部材とからなることを特徴とする請求項1ないし4
    のいずれか1記載のエアバッグ。
  8. 【請求項8】 前記引っ張り部材の一端がエアバッグの
    内側に固定されているとともに、前記引っ張り部材の他
    端がエアバッグの排気孔を通してエアバッグの外側の剛
    体に固定されていることを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれか1記載のエアバッグ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1記載のエ
    アバッグと、このエアバッグを膨張させるエアバッグ膨
    張手段とを少なくとも備えていることを特徴とするエア
    バッグ装置。
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