JP2001310660A - シート・リフタ - Google Patents

シート・リフタ

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JP2001310660A
JP2001310660A JP2000131419A JP2000131419A JP2001310660A JP 2001310660 A JP2001310660 A JP 2001310660A JP 2000131419 A JP2000131419 A JP 2000131419A JP 2000131419 A JP2000131419 A JP 2000131419A JP 2001310660 A JP2001310660 A JP 2001310660A
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート・リフタが最上位置や最下位置で操作
レバーが上あるいは下に無理に操作される際、リフタ・
デバイスの破損を未然に防止できて乗降時、乗員の不快
感を防止する。 【解決手段】 レバー本体2およびグリップ22に分割
され、そのレバー本体21の先端23およびそのグリッ
プ22の根元24の片方の側面25,26にU字状ばね
溝27,28を開口させ、その両U字状ばね溝27,2
8の溝端29,30を互いに向き合わせてそのレバー本
体21のその先端23およびそのグリップ22のその根
元24で互いにヒンジ結合されて組み立てられ、そし
て、そのレバー本体21で出力軸16上にまわり止めさ
れて支持される操作レバー17と、板幅方向に反る形状
の細長い薄板ばね37がその反り側板面38を外側に
し、そして、そのレバー本体21およびグリップ22の
そのU字状ばね溝27,28内にまたがって輪状に適宜
に重ね巻きされてほぐれ止めされるトルク・リミッタ1
8とを有するラチェット機構12を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の関係する分野】この発明は、長い操作レバーで
操作されてシートを上下に調整可能にするシート・リフ
タに関する。
【0002】
【背景技術】この種のシート・リフタでは、操作レバー
が長く、そして、リフタ・デバイスに入る荷重/トルク
も大きくなるので、最上位置や最下位置、すなわち、こ
れ以上移動しない状態でさらにその操作レバーが上にあ
るいは下に無理に操作しようとすると、そのデバイスが
破損することがある。また、乗車、降車時にうっかりそ
の操作レバーに負荷してしまうと、そのシート・リフタ
は勝手に操作されてしまう。さらには、その最下位置で
乗車あるいは降車する際、うっかりその操作レバーに負
荷してしまうと、そのデバイスが破損することがある。
その場合、乗員には、異物感、所謂、不快感を与えるこ
とにもなる。かと言ってその操作レバーが下方に配置さ
れると、操作性が損われてしまう。
【0003】
【発明の課題】この発明の課題は、シートが最上位置あ
るいは最下位置で操作レバーが上あるいは下に無理に操
作される際、リフタ・デバイスの破損を未然に防止でき
て乗降時、乗員の不快感を防止するところのシート・リ
フタの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】この発明は、
レバー本体およびグリップに分割され、そのレバー本体
の先端およびそのグリップの根元の片方の側面にU字状
ばね溝を開口させ、その両U字状ばね溝の溝端を互いに
向き合わせてそのレバー本体のその先端およびそのグリ
ップのその根元で互いにヒンジ結合されて組み立てら
れ、そして、そのレバー本体で出力軸上にまわり止めさ
れて支持される操作レバーと、板幅方向に反る形状の細
長い薄板ばねがその反り側板面を外側にし、そして、そ
のレバー本体およびグリップのそのU字状ばね溝内にま
たがって輪状に適宜に重ね巻きされてほぐれ止めされる
トルク・リミッタとを有するラチェット機構を備え、そ
して、シートが最上位置に上げられあるいは最下位置に
下げられてさらにその操作レバーが上あるいは下に無理
に操作されようとすると、そのトルク・リミッタが、そ
の薄板ばねを平にたわませ、そして、その操作レバーの
そのグリップに折れ動作を与えることによってレバー入
力をカットする。
【0005】
【具体例の説明】以下、特定されて図示された具体例に
基づいて、この発明のシート・リフタを説明するに、図
1ないし図3は、乗用車のドライバ・シートに活用され
るところのこの発明のシート・リフタの具体例10を部
分的に示し、そして、このシート・リフタ10は、ブレ
ーキ軸11を含んで通常に組み立てられるリフタ本体
と、ラチェット機構12とで構成され、そして、そのド
ライバ・シートに組み込まれる。
【0006】そのラチェット機構12は、出力軸16,
上げ側歯(図示せず)および下げ側歯(図示せず)を有
するラチェット・セクタ・ギア(図示せず)、送りギア
/ワンウェイ・ギア(図示せず)、ニュートラル・スプ
リング(図示せず)、操作レバー17、およびトルク・
リミッタ18で組み立てられ、そして、ベース・プレー
ト14およびドラム15で組み立てられるケーシング1
3を用いてその出力軸16およびそのブレーキ軸11で
そのケーシング13内にそのラチェット・セクタ・ギ
ア、送りギア、およびニュートラル・スプリングをユニ
ットにまとめている。さらに具体的には、その出力軸1
6は、そのケーシング13に通されて回転可能に支持さ
れ、そのラチェット・セクタ・ギアは、そのケーシング
13内においてその出力軸16上にまわり止めされて支
持され、その送りギアは、そのケーシング13に回転可
能に通されてそのケーシング13内にあるそのブレーキ
軸11の一端上にまわり止めされて支持され、そして、
そのラチェット・セクタ・ギアのその上げ側歯および下
げ側歯にかみ合わせ可能にされ、そして、そのニュート
ラル・スプリングは、そのケーシング13内においてス
プリング端をそのベース・プレート14およびラチェッ
ト・セクタ・ギアに止めてそのラチェット・セクタ・ギ
アを中立位置に戻し可能にする。
【0007】その操作レバー17は、レバー本体21お
よびグリップ22に分割され、そのレバー本体21の先
端23およびそのグリップ22の根元24の片方の側面
25,26にU字状ばね溝27,28を開口させ、その
両U字状ばね溝27,28の溝端29,30を互いに向
き合わせてワイヤ33でそのレバー本体21のその先端
23およびそのグリップ22のその根元24を互いにヒ
ンジ結合して組み立てられ、そして、そのレバー本体2
1でその出力軸16上にまわり止めされて支持される。
そのレバー本体21は、ボス31にセレーション付き軸
穴32を開口し、その軸穴32をその出力軸16のセレ
ーション付き先端19にはめ合わせてまわり止めされ、
さらに、ボルト34でその出力軸16に締め付けられて
抜け止めされ、そして、その出力軸16のその先端19
に同軸線的に固定的に連結される。また、そのU字状ば
ね溝27,28は、図3に示されたようにあご35,3
6を備えてそのトルク・リミット18を外に飛び出せな
いようにしている。
【0008】そのトルク・リミッタ18は、板幅方向に
反る形状の細長い薄板ばね37がその反り側板面38を
外側にし、そして、そのレバー本体21およびグリップ
22のそのU字状ばね溝27,28内にまたがって輪状
に複数回重ね巻きされてリベット39でほぐれ止めされ
る。その薄板ばね37は、その操作レバー17からその
出力軸16に入る荷重/トルクを設定し、そして、過負
荷を防止する。そして、その薄板ばね37のその重ね巻
き回数は、その設定荷重/トルクに応じてばね力で決定
される。
【0009】また、このシート・リフタ10のそのラチ
ェット機構12において40はボス・カバーである。
【0010】したがって、その操作レバー17が上に操
作されると、そのシート・リフタ10はそのドライバ・
シートを簡単に上げ、また、その操作レバー17が下に
操作されると、そのシート・リフタ10はそのドライバ
・シートを簡単に下げ、そして、そのシート・リフタ1
0が最上位置にそのドライバ・シートを上げあるいは最
下位置にそのドライバ・シートを下げたところで、すな
わち、これ以上移動できない状態でさらにその操作レバ
ー17が上あるいは下に無理に操作されると、その際の
その操作レバー17からその出力軸16に入る荷重/ト
ルクがそのトルク・リミッタ18、すなわち、その複数
回重ね巻きされた薄板ばね37による設定荷重/トルク
を越えているので、そのトルク・リミッタ18が、その
薄板ばね37を平にたわませ、そして、その操作レバー
17のそのグリップ22に折れさせる。また、その操作
レバー17が自由に置かれると、その薄板ばね37が反
った形状に戻るので、その操作レバー17のそのグリッ
プ22はその薄板ばね37の復元力でそのレバー本体2
1の延長線上に戻される。すなわち、そのグリップ22
は復元される。
【0011】そのように、そのトルク・リミッタ18
が、その薄板ばね37を平にたわませ、そして、そのグ
リップ22に折れ動作を与え、そして、その操作レバー
17からそのリフタ本体に入る荷重/トルク、すなわ
ち、レバー入力をカットする。その結果、そのシート・
リフタ10においてデバイス・メカニズムの破損が未然
に防止され、また、乗降時に乗員がうっかりその操作レ
バー17に負荷してもその乗員に与えられる不快感が防
止される。勿論、その操作レバー17はそのドライバ・
シートの下方に設ける必要もなくその操作レバー17に
操作性が確保される。
【0012】先に図面を参照して説明されたところのこ
の発明の特定された具体例から明らかであるように、こ
の発明の属する技術の分野における通常の知識を有する
者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(na
ture)および本質(substance)に由来
し、そして、それらを内在させると客観的に認められる
別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容
は、その発明の課題に相応し(be commensu
rate with)、そして、その発明の成立に必須
である。
【0013】
【発明の便益】上述から理解されるように、この発明の
シート・リフタは、レバー本体およびグリップに分割さ
れ、そのレバー本体の先端およびそのグリップの根元の
片方の側面にU字状ばね溝を開口させ、その両U字状ば
ね溝の溝端を互いに向き合わせてそのレバー本体のその
先端およびそのグリップのその根元で互いにヒンジ結合
されて組み立てられ、そして、そのレバー本体で出力軸
上にまわり止めされて支持される操作レバーと、板幅方
向に反る形状の細長い薄板ばねがその反り側板面を外側
にし、そして、そのレバー本体およびグリップのそのU
字状ばね溝内にまたがって輪状に適宜に重ね巻きされて
ほぐれ止めされるトルク・リミッタとを有するラチェッ
ト機構を備えるので、この発明のシート・リフタでは、
シートが最上位置に上げられあるいは最下位置に下げら
れてさらにその操作レバーが上あるいは下に無理に操作
されようとすると、そのトルク・リミッタがその薄板ば
ねを平にたわませ、そして、その操作レバーのそのグリ
ップに折れ動作を与え、その操作レバーからリフタ本体
に入る荷重/トルク、すなわち、レバー入力がそのトル
ク・リミッタでカットされ、デバイス・メカニズムの破
損が未然に防止され、乗降時に乗員がうっかりその操作
レバーに負荷してもその乗員に与えられる不快感が防止
され、そして、その操作レバーがシートの下方に設ける
必要もなくその操作レバーに操作性が確保され、その結
果、自動車シートにとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用車のドライバ・シートに活用されるところ
のこの発明のシート・リフタの具体例においてラチェッ
ト機構を示した分解斜視図である。
【図2】無負荷状態で操作レバーおよびトルク・リミッ
タを示した側面図である。
【図3】図2の3−3線に沿って示した断面図である。
【符号の説明】
11 ブレーキ軸 12 ラチェット機構 16 出力軸 17 操作レバー 18 トルク・リミッタ 21 レバー本体 22 グリップ 27 U字状ばね溝 28 U字状ばね溝 37 薄板ばね 38 反り側板面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバー本体およびグリップに分割され、
    そのレバー本体の先端およびそのグリップの根元の片方
    の側面にU字状ばね溝を開口させ、その両U字状ばね溝
    の溝端を互いに向き合わせてそのレバー本体のその先端
    およびそのグリップのその根元で互いにヒンジ結合され
    て組み立てられ、そして、そのレバー本体で出力軸上に
    まわり止めされて支持される操作レバーと、板幅方向に
    反る形状の細長い薄板ばねがその反り側板面を外側に
    し、そして、そのレバー本体およびグリップのそのU字
    状ばね溝内にまたがって輪状に適宜に重ね巻きされてほ
    ぐれ止めされるトルク・リミッタとを有するラチェット
    機構を備えるシート・リフタ。
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WO2014077389A1 (ja) * 2012-11-19 2014-05-22 テイ・エス テック株式会社 操作レバー、シート装置及び操作部構造
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