JP2001310623A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2001310623A
JP2001310623A JP2000129303A JP2000129303A JP2001310623A JP 2001310623 A JP2001310623 A JP 2001310623A JP 2000129303 A JP2000129303 A JP 2000129303A JP 2000129303 A JP2000129303 A JP 2000129303A JP 2001310623 A JP2001310623 A JP 2001310623A
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air
outside air
vehicle
refrigerant
pressure
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JP2000129303A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Asada
浩之 浅田
Tokihiko Mizushima
祝彦 水島
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用空調装置において、所要コストを抑制
しながら良好な空調作用を行えるようにする。 【解決手段】 車両用空調装置において、クーリングユ
ニット1内に内外気切換えバルブ2とエバポレータ4下
流側のエアサーモセンサ5とが設けられ、コントローラ
12は、冷媒回路の高圧側に設置された高圧センサ9が
検出する冷媒圧力に応じて、冷媒コンプレッサ7のオン
オフ切換えを制御するエアサーモセンサ5検出の冷気温
度を調整すると共に、上記冷媒圧力が設定値以上のとき
は、外気導入モードが選択されていても、内外気切換え
バルブ2を強制的に内気循環モードへ切り換えるよう制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内外気切換えや冷
媒コンプレッサの負荷制御を低コストで行うことのでき
る車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両における従来のオートマチック式空
調装置では、外気温度センサ、日射センサ、室内温度セ
ンサ、室内温度設定スイッチ、内外気切換えスイッチ
等、多数の機器からの出力に応じて空調負荷を予測し、
冷媒コンプレッサの稼動をオンオフ制御するエアサーモ
センサの温度を自動的に調整しているが、この場合に
は、比較的高価な機器を必要とするためコストが増大す
ることは避けられず、また、内外気切換えや冷媒コンプ
レッサ負荷の設定をマニュアルで行う車両用空調装置に
あっては、機器の手動操作が面倒であるばかりでなく、
機器の操作を的確に行わないと、無駄な冷媒コンプレッ
サ負荷によって動力損失を招くおそれがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車両用空調
装置において、所要コストを抑制しながら良好な空調作
用を行えるようにしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車両用空調装置は、内気循環モード及び外気導入モー
ドのいずれかを選択する内外気切換え手段と、冷媒回路
の高圧側圧力を検出する高圧センサと、冷却用エバポレ
ータの下流側に設けられたエアサーモセンサと、上記高
圧センサが検出した上記圧力に基づいて、上記内外気切
換え手段の内外気切換え制御及び上記エアサーモセンサ
が検出した冷気温度を仲介とする空調負荷制御を行う制
御手段と、をそなえている。
【0005】すなわち、この空調装置においては、高圧
センサが検出した冷媒圧力に基づいて、制御手段が、内
外気切換え手段による内外気切換え制御を行うと共に、
冷気温度を仲介として空調負荷制御を行ってエバポレー
タから流出する冷気温度を調整することにより、良好な
空調作用を容易に行わせることができる一方、使用する
機器は既存の内外気切換え手段、高圧センサ及びエアサ
ーモセンサをそのまま流用することができて、比較的高
価なものを必要としないため、コストを容易に低く抑制
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形
態例について説明する。図1において、車両の室内側に
配置されたクーリングユニット1には、クーリングユニ
ット1へ内気を循環、もしくは、外気を導入させるため
の内外気切換えバルブ2と、ブロア3と、冷却用エバポ
レータ4と、エバポレータ4の下流側に設けられたエア
サーモセンサ5とが設けられ、車両のエンジンルーム内
側に配置されたコンプレッサ7で圧縮された冷媒がコン
デンサ8により凝縮された後、エバポレータ4へ導かれ
て蒸発することにより、ブロア3でエバポレータ4へ送
給された吸気が冷却されて冷気となり、車室内へ供給さ
れる。
【0007】また、エアサーモセンサ5の出力信号と、
冷媒回路の高圧側に設置されて冷媒圧力を検出する高圧
センサ9の出力信号と、内外気切換えスイッチ10の内
外気切換え信号と、室温調整スイッチ11の冷却負荷信
号とがコントローラ12へ送られ、内外気切換えバルブ
2及びコンプレッサ7がコントローラ12によって次の
ように制御される。
【0008】すなわち、乗員による内外気切換えスイッ
チ10の操作によりクーリングユニット1が内気循環モ
ードに設定されて空調装置が稼動しているときは、内外
気切換えスイッチ10からの信号に応じてコントローラ
12が内外気切換えバルブ2を内気循環モードに制御
し、かつ、室温調整スイッチ11の冷却負荷信号に応じ
てコントローラ12がコンプレッサ7の負荷を制御し、
ブロア3によりクーリングユニット1内へ吸い込まれた
内気がエバポレータ4で冷却されて、車室内へ冷気とし
て再循環させられる。
【0009】一方、乗員による内外気切換えスイッチ1
0の操作によりクーリングユニット1が外気導入モード
に設定されて空調装置が稼動しているとき、高圧センサ
9の検出する冷媒圧力Pが上昇している場合には図2に
実線で示されているように、冷媒圧力Pが設定圧力P0
以下であれば、内外気切換えスイッチ10からの信号に
応じてコントローラ12が内外気切換えバルブ2を外気
導入モードに制御し、ブロア3によりクーリングユニッ
ト1内へ外気が吸い込まれる。
【0010】この場合、冷媒圧力Pが比較的低いP1 以
下のI区域にあり、すなわち、外気が低温であれば、エ
アサーモセンサ5により検出されてコンプレッサ7をオ
ンオフ切換え制御する冷気温度tは比較的低いt1 (例
えば3.2〜4.3°C)に設定され、窓ガラスの曇り
防止が図られる。
【0011】また、冷媒圧力PがP1 〜P2 のII区域に
あり、すなわち、外気が中温であれば、冷気温度tは比
較的高いt2 (例えば10.2〜11.2°C)に設定
されて、コンプレッサ7の負荷が比較的低く保持され
る。
【0012】さらに、冷媒圧力PがP2 〜P3 の III区
域にあれば、冷気温度tはt1 とt2 との中間温度t3
に一旦設定されるが、冷媒圧力PがP3 〜P0 のIV区域
にあり、すなわち、外気が比較的高温であれば、冷気温
度tは比較的低いt1 (例えば3.2〜4.2°C)に
設定され、コンプレッサ7の負荷を増加させて車室内の
冷却が強化される。
【0013】しかしながら、冷媒圧力Pが設定圧力P0
以上のV区域にあり、すなわち、外気が高温であれば、
乗員による内外気切換えスイッチ10の操作によりクー
リングユニット1が外気導入モードに設定されていて
も、コントローラ12が内外気切換えバルブ2を強制的
に内気循環モードへ制御し、従って、ブロア3によりク
ーリングユニット1内へ内気が吸い込まれて、冷気温度
tは比較的低いt1 に保持されることとなる。
【0014】他方、乗員による内外気切換えスイッチ1
0の操作によりクーリングユニット1が外気導入モード
に設定されて空調装置が稼動しているとき、高圧センサ
9の検出する冷媒圧力Pが下降している場合には図2に
破線で示されているように、冷媒圧力PがP3 以上のIV
区域及びV区域であれば、コントローラ12が内外気切
換えバルブ2を強制的に内気循環モードへ制御し、従っ
て、ブロア3によりクーリングユニット1内へ内気が吸
い込まれることとなると共に、冷気温度tは比較的低い
t1 に設定されて、コンプレッサ7の負荷増加により車
室内の冷却が強化されるが、冷媒圧力PがP3 以下とな
れば、内外気切換えスイッチ10からの信号に応じてコ
ントローラ12が内外気切換えバルブ2を外気導入モー
ドに制御し、ブロア3によりクーリングユニット1内へ
外気が吸い込まれる。
【0015】この場合、冷媒圧力PがP2 〜P3 の III
区域及びIV区域にあれば、冷気温度tは比較的低いt1
に維持され、IV区域及びV区域の場合と同様にコンプレ
ッサ7の負荷を増加させて車室内の冷却が強化される。
【0016】また、冷媒圧力PがP1 〜P2 のII区域に
あれば、冷気温度tは比較的高いt2 に設定されて、コ
ンプレッサ7の負荷が比較的低く保持される。
【0017】さらに、冷媒圧力PがP1 以下のI区域内
であっても、P4 〜P1 のVI区域にあれば、冷気温度t
はt1 とt2 との中間温度t3 に一旦設定されるが、冷
媒圧力PがP4 以下のVII 区域にあれば、冷気温度tは
比較的低いt1 に設定されて、窓ガラスの曇り防止が図
られる。
【0018】なお、コントローラ9による内外気切換え
バルブ2の上記内外気切換え制御状態は、車両の運転席
におけるインジケータにそれぞれ表示されていると共
に、乗員がリヤデフォッガモードまたはデフロストモー
ドを選択した場合には、内外気切換えスイッチ10によ
る内外気切換え指示及び冷媒圧力Pの高低に関係なく、
コントローラ9が内外気切換えバルブ2を外気導入モー
ドに制御し、かつ、冷気温度tを比較的低いt1 に設定
して、窓ガラスの曇り防止が容易となるように構成され
ている。
【0019】また、空調装置としての始動時には冷気温
度tを最初に比較的低いt1 へ設定して、始動から一定
時間(例えば10秒)経過後に高圧センサ9で冷媒圧力
Pの検出を開始するようにし、さらに、空調装置の稼動
中にコンプレッサ7が冷気温度tに基づきオンオフ切換
え制御されている場合、コンプレッサ7が再起動すると
きには、その再起動時から一定時間(例えば5秒)経過
後に高圧センサ9で冷媒圧力Pの検出を開始するように
して、それぞれ冷媒圧力Pの的確な検出が可能となるよ
うにされている。
【0020】上記車両用空調装置にあっては、高圧セン
サ9により検出された冷媒圧力Pに基づいて、エアサー
モセンサ5により検出された冷気温度tでコンプレッサ
7をオンオフ切換え制御すると共に、コントローラ12
が内外気切換えバルブ2を制御して内気循環モードまた
は外気導入モードとするので、車室内の良好な空調作用
を容易に行わせることができる。
【0021】しかも、エバポレータ4への着氷を防止す
るためエバポレータ4の下流側に元々設けられているエ
アサーモセンサ5や、冷媒回路の異常を検出する安全装
置の一部として通常設置されている高圧センサ9と、既
存の内外気切換えバルブ2等をそのまま流用することが
できて、比較的高価な機器を付加的に必要としないと共
に、所要機器も少数ですませることができるので、空調
装置としてのコストを容易に低く抑制することができる
実用的な長所がある。
【0022】また、内外気切換えスイッチ10の操作に
よりクーリングユニット1が外気導入モードに設定され
ていても、冷媒圧力Pが高くて外気温度が高い場合に
は、コントローラ12が内外気切換えバルブ2を強制的
に内気循環モードへ制御することにより、高温の外気が
クーリングユニット1内へ取り込まれることは防止さ
れ、空調後の車室内空気がクーリングユニット1内へ取
り込まれる結果、コンプレッサ7の負荷を比較的低く保
持させることができるので、省エネルギを容易に実現で
きることとなって、車両の燃費向上に資することが可能
となる。
【0023】さらに、コンプレッサ7をオンオフ切換え
制御する冷気温度tをt1 からt2の間で変化させる場
合、冷媒圧力Pの上昇時と下降時との間に、図2の III
区域及びVI区域でそれぞれP3 −P2 及びP1 −P4 の
偏差をもたせて、ヒステレシスの影響を緩和するように
しているので、安定した空調負荷の制御を行わせること
ができる。
【0024】
【発明の効果】本発明にかかる車両用空調装置にあって
は、既存の機器を利用して空調作用を行わせることがで
きるので、良好な空調作用を比較的簡単に実現可能であ
る一方、所要コストを容易に低く抑制することができる
実用的特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略配置図。
【図2】上記実施形態例の作用説明図。
【符号の説明】
1 クーリングユニット 2 内外気切換えバルブ 4 エバポレータ 5 エアサーモセンサ 7 コンプレッサ 9 高圧センサ 12 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気循環モード及び外気導入モードのい
    ずれかを選択する内外気切換え手段と、冷媒回路の高圧
    側圧力を検出する高圧センサと、冷却用エバポレータの
    下流側に設けられたエアサーモセンサと、上記高圧セン
    サが検出した上記圧力に基づいて、上記内外気切換え手
    段の内外気切換え制御及び上記エアサーモセンサが検出
    した冷気温度を仲介とする空調負荷制御を行う制御手段
    と、をそなえた車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記制御手段が上記
    空調負荷制御に対する上記冷気温度の閾値を調整する車
    両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、上記
    制御手段は上記内外気切換え手段により外気導入モード
    が選択されているときに限って上記空調負荷制御を行う
    車両用空調装置。
JP2000129303A 2000-04-28 2000-04-28 車両用空調装置 Pending JP2001310623A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074366A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Denso Corp 車両用空調装置
JP2008137533A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Sanden Corp 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074366A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Denso Corp 車両用空調装置
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