JP2001309857A - 連続自動式フライヤーのカス取り装置 - Google Patents

連続自動式フライヤーのカス取り装置

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JP2001309857A
JP2001309857A JP2000132593A JP2000132593A JP2001309857A JP 2001309857 A JP2001309857 A JP 2001309857A JP 2000132593 A JP2000132593 A JP 2000132593A JP 2000132593 A JP2000132593 A JP 2000132593A JP 2001309857 A JP2001309857 A JP 2001309857A
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conveyor
oil tank
removing device
fryer
continuous automatic
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Shinji Kiyatake
真 司 喜屋武
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KISAMITSU MACHINE KK
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KISAMITSU MACHINE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨房などの狭い場所に設置しても、余分なス
ペースを必要とせず調理、作業の邪魔にならずに、作業
性を向上させ揚げカスを連続的に且つ安全に除去するこ
とが可能な連続自動式フライヤーのカス取り装置を提供
する。 【解決手段】 連続自動式フライヤー10において、油
槽底部12aと搬送コンベア26の下方コンベア26b
との間に、搬送コンベアの下方コンベアの送りによっ
て、油槽底部と搬送コンベアの下方コンベアとの間に生
じる上流側方向への流れと、下方コンベアーに付設した
かき寄せ部材の働きによって、油槽の上流側へと集積す
る揚げカスを、油槽底部よりカス排出コンベア75に設
けた掬い羽根部材77によって掬い上げて、油槽外部へ
と取り出すカス取り装置60を、そのカス排出コンベア
の搬送方向が搬送コンベアと押さえコンベアの搬送方向
に対して平行となるように、油槽の食材投入部13上流
側に付設するとともに、前記掬い羽根部材77に多数の
孔87を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類、野菜、肉
類などの食材を、天ぷら、フライなどの揚げ物にするた
めの連続的かつ自動的に製造するための連続自動式フラ
イヤーのカス取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エビ、タコ、魚などの魚介
類、さつまいもなどの野菜、牛肉、豚肉などの食材を、
天ぷら、フライなどの揚げ物にするために、連続的かつ
自動的に製造するための連続自動式フライヤーが用いら
れている。このような連続自動式フライヤー100で
は、図13〜図15に示したような構造となっている。
【0003】油を加熱するためのエネルギー源としてガ
ス燃焼、電気ヒーター、蒸気などが用いられるが、本説
明は電気加熱式の方式を一例として掲げる。すなわち、
架台101上に天ぷら油などの揚油が収容された油槽1
02が設置されており、連続自動式フライヤー100の
上流側には、フライ処理するための食材を油槽102内
部に投入するための食材投入部103が設けられてい
る。投入された食材は、図13において左側、矢印A方
向へと搬送されるようになっている。
【0004】そして、投入された食材は、駆動モータ1
06によって同期して駆動される搬送コンベア107と
押さえコンベア108との間にて、油槽102の中を下
流側に搬送される。なお、搬送コンベア107と押さえ
コンベア108は金属ネットコンベアで構成されてい
る。この際、搬送コンベア107の上方コンベアと下方
コンベアとの間には、シーズヒータなどの電気加熱管1
09が配設されており、揚油の温度が揚げ物の種類、大
きさに応じた温度に加熱され、サーモスタットなどの制
御装置によって一定の温度に維持されるようになってい
る。これによって、食材が、油槽102に収容され加熱
された揚油中を、搬送コンベア107と押さえコンベア
108との間にて下流側に搬送される間に、加熱された
揚油にてフライ処理されるようになっている。
【0005】そして、搬送コンベア107と押さえコン
ベア108の下流末端側には、食材搬出部111が設け
られており、揚油にてフライ処理された食材は、油槽1
02から段階的に離反するように配設された搬送コンベ
ア107と押さえコンベア108の下流末端部分107
c,108cによって、油槽中の揚油から取り出され、
さらに搬送コンベア107c上を搬送されて、シュート
112を介して、別途設けられた製品収容コンテナなど
(図示せず)に天ぷら、フライとして収容されるように
なっている。
【0006】ところで、このような連続自動式フライヤ
ー100にあっても、食材を天ぷら、フライとするため
に、予めパン粉などによって処理された食材を用いて、
揚油にてフライ処理するために、パン粉、食材などのい
わゆる揚げカスが、油槽102中の揚油中に発生して、
油槽102の底部102aに沈殿する。このような、揚
げカスが揚油中に残留する場合には、揚油の品質の低下
につながり、その結果、フライ処理された製品自体の品
質の低下を招来することにつながる。
【0007】また、連続自動式フライヤーによっては、
ガス式フライヤーが用いられているが、この場合には、
油槽102をその底部102aを下方より外部からガス
にて加熱して、揚油を加熱するため、油槽102の底部
102aに揚げカスが滞留する。このような油槽102
の底部に沈殿する揚げカスを処理するために、従来の連
続自動式フライヤー100では、図13に示したよう
に、搬送コンベア107の下方コンベア107bが、下
流側から上流側へと移動するに伴って生じる揚油の流れ
Bと、コンベヤーに付設したかき寄せ部材によって、油
槽102の底部102aと搬送コンベア107の下方コ
ンベア107bとの間に沈殿する揚げカスが、下流側か
ら上流側へと集積されるようになっている。
【0008】そして、このように上流側に集積された揚
げカスは、投入部上流側の油槽102に形成された補助
油槽113に入り、補助油槽113に配設されたカス取
り装置114によって、油槽102から外部へ排出され
るようになっている。すなわち、このカス取り装置11
4は、図15に示したように、補助油槽113の底部に
搬送コンベア107の下方に配設され、その搬送方向
が、搬送コンベア107、および押さえコンベア108
と直角の方向となるように配設されたチェーンコンベア
からなるカス排出コンベア115から構成されている。
そして、このカス排出コンベア115には、スクレッパ
ー116が設けられており、このスクレッパーによっ
て、補助油槽113に入り排出コンベア115上に沈
殿、集積した揚げカスが、駆動モータ117の駆動によ
って駆動される排出コンベア115の送りによって、油
槽102から取り出され、シュート118を介して、別
途設けられた揚げカス収容容器(図示せず)に収容され
るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
連続自動式フライヤー100は、一般に、業務用とし
て、調理場に設置されるのが通常である。しかしなが
ら、このような連続自動式フライヤー100では、カス
取り装置114がフライヤー本体よりも幅及び高さ方向
に突出して設けられているため、投入口まわりの操作性
を著しく阻害し、設置スペースが狭い場所では、通路を
狭めること等になり、作業の邪魔になり、且つチェーン
の巻き込み等のおそれがないとはいえない。
【0010】また、前述したような従来の連続自動式フ
ライヤー100では、カス取り装置114を、分解、清
掃などのメンテナンスを行うために、フライヤー本体よ
り取り外す場合があるが、カス取り装置が、補助油槽1
13の幅方向に広がるカス排出コンベア115を具備し
ているので、長くかさばるため、その取り外し作業が困
難であり、特に、厨房などの狭い場所では非常に困難な
作業である。
【0011】本発明は、このような実情に鑑み、連続自
動式フライヤーにおいて、厨房などの狭い場所に設置し
ても、通路などに余分なスペースを必要とせず調理、作
業の邪魔にならずに、むしろ操作性を向上させ揚げカス
を連続的に、しかも安全に除去することが可能な連続自
動式フライヤーのカス取り装置を提供することを目的と
する。
【0012】また、本発明は、分解、清掃などのメンテ
ナンスを行うために、フライヤー本体よりカス取り装置
を取り外す場合にも、カス取り装置がコンパクトで、ス
ペースを必要とせず、簡単に取り外しができる連続自動
式フライヤーのカス取り装置を提供することを目的とす
る。さらに、本発明は、カス取り装置を持ち上げたとき
に、油を十分に切ることのできる連続自動式フライヤー
のカス取り装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、カス取り装置で揚げカス
を連続的に除去するに際し、揚げカスを確実に取り除く
ことができる連続自動式フライヤーのカス取り装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
および目的を達成するために発明なされたものであっ
て、本発明の連続自動式フライヤーのカス取り装置は、
連続的に投入される食材を、油槽内部にその長手方向に
上下に一定間隔離間して配設され、同期して駆動される
搬送コンベアと押さえコンベアとの間で下流側に搬送し
て、油槽内を下流側に搬送される間に油槽内に収容加熱
されたフライ油にて食材が連続的にフライ処理されるよ
うに構成した連続自動式フライヤーにおいて、前記油槽
底部と搬送コンベアの下方コンベアとの間に、前記搬送
コンベアの下方コンベアの送りによって、前記油槽底部
と搬送コンベアの下方コンベアとの間に生じる上流側方
向への流れと、下方コンベアに付設したかき寄せ部材に
よって、油槽の上流側へと集積する揚げカスを、油槽底
部よりカス排出コンベアに設けた掬い羽根部材によって
掬い上げて、油槽外部へと取り出すカス取り装置を、そ
のカス排出コンベアの駆動軸方向が前記搬送コンベアと
押さえコンベア等の駆動軸方向に対して平行となるよう
に、前記油槽の食材投入部上流側に付設するとともに、
前記掬い羽根部材に多数の孔を形成したことを特徴とし
ている。
【0015】このような本発明の連続自動式フライヤー
のカス取り装置によれば、カス取り装置を、そのカス排
出コンベアの駆動軸方向が、搬送コンベアと押さえコン
ベア等の駆動軸方向に対して平行となるように、油槽の
食材投入部上流側に付設してあるので、カス取り装置
が、フライヤー本体の幅方向には突出しないので、余分
なスペースが不要で、調理作業の操作性を向上させ、連
続的に且つ安全に揚げカスを除去することが可能であ
る。さらに、掬い羽根部材に、多数の孔が形成されてい
るので、揚げカスを掬い羽根部材で上方に搬送する際
に、揚げカスに付着している油を十分に除き去ることが
できる。
【0016】また、本発明は、前記カス取り装置が、前
記油槽に脱着自在に付設されていることを特徴としてい
る。これにより、分解、清掃などのメンテナンスを行う
ために、フライヤー本体よりカス取り装置を取り外す場
合にも、簡単に取り外すことが可能となる。また、本発
明は、前記カス取り装置の前記排出コンベアを支持して
いる下方フレーム部分に多数の孔を形成したことを特徴
としている。
【0017】これにより、カス取り装置を取り外す場合
であっても、排出コンベアに付着している油を速やかに
落下させることができる。また、油槽内に設置されてい
る状態では、下方フレーム部分にも油の流れが生じるの
で、揚げカスを掬い羽根部材に案内し易くなる。さら
に、本発明は、前記カス取り装置の搬送域上部にかき板
を設置し、このかき板により、前記掬い羽根部材によっ
て搬送域上部に案内されてくる揚げカスを強制的にかき
取るようにしたことを特徴としている。
【0018】これにより、上方に案内されてきた固着状
の揚げカスでも、掬い羽根部材から確実にかき取ること
ができる。また、本発明では、前記カス取り装置の上部
を、取り外し自在のカバーテーブルで覆うとともに、こ
のカバーテーブルの上面を、作業台として構成すること
が好ましい。
【0019】このような構成であれば、食材投入部の上
方を有効利用することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明のカス取り装置が備えられた連続自動式フライヤー
全体の正面図、図2は、図1の連続自動式フライヤーの
上面図、図3は、図1の連続自動式フライヤーのC方向
矢視図、図4は、図1の連続自動式フライヤーの要部上
面図、図5は、図4のE方向矢視図、図6は、図4のE
−E線での断面図、図7は、本発明のカス取り装置を連
続自動式フライヤーに装着した状態を示す縦断面図、図
8は、図7の拡大図、図9は、図8のI−I線での断面
図、図10は、図9のJ−J線での断面図である。
【0021】図1〜図3において、本発明のカス取り装
置が備えられた連続自動式フライヤー10は、架台11
上に天ぷら油などの揚油が収容された油槽12が設置さ
れている。連続自動式フライヤー10の上流側には、フ
ライ処理するための食材を油槽12内部に投入するため
の食材投入部13が設けられている。なお、図1におい
て、符合41は、使用した後の油を排出するための排油
口を示したものである。
【0022】この食材投入部13の下方の油槽12の内
部には、投入された食材をフライ処理するためのフライ
ユニット20が設けられている。図2および図3に示し
たように、このフライユニット20は、油槽12の側部
のフライヤー本体に固定されたブラケット21,21に
回動自在に装着した回動軸22を介して、矢印のように
回動すると、図3の鎖線に示したように、油槽12から
取り出して、分解、清掃などのメンテナンスを行うこと
が可能なように構成されている。
【0023】図4〜図6に示したように、フレーム部材
24,25の間に、上下に一定間隔離間して長手方向に
配設された搬送コンベア26と押さえコンベア27が設
けられている。搬送コンベア26は、例えば、SUS3
04などのステンレス鋼からなる金属製のメッシュコン
ベアベルトからなっている。
【0024】また、搬送コンベア26の上方ベルト26
aと下方ベルト26bとの間には、図4〜図6に示した
ように、複数のシーズヒータなどからなる熱媒パイプ3
7が通っており、サーモスタットなどの図示しない制御
装置によって、油槽12内の揚油を一定の温度に加熱、
維持できるようになっている。なお、本実施例では、熱
媒パイプ37をシーズヒータなどの電気抵抗によって加
熱する方式を用いたが、蒸気などの加熱媒体を用いるこ
とも可能であり、また、ガスなどを用いて、油槽12の
底部12aを外部から加熱する方式とすることも勿論可
能である。
【0025】一方、押さえコンベア27は、搬送コンベ
ア26の上方に一定間隔離間して配設されており、搬送
コンベア26と同様に、例えば、SUS304などのス
テンレス鋼からなる金属製のメッシュコンベアベルトか
らなっている。なお、搬送コンベア26の上流側末端2
6cは、押さえコンベア27の上流側末端27cよりも
上流側に延設されており、この搬送コンベア26の上流
側末端26cの上方に食材投入部13が位置するように
なっており、食材投入部13から投入された食材が、こ
の搬送コンベア26の上流側末端26cによって下流側
に搬送されて、搬送コンベア26の上方コンベアベルト
26aと押さえコンベア27の下方コンベアベルト27
bとの間に入り、これら両コンベアベルトによって油槽
12中を下流側に搬送されるようになっている。
【0026】一方、図5に示したように、フレーム部材
25の下流側末端25aの上方には、駆動モータ51が
固定されている。この駆動モータによって、搬送コンベ
ア26と押さえコンベア27とは、同期して同方向に駆
動されるようになっている。食材投入部13から投入さ
れた食材は、搬送コンベア26と押さえコンベア27に
よって、油槽12中を上流側から下流側に搬送され、一
定温度に加熱された揚油により油槽中12でフライ処理
され、フレーム部材24、25の下流側末端24a、2
5aに設けられたシュート59を介して別途設けられた
製品収容容器(図示せず)に供給されるようになってい
る。
【0027】なお、フレーム部材24、25の下流側末
端24a、25aに設けたこれらの構成によって、連続
自動式フライヤー10の搬出部14が構成されている。
ところで、このような連続自動式フライヤー10にあっ
ても、食材を天ぷら、フライとするために、食材をパン
粉などによって処理した後、揚油にてフライ処理する際
に、パン粉、食材などのいわゆる揚げカスが、油槽12
中の揚油中に発生して、油槽12の底部12aに沈殿す
る。
【0028】このような油槽12の底部に沈殿する揚げ
カスを処理するために、本連続自動式フライヤー10で
は、図7〜図9に示したように、搬送コンベア26の下
方コンベアベルト26bが、下流側から上流側へと移動
するに伴って生じる揚油の流れNが発生し、また、コン
ベアーに付設されたかき寄せ部材の働きによって油槽1
2の底部12aと搬送コンベア26の下方コンベアベル
ト26bとの間に沈殿する揚げカスが、下流側から上流
側へと集積されるようになっている。
【0029】そして、このように上流側に集積された揚
げカスを排出するために、本発明の連続自動式フライヤ
ー10では、油槽12の食材投入部13の上流側にカス
取り排出部15が設けられている。このカス取り排出部
15は、搬送コンベア26の上流側26cの油槽12に
形成された補助油槽16を備えており、この補助油槽1
6にカス取り装置60が配置されている構成である。
【0030】このカス取り装置60は、一方面が開口し
た箱形状のフレーム本体61と、フレーム本体61の上
部で下方に屈曲して連設して形成されたシュート部62
と、フレーム本体61の内部に内蔵されたカス取り駆動
部70とから構成されている。なお、このカス取り装置
60は、通常は、図1および図2に示したように、着脱
自在なカバーテーブル40によって覆われており、この
カバーテーブル40の上面40aは、作業台として用い
ることが可能になっている。
【0031】フレーム本体61は、図11に示したよう
に、幅方向に延びる底板部61aを有し、その下方フレ
ーム部分61bが湾曲して形成されている。また、この
下方フレーム部分61bは、図7に示したように、補助
油槽16の底部16aと当接するように配置される。ま
た、この下方フレーム部分61bは、多数の孔87が形
成されたパンチングプレートから形成されている。した
がって、この孔87を介して油の流通が可能にされてい
る。一方、この湾曲した下方フレーム部分61bには、
両側板61c,61cが接合され、前方部に開口部61
dが設けられた形状となっている。
【0032】これら底板部61aおよび両側板61c,
61cの上方部において、下方に屈曲して連設してシュ
ート部62が形成されており、このシュート部62の基
端部62a近傍が、補助油槽16の後壁16bの上方に
外側に傾斜して形成された固定用後壁部16cに着座し
て、カス取り装置60が所定位置に固定できるようにな
っている。なお、フライユニット20のフレーム部材2
4、25の上流側端部は、このフレーム本体を補助油槽
16に脱着できるように傾斜端部24b、25bとなる
ように形成されている。
【0033】カス取り駆動部70は、図8及び図9に示
したように、このフレーム本体61の上方に両側板61
c,61cの間に回転可能に配設された駆動軸71と、
フレーム本体61の下方フレーム部分61b近傍の両側
板61c,61cの間に回転可能に配設された回動軸7
3を備えている。なお、この駆動軸71の駆動軸方向
は、搬送コンベア26と押さえコンベア27の駆動軸方
向と平行になるように配置されている。
【0034】この駆動軸71の両側部に固着されたスプ
ロケット72、72と、回動軸73の両側部に固着され
たスプロケット74,74に、チェーンベルトコンベア
75、75が装架されている。そして、図9および図1
2に示したように、このチェーンベルトコンベア75の
チェーン76、76の間に、断面略L字形状の掬い羽根
部材77が固着されている。この掬い羽根部材77も、
前記下方フレーム部分61bと同様に、多数の孔87が
形成されたパンチングプレートから形成されている。し
たがって、この掬い羽根部材77上に油が残存する場合
も、この孔87を通って下方に落下させることができ
る。なお、この掬い羽根部材77を固着するチェーン7
6の間隔は、例えば、二つおきのチェーン76に掬い羽
根部材77を固着するなど適宜変更可能である。
【0035】また、図9に示したように、補助油槽16
の側部壁16dの側方にフランジ部16eが延設されて
おり、このフランジ部16eに、駆動モータ80が固着
されている。この駆動モータ80の駆動軸81の先端部
には、連結部82がネジ83で固着されており、この連
結部82には図10に示したように割溝84が形成され
ており、これにカス取り駆動部70の駆動軸71の端部
71aが脱着自在に係合するようになっている。
【0036】一方、駆動軸71側には、図7,図8およ
び図11に示したように、断面L字状のかき板85がチ
ェーンコンベア75の搬送域近傍に配設されている。こ
のかき板85は、バネ86などの付勢力で常時チェーン
コンベア75側に付勢されることが好ましく、これによ
り、順次送られてくる掬い羽根部材77に当接するよう
に構成されている。
【0037】このように構成されるカス取り排出部15
では、油槽12の底部12aと搬送コンベア26の下方
コンベアベルト26bとの間に沈殿する揚げカスが、下
流側から上流側へと集積されて、補助油槽16に入り、
カス取り装置60のフレーム本体61の開口部61dを
介して、カス取り駆動部70の下方に落下する。落下し
た揚げカスは、駆動モータ80の駆動によって、図8に
示したように、矢印O方向に回転駆動するチェーンベル
トコンベア75に固着された掬い羽根部材77によっ
て、掬い上げられて補助油槽16から取り出され、シュ
ート62を介して、図1に示したように、別途設けられ
た揚げカス収容容器90に収容されるようになってい
る。この際、掬い羽根部材77に、揚げカスとともに、
載せられてくる油分は、孔87を介して下方に落下させ
ることができる。したがって、油切れが良く油が無駄に
排出されることはない。また、掬い羽根部材77で上方
に送られた油カスは、油の粘性により付着性が高いがか
き板85により、強制的に掻き取られるので、確実にこ
の掬い羽根部材77から落下させることができる。
【0038】このように構成されるカス取り装置60
は、その搬送方向が、カス排出コンベアであるチェーン
ベルトコンベア75の搬送方向が、搬送コンベア26と
押さえコンベア27の搬送方向に対して平行となってい
るので、カス取り装置60が、フライヤー本体の幅方向
には突出しないので、余分なスペースが不要で、作業が
邪魔にならず、連続的に揚げカスを除去することが可能
である。
【0039】また、このカス取り装置60を、分解、清
掃などのメンテナンスを行うために、フライヤー本体よ
り取り外す場合にも、駆動モータ80の駆動軸81の連
結部82に形成した割溝84から、カス取り駆動部70
の駆動軸71の端部71aを取り外した後、カス取り装
置60全体を、図8の矢印O方向に簡単に取り外すこと
ができ、しかもカス取り装置がコンパクトで、スペース
を必要としないので、その取り外し作業、保守作業など
が極めて容易である。
【0040】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されないことは勿論であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連続自動
式フライヤーのカス取り装置によれば、カス取り装置
を、そのカス排出コンベアの駆動軸方向が、搬送コンベ
アと押さえコンベアの駆動軸方向に対して平行となるよ
うに、油槽の食材投入部上流側に付設してあるので、カ
ス取り装置が、フライヤー本体の幅方向には突出しない
ので、余分なスペースが不要で、作業邪魔にならず、連
続的に揚げカスを除去することが可能である。
【0042】また、本発明の連続自動式フライヤーのカ
ス取り装置では、カス取り装置が、前記油槽に脱着自在
に付設され、しかも、カス取り装置のカス排出コンベア
を駆動する駆動軸が、駆動装置と脱着自在に接続されて
いるので、カス取り装置全体を、簡単にフライヤー本体
から取り外すことができ、しかもカス取り装置がコンパ
クトで、スペースを必要としないので、その取り外し作
業、保守作業などが極めて容易である。
【0043】さらに、本発明によれば、カス取り装置の
下方フレーム部分に、多数の孔を形成したので、このカ
ス取り装置を交換などのために持ち上げたときに、この
孔から速やかに油を落下させることができる。したがっ
て、油を切るためにカス取り装置全体を斜めにするなど
の新たな作業を必要としない。また、これにより、カス
が不用意に油槽に落ちてしまうようなこともない。ま
た、掬い羽根部材に多数の孔を形成したことにより、掬
い羽根部材または揚げカスなどに付着した油分を速やか
に下方に落下させることができる。
【0044】さらに、排出コンベアの上昇域の近傍にか
き板を固定設置したことにより、掬い羽根部材で運ばれ
てくる揚げカスを確実にこの羽根部材から落とすことが
できる。また、カス取り装置の上面に取り外し自在のカ
バーテーブルを取り付ければ、安全性が向上するととも
に、カバーの上面を作業台として使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のカス取り装置が備えられた連
続自動式フライヤー全体の正面図である。
【図2】図2は、図1の連続自動式フライヤーの上面図
である。
【図3】図3は、図1の連続自動式フライヤーのC方向
矢視図である。
【図4】図4は、図1の連続自動式フライヤーの要部上
面図である。
【図5】図5は、図4のE方向矢視図である。
【図6】図6は、図4のE−E線での断面図である。
【図7】図7は、本発明のカス取り装置を連続自動式フ
ライヤーに装着した状態を示す縦断面図である。
【図8】図8は、図7の拡大図である。
【図9】図9は、図8のI−I線での断面図である。
【図10】図9のJ−J線での断面図である。
【図11】図11は、図8および図9に示したカス取り
装置に具備されたフレーム本体およびかき板近傍の斜視
図である。
【図12】図12は、本発明の一実施例に係る掬い羽根
部材の斜視図である。
【図13】図13は、従来のカス取り装置が備えられた
連続自動式フライヤー全体の正面図である。
【図14】図14は、図13の連続自動式フライヤーの
上面図である。
【図15】図15は、図13の連続自動式フライヤーの
P方向矢視図である。
【符号の説明】
10・・・・連続自動式フライヤー 12・・・・油槽 13・・・・食材投入口 14・・・・搬出部 15・・・・カス取り排出部 26・・・・搬送コンベア 27・・・・押さえコンベア 40・・・・カバーテーブル 60・・・・カス取り装置 71・・・・駆動軸 75・・・・チェーンベルトコンベア 76・・・・チェーン 77・・・・掬い羽根部材 80・・・・駆動モータ 81・・・・駆動軸 85・・・・かき板 87・・・・孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に投入される食材を、油槽内部に
    その長手方向に上下に一定間隔離間して配設され、同期
    して駆動される搬送コンベアと押さえコンベアとの間で
    下流側に搬送して、油槽内を下流側に搬送される間に油
    槽内に収容加熱されたフライ油にて食材が連続的にフラ
    イ処理されるように構成した連続自動式フライヤーにお
    いて、 前記油槽底部と搬送コンベアの下方コンベアとの間に、
    前記搬送コンベアの下方コンベアの送りによって、前記
    油槽底部と搬送コンベアの下方コンベアとの間に生じる
    上流側方向への流れと下方コンベアに付設したかき寄せ
    部材によって、油槽の上流側へと集積する揚げカスを、
    油槽底部よりカス排出コンベアに設けた掬い羽根部材に
    よって掬い上げて、油槽外部へと取り出すカス取り装置
    を、そのカス排出コンベアの駆動軸方向が前記搬送コン
    ベアと押さえコンベア等の駆動軸方向に対して平行とな
    るように、前記油槽の食材投入部上流側に付設するとと
    もに、前記掬い羽根部材に多数の孔を形成したことを特
    徴とする連続式フライヤーのカス取り装置。
  2. 【請求項2】 前記カス取り装置が、前記油槽に脱着自
    在に付設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    連続式フライヤーのカス取り装置。
  3. 【請求項3】 前記カス取り装置の前記排出コンベアを
    支持している下方フレーム部分に多数の孔を形成したこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の連続自動式フ
    ライヤーのカス取り装置。
  4. 【請求項4】 前記カス取り装置の搬送域上部にかき板
    を設置し、このかき板により、前記掬い羽根部材によっ
    て搬送域上部に案内されてくる揚げカスを強制的にかき
    取るようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の連続式フライヤーのカス取り装置。
  5. 【請求項5】 前記カス取り装置の上部を、取り外し自
    在のカバーテーブルで覆うとともに、このカバーテーブ
    ルの上面を、作業台として構成したことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の連続式フライヤーのカス
    取り装置。
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