JP2001309728A - 人工浮島ユニット及び人工浮島 - Google Patents

人工浮島ユニット及び人工浮島

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JP2001309728A
JP2001309728A JP2000132664A JP2000132664A JP2001309728A JP 2001309728 A JP2001309728 A JP 2001309728A JP 2000132664 A JP2000132664 A JP 2000132664A JP 2000132664 A JP2000132664 A JP 2000132664A JP 2001309728 A JP2001309728 A JP 2001309728A
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Hiroshi Minamizawa
弘 南澤
Masayuki Tsunefuji
雅之 恒藤
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MINAMIZAWA SOSHOKU BIJUTSU KEN
MINAMIZAWA SOSHOKU BIJUTSU KENKYUSHO KK
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MINAMIZAWA SOSHOKU BIJUTSU KEN
MINAMIZAWA SOSHOKU BIJUTSU KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な植物を植生させて自然の植生環境と同
等の作用を営ませることが可能な人工浮島ユニット及び
人工浮島を提供する。 【解決手段】 フロート2は、タンク状に構成する。6
個のフロート2を互いに連結して側壁11を形成し、内
側を植栽部3とする。側壁11を貫通する通水孔6と通
水溝7とを設ける。植栽する植物に応じて、植栽部3に
装填する植栽土壌13の量と、フロート2へ貯留する水
12の量とを調整し、各ユニット1a、1b、1cにお
ける水位を同じくする。各ユニット1a、1b、1cを
連結する。植栽土壌13中に含まれる水分や養分等及び
湖沼等の水は、通水孔6又は通水溝7を介して各ユニッ
ト1a、1b、1c間を流通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、植栽可能な人工
浮島ユニット及びこの人工浮島ユニットによって構成し
た人工浮島に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような人工浮島ユニットの従来例
として、例えば特開平11−334684号公報記載の
ものを挙げることができる。図7は、この人工浮島ユニ
ットを示す断面図である。この人工浮島ユニットでは、
底板41にフロート部材42が設けられ、このフロート
部材42の上側に植生基盤43が設けられている。そし
てこのようなユニットを水面50に浮かべ、前記植生基
盤43に囲まれた植生スペース44に植物を植栽するよ
うになっている。この人工浮島ユニットでは、前記フロ
ート部材42の作用により、湖沼や河川に設置したとき
およそ前記植生基盤43を設けた部位に水面が位置す
る。従って、その根元部分だけを沈水させる例えばヨシ
等の水生植物を前記植生スペース44に植生させ、水質
の浄化等を目的として複数のユニットを湖沼や河川に設
置し、これらのユニットを互いに連結するなどして人工
浮島を構成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら湖沼や河
川の水辺に植生する植物の種類は多く、湖底や川底の傾
斜に従って水深が変化するのに応じて、湿性植物、抽水
植物、沈水植物、浮葉植物等に分類されるさまざまな植
物が植生している。そして自然の状態では、これらさま
ざまな種類の植物が互いに密接に影響しあうことによっ
て、水質浄化、富栄養化の防止、波浪の抑制等の作用を
営んでいると考えられている。従って上記従来例でヨシ
を植生させたように、単一種類の植物や同じ分類に属す
るような植物ばかりを人工浮島に植生させたのでは、こ
れに自然界と同等の水質浄化作用等を期待することはで
きない。また、同じ分類に属する植物ばかりを植生させ
たきわめて不自然な水辺には、自然界の複雑な生態系を
復活させることもできない。
【0004】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、多様な植物を
植生させて自然の植生環境と同等の作用を営ませること
が可能な人工浮島ユニット及び人工浮島を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の人工浮島
ユニットは、周囲を側壁で囲んでその内側に植栽部を構
成した植栽フレームと、この植栽フレームに浮力を与え
る浮き機構とを備え、この浮き機構が、前記植栽フレー
ムに与える浮力を調整可能に成されていることを特徴と
している。
【0006】人工浮島ユニットが湖沼や河川に設置され
る際には、前記植栽部に植栽土壌等が装填され、これに
所定の植物を植栽し、前記植栽土壌の上に水が充填され
る。しかし植栽する植物の種類によって必要な水量や土
壌量等が異なるから、これに従って植栽部の重量もそれ
ぞれに相違することとなる。上記人工浮島ユニットで
は、このような植栽部の重量の相違に応じて、浮き機構
の浮力を調整できるようにしている。従って、植栽でき
る植物を限定することなく湖沼や河川等に設置できる人
工浮島ユニットを構成することが可能となる。
【0007】この場合、前記植栽フレームの側壁自体を
浮き機構として機能するよう構成すれば、重量部となる
植栽部の周囲において植栽フレームに浮力を与えること
ができる。従って人工浮島ユニットを安定して水面に設
置することが可能となる。
【0008】また前記側壁を、その内部に流体を貯溜で
きるようにし、貯溜する流体の量によって浮力を調整す
るよう構成すれば、バランサとして機能する流体が側壁
中で偏在するのを回避できるので、より安定して人工浮
島ユニットを水面に設置することが可能となる。
【0009】さらに前記浮き機構の浮力を調整すること
により、植栽する植物の種類にかかわらず水面に設置し
た植栽フレームの高さを一定に維持することができる。
そこで前記植栽フレームを、他の植栽フレームと側壁同
士を隣接させて連結できるように成し、前記側壁の所定
位置に植栽フレームの内外を連通させる連通部を設ける
と、人工浮島ユニットを連結して構成した人工浮島にお
いて、各人工浮島ユニットの連通部を互いに連接させる
ことができる。このようにすると、土壌中の水分や養分
あるいは湖沼等の水等を前記連通部を介して各人工浮島
ユニット同士の間で流通させることができるので、構成
した人工浮島全体で一つにつながった植生環境を創出す
ることが可能となる。
【0010】従ってこのような人工浮島ユニットを連結
して構成した人工浮島では、個別の人工浮島ユニットを
連結したにもかかわらず、多様な植物が互いに密接に影
響しあう植生環境を湖沼や河川等に再現することが可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、この発明の人工浮島ユニッ
ト及び人工浮島の具体的な実施の形態について、図面を
参照しつつ詳細に説明する。
【0012】図2は、上記人工浮島ユニットを構成する
フロート2の一つを示す斜視図である。このフロート2
は、例えば合成樹脂等によって容易に変形することのな
い形状に成され、その内部に水を貯溜できるタンク状と
なっている。そしてその上面には、タンク内部への水の
出し入れを行うためのバルブ5が設けられている。この
バルブ5から注入する水の量を加減することによって、
内部に貯溜させる水の量を調整することができる。また
このフロート2の側面の所定位置には、フロート2の両
側面間を貫通して、2つの通水孔(連通部)6が設けら
れている。さらにフロート2の上面中央位置には、前記
通水孔6と同方向に延びる通水溝(連通部)7が両側面
間に形成されている。そしてフロート2の側端部には、
嵌合によって他のフロート2と連結するための凸部8及
び凹部9が設けられ、フロート2の下部には後述する多
孔シート4を載置するための段部10が形成されてい
る。
【0013】図3は、上記フロート2を用いて構成した
人工浮島ユニットの植栽フレームを示す平面図である。
この植栽フレームは、6個のフロート2を備え、各フロ
ート2を、同図に示す交差角度αが120°となるよう
に、前記凸部8及び凹部9を用いて互いに連結してい
る。そして連結された6個のフロート2により、平面視
正6角形状の側壁11を形成している。また同図では図
を簡明にして理解を容易とするため部分的に示している
が、前記側壁11に囲まれた内側においては、水を透過
させる一方で植栽土壌を通過させない多孔シート4が、
側壁11の前記段部10に載置するようにして設けられ
ている。そしてこれにより、前記側壁11の内側に、植
物を植栽することのできる植栽部3を形成している。
【0014】図1は、上記のようにして構成された人工
浮島ユニット1の使用状態を示す縦断面図である。同図
(a)は、この人工浮島ユニット1に、比較的大型の抽
水植物又は湿性植物を植栽する場合を示している。この
ような植物21では、植栽土壌13の表面付近に水位が
来るのが好ましい。そこで植栽部3には、前記通水溝7
の底面位置付近まで植栽土壌13を装填する。植栽土壌
13の比重は水の比重よりも通常は大きいから、この場
合には浮き機構として機能するフロート2に十分な浮力
が必要となる。そのためフロート2へは前記バルブ5を
介して少量の水12を貯溜するのみとし、湖沼や河川の
水面位置WLが前記通水溝7の底面よりもわずかに高い
位置となるよう浮力を調整する。植栽部3へは、前記通
水溝7を介して湖沼等の水が流入し、植栽部3に充填さ
れる。すると、ほぼ植栽土壌13の表面位置まで湖沼等
の水が冠水し、これによって湖沼や河川の水際部分が再
現され、大型の抽水植物や湿性植物にとって相応しい環
境となる。
【0015】一方、同図(b)は、上記人工浮島ユニッ
ト1に小型の抽水植物を植栽する場合を示している。こ
のような植物22では、その根元部分が湖沼等の水で冠
水するのが好ましい。そこで植栽部3の植栽土壌13の
量を同図(a)の場合よりもいくらか少な目に、およそ
前記通水溝7の底面と通水孔6との中間位置まで装填す
る。すると植栽部3の重量もいくぶん軽くなるから、フ
ロート2に貯溜する水12の量を同図(a)の場合より
も多くする。そしてこの水12の量によって、上記と同
様に水面位置WLが通水溝7の底面よりもわずかに高く
なるように、フロート2の浮力を調整する。植栽部3へ
は、上記と同様に、通水溝7を介して湖沼等の水が流入
し、植栽部3に充填される。すると湖沼等から通水溝7
を介して流入した水により、植栽土壌13の表面位置か
ら前記通水溝7の底面位置付近まで冠水し、これによっ
て湖沼や河川の浅い水深部分が再現され、その根元部分
を水中に位置させて植生する小型の抽水植物にとって相
応しい環境となる。
【0016】さらに同図(c)は、上記人工浮島ユニッ
ト1に浮葉植物を植栽する場合を示している。このよう
な植物23では、そのほぼ全体が湖沼等の水に冠水する
のが好ましい。そこで植栽部3の植栽土壌13の量を同
図(b)の場合よりもさらに少なくして、前記通水孔6
付近まで装填する。するとユニット全体の重量も一段と
軽くなるから、フロート2に貯溜する水12の量を同図
(b)の場合よりもさらに多くする。そしてこの水12
の量によって、水面位置WLが上記と同様に通水溝7の
底面よりもわずかに高くなるように、フロート2の浮力
を調整する。植栽部3へは、上記と同様に、通水溝7を
介して湖沼等の水が流入し、植栽部3に充填される。す
ると湖沼等から通水溝7を介して流入した水により、湖
沼や河川の比較的深い水深の水辺が再現され、その葉だ
けを水面に浮かべて植生する浮葉植物にとって相応しい
環境となる。
【0017】図4は、上記のような人工浮島ユニットを
複数連結して形成した人工浮島を示す断面図である。人
工浮島ユニット1は、上述したようにその外側面が平面
視正6角形状に成されている。従って複数の人工浮島ユ
ニット1は、互いにフロート2の外側面(すなわち側壁
11の外側面)を隣接させて連結でき、連結して形成さ
れた人工浮島は、いわゆるハニカム状となる。同図は、
大型の抽水植物又は湿性植物を植栽した人工浮島ユニッ
ト1a、小型の抽水植物を植栽した人工浮島ユニット1
b、浮葉植物を植栽した人工浮島ユニット1cを順次に
連結して形成した場合を示している。各人工浮島ユニッ
ト1a、1b、1cのフロート2内に貯溜する水12の
量、及び植栽部3に装填する植栽土壌13の量は、ぞれ
ぞれ図1を用いて説明したのと同様に調整されている。
従って、水面に設置された各人工浮島ユニット1a、1
b、1cの高さは互いに等しくなり、植栽土壌13の表
面高さだけが各人工浮島ユニット1a、1b、1cによ
って異なるようになる。そして各人工浮島ユニット1
a、1b、1cはフロート2の外側面を互いに隣接させ
ているから、隣接する各ユニット1a、1b、1cの通
水孔6が互いに連接されるようになる。そのため植栽土
壌13中に含まれる水分や養分等が、各ユニット1a、
1b、1c間を流通できるようになる。また各ユニット
1a、1b、1cの通水溝7の底面もそれぞれほぼ同じ
高さに位置し、湖沼等の水面はこれらの底面よりもわず
かに高い位置にあるから、湖沼等の水も前記通水溝7を
介して各ユニット1a、1b、1c間を流通できるよう
になる。
【0018】上記のような人工浮島ユニット1では、フ
ロート2内に貯溜する水量を調整することで、湿性植
物、抽水植物、沈水植物、浮葉植物等に分類されるさま
ざまな植物にとって相応しい環境をそれぞれ再現するこ
とができる。またこのような人工浮島ユニット1を複数
連結して成る人工浮島では、上述のように植栽土壌13
中の水や養分等が各人工浮島ユニット1間を行き来する
ことができる。また湖沼等の水も、連通孔6又は連通溝
7を介して各人工浮島ユニット1間を流通することにな
る。こうすることで人工浮島ユニット1ごとに孤立した
植生環境が形成されてしまうという不自然な状態が生じ
るのを回避し、人工浮島全体で一つにつながった植生環
境を創出することができる。従って、さまざまな種類の
植物が互いに密接に影響しあう自然の状態にきわめて近
い水辺の植生環境を、この人工浮島によって再現するこ
とができることになる。そのため、水質浄化、富栄養化
の防止、波浪の抑制等に関し、自然の植生環境と同等の
作用をこれに期待することができる。また、自然の状態
にきわめて近い水辺を再現できるので、自然界の複雑な
生態系を復活させることもできる。
【0019】また上記人工浮島ユニット1では、浮き機
構として機能するフロート2自体で植栽部3の側壁を構
成している。従ってユニット1の構成を簡素なものとす
ることができる。しかもユニット1中で重量部分となる
植栽部3の周囲において浮力を与えることになるため、
ユニット1を安定して水面に設置することができる。さ
らにフロート2は、流体を貯溜して浮力の調整ができる
ようにしている。このようにフロート2のバランサとし
て流体を用いているので、バランサがフロート2中で偏
在することで生じる植栽フレームの傾斜を防止して、人
工浮島ユニット1を安定して水面に設置することができ
る。またフロート2を分割構成しているので、植物2
1、22、23が植栽部3において偏在することで生じ
る重量のアンバランスを、各フロート2に貯溜する水の
量によって調整することができる。そしてこれによっ
て、個々の人工浮島ユニット1自体のバランスを容易に
図って安定して水面に設置することができる。
【0020】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施す
ることができる。上記ではフロート2内に水を貯溜する
ようにしたが、水以外の流体を貯溜するようにしてもよ
い。必要となるバランサの比重を考慮しつつ、植栽部3
の重量に応じて種々の流体材料を用いることができる。
またフロート2内でのバランサの偏在が問題とならない
ような場合等には、フロート2内のバランサとして砂等
の粉体や粒体を用いることもできる。
【0021】さらに上記では、連通部としてフロート2
の上面の通水溝7と側面の通水孔6とを設けたが、植栽
する植物やユニット1の使用態様等によって、さまざま
な位置に連通部を設けることができる。この連通部が孔
であっても溝であってもよいのは勿論である。
【0022】また上記では植栽土壌13が水よりも重い
場合を説明したが、逆に植栽土壌13が水よりも軽い場
合であっても、上記人工浮島ユニット1を用いることが
できる。この場合には、植栽土壌13が多いときほどフ
ロート2内に貯溜する水の量を多くして、植栽フレーム
の浮力の調整をすればよいのである。
【0023】さらに図5は、上記実施形態の変形例にお
けるフロート29を示す平面図である。このフロート2
9も、上記と同様にタンク状に形成されているが、その
形状が上記と相違している。すなわち、上記ではフロー
ト2の側端部に嵌合によって他のフロート2と連結する
ための凸部8及び凹部9を設けたが、このフロート29
では、その一方の側端部に尖頭部30を設け、他方の側
端部に窪み部24を設けている。尖頭部30は、互いに
約120°(角度A)で交差するスライド面25と当接
面26とを備え、尖頭状となっている。また窪み部24
は、これも互いに約120°(角度B)で交差するスラ
イド面27と当接面28とを備え、凹陥状となってい
る。尖頭部30のスライド面25と窪み部24のスライ
ド面27とは、互いにほぼ平行に成され、それぞれ外側
面32に対して約60°(角度C)で交差する方向に延
びている。また窪み部24側の端部には、外側面32と
約120°(角度D)で交差する端部外側面33が形成
されている。またフロート29の上面には、通水溝37
が形成されるとともに、バルブ35が設けられている。
さらに図を簡明にするため図示していないが、フロート
29には上記と同様の通水孔も設けられている。
【0024】図6は、このフロート29を用いて構成し
た植栽フレームを示す平面図である。この植栽フレーム
では、一のフロート29の尖頭部30を他のフロート2
9の窪み部24に嵌め込むことによって、6個のフロー
ト29を連結して構成され、平面視正6角形状の側壁3
1が、フロート29の外側面32及び端部外側面33に
よって形成されている。そして前記の嵌め込みは、尖頭
部30のスライド面25と窪み部24のスライド面27
とを互いに摺動させ、尖頭部30の当接面26と窪み部
24の当接面とを互いに当接させることによって行われ
る。従って、植栽フレームの組み立て時において、最後
のフロート29を嵌め込む際にも、外側面32に対して
約60°の方向でフロート29をスライドさせるように
して嵌め込めばよく、組み立て作業を円滑に行うことが
できる。また当接面26、27同士が当接するまでフロ
ート29を嵌め込めばよいから、組み立て作業を容易と
することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の人工浮島ユニットでは、多様な
植物が互いに密接に影響しあうような環境を湖沼や河川
等に再現し、水質浄化、富栄養化の防止、波浪の抑制等
に関して自然界と同等の作用を営ませることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の人工浮島ユニットの使
用状態を示す縦断面図である。
【図2】上記人工浮島ユニットを構成するフロートの斜
視図である。
【図3】上記人工浮島ユニットを構成する植栽フレーム
の平面図である。
【図4】この発明の一実施形態の人工浮島の使用状態を
示す縦断面図である。
【図5】上記実施形態の変形例におけるフロートの平面
図である。
【図6】上記変形例における植栽フレームの平面図であ
る。
【図7】従来例の人工浮島ユニットを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 人工浮島ユニット 2 フロート 3 植栽部 6 通水孔 7 通水溝 11 側壁 12 水 13 植栽土壌
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B314 MA33 MA35 MA55 NA23 NB21 NB22 NC39 ND05 ND15 ND38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲を側壁で囲んでその内側に植栽部を
    構成した植栽フレームと、この植栽フレームに浮力を与
    える浮き機構とを備え、この浮き機構は、前記植栽フレ
    ームに与える浮力を調整可能に成されていることを特徴
    とする人工浮島ユニット。
  2. 【請求項2】 前記植栽フレームは、その側壁が前記浮
    き機構として機能するよう成されていることを特徴とす
    る請求項1の人工浮島ユニット。
  3. 【請求項3】 前記植栽フレームの側壁は、その内部に
    流体を貯溜でき、貯溜する流体の量によって浮力を調整
    するよう成されていることを特徴とする請求項2の人工
    浮島ユニット。
  4. 【請求項4】 前記植栽フレームは、他の植栽フレーム
    と前記側壁同士を隣接させて連結できるように成される
    とともに、前記側壁の所定位置に、植栽フレームの内外
    を連通させる連通部を設けたことを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれかの人工浮島ユニット。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜請求項4のいずれかの人
    工浮島ユニットを複数備え、各植栽フレーム同士を互い
    に連結して構成したことを特徴とする人工浮島。
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