JP2001309608A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2001309608A
JP2001309608A JP2000126987A JP2000126987A JP2001309608A JP 2001309608 A JP2001309608 A JP 2001309608A JP 2000126987 A JP2000126987 A JP 2000126987A JP 2000126987 A JP2000126987 A JP 2000126987A JP 2001309608 A JP2001309608 A JP 2001309608A
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JP
Japan
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inner ring
rotor
viscoelastic member
rotating shaft
core
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JP2000126987A
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Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Toshiaki Yamada
敏昭 山田
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、回転軸がボールベアリングの内輪で
隙間を持って支持されるロータの振動を抑制することを
目的とした。 【解決手段】ロータ30の回転軸32は、後部ボールベ
アリング26の内輪26aによって隙間を有した遊嵌合
で支持され、前記内輪26aと前記ロータ30に固定さ
れるコア37との軸方向間には両者の間で圧縮される粘
弾性部材60が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータを支持する
少なくとも一つ軸受としてボールベアリングが用いら
れ、その内輪がロータの回転軸を隙間をもって遊嵌合で
支持している、モータに関する。
【0002】
【従来の技術】有底円筒状であるハウジングの底部に設
けられた凹部にボールベアリングの外輪が圧入固定され
た構成を取るモータにおいては、ロータの組込み上、一
般に、ロータの回転軸は前記ボールベアリングの内輪と
隙間をもって嵌合支持されることになる。
【0003】従って、このような構成においては、回転
軸が内輪内で摺動することとなり、両者が摩耗を生じる
恐れがある。このために、従来では、両者が一体で回転
するように、両者の間で弾性的に圧縮されるリング状の
ウエーブワッシャを介在させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエー
ブワッシャはある程度の外径寸法及び撓み高さがないと
所要の弾性荷重を得ることができず、結果として、モー
タの軸方向長を長くするものであり、近年のモータの小
型化要請に反することとなる。
【0005】また、ロータはその回転アンバランスによ
り径方向に振動したり軸方向に振動したりする。また、
ピストン式ポンプに本モータが使用される場合には、ロ
ータの出力軸にポンプのピストンが径方向から当接して
往復振動荷重を加えることから、ロータの反出力側にお
いては、その反力によって径方向に振動することにな
る。このような振動のエネルギーは、スプリングなどの
弾性部材によっては充分に抑制されない。特に、径方向
の振動は、ボールベアリングの内輪と回転軸間に隙間が
ある構成においては、軸方向の振動を抑えるウエーブワ
ッシャでは抑制できない。
【0006】そこで、本発明は、ロータの回転軸がボー
ルベアリングの内輪で隙間を持って支持されるモータ
を、その体格を大きくすることなく、ロータと内輪が一
体で回転するものとするとともに、ロータの振動を抑制
できるものとすることを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、巻線を巻装したコアを備えたロータを支持する少な
くとも一つのボールベアリングの外輪を固定保持するハ
ウジングを備え、前記ロータの回転軸は前記ボールベア
リングの内輪によって隙間を有した遊嵌合で支持された
モータにおいて、前記内輪と前記コアとの軸方向間には
両者の間で圧縮される粘弾性部材が配置されていること
を要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記粘弾性部材は、略円筒状であっ
て、その内径は前記内輪と前記コアとの軸方向間におけ
る前記回転軸の外径より小さいことを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1及び2
に記載のモータにおいて、前記粘弾性部材の前記内輪と
の当接面には、径方向に延びる凸部が形成されているこ
とを要旨とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、ロータの回転
軸がボールベアリングの内輪で隙間を持って支持される
モータであって、前記内輪と前記コアとの軸方向間には
両者の間で圧縮される粘弾性部材が配置されている。従
って、ロータの回転軸とボールベアリングはその粘弾性
部材の弾性力によって一体となって回転し、両者に摩耗
は生じない。また、ロータの軸方向の振動は、粘弾性部
材の弾性力によって抑えられるとともに、生じた振動エ
ネルギーはその粘性によって消費されることになる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、前記粘弾
性部材は、略円筒状であって、その内径は前記内輪と前
記コアとの軸方向間における前記回転軸の外径より小さ
く形成されている。従って、粘弾性部材は回転軸の外径
に隙間なく一体に保持されるとともに内輪の内径より内
側にあるため、ロータが径方向に振動しようとする場合
には、粘弾性部材と内輪との当接部分によって発生する
径方向の移動抵抗によって、ロータの径方向の振動が抑
制され、それとともに、粘弾性部材の粘性によって生じ
た振動エネルギーが消費される。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、前記粘弾
性部材の前記内輪との当接面には、径方向に延びる凸部
が形成されている。従って、凸部によって前記粘弾性部
材の周方向の移動抵抗が増加し、粘弾性部材と内輪とは
一層確実に一体となって回転する。との当接面はは前記
ハウジングの開口方向から容易に固定できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具現化した実施の
形態を図1乃至図3に従って説明する。本発明に係るモ
ータ10は、該モータ10を対向して設けられたピスト
ン52(図1参照)によって油圧を発生させるポンプ5
0にボルト70で装着させた状態の部分破断図である図
1の如く、先端に1mm偏心してなる出力軸としての偏
心軸34を有し、該偏心軸34に内輪35aを一体固定
された先端ボールベアリング35に当接するピストン5
2を左右に往復動させる回転軸32を備えてなるロータ
30、磁石22を内周面に保持するとともに前記回転軸
32を後部で支持する後部ボールベアリング26の外輪
26bを圧入固定してなる有底円筒状の第一ハウジング
20、ならびに前記回転軸32を前部で内輪44aを一
体固定して支持する前部ボールベアリング44を保持し
前記第一ハウジング20の開口部を覆うとともに前記ポ
ンプ50に当接する第二ハウジング40などから構成さ
れる。
【0014】ここで、前記回転軸32は、前記後部ボー
ルベアリング26の内輪26aの内径側で隙間を有し遊
嵌合でもって支持されている。また、ロータ30に備え
られる巻線36を巻装させたコア37の軸方向端部37
aと前記内輪26aの軸方向端部26a1との間にはウ
レタン樹脂ゴムまたはフッ素樹脂ゴムなどからなる粘弾
性を有した粘弾性部材60が弾圧的に挟まれている。
【0015】この粘弾性部材60は、図2に示す軸方向
断面図の如く、円筒状に形成され、その内径部60a寸
法は回転軸32の外径部32a寸法より小さく設定さ
れ、該回転軸32には圧入によって取付けられている。
また、この粘弾性部材60の後部ボールベアリング26
側の当接面60bには、図2のA視図である図3の如
く、該後部ボールベアリング26の方向に突出する断面
略三角形状の凸部60cが内径側から外径側へと径方向
に延びて形成されている。
【0016】以上の構成下において、ロータ30が回転
すると、前記回転軸32は後部ボールベアリング26の
内輪26aの内部で摺動しようとするが、コア37と内
輪26aとの間に挟まれた粘弾性部材60の軸方向の弾
圧力によって、前記回転軸32と前記内輪26aは一体
となって連れ回ることとなり、前記回転軸32及び前記
内輪26aの摩耗を阻止できる。
【0017】また、一般には、モータ10のロータ30
が回転すると、そのロータ30の回転アンバランスなら
びにポンプピストン52の径方向往復動によって、軸方
向及び径方向の振動が生じることとなるが、本例におい
ては、コア37と内輪26aとの間に粘弾性部材60を
弾圧的に挟んでいるために、軸方向の振動は、この粘弾
性部材60の弾圧力によって抑えられるとともに、その
振動エネルギーがその粘性によって消費されることとな
る。
【0018】また、この粘弾性部材60は、その内径6
0aが前記内輪26aと前記コア37との軸方向間にお
ける前記回転軸32の外径より小さく形成されているの
で、内輪26aの内径より内側にあるため、ロータ30
が径方向に振動しようとする場合には、粘弾性部材60
と内輪26aとの当接部分によって発生する径方向の移
動抵抗によって、ロータ30の径方向の振動を抑制する
とともに、粘弾性部材60の粘性によって生じた振動エ
ネルギーを消費する。
【0019】さらに、前記粘弾性部材60の前記内輪2
6aとの当接面60bには、径方向に延びる凸部60c
が形成されているので、該凸部60cによって前記粘弾
性部材60の周方向の移動抵抗が増加し、粘弾性部材6
0と内輪26aとは一層確実に一体となって回転するこ
ととなる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
コア37と内輪26aとの間に挟まれた粘弾性部材60
の軸方向の弾圧力によって、前記回転軸32と前記内輪
26aは一体となって連れ回り、両者の摩耗を阻止でき
る。また、軸方向のロータ30の振動は、この粘弾性部
材60の弾圧力によって抑えられるとともに、その振動
エネルギーがその粘性によって消費されることとなる。
また、この粘弾性部材60は、その内径60aが前記内
輪26aと前記コア37との軸方向間における前記回転
軸32の外径より小さく形成されているので、粘弾性部
材60と内輪26aとの当接部分によって発生する径方
向の移動抵抗によって、ロータ30の径方向の振動を抑
制するとともに、粘弾性部材60の粘性によって生じた
振動エネルギーを消費する。さらに、前記粘弾性部材6
0の前記内輪26aとの当接面60bには、径方向に延
びる凸部60cが形成されているので、粘弾性部材60
と内輪26aとは一層確実に一体となって回転すること
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ10をポンプ50に装着さ
せた状態図。
【図2】粘弾性部材60の軸方向断面図。
【図3】図2のA方向視図。
【符号の説明】
10… モータ、20… 第一ハウジング、22… 磁
石、26…後部ボールベアリング、26a、35a、4
4a… 内輪、26a1… 軸方向端部、26b… 外
輪、30… ロータ、32… 回転軸、32a… 外径
部、34…偏心軸、35… 先端ボールベアリング、3
6… 巻線、37… コア、37a…軸方向端部、40…
第二ハウジング、44… 前部ボールベアリング、50
…ポンプ、52… ピストン、60… 粘弾性部材、60
a… 内径部、60b… 当接面、60c… 凸部、70
… ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J012 AB07 AB20 BB03 DB07 DB11 FB10 5H605 AA04 BB05 CC04 DD09 EA06 EB10 EB18 FF08 GG04 5H607 AA12 BB01 BB14 CC01 DD03 DD09 DD19 EE57 FF06 GG08 JJ05 5H621 JK15 JK17 JK19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を巻装したコアを備えたロータを支
    持する少なくとも一つのボールベアリングの外輪を固定
    保持するハウジングを備え、前記ロータの回転軸は前記
    ボールベアリングの内輪によって隙間を有した遊嵌合で
    支持されたモータにおいて、前記内輪と前記コアとの軸
    方向間には両者の間で圧縮される粘弾性部材が配置され
    ていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記粘弾性部材は、略円筒状であって、
    その内径は前記内輪と前記コアとの軸方向間における前
    記回転軸の外径より小さいことを特徴とする請求項1に
    記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記粘弾性部材の前記内輪との当接面に
    は、径方向に延びる凸部が形成されていることを特徴と
    する請求項1及び2に記載のモータ。
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