JP2001308995A - 携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機

Info

Publication number
JP2001308995A
JP2001308995A JP2000117831A JP2000117831A JP2001308995A JP 2001308995 A JP2001308995 A JP 2001308995A JP 2000117831 A JP2000117831 A JP 2000117831A JP 2000117831 A JP2000117831 A JP 2000117831A JP 2001308995 A JP2001308995 A JP 2001308995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
state
sensor
mobile phone
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000117831A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Hashiguchi
文貴 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000117831A priority Critical patent/JP2001308995A/ja
Publication of JP2001308995A publication Critical patent/JP2001308995A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機のアンテナの先端を人の耳から遠
い方向に傾けることによって、通話中のアンテナ感度を
上げることができる可動アンテナを有する携帯電話機を
提供する。 【解決手段】 携帯電話機において、着信があったとき
に、着信ボタンが押し下げられたか否かを検知する第1
の手段と、上記の第1の手段で、着信ボタンが押し下げ
られたことが検知された時には、センサからの検知信号
が受信されたか否かを検知する第2の手段と、上記第2
の手段で、センサからの検知信号を受信したと判断され
た時には、自動的にアンテナを、本体に対して直立状態
にある第1の状態から、本体に対して傾斜状態にある第
2の状態移行させた後に通話を開始する第3の手段とを
備えるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可動アンテナを有す
る携帯電話機に関するものであり、より詳細には本発明
は、携帯電話機のアンテナの先端を人の顔から遠い方向
に傾けることによって、通話中のアンテナ感度を上げる
ことができる可動アンテナを有する携帯電話機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の携帯電話機を示す図であ
る。図15は従来の携帯電話機10を耳元に近づけた時
の様子を示す図である。図14において、(a)は伸縮
可能なホイップアンテナ2aを有する携帯電話機を示
し、(b)は固定のヘリカルアンテナ2を有する携帯電
話機を示す。伸縮可能なホイップアンテナ2aを有する
携帯電話機では、アンテナを引き出すことによってアン
テナ感度を上げることができる。一方、固定のヘリカル
アンテナ2を有する携帯電話機では、アンテナを伸ばす
ことができないので、アンテナ感度を上げることはでき
ない。
【0003】携帯電話機の使用法としては、ホイップア
ンテナの場合には、通常、着呼があるとそのホイップア
ンテナを手で延ばしてから、通話ボタンを押し下げた後
に通話をする動作が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなホイップア
ンテナアンテナを有する携帯電話機においては、ある程
度の電波強度が得られる場所においては、何ら問題はな
いが、電波が弱い所で携帯電話機を耳元に近づけまたは
耳に接触させた場合には、アンテナが人の顔に近づくた
めに、アンテナ感度が低下し、通話が切断されるという
問題点があった。
【0005】また、現在では、ほとんどの携帯電話機は
ホイップアンテナを用いている。このホイップアンテナ
はアンテナが伸縮するために、アンテナが縮んだ時にア
ンテナを収納する場所が必要となり、携帯電話機のかな
りの容積をホイップアンテナが占めることになる。この
ために、現在かなり小型化されている携帯電話機をさら
に小型化することは難しくなってきた。
【0006】一方、固定のヘリカルアンテナを有する携
帯電話機では、上述のように、アンテナ感度は変化でき
ないので、携帯電話機を耳元に近づけまたは耳に接触さ
せたときには、アンテナ感度が低下していた。
【0007】本発明は、ヘリカルアンテナを有する携帯
電話機を用いて、携帯電話機を耳元に近づけまたは耳に
接触させたときに、アンテナのみを耳元から遠ざける方
向に傾けることによって、携帯電話機が耳元に近づいた
状態でもアンテナ感度を増やすことができる可動アンテ
ナを有する携帯電話機を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、センサを有する携帯電話機において、着
信があったときに、着信ボタンが押し下げられたか否か
を検知する第1の手段と、上記第1の手段で、着信ボタ
ンが押し下げられたことが検知された時には、上記セン
サからの検知信号が受信されたか否かを検知する第2の
手段と、上記第2の手段で、上記センサからの検知信号
を受信したことが検知された時には、自動的にアンテナ
を、本体に対して直立状態にある第1の状態から、本体
に対して傾斜状態にある第2の状態移行させた後に通話
を開始する第3の手段とを有するように構成される。
【0009】また、他の発明によれば、本発明は、可動
アンテナを有する携帯電話機において、着信があったと
きにアンテナが直立状態にある第1の状態から、本体に
対して傾斜状態にある第2の状態に手動で移行されたか
否かを検知する第1の手段と、上記第1の手段で、アン
テナが上記第2の状態に移行されたことが検知された時
には、通話を開始する第2の手段とを有するように構成
される。
【0010】さらに、他の発明によれば、本発明は、セ
ンサを有する携帯電話機において、着信があったとき
に、上記センサの設定があるか否かを検知する第1の手
段と、上記第1の手段で、センサの設定があることが検
知された時には、着信ボタンが押し下げられたか否かを
検知する第2の手段と、上記第2の手段で、着信ボタン
が押し下げられたことが検知された時には、上記センサ
からの検知信号が受信されたか否かを判断する第3の手
段と、上記第3の手段で、上記センサからの検知信号を
受信したと判断された時には、アンテナを自動的に第1
の状態から第2の状態に変化させて、通話を開始する第
4の手段とを備え、さらに上記第1の手段で、上記セン
サの設定がされていないことが検知された時には、アン
テナが手動で第1の状態から第2の状態に変化されたか
否かを検知する第5の手段と、上記第5の手段で、アン
テナが手動で第1の状態から第2の状態に変化されたこ
とが検知された時には、通話を開始する第6の手段セン
サを有するように構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施の形態の携帯電話機を示す図である。図1におい
て、(a)はヘリカルアンテナを有する携帯電話機を正
面斜めから見た図である。(b)はヘリカルアンテナが
携帯電話機本体に対して直立している状態を示す携帯電
話機の左側面図を示す図である。(c)はヘリカルアン
テナが外側に傾いた状態を示す携帯電話機の左側面図を
示す図である。図1において、1は携帯電話機本体、2
は可動のヘリカルアンテナ、3は受話部、4は種々のデ
ータを表示する表示部、5はユーザがデータを入力する
入力ボタン、6は送話部、7はヘリカルアンテナ2を傾
けるための切り込み部、20は顔に近接または接触した
ことを検知するセンサである。ここで、センサ20は、
種々のタイプがあり、たとえば、明るさを検知する光セ
ンサ、携帯話機がユーザの耳に近接したことを検知する
距離センサ、携帯電話機がユーザの耳に接触したことを
検知する圧力センサ、ユーザの顔部分の温度を検知する
熱センサ等があり、本発明においては、これらのどのセ
ンサを使用してもよい。また、このセンサ20は、携帯
電話機本体1の他の部分に取り付けることもできる。
【0012】まず、本発明の携帯電話機のヘリカルアン
テナの動作について説明する。図1(b)および図1
(c)において、ヘリカルアンテナ2は支点11を中心
に回転するように構成される。このとき、図1(a)に
示すように、ヘリカルアンテナ2の後部には、ヘリカル
アンテナ2が後ろ側に傾くことができるように、切り込
み部7が設けられている。ヘリカルアンテナ2が傾斜す
る構成は種々考えられるが、その一例を図2および図3
に示す。
【0013】図2は、ギヤを用いてヘリカルアンテナ2
を傾けるアンテナ傾斜構造を示す図である。図2におい
て、12は傾斜ギヤ、13は傾斜ギヤ12の歯、14は
駆動ギヤ、15は駆動ギヤ14の歯、19は位置検出セ
ンサである。駆動ギヤ14は図示されないモータ等で駆
動される。次に、ヘリカルアンテナ2の駆動動作を説明
する。ヘリカルアンテナ2は傾斜ギヤ12に固定して取
り付けられる。傾斜ギヤ12は、駆動ギヤ14によっ
て、それら歯13および歯15を介して、駆動される。
【0014】図2(a)は、ヘリカルアンテナ2が、携
帯電話機の長手方向対して直立に伸びた第1の状態を示
す図である。このときにはヘリカルアンテナ2は駆動ギ
ヤ14によって何等駆動されていない初期状態にある。
図2(b)は、ヘリカルアンテナ2が携帯電話機の長手
方向対して傾斜している第2の状態を示す図である。こ
のときにはヘリカルアンテナ2は駆動ギヤ14によって
駆動されている。
【0015】ヘリカルアンテナ2がこの第1の状態にあ
るときに、駆動ギヤ14が時計方向に回転すると、歯1
5および歯13を介して傾斜ギヤ12が反時計方向に回
転し、ヘリカルアンテナ2は反時計方向に傾き、携帯電
話機の長手方向対して傾斜した第2の状態に移動する。
一方、ヘリカルアンテナ2がこの第2の状態にあるとき
に、駆動ギヤ14が反時計方向に回転すると、歯15お
よび歯13を介して、傾斜ギヤ12が時計方向に回転
し、ヘリカルアンテナ2は支点11を支点にして時計方
向に回転し第1の状態に戻る。このように、ヘリカルア
ンテナ2は、第1の状態と第2の状態を有する。位置検
出センサ19は、ヘリカルアンテナ2が第1の状態にあ
るか第2の状態にあるかを検出するセンサである。この
位置検出センサ19は、公知の技術で実現できるが、た
とえば、光検出器を用いて、ヘリカルアンテナ2によっ
て光が遮断されたか否かを検出することによって、ヘリ
カルアンテナ2が第1の状態にあるか第2の状態にある
かを検出することができる。
【0016】図3は、駆動ロッドを用いてヘリカルアン
テナ2を傾斜させるアンテナ傾斜構造を示す図である。
図3において、18はロッド駆動部、16は駆動ロッ
ド、17は支点である。次に、ヘリカルアンテナ2の駆
動動作を簡単に説明する。ヘリカルアンテナ2は支点1
7を介して駆動ロッド16に取り付けられる。この駆動
ロッド16はロッド駆動部18によって伸縮するように
駆動される。
【0017】図3(a)は、ヘリカルアンテナ2が、携
帯電話機の長手方向に対して直立に伸びた第1の状態を
示す図である。このときにはヘリカルアンテナ2はロッ
ド駆動部18によって何等駆動されていない初期状態に
ある。図3(b)は、ヘリカルアンテナ2が携帯電話機
の長手方向に対して傾斜している第2の状態を示す図で
ある。このときにはヘリカルアンテナ2はロッド駆動部
18によって駆動されている。
【0018】ヘリカルアンテナ2がこの第1の状態にあ
るときに、ロッド駆動部18によって駆動ロッド16が
前進するように駆動されると、ヘリカルアンテナ2は支
点11を中心に反時計方向に回転し第2の状態に移動す
る。一方、ヘリカルアンテナ2がこの第2の状態にある
ときに、ロッド駆動部18によって駆動ロッド16が後
退するように駆動されると、ヘリカルアンテナ2は支点
11を支点にして時計方向に回転し第1の状態に戻る。
このように、ヘリカルアンテナ2は、第1の状態と第2
の状態を有する。位置検出センサ19については、上述
した構成と同じであるので説明を省略する。
【0019】図4は、携帯電話機中のセンサ20からの
出力によって、アンテナ駆動部を制御するシステム構成
を説明する図である。図4において、センサ20からセ
ンサ出力が出されると、CPU32は、アンテナ駆動部
33を駆動する。このような構成および動作は公知技術
であるので詳細な説明は省略する。
【0020】図5は、アンテナを傾けた時の相対アンテ
ナ受信レベルの実測図である。図5(a)は、横軸が図
5(b)に示す擬似顔40と携帯電話機1のヘリカルア
ンテナ2の先端との間の距離を示し、縦軸がアンテナの
相対受信レベルを示す。図5(b)は、擬似顔40に携
帯電話機を取り付け、そのヘリカルアンテナ2を直立な
状態から徐々に傾斜させるときの様子を示す。図5
(b)において、距離D1はヘリカルアンテナ2が携帯
電話機本体1に直立になっている場合の擬似顔40とヘ
リカルアンテナ2の先端間の距離であり、距離D2はヘ
リカルアンテナ2の先端が携帯電話機本体1に対して最
大限に離れたときの擬似顔40とヘリカルアンテナ2の
先端間の距離である。
【0021】図5(a)において、距離D1のとき、相
対アンテナ受信レベルは−15.7dBであり、距離D
2のときに、相対アンテナ受信レベルは−13.1dB
であった。従って、ヘリカルアンテナ2を斜めにするこ
とによって、アンテナ感度は2.6dB良くなることが
分かった。このような基礎実験によって、携帯電話機本
体1を耳元に近づけまたは耳に接触させた場合でも、ヘ
リカルアンテナ2を傾けることによって、ヘリカルアン
テナ2の感度が上昇することがはっきりと確認できた。
【0022】上述のように基礎実験データに基づいて、
携帯電話機のアンテナの感度を上げることが確認でき
た、本発明の実施の形態1の自動タイプの可動アンテナ
を有する携帯電話機の動作を図6および図7を用いて説
明する。図6は、自動タイプの可動アンテナを有する携
帯電話機が通話を開始するまでの動作を説明するフロー
チャートである。図6において、携帯電話機は着信の待
ち受けを行い(ステップS11)、着信があるまでこの
待ち受けを繰り返す(ステップS12でNOの場合)。
待ち受け中に着信があると(ステップS12でYESの
場合)、携帯電話機のユーザは、相手と通話するため
に、着信ボタンを押し下げる。これによって、携帯電話
機は、オフ・フックされる。携帯電話機は、着信ボタン
が押し下げられたか否かを検知し(ステップS13)、
着信ボタンの押し下げを検知すると(ステップS13で
YESの場合)、次にセンサからの出力信号を受信する
まで待つ(ステップS14)。
【0023】たとえば、センサが光センサである場合に
は、ユーザが携帯電話機を耳に近づけると、受話部3の
近傍に埋め込まれているセンサ20は人間の耳によって
光が遮られ暗くなるために、センサから検知信号が出力
される。この検知信号は、センサが、距離センサの場合
には携帯電話機が顔に一定距離以内に近づいた時に出さ
れ、圧力センサの場合には、携帯電話機がユーザの耳に
接触したことを検知した時に出され、熱センサの場合に
は、携帯電話機がユーザの顔部分に近づいたことを温度
変化で検知した時に出される。
【0024】図4において、CPU32がセンサ20か
らの検知信号を受信すると(図6のステップS14でY
ESの場合)、アンテナ駆動部33はヘリカルアンテナ
2を第2の状態に傾斜させるように駆動する(ステップ
S15)。その後、通信回線が確立され、通話が開始さ
れる(ステップS16)。ステップS15において、ヘ
リカルアンテナ2を傾斜させる機構は上述のように、駆
動モータを使用してもよく、ロッドによる駆動装置を使
用してもよく、またその他の駆動装置を用いてもよく、
またこれらのいずれかに限定されることもない。
【0025】携帯電話機がオフ・フックされた後、セン
サからの検知信号が受信されない場合には(ステップS
14でNOの場合)、所定時間が経過したか否かが判断
され(ステップS17)、所定時間未満であれば(ステ
ップS17でNOの場合)、処理はステップS14に戻
り、センサからの検知信号を待つ。ステップS17にお
いて、所定時間が経過したと判断されると(ステップS
17でYESの場合)、通信回線を確立した後に通話が
開始され(ステップS16)、一連の処理は終了する。
【0026】図7は、自動タイプの可動アンテナを有す
る携帯電話機が通話を終了するときの動作を説明するフ
ローチャートである。図7において、携帯電話機は終了
ボタンが押し下げられたことを検出すると(ステップS
21でYESの場合)、ヘリカルアンテナ2が第2の状
態にあるか否かを判断し(ステップS22)、もし、ヘ
リカルアンテナ2が第2の状態にあれば(ステップS2
2でYESの場合)、ヘリカルアンテナ2を第1の状態
に戻すように動作する(ステップS23)。すなわち、
このステップS23では、ヘリカルアンテナ2が傾いた
状態にあるときには、ヘリカルアンテナ2を初期状態、
すなわち直立な状態に戻してから、通話を終了するよう
にするものである。
【0027】次に、ヘリカルアンテナ2を第1の状態に
戻したか否かが判断され(ステップS24)、ヘリカル
アンテナ2が第1の状態に戻されたことを確認すると
(ステップS4でYESの場合)、通話終了処理を行い
(ステップS25)、一連の処理は終了する。一方、ス
テップS22で、既にヘリカルアンテナ2が第1の状態
に戻っていれば(ステップS22でNOの場合)、携帯
電話機はすぐに通話終了処理を行い(ステップS2
5)、一連の処理は終了する。また、ステップS24
で、ヘリカルアンテナ2が第1の状態に戻されていない
ことを確認すると(ステップS24でNOの場合)、処
理はステップS23に戻り、ヘリカルアンテナ2を第1
の状態(初期状態)に戻す動作を繰り返す。
【0028】実施の形態1においては、ユーザがアンテ
ナに手を触れなくても、携帯電話機を耳元に近づけまた
は耳に接触させると、アンテナは自動的に傾き、また、
携帯電話機を耳元から遠ざけると、アンテナは自動的に
元の直立な状態に戻る。このように、アンテナを駆動す
ることによって、着信があった際に携帯電話機を耳元に
近づけまたは耳に接触させたときに、アンテナ感度が増
加するので、通話が切断することを防ぐことができる。
また、現在主に用いられているホイップアンテナは、縮
んだときにアンテナを収納する部分が必要となり、その
ためにアンテナが携帯電話機のかなりの容積を占めてお
り、携帯電話機全体の小型化が難しいが、この実施の形
態1の発明を用いれば、このような縮んだときのアンテ
ナを収納する必要がなくなるので、携帯電話機をさらに
小型にすることができる。
【0029】実施の形態2.以下に本発明の実施の形態
2の手動タイプの可動アンテナを有する携帯電話機の動
作を図8、図9および図10を用いて説明する。上記の
実施の形態2における携帯電話機の外観は本発明の携帯
電話機の外観である図1と同じであるが、実施の形態2
は、ヘリカルアンテナ2を手で動かしてフックスイッチ
をオンオフする点で、実施の形態1と異なる。
【0030】図8は手動でヘリカルアンテナを傾ける実
施の形態2のアンテナ傾斜構造を示す図である。図8に
おいて、ユーザはヘリカルアンテナ2を手で傾けること
によってフックスイッチ21をオンオフするように構成
される。実施の形態2の例では、ヘリカルアンテナ2が
第1の状態にあるときに、フックスイッチ21はオン・
フック状態にあり、ヘリカルアンテナ2が第2の状態に
あるときに、フックスイッチ21はオフ・フック状態に
あるように設定される。図8においては、理解し易くす
るために、フックスイッチ21は機械的な接点で表示し
てあるが、この接点は電子的な半導体等で構成すること
もできる。このフックスイッチ21は、従来の技術によ
って構成できるので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0031】図9は、手動タイプの可動アンテナを有す
る携帯電話機が通話を開始するまでの動作を説明するフ
ローチャートである。図9において、携帯電話機は着信
の待ち受けを行い(ステップS31)、着信があるまで
この待ち受けを繰り返す(ステップS32でNOの場
合)。待ち受け中に着信があると(ステップS32でY
ESの場合)、ユーザは相手と通話するために、ヘリカ
ルアンテナ2を手で押して傾け、この動作によって、携
帯電話機に内蔵されたフックスイッチ21によって、オ
フ・フックされる。携帯電話機はヘリカルアンテナ2が
第2の状態に移動したかどうかを検出して(ステップS
33)、もし、ヘリカルアンテナ2が第2の状態に移動
したことを検出すると(ステップS33でYESの場
合)、通信回線を確立した後に通話が開始され(ステッ
プS34)、一連の処理は終了する。
【0032】一方、ステップS33において、もし、ユ
ーザがヘリカルアンテナ2を第2の状態に傾けないとき
には(ステップS33でNOの場合)、すなわち、ユー
ザがオフ・フックしないときには、処理はステップS3
3に戻り、ユーザがオフ・フックするまで待つ。
【0033】図10は、手動タイプの可動アンテナを有
する携帯電話機が通話を終了するときの動作を説明する
フローチャートである。図10において、ユーザは通話
が終わると、ヘリカルアンテナ2を初期状態に(すなわ
ち、第1の状態に)戻す。この動作は、携帯電話機をオ
ン・フックすることに該当する。携帯電話機はヘリカル
アンテナ2が第1の状態に戻ったか否かを判断し(ステ
ップS41)、もし、ヘリカルアンテナ2が第1の状態
に戻ったことを確認すれば(ステップS41でYESの
場合)、通話終了処理を行い(ステップS42)、一連
の処理は終了する。一方、ステップS41で、ヘリカル
アンテナ2がまだ第2の状態にあれば(ステップS41
でNOの場合)、処理はステップS41に戻り、ヘリカ
ルアンテナ2が第1の状態に戻るのを待つ。すなわち、
ユーザがヘリカルアンテナ2を元の位置に戻して、オン
・フックをするまでこのステップS41が繰り返えされ
る。
【0034】本発明の実施の形態2においては、アンテ
ナ可動部を手動にして、アンテナの動きを、携帯電話機
のオフ・フックおよびオン・フックボタンの代わりに使
用すれば、通話時には必ずアンテナが傾斜した状態にな
るために、ユーザはアンテナ特性を意識することなく、
良好な特性で通話をすることができ、また携帯電話機の
ボタンの数も減らすことが可能となる。
【0035】実施の形態3.以下に本発明の実施の形態
3の自動および手動切り替えタイプの可動アンテナを有
する携帯電話機の動作を図11、図12および図13を
用いて説明する。実施の形態3の自動および手動切り替
えタイプの可動アンテナを有する携帯電話機において
は、携帯電話機が着信をする前に、ユーザは携帯電話機
の表示部4の情報に従って、ボタン操作によってセンサ
を動作させるか否かの設定をしておく必要がある。すな
わち、携帯電話機を耳元に近づけたときに、自動的にア
ンテナを傾斜させたい場合には、そのようにセンサが動
作するように設定をしておく必要がある。この設定をし
ない場合には手動動作になる。
【0036】図11は、センサを動作させるか否かの設
定を行う動作を説明するフローチャートである。図11
において、携帯電話機本体1の表示部4上に表示される
手順に従って(ステップS51)、アンテナを自動動作
をさせたい場合には(ステップS51でYESの場
合)、センサの設定を行い(ステップS52)、一連の
処理は終了する。一方、センサを動作させる必要がない
場合には(ステップS51でNOの場合)、センサの設
定をすることなく、一連の処理は終了する。
【0037】図12は、自動および手動切り替えタイプ
の可動アンテナを有する携帯電話機が通話を開始するま
での動作を説明するフローチャートである。図12にお
いて、携帯電話機は着信の待ち受けを行い(ステップS
61)、着信があるまでこの待ち受けを繰り返す(ステ
ップS62でNOの場合)。待ち受け中に着信があると
(ステップS62でYESの場合)、既にユーザがセン
サの設定をしたか否かの判断を行い(ステップS6
3)、設定がされていれば、ステップS64に進み、設
定がされていなければ、ステップS67に進む。
【0038】ステップS64では、ユーザが着信ボタン
を押し下げたか否かを判断する。ユーザが着信ボタンを
押し下げないとき、すなわち、ステップS64でNOの
場合には、この判断が繰り返し行われ、ユーザが着信ボ
タンを押し下げるまで待つ。もし、ユーザが着信ボタン
を押し下げてオフ・フックしたことが検出されると(ス
テップS64でYESの場合)、携帯電話機は、センサ
からの検知信号を受信するまで待つ。センサからの信号
は、実施の形態1で説明したのと同じであるので、説明
を省略する。図4に示すように、CPU32がセンサか
らの検知信号を受信すると(ステップS65でYESの
場合)、アンテナ駆動部33はヘリカルアンテナ2を第
2の状態に傾斜させ(ステップS66)、通信回線を確
立した後に通話が開始される(ステップS69)。ヘリ
カルアンテナ2を傾斜させる機構は実施の形態1で説明
したものと同じであるので説明を省略する。
【0039】携帯電話機は、オフ・フックされた後、セ
ンサからの検知信号が受信されない場合には(ステップ
S65でNOの場合)、所定時間が経過したか否かが判
断され(ステップS68)、所定時間未満であれば(ス
テップS68でNOの場合)、処理はステップS65に
戻り、センサからの検知信号を待つ。ステップS68に
おいて、所定時間が経過したと判断されると(ステップ
S68でYESの場合)、通信回線を確立した後に通話
が開始され(ステップS69)、一連の処理は終了す
る。
【0040】一方、図11のステップS51でユーザが
センサの設定をしない場合を選択したときには、図12
のステップS63の判断結果はNOになる。このときに
は、着信があるとユーザはヘリカルアンテナ2を手動で
傾けてオフ・フックにするので、アンテナの状態が第2
の状態になるのを確認して(ステップS67でYESの
場合)ステップS69に進む。ステップS69で、通信
回線を確立した後に通話が開始され、一連の処理は終了
する。ステップS67でNOの場合、処理はステップS
67に戻り、ユーザがオフ・フックをするまで待つ。
【0041】図13は、自動および手動切り替えタイプ
の可動アンテナを有する携帯電話機が通話を終了すると
きの動作を説明するフローチャートである。図13にお
いて、携帯電話機は終了ボタンが押し下げられたか否か
を判断する(ステップS71)。終了ボタンが押し下げ
られたことが検出されると(ステップS71でYESの
場合)、センサが設定されているか否かが判断される
(ステップS73)。センサが設定されている場合には
(ステップS73でYESの場合)、ヘリカルアンテナ
2が第2の状態にあるか否か、すなわち、アンテナが傾
斜して状態にあるか否かを判断し(ステップS74)、
ヘリカルアンテナ2が第2の状態にあれば(ステップS
74でYESの場合)、ヘリカルアンテナ2を第1の状
態に戻す(ステップS75)。ステップS76で、アン
テナが第1の状態に戻ったか否かが判断され、もし戻っ
ていれば(ステップS76でYESの場合)、通話終了
処理を行い(ステップS77)、一連の処理は終了す
る。
【0042】一方、ステップS73で、センサが設定さ
れていないことが検出され(ステップS73でNOの場
合)、またはアンテナが第1の状態にあることが検知さ
れると(ステップS74でNOの場合)、通話終了処理
を行い(ステップS77)、一連の処理を終了する。
【0043】一方、ステップS71で、終了ボタンが押
し下げられていないことが検出されると(ステップS7
1でNOの場合)、ヘリカルアンテナ2が第1の状態に
戻っていることを確認すると(ステップS72でYES
の場合)、通話終了処理を行い(ステップS77)、一
連の処理を終了する。一方、ステップS72で、ヘリカ
ルアンテナ2が第1の状態に移行していない場合には
(ステップS72でNOの場合)、処理はスタートに戻
り、携帯電話機の終了ボタンの押し下げを確認するステ
ップS71およびヘリカルアンテナ2が第1の状態に戻
ったことを確認するステップS72を繰り返す。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザがアンテナに手を触れなくても、携帯電話機を耳
元に近づけまたは耳に接触させると、アンテナが自動的
に傾き、また、携帯電話機を耳元から遠ざけると、アン
テナは自動的に元の直立な状態に戻るようにように構成
されるので、すなわち、着信があった際はアンテナが顔
から離れるために、アンテナ感度を増加できる。
【0045】また、本発明では、ヘリカルアンテナを用
いるので、ホイップアンテナのように、縮んだときにア
ンテナを収納する部分が不要となり、そのために携帯電
話機を現在よりもさらに小型にすることができる。
【0046】また、本発明では、アンテナを手動で傾け
る動作とオフ・フックを対応させ、アンテナを元に戻す
動作をオン・フックに対応させているので、携帯電話機
のオフ・フックおよびオン・フックボタンが不要にな
り、携帯電話機をさらに小型化することができる。
【0047】さらに、本発明では、携帯電話機が弱電界
中にある場合でも、ユーザが携帯電話機を耳元に近づけ
または耳に接触させると、アンテナが自動的に傾きアン
テナ感度は増加するので、ユーザは電界強度を意識せず
に、常に最良の受信状態で携帯電話機を使用できる。
【0048】また、本発明では、アンテナの可動を自動
・手動切り替えモードで行うようにすることによって、
自動モードで使用したくない場合には、手動モードにし
ておくとアンテナを傾けることによってオフ・フック/
オン・フックができる使用方法も選べるので便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の携帯電話機を示す図
である。
【図2】 ギヤを用いてヘリカルアンテナを傾けるアン
テナ傾斜構造を示す図である。
【図3】 駆動ロッドを用いてヘリカルアンテナを傾け
るアンテナ傾斜構造を示す図である。
【図4】 携帯電話機中のセンサからの出力によって、
アンテナ駆動部を制御するシステム構成を説明する図で
ある
【図5】 アンテナを傾けた時の相対アンテナ受信レベ
ルの実測図である。
【図6】 自動タイプの可動アンテナを有する携帯電話
機が通話を開始するまでの動作を説明するフローチャー
トである。
【図7】 自動タイプの可動アンテナを有する携帯電話
機が通話を終了するときの動作を説明するフローチャー
トである。
【図8】 手動でヘリカルアンテナを傾けるアンテナ傾
斜構造を示す図である。
【図9】 手動タイプの可動アンテナを有する携帯電話
機が通話を開始するまでの動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】 手動タイプの可動アンテナを有する携帯電
話機が通話を終了するときの動作を説明するフローチャ
ートである。
【図11】 センサを動作させるか否かの設定を行う動
作を説明するフローチャートである。
【図12】 自動および手動切り替えタイプの可動アン
テナを有する携帯電話機が通話を開始するまでの動作を
説明するフローチャートである。
【図13】 自動および手動切り替えタイプの可動アン
テナを有する携帯電話機が通話を終了するときの動作を
説明するフローチャートである。
【図14】 従来の携帯電話機を示す図である。
【図15】 従来の携帯電話機を耳元に近づけたとき、
携帯電話機のアンテナがユーザの顔に近づく様子を示す
図である。
【符号の説明】
1,10…携帯電話機本体、2…ヘリカルアンテナ、3
…受話部、4…表示部、5…入力ボタン、6…送話部、
7…切り込み部、11,17…支点、12…回動ギヤ、
13,15…歯、14…駆動ギヤ、16…駆動ロッド、
18…ロッド駆動部、19…位置検出センサ、20…セ
ンサ、21…フックスイッチ、32…CPU、33…ア
ンテナ駆動部、40…擬似顔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/21 H04B 7/26 D 1/725 109L

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサを有する携帯電話機のアンテナ可
    動方法において、着信があったときに、着信ボタンが押
    し下げられたか否かを検知する第1のステップと、 前記第1のステップで、着信ボタンが押し下げられたこ
    とが検知された時には、前記センサからの検知信号が受
    信されたか否かを判断する第2のステップと、 前記第2のステップで、前記センサからの検知信号を受
    信したと判断された時には、自動的にアンテナを、本体
    に対して直立状態にある第1の状態から、本体に対して
    傾斜状態にある第2の状態移行させた後に通話を開始す
    る第3のステップと、を備えたことを特徴とする携帯電
    話機のアンテナ可動方法。
  2. 【請求項2】 通話終了ボタンが押し下げられたか否か
    を検知する第4のステップと、 前記第4のステップで、通話終了ボタンが押し下げられ
    たことが検知された時には、アンテナが前記第2の状態
    にあるか否かを検知する第5のステップと、 前記第5のステップで、アンテナが前記第2の状態にあ
    ることが検知された時には、アンテナを自動的に前記第
    1の状態に戻して、終話処理を開始する第6のステップ
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機
    のアンテナ可動方法。
  3. 【請求項3】 携帯電話機のアンテナ可動方法におい
    て、着信があったときにアンテナが本体に対して直立状
    態にある第1の状態から、本体に対して傾斜状態にある
    第2の状態に手動で移行されたか否かを検知する第1の
    ステップと、 前記第1のステップで、アンテナが前記第2の状態に移
    行されたことが検知された時には、通話を開始する第2
    のステップと、を備えたことを特徴とする携帯電話機の
    アンテナ可動方法。
  4. 【請求項4】 アンテナが傾斜状態にある第2の状態か
    ら直立状態にある第1の状態に手動で戻されたか否かを
    検知する第3のステップと、前記第3のステップで、手
    動でアンテナが前記第2の状態から前記第1の状態に戻
    っていることが検知された時には、終話処理を開始する
    第4のステップと、を備えたことを特徴とする請求項3
    記載の携帯電話機のアンテナ可動方法。
  5. 【請求項5】 センサを有する携帯電話機のアンテナ可
    動方法において、着信があったときに、前記センサの設
    定があるか否かを検知する第1のステップと、 前記第1のステップで、センサの設定があることが検知
    された時には、着信ボタンが押し下げられたか否かを検
    知する第2のステップと、 前記第2のステップで、着信ボタンが押し下げられたこ
    とが検知された時には、前記センサからの検知信号が受
    信されたか否かを判断する第3のステップと、 前記第3のステップで、前記センサからの検知信号を受
    信したと判断された時には、アンテナを自動的に第1の
    状態から第2の状態に変化させて、通話を開始する第4
    のステップとを備え、さらに前記第1のステップで、前
    記センサの設定がされていないことが検知された時に
    は、アンテナが手動で第2の状態に変化されたか否かを
    検知する第5のステップと、 前記第5のステップで、アンテナが手動で第1の状態か
    ら第2の状態に変化されたことが検知された時には、通
    話を開始する第6のステップと、を備えたことを特徴と
    する携帯電話機のアンテナ可動方法。
  6. 【請求項6】 通話終了ボタンが押し下げられたか否か
    を検知する第7のステップと、 前記第7のステップで、通話終了ボタンが押し下げられ
    たことが検知された時には、前記センサが設定されたか
    否かを検知する第8のステップと、 前記第8のステップで、センサが設定されたことが検知
    された時には、アンテナが傾斜している第2の状態にあ
    るか否かを検知する第9のステップと、 前記第9のステップで、アンテナが第2の状態にあるこ
    とが検知された時には、アンテナを自動的に第1の状態
    に戻し、終話処理を開始する第10のステップとを備
    え、さらに 前記第7のステップで、通話終了ボタンが押し下げられ
    ていないことが検知された時には、アンテナが第1の状
    態に戻ったか否かを検知する第11のステップと、 前記第11のステップで、アンテナが前記第1の状態に
    戻ったことが検知された時には、終話処理を開始する第
    12のステップとを備えたことを特徴とする請求項5記
    載の携帯電話機のアンテナ可動方法。
  7. 【請求項7】 前記センサは光センサであることを特徴
    とする請求項1、2、5または6のいずれかに記載され
    た携帯電話機のアンテナ可動方法。
  8. 【請求項8】 前記センサは距離センサであることを特
    徴とする請求項1、2、5または6のいずれかに記載さ
    れた携帯電話機のアンテナ可動方法。
  9. 【請求項9】 前記センサは圧力センサであることを特
    徴とする請求項1、2、5または6のいずれかに記載さ
    れた携帯電話機のアンテナ可動方法。
  10. 【請求項10】 前記センサは温度センサであることを
    特徴とする請求項1、2、5または6のいずれかに記載
    された携帯電話機のアンテナ可動方法。
  11. 【請求項11】 前記アンテナはヘリカルアンテナであ
    ることを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記
    載された携帯電話機のアンテナ可動方法。
  12. 【請求項12】 センサを有する携帯電話機において、
    着信があったときに、着信ボタンが押し下げられたか否
    かを検知する第1の手段と、 前記第1の手段で、着信ボタンが押し下げられたことが
    検知された時には、前記センサからの検知信号が受信さ
    れたか否かを検知する第2の手段と、 前記第2の手段で、前記センサからの検知信号を受信し
    たことが検知された時には、自動的にアンテナを、本体
    に対して直立状態にある第1の状態から、本体に対して
    傾斜状態にある第2の状態移行させた後に通話を開始す
    る第3の手段と、を備えたことを特徴とする可動アンテ
    ナを有する携帯電話機。
  13. 【請求項13】 通話終了ボタンが押し下げられたか否
    かを検知する第4の手段と、 前記第4の手段で、着信ボタンが押し下げられたことが
    検知された時には、アンテナが前記第2の状態にあるか
    否かを検知する第5の手段と、 前記第5の手段で、アンテナが第2の状態にあることが
    検知された時には、アンテナを自動的に前記第1の状態
    に戻して、終話処理を開始する第6の手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項12記載の可動アンテナを有する
    携帯電話機。
  14. 【請求項14】 可動アンテナを有する携帯電話機にお
    いて、着信があったときにアンテナが直立状態にある第
    1の状態から、本体に対して傾斜状態にある第2の状態
    に手動で移行されたか否かを検知する第1の手段と、 前記第1の手段で、アンテナが前記第2の状態に移行さ
    れたことが検知された時には、通話を開始する第2の手
    段と、を備えたことを特徴とする可動アンテナを有する
    携帯電話機。
  15. 【請求項15】 、アンテナが傾斜状態にある第2の状
    態から直立状態にある第1の状態に手動で戻されたか否
    かを検知する第3の手段と、前記第3の手段で、手動で
    アンテナが前記第2の状態から第1の状態に戻っている
    ことが検知された時には、終話処理を開始する第4の手
    段と、を備えたことを特徴とする請求項14記載の可動
    アンテナを有する携帯電話機。
  16. 【請求項16】 センサを有する携帯電話機において、
    着信があったときに、前記センサの設定があるか否かを
    検知する第1の手段と、 前記第1の手段で、センサの設定があることが検知され
    た時には、着信ボタンが押し下げられたか否かを検知す
    る第2の手段と、 前記第2の手段で、着信ボタンが押し下げられたことが
    検知された時には、前記センサからの検知信号が受信さ
    れたか否かを判断する第3の手段と、 前記第3の手段で、前記センサからの検知信号を受信し
    たと判断された時には、アンテナを自動的に第1の状態
    から第2の状態に変化させて、通話を開始する第4の手
    段とを備え、さらに前記第1の手段で、前記センサの設
    定がされていないことが検知された時には、アンテナが
    手動で第1の状態から第2の状態に変化されたか否かを
    検知する第5の手段と、 前記第5の手段で、アンテナが手動で第1の状態から第
    2の状態に変化されたことが検知された時には、通話を
    開始する第6の手段と、を備えたことを特徴とする可動
    アンテナを有する携帯電話機。
  17. 【請求項17】 通話終了ボタンが押し下げられたか否
    かを検知する第7の手段と、 前記第7の手段で、通話終了ボタンが押し下げられたこ
    とが検知された時には、前記センサが設定されたか否か
    を検知する第8の手段と、 前記第8の手段で、センサが設定されたことが検知され
    た時には、アンテナが傾斜している第2の状態にあるか
    否かを検知する第9の手段と、 前記第9の手段で、アンテナが第2の状態にあることが
    検知された時には、アンテナを自動的に第1の状態に戻
    し、終話処理を開始する第10の手段とを備え、さらに
    前記第7の手段で、通話終了ボタンが押し下げられてい
    ないことが検知された時には、アンテナが第1の状態に
    戻ったか否かを検知する第11の手段と、 前記第11の手段で、アンテナが第1の状態に戻ったこ
    とが検知された時には、終話処理を開始する第12の手
    段とを備えたことを特徴とする請求項16記載の可動ア
    ンテナを有する携帯電話機。
  18. 【請求項18】 前記センサは光センサであることを特
    徴とする請求項12、13、16または17のいずれか
    に記載された可動アンテナを有する携帯電話機。
  19. 【請求項19】 前記センサは距離センサであることを
    特徴とする請求項12、13、16または17のいずれ
    かに記載された可動アンテナを有する携帯電話機。
  20. 【請求項20】 前記センサは圧力センサであることを
    特徴とする請求項12、13、16または176のいず
    れかに記載された可動アンテナを有する携帯電話機。
  21. 【請求項21】 前記センサは温度センサであることを
    特徴とする請求項12、13、16または17のいずれ
    かに記載された可動アンテナを有する携帯電話機。
  22. 【請求項22】 前記アンテナはヘリカルアンテナであ
    ることを特徴とする請求項12ないし21のいずれかに
    記載された可動アンテナを有する携帯電話機。
JP2000117831A 2000-04-19 2000-04-19 携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機 Withdrawn JP2001308995A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000117831A JP2001308995A (ja) 2000-04-19 2000-04-19 携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000117831A JP2001308995A (ja) 2000-04-19 2000-04-19 携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001308995A true JP2001308995A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18629082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000117831A Withdrawn JP2001308995A (ja) 2000-04-19 2000-04-19 携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001308995A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469420B1 (ko) * 2002-04-04 2005-02-02 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 이동 가능한 안테나 장치 및 그 제어방법
WO2007066552A1 (ja) * 2005-12-07 2007-06-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. カード型装置
JP2007318749A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Samsung Electronics Co Ltd アンテナ、及びそれを含む無線受信システム
JP2008131516A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nec Corp 無線端末及びアンテナ制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100469420B1 (ko) * 2002-04-04 2005-02-02 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 이동 가능한 안테나 장치 및 그 제어방법
WO2007066552A1 (ja) * 2005-12-07 2007-06-14 Murata Manufacturing Co., Ltd. カード型装置
JP2007158942A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Murata Mfg Co Ltd カード型装置
JP2007318749A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Samsung Electronics Co Ltd アンテナ、及びそれを含む無線受信システム
JP2008131516A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Nec Corp 無線端末及びアンテナ制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2531436B2 (ja) 携帯電話機
US6996422B2 (en) Mobile telephone
JPH1097368A (ja) ユーザインターフェイス
EP2057837A1 (en) Electronic device with auxiliary camera function
JP2008042864A (ja) 携帯端末
EP1662761B1 (en) Method for performing a camera function in a mobile communication terminal
JPH0746299A (ja) 無線電話機
JPH1098560A (ja) 電 話
JP2001308995A (ja) 携帯電話機のアンテナ可動方法および可動アンテナを有する携帯電話機
KR20060094991A (ko) 이어 마이크를 이용한 단축 다이얼 기능을 갖는 이동통신단말기와 그 방법
JP2002016681A (ja) 通信装置
JP4084136B2 (ja) カメラ付携帯電話機
JP4237010B2 (ja) 携帯通信端末
US20060294541A1 (en) Method of performing a call in a wireless terminal
JP3739647B2 (ja) 携帯端末装置及びその制御方法
JP2007096572A (ja) 携帯電話機及び携帯用ホルダー
JP4237028B2 (ja) カメラ付き電子機器及びその画像処理機能制御方法
KR101353415B1 (ko) 펜마우스형 단말기
KR100369649B1 (ko) 이동통신단말기의 원격 다이얼링을 위한 원격 컨트롤러 및원격 다이얼링 방법
JPH0730956A (ja) 無線通信機
JP2005354243A (ja) 電話装置
KR100501272B1 (ko) 이동통신 단말기의 lcd 표시부 제어장치 및 그 방법
KR100856536B1 (ko) 카메라폰 및 카메라폰의 카메라 구동방법
JP4188984B2 (ja) 携帯電話機
JP4229956B2 (ja) 携帯電話機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050401

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050408

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703