JP2001308427A - 高出力パルスレーザ装置 - Google Patents
高出力パルスレーザ装置Info
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- JP2001308427A JP2001308427A JP2000126004A JP2000126004A JP2001308427A JP 2001308427 A JP2001308427 A JP 2001308427A JP 2000126004 A JP2000126004 A JP 2000126004A JP 2000126004 A JP2000126004 A JP 2000126004A JP 2001308427 A JP2001308427 A JP 2001308427A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パルスレーザを不安定型共振器に入射し、増
幅することで高出力のパルスレーザを得る装置におい
て、不安定型共振器から漏れてくる連続波レーザ光のパ
ルスレーザ発振への影響を極力抑制し、常に安定して高
出力のパルスレーザ光を得るレーザ装置を提供する。 【解決手段】 Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置2
の出力ミラー9と入射孔6を結ぶ光軸上にQスイッチパ
ルス発振に同期してレーザ光を遮断したり、透過させた
りする光シャッターを備える。また本発明はQスイッチ
装置が回転円盤13にスリットを設けた機械式チョッパ
ーであり、当該Qスイッチ用チョッパーが前記光シャッ
ターを兼ねている。
幅することで高出力のパルスレーザを得る装置におい
て、不安定型共振器から漏れてくる連続波レーザ光のパ
ルスレーザ発振への影響を極力抑制し、常に安定して高
出力のパルスレーザ光を得るレーザ装置を提供する。 【解決手段】 Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置2
の出力ミラー9と入射孔6を結ぶ光軸上にQスイッチパ
ルス発振に同期してレーザ光を遮断したり、透過させた
りする光シャッターを備える。また本発明はQスイッチ
装置が回転円盤13にスリットを設けた機械式チョッパ
ーであり、当該Qスイッチ用チョッパーが前記光シャッ
ターを兼ねている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ穴加工、切
断、溶接、あるいは光化学等の応用に適した高出力パル
スレーザ装置に関わり、特に出力パルスレーザ光の安定
化に関わる。
断、溶接、あるいは光化学等の応用に適した高出力パル
スレーザ装置に関わり、特に出力パルスレーザ光の安定
化に関わる。
【0002】
【従来の技術】高出力のパルスレーザの利用により高速
の穴あけ加工、あるいは光化学等の応用が可能になる。
これらの応用技術を大規模・高速の工業プロセスに適用
するにはパルスの高繰り返し能力と単一パルスのピーク
パワー、あるいはエネルギーの増強が必要である。
の穴あけ加工、あるいは光化学等の応用が可能になる。
これらの応用技術を大規模・高速の工業プロセスに適用
するにはパルスの高繰り返し能力と単一パルスのピーク
パワー、あるいはエネルギーの増強が必要である。
【0003】高平均出力のパルスレーザを工業的に実現
する方法として、小型のパルスレーザ発振器(マスター
オシレータ)から得られるパルス光を大型のアンプで増
幅して用いる方法が考えられる。この場合、増幅性能は
被増幅パルスのパワーの空間密度に大きく依存する。増
幅器に蓄積されたエネルギーに対して入射レーザパワー
密度が低い場合、増幅器のエネルギーはその一部しかパ
ルス増幅に使われないため、エネルギー抽出効率、ある
いはパルスピークパワーの増幅率は極端に低くなる。例
えば、Gas Flow & Chemical Lasers Conference Procee
dings Vol. 1810, SPIE, p57(1992)には、Qスイッチ
CO2レーザ光を全長18m程度の増幅器に通して高出力パル
スを得る単一通過増幅方法が開示されている。この方法
では繰り返し周波数10kHz、平均出力1.6kWを得ている
が、装置が非常に大型化する問題があった。これは増幅
器入射孔近傍で入射されるパルスレーザパワー密度が特
に小さいので、増幅器からのエネルギー抽出効率が低く
なるためである。この問題は増幅器として安定型の共振
器を用いて増幅する方法でも同様である。
する方法として、小型のパルスレーザ発振器(マスター
オシレータ)から得られるパルス光を大型のアンプで増
幅して用いる方法が考えられる。この場合、増幅性能は
被増幅パルスのパワーの空間密度に大きく依存する。増
幅器に蓄積されたエネルギーに対して入射レーザパワー
密度が低い場合、増幅器のエネルギーはその一部しかパ
ルス増幅に使われないため、エネルギー抽出効率、ある
いはパルスピークパワーの増幅率は極端に低くなる。例
えば、Gas Flow & Chemical Lasers Conference Procee
dings Vol. 1810, SPIE, p57(1992)には、Qスイッチ
CO2レーザ光を全長18m程度の増幅器に通して高出力パル
スを得る単一通過増幅方法が開示されている。この方法
では繰り返し周波数10kHz、平均出力1.6kWを得ている
が、装置が非常に大型化する問題があった。これは増幅
器入射孔近傍で入射されるパルスレーザパワー密度が特
に小さいので、増幅器からのエネルギー抽出効率が低く
なるためである。この問題は増幅器として安定型の共振
器を用いて増幅する方法でも同様である。
【0004】そこで増幅器として不安定型共振器を用い
る方法が特公平1-26198号公報、または特開平8-064896
号公報に開示されている。この方法ではパルスレーザビ
ームの入射孔径は小さく、パワー密度が高いため増幅器
からのエネルギー抽出効率は高くなる。また増幅を受け
て伝搬するレーザビームは不安定型共振器のビーム拡大
率に従い拡大されるため、レーザパワー密度は比較的一
定値を保つ。その結果、効率的な増幅が行えるという利
点を有する。
る方法が特公平1-26198号公報、または特開平8-064896
号公報に開示されている。この方法ではパルスレーザビ
ームの入射孔径は小さく、パワー密度が高いため増幅器
からのエネルギー抽出効率は高くなる。また増幅を受け
て伝搬するレーザビームは不安定型共振器のビーム拡大
率に従い拡大されるため、レーザパワー密度は比較的一
定値を保つ。その結果、効率的な増幅が行えるという利
点を有する。
【0005】ところで、この方法では増幅器は発振器と
しても動作するため、外部からパルスレーザ光が入射し
ない時は、連続発振を開始する。特に入射パルスの繰り
返し周波数が低い場合、あるいはパルスデューティが低
い場合は、パルスレーザ光が入射しない時間が長くな
り、その間は連続発振することになる。この連続発振レ
ーザ光は入射孔から漏れ出し、入射パルスレーザビーム
と同軸上を伝搬し、パルスレーザ装置に達する。この漏
れ光は入射孔径、および不安定型共振器の出力に依存
し、連続波出力が10kW級で入射孔径がφ2〜3mmの場合、
漏れ光パワーは50〜100Wにも達する。漏れ光のパワーの
内、パルスレーザ装置の出力ミラーの透過率相当分はパ
ルスレーザ装置内部に入射し、パルスレーザ発振の不安
定化を引き起こす。不安定化したパルスレーザ光はその
ままの時間形状で増幅されるため、増幅パルスレーザ光
を加工に応用した場合、加工性能が低下する問題があっ
た。
しても動作するため、外部からパルスレーザ光が入射し
ない時は、連続発振を開始する。特に入射パルスの繰り
返し周波数が低い場合、あるいはパルスデューティが低
い場合は、パルスレーザ光が入射しない時間が長くな
り、その間は連続発振することになる。この連続発振レ
ーザ光は入射孔から漏れ出し、入射パルスレーザビーム
と同軸上を伝搬し、パルスレーザ装置に達する。この漏
れ光は入射孔径、および不安定型共振器の出力に依存
し、連続波出力が10kW級で入射孔径がφ2〜3mmの場合、
漏れ光パワーは50〜100Wにも達する。漏れ光のパワーの
内、パルスレーザ装置の出力ミラーの透過率相当分はパ
ルスレーザ装置内部に入射し、パルスレーザ発振の不安
定化を引き起こす。不安定化したパルスレーザ光はその
ままの時間形状で増幅されるため、増幅パルスレーザ光
を加工に応用した場合、加工性能が低下する問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題はパルス
レーザ光を不安定型共振器に入射し、増幅することで高
出力のパルスレーザ光を得る装置において、不安定型共
振器から漏れてくる連続波レーザ光のパルスレーザ発振
への影響を極力抑制し、常に安定して高出力のパルスレ
ーザ光を得る高出力パルスレーザ装置を提供することに
ある。
レーザ光を不安定型共振器に入射し、増幅することで高
出力のパルスレーザ光を得る装置において、不安定型共
振器から漏れてくる連続波レーザ光のパルスレーザ発振
への影響を極力抑制し、常に安定して高出力のパルスレ
ーザ光を得る高出力パルスレーザ装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1記載の発明に係る高出力パルスレーザ装置
は、Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置と不安定型CO2
レーザ共振装置とを備え、前記Qスイッチパルス発振CO
2レーザ装置から出力されるパルスレーザ光を入射孔を
通して前記不安定型CO2レーザ共振装置中に入射して増
幅させることにより高出力のパルスレーザ光を得るレー
ザ装置において、前記Qスイッチパルス発振CO2レーザ
装置の出力ミラーと入射孔を結ぶ光軸上にQスイッチパ
ルス発振に同期してレーザ光を遮断したり、透過させた
りする光シャッターを備えることを特徴とするものであ
る。
めの請求項1記載の発明に係る高出力パルスレーザ装置
は、Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置と不安定型CO2
レーザ共振装置とを備え、前記Qスイッチパルス発振CO
2レーザ装置から出力されるパルスレーザ光を入射孔を
通して前記不安定型CO2レーザ共振装置中に入射して増
幅させることにより高出力のパルスレーザ光を得るレー
ザ装置において、前記Qスイッチパルス発振CO2レーザ
装置の出力ミラーと入射孔を結ぶ光軸上にQスイッチパ
ルス発振に同期してレーザ光を遮断したり、透過させた
りする光シャッターを備えることを特徴とするものであ
る。
【0008】また請求項2記載の発明に係る高出力パル
スレーザ装置は、請求項1記載の発明において、Qスイ
ッチ装置が回転円盤にスリットを設けた機械式チョッパ
ーであり、当該Qスイッチ装置用の機械式チョッパーが
請求項1記載の光シャッターを兼ねることを特徴とする
ものである。
スレーザ装置は、請求項1記載の発明において、Qスイ
ッチ装置が回転円盤にスリットを設けた機械式チョッパ
ーであり、当該Qスイッチ装置用の機械式チョッパーが
請求項1記載の光シャッターを兼ねることを特徴とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳しく説明する。
て図面を参照して詳しく説明する。
【0010】図1は本発明の一実施形態である高出力パ
ルスレーザ装置を説明するための図である。本実施形態
の装置の基本構成は不安定型共振器構成の連続波レーザ
発振器である増幅器(不安定型CO2レーザ共振装置)1
と発振器(Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置)2、
及び光シャッターと発振器2のQスイッチ用の機械式チ
ョッパー(Qスイッチ用チョッパー)を兼ねる回転円盤
13からなる。本実施形態の装置構成では不安定型共振
器は凹面ミラー3と凸面ミラー4とで共振器を構成し、
出力は出力取り出しミラー5より円環状のビーム(出力
ビーム)bとして出力される。ここで凸面ミラー4には
中心部に入射孔6が設けられている。発振器2はQスイ
ッチCO2レーザ光を出力するものであり、共振器は部分
透過出力ミラー(出力ミラー)9と全反射ミラー7とで
構成される。また、全反射ミラー7の凹面とレンズ8と
でテレスコープが構成されており、その焦点位置にてQ
スイッチ用チョッパーである回転円盤13でQスイッチ
ングが行われる。Qスイッチパルスレーザ光cは平面ミ
ラー10,10にて光軸a上を伝搬し、集光レンズ12
にて集光され、入射孔6より増幅器1に入射する。入射
したパルスレーザ光は増幅器1内で増幅され、高出力パ
ルスレーザ光として出力ビームbと同軸上に出力され
る。したがって、入射したパルスレーザ光と増幅器1の
出力ビームの光軸は一致している。
ルスレーザ装置を説明するための図である。本実施形態
の装置の基本構成は不安定型共振器構成の連続波レーザ
発振器である増幅器(不安定型CO2レーザ共振装置)1
と発振器(Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置)2、
及び光シャッターと発振器2のQスイッチ用の機械式チ
ョッパー(Qスイッチ用チョッパー)を兼ねる回転円盤
13からなる。本実施形態の装置構成では不安定型共振
器は凹面ミラー3と凸面ミラー4とで共振器を構成し、
出力は出力取り出しミラー5より円環状のビーム(出力
ビーム)bとして出力される。ここで凸面ミラー4には
中心部に入射孔6が設けられている。発振器2はQスイ
ッチCO2レーザ光を出力するものであり、共振器は部分
透過出力ミラー(出力ミラー)9と全反射ミラー7とで
構成される。また、全反射ミラー7の凹面とレンズ8と
でテレスコープが構成されており、その焦点位置にてQ
スイッチ用チョッパーである回転円盤13でQスイッチ
ングが行われる。Qスイッチパルスレーザ光cは平面ミ
ラー10,10にて光軸a上を伝搬し、集光レンズ12
にて集光され、入射孔6より増幅器1に入射する。入射
したパルスレーザ光は増幅器1内で増幅され、高出力パ
ルスレーザ光として出力ビームbと同軸上に出力され
る。したがって、入射したパルスレーザ光と増幅器1の
出力ビームの光軸は一致している。
【0011】一方、増幅器1にパルスレーザ光が入射し
ない間は、増幅器1は連続波レーザとして動作し、一部
は入射孔6から漏れ光dとして光軸a上を集光レンズ1
2を介してパルスレーザの発振器2方向に伝搬する。こ
の漏れ光はパルスレーザの発振器2の光軸と一致してい
るため、漏れ光のうち部分反射ミラー9の透過率分は発
振器2内に入射する。本装置構成では途中、テレスコー
プレンズ11にて焦点を形成し、その焦点にて本発明に
関わるQスイッチ用チョッパーとレーザビームの通過と
遮断を行う光シャッターとを兼ねた回転円盤13が配置
されている。この回転円盤13は同じ光軸a上を互いに
反対方向に伝搬するQスイッチパルスレーザ光cと漏れ
光dの遮断と通過を行うシャッターであり、Qスイッチ
パルスレーザ光cの発振開始タイミングに同期して開放
される。
ない間は、増幅器1は連続波レーザとして動作し、一部
は入射孔6から漏れ光dとして光軸a上を集光レンズ1
2を介してパルスレーザの発振器2方向に伝搬する。こ
の漏れ光はパルスレーザの発振器2の光軸と一致してい
るため、漏れ光のうち部分反射ミラー9の透過率分は発
振器2内に入射する。本装置構成では途中、テレスコー
プレンズ11にて焦点を形成し、その焦点にて本発明に
関わるQスイッチ用チョッパーとレーザビームの通過と
遮断を行う光シャッターとを兼ねた回転円盤13が配置
されている。この回転円盤13は同じ光軸a上を互いに
反対方向に伝搬するQスイッチパルスレーザ光cと漏れ
光dの遮断と通過を行うシャッターであり、Qスイッチ
パルスレーザ光cの発振開始タイミングに同期して開放
される。
【0012】以下に本発明に関わる光シャッターの作用
を図2、図3を用いて説明する。図2は本発明の回転円
盤に設けられるスリット形状の一例を示す図である。ま
た図3は本発明の回転円盤を使用した場合と、使用しな
い従来例のパルス時間形状などを説明するための図であ
る。
を図2、図3を用いて説明する。図2は本発明の回転円
盤に設けられるスリット形状の一例を示す図である。ま
た図3は本発明の回転円盤を使用した場合と、使用しな
い従来例のパルス時間形状などを説明するための図であ
る。
【0013】図2のS1はQスイッチング用のスリット
(Qスイッチ用スリット)であり、またS2は光シャッ
ターのためのスリット(光シャッター用スリット)であ
る。スリットS1,S2はそれぞれ回転中心軸からの距
離r1,r2が異なる位置に設けられる。回転円盤13
は図示されない高速回転モータでR方向に回転し、且つ
図中のX方向に平行移動が可能である。図1におけるQ
スイッチパルスレーザの発振器2の光軸中心位置は図2
においてP1点であり、光シャッターとして作用する場
合のレーザビーム通過位置はP2点である。
(Qスイッチ用スリット)であり、またS2は光シャッ
ターのためのスリット(光シャッター用スリット)であ
る。スリットS1,S2はそれぞれ回転中心軸からの距
離r1,r2が異なる位置に設けられる。回転円盤13
は図示されない高速回転モータでR方向に回転し、且つ
図中のX方向に平行移動が可能である。図1におけるQ
スイッチパルスレーザの発振器2の光軸中心位置は図2
においてP1点であり、光シャッターとして作用する場
合のレーザビーム通過位置はP2点である。
【0014】Qスイッチングの開始タイミング、すなわ
ち発振器2内でテレスコープのビーム焦点位置をQスイ
ッチ用スリットS1のスリット端部S1aが通過する時
間をt1、またパルス終了時間はQスイッチ用スリットS
1のスリット端部S1aに対向する他のスリット端部S
1bが焦点位置を通過する時間でt2とする。
ち発振器2内でテレスコープのビーム焦点位置をQスイ
ッチ用スリットS1のスリット端部S1aが通過する時
間をt1、またパルス終了時間はQスイッチ用スリットS
1のスリット端部S1aに対向する他のスリット端部S
1bが焦点位置を通過する時間でt2とする。
【0015】図3(A)及び(B)はそれぞれ増幅器1
からの漏れ光は一切ない条件でのQスイッチ用チョッパ
ーの開閉タイミングとQスイッチパルスレーザ光の時間
関係の模式図である。Qスイッチ発振はスリットが閉じ
ている期間内に共振器内に蓄積されたエネルギーを、ス
リットを急開放して瞬間的なパルスレーザ光として取り
出す技術である。CO2レーザの場合のQスイッチ発振過
程を詳細に観測すると、スリットが開放され始める時間
t1で瞬時にパルス発振が開始するわけではなく、図2
(B)に示すように、ある時間遅延Tdをもって発振が
開始する。パルス形状は比較的高いピークパワーPpをも
つ初期スパイクと比較的時間幅が長いパルステール部か
らなる。ここでパルスの時間全幅はTpである。この時間
遅延Tdはレーザ媒質の自然発光がある一定値以上の強
度になるまでのレーザ光の成長期間である。しかし、そ
れが閾値をこえるとレーザ光の特徴である誘導放出によ
り急激なパワー増加、すなわち高ピークの初期スパイク
光が得られる。その後CO2レーザの場合、レーザガスに
混合されるN2分子からのエネルギー供給でテール部分も
発生する。
からの漏れ光は一切ない条件でのQスイッチ用チョッパ
ーの開閉タイミングとQスイッチパルスレーザ光の時間
関係の模式図である。Qスイッチ発振はスリットが閉じ
ている期間内に共振器内に蓄積されたエネルギーを、ス
リットを急開放して瞬間的なパルスレーザ光として取り
出す技術である。CO2レーザの場合のQスイッチ発振過
程を詳細に観測すると、スリットが開放され始める時間
t1で瞬時にパルス発振が開始するわけではなく、図2
(B)に示すように、ある時間遅延Tdをもって発振が
開始する。パルス形状は比較的高いピークパワーPpをも
つ初期スパイクと比較的時間幅が長いパルステール部か
らなる。ここでパルスの時間全幅はTpである。この時間
遅延Tdはレーザ媒質の自然発光がある一定値以上の強
度になるまでのレーザ光の成長期間である。しかし、そ
れが閾値をこえるとレーザ光の特徴である誘導放出によ
り急激なパワー増加、すなわち高ピークの初期スパイク
光が得られる。その後CO2レーザの場合、レーザガスに
混合されるN2分子からのエネルギー供給でテール部分も
発生する。
【0016】ここでQスイッチパルスレーザ光の初期ス
パイクの発振開始前に発振器2内に外部からレーザ光が
入射していると、その外部レーザ光が誘導放出を引き起
こし、初期スパイク発振までの遅延時間Tdは短くなり、
また蓄積されたエネルギーは減少するため初期スパイク
のピーク値Ppは減少する。また、外部レーザ光が時間的
に僅かでも変動していると、蓄積エネルギーも変動し、
その結果、Ppのバラツキが大きくなる。
パイクの発振開始前に発振器2内に外部からレーザ光が
入射していると、その外部レーザ光が誘導放出を引き起
こし、初期スパイク発振までの遅延時間Tdは短くなり、
また蓄積されたエネルギーは減少するため初期スパイク
のピーク値Ppは減少する。また、外部レーザ光が時間的
に僅かでも変動していると、蓄積エネルギーも変動し、
その結果、Ppのバラツキが大きくなる。
【0017】図3(C)、(D)は図1の装置設定にお
いて、不安定型共振器構成の増幅器1を動作させ、また
P2点の位置にて光シャッターを設けていない従来のパ
ルスレーザ装置におけるQスイッチCO2レーザ発振装置
2の出力光cのパルス波形、およびそれを増幅した出力
光bのパルス波形である。この従来のパルスレーザ装置
では、レーザパルスの発振器からのパルスが増幅器に入
射しない期間は連続発振の漏れ光が発振器に入射する。
その結果、図3(C)に示す如くパルス時間形状にスリ
ット開放開始t1直後から僅かな連続波成分が見られ、
遅延時間Tdも短縮され、更にピーク出力のバラツキが
非常に大きくなった。そのパルスが増幅器に入射された
結果、図3(D)に示す如く、得られた増幅パルスは低
ピークで且つバラツキが顕著であった。
いて、不安定型共振器構成の増幅器1を動作させ、また
P2点の位置にて光シャッターを設けていない従来のパ
ルスレーザ装置におけるQスイッチCO2レーザ発振装置
2の出力光cのパルス波形、およびそれを増幅した出力
光bのパルス波形である。この従来のパルスレーザ装置
では、レーザパルスの発振器からのパルスが増幅器に入
射しない期間は連続発振の漏れ光が発振器に入射する。
その結果、図3(C)に示す如くパルス時間形状にスリ
ット開放開始t1直後から僅かな連続波成分が見られ、
遅延時間Tdも短縮され、更にピーク出力のバラツキが
非常に大きくなった。そのパルスが増幅器に入射された
結果、図3(D)に示す如く、得られた増幅パルスは低
ピークで且つバラツキが顕著であった。
【0018】次に本実施形態の装置を使用した場合につ
いて説明する。本実施形態ではQスイッチタイミングに
同期して漏れ光の遮断を行うことが可能である。図2
(A)に示す如く、漏れ光の通過タイミング、および遮
断タイミングはそれぞれスリットS2のスリット端部S
2aと他のスリット端部S2bがビーム通過点P2点を
横切る時間t1’とt2’である。ここで光シャッタ用
スリットS2は図示するようにX方向に対して斜めに形
成されており、Qスイッチ用スリットS1はP1点の位
置では、X方向に対して平行である。従って図2(B)
に示す如く、回転円盤13をX方向に平行移動すること
でt1,t2は固定したままt1’とt2’の相対的時
間関係を変更することが可能である。したがって、図3
(A)、(B)で説明したようなQスイッチ発振の遅延
時間Tdの間は漏れ光がパルス発振器に到達しないよう
にP2点で遮断することが可能である。
いて説明する。本実施形態ではQスイッチタイミングに
同期して漏れ光の遮断を行うことが可能である。図2
(A)に示す如く、漏れ光の通過タイミング、および遮
断タイミングはそれぞれスリットS2のスリット端部S
2aと他のスリット端部S2bがビーム通過点P2点を
横切る時間t1’とt2’である。ここで光シャッタ用
スリットS2は図示するようにX方向に対して斜めに形
成されており、Qスイッチ用スリットS1はP1点の位
置では、X方向に対して平行である。従って図2(B)
に示す如く、回転円盤13をX方向に平行移動すること
でt1,t2は固定したままt1’とt2’の相対的時
間関係を変更することが可能である。したがって、図3
(A)、(B)で説明したようなQスイッチ発振の遅延
時間Tdの間は漏れ光がパルス発振器に到達しないよう
にP2点で遮断することが可能である。
【0019】図3(A)、(E)、(F)、(G)はQ
スイッチ用スリットの開閉タイミングと本実施形態の光
シャッター用スリットの開閉タイミング、およびQスイ
ッチ発振器のパルス波形とそれを増幅したパルス波形を
示す図である。パルス発振遅延時間Tdは発振器のレー
ザ利得、共振器ミラー反射率、共振器長で決まり、漏れ
光が一切ない場合に実験的に測定した。その測定値に合
わせて回転円盤13の移動機構によりt1とt1’の相
対関係を調整した。その結果、図3(F)に示す如く、
発振パルスには遅延時間Tdの変化および連続波成分は
観測されず、初期スパイクピーク値Ppも漏れ光がない場
合と同様、高ピークでバラツキも少なかった。ただしテ
ール部分には漏れ光の影響と考えられる僅かなパワーの
増加が観測された。増幅パルス波形は図3(G)に示す
ようにパルスが入射しない時に発生する連続波成分は従
来と同様に観測されるものの、パルス入射による増幅波
形はQスイッチパルス波形とほぼ相似形であり、従来例
に比べQスイッチ特有の高い初期スパイクを持ち、且つ
ピーク値のバラツキも少なく安定した出力が得られた。
スイッチ用スリットの開閉タイミングと本実施形態の光
シャッター用スリットの開閉タイミング、およびQスイ
ッチ発振器のパルス波形とそれを増幅したパルス波形を
示す図である。パルス発振遅延時間Tdは発振器のレー
ザ利得、共振器ミラー反射率、共振器長で決まり、漏れ
光が一切ない場合に実験的に測定した。その測定値に合
わせて回転円盤13の移動機構によりt1とt1’の相
対関係を調整した。その結果、図3(F)に示す如く、
発振パルスには遅延時間Tdの変化および連続波成分は
観測されず、初期スパイクピーク値Ppも漏れ光がない場
合と同様、高ピークでバラツキも少なかった。ただしテ
ール部分には漏れ光の影響と考えられる僅かなパワーの
増加が観測された。増幅パルス波形は図3(G)に示す
ようにパルスが入射しない時に発生する連続波成分は従
来と同様に観測されるものの、パルス入射による増幅波
形はQスイッチパルス波形とほぼ相似形であり、従来例
に比べQスイッチ特有の高い初期スパイクを持ち、且つ
ピーク値のバラツキも少なく安定した出力が得られた。
【0020】また、本実施形態ではQスイッチ用チョッ
パーである回転円盤13が漏れ光遮断のための光シャッ
ターを兼ねるため、漏れ光遮断タイミングとQスイッチ
発振タイミングの相対関係の調整を簡単に且つ安定して
行うことができるという利点を有する。
パーである回転円盤13が漏れ光遮断のための光シャッ
ターを兼ねるため、漏れ光遮断タイミングとQスイッチ
発振タイミングの相対関係の調整を簡単に且つ安定して
行うことができるという利点を有する。
【0021】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能で
ある。例えば、上記の実施形態では、Qスイッチ用チョ
ッパーと光シャッタとを兼ねる回転円盤を設けた場合に
ついて説明したが、Qスイッチ用チョッパーと光シャッ
ターとは、別個に設けるようにしてもよい。
ものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能で
ある。例えば、上記の実施形態では、Qスイッチ用チョ
ッパーと光シャッタとを兼ねる回転円盤を設けた場合に
ついて説明したが、Qスイッチ用チョッパーと光シャッ
ターとは、別個に設けるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
不安定型CO2レーザ共振装置に外部からQスイッチパル
スCO2レーザ光を入射して増幅するレーザ装置におい
て、不安定型CO2レーザ共振装置からの漏れ光をQスイ
ッチ発振が開始するまで遮断することが可能なので、常
に安定して高ピークのQスイッチ発振とその増幅パルス
が得られるという利点を有する。また加工応用に利用す
る場合、安定した加工を行うことができる。
不安定型CO2レーザ共振装置に外部からQスイッチパル
スCO2レーザ光を入射して増幅するレーザ装置におい
て、不安定型CO2レーザ共振装置からの漏れ光をQスイ
ッチ発振が開始するまで遮断することが可能なので、常
に安定して高ピークのQスイッチ発振とその増幅パルス
が得られるという利点を有する。また加工応用に利用す
る場合、安定した加工を行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態である高出力パルスレーザ
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図2】(A)は本実施形態に関わるQスイッチ用チョ
ッパーおよび光シャッター兼用の回転円盤の説明図、
(B)本実施形態に関わるQスイッチ用チョッパーおよ
び光シャッター兼用の回転円盤によってレーザビームを
通過させたり、遮断したりする際のタイミングを説明す
るための図である。
ッパーおよび光シャッター兼用の回転円盤の説明図、
(B)本実施形態に関わるQスイッチ用チョッパーおよ
び光シャッター兼用の回転円盤によってレーザビームを
通過させたり、遮断したりする際のタイミングを説明す
るための図である。
【図3】(A)はQスイッチ用チョッパーの開閉タイミ
ングを説明するための図、(B)は漏れ光が一切ない場
合のQスイッチCO2レーザのパルス波形の図、(C)は
従来の漏れ光がある場合のQスイッチCO2レーザのパル
ス波形図、(D)は(C)のQスイッチCO2レーザパル
スを増幅したパルス波形図、(E)は本実施形態に関わ
る漏れ光の通過・遮断タイミングを示す図、(F)は本
実施形態に関わるQスイッチCO2レーザのパルス波形
図、(G)は(F)のQスイッチCO2レーザパルスを増
幅したパルス波形の図である。
ングを説明するための図、(B)は漏れ光が一切ない場
合のQスイッチCO2レーザのパルス波形の図、(C)は
従来の漏れ光がある場合のQスイッチCO2レーザのパル
ス波形図、(D)は(C)のQスイッチCO2レーザパル
スを増幅したパルス波形図、(E)は本実施形態に関わ
る漏れ光の通過・遮断タイミングを示す図、(F)は本
実施形態に関わるQスイッチCO2レーザのパルス波形
図、(G)は(F)のQスイッチCO2レーザパルスを増
幅したパルス波形の図である。
1 増幅器(不安定型CO2レーザ共振装置) 2 発振器(QスイッチCO2レーザ装置) 3 凹面ミラー 4 凸面ミラー 5 出力取り出しミラー 6 入射孔 7 全反射ミラー 8 テレスコープレンズ 9 出力ミラー 10 平面ミラー 11 テレスコープレンズ 12 集光レンズ 13 回転円盤 a Qスイッチレーザ光軸 b 出力ビーム c Qスイッチパルスレーザ光 d 漏れ光 S1 Qスイッチ用スリット S2 光シャッター用スリット P1 Qスイッチレーザ光軸位置 P2 光シャッター光軸位置 S 1a Qスイッチ用スリット端部 S 1b Qスイッチ用スリット端部 S 2a 光シャッター用スリット端部 S 2b 光シャッター用スリット端部 R 回転円盤の回転方向 X 回転円盤の平行移動方向 r1 Qスイッチレーザ光軸と円盤中心の距離 r2 光シャッター光軸と円盤中心の距離 t1 Qスイッチ用スリット開時間 t2 Qスイッチ用スリット閉時間 t1' 光シャッター開時間 t2' 光シャッター閉時間 Td Qスイッチレーザパルス発振遅延時間 Tp Qスイッチレーザパルス時間幅 Pp Qスイッチレーザパルス初期スパイクピーク出力
Claims (2)
- 【請求項1】Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置と不
安定型CO2レーザ共振装置とを備え、前記Qスイッチパ
ルス発振CO2レーザ装置から出力されるパルスレーザ光
を入射孔を通して前記不安定型CO2レーザ共振装置中に
入射し増幅させることにより高出力のパルスレーザ光を
得るレーザ装置において、前記Qスイッチパルス発振CO
2レーザ装置の出力ミラーと入射孔を結ぶ光軸上にQス
イッチパルス発振に同期してレーザ光を遮断したり、透
過させたりする光シャッターを備えることを特徴とする
高出力パルスレーザ装置。 - 【請求項2】前記Qスイッチパルス発振CO2レーザ装置
のQスイッチ装置が回転円盤にスリットを設けた機械式
チョッパーであり、当該Qスイッチ装置用の機械式チョ
ッパーが前記光シャッターを兼ねることを特徴とする請
求項1記載の高出力パルスレーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126004A JP2001308427A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 高出力パルスレーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126004A JP2001308427A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 高出力パルスレーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001308427A true JP2001308427A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18635861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000126004A Withdrawn JP2001308427A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 高出力パルスレーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001308427A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006114842A1 (ja) * | 2005-04-08 | 2006-11-02 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | レーザ装置 |
JP2007287946A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | Qスイッチレーザ装置及びqスイッチレーザ装置の調整方法 |
KR100840057B1 (ko) * | 2006-12-06 | 2008-06-19 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 레이저 장치 |
WO2014111626A1 (en) * | 2013-01-16 | 2014-07-24 | Hypermemo Oy | Powerful pulsed self-seeding co2 laser |
CN116470376A (zh) * | 2023-04-03 | 2023-07-21 | 密尔医疗科技(深圳)有限公司 | 一种光纤激光器及其出光控制方法 |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000126004A patent/JP2001308427A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
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