JP2001307901A - 耐サージ薄型抵抗器および抵抗器における抵抗線と外部接続端子の接続構造 - Google Patents

耐サージ薄型抵抗器および抵抗器における抵抗線と外部接続端子の接続構造

Info

Publication number
JP2001307901A
JP2001307901A JP2000115672A JP2000115672A JP2001307901A JP 2001307901 A JP2001307901 A JP 2001307901A JP 2000115672 A JP2000115672 A JP 2000115672A JP 2000115672 A JP2000115672 A JP 2000115672A JP 2001307901 A JP2001307901 A JP 2001307901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistance wire
resistor
surge
resistance
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000115672A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3860388B2 (ja
Inventor
Yoshihiko Yamashita
芳彦 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THAI ASAHI DENKI CORP Ltd
Original Assignee
THAI ASAHI DENKI CORP Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THAI ASAHI DENKI CORP Ltd filed Critical THAI ASAHI DENKI CORP Ltd
Priority to JP2000115672A priority Critical patent/JP3860388B2/ja
Publication of JP2001307901A publication Critical patent/JP2001307901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3860388B2 publication Critical patent/JP3860388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Resistors (AREA)
  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サージ電圧に対する耐久性の向上と抵抗器の
コンパクト化に貢献することができる、耐サージ薄型抵
抗器および抵抗器における抵抗線と外部接続端子の接続
構造の提供。 【解決手段】 耐サージ薄型抵抗器は、全体形状が扁平
となるように抵抗線を巻回してなる扁平抵抗素子と、こ
の扁平抵抗素子を収容する扁平孔を備えた薄形の絶縁性
ケースと、前記扁平孔内に充填された絶縁性充填材とを
備えた構造である。抵抗線と外部接続端子の接続構造
は、抵抗器における抵抗線と線状の外部接続端子の接続
構造であって、前記外部接続端子の基部を扁平加工し、
この扁平加工された基部を折り曲げて挟持部を形成し、
この挟持部の軸方向中央部に抵抗線の端部を挟み込み、
前記挟持部を前記端部に圧着させ及び/又は溶接してな
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐サージ薄型抵抗
器および抵抗器における抵抗線と外部接続端子の接続構
造に関し、より詳しくは、サージ電圧に対する耐久性の
向上と抵抗器のコンパクト化に貢献することができる、
耐サージ薄型抵抗器および抵抗器における抵抗線と外部
接続端子の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種電子機器において利用され
ている耐サージ抵抗器は、落雷や静電気あるいは電源ノ
イズ等に起因するサージ電流から電子機器を保護するも
のとして欠くことのできないものとなっている。また、
電子機器業界においては、部品のコンパクト化が推し進
められているため、近年、耐サージ抵抗器を薄型に構成
したいわゆる耐サージ薄型抵抗器が採用されつつある。
なお、耐サージ薄型抵抗器とは、その実用性から鑑みる
に、抵抗器(外部接続端子を除く)の厚みと高さの比が
0.7程度以下のものを指すと思われる。従来の耐サー
ジ薄型抵抗器について説明する。従来の耐サージ薄型抵
抗器は、例えば以下のようにして構成されていた。すな
わち、抵抗線を波形状に屈曲させるか、もしくは抵抗板
を波形状となるようにせん断加工することによって屈曲
抵抗体を形成し、この屈曲抵抗体の両端部に外部接続端
子を固定した後、屈曲抵抗体をセラミックケース内に収
容し、該セラミックケース内にセメント等の充填材を充
填し、この充填材を加熱して固化させることにより構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、抵抗器の耐サ
ージ特性は、抵抗体の長さつまり電流経路の長さが長い
程良好であり、また抵抗体の断面積が大きい程良好であ
ることが知られている。このような条件とすることによ
り、高サージ電圧の印加前後における抵抗値変化が少な
くなり、また、サージ電圧の繰り返しによる破断が生じ
にくくなって耐久性が向上する。ところで、耐サージ抵
抗器は、抵抗器として或る程度の抵抗値を確保していな
ければならないが、上記した従来の耐サージ薄型抵抗器
における屈曲抵抗体は、一平面内で波形状に形成された
ものであるため、充分な長さを確保することができなか
った。このため、或る程度の抵抗値を確保するには抵抗
体の断面積を小さくしなければならず、これによって耐
サージ特性が悪くなっていた。
【0004】なお、抵抗体の長さを長くすれば、耐サー
ジ特性は向上するが、従来の耐サージ抵抗器は上述の如
く抵抗体を一平面内で波形状に形成したものであるた
め、抵抗体の長さを長くしようとすれば、抵抗器を大き
くせざるをえなかった。このような理由により、従来の
耐サージ薄型抵抗器は、コンパクト化とサージ特性の向
上を両立させることが難しく、電子機器業界の要求を満
たすことができなかった。
【0005】本出願人は、このような実情に鑑みて鋭意
研究を続けた結果、全体形状が扁平となるように抵抗線
を巻回して扁平抵抗素子を構成し、この扁平抵抗素子か
ら耐サージ薄型抵抗器を作製することにより、コンパク
ト化とサージ特性の向上の双方を達成できることを見い
出し、本発明に係る耐サージ薄型抵抗器を完成するに至
った。
【0006】なお、抵抗器のコンパクト化とサージ特性
の向上の双方の達成をより確実なものとするには、リー
ド端子と称される外部接続端子の構造および該外部接続
端子と抵抗線の接続構造の改良も必要である。つまり、
抵抗線の性能が向上するとその性能アップに見合った電
流・電圧の印加が見込まれるため、抵抗線の周辺構造す
なわち抵抗線に接続される外部接続端子およびその接続
構造にも改良を加える必要があるのである。従来の耐サ
ージ薄型抵抗器では、抵抗体の両端部に各々、リード端
子と称される外部接続端子が接続されているが、この外
部接続端子は従来、板状に形成されていることが多く、
このことが、抵抗器の更なる薄型化を妨げる一因となっ
ていた。
【0007】そこで、本出願人は、線状の外部接続端子
を用いることで抵抗器を更に薄くすることを考えた。図
14は、その外部接続端子と抵抗体の接続構造を示す図
である。ここでは、接続構造の一例としてテレビ受像機
等のディスプレイ装置用耐サージ抵抗器における接続構
造を挙げている。
【0008】この接続構造は、図15に示す如く、外部
接続端子(20)の基部(21)を、例えば厚さ(t)
が0.65mm、幅(w)が1.4mm(厚さ(t)と
幅(w)の比(t/w)が0.46)となるように扁平
加工し、この扁平加工された基部(21)を折り曲げて
挟持部(23),(23)を形成し、この挟持部(2
3),(23)の先端側に抵抗線(22)の端部を挟み
込み(図16参照)、挟持部(23),(23)を抵抗
線(22)の端部に圧着溶接する(図14参照)ことに
より構成されていた。
【0009】ところが、この接続構造は、外部接続端子
(20)の基部(21)の厚さ(t)と幅(w)の比
(t/w)が上記したように0.46とされている(以
下、比(t/w)を厚幅比と称する)。このような厚幅
比の基部(21)は、機械的強度が大き過ぎるため、抵
抗線(22)に圧力を加えた際に抵抗線(22)が大き
く変形することがあった。この場合、その変形部分で抵
抗線(22)の強度が低下し、サージ電圧を繰り返し与
えたときに比較的早い段階で抵抗線(22)が破断して
しまう恐れがあった。また、この接続構造は、抵抗線
(22)を挟持部(23)の先端側すなわち屈曲点に近
い所に挟み込んでいたので、抵抗線(22)に圧力を加
えた際、抵抗線(22)の前記屈曲点に近い側とその反
対側とで圧力に大きな違いが生じることになっていた。
このため、抵抗線(22)は断面的に歪に変形すること
になり、抵抗線(22)の強度を更に低下させることに
なっていた。また、このような位置に挟み込むことによ
り、挟持部(23),(23)に圧力を加えても、図1
4に示す如く、挟持部(23),(23)同士の間に隙
間ができて圧着が不充分になることがあった。
【0010】また、上記したような厚幅比の基部(2
1)は、溶接を行う際に、電流が幅方向に分散し易く、
抵抗線(22)に直接流れる電流が小さくなっていた。
このため、基部(21)と抵抗線(22)の接合強度が
不充分になる恐れがあった。また、抵抗線(22)を挟
持部(23),(23)の先端側に挟み込んでいたの
で、抵抗線(22)を介して挟持部(23)の先端側と
その反対側とで溶接電流に不均衡が生じ、挟持部(2
3),(23)同士の接合強度が先端側と反対側とで異
なるという問題があった。これにより、接続部の強度が
低下し、抵抗器のサージ電圧に対する耐久性を悪くする
ことになっていた。
【0011】本出願人は、このような実情に鑑みて鋭意
研究を続けた結果、線状の外部接続端子の基部を扁平加
工し、この扁平加工された基部を折り曲げて挟持部を形
成し、この挟持部の軸方向中央部に抵抗線の端部を挟み
込み、前記挟持部を前記端部に圧着させ及び/又は溶接
することにより、抵抗器のコンパクト化と耐サージ特性
の向上の両立に貢献できることを見い出し、本発明に係
る抵抗線と外部接続端子の接続構造を完成するに至っ
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
全体形状が扁平となるように抵抗線を巻回してなる扁平
抵抗素子と、この扁平抵抗素子を収容する扁平孔を備え
た薄形の絶縁性ケースと、前記扁平孔内に充填された絶
縁性充填材とを備えてなることを特徴とする耐サージ薄
型抵抗器である。
【0013】請求項2記載の発明は、抵抗器における抵
抗線と線状の外部接続端子の接続構造であって、前記外
部接続端子の基部を扁平加工し、この扁平加工された基
部を折り曲げて挟持部を形成し、この挟持部の軸方向中
央部に抵抗線の端部を挟み込み、前記挟持部を前記端部
に圧着させ及び/又は溶接してなることを特徴とする抵
抗線と外部接続端子の接続構造である。これらの発明を
提供することにより、上記課題を悉く解決する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
面を参照しつつ説明する。まず、本発明に係る耐サージ
薄型抵抗器について、図面を参照しつつ説明する。図1
乃至図3は、本発明に係る耐サージ薄型抵抗器の一例を
示す図である。なお、これらの図においては、絶縁性充
填材の図示を省略している。この耐サージ薄型抵抗器
(13)は、扁平抵抗素子(9)と、抵抗素子収容孔
(7)を有する絶縁性ケース(6)と、抵抗素子収容孔
(7)内に充填された絶縁性充填材(図示せず)とを備
えてなるものであり、抵抗素子収容孔(7)は扁平孔と
されたものである。以下、これら構成要素について、順
次、詳説する。
【0015】扁平抵抗素子(9)は、図1および図3に
示すように、全体形状が扁平となるように抵抗線(5)
を巻回することにより構成される。このように、全体形
状が扁平となるように抵抗線(5)を巻回することによ
り、径の大きな抵抗線(5)であってもその長さを充分
に長くとり、これを薄くて小さいスペースに収めること
ができる。
【0016】そして、抵抗線(5)の長さを長くしまた
径を大きくすることにより、耐サージ特性を向上させる
ことができる。更に、このような抵抗線(5)を薄くて
小さいスペースに収容することにより、耐サージ特性の
向上と抵抗器のコンパクト化の両方を達成することがで
きる。
【0017】扁平抵抗素子(9)は、図5に示す如く、
抵抗線(5)を絶縁性芯板(11)の周囲に巻回して構
成されてもよいし、図4に示すように絶縁性芯板を設け
ずに巻回して構成されてもよい。なお、図5に示す如
く、抵抗線(5)を絶縁性芯板(11)の周りに巻き付
けて構成すれば、抵抗線(5)の隣り合う部分同士(コ
イルの幅方向)が接触してその部分で導通状態となるの
を防止することができる。また、扁平形状となるように
抵抗線(5)を巻回する作業が容易となる。絶縁性芯板
(11)の材質は特に限定されないが、例えば、各種セ
ラミックス、マイカ等を採用することができる。また、
この絶縁性芯板(11)の長手方向に沿った両側縁に
は、抵抗線(5)の位置決めを行う切欠き係合部(図示
せず)を形成することが望ましい。この切欠き係合部を
形成することにより、抵抗線(5)は同係合部に引っ掛
かるので、抵抗線(5)の隣り合う部分同士(コイルの
軸方向)の接触を確実に防止することができる。また、
抵抗線(5)の巻回作業が容易となる。
【0018】また、扁平抵抗素子(9)の両端部には、
それぞれ、線状の外部接続端子(1)が接続されてい
る。この外部接続端子(1)と抵抗線(5)との接続構
造は、特に限定されるものではないが、例えば、後述す
る接続構造(図9参照)を採用することができる。後述
の接続構造は、耐サージ特性に優れるとともに、容易か
つコンパクトに構成できる点で優れている。
【0019】絶縁性ケース(6)の一例を図6乃至図8
に示す。絶縁性ケース(6)は、扁平抵抗素子(9)を
収容保護するものである。この絶縁性ケース(6)の材
質は、絶縁性で且つある程度の機械的強度と耐熱性を有
するものであれば特に限定されないが、例えば、各種セ
ラミックスを採用することができる。また、絶縁性ケー
ス(6)は、扁平抵抗素子(9)を収容するための抵抗
素子収容孔(7)を有している。この抵抗素子収容孔
(7)は扁平孔とされており、扁平抵抗素子(9)より
若干大きい程度に形成されている。
【0020】絶縁性充填材(図示せず)は、絶縁性ケー
ス(6)の抵抗線収容孔(7)内に充填されるものであ
る。この絶縁性充填材の種類は特に限定されないが、例
えば、セメント、シリコン系の熱硬化性樹脂を採用する
ことができる。この絶縁性充填材は、抵抗線(5)が発
するジュール熱を効率よく吸収し、ジュール熱が外部接
続端子(1)を介して基板(図示せず)へ伝わるのを防
止することができる。
【0021】次に、本発明に係る抵抗線と外部接続端子
の接続構造について説明する。図9は、本発明に係る抵
抗線と外部接続端子の接続構造を示す図である。図10
および図11は、この接続構造を構成する際の工程を示
す図である。
【0022】本発明に係る抵抗線と外部接続端子の接続
構造は、各種抵抗器において採用することができるが、
特に、大きな電圧変化に対する耐久性が要求される耐サ
ージ抵抗器において好適に採用することができ、中でも
薄型化が要求される耐サージ薄型抵抗器において最も好
適に採用できるものである。この接続構造は、外部接続
端子(1)(図10参照)の基部(2)を扁平加工し、
この扁平加工された基部(2)を折り曲げて挟持部
(3),(3)を形成し、この挟持部(3),(3)の
軸方向中央部(4),(4)に抵抗線(5)の端部を挟
み込み(図11参照)、挟持部(3),(3)を同端部
に圧着させ及び/又は溶接する(図9参照)ことにより
構成されるものである。以下、この接続構造およびこれ
を構成する手順について詳説する。
【0023】外部接続端子(1)は、リード端子であっ
て線状に形成されている。端子を線状に形成することに
よって、該端子を薄形でコンパクトな絶縁性ケース
(6)(図1乃至3参照)内に確実に引き込むことがで
きる。
【0024】外部接続端子(1)の基部(2)は、図9
に示すように、抵抗線(5)に固定される部分である。
この基部(2)は、上記したようにあらかじめ扁平加工
される。扁平加工後における基部(2)の厚さ(t)と
幅(w)の比(t/w)を厚幅比と称することにする
と、厚幅比(t/w)は、抵抗器の容量すなわち抵抗器
の定格負荷または最大負荷にもよるが、0.26〜0.
4程度に設定されることが好ましい。このような厚幅比
(t/w)に加工すると、抵抗線(5)に対して加圧溶
接を行う際に、抵抗線(5)に大きな変形を与えること
なく、抵抗線(5)との接合を強固に行うことができ
る。これに対し、基部(2)の厚幅比(t/w)が0.
4より大きいと、機械的強度が必要以上に大きくなり、
抵抗線(5)へ必要以上に大きな加圧力を与えてこれを
大きく変形させてしまうことがある。また、溶接を行う
際に、溶接電流が基部(2)内で幅方向へ分散し易くな
り、基部(2)と抵抗線(5)の溶接が不充分になる可
能性がある。
【0025】一方、基部(2)の厚幅比(t/w)が
0.26より小さいと、機械的強度が小さくなり過ぎ、
折り曲げて挟持部(3),(3)を形成した際に屈曲部
の強度が弱くなり、サージ電圧に対する耐久性を低下さ
せてしまう。
【0026】基部(2)をこのような厚幅比に扁平加工
したら、図10に示す如く、基部(2)を2つに折り曲
げる。これにより、挟持部(3),(3)が形成され
る。この挟持部(3),(3)は、抵抗線(5)の端部
を挟持する部分である。挟持部(3)の軸方向長さ(L
2)は、抵抗線(5)と確実に圧着または溶接できる程
度の長さとされる。
【0027】挟持部(3),(3)を形成したら、抵抗
線(5)の端部を挟持部(3),(3)の軸方向中央部
(4),(4)に挟み込む。抵抗線(5)を軸方向中央
部(4),(4)に挟み込むことにより、挟持部
(3),(3)と抵抗線(5)を圧着する際に、抵抗線
(5)の表面に略均等に圧力が加わる。従って、抵抗線
(5)はその断面において部分的に偏って変形すること
がなく、変形したとしても左右対称に変形することにな
り、抵抗線(5)の強度を加圧前の状態に維持すること
ができる。また、圧着した際に、基部(2)の屈曲部内
側と抵抗線(5)の間に隙間が形成されないので、強固
に接合することができる。
【0028】また、抵抗線(5)を挟持部(3),
(3)の軸方向中央部(4),(4)に挟み込むことに
より、抵抗線(5)を介して挟持部(3)の先端側とそ
の反対側とで均等に溶接電流が流れ、均等に溶接を行う
ことができる。従って、相対向する挟持部(3),
(3)(図9参照)同士の接合強度が挟持部(3)の先
端側とその反対側とで等しくなる。これにより、抵抗線
(5)と挟持部(3)を強固に接合することができ、抵
抗器のサージ電圧に対する耐久性を向上させることがで
きる。
【0029】挟持部(3),(3)に抵抗線(5)の端
部を挟み込んだら、挟持部(3),(3)の外側から圧
力を加え、挟持部(3),(3)に抵抗線(5)を圧着
させ、さらに挟持部(3),(3)同士を圧着させる。
なお、この圧着作業に代えて溶接作業を行い、挟持部
(3)と抵抗線(5)を接合することも可能である。ま
た、これら圧着作業と溶接作業の両方を行って、接合強
度を一層確実なものとすることもできる。この接続構造
においては、基部(2)の厚幅比や抵抗線(5)の挟み
込み位置が上記したように設定されているので、基部
(2)と抵抗線(5)の接合強度を確実に高めることが
できるとともに、抵抗線(5)の機械的強度を接合前の
状態に維持して、耐サージ特性を良好なものとすること
ができる。
【0030】
〔実施例の構成〕
<実施例1>抵抗線としてニクロム線を用い、その径を
φ0.38mmとした。この抵抗線を、長辺の長さ17
mm、短辺の長さ13mm、厚さ0.2mmのセラミッ
ク製絶縁性芯板の周囲に巻回して、扁平抵抗素子を形成
した。扁平抵抗素子の長さ(図4及び図5で言えばL1
に相当)は22mmであり、抵抗線の抵抗値は0.68
Ωであった。この扁平抵抗素子の両端部にそれぞれ、線
状の外部接続端子を取付けた。
【0031】この扁平抵抗素子を、図6乃至図8に示す
形状の絶縁性ケース内に収容した。絶縁性ケースは、厚
み(奥行き)5.0mm、高さ18mm、長さ26mm
であった。外部接続端子は、その中途部から先端側を絶
縁性ケースから突出させた状態とした。その後、絶縁性
ケースの扁平孔内にセメントを充填し、このセメントを
加熱固化することにより、実施例1の耐サージ薄型抵抗
器を作製した。
【0032】<実施例2>抵抗線の径をφ0.55mm
(長さは抵抗値が0.68Ωとなるように調整)とした
以外は、上記実施例1と同様とし、これにより実施例2
の耐サージ薄型抵抗器を作製した。
【0033】<比較例1>抵抗線の径をφ0.35mm
(長さは抵抗値が0.68Ωとなるように調整)とした
以外は、上記実施例1と同様とし、これにより比較例1
の耐サージ薄型抵抗器を作製した。
【0034】<比較例2>抵抗板を波形状となるように
せん断加工することによって屈曲抵抗体を形成した。屈
曲抵抗体は、厚み0.14mm、帯幅0.69mmであ
った。また、屈曲抵抗体の両端部間の距離は22mmで
あり、その抵抗値は0.18Ωであった。この屈曲抵抗
体の両端部に線状の外部接続端子を固定した後、該屈曲
抵抗体を実施例1と同じ形状・大きさの絶縁性ケース内
に収容した。その後、絶縁性ケースの扁平孔内にセメン
トを充填し、このセメントを加熱固化することにより、
比較例2の耐サージ薄型抵抗器を作製した。
【0035】〔試験方法1〕実施例1及び2、比較例1
及び2のそれぞれについて、両外部接続端子間にサージ
電圧を抵抗線が破断するまで繰り返し印加した。その1
回当たりの印加時間は約2(s)であり、これを10
(s)おきに繰り返した。なお、サージ電流の瞬間最大
値は60(A)であり、その立ち上がり時間は40(m
s)以上であった。この試験を、温度25(°C)、湿
度90(%)の雰囲気中で行った。
【0036】〔試験結果1〕試験方法1による試験結果
は、以下の通りであった。 実施例1:約50,000回で破断、実施例2:約5
7,000回で破断 比較例1:約33,000回で破断、比較例2:約1,
800回で破断
【0037】〔考察1〕試験結果1からわかるように、
断面積が大きい程、サージ電圧に対する耐久性に優れて
いることがわかる。また、抵抗線を巻回してなる扁平抵
抗素子は、抵抗板を波形状にせん断加工してなる屈曲抵
抗体よりも、格段に耐久性に優れていることがわかる。
近年、テレビ受像機等のディスプレイ装置は、待機電流
の停止・起動をリモコン操作で行うことが多い。このた
め、その停止・起動時に発生する初期UP電圧に対する
耐久性が、最近の耐サージ抵抗器の課題とされている。
テレビ受像機等のディスプレイ装置は、その耐用年数か
らみて50,000回程度のサージ電圧の繰り返し負荷
が見込まれているが、上記したように、比較例1及び2
ではその繰り返し負荷に耐えることができない。一方、
実施例1及び2は、双方ともその繰り返し負荷に耐える
ことができ、耐サージ特性が非常に良好であると言え
る。しかも、実施例1及び2は、上記したように非常に
コンパクトに作製することができるから、耐サージ薄型
抵抗器のコンパクト化と耐サージ特性の向上の双方を達
成することができる。
【0038】〔試験方法2〕上記実施例2及び比較例1
の耐サージ薄型抵抗器をそれぞれ図12に示す如く、回
路基板(30)に実装した。次いで、各耐サージ薄型抵
抗器ついて、両外部接続端子間に定格電力5Wの50
%、100%、150%の電力をそれぞれ一定時間印加
し、絶縁性ケースの底板部表面(点A)の温度、同ケー
スの側板部表面(点B)の温度、外部接続端子の先端部
(点C)の温度を測定した。その測定結果を図13に示
す。
【0039】〔考察2〕図13に基づいて考察する。各
測定点において、実施例2は比較例1よりも温度が20
%程度低くなることがわかる。これは、抵抗線の断面積
が大きい程、ジュール熱の発生を抑えて、他の実装部品
に与える熱の影響を小さくし、また熱によるはんだの融
解を防止できることを意味する。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の耐サージ抵抗器は、全体
形状が扁平となるように抵抗線を巻回してなる扁平抵抗
素子と、この扁平抵抗素子を収容する扁平孔を備えた薄
形の絶縁性ケースと、前記扁平孔内に充填された絶縁性
充填材とを備えてなるので、抵抗器のコンパクト化と耐
サージ特性の向上の双方を達成することができる。
【0041】請求項2記載の抵抗線と外部接続端子の接
続構造は、線状外部接続端子の基部を扁平加工し、この
扁平加工された基部を折り曲げて挟持部を形成し、この
挟持部の軸方向中央部に抵抗線を挟み込むことにより構
成されるので、線状外部接続端子と抵抗線の接合強度を
確実に高めることができるとともに、抵抗線の機械的強
度を接合前の状態に維持して、耐サージ特性を良好なも
のとすることができる。また、線状の外部接続端子によ
って抵抗器のコンパクト化に大いに貢献することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐サージ薄型抵抗器の一例を示す
平面図である。
【図2】図1に示す耐サージ薄型抵抗器の部分断面正面
図である。
【図3】図1に示す耐サージ薄型抵抗器の部分断面側面
図である。
【図4】本発明に係る耐サージ薄型抵抗器の扁平抵抗素
子と外部接続端子の接続状態を示す図であり、絶縁性芯
板を設けない場合を示す正面図である。
【図5】本発明に係る耐サージ薄型抵抗器の扁平抵抗素
子と外部接続端子の接続状態を示す図であり、絶縁性芯
板を設けた場合を示す正面図である。
【図6】本発明における抵抗器用絶縁性ケースの一例を
示す平面図である。
【図7】図6に示す抵抗器用絶縁性ケースの正面図であ
る。
【図8】図6に示す抵抗器用絶縁性ケースの側面図であ
る。
【図9】本発明に係る抵抗線と外部接続端子の接続構造
の一例を示す側面図である。
【図10】図9に示す接続構造の構成過程を示す図であ
り、(a)はその側面図、(b)はその平面図である。
【図11】図9に示す接続構造の構成過程を示す側面図
である。
【図12】耐サージ薄型抵抗器の試験(試験方法2)状
況を示す図である。
【図13】耐サージ薄型抵抗器の試験(試験方法2)結
果を示すグラフである。
【図14】従来の抵抗線と外部接続端子の接続構造の一
例を示す側面図である。
【図15】図14に示す接続構造の構成過程を示す図で
あり、(a)はその側面図、(b)はその平面図であ
る。
【図16】図14に示す接続構造の構成過程を示す側面
図である。
【符号の説明】
1・・・・・外部接続端子 2・・・・・基部 3・・・・・挟持部 4・・・・・軸方向中央部 5・・・・・抵抗線 6・・・・・絶縁性ケース 7・・・・・抵抗線収容孔(扁平孔) 8・・・・・端子保持部 9・・・・・扁平抵抗素子 11・・・・・絶縁性芯板 13・・・・・耐サージ薄型抵抗器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 芳彦 タイ国 サンプラカーン 10280 ムアン グ プラカサ イー・ピー・ゼット スク ムビットロード バンプー インダストリ アル エステイト 4 ムー 747 タイ アサヒ デンキ コーポレーション リ ミテッド内 Fターム(参考) 5E028 BA02 BB01 CA12 EA12 EB04 JA11 JB01 5E032 BA02 BB01 CA12 DA11 5E034 EA08 EB01 EB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体形状が扁平となるように抵抗線を巻
    回してなる扁平抵抗素子と、この扁平抵抗素子を収容す
    る扁平孔を備えた薄形の絶縁性ケースと、前記扁平孔内
    に充填された絶縁性充填材とを備えてなることを特徴と
    する耐サージ薄型抵抗器。
  2. 【請求項2】 抵抗器における抵抗線と線状の外部接続
    端子の接続構造であって、前記外部接続端子の基部を扁
    平加工し、この扁平加工された基部を折り曲げて挟持部
    を形成し、この挟持部の軸方向中央部に抵抗線の端部を
    挟み込み、前記挟持部を前記端部に圧着させ及び/又は
    溶接してなることを特徴とする抵抗線と外部接続端子の
    接続構造。
JP2000115672A 2000-04-17 2000-04-17 抵抗線と外部接続端子の接続構造及びこの接続構造を有する耐サージ薄型抵抗器 Expired - Fee Related JP3860388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000115672A JP3860388B2 (ja) 2000-04-17 2000-04-17 抵抗線と外部接続端子の接続構造及びこの接続構造を有する耐サージ薄型抵抗器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000115672A JP3860388B2 (ja) 2000-04-17 2000-04-17 抵抗線と外部接続端子の接続構造及びこの接続構造を有する耐サージ薄型抵抗器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001307901A true JP2001307901A (ja) 2001-11-02
JP3860388B2 JP3860388B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=18627263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000115672A Expired - Fee Related JP3860388B2 (ja) 2000-04-17 2000-04-17 抵抗線と外部接続端子の接続構造及びこの接続構造を有する耐サージ薄型抵抗器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3860388B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200450758Y1 (ko) * 2008-04-28 2010-10-29 푸타바 일렉트릭 코., 엘티디. 안티버스트 레지스터
JP2011243766A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 高安定抵抗器およびその製造方法
CN103887024A (zh) * 2012-12-19 2014-06-25 上海吉泰电阻器有限公司 一种用于高压输配电系统的灌封电阻
JP2015095529A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 ミクロン電気株式会社 抵抗素子及びこれを用いた抵抗器
WO2015106426A1 (zh) * 2014-01-17 2015-07-23 李尚祐 抗突波的绕线电阻及其制法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100968615B1 (ko) * 2007-11-13 2010-07-08 동아전기부품 주식회사 모터 제어용 레지스터의 제조 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200450758Y1 (ko) * 2008-04-28 2010-10-29 푸타바 일렉트릭 코., 엘티디. 안티버스트 레지스터
JP2011243766A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 高安定抵抗器およびその製造方法
CN103887024A (zh) * 2012-12-19 2014-06-25 上海吉泰电阻器有限公司 一种用于高压输配电系统的灌封电阻
JP2015095529A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 ミクロン電気株式会社 抵抗素子及びこれを用いた抵抗器
WO2015106426A1 (zh) * 2014-01-17 2015-07-23 李尚祐 抗突波的绕线电阻及其制法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3860388B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009148072A1 (ja) チップインダクタおよびその製造方法
CN108934178B (zh) 传感器元件及传感器元件的制造方法
JP2021101463A (ja) 抵抗器
JP2001307901A (ja) 耐サージ薄型抵抗器および抵抗器における抵抗線と外部接続端子の接続構造
JPH02294251A (ja) モータのステータコイル線の接続方法
JP5950889B2 (ja) 電線接続方法
KR20020050247A (ko) 후크 정류자
JP3550880B2 (ja) モータ及びモータの固定子コイル端末線接続方法
JP2004103862A (ja) 巻線型コイル部品およびコイルの導線と金属端子の接続方法
JP4050553B2 (ja) 面実装型コイル部品及びその製造方法
JP4171011B2 (ja) Ptc素子
KR100929822B1 (ko) 표면실장형 소형 퓨즈
JP6266545B2 (ja) 誘導加熱用の加熱コイル、および、それを用いた誘導加熱調理器
JP2002075481A (ja) 接続部端子構造および接続方法
US6011233A (en) Welding method of a connection terminal piece for a deflection yoke coil and the structure thereof
JPH0982447A (ja) 電線接続方法
KR102209225B1 (ko) 저항 발열형 과전류 차폐 구조체
CN210005644U (zh) 断路器测试装置以及断路器
JP2003162933A (ja) コードスイッチの製造方法及び導体線と接続端子の接続方法
JP2010170917A (ja) サージアブソーバ
JPH08191158A (ja) 圧電トランス及びその製造方法
JP2003318041A (ja) コイル部品及びその製造方法
JP2013214519A (ja) 接合部構造の製造方法
JPH08191159A (ja) 圧電トランス及びその製造方法
JP3390674B2 (ja) 消磁用正特性サーミスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060419

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060828

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees