JP2001307671A - 電極用材料、荷電粒子線装置用電極及びその製造方法 - Google Patents

電極用材料、荷電粒子線装置用電極及びその製造方法

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JP2001307671A JP2000121437A JP2000121437A JP2001307671A JP 2001307671 A JP2001307671 A JP 2001307671A JP 2000121437 A JP2000121437 A JP 2000121437A JP 2000121437 A JP2000121437 A JP 2000121437A JP 2001307671 A JP2001307671 A JP 2001307671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて強度が高く加工性に優れるとともに、
酸素プラズマ照射に対する高耐久性及び抵抗値変化の高
抑止性を示す電極用材料を用いて荷電粒子線(特に電子
線)装置の電極を構成し、電磁場の偏向を緻密に実行し
てスポット位置の移動を正確且つ迅速に行うことを可能
とする。 【解決手段】 EB露光装置の100μm内の単位の主
偏向領域内で電子線スポットの位置制御を行うためのサ
ブ偏向器11を、非磁性酸化物セラミックス、酸化物系
結晶化ガラス、及び酸化物系ガラスを含有する電極用材
料から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極用材料、荷電
粒子線装置用電極及びその製造方法に関し、特に電子線
(EB)露光装置の電磁場偏向用電極に適用して好適で
ある。
【0002】
【従来の技術】電子線(EB)露光技術は、0.1μm
以下のリソグラフィ技術として注目されている。現在は
0.25μmプロセスの半導体デバイスが主流の時代で
あるが、2006年頃には0.1μmプロセスの半導体
デバイスの生産が本格的に開始されると予想される。こ
れにより、現在主流となっている64メガバイトDRA
Mの250倍の容量を持つ16ギガバイトDRAMが生
産されると見られている。このように大容量のDRAM
を製造するためには、EB露光技術が不可欠の技術にな
ると考えられる。
【0003】EB露光装置は、例えばLaB6を材料と
するチップから発生した熱電子を種々のフィルター、マ
スク、ディフレクターで電子線の位置、形状等を変化さ
せて、シリコンウェハ上に描画を行うものである。電子
線の位置制御を行うには、磁場による偏向と電場による
偏向の2種類の偏向方法を使用する。磁場偏向はmm単
位の主偏向領域内で用いられ、電磁偏向は100μm内
の副偏向領域内の描画に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】EB露光装置は、光リ
ソグラフィでは達成できない極めて緻密な描画を可能と
するという優れた利点を有する反面、スループットが低
く、寿命が短いという欠点がある。スループットが低い
最大の理由は、光リソグラフィのような一括したパター
ン露光が難しく、電子線のスポット径が絞られ、基本的
に描画露光方式を取るために、微細パターンを全てスキ
ャンして全描画露光を行うのに長時間を要するというこ
とにある。
【0005】そこで、EB露光を行うに際して、描画露
光に要する時間をできるだけ短縮し、しかも描画精度を
維持するには、電子線のスポット位置を正確且つ迅速に
動かすことが必要となり、そのために電磁偏向電極の特
性向上が望まれている。
【0006】当該電極用材料として望まれる特性は以下
の通りである。
【0007】(1)易加工性のものであること。即ち、
EB露光装置の電磁偏向電極は、電子線の走査位置を制
御するためのものであり、部品形状が複雑なうえ、高寸
法精度が要求されるため、加工強度が高いことが求めら
れる。
【0008】(2)常温での電気抵抗値が10-1Ω・c
m前後であること。基本的に導電性に優れることが重要
であるが、磁場中に電場をかけるために、金属並の低抵
抗体を磁場内の電極として用いると、電極周りに渦電流
が発生する。このために、電極用材料の抵抗値は10-1
Ω・cm前後程度であることが求められる。
【0009】(3)酸素プラズマ照射後も電極用材料に
抵抗値の変化が見られないこと。また、電極用材料の表
面が酸素プラズマ照射によりエッチングされ難いこと。
通常、この電極は真空中で使用するが、レジスト樹脂が
描画を行う際に飛散するため、時間経過とともに、電極
内側表面にレジスト飛散物が付着する。このレジストは
絶縁体であるため、その堆積物はチャージアップの原因
となる。このために、定期的に酸素プラズマで表面をク
リーニングする必要がある。そこで電極用材料として
は、酸素プラズマ照射に耐え得る材料であることが要求
される。
【0010】現在のところ、EB露光装置の電磁偏向電
極としては、電極用材料には既存の酸化物セラミックス
材料にその表面を金属膜でコーティングしたもの(以
下、電極aとする)、及び酸化物セラミックス材料であ
る酸化ルテニウムと非晶質ガラスとの複合体からなるも
の(以下、電極bとする)が使用されている。
【0011】電極aは、材料強度は高い(曲げ強さ:3
00MPa以上)ものの、長時間の酸素プラズマ照射に
より表面に形成された金属膜がスパッタリングされるた
め、酸素プラズマ処理後の抵抗値変化が著しく大きいと
いう問題がある。
【0012】他方、電極bは、酸化物セラミックス材料
のみからなる場合に比して含有する炭化物成分の酸化が
押さえられるため、抵抗値に関する要求及び酸素プラズ
マ処理後の抵抗値変化に関する要求については満足して
いるが、ガラス成分の増加に伴いクラックが発生し易く
なるため、材料強度が劣る(曲げ強さ:100MPa)
という問題がある。
【0013】このように現在のところ、上述した各要求
を満たす好適な電極用材料は見出されておらず、前記問
題の早急な解決が待たれる状況にある。
【0014】本発明の目的は、前記課題に鑑みてなされ
たものであり、極めて強度が高く加工性に優れるととも
に、酸素プラズマ照射に対する高耐久性及び抵抗値変化
の高抑止性を示す電極用材料、及び当該材料を用いた荷
電粒子線(特に電子線)装置の電極であって、電磁場の
偏向を緻密に実行してスポット位置の移動を正確且つ迅
速に行うことを可能とする電極及びその製造方法を提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
【0016】第1の態様は、電極用材料であって、非磁
性酸化物セラミックスと、少なくとも酸化物系結晶化ガ
ラスとを含有してなることを特徴とする。
【0017】この場合、更に、酸化物系ガラスを含有す
るように構成しても好適である。
【0018】第2の態様は、荷電粒子線を被処理体の所
望部位に照射する荷電粒子線装置に用いられ、前記荷電
粒子線を電場及び/又は磁場偏向するための電極であっ
て、非磁性酸化物セラミックスと、少なくとも酸化物系
結晶化ガラスとを含有した材料からなり、所定形状に焼
成形成されてなるものであることを特徴とする。
【0019】この場合、前記材料に酸化物系ガラスを含
有するように構成しても好適である。
【0020】また、前記非磁性酸化物セラミックスの具
体例は、酸化ルテニウム(RuO2),酸化レニウム
(ReO2),酸化イリジウム(IrO2),ペロブスカ
イト酸化物のうち、少なくとも1種を含むものである。
【0021】また、前記酸化物系結晶化ガラスの具体例
は、ユークリプタイト(Li2O・Al23・2Si
2),スポジューメン(Li2O・Al23・4SiO
2),ペタライト(Li2O・Al23・8SiO2),
コージエライト(2MgO・2Al23・5Si
2),エンスタタイト(MgO・SiO2),フォレス
テライト(2MgO・SiO2),スピネル(MgO・
Al23),サフィライン(4MgO・5Al23・2
SiO2),ムライト(3SiO2・2Al23)、ウイ
レマイト(SiO2・2ZnO),カーナイト(ZnO
・Al23),Znペタライト(ZnO・Al23・8
SiO2),(ZnO・l23・8SiO2),ウォラス
トナイト(CaO・SiO2),アノーサイト(CaO
・Al23・2SiO2)のうち、少なくとも1種を含
むものである。
【0022】第3の態様は、荷電粒子線を被処理体の所
望部位に照射する荷電粒子線装置に用いられ、前記荷電
粒子線を電場及び/又は磁場偏向するための電極の製造
方法であって、非磁性酸化物セラミックスと、少なくと
も酸化物系結晶化ガラスとを含有した材料の粉末を用
い、圧粉成型及び焼成を行ってバルク体を作製し、機械
加工により所定形状の成型体に整える工程と、前記成型
体を焼成することにより、最終的な電極形状に整える工
程とを有することを特徴とする。
【0023】この場合、焼成後の前記成型体に、溶融塩
を用いたイオン交換化学強化処理を施すようにすること
が好適である。
【0024】また、焼成後の前記成型体の表面に、前記
材料をコーティング処理するようにしても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した好適な実
施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】図1は、本実施形態に係る電磁場偏向用の
電極が使用される電子線(EB)露光装置の主要内部構
成を示す概略斜視図である。このEB露光装置は、シリ
コンウエハ表面に形成されたレジストに、ブロックマス
クのパターンを電子線を照射することにより露光し、極
めて微細なパターニングを行う装置である。
【0027】図1において、1はLaB6を材料とし、
熱電子を放出するための電子銃として機能するチップで
あり、2は電子線が通過するアパーチャ、3は描画用の
所望のパターンが形成されたブロックマスク、4は電子
線の方向を制御する偏向器、5は被処理体であるシリコ
ンウエハが設置されるウエハステージである。また、6
はレンズ、7はブランカ、8はイマージョンレンズであ
り、これらによって電子線のスポットが絞り込まれる。
【0028】偏向器4は、磁場による偏向を行うメイン
偏向器12と、電磁場による偏向を行うサブ偏向器11
とを有して構成されており、メイン偏向器12によりm
m単位の主偏向領域内で電子線スポットの位置制御が実
行され、サブ偏向器11により100μm内の単位の主
偏向領域内で電子線スポットの位置制御が実行される。
【0029】本実施形態では、電子線のスポット位置を
正確且つ迅速に移動させるという要請から、スポット位
置のより緻密な調節を要するために材料に対する要求が
高いサブ偏向器11を、非磁性酸化物セラミックス、酸
化物系結晶化ガラス、及び酸化物系ガラスを含有する電
極用材料から構成する。このうち、必須の構成成分は、
非磁性酸化物セラミックス及び酸化物系結晶化ガラスで
ある。
【0030】なお、本例ではサブ偏向器11のみを前記
材料で構成する場合を例示するが、諸般の事情によりメ
イン偏向器12も同様の材料から構成する場合もある。
【0031】本実施形態の電極用材料は、非磁性酸化物
セラミックスとガラスとの複合体であるため、クリーニ
ング時における酸素プラズマ照射の後も抵抗値に変化を
来すことがなく、また表面が酸素プラズマ照射によるエ
ッチングの影響を受け難い。
【0032】更に当該電極用材料は、ガラスを含有する
にも係わらず、以下に示す理由から極めて高い強度を示
す。
【0033】即ち、従来の電極用材料(酸化ルテニウム
・ガラス複合体)では、強度が低いガラス相部に亀裂が
発生し易く、クラックが進行して破壊に至る。この材料
強度は、ガラス相部の強度で制限されていた。これに対
して本実施形態の電極用材料では、ガラスを構成する成
分として酸化物系結晶化ガラスを含有するため、ガラス
相部である非晶質ガラス部位に結晶が析出する。これに
より、ガラス相部の強度が十分に補強され、材料全体と
して強度向上が達成されることになる。
【0034】ここで、析出させる結晶相は、実使用時に
おける材料形状の安定化が必須であることから、マトリ
ックスガラスより熱膨張率が小さい酸化物系結晶化ガラ
スの結晶相である。この場合、当該電極用材料の熱膨張
率は10-5/℃以下となる。
【0035】この条件を満たす酸化物系結晶化ガラスの
具体例としては、結晶化ガラスの結晶化温度により熱膨
張率が変動しないことが必須であることから軟化点が4
00℃〜1600℃の範囲内の値であり、ユークリプタ
イト(Li2O・Al23・2SiO2),スポジューメ
ン(Li2O・Al23・4SiO2),ペタライト(L
2O・Al23・8SiO2),コージエライト(2M
gO・2Al23・5SiO2),エンスタタイト(M
gO・SiO2),フォレステライト(2MgO・Si
2),スピネル(MgO・Al23),サフィライン
(4MgO・5Al23・2SiO2),ムライト(3
SiO2・2Al23)、ウイレマイト(SiO2・2Z
nO),ガーナイト(ZnO・Al23),Znペタラ
イト(ZnO・Al23・8SiO2),(ZnO・l2
3・8SiO2),ウォラストナイト(CaO・SiO
2),アノーサイト(CaO・Al23・2SiO2)の
うち、少なくとも1種を含むものが挙げられる。
【0036】また、非磁性酸化物セラミックスの具体例
としては、酸化ルテニウム(RuO 2),酸化レニウム
(ReO2),酸化イリジウム(IrO2),ペロブスカ
イト酸化物のうち、少なくとも1種を含むものである。
ペロブスカイト酸化物としては、SrVO3,CaV
3,LaTiO3,SrMoO3,CaMoO3,SrC
rO3,CaCrO3,LaVO3,GdVO3,SrMn
3,CaMnO3,NiCrO,BiCrO3,LaC
rO3,LnCrO3,SrRuO3,CaRuO3,Sr
FeO3,BaRuO3,LaMnO3,LnMnO3,L
aFeO3,LnFeO3,LaCoO3,LaRhO3
LaNiO3,PbRuO3,Bi2Ru27,LaTa
3,SrRuO3,PbRuO3,BiRuO3等が好ま
しい。
【0037】また、酸化物系ガラスの具体例としては、
鉛(Pb)を含有しない組成であり、酸化物系結晶化ガ
ラスと同様に軟化点が400℃〜1600℃の範囲内の
値であって、Na2Oの含有量が2重量%以上であるこ
とが好ましい。これは、溶融塩を用いたイオン交換化学
化処理による材料強度の向上を図るためである。
【0038】また、当該電極用材料は、その固有電気抵
抗値が10-4〜104Ω・cmであることが好ましい。
これは、電子のチャージング防止のためである。
【0039】このように、本実施形態によれば、極めて
強度が高く加工性に優れるとともに、酸素プラズマ照射
に対する高耐久性及び抵抗値変化の高抑止性を示す電極
用材料が実現する。従って、当該電極用材料を用いて、
EB露光装置の電磁場偏向電極であり、緻密な加工精度
のみならず前記高耐久性及び前記高抑止性が要求される
サブ偏向器12を構成するならば、電磁場の偏向を緻密
に実行してスポット位置の移動を正確且つ迅速に行うこ
とが可能となり、描画露光に要する時間を可及的に短縮
し、しかも描画精度を維持して、高精度のEB露光が実
現される。
【0040】本実施形態の電極用材料を製造するには、
先ず、前記成分、即ち非磁性酸化物セラミックス、酸化
物系結晶化ガラス及び酸化物系ガラスを含有する材料の
粉末を用い、圧粉成型及び焼成を行ってバルク体を作製
する。
【0041】続いて、このバルク体を所定の機械加工に
より所定形状の成型体に整えた後、この成型体を焼成す
ることにより、最終的な電極形状に整える。
【0042】ここで、焼成後の成型体に、溶融塩を用い
たイオン交換化学強化処理、具体的にはガラス中のNa
イオンをKイオンに置換することが好適である。これに
より、非晶質ガラス部位の更なる強度向上が実現する。
溶融塩の具体例としては、KNO3,KCl,K2
4,K2CO3のうち、少なくとも1種を用いることが
好ましい。
【0043】また、焼成後の成型体の表面に、更に当該
電極用材料をコーティング処理するようにしても好適で
ある。これにより、非晶質ガラス部位の更なる結晶化が
促進されて強度向上が実現する。
【0044】このように、本実施形態の電極の製造方法
によれば、電磁場偏向電極であるサブ偏向器11の如く
緻密な加工精度のみならず酸素プラズマ照射に対する高
耐久性及び抵抗値変化の高抑止性が要求されるもので
も、容易且つ正確に製造することが可能となる。
【0045】なお、本実施形態では、EB露光装置を例
示したが、本発明はこれに限定されず、例えば走査型電
子顕微鏡(SEM)や、電子線以外の荷電粒子線を照射
する装置の電極材料としても適用可能である。
【0046】
【実施例】以下、本実施形態で述べた電極用材料を実際
に製造し、各種特性を調べた実施例について説明する。
【0047】(実施例1)平均粒径1μmのRuO2
末を20体積%、平均粒径3μmの硼珪酸ガラスコーニ
ング7740粉末を調合し、更にアセトン、PVB樹脂
を粉末に対して2体積%添加してボールミルで20時間
混合した。次に、これらのミリングされたスラリーを乾
燥させ、溶剤(アセトン)分をすべて除去した。これら
をらいかい機で粉砕し、成型体を形成する前の原料とし
て供した。この原料を金型に入れ、5MPaで加圧成型
した。この成型体を1000℃で2時間、大気中で焼成
して電極用材料を得た。得られた電極用材料を幅10m
m、厚さ5mm、長さ120mm程度の四角柱に加工
し、イオン交換化学強化処理を行った。この加工品の処
理には溶融塩としてKNO3を用い、400℃〜100
0℃の温度で、2〜5時間熱処理を大気中で行った。
【0048】(実施例2)平均粒径0.5μmのRuO
2粉末を10体積%、平均粒径3μmのアルミノCa珪
酸結晶化ガラス粉末を70体積%、平均粒径3μmのリ
チウムシリケート結晶化ガラス粉末を20体積%を実施
例1と同様に調合し、成型体を作製した。この成型体を
1000℃で2時間、大気焼成した後、Ar−10%酸
素、2000気圧の雰囲気中、950℃、5時間の条件
で焼成し、電極用材料を得た。
【0049】(実施例3)平均粒径1μmのLaTaO
3粉末を60体積%、平均粒径2μmのZn−Al珪酸
結晶化ガラスを30体積%、平均粒径3μmのMg−A
l珪酸結晶化ガラス粉末10体積%を用いて、実施例1
の手法と同様に成型体を作製し、大気中、1000℃、
5時間の条件で焼成した。
【0050】(実施例4)平均粒径1μmのCaRuO
3粉末を40体積%、平均粒径3μmのNa2O成分が8
重量%の棚珪酸非晶質ガラス粉末30体積%、と平均粒
径5μmのアルミノ珪酸ガラス(Na2O量:6重量
%)ガラス粉末30体積%を実施例1の手法と同様に調
合し、成型体を作製した。この成型体を1000℃、5
時間、大気で焼成した後、Ar、1500気圧の雰囲気
中で、950℃、2時間で焼成し、電極用材料を得た。
焼成した後、この材料をKNO3溶融塩中に400℃、
20時間浸漬し、イオン交換化学強化処理を行った。
【0051】実施例1で作製した四角柱の加工品を用い
て、RuO2と非晶質ガラスとの複合体である従来の電
極用材料との比較に基づき、曲げ強度測定を行ったとこ
ろ、表1に示すように、本例の電極用材料は従来のそれ
の2倍以上の強度を示した。
【0052】
【表1】
【0053】また、実施例2,3で作製した成型体をE
B露光装置の電磁場偏向用の電極として用いたところ、
表2に示すように、従来の電極に比して電子線の位置移
動を格段に迅速に行うことができた。また、これらの電
極は、酸素プラズマ耐性に優れているため、酸素プラズ
マ照射後の抵抗値変化が見られないという好適な結果が
得られた。
【0054】
【表2】
【0055】以下に示す発明の諸態様もまた、本発明を
構成する。
【0056】態様1では、前記電極用材料の熱膨張率は
10-5/℃以下である。
【0057】態様2では、前記電極用材料の固有電気抵
抗値が10-4〜104Ω・cmである。
【0058】態様3では、酸化物系結晶化ガラスは、軟
化点が400℃〜1600℃の範囲内の値とされたもの
である。
【0059】態様4では、前記酸化物系ガラスは、鉛
(Pb)を含有しない組成であり、軟化点が400℃〜
1600℃の範囲内の値であって、Na2Oの含有量が
2重量%以上である。
【0060】態様5では、焼成後の前記成型体の表面
に、前記材料をコーティング処理する工程を更に有す
る。
【0061】
【発明の効果】本発明の電極用材料によれば、極めて強
度が高く加工性に優れるとともに、酸素プラズマ照射に
対する高耐久性及び抵抗値変化の高抑止性を示す。当該
材料を用いて荷電粒子線(特に電子線)装置の電極を構
成することにより、電磁場の偏向を緻密に実行してスポ
ット位置の移動を正確且つ迅速に行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る電磁場偏向用の電極が使用さ
れる電子線(EB)露光装置の主要内部構成を示す概略
斜視図である。
【符号の説明】
1 LaB6チップ 2 アパーチャ 3 ブロックマスク 4 偏向器 5 ウエハステージ 6 レンズ 7 ブランカ 8 イマージョンレンズ 11 サブ偏向器 12 メイン偏向器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA67 BA01 HA04 HA09 HA12 HA16 HA17 HA18 5C033 GG01 GG02 5F056 AA22 EA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性酸化物セラミックスと、少なくと
    も酸化物系結晶化ガラスとを含有してなることを特徴と
    する電極用材料。
  2. 【請求項2】 荷電粒子線を被処理体の所望部位に照射
    する荷電粒子線装置に用いられ、前記荷電粒子線を電場
    及び/又は磁場偏向するための電極であって、 非磁性酸化物セラミックスと、少なくとも酸化物系結晶
    化ガラスとを含有した材料からなり、所定形状に焼成形
    成されてなるものであることを特徴とする荷電粒子線装
    置用電極。
  3. 【請求項3】 前記非磁性酸化物セラミックスは、 酸化ルテニウム(RuO2),酸化レニウム(Re
    2),酸化イリジウム(IrO2),ペロブスカイト酸
    化物のうち、少なくとも1種を含むものであることを特
    徴とする請求項2に記載の荷電粒子線装置用電極。
  4. 【請求項4】 前記酸化物系結晶化ガラスは、ユークリ
    プタイト(Li2O・Al23・2SiO2),スポジュ
    ーメン(Li 2O・Al23・4SiO2),ペタライト
    (Li2O・Al23・8SiO2),コージエライト
    (2MgO・2Al23・5SiO2),エンスタタイ
    ト(MgO・SiO2),フォレステライト(2MgO
    ・SiO2),スピネル(MgO・Al23),サフィ
    ライン(4MgO・5Al23・2SiO2),ムライ
    ト(3SiO2・2Al23)、ウイレマイト(SiO2
    ・2ZnO),カーナイト(ZnO・Al23),Zn
    ペタライト(ZnO・Al23・8SiO2),(Zn
    O・l23・8SiO2),ウォラストナイト(CaO
    ・SiO2),アノーサイト(CaO・Al23・2S
    iO2)のうち、少なくとも1種を含むものであること
    を特徴とする請求項2に記載の荷電粒子線装置用電極。
  5. 【請求項5】 荷電粒子線を被処理体の所望部位に照射
    する荷電粒子線装置に用いられ、前記荷電粒子線を電場
    及び/又は磁場偏向するための電極の製造方法であっ
    て、 非磁性酸化物セラミックスと、少なくとも酸化物系結晶
    化ガラスとを含有した材料の粉末を用い、圧粉成型及び
    焼成を行ってバルク体を作製し、機械加工により所定形
    状の成型体に整える工程と、 前記成型体を焼成することにより、最終的な電極形状に
    整える工程とを有することを特徴とする荷電粒子線装置
    用電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 焼成後の前記成型体に、溶融塩を用いた
    イオン交換化学強化処理を施す工程を更に有することを
    特徴とする請求項5に記載の荷電粒子線装置用電極の製
    造方法。
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