JP4809966B2 - 荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法 - Google Patents

荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4809966B2
JP4809966B2 JP2000034217A JP2000034217A JP4809966B2 JP 4809966 B2 JP4809966 B2 JP 4809966B2 JP 2000034217 A JP2000034217 A JP 2000034217A JP 2000034217 A JP2000034217 A JP 2000034217A JP 4809966 B2 JP4809966 B2 JP 4809966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
charged particle
particle beam
electrostatic deflector
exposure apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000034217A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001223154A (ja
Inventor
佳彦 今中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000034217A priority Critical patent/JP4809966B2/ja
Publication of JP2001223154A publication Critical patent/JP2001223154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4809966B2 publication Critical patent/JP4809966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般に半導体装置の製造に関し、特に荷電粒子ビーム露光装置で使われる静電偏向器およびその製造方法に関する。
【0002】
荷電粒子ビームリソグラフィは集積密度の大きな先端的な半導体集積回路を製造する上で必須の技術である。荷電粒子ビームリソグラフィを使うことにより、0.05μm以下の幅を有するパターンを0.02μm以下のアラインメント誤差で露光することが可能である。例えば米国特許5,278,419号公報参照。このため、荷電粒子ビームリソグラフィは1Gbitを超える非常に大きな記憶容量を有する半導体記憶装置、あるいは非常に強力な演算機能を備えた高速マイクロプロセッサを始めとする将来の半導体装置の製造において中心的な役割を果たすと考えられている。
【0003】
【従来の技術】
図1は、かかる荷電粒子ビームリソグラフィにおいて使われる荷電粒子ビーム露光装置10の概略的構成を示す。
【0004】
図1を参照するに、前記荷電粒子ビーム露光装置10は鏡筒10A内にLaB6等よりなる電子銃等のビーム源11を備え、前記電子銃11から所定の光軸に沿って発射され、可動ステージ12上に保持された基板13に到達する電子等の荷電粒子ビームの光路内には、電磁レンズ14A〜14Fが、上流側から下流側に向かって順次配設されている。
【0005】
前記荷電粒子ビーム露光装置10では、前記ビーム源11から出射した荷電粒子ビームは典型的には矩形形状のアパーチャを形成されたビーム整形板15を通過することにより最初に矩形形状に整形され、前記電磁レンズ14Aおよび14Bにより、多数の微細なビーム整形アパーチャが形成されたブロックマスク16上に、平行ビームの形で集束される。前記ブロックマスク16の近傍には電磁偏向器16Aおよび静電偏向器16Bが配設されており、これらを駆動することにより、前記矩形荷電粒子ビームは前記所定の光軸から偏向され、前記ブロックマスク16中の選択されたアパーチャを通過することにより、所望の選択された形状に整形される。
【0006】
前記選択された形状に整形された荷電粒子ビームは、さらに前記電磁レンズ14Cにより前記所定の光軸上に戻され、縮小光学系を構成する前記電磁レンズ14Dおよび14Eにより縮小された後、前記電磁レンズ14Fにより、前記ステージ12上の基板13上に集束される。すなわち前記電磁レンズ14Fは対物レンズとして作用する。
【0007】
前記鏡筒10A内には,前記電磁レンズ14Fの近傍に、前記基板13上に集束された荷電粒子ビームを偏向させ、前記基板13の表面上を走査させる静電偏向器17および電磁偏向器18が設けられる。このうち、前記電磁偏向器18はコイルを含み、発生する磁界により前記荷電粒子ビームを前記基板13の表面上の数ミリメートル角程度の広範囲な領域において比較的低速で走査させるのに対し、前記静電偏向器17は電極板よりなり、発生する電界により前記荷電粒子ビームを前記基板13の表面上の100μm角程度の限られた領域において非常に高速に走査させる。同様に前記電磁偏向器16Aは、発生する磁界により、前記荷電粒子ビームに前記ブロックマスク16上の広範囲な領域を低速で走査させるのに対し、前記静電偏向器16Bは、発生する電界により、前記ブロックマスク16上の限られた領域を非常に高速に走査させる。
【0008】
図1の荷電粒子ビーム露光装置10では、さらに前記鏡筒10A中に別の静電偏向器19が設けられ、これを駆動することにより、前記基板13上における荷電粒子ビームが高速にオンオフされ、その結果前記ステージ12上の基板13は、所望の形状の荷電粒子ビームにより、高速で露光される。さらに、前記ステージ12の下には、荷電粒子ビームの光軸合わせに使われるイマージョンレンズ11Bが形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような荷電粒子ビーム露光装置では、前記基板13の表面には一般にレジスト膜が形成されているため、荷電粒子ビーム露光に伴いレジスト膜の一部が飛散することが避けられず、その結果露光作業を繰り返しているうちに、前記静電偏向器17を構成する偏向電極上に、飛散したレジスト膜に起因する有機膜が形成されることが避けられない。かかる有機膜は一般に絶縁膜であり、チャージアップを生じやすい。同様な問題は、他の静電偏向器16Bあるいは19においても生じる。
【0010】
そこで、従来より、かかる荷電粒子ビーム露光装置では所定の運転時間が経過すると前記鏡筒10A内において酸素プラズマを発生させ、静電偏向器を構成する偏向電極上に堆積した有機絶縁膜を除去するようにしていた。
【0011】
ところでかかる荷電粒子ビーム露光装置では、静電偏向器は電磁レンズや電磁偏向器が形成する磁界内において使われるため、前記静電偏向器の偏向電極を通常の、比抵抗の低い金属により形成した場合には、偏向電極中に渦電流が発生し、かかる渦電流が形成する磁界が、前記静電偏向器により偏向される荷電粒子ビームの位置を狂わせてしまう問題が発生する。このため、前記静電偏向器の偏向電極は、10 −1 Ω・cm程度の比抵抗を有するのが好ましく、一般にAl ・TiC等の導電性セラミック、あるいはかかるセラミックよりなる基体の上にAuやPt等の薄い金属膜を被着させた材料により構成されている。
【0012】
しかし、このような従来の材料を使った場合、例えば前記Al ・TiCを前記静電偏向器の偏向電極として使った場合、先に説明した酸素プラズマによるクリーニング処理を行うと偏向電極中に含まれるTiが酸化し、その結果前記偏向電極の比抵抗が変化してしまう。また、前記Al .TiC等のセラミックよりなる基体を金属膜で覆った構成の偏向電極では、前記金属膜がスパッタリングを受け、その結果やはり偏向電極の比抵抗が変化してしまう。
【0013】
さらに、特開平9−293472号公報には、前記静電偏向器の偏向電極として炭素を使った例が開示されている。炭素を偏向電極として使うことにより、酸素プラズマ中におけるクリーニング処理を行っても金属膜の消耗の問題は解決される。しかし、かかる従来の構成では炭素電極自体が酸素プラズマ中での処理により消耗してしまう。
【0014】
このような理由で、従来の荷電粒子ビーム露光装置では、使われている静電偏向器を頻繁に交換する必要があった。しかし、このような静電偏向器の交換は、面倒な電子光学系のアラインメント等の調整工程を伴うものであり、その結果かかる荷電粒子ビーム露光装置を使って行う半導体装置の製造工程においてスループットの実質的な低下を招いていた。
【0015】
そこで、本発明は上記の課題を解決した、新規で有用な荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法を提供することを概括的課題とする。
【0016】
本発明のより具体的な課題は、比抵抗が適当で、しかも酸素プラズマ処理に対して安定な導電性材料よりなる静電偏向器、およびかかる静電偏向器の製造方法、さらにかかる静電偏向器を使った荷電粒子ビーム露光装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を、例えば荷電粒子ビーム露光装置の静電偏向器であって、前記静電偏向器を構成する偏向電極を、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料より構成したことを特徴とする静電偏向器、あるいはかかる静電偏向器を使った荷電粒子ビーム露光装置により、解決する。
【0018】
かかる非磁性酸化物粒子および無機ガラスは、酸素プラズマ処理に対して安定であり、このため荷電粒子ビーム露光装置において、クリーニングのために鏡筒内に酸素プラズマを形成した場合にも、偏向電極の比抵抗が変化することはない。また例えば前記偏向電極の比抵抗の値は、前記非磁性酸化物粒子と前記無機ガラスとの混合比を適当に設定することにより、渦電流を効果的に抑制できる1×10 −1 Ω・cm程度の値に設定することができる。前記非磁性酸化物粒子としては、例えばRuO ,ReO ,IrO ,SrVO ,CaVO ,LaTiO ,SrMoO ,CaMoO ,SrCrO ,CaCrO ,LaVO ,GdVO ,SrMnO ,CaMnO ,NiCrO ,BiCrO ,LaCrO ,LnCrO ,SrRuO ,CaRuO ,SrFeO ,BaRuO ,LaMnO ,LnMnO ,LaFeO ,LnFeO ,LaCoO ,LaRhO ,LaNiO ,PbRuO ,Bi Ru ,LaTaO ,SrRuO ,BiRuO よりなる群より選択したものを使うことができる。
【0019】
かかる静電偏向器は、例えば非磁性酸化物粒子と、無機ガラス粉末粒子とを混合して前駆体を形成し、これを焼成し、されに得られた焼成体を所望の偏向電極の形に加工することにより、あるいは非磁性酸化物粒子と無機ガラス粉末粒子とを混合して前駆体を形成し、得られた前記前駆体を所望の偏向電極の形に成形し、さらに前記成形した前駆体を焼成することにより製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
[第1実施例]
図2(A),(B)は、図1の荷電粒子ビーム露光装置10において、前記静電偏向器17の代わりに使われる、本発明の一実施例による静電偏向器20の構成を示すそれぞれ斜視図および断面図である。ただし、図2(B)の断面図は図2(A)中、線A−Bに沿った断面図を示す。
【0021】
図2(A),(B)を参照するに、前記静電偏向器20はAl 等の絶縁物により形成された円筒形状の部材21と、前記円筒部材21の内壁面上に、分離溝23を隔てて互いに平行に配設された複数の電極部材22とよりなり、電子等の荷電粒子ビームは前記複数の電極部材22により画成された実質的に円筒形状の通路中を、所定の光軸EBに沿って通過する。その際、前記複数の電極部材22のうちの選択された部分に駆動電圧を印加することにより、前記荷電粒子ビームは前記光軸EBから偏向される。
【0022】
図2(B)の断面図よりわかるように、各々の電極部材22は前記円筒部材21の内壁面上に、相互に電気的および空間的に分離された状態で、なおかつ前記円筒部材21の内壁面を前記光軸EBから見た場合に連続的に覆うように、相互にインターロックするような形状に形成されている。このため、前記絶縁性円筒部材21の内壁面が露出し、荷電粒子ビームによりチャージアップする問題が回避される。前記電極部材22は、前記円筒部材21の内壁面21A上に、接着剤により固定される。
【0023】
図3は、図2(A),(B)の電極部材22の一つを、前記静電偏向器20から取り出した状態で示す。
【0024】
図3を参照するに、前記電極部材22は比較的複雑な形状をしているが、図4に示す粒径が1μm以下、好ましくは0.5μm以下のRuO 等の非磁性導電性酸化物よりなる微粒子を、ほうケイ酸塩ガラスあるいはアルミノ珪酸塩ガラス等の無機ガラスマトリクス中に分散したガラスセラミックを加工することにより、あるいは図3の形状に整形した前駆体を焼成することにより、製造することができる。その際、前記非磁性導電性酸化物微粒子のガラスセラミック中における割合を調整することにより、渦電流の発生を効率的に阻止できる1×10 −1 Ω・cm程度の比抵抗を実現することができる。
【0025】
このようにして形成された電極部材22は酸化物と無機ガラスの複合材料よりなるため、図1の荷電粒子露光装置において前記静電偏向器20として使った場合、酸素プラズマ中において繰り返しクリーニングを行っても電気特性が劣化することはない。
【0026】
図5は、Ru−O系の相平衡図を示す。ただし図5中には、RuO →Ru+ の還元反応の相境界が示されている。
【0027】
図5を参照するに、Ru−O系の相平衡図は現時点で完全には確定していないが、低温においては酸素分圧PO が低くても、金属相のRuよりもRuO が安定である傾向は疑う余地なく確認される。特に、前記荷電粒子露光装置中においてプラズマクリーニング処理に使われる10 −3 10 −2 Torr、すなわち0.1〜1Pa程度の圧力範囲では、900から1000℃程度の温度まではRuO が安定であり、実際にかかるプラズマクリーニング処理で使われる温度はこれよりもはるかに低いことを考えると、かかるRuO を非磁性導電性粒子として含むガラスセラミックよりなる電極部材22は、かかるプラズマクリーニング処理を繰り返しても劣化しないことが理解される。
【0028】
前記Ru−O系においては、さらにRuO +1/2 RuO の酸化反応が考えられるが、RuO は室温以上の温度で気体であり、上記酸化反応のギブス自由エネルギは少なくとも室温以上の温度では正となることが確認されている。したがって、RuO が酸化プラズマ雰囲気中でさらに酸化され、気体状のRuO となって除去される可能性は考えられない。
【0029】
図6は、図3の電極部材22を形成する工程を示す。
【0030】
図6を参照するに、S1の工程において図4に示すような、典型的にはRuO よりなる非磁性導電性酸化物微粒子とほうケイ酸塩ガラスあるいはアルミノケイ酸塩ガラス等の無機ガラス粉末とを、バインダ樹脂とともに混合し、これをS2の工程において、所定の形状、例えば板状の形状に成型する。
【0031】
さらに、S3の工程において前記板状成型体を約1000°Cの温度で数時間熱処理し、無機ガラスマトリクス中に非磁性導電性酸化物微粒子が分散した組織を有する板状のガラスセラミック体を形成する。
【0032】
さらに、S4の工程において、このようにして得られたガラスセラミック体を機械加工することにより、図3の電極部材を得ることができる。
[実験例1]
平均粒径が1μmのRuO 粉末を、平均粒径が3μmのほうケイ酸塩ガラス粉末(コーニング社の製品名#7740)に対して体積比で20%の割合で混合し、これにアセトンおよびPVB(ポリビニルブチラール)樹脂を体積比で2%の割合で添加し、ボールミル中において20時間混合した。
【0033】
次に前記ミリング工程により得られたスラリを乾燥し溶剤を除去した後らいかい機において粉砕し、混合ガラス粉末原料を形成した。
【0034】
さらにこのようにして得られた混合ガラス粉末原料を金型中に装填し、5MPaの圧力で板状に加圧成型した後、得られた板状の成型体を1000°Cで約2時間、大気中にて焼成した後、得られたガラスセラミック体を機械加工して図2の電極部材22を形成した。
【0035】
かかる電極部材22は、荷電粒子ビーム露光装置中で使われる静電偏向器として適当な、1×10−2〜1×10Ω・cmの比抵抗を有する。また、前記電極部材はすべて酸化物あるいは酸化物ガラスであるため、先に図5で説明したように、酸素プラズマ中でのクリーニング処理に対して安定である。
[実験例2]
平均粒径が0.5μmのRuO 粉末と、平均粒径が1μmのBiRuO 組成のガラス粉末とを、平均粒径が3μmのほうケイ酸塩ガラスに対して体積比でそれぞれ10%および70%の割合で混合し、これにアセトンおよびPVB(ポリビニルブチラール)樹脂を体積比で2%の割合で添加し、ボールミル中において20時間混合した。
【0036】
次に前記ミリング工程により得られたスラリを乾燥し溶剤を除去した後らいかい機において粉砕し、混合ガラス粉末原料を形成した。
【0037】
さらにこのようにして得られた混合ガラス粉末原料を金型中に装填し、5MPaの圧力で板状に加圧成型した後、得られた板状の成型体を1000°Cで約2時間、大気中にて焼成した後、さらに10%のO2を含むAr雰囲気中において、約200GPa、あるいは約2000気圧の圧力下において、950°Cで5時間程度焼成した。さらに、得られたガラスセラミック体を機械加工して図2の電極部材22を形成した。
【0038】
かかる電極部材22は、荷電粒子ビーム露光装置中で使われる静電偏向器として適当な、約1×10-1〜1×10-2Ω・cmの比抵抗を有する。また、前記電極部材はすべて酸化物あるいは酸化物ガラスであるため、先に図5で説明したように、酸素プラズマ中でのクリーニング処理に対して安定である。
[実験例3]
平均粒径が1μmのLaTaO 粉末と、平均粒径が2μmで約800℃の軟化点を有するほう珪酸塩ガラス粉末と、平均粒径が3μmで約1100℃の軟化点を有するアルミノ珪酸塩ガラス粉末とを、体積比でそれぞれ60%,30%および10%の割合で混合し、これにアセトンおよびPVB(ポリビニルブチラール)樹脂を体積比で2%の割合で添加し、ボールミル中において20時間混合した。
【0039】
次に前記ミリング工程により得られたスラリを乾燥し溶剤を除去した後粉砕し、混合ガラス粉末原料を形成した。
【0040】
さらにこのようにして得られた混合ガラス粉末原料を金型中に装填し、5MPaの圧力で板状に加圧成型した後、得られた板状の成型体を1000°Cで約5時間、大気中にて焼成した後、得られたガラスセラミック体を機械加工して図2の電極部材22を形成した。
【0041】
かかる電極部材22は、荷電粒子ビーム露光装置中で使われる静電偏向器として適当な、1×10-1〜1×10-2Ω・cmの範囲の比抵抗を有する。また、前記電極部材はすべて酸化物あるいは酸化物ガラスであるため、先に図5で説明したように、酸素プラズマ中でのクリーニング処理に対して安定である。
[実験例4]
平均粒径が1μmのRuO 粉末と、平均粒径が2μmのRuO粉末と、平均粒径が2μmで約800°Cの軟化点を有するほう珪酸塩ガラス粉末と、平均粒径が3μmで約1100℃の軟化点を有するアルミノ珪酸塩ガラス粉末とを、体積比でそれぞれ15%,5%および40%および40%の割合で混合し、これにアセトンおよびPVB(ポリビニルブチラール)樹脂を体積比で2%の割合で添加し、ボールミル中において20時間混合した。
【0042】
次に前記ミリング工程により得られたスラリを乾燥し溶剤を除去した後らいかい機において粉砕し、混合ガラス粉末原料を形成した。
【0043】
さらにこのようにして得られた混合ガラス粉末原料を金型中に装填し、5MPaの圧力で板状に加圧成型した後、得られた板状の成型体を1000°Cで約5時間、大気中にて焼成した後、得られたガラスセラミック体を機械加工して図2の電極部材22を形成した。
【0044】
以下の表1は、前記実験例4による電極部材22を、図1の荷電粒子ビーム露光装置10において前記静電偏向器20として使った場合の、前記基板13上で観測した電子ビームの応答特性を、前記電極部材22として従来のAl ・TiCセラミックを使った場合(従来電極材料1)、および前記電極部材22として従来のAl ・TiCセラミックを1μmのPt膜で覆った材料を使った場合(従来電極材料2)と比較して示す。
【0045】
【表1】
Figure 0004809966
表1を参照するに、従来電極材料1を使った場合には、比抵抗が大きすぎて、電子ビームが前記基板13上において100μm変位するのに1000μ秒もかかってしまうが、前記従来電極材料2を使った場合はこれが90秒まで短縮される。これに対し、前記実験例4による電極部材22を使った場合、電子ビームの100μmの変位に要する時間は50μ秒まで減少する。すなわち、本発明による電極材料を使った電極部材を図1の荷電粒子ビーム露光装置10において前記静電偏向器17を代替する静電偏向器20として使うことにより、前記電極部材の比抵抗が最適化され、前記電子ビーム露光装置10の描画速度を向上させることができる。
【0046】
さらに、表1は、かかる静電偏向器を有する荷電粒子ビーム露光装置において、酸素プラズマによるクリーニング処理を2分間および180分間行った後における応答時間を、前記電極部材22として前記従来電極材料1、従来電極材料2および実験例4による電極材料を使った場合について示す。
【0047】
表1よりわかるように、従来の電極材料を使った場合、電子ビームの応答速度がプラズマ処理とともに変化するのに対し、本発明による電極材料を使った場合には、かかる変化は全く見られない。
【0048】
図7は、前記実験例1による電極材料について、無機ガラスマトリクス中に含まれるRuO 微粒子の含有量と比抵抗との関係を示す。
【0049】
図7を参照するに、前記電極材料の比抵抗は含まれるRuO 微粒子の割合が増大するとともに減少し、RuO 微粒子の割合を体積で15%以上、40%以下にすれば、比抵抗の値を、前記静電偏向器20の偏向電極として好ましい1×102Ω・cm以下、1×10-2以上の範囲に設定することができるのがわかる。
【0050】
なお前記非磁性酸化物粒子はRuOに限定されるものではなく、ReO ,IrO ,SrVO ,CaVO ,LaTiO ,SrMoO ,CaMoO ,SrCrO ,CaCrO ,LaVO ,GdVO ,SrMnO ,CaMnO ,NiCrO ,BiCrO ,LaCrO ,LnCrO ,SrRuO ,CaRuO ,SrFeO ,BaRuO ,LaMnO ,LnMnO ,LaFeO ,LnFeO ,LaCoO ,LaRhO ,LaNiO ,PbRuO ,Bi Ru ,LaTaO ,SrRuO ,BiRuO 等の非磁性導電性酸化物より選択することができる。
【0051】
さらに、前記電極部材22は、上記の非磁性導電性酸化物を分散させた結晶化ガラスであってもよい。
【0052】
また、前記非磁性導電性酸化物は、それ自体で1×10 −4 〜1×10 Ω・cm程度の比抵抗を有するのが好ましい。
[第2実施例]
先に説明した図6の工程では、前記S2の工程で得られる成型体は、板状あるいは円柱状の簡単な形状のものに限られており、このためS3の焼成工程で得られる焼成体も、同様に簡単な形状のものに限定されていた。このため、図6の工程では、S4の工程において、得られた焼成体を機械加工して図3に示す電極部材を形成する必要があった。
【0053】
これに対し、本発明の第2実施例による図8の工程では、S11の工程において前記S1の工程と同様にRuO 等の非磁性導電性酸化物を無機ガラス粉末と混合するが、次のS12の工程において、前記S11の工程で得られたガラス粉末混合物を適当なバインダとともに射出成型機に供給し、図3の形の前駆体を形成する。
【0054】
さらにかかる前駆体からバインダを熱処理により除去した後、S13の工程において焼成を行い、先に図3で説明した形状の電極部材を得る。
【0055】
かかる射出成型を行う場合でも、S14の工程において機械加工が不可欠であるが、S14における機械加工は簡単であり、その結果電極部材22の製造効率を大きく増大させることができる。
[第3実施例]
図9は、本発明の第3実施例による荷電粒子ビーム露光装置30の構成を、図10は図9の荷電粒子ビーム露光装置30で使われるステージ31の概略的構成を示す。ただし図9中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0056】
図9を参照するに、本実施例の荷電粒子ビーム露光装置30では、前記静電偏向器20のみならず、全ての静電偏向器、すなわち静電偏向器16Bおよび静電偏向器19に対応する静電偏向器36Bおよび39の偏向電極を、先の非磁性導電性酸化物と無機ガラスとの複合材料により形成している。また、図10に示すように、基板12を担持するステージ31を、金属製の基体31A上に、前記非磁性導電性酸化物と無機ガラスとの複合材料の被膜31Bを形成した構成とする。かかる構成により、従来のステージ13中に生じていた渦電流による、電子ビームのドリフトが抑制され、高速で高精度の露光が可能になる。
【0057】
図10の構成における前記被膜31Bは、前記複合材料の粉末を、プラズマ溶射により、前記基体31A上に堆積することで、容易に形成することができる。
[第4実施例]
図11は、本発明の第4実施例による荷電粒子ビーム露光装置40の構成を示す。ただし図11中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
【0058】
図11を参照するに、前記荷電粒子ビーム露光装置40は図9の荷電粒子ビーム露光装置30と同様な構成を有するが、前記鏡筒10Aおよびこれに連続する試料室の内壁に、先の非磁性導電性酸化物粉末と無機ガラスとよりなる複合材料のライナ10Bが形成されている。
【0059】
かかるライナ10Bを形成することにより、電磁偏向器16A,電磁レンズ14A〜14F、あるいは電磁偏向器18が形成する磁界に伴い前記鏡筒10Aを流れる渦電流を抑制することができる。これに伴い、かかる渦電流による二次的な磁界も抑制され、電子ビーム露光の精度を向上させることができる。
【0060】
かかるライナ10Bは、前記鏡筒10Aの内壁面上にプラズマ溶射を行うことにより、容易に形成することが可能である。
【0061】
以上、本発明を好ましい実施例について説明したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
【0062】
本発明を要約すると、以下のようになる。
【0063】
(1) 真空室と、
前記真空室中に配設された荷電粒子ビーム源と、
前記真空室中に配設され、被露光基板を担持するように適合されたステージと、
前記真空室中、前記荷電粒子ビーム源と前記ステージとの間に配設された電磁レンズと、
前記真空室中、前記荷電粒子ビーム源と前記ステージとの間に配設された静電偏向器とを備えた荷電粒子ビーム露光装置において、
前記静電偏向器は、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料より構成される偏向電極を含むことを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
【0064】
(2) さらに前記ステージが、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料より構成されることを特徴とする(1)記載の荷電粒子ビーム露光装置。
【0065】
(3) さらに、前記真空室の内壁が、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料よりなるライナにより覆われていることを特徴とする(1)または(2)記載の荷電粒子ビーム露光装置。
【0066】
(4) 前記非磁性酸化物粒子は、RuO ,ReO ,IrO ,SrVO ,CaVO ,LaTiO ,SrMoO ,CaMoO ,SrCrO ,CaCrO ,LaVO ,GdVO ,SrMnO ,CaMnO ,NiCrO ,BiCrO ,LaCrO ,LnCrO ,SrRuO ,CaRuO ,SrFeO ,BaRuO ,LaMnO ,LnMnO ,LaFeO ,LnFeO ,LaCoO ,LaRhO ,LaNiO ,PbRuO ,Bi Ru ,LaTaO ,SrRuO ,BiRuO よりなる群より選択されることを特徴とする(1)〜(3)のうち、いずれか一項記載の荷電粒子ビーム露光装置。
【0067】
(5) 前記非磁性酸化物粒子は、1×10 −4 〜1×10 Ω・cmの範囲の固有比抵抗を有することを特徴とする(1)〜(4)のうち、いずれか一項記載の荷電粒子ビーム露光装置。
【0068】
(6) 前記非磁性酸化物粒子は、前記無機ガラスに対して、前記偏向電極の比抵抗が約10-2〜102Ω・cmの範囲に入るような割合で混合されていることを特徴とする(1)〜(5)のうち、いずれか一項記載の荷電粒子ビーム露光装置。
【0069】
(7) 荷電粒子ビーム露光装置の静電偏向器であって、
前記静電偏向器は偏向電極を含み、
前記偏向電極は、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料より構成されることを特徴とする静電偏向器。
【0070】
(8) 前記非磁性酸化物粒子は、RuO ,ReO ,IrO ,SrVO ,CaVO ,LaTiO ,SrMoO ,CaMoO ,SrCrO ,CaCrO ,LaVO ,GdVO ,SrMnO ,CaMnO ,NiCrO ,BiCrO ,LaCrO ,LnCrO ,SrRuO ,CaRuO ,SrFeO ,BaRuO ,LaMnO ,LnMnO ,LaFeO ,LnFeO ,LaCoO ,LaRhO ,LaNiO ,PbRuO ,Bi Ru ,LaTaO ,SrRuO ,BiRuO
よりなる群より選択されることを特徴とする(7)記載の静電偏向器。
【0071】
(9) 前記非磁性酸化物粒子は、平均粒径が約10μm以下の粒子であり、前記無機ガラス中に分散されていることを特徴とする(7)または(8)記載の静電偏向器。
【0072】
(10) 前記非磁性酸化物粒子は、1×10 −4 〜1×10 Ω・cmの範囲の固有比抵抗を有することを特徴とする請求項(7)〜(9)のうち、いずれか一項記載の静電偏向器。
【0073】
(11) 前記非磁性酸化物粒子は、前記無機ガラスに対して、前記偏向電極の比抵抗が約10-1〜10-2 Ω・cm程度になるような割合で混合されていることを特徴とする(7)〜(10)のうち、いずれか一項記載の静電偏向器。
【0074】
(12) 前記無機ガラスは、揮発性金属元素を実質的に含まない組成を有することを特徴とする(7)〜(11)のうち、いずれか一項記載の静電偏向器。
【0075】
(13) 荷電粒子ビーム露光装置で使われる静電偏向器の製造方法であって、
平均粒径が10μm以下の非磁性酸化物粒子と、無機ガラス粉末粒子とを混合し、前駆体を形成する工程と、
前記前駆体を焼成し、焼成体を形成する工程と、
前記焼成体を前記静電偏向器の偏向電極の形に加工する工程とを含むことを特徴とする、静電偏向器の製造方法。
【0076】
(14) 荷電粒子ビーム露光装置で使われる静電偏向器の製造方法であって、
平均粒径が10μm以下の非磁性酸化物粒子と、無機ガラス粉末粒子とを混合し、前駆体を形成する工程と、
前記前駆体を、前記静電偏向器の偏向電極の形に整形する工程と、
前記整形した前駆体を焼成する工程とを含むことを特徴とする静電偏向器の製造方法。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、荷電粒子ビーム露光装置中で使われる静電偏向器の偏向電極を、非磁性導電性酸化物粒子を分散させた無機ガラスより構成することにより、比抵抗の値を最適化しつつ、同時にプラズマを使ったクリーニング処理に対する電極材料の高い安定性を実現することができる。また、かかる材料は、静電偏向器の偏向電極のみならず、ステージや鏡筒のライナ等、磁界内で使われる導電性部材に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来および本発明第1実施例による荷電粒子ビーム露光装置の構成を示す図である。
【図2】 (A),(B)は、図1の荷電粒子ビーム露光装置で使われる静電偏向器の構成を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例による偏向電極の構成を示す図である。
【図4】 図3の偏向電極の形成に使われる、RuO 微粒子を示す図である。
【図5】 Ru−O系の相平衡図を示す図である。
【図6】 本発明の第1実施例による偏向電極の製造工程を示す図である。
【図7】 無機ガラス中におけるRuO 微粒子の含有量と比抵抗との関係を示す図である。
【図8】 本発明の第2実施例による偏向電極の製造工程を示す図である。
【図9】 本発明の第3実施例による荷電粒子ビーム露光装置の構成を示す図である。
【図10】 図9の荷電粒子ビーム露光装置中において使われるステージの構成を示す図である。
【図11】本発明の第4実施例による荷電粒子ビーム露光装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
10,30,40 荷電粒子ビーム露光装置
10A 鏡筒
10B ライナ
11 電子ビーム源
11B イマージョンレンズ
12 ステージ
13 被露光基板
14A〜14F 電磁レンズ
16 ブロックマスク
16A,18 電磁偏向器
16B,17,19,20、36B,39 静電偏向器
21 絶縁性円筒部材
22 偏向電極
23 分離溝

Claims (4)

  1. 真空室と、
    前記真空室中に配設された荷電粒子ビーム源と、
    前記真空室中に配設され、被露光基板を担持するように適合されたステージと、
    前記真空室中、前記荷電粒子ビーム源と前記ステージとの間に配設された電磁レンズと、
    前記真空室中、前記荷電粒子ビーム源と前記ステージとの間に配設された静電偏向器とを備えた荷電粒子ビーム露光装置において、
    前記静電偏向器は偏向電極を含み、
    前記偏向電極は、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料のみからなり、
    前記非磁性酸化物粒子は、酸化ルテニウム、酸化ランタン・タンタル、および、酸化ビスマス・ルテニウムからなる群より選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする荷電粒子ビーム露光装置。
  2. 荷電粒子ビーム露光装置の静電偏向器であって、
    前記静電偏向器は偏向電極を含み、
    前記偏向電極は、非磁性酸化物粒子と無機ガラスとの複合材料のみからなり、
    前記非磁性酸化物粒子は、酸化ルテニウム、酸化ランタン・タンタル、および、酸化ビスマス・ルテニウムからなる群より選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする静電偏向器。
  3. 荷電粒子ビーム露光装置で使われる静電偏向器の製造方法であって、
    平均粒径が10μm以下の非磁性酸化物粒子と、無機ガラス粉末粒子とを混合し、前駆体を形成する工程と、
    前記前駆体を焼成し、焼成体を形成する工程と、
    前記焼成体を前記静電偏向器の偏向電極の形に加工する工程と
    を含み、
    前記偏向電極は、前記非磁性酸化物粒子と前記向きガラス粒子との複合材料のみからなり、
    前記非磁性酸化物粒子は、酸化ルテニウム、酸化ランタン・タンタル、および、酸化ビスマス・ルテニウムからなる群より選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする、静電偏向器の製造方法。
  4. 荷電粒子ビーム露光装置で使われる静電偏向器の製造方法であって、
    平均粒径が10μm以下の非磁性酸化物粒子と、無機ガラス粉末粒子とを混合し、前駆体を形成する工程と、
    前記前駆体を、前記静電偏向器の偏向電極の形に整形する工程と、
    前記整形した前駆体を焼成する工程と
    を含み、
    前記偏向電極は、前記非磁性酸化物粒子と前記無機ガラス粒子との複合材料のみからなり、
    前記非磁性酸化物粒子は、酸化ルテニウム、酸化ランタン・タンタル、および、酸化ビスマス・ルテニウムからなる群より選択される少なくとも一種を含有することを特徴とする静電偏向器の製造方法。
JP2000034217A 2000-02-10 2000-02-10 荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4809966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000034217A JP4809966B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000034217A JP4809966B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001223154A JP2001223154A (ja) 2001-08-17
JP4809966B2 true JP4809966B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=18558590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000034217A Expired - Fee Related JP4809966B2 (ja) 2000-02-10 2000-02-10 荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4809966B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4750921B2 (ja) * 2000-04-21 2011-08-17 富士通株式会社 荷電粒子線装置用電極及びその製造方法
WO2016117099A1 (ja) 2015-01-23 2016-07-28 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子線装置、荷電粒子線装置用光学素子、及び、荷電粒子線装置用部材の製造方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8900067A (nl) * 1989-01-12 1990-08-01 Philips Nv Beeldweergeefinrichting.
JPH03164404A (ja) * 1989-11-24 1991-07-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd オゾン発生素子
JP2979515B2 (ja) * 1990-01-22 1999-11-15 工業技術院長 銅酸化物系導電性セラミックス及びその製造方法
JP3006310B2 (ja) * 1992-09-22 2000-02-07 松下電器産業株式会社 導体ペースト組成物
US5491118A (en) * 1994-12-20 1996-02-13 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cadmium-free and lead-free thick film paste composition
JPH09283015A (ja) * 1996-04-12 1997-10-31 Canon Inc 遮蔽部材の作製方法、及び画像形成装置
JPH09293472A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Fujitsu Ltd 荷電粒子ビーム露光装置、その露光方法及びその製造方法
JP4165910B2 (ja) * 1996-06-06 2008-10-15 有限会社電装研 沿面放電型放電素子
JP2000011937A (ja) * 1998-06-26 2000-01-14 Advantest Corp 電子ビーム露光装置の静電偏向器
JP4278804B2 (ja) * 1999-12-03 2009-06-17 富士通株式会社 電子線描画装置用の静電偏向器及びその製造方法
JP4750921B2 (ja) * 2000-04-21 2011-08-17 富士通株式会社 荷電粒子線装置用電極及びその製造方法
JP3531107B2 (ja) * 2000-12-28 2004-05-24 富士通株式会社 導電性セラミックス偏向電極
JP5032721B2 (ja) * 2001-04-03 2012-09-26 富士通株式会社 導電性電極材料、電極部品、静電偏向器及び荷電粒子ビーム露光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001223154A (ja) 2001-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3631959B2 (ja) 電界電子放出材料および装置
JP4890421B2 (ja) 静電チャック
KR19980703625A (ko) 플랫패널표시장치에 사용되는 분리기 및 그 제조방법
JP5032721B2 (ja) 導電性電極材料、電極部品、静電偏向器及び荷電粒子ビーム露光装置
KR20050005794A (ko) 질화알루미늄 소결체, 정전 척, 도전성 부재, 반도체 제조장치용 부재 및 질화알루미늄 소결체의 제조 방법
US7390990B2 (en) Heating device
JPH0719831B2 (ja) 静電チヤツク
JP4809966B2 (ja) 荷電粒子ビーム露光装置、静電偏向器およびその製造方法
JP2002509347A (ja) バルク抵抗スペーサを有する電界生成装置
JP6828395B2 (ja) 静電チャック部材、静電チャック装置
US7495378B2 (en) Dielectric device
JP4313186B2 (ja) 静電偏向器
CN111886213A (zh) 复合烧结体、静电卡盘部件、静电卡盘装置及复合烧结体的制造方法
JP2000011937A (ja) 電子ビーム露光装置の静電偏向器
KR20130127373A (ko) 하전입자선 렌즈
JP3785085B2 (ja) 静電偏向器及びその製造方法、静電レンズ及びその製造方法、電子ビーム照射装置及びそのクリーニング方法
JP4278804B2 (ja) 電子線描画装置用の静電偏向器及びその製造方法
JP4083768B2 (ja) 電子ビーム照射装置
KR101692219B1 (ko) 진공척용 복합체 및 그 제조방법
JPH0577140B2 (ja)
KR102234220B1 (ko) 도전성의 정전척 리프트 핀, 이를 포함하는 정전척 및 이들을 이용한 반도체 생산방법
JP3531107B2 (ja) 導電性セラミックス偏向電極
JP4750921B2 (ja) 荷電粒子線装置用電極及びその製造方法
JP6489467B2 (ja) 複合酸化物セラミックスおよび半導体製造装置の構成部材
EP1617451A2 (en) Dielectric device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100112

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100604

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100616

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20100910

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110822

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140826

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees