JP2001307491A - 不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法

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JP2001307491A JP2000120042A JP2000120042A JP2001307491A JP 2001307491 A JP2001307491 A JP 2001307491A JP 2000120042 A JP2000120042 A JP 2000120042A JP 2000120042 A JP2000120042 A JP 2000120042A JP 2001307491 A JP2001307491 A JP 2001307491A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書き込み/消去中に異なるハ゛ンクからテ゛ータ読み
出し可能で、次のコマント゛をチッフ゜内に待機させることがで
きる不揮発性半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 書き込み/消去中に次のコマント゛が取り込
まれたとき、書き込み/消去を実行中のハ゛ンクと次のハ゛ンク
が同じか否かを識別部12で識別する。同じ場合には第1
の書き込み/消去終了後、書き込み/消去用電圧を発生
させたまま、第2の書き込み/消去を行う。異なる場合
には第1の書き込み/消去終了後、書き込み/消去用電
圧の発生を止めて読み出し用電圧にし、識別手段12の出
力によりラッチ回路11を更新し、ハ゛ンク切替制御部7により電
源スイッチ3、4を切り替え、書き込み/消去用電圧を発生さ
せて、第2の書き込み/消去を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性半導体記
憶装置およびその制御方法に関し、複数のメモリアレイ
ブロックが集まって構成されるバンクを複数備え、ある
1つのバンクのメモリアレイに対して書き込みまたは消
去を実行中に、別のバンクのメモリアレイを読み出すこ
とが可能な不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュEEPROM(ブロック一括
消去型1チップフラッシュメモリ)は、データの書き換
えや消去が可能であり、電源を与えなくてもデータが消
失しない不揮発性という特徴を有し、データ保持用にバ
ックアップ電源を必要としない。このため、フラッシュ
EEPROMは、携帯情報通信機器を初めとして、広い
分野で応用されている。
【0003】しかしながら、従来のフラッシュEEPR
OMにおいては、あるメモリアレイブロックに書き込み
または消去が行われているときに、それ以外のメモリア
レイブロックに何等アクセスが行われない。通常、書き
込みには数μs〜10μs、消去には数100ms〜1
s程度の長い時間を有する。このため、近年、マイクロ
プロセッサの高速化が進む中で、フラッシュEEPRO
Mのデータ書き込みまたは消去に要する時間が長いこと
が課題とされている。
【0004】このような課題を解決するために、あるメ
モリアレイブロックへの書き込みまたは消去が行われて
いるときに、他のメモリアレイブロックからデータを読
み出すことが可能な技術が、例えば特開平6−1809
99号公報、特開平7−281952号公報、特開平5
−54682号公報、特開平10−144086号公報
等に開示されている。
【0005】以下に、この従来技術について、特開平6
−180999号公報を例として説明する。
【0006】図13は従来の不揮発性半導体記憶装置の
概略構成を示すブロック図である。この不揮発性半導体
記憶装置は、複数のメモリアレイブロックからなるバン
ク15および16と、バンク15および16の各々に対
してロウデコーダ35および36を介して書き込み用電
源電圧を供給可能な電源電圧線19と、消去用電源電圧
を供給可能な電源電圧線27と、読み出し用電源電圧を
供給する電源電圧線20とを備えている。各電源電圧線
19、20および27のうちのどの電源電圧線をバンク
15および16に接続するかは、電源スイッチ17およ
び18により切り替えられ、その切り替えはバンク切替
制御部21により制御される。
【0007】また、この不揮発性半導体記憶装置は、1
つのアドレス線がバンク判定信号23となり、そのバン
ク判定信号23をラッチするラッチ回路24と、ラッチ
回路24の動作を制御する書き込み消去コマンド識別部
25を備えている。例えば、アドレスがA0〜A16の
17ビットで表現される場合、そのうちのA16をバン
ク判定信号23とすることができる。そして、書き込み
消去コマンド識別部25に、書き込み消去制御電圧VP
Pが印加されているときに論理ハイ状態になるVPPH
信号とWE(Write Enable)バー信号が入
力され、VPPH信号が論理ハイ状態であるときWEバ
ー信号の立ち下がりエッジによってラッチ回路24がバ
ンク判定信号A16をラッチするように、信号26が出
力される。ラッチ回路24に記憶したバンク判定信号
は、信号28としてバンク切替制御部21に伝えられ
る。
【0008】さらに、この不揮発性半導体記憶装置は、
出力バッファ31と、どのバンクから読み出しデータを
出力バッファ31に伝達するかを切り替える出力マルチ
プレクサ30と、マルチプレクサ30の切り替えを制御
するパス論理回路29と、入力されたコマンドをデコー
ドするコマンドデコーダ32を備えている。
【0009】上記不揮発性半導体記憶装置においては、
書き込みまたは消去コマンドと共に入力される書き込み
または消去対象のアドレスのうち、例えばA16をバン
ク判定信号23として、バンク15またはバンク16の
うちのどちらのバンクに対してコマンドが入力されたか
を判定することができる。そのバンク判定信号23は書
き込みまたは消去コマンド識別部25からの信号26に
よって、ラッチ回路24によりラッチされ、信号28と
してバンク切り替え制御部21に伝えられる。
【0010】バンク切り替え制御部21は電源スイッチ
17および18を切り替えて、書き込みまたは消去を行
うバンク(例えばバンク15)に書き込み用電源電圧線
19または消去用電源電圧線27を接続し、残ったバン
ク(例えばバンク16)に読み出し用電源電圧線20を
接続する。
【0011】そして、書き込みまたは消去用電源電圧を
そのバンク(例えばバンク15)に与えて書き込みまた
は消去を行う。このとき、残りのバンク(例えばバンク
16)に対してメモリアレイの読み出しを行うと、パス
論理回路29は読み出し側のバンク(例えばバンク1
6)のデータが出力バッファ31に伝達されるように出
力マルチプレクサ30を切り替え、メモリアレイのデー
タが読み出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】不揮発性半導体記憶装
置に対する書き込みまたは消去は、外部のCPU(Ce
ntral Processing Unit)から書
き込みまたは消去コマンドを与えて行う。
【0013】しかし、上述した従来の不揮発性半導体記
憶装置では、書き込みまたは消去コマンドが1回与えら
れると、CPUによりその書き込みまたは消去が終了し
たか否かをモニターし、書き込みまたは消去が終了した
のを確認してから次の書き込みまたは消去コマンドを入
力することになる。このため、大量のデータを書き込ん
だり、多数のメモリアレイブロックを消去するときに、
それらの処理を早く完了させるためには、CPUが頻繁
に各書き込みまたは消去の実行状況をチェックして、完
了したら次の書き込みまたは消去コマンドを発行する必
要がある。その結果、CPUが他のタスクを行う時間
は、制約を受けることになる。
【0014】この問題を少しでも解消するために、書き
込みまたは消去コマンドをいくつかまとめて不揮発性半
導体記憶装置に与える方法が考えられる。例えば、第1
の書き込みを実行中に次の書き込みコマンドが発行され
た場合に、不揮発性半導体記憶装置がその第2の書き込
みコマンドを受け付けてチップ内部で待機させておき、
実行中の第1の書き込みが終了した時点で第2の書き込
みを実行することが考えられる。
【0015】しかし、上記従来の不揮発性半導体記憶装
置に対して、第1の書き込みまたは消去実行中に、第2
の書き込みコマンドを受け付けてチップ内部で待機させ
ておき、第1の書き込みが終了した時点で第2の書き込
みを実行する機能を追加しようとすると、正常な書き込
みまたは消去を行うことができない。上記従来の不揮発
性半導体記憶装置では、第2の書き込みまたは消去コマ
ンドが、第1の書き込みまたは消去が行われているバン
クと異なるバンクに対するものであった場合には、第2
の書き込みまたは消去コマンドが入力された時点でバン
クが切り替わる。そして、現在書き込みまたは消去中の
バンクに与えていた書き込みまたは消去用電源電圧が、
メモリ(アレイ)ブロック読み出し用電源電圧に切り替
わる。このため、第1の書き込みまたは消去動作が中断
されて、正常な書き込みまたは消去を行うことができな
くなる。
【0016】また、上記従来の不揮発性半導体記憶装置
では、このような第2の書き込みまたは消去コマンドを
取り込む機能を追加しない場合であっても、正常な書き
込みまたは消去を行うことができないことがある。上記
従来の不揮発性半導体記憶装置では、書き込み消去中に
誤ってWEバー信号が立ち下げられ、かつ、そのときの
アドレスが書き込み消去中のバンクのアドレスと異なる
場合、バンクが切り替わる。そして、現在書き込みまた
は消去中のバンクに与えていた書き込みまたは消去用電
源電圧が、メモリ(アレイ)ブロック読み出し用電源電
圧に切り替わる。このため、書き込みまたは消去動作が
中断されて、正常な書き込みまたは消去を行うことがで
きなくなる。
【0017】さらに、不揮発性半導体記憶装置におい
て、例えば工場出荷前等に全てのメモリアレイブロック
を消去したいときに、1回のコマンド発行でチップ内部
の全てのメモリアレイブロックを消去することができれ
ば、その消去に必要な時間を短くすることができる。メ
モリアレイブロック毎に消去コマンドを発行しようとす
ると、上述したように消去状況をチェックして消去完了
を確認した時点で次の消去コマンドを発行することにな
る。そして、その都度、チップ内部での消去用内部電源
電圧の昇圧や降圧を行う時間が必要になるため、全体的
な消去時間が長くなるからである。
【0018】しかしながら、上記従来の不揮発性半導体
記憶装置に対して、1回のコマンド発行によりチップ内
部の全てのメモリアレイブロックを消去可能なコマンド
(以下、フルチップイレースコマンドと称する)機能を
追加しようとしても、実現が困難である。上記不揮発性
半導体記憶装置では、消去コマンドと共に入力され、消
去対象となるメモリアレイブロックを含むアドレスピン
に与えられているアドレスがバンク判定信号となる。こ
のため、そのアドレスを含むバンクにしか消去用電源電
圧が与えられないからである。
【0019】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、書き込みまたは消去中に
異なるバンクからデータを読み出すことが可能で、か
つ、書き込みまたは消去実行中に次の書き込みまたは消
去コマンドをチップ内に待機させる機能を有する不揮発
性半導体記憶装置において、書き込みまたは消去中に発
行された次の書き込みまたは消去コマンドが、書き込み
または消去動作を実行中のバンクとは異なるバンクに対
するものであっても、正常な書き込みまたは消去を行う
ことが可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することを
目的とする。また、本発明は、同時に複数のバンクに消
去用の電源電圧が与えられない構造の不揮発性半導体記
憶装置において、1回のコマンド入力で全てのメモリア
レイブロックを消去可能な不揮発性半導体記憶装置を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の不揮発性半導体
記憶装置は、各々一括消去可能な複数のメモリアレイブ
ロックからなるバンクを複数有し、任意の1つのバンク
に対して第1の書き込みまたは消去コマンドを入力して
書き込みまたは消去を行い、他のバンクに対して読み出
しを行っている間に、第2の書き込みまたは消去コマン
ドを入力し、該第1の書き込みまたは消去動作が終了し
た後に、該第2の書き込みまたは消去を行う機能を有す
る不揮発性半導体記憶装置において、いずれのバンクを
選択するかを判定するバンク判定信号が入力され、バン
ク判定信号が変わったか否かを識別する識別手段と、該
バンク判定信号が入力されて該バンク判定信号を記憶
し、該識別手段からの出力信号によって更新されるラッ
チ手段と、該ラッチ手段からの出力信号が入力され、該
信号によって選択バンクを切り替えるバンク切替制御手
段とを備えており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0021】本発明の不揮発性半導体記憶装置の制御方
法は、本発明の不揮発性半導体記憶装置を制御する方法
であって、前記第1の書き込みまたは消去を実行中に、
前記第2の書き込みまたは消去コマンドが入力されたと
きに、前記バンク判定信号を更新し、前記識別手段によ
り、該第1の書き込みまたは消去コマンド入力時のバン
ク判定信号と、該第2の書き込みまたは消去コマンド入
力時のバンク判定信号とを比較して、比較結果が一致し
た場合には、該第1の書き込みまたは消去動作が終了し
た後に、書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させ
たまま、該第2の書き込みまたは消去を行い、比較結果
が不一致である場合には、該第1の書き込みまたは消去
動作が終了した後に、書き込みまたは消去用電源電圧の
内部発生を止めて読み出し用電源電圧にした後、該識別
手段からの出力信号により前記ラッチ手段を更新して、
前記バンク切替制御手段からの出力信号によって、該第
1の書き込みまたは消去動作を終了したバンクには読み
出し用電源電圧線を接続し、該第2の書き込みまたは消
去コマンドにより指定されるバンクに書き込みまたは消
去用電源電圧線を接続し、その後、書き込みまたは消去
用電源電圧を内部発生させて、該第2の書き込みまたは
消去を行い、そのことにより上記目的が達成される。
【0022】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、各々
一括消去可能な複数のメモリアレイブロックからなるバ
ンクを複数有し、任意の1つのバンク内に含まれる1つ
のメモリアレイブロックのみ一括消去可能であり、か
つ、1回のコマンド入力で全メモリアレイブロックを消
去可能なフルチップイレース機能を有する不揮発性半導
体記憶装置において、内部で発生させたアドレスを格納
する内部アドレスレジスタと、外部から入力されたアド
レスと、該内部アドレスレジスタからの出力信号が入力
され、いずれのバンクを選択するかを判定するバンク判
定信号を出力するマルチプレクサと、いずれのバンクを
選択するかを判定するバンク判定信号が入力され、バン
ク判定信号が変わったか否かを識別する識別手段と、該
バンク判定信号が入力されて該バンク判定信号を記憶
し、該識別手段からの出力信号によって更新されるラッ
チ手段と、該ラッチ手段からの出力信号が入力され、該
信号によって選択バンクを切り替えるバンク切替制御手
段とを備えており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0023】本発明の不揮発性半導体記憶装置の制御方
法は、本発明の不揮発性半導体記憶装置を制御する方法
であって、フルチップイレースコマンドが入力され、内
部発生アドレスが初期化された後に、前記マルチプレク
サから、内部発生アドレスを前記バンク判定信号として
出力し、前記バンク切替制御手段からの出力信号によっ
て第1のバンクに消去用電源電圧線を接続した後、消去
用電源電圧を内部発生させ、内部発生アドレスを順次増
加させて該第1のバンク内のメモリアレイブロックを順
次消去し、該第1のバンクの最後のメモリアレイブロッ
クの消去が終わった後で、次の内部発生アドレスにより
第2のバンクを指定して該バンク判定信号を更新し、前
記識別手段により、更新前のバンク判定信号と、更新後
のバンク判定信号とを比較してバンクの変更を検出し、
消去用電源電圧の内部発生を止めて読み出し用電源電圧
にした後、該識別手段からの出力信号により前記ラッチ
手段を更新して、該バンク切替制御手段からの出力信号
によって、第1のバンクに読み出し用電源電圧線を接続
し、第2のバンクには書き込み用電源電圧線を接続し、
その後、消去用電源電圧を内部発生させ、内部発生アド
レスを順次増加させて第2のバンク内のメモリアレイブ
ロックを順次消去するという制御を繰り返して行い、最
後のバンク内の最後のメモリアレイブロックまで順次消
去を行い、そのことにより上記目的が達成される。
【0024】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、前記
第1の書き込みまたは消去コマンド入力時に入力される
アドレスを格納する第1アドレスレジスタと、前記第2
の書き込みまたは消去コマンド入力時に入力されるアド
レスを格納する第2アドレスレジスタとを備え、前記ラ
ッチ手段には、該第1アドレスレジスタまたは該第2ア
ドレスレジスタから出力されるバンク判定信号が入力さ
れる構成としてもよい。
【0025】本発明の不揮発性半導体記憶装置の制御方
法は、本発明の不揮発性半導体記憶装置を制御する方法
であって、前記第1の書き込みまたは消去を実行中に、
前記第2の書き込みまたは消去コマンドが入力されたと
きに、前記バンク判定信号を更新し、前記識別手段によ
り、前記第1アドレスレジスタから出力されるバンク判
定信号と前記第2アドレスレジスタから出力されるバン
ク判定信号とを比較して、比較結果が一致した場合に
は、前記第1の書き込みまたは消去動作が終了した後
に、書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させたま
ま、前記第2の書き込みまたは消去を行い、比較結果が
不一致である場合には、該第1の書き込みまたは消去動
作が終了した後に、書き込みまたは消去用電源電圧の内
部発生を止めて読み出し用電源電圧にした後、該識別手
段からの出力信号により前記ラッチ手段の更新して、前
記バンク切替制御手段からの出力信号によって、該第1
の書き込みまたは消去動作を終了したバンクには読み出
し用電源電圧線を接続し、該第2の書き込みまたは消去
コマンドにより指定されるバンクに書き込みまたは消去
用電源電圧線を接続し、その後、書き込みまたは消去用
電源電圧を内部発生させて、該第2の書き込みまたは消
去を行い、そのことにより上記目的が達成される。
【0026】本発明の不揮発性半導体記憶装置は、内部
状態を記憶するステータスレジスタをさらに備え、前記
識別手段により、前記第1の書き込みまたは消去コマン
ドにより指定されるバンクと、前記第2の書き込みまた
は消去コマンドにより指定されるバンクとが変わったと
識別された場合には、コマンド入力誤り情報として該ス
テータスレジスタに格納し、該情報を該ステータスレジ
スタから外部に出力する構成としてもよい。
【0027】以下、本発明の作用について説明する。
【0028】本発明にあっては、後述する実施形態1に
示すように、書き込みまたは消去を実行中に、次の書き
込みまたは消去コマンドが入力されたときに、書き込み
または消去を実行中のバンクと、次に書き込みまたは消
去が行われるバンクとが同じであるか否かを識別手段に
より識別する。この識別のためには、書き込みまたは消
去電源電圧をどのバンクに与えるかを決定するバンク判
定信号を用いる。
【0029】書き込みまたは消去を実行中のバンクと、
次の書き込みまたは消去が行われるバンクとが同じであ
る場合には、電源スイッチを切り替える必要が無いの
で、実行中の書き込みまたは消去動作が終了した後に、
書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させたまま、
次の書き込みまたは消去を行う。
【0030】両者が異なるバンクである場合には、実行
中の書き込みまたは消去動作が終了した後に、書き込み
または消去用電源電圧の内部発生を止めて読み出し用電
源電圧にする。そして、識別手段からの出力信号により
バンク判定信号を記憶するラッチ手段を更新して、バン
ク切替制御手段により電源スイッチを切り替える。電源
スイッチが切り替わると、書き込みまたは消去動作を終
了したバンクには読み出し用電源電圧線が接続され、次
の書き込みまたは消去コマンドにより指定されるバンク
に書き込みまたは消去用電源電圧線が接続される。その
後、書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させて、
次の書き込みまたは消去を行う。
【0031】上記構成によれば、書き込みまたは消去中
に発行された次の書き込みまたは消去コマンドが、書き
込みまたは消去動作を実行中のバンクとは異なるバンク
に対するものであっても、正常な書き込みまたは消去を
行うことが可能である。
【0032】また、本発明にあっては、後述する実施形
態2に示すように、フルチップイレースコマンドが入力
されると内部発生アドレスが初期化され、マルチプレク
サから内部発生アドレスをバンク判定信号として出力す
る。そして、バンク切替制御手段からの出力信号によっ
て第1のバンクに消去用電源電圧線を接続した後、消去
用電源電圧を内部発生させ、内部発生アドレスを順次増
加させて第1のバンク内のメモリアレイブロックを順次
消去する。
【0033】第1のバンクの最後のメモリアレイブロッ
クの消去が終わると、バンクの切り替えが必要になるの
で、次の内部発生アドレスにより第2のバンクを指定し
てバンク判定信号を更新する。
【0034】そして、識別手段により、更新前のバンク
判定信号と、更新後のバンク判定信号とを比較してバン
クの変更を検出し、消去用電源電圧の内部発生を止めて
読み出し用電源電圧にする。その後、識別手段からの出
力信号によりバンク判定信号を記憶するラッチ手段を更
新して、バンク切替制御手段により電源スイッチを切り
替える。電源スイッチが切り替わると、第1のバンクに
読み出し用電源電圧線が接続され、第2のバンクには書
き込み用電源電圧線が接続される。その後、消去用電源
電圧を内部発生させ、内部発生アドレスを順次増加させ
て第2のバンク内のメモリアレイブロックを順次消去す
る。
【0035】第2のバンクの最後のメモリアレイブロッ
クの消去が終わると、バンクの切り替えが必要になるの
で、次の内部発生アドレスにより第3のバンクを指定し
てバンク判定信号を更新する。このような制御を繰り返
して、最後のバンク内の最後のメモリアレイブロックま
で順次消去を行う。
【0036】上記構成によれば、同時に複数のバンクに
消去用電源電圧が与えられない構造であっても、1回の
コマンド入力で全てのメモリアレイブロックを消去可能
である。
【0037】また、本発明にあっては、後述する実施形
態3に示すように、書き込みまたは消去を実行中に、次
の書き込みまたは消去コマンドが入力されたときに、バ
ンク判定信号を更新し、識別手段により、第1アドレス
レジスタから出力されるバンク判定信号と第2アドレス
レジスタから出力されるバンク判定信号とを比較する。
【0038】上記構成によれば、アドレスレジスタの数
を増やすことにより、連続して入力され、処理可能な書
き込みまたは消去コマンドの数を増やすことが可能であ
る。
【0039】さらに、本発明にあっては、後述する実施
形態4に示すように、識別手段によって、書き込みまた
は消去を実行中のバンクと、次の書き込みまたは消去コ
マンドにより指定されるバンクとが変わったと識別され
た場合に、コマンド入力誤り情報としてステータスレジ
スタに格納し、その情報をステータスレジスタから外部
に出力する。
【0040】上記構成によれば、書き込みまたは消去を
実行中に異なるバンクへの書き込みまたは消去コマンド
が発行されるのを禁止するような仕様である場合に、誤
って異なるバンクへの書き込みまたは消去コマンドを発
行しても、電源切り替えを行わずに、入力コマンドが誤
っていることを外部に知らせることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0042】(実施形態1)本実施形態では、書き込み
または消去コマンドを連続して入力することができる不
揮発性半導体記憶装置およびその制御方法について説明
する。
【0043】図1は実施形態1の不揮発性半導体記憶装
置の概略構成を示すブロック図である。
【0044】この不揮発性半導体記憶装置は、複数のメ
モリアレイブロックからなるバンク1および2と、バン
ク1および2の各々に対してロウデコーダ135および
136を介して書き込み用電源電圧を供給可能な電源電
圧線5と、消去用電源電圧を供給可能な電源電圧線8
と、読み出し用電源電圧を供給する電源電圧線6とを備
えている。電源電圧線5、6および8のうちのどの電源
電圧線をバンク1、2に接続するかは、電源スイッチ3
および4により切り替えられ、その切り替えはバンク切
替制御部7により制御される。
【0045】また、この不揮発性半導体記憶装置は、バ
ンク判定信号10をラッチするラッチ回路11と、バン
ク判定信号が変わったか否かの識別部12を備えてい
る。この識別部12は、後述する自動書き込み消去制御
器104の一部である。識別部12は、書き込みまたは
消去コマンドが入力されたときにバンク判定信号を記憶
しておき、次のバンク判定信号と比較して、バンク判定
信号が変わったか否かを識別する。この識別結果によ
り、ラッチ回路11の内容を新たなバンク判定信号に更
新する信号13が出力される。ラッチ回路11に記憶し
たバンク判定信号は、信号14としてバンク切替制御部
7に伝えられる。
【0046】さらに、この不揮発性半導体記憶装置は、
出力バッファ102と、どのバンクから読み出しデータ
を出力バッファ102に伝達するかを切り替える出力マ
ルチプレクサ101と、マルチプレクサ101の切り替
えを制御するパス論理回路100と、入力されたコマン
ドをデコードするコマンドデコーダ103を備えてい
る。
【0047】上記バンク判定信号10としては、例え
ば、アドレスがA0〜A16の17ビットで表現され、
図2に示すように、チップ内に同じ容量のバンク1とバ
ンク2とが2つ存在する場合、そのうちのA16を用い
ることができる。これにより、例えば、同時にアクセス
可能なデータのビット数(ワード長)が16ビットの場
合、図2の構成では、64kワード×16ビットサイズ
のバンク1およびバンク2の2つのバンクを判定するこ
とができる。
【0048】または、図3に示すように、例えばA16
=1、かつ、A15=1の領域を1つのバンクとし、残
りの領域をもう1つのバンクとする等、バンクの容量が
異なる構成も可能であり、さらに、図4に示すように、
例えばA16=0、かつ、A15=0の領域を1つのバ
ンクとし、A16=0、かつ、A15=1の領域を1つ
のバンクとし、A16=1、かつ、A15=0の領域を
1つのバンクとし、A16=1、かつ、A15=1の領
域を1つのバンクとする等、4つのバンクを有する構成
も可能である。図3の構成では、64kワード×16ビ
ット+32kワード×16ビットサイズのバンク1と、
32kワード×16ビットサイズのバンク2とを判定す
ることができる。同様に、図4の構成では32kワード
×16ビットサイズのバンクA〜バンクDの4つのバン
クを判定することができる。
【0049】これらの場合のバンク判定信号10は、例
えば数本のアドレスビットをデコードするバンクデコー
ダ(図示せず)から出力させることができる。例えば図
3の構成では、バンク判定信号を作成するためのバンク
デコーダとして、例えば図5に示すように、A16とA
15の2本のアドレスビットをデコードする回路を用い
ることができる。
【0050】また、図4の構成では、バンク判定信号を
作成するために、例えば図6に示すように、バンクデコ
ーダとラッチ回路11とから構成される回路を用いるこ
とができる。図6に示した回路は、A16とA15の2
本のアドレスビットの組み合わせによって、4ビットの
バンク判定信号10a、10b、10c、10dを出力
し、そのうちの1つのバンク判定信号だけが論理ハイ状
態になる。そして、このバンク判定信号をラッチするラ
ッチ回路11からの4ビットの出力も、1つだけが論理
ハイ状態になる。例えば14a、14b、14c、14
dの各信号のうち、14だけが論理ハイ状態であれば、
バンク切り替え制御部7はA16かつA15=1のバン
クに書き込みまたは消去用電源電圧線5を接続し、それ
以外のバンクには読み出し用電源電圧線6を接続する。
【0051】次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置の制御方法について、図7を参照しながら説明する。
ここでは、図2に示したバンク構成について説明を行う
が、図3および図4に示した構成についても、上述した
ようなバンク判定信号により同様に制御することができ
る。
【0052】上記不揮発性半導体記憶装置においては、
書き込みまたは消去コマンドと共に入力される書き込み
または消去対象のアドレスのうち、1つのアドレスビッ
ト(例えばA16)をバンク判定信号10として、バン
ク1またはバンク2のうちのどちらのバンクに対してコ
マンドが入力されたかを判定することができる。そのバ
ンク判定信号10はラッチ回路24によりラッチされ、
信号14としてバンク切り替え制御部7に伝えられる。
【0053】バンク切り替え制御部7は書き込みまたは
消去を行うバンク(例えばバンク1)側の電源スイッチ
(例えば電源スイッチ3)を切り替えて、選択されたバ
ンク(例えばバンク1)に書き込み用電源電圧線5また
は消去用電源電圧線8を接続する。また、残ったバンク
(例えばバンク2)は、電源スイッチ(例えば電源スイ
ッチ4)を読み出し用電源電圧線6を接続する。
【0054】その後、内部発生電圧器(図示せず)等に
より書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させて
(ステップS11)、そのバンク(例えばバンク1)に
書き込みまたは消去を行う(ステップS12)。この書
き込みまたは消去動作の実施中に、次の書き込みまたは
消去コマンドが入力されると、そのアドレスによってバ
ンク判定信号10が更新される。
【0055】本実施形態では、第2の書き込みまたは消
去コマンド入力時(ステップS13)には、ラッチ回路
11をすぐに更新せずに、バンク判定信号が変わったか
否かを識別する識別部12にそのバンク判定信号を取り
込む。そして、第1の書き込みまたは消去コマンドが入
力されたときのバンク判定信号と比較する(ステップS
14)。なお、識別部12に入力されているPROGお
よびERAS信号はコマンドデコーダからの出力信号で
あり、書き込みコマンド時はPROGが、消去コマンド
時はERASが論理High状態になる。
【0056】その結果、バンク判定信号が変わっていな
い場合には、第1のコマンドによる書き込みまたは消去
動作が完了した後に、書き込みまたは消去用電源電圧を
内部発生させたまま、次の書き込みまたは消去を行う
(ステップS11に戻る)。
【0057】一方、バンク判定信号が変わった場合に
は、第1のコマンドによる書き込みまたは消去動作が完
了した後に、書き込みまたは消去用電源電圧の内部発生
を止めて、読み出し用電源電圧にする(ステップS1
5)。ここで、読み出し電源電圧にするのは、電源スイ
ッチ切り替え時のノイズ発生を抑えるためである。その
後、信号13によってラッチ回路11を更新し、バンク
切り替え制御部7の出力を替えて、第2のコマンドによ
り選択されたバンクに書き込み用電源電圧線5または消
去用電源電圧線8を接続する。また、第1のコマンドに
より選択されたバンクに読み出し用電源電圧線6を接続
する(ステップS16)。そして、書き込みまたは消去
用電源電圧を内部発生させて、第2のコマンドにより選
択したバンクに書き込みまたは消去用電源電圧を供給
し、書き込みまたは消去を実行する(ステップS11に
戻る)。
【0058】次に連続する書き込みまたは消去コマンド
が無い場合には、書き込みまたは消去用電源電圧を止め
る(ステップS17)。
【0059】本実施形態において、上記バンク判定信号
が変わったか否かを識別する識別部12は、例えば自動
書き込み消去制御器104に識別機能を持たせることで
実現することができる。自動書き込み消去制御器104
には、書き込みパルスや消去パルスの印加、および書き
込み検査や消去検査のためのアルゴリズムが記憶されて
おり、そのアルゴリズムに従って、書き込みや消去の制
御を行う。
【0060】この自動書き込み消去制御器104のアル
ゴリズムに、(1)第1の書き込みまたは消去終了時
に、第2の書き込みまたは消去が行われるバンク(バン
ク判定信号)と、第1の書き込みまたは消去が行われた
バンク(バンク判定信号)とを比較し、(2)一致する
場合には、バンクが変わっていないので、書き込みまた
は消去用電源電圧内部発生させたままにして、電源スイ
ッチも切り替えず、(3)不一致の場合には、書き込み
または消去用電源電圧の内部発生を止め、信号13を制
御してラッチ回路11を更新することにより、バンク切
替制御部7によって電源スイッチを切り替え、(4)そ
の後、再び書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生さ
せるというアルゴリズムを追加することにより、上記識
別機能を実現することができる。
【0061】(実施形態2)本実施形態では、複数のバ
ンクに対してフルチップイレースを実現することができ
る不揮発性半導体記憶装置およびその制御方法について
説明する。
【0062】図8は実施形態2の不揮発性半導体記憶装
置の要部を示すブロック図である。
【0063】この不揮発性半導体記憶装置は、図1に示
したバンク判定信号10を外部から入力したアドレスか
ら作るか、または自動書き込み消去制御器104が内部
発生させたアドレスから作るかを切り替えるマルチプレ
クサ105と、自動書き込み消去制御器104が内部発
生させたアドレスを記憶させる内部発生アドレスレジス
タ106とを備えている。それ以外は、図1に示した実
施形態1の不揮発性半導体記憶装置と同様の構成とする
ことができる。
【0064】次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置の制御方法について、図9を参照しながら説明する。
【0065】上記不揮発性半導体記憶装置に対してフル
チップイレースコマンドが入力されると、自動書き込み
消去制御器104は、内部発生アドレスを初期化する
(ステップS21)。例えば、初期値は0とし、メモリ
アレイの最初のブロックを示すアドレスとする。そし
て、自動書き込み消去制御器104により、マルチプレ
クサ105が内部発生アドレスをバンク判定信号10と
して伝えるように切り替える。このバンク判定信号10
(例えばバンク1を示す)をラッチ回路11に取り込
み、バンク切替制御部7により、第1のバンク(例えば
バンク1)を最初に消去用電源電圧線8に接続する(ス
テップS22)。その後、消去用電源電圧を内部発生さ
せ(ステップS23)、第1のバンク(バンク1)内の
あるメモリアレイブロック(選択ブロック)のデータを
消去する(ステップS24)。
【0066】次に、ブロックアドレスを1つ進め(ステ
ップS25)、チップ内の全てのメモリアレイブロック
の消去が終了したか否かを識別する(ステップS2
6)。チップ内の全てのメモリアレイブロックが消去さ
れていない場合には、次に消去されるバンクが今回消去
が完了したバンクと一致するか否か、すなわち、バンク
判定信号が変わったか否かを識別する(ステップS2
7)。バンク判定信号が変わっていない場合には、消去
用電源電圧を内部発生させたまま、次の選択ブロックの
消去を行う(ステップS24に戻る)。これを繰り返し
て、内部発生アドレスを順次増加させ、第1のバンク
(バンク1)の最後のメモリアレイブロックの消去が終
わると、次の内部発生アドレスは第2のバンク(バンク
2)を示す。
【0067】このとき、バンク判定信号10は変化する
が、ラッチ回路11をすぐには更新せず、バンク判定信
号が変わったか否かを識別する識別部12にそのバンク
判定信号を取り込む。そして、1つ前のメモリアレイブ
ロック消去時のバンク判定信号と比較し(ステップS2
7)、バンクが変わったことを検出すると、消去用電源
電圧の内部発生を止めて読み出し用電源電圧にする(ス
テップS28)。そして、信号13によってラッチ回路
11を更新し(ステップS29)、バンク切り替え制御
部7により電源スイッチ3および4を切り替えて、バン
ク1に読み出し用電源電圧線6を接続し、バンク2には
消去用電源電圧線8を接続する。その後、消去用電源電
圧を内部発生させて(ステップS23に戻る)、第2の
バンク(バンク2)内のメモリアレイブロックを順次消
去する。このような制御を繰り返して、最後のバンク内
の最後のメモリアレイブロックまで順次消去を行い、全
てのブロックの消去が終了すれば、消去用電源電圧の発
生を止めて読み出し用電源電圧に戻す(ステップS3
0)。
【0068】(実施形態3)本実施形態では、書き込み
またはコマンド入力時に入力されるアドレスを格納する
アドレスレジスタを設けた不揮発性半導体記憶装置およ
びその制御方法について説明する。なお、ここでは、説
明の簡略化のために、アドレスレジスタの数が2つの場
合について説明するが、レジスタの数を増やすことによ
り、連続して入力され、処理できる書き込みまたは消去
コマンドの数を増やすことが可能となる。。
【0069】図10は実施形態3の不揮発性半導体記憶
装置の要部を示すブロック図である。
【0070】この不揮発性半導体記憶装置は、コマンド
入力時に入力されたアドレスを格納するアドレスレジス
タ108を最初の書き込みまたは消去コマンド用に備
え、アドレスレジスタ109を次の書き込みまたは消去
コマンド用に備えている。各アドレスレジスタ108お
よび109の出力は、マルチプレクサ107を介してバ
ンク判定信号10となる。また、各アドレスレジスタ1
08および109の入力には、コマンド入力と共に入力
され、書き込みまたは消去対象となるアドレスが、マル
チプレクサ110を介して伝わるようにされている。マ
ルチプレクサ110は、アドレスレジスタ切り替え器1
11に接続され、アドレスレジスタ切り替え器111は
コマンドデコーダ103に接続されている。コマンドデ
コーダ103は自動書き込み消去制御器104に接続さ
れ、自動書き込み制御器104はマルチプレクサ107
に接続されている。それ以外は、図1に示した実施形態
1の不揮発性半導体記憶装置と同様の構成とすることが
できる。
【0071】第1の書き込みまたは消去コマンドが入力
されると、コマンドデコーダ103はアドレスレジスタ
切り替え器111に信号を送る。そして、アドレスレジ
スタ切り替え器111は、第1のアドレスレジスタ(例
えばアドレスレジスタ108)にコマンド入力時のアド
レスが伝わるようにマルチプレクサ110を切り替え
る。
【0072】第2の書き込みまたは消去コマンドが入力
されると、コマンドデコーダ103はアドレスレジスタ
切り替え器111に再び信号を送る。そして、アドレス
レジスタ切り替え器111は、第2のアドレスレジスタ
(例えばアドレスレジスタ109)にコマンド入力時の
アドレスが伝わるようにマルチプレクサ110を切り替
える。
【0073】マルチプレクサ107は、第1の書き込み
または消去コマンドが入力されたときに、第1のアドレ
スレジスタ(例えばアドレス108)の出力がバンク判
定信号10になるように切り替えられている。
【0074】次に、本実施形態の不揮発性半導体記憶装
置の制御方法について、図11を参照しながら説明す
る。
【0075】上記不揮発性半導体記憶装置に対して、第
1の書き込みまたは消去コマンドが入力されると、コマ
ンドデコーダ103が自動書き込み消去制御器104を
始動させる。そして、書き込みまたは消去用電源電圧を
内部発生させ(ステップS31)、書き込みまたは消去
動作を実行する(ステップS32)。
【0076】書き込みまたは消去が終了すると、次の書
き込みまたは消去コマンドが発行されたかどうかを識別
する(ステップS33)。次の書き込みまたは消去コマ
ンドが発行されていない場合には、書き込みまたは消去
用電源電圧発生を止めて、読み出し用電源電圧にする
(ステップS41)。
【0077】一方、次の書き込みまたは消去コマンドが
発行されている場合には、現在のバンク判定信号(*
1)を、バンク判定信号が変わったか否かを識別する識
別部12(ここでは自動書き込み消去制御器104に含
まれる)に格納する(ステップS34)。なお、上記実
施形態1では、アドレスレジスタを第1のコマンド入力
時と第2のコマンド入力時とで共有する場合もあるの
で、次のコマンドが入力されたときに上書きされないよ
うに、第1のコマンド入力時にバンク判定信号を識別部
12に格納していた。これに対して、本実施形態3で
は、第1のコマンド入力時と第2のコマンド入力時と各
々異なるアドレスレジスタを用意しているので、コマン
ド入力と同時にバンク判定信号を識別部12に格納しな
くてもよい。さらに、判定直前に識別部12にバンク判
定信号を格納することにより、例えば識別部12でバン
ク判定情報を格納するレジスタを一時的に他の用途に利
用することもできる。
【0078】次に、マルチプレクサ107を切り替え
て、ラッチ回路7に入力される信号(バンク判定信号1
0)を、現在のアドレスレジスタ(第1のアドレスレジ
スタ)が出力するバンク判定信号から、次の書き込みま
たは消去用のアドレスレジスタ(第2のアドレスレジス
タ)が出力するバンク判定信号にする(ステップS3
5)。そして、ラッチ回路7に現在入力されている、次
の書き込みまたは消去のためのバンク判定信号(*2)
を、上記バンク判定信号が変わったか否かを識別する識
別部12に格納する(ステップS36)。
【0079】その後、第1のバンク判定信号(上記*
1)と第2のバンク判定信号(上記*2)が一致するか
否かを識別部12により識別する(ステップS37)。
その結果、両バンク判定信号が一致する場合には、バン
クは変わっていないので、書き込みまたは消去用電源電
圧発生を止めずに、そのまま次の書き込みまたは消去を
実行する(ステップS32に戻る)。
【0080】一方、バンク判定信号が不一致である場合
には、バンクが変わるので、書き込みまたは消去用電源
電圧の内部発生を止めて、読み出し用電源電圧にする
(ステップS39)。その後、信号13によってラッチ
回路11を更新する。これにより、バンク切り替え制御
部7の出力を替えて、次に書き込みまたは消去が行われ
るバンクに書き込み用電源電圧線5または消去用電源電
圧線8を接続する。そして、書き込みまたは消去用電源
電圧を内部発生させて、次の書き込みまたは消去を実行
する(ステップS31に戻る)。
【0081】なお、上記説明では、図1と同様に、同じ
容量のバンクの数が2つで、バンク判定信号10を1ビ
ットで切り替え可能な場合について説明したが、図5お
よび図6に示したようなバンクデコーダを図10のマル
チプレクサ107の後段に追加することにより、図2お
よび図3に示したような容量の異なるバンクを2つ以上
有する構成についても、本実施形態を適用可能である。
【0082】(実施形態4)本実施形態では、書き込み
または消去の実行中に異なるバンクへの書き込みまたは
消去コマンドの発行が禁止されている仕様の不揮発性半
導体記憶装置およびその制御方法について説明する。こ
れは、例えばあるバンクにシステムプログラムのよう
に、書き換えてはいけないデータが格納されているよう
な場合に有効である。
【0083】図12は実施形態4の不揮発性半導体記憶
装置の要部を示すブロック図である。
【0084】この不揮発性半導体記憶装置は、ステータ
スレジスタ200と、出力バッファ102にステータス
レジスタ200の出力を伝えるか、またはメモリアレイ
のデータを伝えるかを切り替えるマルチプレクサ201
とを備えている。それ以外は、図1に示した実施形態1
または図10に示した実施形態3の不揮発性半導体記憶
装置と同様の構成とすることができる。
【0085】まず、図1に示した実施形態1の不揮発性
半導体記憶装置にステータスレジスタ200とマルチプ
レクサ201とを追加した構成について、制御方法を説
明する。
【0086】上記不揮発性半導体記憶装置においては、
第1に入力された書き込みまたは消去コマンドのアドレ
スにより、バンク1またはバンク2のうちのどちらのバ
ンクに対してコマンドが入力されたかを判定する。その
バンク判定信号10はラッチ回路24によりラッチさ
れ、信号14としてバンク切り替え制御部7に伝えられ
る。
【0087】バンク切り替え制御部7は書き込みまたは
消去を行うバンク(例えばバンク1)側の電源スイッチ
(例えば電源スイッチ3)を切り替えて、選択されたバ
ンク(例えばバンク1)に書き込み用電源電圧線5また
は消去用電源電圧線8を接続する。そして、残ったバン
ク(例えばバンク2)は、電源スイッチ(例えば電源ス
イッチ4)を切り替えて、読み出し用電源電圧線6を接
続する。
【0088】その後、内部発生電圧器(図示せず)等に
より書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させて、
そのバンク(例えばバンク1)に書き込みまたは消去を
行う。この書き込みまたは消去動作の実施中に、次の書
き込みまたは消去コマンドが入力されると、そのアドレ
スによってバンク判定信号10が更新される。
【0089】この第2の書き込みまたは消去コマンド入
力時には、ラッチ回路11をすぐに更新せずに、バンク
判定信号が変わったか否かを識別する識別部12にその
バンク判定信号を取り込む。そして、第1の書き込みま
たは消去コマンドが入力されたときに記憶しておいたバ
ンク判定信号と比較する。
【0090】その結果、バンク判定信号が変わっていな
い場合には、第1のコマンドによる書き込みまたは消去
動作が完了した後に、書き込みまたは消去用電源電圧を
内部発生させたまま、次の書き込みまたは消去を行う。
【0091】一方、バンク判定信号が変わった場合に
は、第2のコマンドが禁止された制御であることを示す
コードをステータスレジスタ200に格納する。そし
て、マルチプレクサ201と出力バッファ102を介し
て、ステータスレジスタ200に格納された情報を外部
に知らせる。
【0092】次に、図10に示した実施形態3の不揮発
性半導体記憶装置にステータスレジスタ200とマルチ
プレクサ201とを追加した構成について、制御方法を
説明する。
【0093】この不揮発性半導体記憶装置は、コマンド
入力時に入力されたアドレスを格納するアドレスレジス
タ108を最初の書き込みまたは消去コマンド用に備
え、アドレスレジスタ109を次の書き込みまたは消去
コマンド用に備えている。各アドレスレジスタ108お
よび109の出力は、マルチプレクサ107を介してバ
ンク判定信号10となる。
【0094】そして、第1の書き込みまたは消去が終了
する際に、自動書き込み消去制御器104に含まれるバ
ンク判定信号が変わったか否かを識別する識別部12
(ここでは自動書き込み消去制御器104に含まれる)
に格納する。その後、アドレスレジスタ108および1
09を、次の書き込みまたは消去用に切り替える。これ
により、バンク判定信号10が次の書き込みまたは消去
用に切り替わる。このバンク判定信号を、上記識別部1
2に再度格納し、バンク判定信号が変わったか否かを識
別する。
【0095】その結果、両バンク判定信号が一致する場
合には、バンクは変わっていないので、書き込みまたは
消去用の内部電源電圧発生器(図示せず)を止めずに、
そのまま次の書き込みまたは消去を実行する。
【0096】一方、バンク判定信号が不一致である場合
には、書き込みまたは消去用電源電圧の内部発生を止め
て、第2のコマンドが禁止された制御であることを示す
コードをステータスレジスタ200に格納する。そし
て、マルチプレクサ201と出力バッファ102を介し
て、ステータスレジスタ200に格納された情報を外部
に知らせる。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
書き込みまたは消去中に異なるバンクからデータを読み
出すことが可能で、かつ、書き込みまたは消去実行中に
次の書き込みまたは消去コマンドをチップ内に待機させ
る機能を有する不揮発性半導体記憶装置を実現すること
ができる。よって、大量のデータを書き込んだり、多数
のメモリアレイブロックを消去する場合でも、それらの
処理を早く完了させることができ、CPUが他のタスク
を行う時間も制約されない。さらに、書き込みまたは消
去中に発行された次の書き込みまたは消去コマンドが、
書き込みまたは消去動作を実行中のバンクとは異なるバ
ンクに対するものであっても、正常な書き込みまたは消
去を行うことができる。
【0098】また、本発明によれば、同時に複数のバン
クのロウデコーダやカラムデコーダに消去用の電源電圧
が与えられず、複数のバンクのうちの任意の1つのバン
ク内の1つのメモリアレイブロックのみ一括消去可能な
不揮発性半導体記憶装置において、1回のコマンド入力
で全てのメモリアレイブロックを消去可能なフルチップ
イレースを行うことができる。よって、例えば工場出荷
前等に全てのメモリアレイブロックを消去したいとき
に、その消去に必要な時間を短くすることができる。
【0099】さらに、本発明によれば、書き込みまたは
消去を実行中に異なるバンクへの書き込みまたは消去コ
マンドが発行されるのを禁止するような仕様の不揮発性
半導体記憶装置において、誤って異なるバンクへの書き
込みまたは消去コマンドを発行した場合に、入力コマン
ドが誤っていることを外部に知らせることができる。よ
って、例えばあるバンクにシステムプログラムのような
書き換えてはいけないデータが格納されている場合に、
非常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の不揮発性半導体記憶装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】同じ容量のバンクを2つ設けた構成例を示す図
である。
【図3】異なる容量のバンクを2つ設けた構成例を示す
図である。
【図4】同じ容量のバンクを4つ設けた構成例を示す図
である。
【図5】図3のバンク構成に対してバンク判定信号を作
成するバンクデコーダの例を示す図である。
【図6】図4のバンク構成に対してバンク判定信号を作
成するバンクデコーダとラッチ回路の例を示す図であ
る。
【図7】実施形態1の不揮発性半導体記憶装置の制御方
法を説明するためのフローチャートである。
【図8】実施形態2の不揮発性半導体記憶装置の重要部
の構成を示すブロック図である。
【図9】実施形態2の不揮発性半導体記憶装置の制御方
法を説明するためのフローチャートである。
【図10】実施形態3の不揮発性半導体記憶装置の重要
部の構成を示すブロック図である。
【図11】実施形態3の不揮発性半導体記憶装置の制御
方法を説明するためのフローチャートである。
【図12】実施形態4の不揮発性半導体記憶装置の重要
部の構成を示すブロック図である。
【図13】従来の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1、2、15、16 複数のメモリアレイブロックが集
まって構成されたバンク 3、4、17、18 電源スイッチ 5、19 書き込み用電源電圧を供給可能な電源電圧線 6、20 読み出し用電源電圧を供給する電源電圧線 7、21 バンク切り替え制御部 8、27 消去用電源電圧を供給可能な電源電圧線 10、10a、10b、10c、10d、23 バンク
判定信号 11、24 ラッチ回路 12 バンク判定信号が変わったか否かの識別部 13、26 ラッチ更新制御信号 14、14a、14b、14c、14d、28 ラッチ
出力 25 書き込みまたは消去コマンド識別部 29、100 パス論理回路 30、101 出力マルチプレクサ 31、102 出力バッファ 32、103 コマンドデコーダ 35、36、135、136 ロウデコーダ 104 自動書き込み消去制御器 105、107、110、201 マルチプレクサ 106 内部発生アドレスレジスタ 108、109 アドレスレジスタ 111 アドレスレジスタ切替器 200 ステータスレジスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々一括消去可能な複数のメモリアレイ
    ブロックからなるバンクを複数有し、 任意の1つのバンクに対して第1の書き込みまたは消去
    コマンドを入力して書き込みまたは消去を行い、他のバ
    ンクに対して読み出しを行っている間に、第2の書き込
    みまたは消去コマンドを入力し、該第1の書き込みまた
    は消去動作が終了した後に、該第2の書き込みまたは消
    去を行う機能を有する不揮発性半導体記憶装置におい
    て、 いずれのバンクを選択するかを判定するバンク判定信号
    が入力され、バンク判定信号が変わったか否かを識別す
    る識別手段と、 該バンク判定信号が入力されて該バンク判定信号を記憶
    し、該識別手段からの出力信号によって更新されるラッ
    チ手段と、 該ラッチ手段からの出力信号が入力され、該信号によっ
    て選択バンクを切り替えるバンク切替制御手段とを備え
    ている不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置を制御する方法であって、 前記第1の書き込みまたは消去を実行中に、前記第2の
    書き込みまたは消去コマンドが入力されたときに、前記
    バンク判定信号を更新し、 前記識別手段により、該第1の書き込みまたは消去コマ
    ンド入力時のバンク判定信号と、該第2の書き込みまた
    は消去コマンド入力時のバンク判定信号とを比較して、 比較結果が一致した場合には、 該第1の書き込みまたは消去動作が終了した後に、書き
    込みまたは消去用電源電圧を内部発生させたまま、該第
    2の書き込みまたは消去を行い、 比較結果が不一致である場合には、 該第1の書き込みまたは消去動作が終了した後に、書き
    込みまたは消去用電源電圧の内部発生を止めて読み出し
    用電源電圧にした後、該識別手段からの出力信号により
    前記ラッチ手段を更新して、前記バンク切替制御手段か
    らの出力信号によって、該第1の書き込みまたは消去動
    作を終了したバンクには読み出し用電源電圧線を接続
    し、該第2の書き込みまたは消去コマンドにより指定さ
    れるバンクに書き込みまたは消去用電源電圧線を接続
    し、その後、書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生
    させて、該第2の書き込みまたは消去を行う不揮発性半
    導体記憶装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 各々一括消去可能な複数のメモリアレイ
    ブロックからなるバンクを複数有し、 任意の1つのバンク内に含まれる1つのメモリアレイブ
    ロックのみ一括消去可能であり、かつ、1回のコマンド
    入力で全メモリアレイブロックを消去可能なフルチップ
    イレース機能を有する不揮発性半導体記憶装置におい
    て、 内部で発生させたアドレスを格納する内部アドレスレジ
    スタと、 外部から入力されたアドレスと、該内部アドレスレジス
    タからの出力信号が入力され、いずれのバンクを選択す
    るかを判定するバンク判定信号を出力するマルチプレク
    サと、 いずれのバンクを選択するかを判定するバンク判定信号
    が入力され、バンク判定信号が変わったか否かを識別す
    る識別手段と、 該バンク判定信号が入力されて該バンク判定信号を記憶
    し、該識別手段からの出力信号によって更新されるラッ
    チ手段と、 該ラッチ手段からの出力信号が入力され、該信号によっ
    て選択バンクを切り替えるバンク切替制御手段とを備え
    ている不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装
    置を制御する方法であって、 フルチップイレースコマンドが入力され、内部発生アド
    レスが初期化された後に、前記マルチプレクサから、内
    部発生アドレスを前記バンク判定信号として出力し、 前記バンク切替制御手段からの出力信号によって第1の
    バンクに消去用電源電圧線を接続した後、 消去用電源電圧を内部発生させ、内部発生アドレスを順
    次増加させて該第1のバンク内のメモリアレイブロック
    を順次消去し、 該第1のバンクの最後のメモリアレイブロックの消去が
    終わった後で、次の内部発生アドレスにより第2のバン
    クを指定して該バンク判定信号を更新し、 前記識別手段により、更新前のバンク判定信号と、更新
    後のバンク判定信号とを比較してバンクの変更を検出
    し、 消去用電源電圧の内部発生を止めて読み出し用電源電圧
    にした後、該識別手段からの出力信号により前記ラッチ
    手段を更新して、 該バンク切替制御手段からの出力信号によって、第1の
    バンクに読み出し用電源電圧線を接続し、第2のバンク
    には書き込み用電源電圧線を接続し、 その後、消去用電源電圧を内部発生させ、内部発生アド
    レスを順次増加させて第2のバンク内のメモリアレイブ
    ロックを順次消去するという制御を繰り返して行い、 最後のバンク内の最後のメモリアレイブロックまで順次
    消去を行う不揮発性半導体記憶装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の書き込みまたは消去コマンド
    入力時に入力されるアドレスを格納する第1アドレスレ
    ジスタと、 前記第2の書き込みまたは消去コマンド入力時に入力さ
    れるアドレスを格納する第2アドレスレジスタとを備
    え、 前記ラッチ手段には、該第1アドレスレジスタまたは該
    第2アドレスレジスタから出力されるバンク判定信号が
    入力される請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装
    置を制御する方法であって、 前記第1の書き込みまたは消去を実行中に、前記第2の
    書き込みまたは消去コマンドが入力されたときに、前記
    バンク判定信号を更新し、 前記識別手段により、前記第1アドレスレジスタから出
    力されるバンク判定信号と前記第2アドレスレジスタか
    ら出力されるバンク判定信号とを比較して、 比較結果が一致した場合には、 前記第1の書き込みまたは消去動作が終了した後に、書
    き込みまたは消去用電源電圧を内部発生させたまま、前
    記第2の書き込みまたは消去を行い、 比較結果が不一致である場合には、 該第1の書き込みまたは消去動作が終了した後に、書き
    込みまたは消去用電源電圧の内部発生を止めて読み出し
    用電源電圧にした後、該識別手段からの出力信号により
    前記ラッチ手段の更新して、前記バンク切替制御手段か
    らの出力信号によって、該第1の書き込みまたは消去動
    作を終了したバンクには読み出し用電源電圧線を接続
    し、該第2の書き込みまたは消去コマンドにより指定さ
    れるバンクに書き込みまたは消去用電源電圧線を接続
    し、その後、書き込みまたは消去用電源電圧を内部発生
    させて、該第2の書き込みまたは消去を行う不揮発性半
    導体記憶装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 内部状態を記憶するステータスレジスタ
    をさらに備え、 前記識別手段により、前記第1の書き込みまたは消去コ
    マンドにより指定されるバンクと、前記第2の書き込み
    または消去コマンドにより指定されるバンクとが変わっ
    たと識別された場合には、コマンド入力誤り情報として
    該ステータスレジスタに格納し、該情報を該ステータス
    レジスタから外部に出力する請求項1または請求項5に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
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