JP2001307069A - 画像処理による異物検出方法および装置 - Google Patents
画像処理による異物検出方法および装置Info
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Abstract
を提供する。 【解決手段】ステップS1で入力された画像データを小
領域に略等分割して該小領域毎に異物らしさを評価し、
該小領域毎に求めた異物らしさの評価値を画素値とする
縮小画像データを生成し(ステップS2)、該縮小画像
データを基に異物強調処理(ステップS3)、しきい値
処理(ステップS4)を行う。
Description
報を含む画像データにしきい値処理を適用して混入異物
の有無検出を行う、画像処理による異物検出方法および
異物検出装置に関する。
混入異物の排除を行うために、X線等を用いた画像処理
による異物検出が従来から行なわれている。画像処理に
よる異物検出は、X線源等から被検査物にX線等を照射
し、被検査物の透過像をX線検出器等によりデジタルデ
ータ化し、これを画像入力手段により透過画像データと
してメモリー上に取り込み、得られた透過画像データは
必要に応じて被検査物による吸収量を示す吸収画像デー
タに対数変換し、被検査物の物性情報を含むこれらの画
像データに対して、画像処理手段により、ノイズ低減す
る画像フィルタや異物らしさを強調する画像フィルタを
必要に応じて適用し、しきい値処理を適用して混入異物
の有無検出を行う技術である。ここで、X線等、X線源
等、X線検出器等と表現したのは、異物検出に用いられ
ている光、X線、等の電磁波をX線で代表させ、X線の
場合を例に説明するためである。
めのフローチャートである。ステップS10で入力され
た被検査物の物性情報を含む画像データに対し、ステッ
プS20でノイズ低減する画像フィルタを適用し、ステ
ップS30で異物らしさを強調する画像フィルタを適用
し、ステップS40でしきい値処理を適用して混入異物
の有無検出を行っている。ここで、ノイズ低減や異物強
調の必要がない場合にはステップS20とS30のいず
れか一方または両方が省略される。
を含む食品のX線吸収画像データに対し、金属は食品よ
りもX線吸収量が多いことを根拠に高輝度部分を強調す
る画像フィルタを適用して高輝度部分の画像を強調し、
得られた異物強調画像データに対して高輝度部分を混入
金属とするしきい値処理を適用することによって、食品
中の混入金属が検出できる。また、物質のX線透過量と
いう物性情報を含む食品のX線透過画像データに対し、
空気は食品よりもX線透過量が多いことを根拠に高輝度
部分を強調する画像フィルタを適用して高輝度部分の画
像を強調し、得られた異物強調画像データに対して高輝
度部分を混入空気とするしきい値処理を適用することに
よって、食品中の混入空気が検出できる。
ルタが適用可能であるが、製造ラインにおいては、リア
ルタイム処理に耐え得る高速性が要求される。このた
め、N×N画素サイズの正方形カーネルを用いた差分形
の画像フィルタが多用されている。例えば、X線吸収画
像データに対し、各画素を中心にN×N画素のカーネル
領域を想定し、カーネル中心の画素の輝度とカーネル領
域内の平均輝度との差を評価し、カーネル領域内の平均
輝度よりどれだけ高輝度であるかをカーネル中心の画素
に対応する画素の画素値とする差分画像データを出力す
る画像フィルタが用いられている。ここで、正方形のカ
ーネルが用いられている理由は画像強調処理を高速かつ
等方的に行うためである。差分形の画像フィルタにはこ
の他にも様々なバリエーションがあり、画像処理の負荷
増になるがカーネル中心部の平均輝度とカーネル周辺部
の平均輝度との差分にしたり、画像処理の更なる負荷増
になるが平均輝度に変えて最大輝度や最小輝度を用いた
りする。画像処理能力に相当の余裕がある場合には、X
線吸収画像データと、同画像データにカーネル領域内の
最小輝度を出力する最小値フィルタとカーネル領域内の
最大輝度を出力する最大値フィルタを連続適用すること
により平滑化した画像データとの差分を用いるトップハ
ットフィルタの適用も可能である。
する異物の画素サイズより大きくすることが望ましい
が、大きな異物を検出したいがためにカーネルの画素サ
イズを大きくすると、画像処理の負荷が増して画像処理
能力が不足する場合が生じる。このため、異物検出の測
定範囲と空間分解能により定まる画像データサイズと画
像処理能力を勘案し、適用可能な画像フィルタの種類と
カーネルの画素サイズを制限しなければならない。ま
た、異物検出の空間分解能を上げたり測定範囲を広げた
りする場合には、画像データサイズの増加に見合うよう
に、画像処理能力を大幅に向上させる必要がある。
は、被検査物の画像データに適用できる画像フィルタの
種類とカーネルの画素サイズが画像処理能力に大きく依
存するため、検出可能な異物の大きさが画像処理能力に
よって制限されてしまう。この問題点は、製造ライン用
の異物検出装置において異物検出の空間分解能を上げた
り測定範囲を広げたりすることを困難にする一因にもな
っている。本発明の課題は、これらの問題解決に役立
つ、画像処理能力にあまり依存しない異物検出方法およ
び異物検出装置の提供にある。
めに、本発明の異物検出方法および装置は、X線源等か
ら被検査物にX線等を照射し、被検査物の透過像をX線
検出器等によりデジタルデータ化し、これを画像入力手
段により透過画像データとしてメモリー上に取り込み、
得られた透過画像データは必要に応じて被検査物による
吸収量を示す吸収画像データに対数変換し、被検査物の
物性情報を含むこれらの画像データに対して、画像処理
手段により、当該画像データを小領域に略等分割し、当
該分割小領域毎に異物らしさの評価値を求め、当該異物
らしさの評価値を画素値とする縮小画像データを生成す
ることによってノイズ低減するとともに異物らしさを濃
縮し、必要に応じて前記縮小画像データに対して異物ら
しさを強調する画像フィルタを適用して異物強調画像デ
ータを生成し、前記縮小画像データまたは前記異物強調
画像データにしきい値処理を適用して混入異物の有無検
出を行うものである。即ち、請求項1に記載の異物検出
方法は、被検査物の物性情報を含む画像データを処理し
て混入異物の有無検出を行う異物検出方法において、前
記画像データを小領域に略等分割して該小領域毎に異物
らしさを評価し、該小領域毎に求めた異物らしさの評価
値を画素値とする縮小画像データを生成する段階と、該
縮小画像データにしきい値処理を適用して混入異物の有
無を検出する段階とを有している。また、請求項2に記
載の異物検出方法は、被検査物の物性情報を含む画像デ
ータを処理して混入異物の有無検出を行う異物検出方法
において、前記画像データを小領域に略等分割して該小
領域毎に異物らしさを評価し、該小領域毎に求めた異物
らしさの評価値を画素値とする縮小画像データを生成す
る段階と、該縮小画像データに対して異物らしさを強調
する画像フィルタを適用して異物強調画像データを生成
する段階と、該異物強調画像データにしきい値処理を適
用して混入異物の有無を検出する段階とを有している。
さらに、請求項3に記載の異物検出方法は、請求項1ま
たは請求項2記載の異物検出方法の前記縮小画像データ
を生成する段階が、前記画像データを小領域に略等分割
して該小領域毎に第1の異物らしさを評価し該小領域毎
に求めた第1の異物らしさの評価値を画素値とする第1
の縮小画像データと前記小領域毎に第2の異物らしさを
評価し該小領域毎に求めた第2の異物らしさの評価値を
画素値とする第2の縮小画像データとを生成する段階
と、該第2の縮小画像データを異物候補点の抽出用マス
クとして機能させ、前記第1の縮小画像データを前記第
2の縮小画像データでマスクした第3の縮小画像データ
を生成する段階とを含み、該第3の縮小画像データを前
記縮小画像データとする段階であることとしている。そ
して、請求項4に記載の異物検出装置は、被検査物にX
線を照射するX線照射手段と、前記被検査物を透過した
X線を受けてデジタルデータ化するX線検出器と、該X
線検出器から出力されるデジタルデータを画像データと
して取り込む画像入力手段と、該画像入力手段によって
取り込まれた前記画像データを画像処理して前記被検査
物に混入している異物の有無を検出する画像処理手段と
を有する異物検出装置において、前記画像処理手段が、
前記画像データを小領域に略等分割して該小領域毎に異
物らしさを評価し、該小領域毎に求めた異物らしさの評
価値を画素値とする縮小画像データを生成する画像縮小
手段を備えている。
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の異物検出
方法を説明するためのフローチャートである。ステップ
S1で入力された被検査物の物性情報を含む画像データ
に対して、ステップS2で略等分割した小領域毎の異物
らしさの評価値を画素値とする縮小画像データを生成す
ることによってノイズ低減するとともに異物らしさを濃
縮し、当該縮小画像データに対し、ステップS3で異物
らしさを強調する画像フィルタを適用し、ステップS4
でしきい値処理を適用して混入異物の有無検出を行う。
ここで、異物強調の必要がない場合にはステップS3は
省略しても良い。また、必要に応じてステップS2で略
等分割する小領域の大きさを変えてステップS2〜S4
を繰り返しても良い。
り小さい金属異物の有無検出を行う場合、図1のステッ
プS2でM×M画素のX線吸収画像データをN×N画素
の小領域に略等分割し、小領域毎の最大輝度を新たな画
素値とすることによって前記X線吸収画像データを縮尺
N分の1に縮小し、新たに(M/N)×(M/N)画素
の縮小画像データを生成する。もしも食品中に小さな金
属異物の局所的な混入があるとX線吸収画像データ上で
局所的高輝度として観測され、それは異物混入のない食
品のX線吸収画像データ上で観測される局所的高輝度よ
り一段と高輝度かつシャープである。従って、小領域毎
の最大輝度を集めることによって、小領域内の細かなノ
イズをカットするとともに、異物らしさを濃縮すること
ができる。また、必要に応じてソーセージのアルミクリ
ップのように異物より一段と高輝度になっている部分を
検出してその周辺をカットしたり、包装材料等の低輝度
部分にあるノイズ画像を一律カットしても良い。
されている前記(M/N)×(M/N)画素の縮小画像
データに対し、ステップS3で異物らしさを強調する画
像フィルタを適用し、ステップS4でしきい値処理を適
用して混入異物の有無検出を行う時の優位性についての
説明に移る。先ずステップS3では、既にステップS2
で異物情報が1〜2画素程度となるように異物らしさが
濃縮されているため、Nが大きいほど縮小画像データの
画素数が少なくなっている上に、異物らしさを強調する
画像フィルタのカーネルサイズも3×3〜5×5画素程
度で充分となっており、画像処理の負荷が軽くなってい
る。このため、トップハットフィルタのように高い画像
処理能力が要求される画像フィルタの適用や特性の異な
る各種画像フィルタの組合せ適用も容易であり、従来よ
りも高感度な異物検出が実現できる。次にステップS4
では、既にステップS2で異物らしさが濃縮されている
ため、Nが大きいほど縮小画像データの画素数が少なく
なっており、画像処理の負荷が軽くなっている。このた
め、食品特性を考慮した異物判定や複数のしきい値によ
る異物判定も容易であり、従来よりもロバストな異物検
出が実現できる。
定範囲を広げたりする時の優位性についての説明に移
る。最初に、前記の例において、異物検出の空間分解能
を2倍に上げた場合について考察する。この場合2M×
2M画素のX線吸収画像データの中から2N×2N画素
より小さい金属異物の有無検出を行うことになり、ステ
ップS2で生成する縮小画像データは(2M/2N)×
(2M/2N)画素と変わらない。即ち、検出しようと
する異物の大きさが同じなら、空間分解能を上げてもス
テップS3とステップS4の画像処理の負荷は同じであ
る。次に、前記の例において、異物検出の測定範囲を2
倍に広げた場合について考察する。この場合2M×2M
画素のX線吸収画像データの中からN×N画素より小さ
い金属異物の有無検出を行うことになり、ステップS2
で生成する縮小画像データは(2M/N)×(2M/
N)画素に増える。それでも、N×N画素のカーネルで
M×M画素のX線吸収画像データの中から異物検出して
いた従来の検出方法と比較すれば、異物検出の測定範囲
を2倍に広げたにも関わらず画像処理の負荷が軽くなっ
ていることが分かる。もしここで、2倍大きな金属異物
まで検出するよう変更するなら、ステップS2の生成す
る縮小画像データは(2M/2N)×(2M/2N)画
素で画像処理の負荷が一層軽くなることが分かる。つま
り、2N×2N画素より小さい金属異物の有無検出を行
う場合、従来の検出方法では2N×2N画素のカーネル
が必要で画像処理の負荷が重くなるのに対して、本発明
の検出方法では逆に画像処理の負荷が軽くなる。以上の
考察により、画素サイズの大きな異物を検出するには本
発明の検出方法が極めて有効であることを示した。本発
明の検出方法によれば大きな異物ほど短時間で検出でき
るから、画素サイズの大きな異物を検出するためにNを
大きくすると小さな異物の検出感度が落ちてしまうとい
う場合には、先ず大きな異物を短時間で検出し、次に小
さな異物を高感度で検出するためにNを小さくして図1
のステップS2〜S4を繰り返しても良い。
態であるX線を用いた異物検出装置を説明するためのブ
ロック図である。即ち、被測定物(被検査物)3を搬送
する搬送手段1と、被測定物3にX線を照射するX線源
2と、被測定物3のX線透過像をデジタルデータ化する
X線検出器4と、これを透過画像データとしてメモリー
上に取り込む画像入力手段5と、この透過画像データを
処理して混入異物の有無を判定する画像処理手段6とを
備えた異物検出装置である。必要に応じて画像表示手段
7を付加しても良い。
ベルトコンベアで実現され、対向配置されたX線源2と
X線検出器4の間を通して被測定物3を搬送する。X線
源2から照射されたX線は、被測定物3による吸収とベ
ルトコンベアによる僅かな吸収を受けてこれらを透過し
た後、X線検出器4に到達する。
で実現され、被検査物3のX線透過像をデジタルデータ
化する。このデジタルデータは、画像入力手段5によっ
て、X線ラインセンサによる1ライン上のサンプリング
ピッチと略等しいサンプリングピッチで搬送方向にサン
プリングされ、X線透過画像データとしてメモリー上に
取り込まれる。
すると、強度SのX線が当該物質を透過した後の強度
S’は、理論上、S’= S・exp(−α・L)と書
ける。両辺の対数をとって変形すれば、α・L=log
(S)−log(S’)とも書ける。前記X線透過画像
データはS’の2次元分布に相当し、前述のように対数
をとって変形すれば、物質による吸収量α・Lの2次元
分布を示すX線吸収画像データに変換できる。X線透過
画像データとX線吸収画像データのどちらにも物質によ
る吸収量α・Lという被検査物の物性情報が含まれてい
るが、輝度値が物質による吸収量をストレートに示すX
線吸収画像データの方がX線吸収率の高い異物の強調や
検出には有利である。この場合、例えば食品のX線吸収
画像データにおいて、局所的に高輝度を示す部分や急峻
なエッジ部分を異物候補点として扱うことによって異物
らしさを評価することができる。
透過画像データをX線吸収画像データに対数変換し、画
像データを画像処理手段6に出力する。
えたCPU等で、図1を用い説明した本発明の異物検出
方法が実装されており、画像入力手段5から出力された
画像データの入力を受け予めパラメータ設定された画像
処理により混入異物の有無検出を行う。即ち、図1のス
テップS1で入力された被検査物3の物性情報を含む画
像データに対し、ステップS2で略等分割した小領域毎
の異物らしさの評価値を画素値とする縮小画像データを
生成することによってノイズ低減するとともに異物らし
さを濃縮する画像縮小手段61と、当該縮小画像データ
に対し、ステップS3で異物らしさを強調する画像フィ
ルタを適用して異物強調画像データを生成する異物強調
手段62と、ステップS4で当該異物強調画像データに
しきい値処理を適用して混入異物の有無検出を行うしき
い値処理手段63とから成る。ここで、ステップS3の
異物強調手段62は必要なければ省略でき、その場合の
ステップS4はステップS2の縮小画像データにしきい
値処理を適用して混入異物の有無検出を行うしきい値処
理手段63になる。また、必要に応じてステップS2で
略等分割する小領域の大きさを変えてステップS2〜S
4を繰り返すように構成しても良い。また、画像表示手
段7を付加する場合は、ステップS4でしきい値処理さ
れた縮小画像データとともにステップS1で入力された
画像データを画像表示手段7に出力する。また、画像入
力手段5で行うX線透過画像データからX線吸収画像デ
ータへの対数変換をステップS1に代行させても良い。
の画像処理手段6の実施例について説明する。例えばス
ライスハムに実験的に混入した骨片やステンレスたわし
屑といった概ね8×8画素より小さい異物の有無検出を
行う場合、図3に示すように被検査物3をX線吸収量で
測定した厚さ形状であるX線吸収画像データが図1のス
テップS1で入力されてくる。これをステップS2で8
×8画素の小領域に等分割し、小領域毎の最大輝度を画
素値とする縮尺8分の1の縮小画像データを生成するこ
とによってノイズ低減するとともに異物らしさを濃縮す
る。この縮小画像データを図4に示す。図4の縮小画像
データに対し、ステップS3で異物らしさを強調するた
めにカーネルサイズ3×3画素のトップハットフィルタ
を適用し、異物強調画像データを生成する。この異物強
調画像データを図5に示す。図5の異物強調画像データ
に対し、ステップS4でしきい値処理を適用して混入異
物の有無検出を行う。このしきい値処理された結果を図
6に示す。
い値以上の輝度を有する画素を異物と判定する処理だけ
でなく、例えば隣接8画素との輝度差がしきい値以上な
らば異物と判定するというような処理もパラメータ設定
により選択可能となっている。このため、ステップS3
を省略したステップS2の縮小画像データに対しても高
感度な異物検出を行うことができる。
合の画像処理手段6の実施例について前例のスライスハ
ムを用い説明する。図3に示したX線吸収画像データを
図1のステップS2で3×3画素の小領域に等分割し、
小領域毎の最大輝度を画素値とする縮尺3分の1の縮小
画像データA(第1の縮小画像データ)と、小領域毎の
輝度分散値を画素値とする縮尺3分の1の縮小画像デー
タB(第2の縮小画像データ)を、中間的に生成する。
ここで、最大値の代りに最小値、輝度分散値の代りに輝
度範囲を用いても良い。図7に示すように、縮小画像デ
ータBはスライスハム、骨片、ステンレスたわし屑等の
エッジ部分が強調されており、異物候補点の抽出用マス
クとして機能させることができる。即ち、縮小画像デー
タBにおいて高輝度を示す画素位置を異物候補点とし、
縮小画像データAにおいて当該異物候補点位置にある画
素を除く全画素を低輝度に置き換えることによって異物
らしさを濃縮した縮小画像データC(第3の縮小画像デ
ータ)を生成することができる。図8にステップS2で
最終的に生成した縮小画像データCを示す。図8に示す
ように、この縮小画像データにはスライスハム、骨片、
ステンレスたわし屑等のエッジ部分が異物候補点として
抽出されているが、骨片、ステンレスたわし屑等異物の
エッジはスライスハム自身のエッジより高輝度であり、
異物らしさを強調するまでもなく容易に異物を判別する
ことができる。このためステップS3は省略可能であ
り、ステップS4のしきい値処理を直接適用して混入異
物の有無検出を行う。
ップS4でしきい値処理された縮小画像データを拡大し
て元のサイズに戻した異物画像データを生成し、これに
画像処理手段6のステップS1で入力された画像データ
をOR演算してCRT等に表示する。この結果、図9に
示すように異物と判定された画素は大きく拡大表示され
ることになり、CRT上での目視確認が容易である。
像処理能力によって検出可能な異物の大きさが制限され
る度合いは小さくなり、異物検出の測定範囲を広げたり
空間分解能を上げたりすることが比較的容易になる。ま
た、大きな異物が極めて短時間で検出でき、余った時間
を従来よりも高感度かつロバストな異物検出を実現させ
るために必要な処理時間に回すことができる。
チャートである。
ための図である。
図である。
図である。
る。
チャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検査物の物性情報を含む画像データを
処理して混入異物の有無検出を行う異物検出方法におい
て、 前記画像データを小領域に略等分割して該小領域毎に異
物らしさを評価し、該小領域毎に求めた異物らしさの評
価値を画素値とする縮小画像データを生成する段階(S
2)と、該縮小画像データにしきい値処理を適用して混
入異物の有無を検出する段階(S4)とを有することを
特徴とする異物検出方法。 - 【請求項2】 被検査物の物性情報を含む画像データを
処理して混入異物の有無検出を行う異物検出方法におい
て、 前記画像データを小領域に略等分割して該小領域毎に異
物らしさを評価し、該小領域毎に求めた異物らしさの評
価値を画素値とする縮小画像データを生成する段階(S
2)と、該縮小画像データに対して異物らしさを強調す
る画像フィルタを適用して異物強調画像データを生成す
る段階(S3)と、該異物強調画像データにしきい値処
理を適用して混入異物の有無を検出する段階(S4)と
を有することを特徴とする異物検出方法。 - 【請求項3】 前記縮小画像データを生成する段階が、
前記画像データを小領域に略等分割して該小領域毎に第
1の異物らしさを評価し該小領域毎に求めた第1の異物
らしさの評価値を画素値とする第1の縮小画像データと
前記小領域毎に第2の異物らしさを評価し該小領域毎に
求めた第2の異物らしさの評価値を画素値とする第2の
縮小画像データとを生成する段階と、該第2の縮小画像
データを異物候補点の抽出用マスクとして機能させ、前
記第1の縮小画像データを前記第2の縮小画像データで
マスクした第3の縮小画像データを生成する段階とを含
み、該第3の縮小画像データを前記縮小画像データとす
る段階であることを特徴とする請求項1または請求項2
記載の異物検出方法。 - 【請求項4】 被検査物(3)にX線を照射するX線照
射手段(2)と、前記被検査物を透過したX線を受けて
デジタルデータ化するX線検出器(4)と、該X線検出
器から出力されるデジタルデータを画像データとして取
り込む画像入力手段(5)と、該画像入力手段によって
取り込まれた前記画像データを画像処理して前記被検査
物に混入している異物の有無を検出する画像処理手段
(6)とを有する異物検出装置において、 前記画像処理手段が、前記画像データを小領域に略等分
割して該小領域毎に異物らしさを評価し、該小領域毎に
求めた異物らしさの評価値を画素値とする縮小画像デー
タを生成する画像縮小手段(61)を備えていることを
特徴とする異物検出装置。
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---|---|---|---|
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