JP2001306627A - 仕様変更製品生成装置および記録媒体 - Google Patents

仕様変更製品生成装置および記録媒体

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JP2001306627A
JP2001306627A JP2000127736A JP2000127736A JP2001306627A JP 2001306627 A JP2001306627 A JP 2001306627A JP 2000127736 A JP2000127736 A JP 2000127736A JP 2000127736 A JP2000127736 A JP 2000127736A JP 2001306627 A JP2001306627 A JP 2001306627A
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standard
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Hideo Kuwabara
英雄 桑原
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】顧客の要求に応じて、建設機械などの仕様変更
製品を正確かつ迅速に説明できるようにする。また建設
機械などの製品の仕様変更内容を迅速かつ正確に把握し
て、顧客の製品を適正に維持管理する。 【解決手段】入力操作手段4の操作によって標準の製品
の種類が選択されると、表示制御手段1は、記憶手段2
の記憶内容に基づいて、選択された標準の製品について
変更可能なユニットの種類および仕様を、表示部5に表
示する。入力操作手段4によって、表示されたユニット
の種類および仕様の中から、変更すべきユニットの種類
および仕様が選択されると、選択内容に応じた仕様変更
製品が表示部5に模擬生成される。また端末(コンピュ
ータ7)で仕様変更製品を確定したことが指示される
と、確定した仕様変更製品に対して識別する符号を付け
てサーバ装置のデータベースに記憶され、その記憶内容
に基づいて複数の仕様変更製品が管理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業機械などの製
品に適用され、標準の製品に対して仕様を変更した仕様
変更製品を表示画面上でシミュレートにより生成する装
置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】建設
機械は、要求される作業内容、作業場所、作業能力など
に応じて、標準の製品に対する仕様変更の自由度が、自
動車などの製品に比較して極めて大きい。すなわち標準
の製品を構成するブーム、アーム、バケットなどのアタ
ッチメント、エアコンディショナなどのオプション、エ
ンジン、油圧ポンプなどのコンポーネントは、それぞれ
異なる仕様に変更することが可能である。
【0003】なお本明細書では、変更が可能なアタッチ
メント、オプション、コンポーネントのことを総称して
「ユニット」と呼ぶことにする。
【0004】建設機械では標準製品の各種類のユニット
が、顧客の要求に応じて、それぞれ異なる仕様のユニッ
トに変更される。そして標準製品とは異なる仕様変更製
品が顧客に渡される。
【0005】従来、建設機械のセールス形態は、セール
スマニュアル、カタログ等の書類に頼り、顧客の要望に
応じた仕様変更製品を営業の現場で提示するというもの
であった。しかしセールス活動で以下のような問題が指
摘されていた。
【0006】1)標準製品から派生する仕様変更製品の
種類は非常に多い。しかも標準製品には適用できないユ
ニットも数多くある。このため顧客に、標準製品には適
用できない仕様のユニットを提示してしまうミスが発生
していた。
【0007】2)仕様変更製品の作業能力の数値を顧客
にその場で提示することは難しい。すなわち書類に書か
れていない作業能力のデータは、メーカの設計部門など
に訊いた上で後日顧客に提示することが多い。このため
セールス活動を迅速に行うことができなかった。
【0008】3)顧客が要求する作業能力の数値から、
これに見合った仕様の仕様変更製品を即座に提示するこ
とは不可能であった。すなわち顧客が要求する作業能力
に見合った仕様の仕様変更製品を営業の現場で即座に提
示するというセールス形態は従来は不可能であった。
【0009】そこで本発明は、顧客の要求に応じて、建
設機械などの仕様変更製品を正確かつ迅速に説明できる
ようにして、ビジネスチャンスを逃がさないようにする
ことを解決課題とするものである。
【0010】また建設機械は耐久消費材であることか
ら、セールス活動のみならず、点検、整備を行うなどサ
ービス活動も重要となる。
【0011】この場合建設機械の仕様が変更されていれ
ば変更内容に応じた点検、整備を行わなければならな
い。
【0012】しかしユーザの建設機械のいずれのユニッ
トがいかなる仕様に変更されたかについてサービスの現
場で即座に把握することは難しい。すなわちサービスマ
ンはユーザの建設機械の仕様を知らないのが通例であ
る。このため受注したセールスマンやメーカ本社に仕様
を直接確認することが多い。このため確認をとるまでに
時間や手間がかかりサービス活動を迅速に行うことがで
きなかった。またメーカ本社等に仕様を確認する手間を
省いたり情報伝達が正確になされないこともあり、仕様
変更内容に応じた的確なサービスが行われないこともあ
った。
【0013】そこで本発明は、建設機械などの製品の仕
様変更内容を迅速かつ正確に把握して、顧客の製品を適
正に維持管理することを解決課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段および効果】第1発明は、
標準の製品を構成する各種類のユニットを、それぞれ異
なる仕様のユニットに変更して標準製品に対して異なる
仕様変更製品を、表示部上で模擬生成する仕様変更製品
生成装置において、標準の製品の種類毎に、変更が可能
なユニットの種類および仕様を示すデータを対応づけて
記憶する記憶手段と、入力操作に応じて前記表示部の表
示内容を変化させる入力操作手段と、前記入力操作手段
によって標準の製品の種類が選択されると、前記記憶手
段の記憶内容に基づいて、選択された標準の製品につい
て変更可能なユニットの種類および仕様を、前記表示部
に表示させる表示制御手段とを具え、前記入力操作手段
によって、表示されたユニットの種類および仕様の中か
ら、変更すべきユニットの種類および仕様を選択するこ
とによって、選択内容に応じた仕様変更製品を前記表示
部上で模擬生成することを特徴とする。
【0015】第1発明を図1、図7、図8、図10を参
照して説明する。
【0016】第1発明によれば、図1の記憶手段2に、
標準の製品の種類(油圧ショベルP200、P300
…)毎に、変更が可能なユニットの種類(ブーム、アー
ム、バケット…)および仕様(0.7mm3バケット、
1.0mm3バケット、のり面バケット…)を示すデー
タ(2PF001、2PF002、2PF003…)が
対応づけて記憶されている(図7)。
【0017】図1の入力操作手段4の操作によって標準
の製品の種類(油圧ショベルP200)が選択される
と、図1の表示制御手段1は、記憶手段2の記憶内容に
基づいて、選択された標準の製品について変更可能なユ
ニットの種類および仕様を、図1の表示部5の表示画面
300に表示する(図8のウインドウ画面306)。
【0018】図1の入力操作手段4によって、表示され
たユニットの種類および仕様の中から、変更すべきユニ
ットの種類および仕様(「バケット」、「のり面バケッ
ト」)が選択されると、選択内容に応じた仕様変更製品
(のり面バケットに変更した油圧ショベルP200)が
図1の表示部5上で模擬生成される(図10の画面30
0)。
【0019】第1発明によれば、顧客に対して標準製品
に装着可能なユニットの種類および仕様を正確かつ迅速
に表示画面上で提示することができる。このため標準製
品から派生する仕様変更製品の種類が非常に多い場合で
あっても、標準製品に装着できない仕様のユニットを提
示してしまうミスを防止することができる。
【0020】また第2発明は、第1発明において、前記
記憶手段は、ユニットの仕様毎に、諸元値を対応づけて
記憶しており、前記入力操作手段によって、ユニットの
仕様が選択されると、前記記憶手段の記憶内容に基づい
て、選択された仕様に対応する諸元値を、前記表示部に
表示させる表示制御手段をさらに具えたことを特徴とす
る。
【0021】第2発明を更に図4(a)、(b)を併せ
参照して説明する。
【0022】図1の記憶手段2は、ユニット(バケッ
ト)の仕様(0.7mm3バケット、1.0mm3バケッ
ト、のり面バケット…)毎に、諸元値(質量)を対応づ
けて記憶している。
【0023】図1の表示制御手段1は、入力操作手段4
によって、ユニットの仕様(「のり面バケット」)が選
択されると、記憶手段2の記憶内容に基づいて、選択さ
れた仕様(「のり面バケット」)に対応する諸元値(機
械質量;19190kg)を、表示部5に表示する(図
10の305)。
【0024】また第3発明は、第2発明において、前記
製品は作業機械であり、前記ユニットの諸元値は、作業
機械の作業能力であることを特徴とする。
【0025】第3発明によれば図10の309に示すよ
うに作業機械(油圧ショベルP200)の作業能力(作
業範囲)が表示される。
【0026】また第4発明は、第1発明において、前記
記憶手段は、ユニットの仕様毎に、ユニットを説明する
文章または図面または画像のデータを対応づけて記憶し
ており、前記入力操作手段によって、ユニットの仕様が
選択されると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選
択された仕様のユニットを説明する文章または図面また
は画像を、前記表示部に表示させる表示制御手段をさら
に具えたことを特徴とする。
【0027】第4発明を更に図11、図12、図14を
併せ参照して説明する。
【0028】図1の記憶手段2は、ユニットの仕様毎
に、ユニットを説明する文章または図面または画像のデ
ータを対応づけて記憶している(図1の記録媒体8に記
録された「ユニット説明用データ」)。
【0029】そして図1の表示制御手段1は、入力操作
手段4によって、ユニットの仕様(「のり面バケッ
ト」)が選択されると、記憶手段2の記憶内容に基づい
て、選択された仕様のユニット(「のり面バケット」)
を説明する文章または図面を図1の表示部5に表示する
(図11のウインドウ画面310、311)。あるいは
図14に示すよう選択された仕様のユニット(「スーパ
ーロングフロント」)を説明する文章または画像を図1
の表示部5に表示する(ウインドウ画面313)。
【0030】また第5発明は、第1発明において、前記
製品は、作業機械であり、前記記憶手段は、ユニットの
仕様毎に、適合する作業内容を対応づけて記憶してお
り、前記入力操作手段によって、作業内容が選択される
と、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された作
業内容に対応するユニットの種類および仕様を、前記表
示部に表示させる表示制御手段をさらに具えたことを特
徴とする。
【0031】第5発明を更に図13を併せ参照して説明
する。
【0032】図1の記憶手段2は、図7に示すようにユ
ニットの仕様(「スーパーロングフロントフロント」、
「のり面バケット」)毎に、適合する作業内容(「河川
改修作業」)を対応づけて記憶している。
【0033】図1の表示制御手段1は、入力操作手段4
によって、作業内容(「河川改修作業」)が選択される
と、図1の記憶手段2の記憶内容に基づいて、選択され
た作業内容(「河川改修作業」)に対応するユニットの
種類および仕様(「スーパーロングフロント」、「のり
面バケット」)を、図1の表示部5に表示する(図13
のウインドウ画面312)。
【0034】また第6発明は、第1発明において、前記
記憶手段は、組合せが可能なユニットの組合せを示すデ
ータを記憶しており、前記入力操作手段によって、ユニ
ットの組合せが選択された場合に、前記記憶手段の記憶
内容に基づいて、選択されたユニットの組合せが、組合
せ不可能である場合に、組合せ不可能であることを前記
表示部に表示させることを特徴とする。
【0035】すなわち図1の記憶手段2は、組合せが可
能なユニットの組合せ(「スーパーロングフロント」と
「のり面バケット」の組合せ可能)を示すデータを記憶
している。
【0036】そして図1の表示制御手段1は、入力操作
手段4によって、ユニットの組合せ(「スーパーロング
フロント」と「0.7m3バケット」)が選択された場
合に、図1の記憶手段2の記憶内容(「スーパーロング
フロント」と「のり面バケット」の組合せ可能、「スー
パーロングフロント」と「0.7m3バケット」の組合
せ禁止)に基づいて、選択されたユニットの組合せ
(「スーパーロングフロント」と「0.7m3バケッ
ト」)が、組合せ不可能である場合に、組合せ不可能で
あることを図1の表示部5に表示する(図5のステップ
110)。
【0037】また第7発明は、標準の製品を構成する各
種類のユニットを、それぞれ異なる仕様のユニットに変
更して標準製品に対して異なる仕様変更製品を、表示部
上で模擬生成する仕様変更製品生成装置において、標準
の製品の種類毎に、変更が可能なユニットの種類および
仕様を示すデータを対応づけて記憶するとともに、変更
が可能な仕様変更製品毎に、仕様変更製品の諸元値を対
応づけて記憶する記憶手段と、入力操作に応じて前記表
示部の表示内容を変化させる入力操作手段と、前記入力
操作手段によって標準の製品の種類が選択されると、前
記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された標準の製
品について変更可能なユニットの種類および仕様を、前
記表示部に表示させる第1の表示制御手段とを具え、前
記入力操作手段によって、表示されたユニットの種類お
よび仕様の中から、変更すべきユニットの種類および仕
様を選択することによって、選択内容に応じた仕様変更
製品を表示部上で模擬生成し、さらに、前記記憶手段の
記憶内容に基づいて、前記仕様変更製品に対応する諸元
値を、前記表示部に表示させる第2の表示制御手段を具
えたことを特徴とする。
【0038】第7発明によれば、図1の記憶手段2に、
標準の製品の種類(油圧ショベルP200、P300
…)毎に、変更が可能なユニットの種類(ブーム、アー
ム、バケット…)および仕様(0.7mm3バケット、
1.0mm3バケット、のり面バケット…)を示すデー
タ(2PF001、2PF002、2PF003…)が
対応づけて記憶されており(図7)、変更可能な仕様変
更製品(P200−001、P200−002…P20
0−008…)毎に、仕様変更製品の諸元値(最大掘削
深さ、8分最大高さ…)を対応づけて記憶している(図
4(c))。
【0039】図1の入力操作手段4の操作によって標準
の製品の種類(油圧ショベルP200)が選択される
と、図1の第1の表示制御手段1は、記憶手段2の記憶
内容に基づいて、選択された標準の製品について変更可
能なユニットの種類および仕様を、図1の表示部5の表
示画面300に表示する(図8のウインドウ画面30
6)。
【0040】図1の入力操作手段4によって、表示され
たユニットの種類および仕様の中から、変更すべきユニ
ットの種類および仕様(「バケット」、「のり面バケッ
ト」)が選択されると、選択内容に応じた仕様変更製品
(のり面バケットに変更した油圧ショベルP200)が
図1の表示部5上で模擬生成される(図10の画面30
0)。
【0041】さらに図1の第2の表示制御手段1は、選
択された仕様変更製品(のり面バケットに変更した油圧
ショベルP200)に対応する諸元値(8分最大高さ;
4935mm)を、表示部5に表示する(図10の30
9)。
【0042】第7発明によれば、第1発明と同様に、顧
客に対して標準製品に装着可能なユニットの種類および
仕様を正確かつ迅速に表示画面上で提示することができ
る。このため標準製品から派生する仕様変更製品の種類
が非常に多い場合であっても、標準製品に装着できない
仕様のユニットを提示してしまうミスを防止することが
できる。さらに第7発明によれば仕様変更製品の諸元値
を、メーカの設計部門に訊くことなく即座に顧客に提示
することができるという効果が得られる。
【0043】また第8発明は、第7発明において、前記
製品は作業機械であり、前記諸元値は、作業機械の作業
能力であることを特徴とする。
【0044】第3発明によれば仕様変更された作業機械
(油圧ショベルP200)の作業能力(8分最大高さ)
が表示され、仕様変更作業機械の作業能力を即座に顧客
に提示することができる。
【0045】また第9発明は、第7発明において、前記
第2の表示制御手段は、標準の製品の諸元値と、仕様変
更製品の諸元値とを同一画面上に表示させることを特徴
とする。
【0046】第9発明によれば、標準の製品の諸元値と
仕様変更された製品の諸元値が同一画面上で表示され
る。これにより標準の製品と仕様変更製品との比較を容
易に行うことができる。
【0047】また第10発明は、標準の製品を構成する
各種類のユニットを、それぞれ異なる仕様のユニットに
変更して標準製品に対して異なる仕様変更製品を、表示
部上で模擬生成する仕様変更製品生成装置において、仕
様変更製品毎に、仕様変更製品を構成するユニットの種
類および仕様と、仕様変更製品の諸元値を対応づけて記
憶する記憶手段と、入力操作に応じて前記表示部の表示
内容を変化させる入力操作手段と、前記入力操作手段に
よって、仕様変更製品に要求される諸元値を示すデータ
が入力されると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、
要求される諸元値に対応する仕様変更製品を構成するユ
ニットの種類および仕様を、前記表示部に表示させる表
示制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0048】第10発明を更に図6を併せ参照して説明
する。
【0049】第10発明によれば、図4(c)に示すよ
うに、仕様変更製品(P200−001、P200−0
02…P200−008…)毎に、仕様変更製品を構成
するユニットの種類および仕様(変更ユニットの組合
せ)と、仕様変更製品の諸元値(最大掘削深さ、8分最
大高さ…)を対応づけて記憶している(図4(c))。
【0050】そして図1の表示制御手段1は、入力操作
手段4によって、仕様変更製品に要求される諸元値を示
すデータ(最大掘削深さ;5950mm)が入力される
と、要求される諸元値(最大掘削深さ;5950mm)
に対応する仕様変更製品(P200−002)を構成す
るユニットの種類および仕様(「モノブーム」、「2.
4mアーム」、「0.7mm3バケット」、「スタンダ
ードシュー」;図7参照)を、図1の表示部5に表示す
る。
【0051】第10発明によれば、第1発明と同様に顧
客に対して標準製品に装着可能なユニットの種類および
仕様を正確かつ迅速に表示画面上で提示することができ
る。このため標準製品から派生する仕様変更製品の種類
が非常に多い場合であっても、標準製品に装着できない
仕様のユニットを提示してしまうミスを防止することが
できる。さらに第10発明によれば、顧客が要求する諸
元値(作業能力)の数値から、これに見合った仕様の仕
様変更製品を即座に提示することができる。このため顧
客が要求する諸元値(作業能力)に見合った仕様の仕様
変更製品を営業の現場で即座に提示するというセールス
形態が可能になる。
【0052】また第11発明は、第10発明において、
前記製品は作業機械であり、前記諸元値は、作業機械の
作業能力であることを特徴とする。
【0053】第11発明によれば、顧客が要求する作業
能力(最大掘削深さ;5950mm)をもった作業機械
(P200−002)を構成するユニットの種類および
仕様(「モノブーム」、「2.4mアーム」、「0.7
mm3バケット」、「スタンダードシュー」;図7参
照)を、即座に提示することができる。
【0054】また第12発明は、標準の製品を構成する
各種類のユニットを、それぞれ異なる仕様のユニットに
変更して標準製品に対して異なる仕様変更製品を、表示
部上で模擬生成するとともに、これら模擬生成された複
数の仕様変更製品を管理する仕様変更製品生成装置にお
いて、標準の製品の種類毎に、変更が可能なユニットの
種類および仕様を示すデータを対応づけて記憶する記憶
手段と、入力操作に応じて前記表示部の表示内容を変化
させる入力操作手段と、前記入力操作手段によって標準
の製品の種類が選択されると、前記記憶手段の記憶内容
に基づいて、選択された標準の製品について変更可能な
ユニットの種類および仕様を、前記表示部に表示させる
表示制御手段とを具え、前記入力操作手段によって、表
示されたユニットの種類および仕様の中から、変更すべ
きユニットの種類および仕様を選択することによって、
選択内容に応じた仕様変更製品を前記表示部上で模擬生
成し、前記入力操作手段によって仕様変更製品を確定し
たことが指示されると、確定した仕様変更製品に対して
識別する符号を付けて記憶するデータベースを、さらに
具え、前記データベースの記憶内容に基づいて複数の仕
様変更製品を管理することを特徴とする。
【0055】第12発明を更に図2を併せ参照して説明
する。
【0056】第12発明によれば第1発明と同様に仕様
変更製品が図1の表示部5の表示画面上で模擬生成され
る。
【0057】さらに第12発明では、図2の端末41
(図1のコンピュータ7)で仕様変更製品を確定したこ
とが指示されると、確定した仕様変更製品に対して識別
する符号を付けてサーバ装置31のデータベース32に
記憶される。そしてデータベース32の記憶内容に基づ
いて複数の仕様変更製品が管理される。すなわち第12
発明によれば、データベース32の記憶データをアクセ
スすることにより、建設機械などの製品の仕様変更内容
を迅速かつ正確に把握でき、仕様変更製品を適正に維持
管理することができる。
【0058】また第13発明は、第12発明において、
前記表示部上で、仕様変更製品を構成するユニットの仕
様が変更される毎に、変更内容に応じて、前記データベ
ースの記憶内容を更新させることを特徴とする。
【0059】第13発明によれば、仕様変更製品を構成
するユニットの仕様が変更される毎に、データベース3
2の記憶内容が更新されるので、最新の仕様変更内容を
迅速かつ正確に把握でき、仕様変更製品を適正に維持管
理することができる。
【0060】また第14発明は、第12発明において、
前記データベースの記憶内容は、複数の端末装置で共有
されることを特徴とする。
【0061】第14発明を更に図3を併せ参照して説明
する。
【0062】すなわち図2に示すように営業部門40の
端末41とサービス部門60の端末61は例えばインタ
ーネット20を介してデータベース32の記憶内容を共
有する。
【0063】このため図3に示すように、営業部門40
の端末41から、データベース32に対して受注内容の
データが格納される。
【0064】一方でサービス部門60の端末61は、デ
ータベース32の記憶データをアクセスすることができ
る。
【0065】すなわち端末61から機番「80」に対応
する受注番号「A002」を示すデータを入力すると、
データベース32から、受注番号「A002」に対応す
るデータ「2EE002(オプションエンジン)」を取
り出すことができる。つまりサービス部門60のサービ
スマンは、機番「80」の油圧ショベル80のエンジン
はスタンダードエンジン(ユニットコード「2EE00
1」)からオプションエンジン(ユニットコード「2E
E002」)に変更されていることをリアルタイムに確
認できる。さらにデータベース32の記憶内容が更新さ
れて油圧ショベル80のエンジンがオプションエンジン
(ユニットコード「2EE002」)からスタンダード
エンジン(ユニットコード「2EE001」)に戻され
たとしても、これをリアルタイムに確認することができ
る。このようにサービス部門60の端末61から仕様変
更内容を迅速に確認できる。またデータベース32の記
憶内容は、仕様変更を行った営業部門40の端末41か
ら入力されたデータであるので、極めて正確なデータで
ある。このためエンジンのオーバーホールなどのサービ
ス活動を、仕様変更内容に応じて的確に行うことができ
る。
【0066】また第15発明は、コンピュータ読取可能
な仕様変更製品生成用プログラム記録媒体に、標準の作
業機械の種類毎に、変更が可能なユニットの種類が対応
づけられ、前記ユニットの種類毎に、変更が可能な仕様
が対応づけられているデータ構造が記録され、前記デー
タ構造に基づいて、標準の作業機械を構成する各種類の
ユニットを、それぞれ異なる仕様のユニットに変更して
標準作業機械に対して異なる仕様変更作業機械を模擬生
成するプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0067】第15発明は、図1の記録媒体8に、仕様
変更用データ10が、標準の作業機械の種類(油圧ショ
ベルP200、P300…)毎に、変更が可能なユニッ
トの種類(ブーム、アーム、バケット…)が対応づけら
れ、前記ユニットの種類毎に、変更が可能な仕様(0.
7mm3バケット、1.0mm3バケット、のり面バケッ
ト…)が対応づけられているデータ構造が記録されてい
る(図7)。
【0068】さらに記録媒体8には、上記データ構造に
基づいて、標準の作業機械を構成する各種類のユニット
を、それぞれ異なる仕様のユニットに変更して標準作業
機械に対して異なる仕様変更作業機械を模擬生成する仕
様変更製品生成用プログラム9が記録されている。
【0069】このため記録媒体8の記録内容をコンピュ
ータ7で読み取ることにより、第1発明の内容が実行さ
れる。
【0070】また第16発明は、コンピュータ読取可能
な仕様変更製品生成用プログラム記録媒体に、標準の作
業機械の種類毎に、変更が可能なユニットの種類が対応
づけられ、前記ユニットの種類毎に、変更が可能な仕様
が対応づけられているデータ構造と、標準の作業機械に
対して変更が可能な仕様変更作業機械毎に、仕様変更作
業機械の作業能力が対応づけられているデータ構造とが
記録され、前記データ構造に基づいて、標準の作業機械
を構成する各種類のユニットを、それぞれ異なる仕様の
ユニットに変更して標準作業機械に対して異なる仕様変
更作業機械を模擬生成するとともに、仕様変更作業機械
が模擬生成された場合に、模擬生成された仕様変更作業
機械の作業能力を出力し、または作業能力を要求する入
力があった場合に、要求される作業能力に対応する仕様
変更作業機械を構成するユニットの種類および仕様を出
力するプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0071】第16発明によれば、同様にして記録媒体
8の記録内容をコンピュータ7で読み取ることにより、
第7発明または第10発明の内容が実行される。
【0072】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明に係る
仕様変更製品生成装置の実施の形態について説明する。
なお実施形態では、製品として油圧ショベル、ブルドー
ザ、ホイールローダなどの建設機械を想定している。建
設機械では標準の製品を構成するブーム、アーム、バケ
ットなどのアタッチメント、エアコンディショナなどの
オプション、エンジン、油圧ポンプなどのコンポーネン
トが、それぞれ異なる仕様に変更される。「アタッチメ
ント」、「オプション」、「コンポーネント」は「ユニ
ット」と総称して用いる。「ユニット」は建設機械に対
して変更、追加が可能な部品の単位の意味で使用する。
【0073】図1は仕様変更製品を表示画面上でシミュ
レーションにより生成する装置構成をブロック図で示し
ている。
【0074】すなわち記録媒体8には、仕様変更製品を
表示画面上でシミュレーションにより生成するための仕
様変更製品生成用プログラム9、図7に示すデータ構造
の仕様変更用データ10、図4に示すデータ構造の諸元
値データ11、ユニットを文章、図面、画像で説明する
ためのユニット説明用データ12が記録されている。記
録媒体8は磁気ディスク、光ディスク等を使用すること
ができる。
【0075】実施形態のコンピュータ7は、ハードディ
スク等からなる記憶部2と、OS(オペレーティングシ
ステム)等の制御プログラムに従い記憶部2の記憶デー
タに基づいて処理を実行するCPU等からなる主制御部
1と、キーボード、マウス等からなり入力操作に応じた
データを主制御部1に入力する入力部4と、CRTまた
は液晶等からなり表示画面上に主制御部1の実行結果を
表示する表示部5と、プリンタ等からなり主制御部1の
実行結果を印刷等して出力する出力部6と、入力部4の
入力操作に応じたデータを主制御部1に入力させ、主制
御部1の実行結果を表示部5、出力部6に出力する制御
を行う入出力制御部3とから構成されている。
【0076】記録媒体8に記録された仕様変更製品生成
用プログラム9およびデータ10〜12はディスクドラ
イブを用いて読み取られ記憶部2に記憶される。
【0077】入力部4が入力操作されると入力操作内容
に応じたデータが、入出力制御部3を介して主制御部1
に入力される。主制御部1は、入力操作に応じて仕様変
更製品用プラグラム9を実行する。主制御部1の実行結
果は入出力制御部3を介して表示部5に表示される。ま
た主制御部1の実行結果は入出力制御部3を介して出力
部6から出力される。
【0078】このようにして表示部5の表示画面には、
仕様変更製品がシミュレーションにより生成される。つ
まり後述するように標準の作業機械を構成する各種類の
ユニットが、それぞれ異なる仕様のユニットに変更され
標準作業機械に対して異なる仕様変更作業機械が表示画
面上で模擬生成される。図2は実施形態の仕様変更製品
を管理するシステムを示している。
【0079】図2に示すように複数の端末33、41、
42、51、61、70、91、サーバ装置31は相互
に送受信可能にインターネット20により接続されてい
る。なおインターネットとは、複数のLAN(ローカル
エリアネットワーク)をゲートウエイ、ブリッジによっ
て相互に通信自在に接続した世界的通信網のことであ
る。なおインターネット20の代わりにイントラネット
を用いて複数の端末33、41、42、51、61、7
0、91、サーバ装置31を相互に送受信可能に接続し
てもよい。なおイントラネットとは、インターネットの
技術に基づき構築された企業内通信網のことである。
【0080】端末33は建設機械のメーカの本社30に
設けられている。端末41、42は建設機械の営業活動
を行う営業部門40に設けられている。
【0081】端末51は建設機械を製造する工場50に
設けられている。工場50には運搬車82によって部品
83が運搬、入庫され、入庫された部品83を用いて建
設機械(油圧ショベル)80、81が製造される。
【0082】端末61は建設機械の保守、点検、整備等
のサービスを行うサービス部門60に設けられている。
端末70は建設機械を購入したり使用するユーザに設け
られた端末である。端末91は建設機械を設計する設計
部門90に設けられている。
【0083】サーバ装置31は各端末33、41、4
2、51、61、70、91に対応して設けられてお
り、データベース32を備えている。サーバ装置31は
各端末33、41、42、51、61、70、91から
の要求に応じてデータベース32に記憶された内容をこ
れら端末に提供し、各端末から入力されたデータに応じ
てデータベース32の記憶内容を書き換える。
【0084】図1のコンピュータ7はたとえば営業部門
40に設けられた端末41に相当する。コンピュータ7
はモデム等を介してインターネット20に接続してい
る。
【0085】サーバ装置31のデータベース32には上
述した仕様変更製品生成用プログラム9、仕様変更用デ
ータ10、諸元値データ11、ユニット説明用データ1
2が格納されている。
【0086】このため端末41からデータベース32の
記憶データをアクセスすることにより、端末41で仕様
変更製品プログラムを実行することができる。この場合
には記録媒体8の記録データをコンピュータ7の記憶部
2に取り込む必要はない。
【0087】また各端末33、41、42、51、6
1、70、91はサーバ装置31のデータベース32の
記憶データをアクセス権限に応じてアクセスすることが
できる。データベース32の記憶データのうち特定のデ
ータに関しては特定の端末のみにアクセスを許容して、
他の端末にはアクセスを許容しない実施も可能である。
【0088】これは端末側において特定のID番号、特
定の暗証番号の入力操作を条件とすることで実現でき
る。
【0089】図7は仕様変更用データ10の構造を示し
ている。
【0090】同図7に示すように、データ構造は上位か
ら下位まで「製品区分」、「製品」、「クラス」、「機
種」、「ユニット」、「構成部品、諸元値」の各階層か
らなる。
【0091】「製品区分」は「車両」と「ユニット」か
らなる。
【0092】「製品」は「製品区分」の構成要素である
「車両」、「ユニット」にそれぞれ対応づけられた階層
であり、たとえば「車両」には「油圧ショベル」、「ブ
ルドーザ」、「ダンプトラック」等が対応づけられてい
る。
【0093】「クラス」は「製品」の構成要素である
「油圧ショベル」、「ブルドーザ」、「ダンプトラッ
ク」等にそれぞれ対応づけられた階層であり、たとえば
「油圧ショベル」には「小型」、「中型」、「大型」等
が対応づけられている。
【0094】「機種」は「クラス」の構成要素である
「小型」、「中型」、「大型」等にそれぞれ対応づけら
れた階層であり、たとえば「小型」には「P01」が対
応づけられ、「中型」には「P200」、「P300」
等が対応づけられている。
【0095】「ユニット」は「機種」の構成要素である
「P01」、「P200」、「P300」等にそれぞれ
対応づけられた階層である。すなわち標準の製品の種類
(P01、P200、P300…)毎に、変更が可能な
ユニットの種類(ブーム、アーム、バケット…)が対応
づけられ、ユニットの種類毎に、変更が可能な仕様
(0.7mm3バケット、1.0mm3バケット、のり面
バケット…)が対応づけられている。そして各仕様
(0.7mm3バケット、1.0mm3バケット、のり面
バケット…)毎に、仕様内容を特定するユニットコード
(「2PF001」、「2PF002」、「2PF00
3」…)が対応づけられている。
【0096】ここで「ユニットコード」とはユニットの
仕様内容を特定する符号のことであり、ユニットコード
からユニットの詳細構造、設計変更内容、製造時期等を
特定することができる。
【0097】「P200」を例にとると、「P200」
には「エンジン」というユニットの種類とユニットコー
ド「2EE001」で特定される「スタンダード」とい
う仕様、ユニットコード「2EE002」で特定される
「オプション」という仕様が対応づけられている。
【0098】また「P200」にはユニットコード「2
PC001」で特定される「スーパーロングフロント」
というユニットが対応づけられている。
【0099】また「P200」には「ブーム」というユ
ニットの種類とユニットコード「2PA001」で特定
される「モノブーム」という仕様、ユニットコード「2
PA002」で特定される「2ピースブーム」という仕
様が対応づけられている。
【0100】また「P200」には「アーム」というユ
ニットの種類とユニットコード「2PB001」で特定
される「2.9mアーム」という仕様、ユニットコード
「2PB002」で特定される「2.4mアーム」とい
う仕様、ユニットコード「2PB003」で特定される
「スライドアーム」という仕様が対応づけられている。
【0101】また「P200」には「バケット」という
ユニットの種類とユニットコード「2PF001」で特
定される「0.7m3バケット」という仕様、ユニット
コード「2PF002」で特定される「1.0m3バケ
ット」という仕様、ユニットコード「2PF003」で
特定される「のり面バケット」という仕様が対応づけら
れている。
【0102】また「P200」には「シュー」というユ
ニットの種類とユニットコード「2PX001」で特定
される「スタンダード」という仕様、ユニットコード
「2PX002」で特定される「オプション」という仕
様が対応づけられている。
【0103】機種「P200」の標準機(標準製品)
は、エンジンが「スタンダード」仕様で、作業機が「モ
ノブーム」と「2.9mアーム」と「0.7m3バケッ
ト」の各仕様の組合せで、履帯のシューが「スタンダー
ド」仕様である。これら標準の仕様を異なる仕様に変更
することで仕様変更機(仕様変更製品)が得られる。
【0104】仕様変更用データ10は、組合せが可能な
ユニットの組合せを示すデータも含んでいる。すなわち
建設機械では「関連禁止」と呼ばれる組合せ不可能なユ
ニットの組合せが存在する。
【0105】たとえば「スーパーロングフロント」とい
うユニットに対しては「のり面バケット」というユニッ
トと組合せが可能であるが、たとえば「スーパーロング
フロント」というユニットと「0.7m3バケット」と
いうユニットの組合せは不可能(関連禁止)であるとい
うデータが記憶されている。
【0106】また仕様変更用データ10は、ユニットの
仕様毎に、適合する作業内容を対応づけたデータを含ん
でいる。建設機械では作業内容に応じてユニットの仕様
を変更することが一般的に行われることを考慮したもの
である。
【0107】このため油圧ショベルを例にとれば「一般
土木作業」、「河川改修作業」、「解体作業」、「道路
工事」という各作業内容に対応して、適合するユニット
の仕様のデータが記憶されている。
【0108】たとえば「河川改修作業」という作業内容
に対応して、「スーパーロングフロント」と「のり面バ
ケット」というユニットの仕様が対応づけられている。
【0109】つぎに諸元値データ11について説明す
る。
【0110】図7に示すように「ユニット」の下位の階
層である「構成部品、諸元値」には、「ユニット」を構
成する部品単体ごとに諸元値が、あるいは仕様変更製品
ごとに諸元値が対応づけられている。
【0111】たとえば「モノブーム」を構成するブーム
単体部品に対応してモノブーム質量a、長さ等の諸元値
が対応づけられ、「モノブーム」を構成する油圧シリン
ダに対応して質量b、ストローク等の諸元値が対応づけ
られている。
【0112】同様に「0.7m3バケット」を構成する
バケット単体部品に対応して質量c、バケット容量等の
諸元値が対応づけられ、「0.7m3バケット」を構成
するツースに対応して質量d、材質等の諸元値が対応づ
けられ、「0.7m3バケット」を構成するサイドカッ
タに対応して質量e、材質等の諸元値が対応づけられて
いる。
【0113】「作業機アッセンブリ」には作業機質量A
1等の諸元値が対応づけられている。また「本体・作業
機アッセンブリ」には機械質量D1、機体質量B1、最
大掘削深さなどの作業能力を示す諸元値が対応づけられ
ている。
【0114】つぎに図4を参照して諸元値データの内容
を説明する。
【0115】図4(b)に示すように作業機質量A1
は、ブーム質量aと油圧シリンダ質量bとバケット質量
cとツース質量dとサイドカッタ質量e等作業機を構成
する部品の質量を合計して求められる。作業機質量A1
は作業機のユニットの仕様が変更されると、これに応じ
て変化する。
【0116】図4(a)に示すように機械質量D1は、
機体質量B1と作業機質量A1とシュー質量D1とを合
計して求められる。機械質量D1は作業機の仕様が変更
されたり、エンジンの仕様が変更されたり、シューの仕
様が変更されると、これに応じて変化する。
【0117】図4(c)は標準機および各仕様変更機ご
とに作業能力(作業範囲)を対応づけたデータテーブル
を示している。
【0118】同図4(c)に示すように標準機および各
仕様変更機を特定する符号ごとに、変更ユニットの組合
せが対応づけられ、最大掘削深さ、8分最大高さ等の作
業能力を示す値が対応づけられている。
【0119】すなわち符号「P200−001」で特定
される機種「P200」の標準機に対しては、ユニット
コード「2PA001」、「2PB001」、「2PF
001」、「2PX001」で特定されるユニットの仕
様の組合せが対応づけられ、最大掘削深さ「6620
(mm)」が対応づけられている。同様に仕様変更機符
号「P200−002」に対しては、ユニットコード
「2PA001」、「2PB002」、「2PF00
1」、「2PX001」、最大掘削深さ「5950(m
m)」が対応づけられている。同様に仕様変更機符号
「P200−008」に対しては、ユニットコード「2
PA001」、「2PB001」、「2PF003」、
「2PX001」、8分最大高さ「4935(mm)」
が対応づけられている。
【0120】またユニット単体で諸元値が一義的に定ま
る場合にはユニットの仕様ごとに諸元値が対応づけられ
ている。たとえばユニットコード「2EE001」のス
タンダードエンジンには定格出力「99.3kW」が対
応づけられている。またユニットコード「2EE00
2」のオプションエンジンには定格出力「120kW」
が対応づけられている。
【0121】つぎにユニット説明用データ12について
説明する。
【0122】ユニット説明用データ12とは、ユニット
の仕様毎に、ユニットを説明する文章または図面または
画像を対応づけたデータのことである。
【0123】たとえば「のり面バケット」というユニッ
トの仕様には、図11のウインドウ画面310に示すよ
うに、「のり面バケットの外観を説明する斜視図」、
「のり面バケットの特徴を説明する文章」が対応づけら
れている。また「のり面バケット」というユニットの仕
様には、図12のウインドウ画面311に示すように、
「のり面バケットを装着した作業機械の作業範囲を説明
する側面図」が対応づけられている。
【0124】また「スーパーロングフロント」というユ
ニットの仕様には、図14のウインドウ画面313に示
すように、「スーパーロングフロントを装着した作業機
械が作業をしている画像」、「スーパーロングフロント
の特徴を説明する文章」が対応づけられている。
【0125】また作業機の作業能力毎に作業能力を説明
する文章または図面または画像を対応づけることができ
る。たとえば図4(c)に示すように「最大掘削深さ」
に対してユニットコード「2PF001」で示される
0.7m3バケットが対応づけられているので、「最大
掘削深さ」に対して「0.7m3バケットを装着した作
業機械の作業範囲を説明する側面図」を対応づけておく
こともできる(図9のウインドウ画面307)。同様に
図4(c)に示すように「8分最大高さ」に対してユニ
ットコード「2PF003」で示されるのり面バケット
が対応づけられているので、「8分最大高さ」に対して
「のり面バケットを装着した作業機械の作業範囲を説明
する側面図」を対応づけておくこともできる(図12の
ウインドウ画面311)。
【0126】なお標準機に対して変更可能なユニットの
仕様は、作業機の作業能力毎に対応づけておくこともで
きる。
【0127】すなわち図4(c)に示すように「最大掘
削深さ」に対して「ブーム、アーム、バケット、シュー
の組合せ」が対応づけられているので、「最大掘削深
さ」に対してブーム、アーム、バケット、シューの各仕
様(図7)を対応づけておくこともできる。同様に「定
格出力」はエンジンに対応づけられている作業能力であ
るので、「定格出力」に対してエンジンの各仕様(図
7)を対応づけておくこともできる。
【0128】コンピュータ7は、記録媒体8の記録内容
を読み取ることにより、各データ10、11、12に基
づき仕様変更製品生成用プログラム9の処理を実行す
る。これはセールスマンが客先に出向き携帯可能なコン
ピュータを用いて営業活動をする場合に好適である。ま
たコンピュータ7をモデム等を介してインターネット2
0に接続することができれば、サーバ装置31のデータ
ベース32に対して仕様変更製品生成用プログラム9、
仕様変更用データ10、諸元値データ11、ユニット説
明用データ12をアクセスでき、記録媒体8の記録デー
タをインストールすることなく仕様変更製品生成用プロ
グラム9の処理を実行することができる。
【0129】つぎに図5のフローチャートを中心に図1
の主制御部1で実行される処理を説明する。
【0130】コンピュータ7で仕様変更生成用プログラ
ム9が起動されると、表示部5の画面上で「製品区分の
入力」が指示される。入力部4で「製品区分」の中から
たとえば「車両」を選択する操作(キー操作、クリック
操作)がなされると(ステップ101の判断YES)、
つぎに表示部5の画面上で「製品の入力」が指示され
る。入力部4で「製品」の中からたとえば「油圧ショベ
ル」を選択する操作がなされると(ステップ102の判
断YES)、つぎに表示部5の画面上で「クラスの入
力」が指示される。入力部4で「クラス」の中からたと
えば「中型」を選択する操作がなされると(ステップ1
03の判断YES)、つぎに表示部5の画面上で「機種
の入力」が指示される。入力部4で「機種」の中からた
とえば「P200」を選択する操作がなされると(ステ
ップ104の判断YES)、仕様変更用データ10、諸
元値データ11に基づいて「P200」の標準機の諸元
値(作業能力も含む)が表示部5の表示画面上のウイン
ドウ画面に諸元値一覧画面305として一覧表示され
る。このときの表示画面300を図8に示す。
【0131】図8の表示画面300上の諸元値一覧画面
305には、「P200」の標準機の諸元値が表示され
る。すなわち図4(c)に示すように標準機「P200
−001」に対して最大掘削深さ「6620mm」が対
応づけられているので、画面上の表示箇所304には、
「P200の最大掘削深さは6620mm」である旨が
表示される。
【0132】また図4(a)、(b)に示す計算式から
得られた機械質量(19100kg)、機体質量(14
880kg)等の諸元値が諸元値一覧画面305に表示
される。
【0133】またユニットコード「2EE001」のス
タンダードエンジンには定格出力「99.3kW」が対
応づけられているので、画面上の表示箇所303には、
「P200のエンジンの定格出力は99.3kW」であ
る旨が表示される。
【0134】同様にして「P300」という機種が選択
されたとすると、図8の表示画面300上の諸元値一覧
画面305には、「P300」の標準機の諸元値が表示
される(ステップ105)。
【0135】つぎに入力部4で「P200の仕様変更」
を選択する操作がなされると(ステップ106の判断Y
ES)、仕様変更データ10に基づいて図8の表示画面
300上にはウインドウ画面として仕様変更画面306
が表示される。仕様変更画面306には、選択された機
種「P200」の標準機について変更可能なユニットの
種類および仕様が全て表示される。ただし現在選択され
ているユニットの仕様には、他の仕様と識別する表示が
なされている。現在、標準機が選択されているので、標
準機を構成する「0.7m3バケット」は、表示箇所3
01に示すように、バケットの他の仕様と識別すべく特
定の色または特定のポイントまたは特定の字体等で表示
される。同様に標準機を構成する「スタンダードカウン
タウエイト」は、表示箇所302に示すように、カウン
ターウエイトの他の仕様(「カウンタウエイトレス(カ
ウンタウエイト無しの仕様)」)と識別すべく特定の色
等で表示される。
【0136】なお仕様変更画面306に「P200」全
体のユニットを表示するのではなく、「P200」を構
成する一部のユニットのみを表示させてもよい。
【0137】たとえば画面上の「最大掘削深さ」の表示
箇所にあるボタンがクリック操作される。この操作がな
されると、前述したように「最大掘削深さ」に対して
「ブーム」、「アーム」、「バケット」、「シュー」と
いうユニットの組合せが対応づけられているので(図4
(c))、図8の仕様変更画面306には最大掘削深さ
に関連したユニット「ブーム」、「アーム」、「バケッ
ト」、「シュー」の各仕様が表示されることになる。同
様に「定格出力」の表示箇所にあるボタンがクリック操
作されると、「定格出力」に関連するエンジンの各仕様
(スタンダードエンジン、オプションエンジン)が仕様
変更画面306に表示される(ステップ107)。
【0138】図8に示す表示画面300の表示内容に対
しては更に説明を画面上で要求することができる。この
場合は入力部4で「説明要求」を選択する操作を行う。
たとえば最大掘削深さの説明を要求する場合には、入力
部4で「最大掘削深さの説明要求」を選択する操作を行
う。たとえば画面上の最大掘削深さの表示箇所にあるボ
タンがクリック操作される。この操作がなされると、前
述したように「最大掘削深さ」に対して「0.7m3バ
ケットを装着した作業機械の作業範囲を説明する側面
図」のデータが対応づけられているので、図9に示すよ
うに表示画面300上のウインドウ画面には説明画面3
07として「0.7m3バケットを装着した作業機械の
作業範囲を説明する側面図」が表示される。この画面に
は「最大掘削深さ」がCにて図示されているので最大掘
削深さの意味を容易に了解することができる。同様にし
て最大掘削高さA、最大ダンプ高さB、最大垂直掘削深
さD、最大掘削半径F、最大床面掘削半径G、作業機最
小旋回半径Hの意味を説明画面307から図示にて容易
に了解することができる。
【0139】同様に「定格出力」の表示箇所のボタンが
クリック操作されると、「定格出力」に関連するエンジ
ンの説明が文章または図面または画像で説明画面307
に表示されることになる。たとえばエンジンの馬力線図
が画面上で図示される。
【0140】つぎに図10を参照してバケットの仕様を
変更する場合を例にとり説明する。
【0141】入力部4によって仕様変更画面306の中
から「のり面バケット」を選択すると(ステップ108
の判断YES)、「のり面バケット」の表示箇所308
が特定の色等で他の仕様と識別されるとともに、諸元値
一覧画面305の表示内容がのり面バケットに変更した
油圧ショベルP200に更新される。
【0142】すなわち図10の表示画面300上の諸元
値一覧画面305の表示箇所309は、「P200」の
仕様変更機「P200−008」(図4(c))に対応
する諸元値に変更される。たとえば図4(c)に示すよ
うに仕様変更機「P200−008」に対して8分最大
高さ「4935mm」等が対応づけられているので、表
示箇所309には、「P200の8分最大高さは493
5mm」である旨が表示される。また図4(a)、
(b)に示す計算式から得られた機械質量(19190
kg)等も仕様変更機「P200−008」に応じた値
に変更される。仕様変更機「P200−008」は標準
機「P200−001」に対してバケットがのり面バケ
ットに変更されているので、その分だけ機械質量が19
100kgから19190kgに変更されている。
【0143】更にエンジンの仕様がスタンダードエンジ
ンからオプションエンジンに変更された場合には、ユニ
ットコード「2EE002」のオプションエンジンには
定格出力「120kW」が対応づけられているので、画
面上には、「P200のエンジンの定格出力は120k
W」である旨が表示されることになる。
【0144】同様にして「P300」という機種の仕様
を変更すれば、図10の表示画面300上の諸元値一覧
画面305は、「P300」の仕様変更機の諸元値に変
更される(ステップ108の判断YES、ステップ10
9の判断NO、ステップ110)。
【0145】図10の表示画面300上の諸元値一覧画
面305は、「P200」の仕様変更機の諸元値と、同
じ中型クラスの機種「P300」の諸元値を同一画面上
に表示した場合を示している。しかし「P200」の仕
様を標準機から変更した場合に、「P200」の標準機
の諸元値をそのまま画面上に残し、「P200」の標準
機の諸元値と、「P200」の仕様変更機の諸元値を同
一画面上に表示させることもできる。これにより標準の
製品と仕様変更製品との比較を容易に行うことができ
る。
【0146】ところでステップ108で「スーパーロン
グフロント」と「のり面バケット」を選択したとする。
【0147】この場合には前述したように「スーパーロ
ングフロント」に対して「のり面バケット」の組合せが
可能であるというデータが記憶されているので、図10
の表示画面300上の諸元値一覧画面305には、「P
200」の標準機に対して作業機を「スーパーロングフ
ロント」と「のり面バケット」の組合せに変更した場合
の諸元値が表示される(ステップ108の判断YES、
ステップ109の判断NO、ステップ110)。
【0148】しかしステップ108で「スーパーロング
フロント」と「0.7m3バケット」を選択したとする
と、「スーパーロングフロント」に対して「0.7m3
バケット」の組合せは不可能であるというデータに基づ
いて、表示画面300上には「組合せ不可」である旨の
表示がなされる(ステップ108の判断YES、ステッ
プ109の判断YES、ステップ111)。したがって
この「組合せ不可」の表示に従い「関連禁止」にならな
いユニットの組合せを選択することが可能になる。
【0149】図10に示す表示画面300の表示内容に
対しては更に説明を画面上で要求することができる。こ
の場合は入力部4で「説明要求」を選択する操作を行
う。たとえば「のり面バケット」の説明を要求する場合
には、入力部4で「のり面バケットの説明要求」を選択
する操作を行う。たとえば画面上の「のり面バケット」
の表示箇所308のボタンがクリック操作される。この
操作がなされると、前述したように「のり面バケット」
に対して「のり面バケットの外観を説明する斜視図」、
「のり面バケットの特徴を説明する文章」のデータが対
応づけられているので、図11に示すように表示画面3
00上のウインドウ画面には説明画面310として「の
り面バケットの外観を説明する斜視図」、「のり面バケ
ットの特徴を説明する文章」が表示される。
【0150】同様に図10に示す表示画面300で8分
最大高さの説明を要求する場合には、入力部4で「8分
最大高さの説明要求」を選択する操作を行う。たとえば
画面上の8分最大高さの表示箇所にあるボタンがクリッ
ク操作される。この操作がなされると、前述したように
「8分最大高さ」に対して「のり面バケットを装着した
作業機械の作業範囲を説明する側面図」のデータが対応
づけられているので、図12に示すように表示画面30
0上のウインドウ画面には説明画面311として「のり
面バケットを装着した作業機械の作業範囲を説明する側
面図」が表示される。この画面には「8分最大高さ」が
Aにて図示されているので8分最大高さの意味を容易に
了解することができる。同様にして1割5分最大高さ
a、1割5分最大深さb、8分勾配最大のり面高さE、
1割5分最大のり面高さe、1割5分最大のり面深さf
等の意味を説明画面311から図示にて容易に了解する
ことができる。
【0151】建設機械では作業内容に応じてユニットの
仕様を変更することが一般的に行われる。
【0152】本実施形態ではユニットの仕様を選択する
に際して作業内容から絞り込むことができる。この場合
入力部4で「作業内容からのユニット紹介画面要求」を
選択する操作を行う。この操作がなされると、図13に
示すように表示画面300上のウインドウ画面にはユニ
ット紹介画面312として「一般土木作業」、「河川改
修作業」、「解体作業」、「道路工事」という各作業内
容が表示される。
【0153】そこで顧客の要望に応じて「河川改修作
業」の表示箇所のボタンを入力部4によって選択したと
する。すると前述したように「河川改修作業」という作
業内容に対応して「スーパーロングフロント」と「のり
面バケット」というユニットの仕様が対応づけられてい
るので、ユニット紹介画面312には「河川改修作業に
はスーパーロングフロントとのり面バケットが適合す
る」旨の表示がなされる。
【0154】図13に示す表示画面300の表示内容に
対しては更に説明を画面上で要求することができる。こ
の場合は入力部4で「説明要求」を選択する操作を行
う。たとえば「スーパーロングフロント」の説明を要求
する場合には、入力部4で「スーパーロングフロントの
説明要求」を選択する操作を行う。たとえば画面上の
「スーパーロングフロント」の表示箇所312bのボタ
ンがクリック操作される。この操作がなされると、前述
したように「スーパーロングフロント」に対して「スー
パーロングフロントを装着した作業機械が作業をしてい
る画像」、「スーパーロングフロントの特徴を説明する
文章」のデータが対応づけられているので、図14に示
すように表示画面300上のウインドウ画面には説明画
面313として「スーパーロングフロントを装着した作
業機械が作業をしている画像」、「スーパーロングフロ
ントの特徴を説明する文章」が表示される。
【0155】これらユニット紹介画面312、説明画面
313から、顧客は作業内容に適合するユニットの仕様
を容易かつ正確に知ることができ、ユニットの選択(ス
テップ108)を的確になし得る。
【0156】以上のように図5に示す実施形態によれ
ば、顧客に対して標準機に装着可能なユニットの種類お
よび仕様を正確かつ迅速に表示画面上で提示することが
できる。このため標準機から派生する仕様変更機の種類
が非常に多い場合であっても、標準機に装着できない仕
様のユニットを提示してしまうミスを防止することがで
きる。さらに本実施形態によれば仕様変更機の諸元値
を、メーカの設計部門に訊くことなく即座に顧客に提示
することができる。
【0157】つぎに顧客が要求する作業能力に見合った
仕様の仕様変更機を提示できる実施形態について図6の
フローチャートを中心に参照して説明する。
【0158】たとえば顧客が「油圧ショベルで最大59
50mmの掘削深さが欲しい」と要望したとする。この
表示部5の画面上で「作業能力優先」を選択すると、図
6に示す処理に移行される。すると表示部5の表示画面
上で「「製品区分」、「製品」、「クラス」、「機種」
のいずれかを入力せよ」との指示がなされる。そこで入
力部4で「製品」の中からたとえば「油圧ショベル」を
選択する操作(キー操作、クリック操作)がなされると
(ステップ201の判断YES)、つぎに表示部5の画
面上で「作業能力」の入力が指示される。入力部4で
「掘削深さ5950mm」のデータを入力する操作がな
されると(ステップ202の判断YES)、仕様変更用
データ10、諸元値データ11に基づいて「油圧ショベ
ルで最大掘削深さ5950mmに対応する仕様のユニッ
ト」が仕様変更画面306で識別表示されるとともに、
この仕様のユニットに変更された仕様変更機の諸元値が
諸元値一覧画面305に一覧表示される。
【0159】すなわち図4(c)に示すように諸元値
(最大掘削深さ5950mm)に対して、仕様変更機
(P200−002)が対応づけられているので、この
仕様変更機(P200−002)を構成するユニットの
種類および仕様つまり「モノブーム」(ユニットコード
2PA001)、「2.4mアーム」(ユニットコード
2PB002)、「0.7mm3バケット」(ユニット
コード2PF001)、「スタンダードシュー」(ユニ
ットコード2PX001)が図8の仕様変更画面306
に特定の色等で識別されて表示されることになる。また
仕様変更機(P200−002)の諸元値が諸元値一覧
画面305に一覧表示されることになる。この諸元値一
覧画面305には「最大掘削深さが5950mmであ
る」旨が表示されることになる。
【0160】なお実施形態では作業機の作業能力のデー
タを入力しているが、エンジンの定格出力、機械質量等
の諸元値のデータを入力して、これに見合った仕様の仕
様変更機を表示画面上で生成することもできる。
【0161】以上のように図6に示す実施形態によれば
顧客が要求する諸元値(作業能力)の数値から、これに
見合った仕様の仕様変更製品を即座に提示することがで
きる。このため顧客が要求する諸元値(作業能力)に見
合った仕様の仕様変更製品を営業の現場で即座に提示す
るというセールス形態が可能になる。
【0162】なお表示部5の表示内容を適宜印刷して出
力部6から出力させてもよい。
【0163】つぎに仕様変更製品のデータを複数の端末
で共有して工場50における生産、サービス部門60に
おけるサービス活動等を効率よく行うことができる実施
形態について図2、図3を参照して説明する。
【0164】図2の営業部門40の端末41(図1のコ
ンピュータ7)の画面上で仕様変更機が生成され、この
生成された仕様変更機(標準機も含む)について顧客と
の間で受注の契約がなされると、受注を確定した旨のデ
ータが端末41に入力される。これにより機種(たとえ
ば「P200」)を示すデータおよび仕様変更機を構成
するユニットのうち標準機に対して仕様変更があったユ
ニットコード(たとえば「2PF003」)が、インタ
ーネット20を経由してサーバ装置31のデータベース
32に送信される。
【0165】そして受注が確定される毎に識別符号が付
けられてサーバ装置31のデータベース32に記憶され
る。
【0166】営業部門40の別の端末42で仕様変更機
の受注確定の入力操作がなされた場合も同様に受注が確
定される毎に識別符号が付けられてサーバ装置31のデ
ータベース32に記憶される。
【0167】図3はデータベース32の記憶内容を概念
的に示している。
【0168】端末41でP200の標準機の0.7m3
バケットをユニットコード「2PF003」ののり面バ
ケットに変更した仕様変更機の受注があった場合には、
機種「P200」の変更ユニットコード「2PF00
3」に対して受注番号「A001」が対応づけられて記
憶される。
【0169】同様に端末42でP200の標準機のスタ
ンダードエンジンをユニットコード「2EE002」の
オプションエンジンに変更した仕様変更機の受注があっ
た場合には、機種「P200」の変更ユニットコード
「2EE002」に対して受注番号「A002」が対応
づけられて記憶される。同様にして受注番号「A00
3」…が順次付与されていく。このデータベース32の
記憶内容は工場50の端末51と共有している。受注番
号のデータは宛先を工場50の端末51にして電子メー
ルによって送信される。これにより工場50に仕様変更
機の生産発注がなされる。
【0170】工場50の端末51は、受注番号「A00
1」、「A002」、「A003」…に対応づけられた
変更ユニットコードに従い生産を迅速かつ効率よく行う
ことができる。すなわち前述したようにユニットコード
はユニットの詳細構造、設計変更内容、製造時期等を特
定するコードであり、部品番号として機能する。このた
め図2に示すように受注番号「A001」、「A00
2」、「A003」…に対応づけられたユニットコード
に基づいて生産に必要となる部品83を運搬車82によ
って工場50に納入させることができる。
【0171】こうして受注番号「A002」に対して機
番「80」が対応づけられた油圧ショベル80が生産さ
れ、受注番号「A001」に対して機番「81」が対応
づけられた油圧ショベル81が生産される。受注番号に
機番を対応づけたデータは宛先をサービス部門60の端
末61にして電子メールによって送信される。受注番号
に機番を対応づけたデータをデータベース32に記憶さ
せてもよい。
【0172】サービス部門60では油圧ショベル80、
81の点検、整備が行われる。この場合油圧ショベルの
仕様が標準機に対して変更されていれば変更内容に応じ
た点検、整備を行う必要がある。
【0173】すなわち端末61から機番「80」に対応
する受注番号「A002」を示すデータを入力すると、
データベース32から、受注番号「A002」に対応す
るユニットコード「2EE002(オプションエンジ
ン)」を取り出すことができる。このためサービス部門
60のサービスマンは、機番「80」の油圧ショベル8
0のエンジンはスタンダードエンジン(ユニットコード
「2EE001」)からオプションエンジン(ユニット
コード「2EE002」)に変更されていることを端末
61からリアルタイムに確認することができる。従って
オプションエンジンに見合った点検、整備を迅速に行う
ことができる。またデータベース32の記憶内容は、仕
様変更を行った営業部門40の端末41から入力された
データであるので、極めて正確なデータである。このた
めエンジンのオーバーホールなどのサービス活動を、仕
様変更内容に応じて的確に行うことができる。
【0174】油圧ショベル80のエンジンがオプション
エンジンからスタンダードエンジンに戻されたとする。
この場合営業部門40の端末41を介してデータベース
32の記憶データが更新される。すなわち端末41で入
力操作がなされ、受注番号「A002」に対応づけられ
ているユニットコード「2EE002(オプションエン
ジン)」が、ユニットコード「2EE001(スタンダ
ードエンジン)」に書き換えられる。
【0175】このためサービス部門60の端末61から
機番「80」に対応する受注番号「A002」を示すデ
ータを入力すれば、機番「80」の油圧ショベル80の
エンジンはスタンダードエンジン(ユニットコード「2
EE001」)に戻されていることをリアルタイムに確
認することができる。従って標準機の仕様に見合った点
検、整備を迅速かつ的確に行うことができる。
【0176】またユニットコードに対応づけてサービス
データを記憶させておくこともできる。このサービスデ
ータは図1の記録媒体8に仕様変更用データ10ととも
に格納されるか、サーバ装置31のデータベース32に
仕様変更用データ10とともに記憶される。
【0177】たとえばユニットコード「2EE002
(オプションエンジン)」に対応して、エンジンのオー
バーホール時期、ピストンの限度値等のサービスデータ
を記憶させておくことができる。
【0178】このためサービス部門60の端末61の表
示画面上でオプションエンジンを指示すれば、オプショ
ンエンジンに対応するオーバーホール時期、ピストンの
限度値等のサービス情報を容易に知ることができる。
【0179】油圧ショベル81のサービスを行う場合も
同様であり、機番「81」に対応する受注番号「A00
1」のデータをサービス部門60の端末61から入力す
れば、その時点で受注番号「A001」に対応づけられ
ているユニットコード「2PF003(のり面バケッ
ト)」、「2PF001(0.7m3バケット)」をそ
れぞれ取り出すことができ、「のり面バケット」、
「0.7m3バケット」に見合った点検、整備を迅速か
つ的確に行うことができる。
【0180】なおデータベース32の記憶データの書き
換えは、書き換え内容に応じて特定の端末のみに行わせ
ることができる。これは各端末にデータベース32の書
き換えを許容する認証プロセスを経る条件を課すことで
実現される。
【0181】ユニットに関して設計変更があった場合に
はデータベース32に格納された仕様変更用データ1
0、諸元値データ11等を、インターネット20を経由
して書き換えることができる。
【0182】たとえば油圧ショベルP200ののり面バ
ケットの構成部品、形状、大きさ等が設計変更により変
更されたとする。
【0183】この場合設計部門90の端末91を介して
データベース32の記憶データが更新される。すなわち
端末91で入力操作がなされ、のり面バケットに対応づ
けられているユニットコード「2PF003(設計変更
前のユニットコード)」が、ユニットコード「2PF0
13(設計変更後のユニットコード)」に書き換えられ
る。このため以後は新しいユニットコード「2PF01
3」を用いて、顧客からの仕様変更機の受注、工場50
への仕様変更機の発注、サービス部門60でのサービス
が的確に行われる。このため旧型ののり面バケットを装
着した油圧ショベルP200を受注してしまうミスを防
止することができる。
【0184】また設計変更がなされる毎に、ユニットコ
ードが「2PF013」、「2PF023」、「2PF
033」…と書き換えられるので、ユニットコードの更
新履歴から設計変更の履歴を表示画面上で確認すること
もできる。
【0185】またデータベース32の記憶データは、建
設機械のメーカ内の端末のみならず、一般ユーザの端末
70からもアクセス可能としてもよい。
【0186】すなわち一般ユーザの端末70で図5に示
す処理あるいは図6で示す処理を実行することにより、
セールスマンと直接対面せずとも、仕様変更機の発注を
行うことが可能になる。
【0187】以上説明した実施形態では建設機械を例に
とり説明した。しかし本発明は標準の製品を構成する各
種類のユニットの仕様を変更することができる製品であ
れば任意の製品に適用することができる。たとえば一般
自動車、二輪車、航空機、住宅等に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の仕様変更製品生成装置をコンピ
ュータで実現したブロック図である。
【図2】図2は実施形態の仕様変更製品を管理するシス
テムを示す図である。
【図3】図3は図2に示すデータベースの記憶内容を概
念的に示す図である。
【図4】図4(a)、(b)、(c)は諸元値データの
内容を説明する図である。
【図5】図5は図1に示すコンピュータの主制御部で実
行される処理手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は図1に示すコンピュータの主制御部で実
行される処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図7は仕様変更用データの内容を説明する図で
ある。
【図8】図8は図1に示すコンピュータの表示部の表示
画面を例示した図である。
【図9】図9は図1に示すコンピュータの表示部の表示
画面を例示した図である。
【図10】図10は図1に示すコンピュータの表示部の
表示画面を例示した図である。
【図11】図11は図1に示すコンピュータの表示部の
表示画面を例示した図である。
【図12】図12は図1に示すコンピュータの表示部の
表示画面を例示した図である。
【図13】図13は図1に示すコンピュータの表示部の
表示画面を例示した図である。
【図14】図14は図1に示すコンピュータの表示部の
表示画面を例示した図である。
【符号の説明】
1 主制御部 2 記憶部 4 入力部 5 表示部 8 記録媒体 9 仕様変更製品生成用プログラム 10 仕様変更用データ 11 諸元値データ 12 ユニット説明用データ 20 インターネット(イントラネット) 31 サーバ装置 32 データベース 41、42、51、61、70、91 端末 80、81 油圧ショベル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準の製品を構成する各種類のユニッ
    トを、それぞれ異なる仕様のユニットに変更して標準製
    品に対して異なる仕様変更製品を、表示部上で模擬生成
    する仕様変更製品生成装置において、 標準の製品の種類毎に、変更が可能なユニットの種類お
    よび仕様を示すデータを対応づけて記憶する記憶手段
    と、 入力操作に応じて前記表示部の表示内容を変化させる入
    力操作手段と、 前記入力操作手段によって標準の製品の種類が選択され
    ると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された
    標準の製品について変更可能なユニットの種類および仕
    様を、前記表示部に表示させる表示制御手段とを具え、 前記入力操作手段によって、表示されたユニットの種類
    および仕様の中から、変更すべきユニットの種類および
    仕様を選択することによって、選択内容に応じた仕様変
    更製品を前記表示部上で模擬生成することを特徴とする
    仕様変更製品生成装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、ユニットの仕様毎
    に、諸元値を対応づけて記憶しており、 前記入力操作手段によって、ユニットの仕様が選択され
    ると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された
    仕様に対応する諸元値を、前記表示部に表示させる表示
    制御手段をさらに具えたことを特徴とする請求項1記載
    の仕様変更製品生成装置。
  3. 【請求項3】 前記製品は作業機械であり、 前記ユニットの諸元値は、作業機械の作業能力であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の仕様変更製品生成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段は、ユニットの仕様毎
    に、ユニットを説明する文章または図面または画像のデ
    ータを対応づけて記憶しており、 前記入力操作手段によって、ユニットの仕様が選択され
    ると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された
    仕様のユニットを説明する文章または図面または画像
    を、前記表示部に表示させる表示制御手段をさらに具え
    たことを特徴とする請求項1記載の仕様変更製品生成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記製品は、作業機械であり、 前記記憶手段は、ユニットの仕様毎に、適合する作業内
    容を対応づけて記憶しており、 前記入力操作手段によって、作業内容が選択されると、
    前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された作業内
    容に対応するユニットの種類および仕様を、前記表示部
    に表示させる表示制御手段をさらに具えたことを特徴と
    する請求項1記載の仕様変更製品生成装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、組合せが可能なユニ
    ットの組合せを示すデータを記憶しており、 前記入力操作手段によって、ユニットの組合せが選択さ
    れた場合に、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択
    されたユニットの組合せが、組合せ不可能である場合
    に、組合せ不可能であることを前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の仕様変更製品生成装
    置。
  7. 【請求項7】 標準の製品を構成する各種類のユニッ
    トを、それぞれ異なる仕様のユニットに変更して標準製
    品に対して異なる仕様変更製品を、表示部上で模擬生成
    する仕様変更製品生成装置において、 標準の製品の種類毎に、変更が可能なユニットの種類お
    よび仕様を示すデータを対応づけて記憶するとともに、
    変更が可能な仕様変更製品毎に、仕様変更製品の諸元値
    を対応づけて記憶する記憶手段と、 入力操作に応じて前記表示部の表示内容を変化させる入
    力操作手段と、 前記入力操作手段によって標準の製品の種類が選択され
    ると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された
    標準の製品について変更可能なユニットの種類および仕
    様を、前記表示部に表示させる第1の表示制御手段とを
    具え、 前記入力操作手段によって、表示されたユニットの種類
    および仕様の中から、変更すべきユニットの種類および
    仕様を選択することによって、選択内容に応じた仕様変
    更製品を表示部上で模擬生成し、 さらに、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記仕様
    変更製品に対応する諸元値を、前記表示部に表示させる
    第2の表示制御手段を具えたことを特徴とする仕様変更
    製品生成装置。
  8. 【請求項8】 前記製品は作業機械であり、 前記諸元値は、作業機械の作業能力であることを特徴と
    する請求項7記載の仕様変更製品生成装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の表示制御手段は、 標準の製品の諸元値と、仕様変更製品の諸元値とを同一
    画面上に表示させることを特徴とする請求項7記載の仕
    様変更製品生成装置。
  10. 【請求項10】 標準の製品を構成する各種類のユニ
    ットを、それぞれ異なる仕様のユニットに変更して標準
    製品に対して異なる仕様変更製品を、表示部上で模擬生
    成する仕様変更製品生成装置において、 仕様変更製品毎に、仕様変更製品を構成するユニットの
    種類および仕様と、仕様変更製品の諸元値を対応づけて
    記憶する記憶手段と、 入力操作に応じて前記表示部の表示内容を変化させる入
    力操作手段と、 前記入力操作手段によって、仕様変更製品に要求される
    諸元値を示すデータが入力されると、前記記憶手段の記
    憶内容に基づいて、要求される諸元値に対応する仕様変
    更製品を構成するユニットの種類および仕様を、前記表
    示部に表示させる表示制御手段とを具えたことを特徴と
    する仕様変更製品生成装置。
  11. 【請求項11】 前記製品は作業機械であり、 前記諸元値は、作業機械の作業能力であることを特徴と
    する請求項10記載の仕様変更製品生成装置。
  12. 【請求項12】 標準の製品を構成する各種類のユニ
    ットを、それぞれ異なる仕様のユニットに変更して標準
    製品に対して異なる仕様変更製品を、表示部上で模擬生
    成するとともに、これら模擬生成された複数の仕様変更
    製品を管理する仕様変更製品生成装置において、 標準の製品の種類毎に、変更が可能なユニットの種類お
    よび仕様を示すデータを対応づけて記憶する記憶手段
    と、 入力操作に応じて前記表示部の表示内容を変化させる入
    力操作手段と、 前記入力操作手段によって標準の製品の種類が選択され
    ると、前記記憶手段の記憶内容に基づいて、選択された
    標準の製品について変更可能なユニットの種類および仕
    様を、前記表示部に表示させる表示制御手段とを具え、 前記入力操作手段によって、表示されたユニットの種類
    および仕様の中から、変更すべきユニットの種類および
    仕様を選択することによって、選択内容に応じた仕様変
    更製品を前記表示部上で模擬生成し、 前記入力操作手段によって仕様変更製品を確定したこと
    が指示されると、確定した仕様変更製品に対して識別す
    る符号を付けて記憶するデータベースを、さらに具え、
    前記データベースの記憶内容に基づいて複数の仕様変更
    製品を管理することを特徴とする仕様変更製品生成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記表示部上で、仕様変更製品を構
    成するユニットの仕様が変更される毎に、変更内容に応
    じて、前記データベースの記憶内容を更新させることを
    特徴とする請求項12記載の仕様変更製品生成装置。
  14. 【請求項14】 前記データベースの記憶内容は、複
    数の端末装置で共有されることを特徴とする請求項12
    記載の仕様変更製品生成装置。
  15. 【請求項15】 標準の作業機械の種類毎に、変更が可
    能なユニットの種類が対応づけられ、前記ユニットの種
    類毎に、変更が可能な仕様が対応づけられているデータ
    構造が記録され、 前記データ構造に基づいて、標準の作業機械を構成する
    各種類のユニットを、それぞれ異なる仕様のユニットに
    変更して標準作業機械に対して異なる仕様変更作業機械
    を模擬生成するプログラムが記録された、コンピュータ
    読取可能な仕様変更製品生成用プログラム記録媒体。
  16. 【請求項16】 標準の作業機械の種類毎に、変更が可
    能なユニットの種類が対応づけられ、前記ユニットの種
    類毎に、変更が可能な仕様が対応づけられているデータ
    構造と、 標準の作業機械に対して変更が可能な仕様変更作業機械
    毎に、仕様変更作業機械の作業能力が対応づけられてい
    るデータ構造とが記録され、 前記データ構造に基づいて、標準の作業機械を構成する
    各種類のユニットを、それぞれ異なる仕様のユニットに
    変更して標準作業機械に対して異なる仕様変更作業機械
    を模擬生成するとともに、仕様変更作業機械が模擬生成
    された場合に、模擬生成された仕様変更作業機械の作業
    能力を出力し、または作業能力を要求する入力があった
    場合に、要求される作業能力に対応する仕様変更作業機
    械を構成するユニットの種類および仕様を出力するプロ
    グラムが記録された、 コンピュータ読取可能な仕様変更製品生成用プログラム
    記録媒体。
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