JP2001305562A - ガラス基板のシ−ル材硬化定盤への搬入出方法及びその装置 - Google Patents

ガラス基板のシ−ル材硬化定盤への搬入出方法及びその装置

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JP2001305562A
JP2001305562A JP2000121930A JP2000121930A JP2001305562A JP 2001305562 A JP2001305562 A JP 2001305562A JP 2000121930 A JP2000121930 A JP 2000121930A JP 2000121930 A JP2000121930 A JP 2000121930A JP 2001305562 A JP2001305562 A JP 2001305562A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス基板の仮止め用シ−ル材の塗布量を最
小限に抑え、且つシ−ル材硬化定盤に穴開け加工を行わ
ずに仮止めされたガラス基板をシ−ル材硬化定盤上に搬
入載置すると共に硬化処理の後シ−ル材硬化定盤上から
搬出することができるガラス基板のシ−ル材硬化定盤へ
の搬入出方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 搬入の際に、ガラス基板とシ−ル材硬化
定盤との間に気体を吹き入れてガラス基板をシ−ル材硬
化定盤から浮き上がらせた状態で吸着によるロ−ラ送り
込み搬送をさせ、搬出の際に、ガラス基板の一端上面を
吸着により持ち上げ、シ−ル材硬化定盤との間に隙間を
設けた後該隙間にイオン化したエヤ−を吹き入れて全面
を浮き上がらせることによって除電を行い、吸着による
ロ−ラ引込み搬送をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
組立て工程において、貼合せ装置により仮止めされたガ
ラス基板をシ−ル材硬化定盤上に搬入載置し、シ−ル材
硬化処理を済ませた後、ガラス基板をシ−ル材硬化定盤
上から搬出する方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイ組立て工程で
は、貼合せ装置により仮止めされたガラス基板はシ−ル
材硬化工程に送られ、2枚のガラス基板間の隙間が所定
のギャップ平行度を得られた時点でシ−ル材を硬化させ
る硬化処理が行われる。このシ−ル材の硬化方法として
は、熱硬化方式と紫外線照射硬化方式の2方式があり、
熱硬化方式においては内部にヒ−タを埋め込んだ加熱定
盤が使用され、紫外線照射硬化方式では紫外線を透過す
る石英定盤が使用される。またそれぞれの定盤上にガラ
ス基板を載置し、シ−ル材硬化処理後定盤上からガラス
基板を取り出す方法としては、一般にガラス基板を上面
から多数の吸着パッドで吸着をして吊り上げて定盤上に
載置あるいは定盤上から取り出す上面吸着搬送方式と、
ガラス基板を下面から搬送ア−ムで持ち上げて、定盤を
貫通して上昇したリフトピンに移し替え、リフトピンが
下降して定盤上にガラス基板を載置あるいは定盤上から
取り出すリフトピン方式の2方式がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の上面吸着
搬送方式では、搬送途中において2枚のガラス基板の仮
止めがガラス基板自身の質量で剥がれてしまい、処理
(搬送)できるガラス基板のサイズが限定される。この
問題を解決するためにはシ−ル材の塗布量を増やしたり
塗布個所を増加させたりして接着強度を上げればよい
が、一旦硬化した仮止め用シ−ル材は加熱あるいは紫外
線照射をしても軟化せずガラス基板間の突支え棒にな
り、この部分が他の部分よりもギャップが10μm程度
広くなってしまいギャップ平行度に悪影響を及ぼす。こ
のためガラス基板上面吸着搬送を行うために仮止め用シ
−ル材の数量を増やすのは望ましくない。さらに上記の
リフトピン方式は、定盤にリフトピン昇降用の穴を開け
るが、ガラス基板を加圧する際にこの穴の部分だけが圧
力が掛からずこの部分のギャップが広くなってギャップ
平行度に悪影響を及ぼす。このため定盤にリフトピン昇
降用の穴を開けるのは望ましくない。
【0004】本発明は上記の問題に鑑みて成されたもの
であって、ガラス基板の仮止め用シ−ル材の塗布量を最
小限に抑え、且つシ−ル材硬化定盤に穴開け加工を行わ
ずに仮止めされたガラス基板をシ−ル材硬化定盤上に搬
入載置すると共に硬化処理の後シ−ル材硬化定盤上から
搬出することができるガラス基板のシ−ル材硬化定盤へ
の搬入出方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明におけるガラス基板のシ−ル材硬化定盤への
搬入出方法は、仮止めをしたガラス基板をシ−ル材硬化
定盤上に搬入し、シ−ル材硬化処理をした後シ−ル材硬
化定盤上のガラス基板を搬出させる方法であって、前記
ガラス基板の搬入の際に、ガラス基板とシ−ル材硬化定
盤との間に気体を吹き入れて気体膜を形成してガラス基
板をシ−ル材硬化定盤から浮き上がらせた状態で上側ガ
ラス基板吸着によるロ−ラ送り込み搬送をさせ、前記シ
−ル材硬化処理済ガラス基板の搬出の際に、ガラス基板
の一端上面を吸着引き上げにより持ち上げ、ガラス基板
とシ−ル材硬化定盤との間に隙間を設けた後該隙間に正
負にイオン化したエヤ−を吹き入れて気体膜を形成して
ガラス基板全面を浮き上がらせることによってガラス基
板及びシ−ル材硬化定盤表面に帯電した電荷を逆極性の
イオンで中和し除電を行い、上側ガラス基板吸着による
ロ−ラ引込み搬送をさせることを特徴とするものであ
る。
【0006】また本発明におけるガラス基板のシ−ル材
硬化定盤への搬入出装置は、ガラス基板を搬送させるロ
−ラを中央部に配置し、該ロ−ラを跨ぐ門形構造の移動
フレ−ムを搬送させるロ−ラを左右両外側に配置すると
共に両ロ−ラ間にガイドを設けた一軸多数ロ−ラ構成の
正逆回転ロ−ラコンベヤの搬送端外側に仮止めガラス基
板のシ−ル材硬化定盤を前記正逆回転ロ−ラコンベヤの
搬送面よりも若干低くして配置し、前記移動フレ−ムの
シ−ル材硬化定盤寄り前方に複数の吸着パッドを間隔を
おくと共に昇降可能にして取付け、かつ除電用エヤ−ノ
ズルを前記吸着パッドにより吸着したガラス基板の端面
下部に向けて下降傾斜させて取付け、前記正逆回転ロ−
ラコンベヤの搬入出口寄り下方に前記移動フレ−ムの押
し上げ機を配設すると共に正逆回転ロ−ラコンベヤのシ
−ル材硬化定盤寄り下方に、ガラス基板停止用のストッ
パを配設し、前記正逆回転ロ−ラコンベヤとシ−ル材硬
化定盤との間位置にシ−ル材硬化定盤上のガラス基板の
下面に向かって上昇傾斜させて気体吹き付けノズルを取
付け、さらに前記シ−ル材硬化定盤におけるガラス基板
の移動方向に交差する方向の両外側上方に、複数のノズ
ルを間隔をおいて配置すると共に対向移動可能にして設
けたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。装置は正逆回転ロ−ラコンベ
ヤA、シ−ル材硬化定盤B及び移動フレ−ムCが組み合
わされたものとなっており、該正逆回転ロ−ラコンベヤ
Aは次のような構成にされている。コンベヤフレ−ム
1、1間に多数の回転軸2、2が間隔をおいて回転可能
に支持されていて、各回転軸2、2はプ−リ3、3及び
タイミングベルト4を介して正逆回転モ−タ5に連結さ
れている。
【0008】また回転軸2、2にはガラス基板Pを搬送
すると共に撓みを防止するロ−ラ6、6が100〜15
0mmピッチでガラス基板サイズに応じて複数個取付け
られており、このロ−ラ6、6の外側にはガラス基板P
の横ずれ防止のためのガイド7、7が取付けられ、さら
にガイド7、7の外側には移動フレ−ムCを搬送するた
めのロ−ラ6A、6Aが左右2個づつと、その外側には
移動フレ−ムCの横ずれ防止のためのガイド7A、7A
が取付けられている。
【0009】また移動フレ−ムCは、全体が門形構造
(図3参照)を成し、左右の脚8、8が移送板9、9上
に固定されており、移送板9、9が前記ロ−ラ6A、6
A上に載せられている。該移動フレ−ムCの天井部には
シ−ル材硬化定盤Bの方向に突出すると共に左右に適当
な間隔をおいて取り付けた複数の取付けフレ−ム10、
10を介してシリンダ11、11が下向きにして取り付
けられ、該シリンダ11、11の下端には取付け板1
2、12を介して吸着パッド13、13が下向きにして
取り付けられている。なお吸着パッド13、13は、図
5に示すようにシリンダ11、11に取付け板12、1
2を介して固定されたホルダ13A、13Aの内径に貫
通し且つホルダ13Aに固定されていない配管シャフト
13Bと共に上下動する。また吸着パッド13、13は
真空発生器14に連通されている。
【0010】さらに中央の吸着パッド13の背後位置
(移動フレ−ムC本体側)には、通過するエヤ−をイオ
ナイザ−によって正負にイオン化する除電機構を有する
除電用エヤ−ノズル15がノズル先端をガラス基板搬送
面に対し30〜60度下方に傾斜させて取付けられてい
る。なお除電用エヤ−ノズル15は圧縮空気発生器16
に連通され、0.3〜0.8MPa(好ましくは0.5
MPa)の圧縮エヤ−を吹き付けるようにされている。
【0011】さらに正逆回転ロ−ラコンベヤAにおける
移動フレ−ムCに対応する下方には移動フレ−ムCを正
逆回転ロ−ラコンベヤAから持ち上げる押し上げ機17
が、また正逆回転ロ−ラコンベヤAのシ−ル材硬化定盤
B寄り位置下方にはガラス基板Pの移動停止用のストッ
パ18がそれぞれ昇降可能にして配設されている。また
正逆回転ロ−ラコンベヤAの終端外側にはシ−ル材硬化
定盤Bがその上面を正逆回転ロ−ラコンベヤAの搬送面
よりも2〜3mm低くして配置されている。
【0012】またシ−ル材硬化定盤Bの左右両外側上部
には図4に示すように横向シリンダ19、19がフレ−
ム20、20を介して対向して設けられており、各横向
シリンダ19、19のピストンロッド先端部には、マニ
ホ−ルド21、21が取り付けられている。各マニホ−
ルド21、21の下部には、L字状を成した複数のノズ
ル22、22が所定の間隔をおいて連通されていると共
にその水平部がシ−ル材硬化定盤B上面から0.5mm
程度の隙間を持つようにされている。なお各ノズル2
2、22は、各横向シリンダ19、19の伸長作動によ
りガラス基板Pの端面から内側へ10mm程度差し込み
され、縮引作動によりガラス基板Pの端面から外れるよ
うにされている。また各マニホ−ルド21、21は前記
圧縮空気発生器16に連通され、0.3〜0.8MPa
(好ましくは0.5MPa)の圧縮エヤ−をノズル2
2、22から吹き出すようにされている。
【0013】さらに前記正逆回転ロ−ラコンベヤAの終
端中央部には、シ−ル材硬化定盤B上面端部に向けて3
0〜60度上昇傾斜させた気体吹き付けノズル23が設
けられていて、該気体吹き付けノズル23は前記圧縮空
気発生器16に連通され、0.3〜0.8MPa(好ま
しくは0.5MPa)の圧縮エヤ−を吹き付けるように
されている。なお前記除電用エヤ−ノズル15及び気体
吹き付けノズル23は、内径1mm程度の吹き出し口を
1.5mmピッチ程度で50〜100mm程度直列にガ
ラス基板Pと平行に配置するか、幅1mm程度で長さ5
0〜100mm程度の吹き出し口をガラス基板Pと平行
に配置するのが望ましい。
【0014】このように構成されたものの作動を説明す
る。正逆回転ロ−ラコンベヤAにガラス基板Pが載せら
れていない状態で、移動フレ−ムCを正逆回転ロ−ラコ
ンベヤAの所定位置(左端位置)に位置決めして押し上
げ機17が上昇作動して移動フレ−ムCを持ち上げた
後、ストッパ18が上昇される。次に仮止めした2枚の
ガラス基板Pを図示されない貼合せ装置から正逆回転ロ
−ラコンベヤAの左端中央部に搬入し、ガラス基板Pが
ストッパ18に当たって位置決めされた後、押し上げ機
17を下降作動させ、移動フレ−ムCを正逆回転ロ−ラ
コンベヤA上に載せ替え、ストッパ18を下降させる。
【0015】次に移動フレ−ムCに取り付けられた吸着
パッド13、13を、ガラス基板Pのシ−ル材硬化定盤
Bへの搬入方向とは反対(図1、2で左側)の辺の端か
ら10〜20mm程度の位置にシリンダ11、11を下
降作動させて吸着パッド13、13をガラス基板Pに密
着させ、真空発生器14を作動させて真空吸引を行い、
吸着パッド13、13によってガラス基板Pを吸着す
る。この際シリンダ11、11の下方への押し付け力が
吸着パッド13、13を介してガラス基板Pに掛からな
いように吸着パッド13、13はガラス基板Pに接触し
た時点で、シリンダ11、11に取付け板12、12を
介して固定されたホルダ−13A、13Aの内径に貫通
し且つホルダ−13A、13Aに固定されていない配管
シャフト13B、13Bと共に余分なストロ−ク分スラ
イドする(図5参照)。このためガラス基板Pには吸着
パッド13、13の自重(数十グラム)が作用するだけ
でよけいな外力が作用しないためガラス基板Pの相互の
ずれが防止される。
【0016】この状態で正逆回転モ−タ5が正回転作動
して各回転軸2、2を正回転させ、ガラス基板Pと移動
フレ−ムCを移送させる。ガラス基板Pと移動フレ−ム
Cは同一径のロ−ラ6、6Aによって送られるため両者
の移動スピ−ドは同一であり、吸着パッド13、13が
上側のガラス基板を水平方向に引きずる力が作用するの
を防止し、ガラス基板Pの相互のずれが防止される。こ
のようにしてガラス基板Pは搬送されるにつれ正逆回転
ロ−ラコンベヤAを外れ、シ−ル材硬化定盤B上に移行
してゆく。
【0017】この際ガラス基板P下面(ロ−ラ6の搬送
面)とシ−ル材硬化定盤B上面間に設けられた2〜3m
mの隙間に気体吹き付けノズル23を介して0.3〜
0.8MPaの圧縮エヤ−が吹き付けられてガラス基板
Pとシ−ル材硬化定盤Bの間に気体膜が形成され、ガラ
ス基板Pはシ−ル材硬化定盤B上から3mm程度浮き上
がる。さらに、この3mm程度の隙間には、横向シリン
ダ19、19の作動によりノズル22、22を前進させ
てガラス基板P端面から10mm程度差し込み、0.3
〜0.8MPaの圧縮エヤ−を吹き付ける。
【0018】ガラス基板Pが正逆回転ロ−ラコンベヤA
から完全に外れシ−ル材硬化定盤B上方に移行すると気
体吹き付けノズル23からの吹き付けエヤ−は作用しな
くなるがノズル22、22からの吹き付けエヤ−により
浮き上がった状態を維持される。一方、ガイド7、7に
よって規制されていたガラス基板Pの進行方向左右への
ずれはガラス基板P上面に吸着された吸着パッド13、
13を介して移動フレ−ムCによって規制される。
【0019】さらにガラス基板Pがシ−ル材硬化定盤B
上に載置される所定位置に到達すると正逆回転モ−タ5
の作動が停止され、移動フレ−ムCの進行を停止させ
る。次にノズル22、22への圧縮エヤ−の供給を停止
すると同時に横向シリンダ19、19が逆作動してガラ
ス基板Pの下部からノズル22、22を引出し、次に真
空発生器14による吸引を停止し、シリンダ11、11
を上昇作動させ、吸着パッド13、13をガラス基板P
から引き離した後正逆回転モ−タ5が逆回転作動して移
動フレ−ムCを移動させ、吸着パッド13、13をシ−
ル材硬化定盤B上から退避させる。これによりガラス基
板Pはシ−ル材硬化定盤Bの所定位置に載置される。
【0020】次にシ−ル材硬化定盤B上のガラス基板P
がシ−ル材硬化処理を終えると、正逆回転モ−タ5が正
回転されて移動フレ−ムCを、上記ガラス基板Pをシ−
ル材硬化定盤B上に載置した際の停止位置まで移動さ
せ、吸着パッド13、13によりガラス基板Pの吸着を
行う。次にシリンダ11、11を上昇作動させることに
より吸着パッド13、13を介してガラス基板Pを数m
m(好ましくは2mm)上昇させガラス基板Pの一端を
持ち上げると同時にできた隙間に除電用エヤ−ノズル1
5から0.3〜0.8MPaの圧縮エヤ−を吹き付け、
気体膜を形成させてガラス基板P全面を浮き上がらせ
る。
【0021】この時、圧縮空気発生器16から除電用エ
ヤ−ノズル15を通る圧縮エヤ−はイオナイザ−により
正負にイオン化され、ガラス基板Pの下面及びシ−ル材
硬化定盤Bの上面に帯電した電荷を逆極性のイオンで中
和し除電する。次にガラス基板Pが浮き上がってシ−ル
材硬化定盤Bとの間にできた隙間にノズル22、22を
横向シリンダ19、19の伸長作動により前進差し込み
させ、0.3〜0.8MPaの圧縮エヤ−を吹き付け
る。この状態で正逆回転モ−タ5を逆回転作動させて移
動フレ−ムCをシ−ル材硬化定盤Bから離れる方向に移
動させる。これにより浮き上がっているガラス基板Pは
吸着パッド13、13を介して移動フレ−ムCに誘導さ
れて正逆回転ロ−ラコンベヤAに向かって移動する。
【0022】ガラス基板が移動し始めたら除電用エヤ−
ノズル15からのエヤ−供給を気体吹き付けノズル23
からのエヤ−供給に切り替える。ガラス基板Pは移動フ
レ−ムCの移動に伴ってシ−ル材硬化定盤Bから正逆回
転ロ−ラコンベヤA上に移行する。この際ガラス基板P
は気体吹き付けノズル23及びノズル22、22から吹
き付けられるエヤ−によって常に浮き上がりシ−ル材硬
化定盤Bとは非接触のまま正逆回転ロ−ラコンベヤAの
ロ−ラ6、6上に乗り移る。
【0023】移動フレ−ムCとガラス基板Pは正逆回転
ロ−ラコンベヤA上を移動し、移動フレ−ムCが押し上
げ機17の上方に位置した時点で正逆回転モ−タ5の作
動が停止される。その後、吸着パッド13、13の吸着
作用を解除し、シリンダ11、11を上昇作動させ、吸
着パッド13、13をガラス基板Pから引き離した後、
押し上げ機17が上昇作動して移動フレ−ムCを正逆回
転ロ−ラコンベヤAから浮き上がらせた状態にする。次
に正逆回転モ−タ5が再び逆回転作動してガラス基板P
のみを正逆回転ロ−ラコンベヤAにより移動させて次の
工程に搬出する。
【0024】なお本発明の実施の形態では、ノズル2
2、22及び気体吹き付けノズル23から吹き出される
気体としてはエヤ−を示したが、窒素ガスなどの気体で
あってもよく、窒素ガスなどの気体を使用する場合は、
圧縮空気発生器16とは別に気体供給源を設けることに
より対応できる。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、ガラス基板の搬入の際に、ガラス基板とシ−ル材硬
化定盤との間に気体を吹き入れて気体膜を形成してガラ
ス基板をシ−ル材硬化定盤から浮き上がらせた状態で上
側ガラス基板吸着によるロ−ラ送り込み搬送をさせ、前
記シ−ル材硬化処理済ガラス基板の搬出の際に、ガラス
基板の一端上面を吸着引き上げにより持ち上げ、ガラス
基板とシ−ル材硬化定盤との間に隙間を設けた後該隙間
に正負にイオン化したエヤ−を吹き入れて気体膜を形成
してガラス基板全面を浮き上がらせることによってガラ
ス基板及びシ−ル材硬化定盤表面に帯電した電荷を逆極
性のイオンで中和し除電を行い、上側ガラス基板吸着に
よるロ−ラ引込み搬送をさせるようにしたから、2枚の
ガラス基板の相互のずれがなくなると共にガラス基板に
余計な外力が作用しなくなり、仮止めシ−ル材の塗布量
を最小限に抑えることが可能で大きなサイズのガラス基
板でも移載が可能になる。またシ−ル材硬化定盤には一
切加工穴を設ける必要がなくなり、ギャップ平行度にな
んら影響を与えない。さらにシ−ル材硬化定盤からの搬
出の際に、吹き付けエヤ−をイオン化することによりガ
ラス基板の剥離帯電を除去できる等種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する装置全体を示す平面図であ
る。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】図1におけるY−Y矢視図である。
【図4】図1におけるZ−Z矢視図である。
【図5】吸着パッドスライド機構の作動説明図であっ
て、(イ)は吸着パッドがガラス基板を吸着していない
状態を示す。(ロ)は吸着パッドがガラス基板を吸着し
ている状態を示す。
【符号の説明】
A 正逆回転ロ−ラコンベヤ B シ−ル材硬化定盤 C 移動フレ−ム P ガラス基板 6 6A ロ−ラ 7 7A ガイド 13 吸着パッド 15 除電用エヤ−ノズル 17 押し上げ機 18 ストッパ 22 ノズル 23 気体吹き付けノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮止めをしたガラス基板をシ−ル材硬化
    定盤上に搬入し、シ−ル材硬化処理をした後シ−ル材硬
    化定盤上のガラス基板を搬出させる方法であって、前記
    ガラス基板の搬入の際に、ガラス基板とシ−ル材硬化定
    盤との間に気体を吹き入れて気体膜を形成してガラス基
    板をシ−ル材硬化定盤から浮き上がらせた状態で上側ガ
    ラス基板吸着によるロ−ラ送り込み搬送をさせ、前記シ
    −ル材硬化処理済ガラス基板の搬出の際に、ガラス基板
    の一端上面を吸着引き上げにより持ち上げ、ガラス基板
    とシ−ル材硬化定盤との間に隙間を設けた後該隙間に正
    負にイオン化したエヤ−を吹き入れて気体膜を形成して
    ガラス基板全面を浮き上がらせることによってガラス基
    板及びシ−ル材硬化定盤表面に帯電した電荷を逆極性の
    イオンで中和し除電を行い、上側ガラス基板吸着による
    ロ−ラ引込み搬送をさせることを特徴とするガラス基板
    のシ−ル材硬化定盤への搬入出方法。
  2. 【請求項2】 ガラス基板を搬送させるロ−ラ6、6を
    中央部に配置し、該ロ−ラ6、6を跨ぐ門形構造の移動
    フレ−ムCを搬送させるロ−ラ6A、6Aを左右両外側
    に配置すると共に両ロ−ラ6、6A間にガイド7、7を
    設けた一軸多数ロ−ラ構成の正逆回転ロ−ラコンベヤA
    の搬送端外側に仮止めガラス基板Pのシ−ル材硬化定盤
    Bを前記正逆回転ロ−ラコンベヤAの搬送面よりも若干
    低くして配置し、前記移動フレ−ムCのシ−ル材硬化定
    盤B寄り前方に複数の吸着パッド13、13を間隔をお
    くと共に昇降可能にして取付け、かつ除電用エヤ−ノズ
    ル15を前記吸着パッド13、13により吸着したガラ
    ス基板Pの端面下部に向けて下降傾斜させて取付け、前
    記正逆回転ロ−ラコンベヤAの搬入出口寄り下方に前記
    移動フレ−ムCの押し上げ機17を配設すると共に正逆
    回転ロ−ラコンベヤAのシ−ル材硬化定盤B寄り下方
    に、ガラス基板P停止用のストッパ18を配設し、前記
    正逆回転ロ−ラコンベヤAとシ−ル材硬化定盤Bとの間
    位置にシ−ル材硬化定盤B上のガラス基板Pの下面に向
    かって上昇傾斜させて気体吹き付けノズル23を取付
    け、さらに前記シ−ル材硬化定盤Bにおけるガラス基板
    Pの移動方向に交差する方向の両外側上方に、複数のノ
    ズル22、22を間隔をおいて配置すると共に対向移動
    可能にして設けたことを特徴とするガラス基板のシ−ル
    材硬化定盤への搬入出装置。
  3. 【請求項3】 前記除電用エヤ−ノズル15及び気体吹
    き付けノズル23のノズル角度が水平状態のガラス基板
    Pの搬送面に対し30〜60度にされていることを特徴
    とする請求項2記載のガラス基板のシ−ル材硬化定盤へ
    の搬入出装置。
  4. 【請求項4】 前記シ−ル材硬化定盤B上面の高さが前
    記正逆回転ロ−ラコンベヤAの搬送面高さより2〜3m
    m低くされていることを特徴とする請求項2又は3のい
    ずれかに記載のガラス基板のシ−ル材硬化定盤への搬入
    出装置。
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