JP2001304648A - 空気調和装置の消費エネルギー削減装置 - Google Patents
空気調和装置の消費エネルギー削減装置Info
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- JP2001304648A JP2001304648A JP2000123766A JP2000123766A JP2001304648A JP 2001304648 A JP2001304648 A JP 2001304648A JP 2000123766 A JP2000123766 A JP 2000123766A JP 2000123766 A JP2000123766 A JP 2000123766A JP 2001304648 A JP2001304648 A JP 2001304648A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】空気調和装置において、室内温度と冷暖房機の
設定温度との間の温度差が冷暖房機の能力以上にあった
り、室内空気が漏洩していても、電力消費の抑制と装置
の寿命短縮の防止ができる技術を提供する。 【解決手段】空気調和装置において、冷暖房機と、冷暖
房機の動作を制御する動作制御部と、室内温度検出部と
を備え、所定設定時間内に室内温度が所望設定温度に到
達しない場合、設定温度を設定時間における室内温度に
近い値の補正設定温度に自動的に補正し、あるいは室内
温度と設定温度または室内温度と補正設定温度の差の大
きさに応じて設定時間の長さを変化させ、あるいは補正
設定温度の値及び設定時間の長さを共に自動的に変化さ
せて、消費エネルギーを削減する。またその状態を告知
する。
設定温度との間の温度差が冷暖房機の能力以上にあった
り、室内空気が漏洩していても、電力消費の抑制と装置
の寿命短縮の防止ができる技術を提供する。 【解決手段】空気調和装置において、冷暖房機と、冷暖
房機の動作を制御する動作制御部と、室内温度検出部と
を備え、所定設定時間内に室内温度が所望設定温度に到
達しない場合、設定温度を設定時間における室内温度に
近い値の補正設定温度に自動的に補正し、あるいは室内
温度と設定温度または室内温度と補正設定温度の差の大
きさに応じて設定時間の長さを変化させ、あるいは補正
設定温度の値及び設定時間の長さを共に自動的に変化さ
せて、消費エネルギーを削減する。またその状態を告知
する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和装置の消費
エネルギー削減装置に関するものである。更に詳述する
と、冷房あるいは暖房装置における所望の設定温度の値
や予め設定された設定時間の値を、室内温度と設定温度
との関係から自動的に変化させて空気調和装置の消費エ
ネルギーを削減する装置に関するものである。
エネルギー削減装置に関するものである。更に詳述する
と、冷房あるいは暖房装置における所望の設定温度の値
や予め設定された設定時間の値を、室内温度と設定温度
との関係から自動的に変化させて空気調和装置の消費エ
ネルギーを削減する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、空気調和装置の消費電力を削減す
るために、次のような技術がある。例えば、特許第２７
３９８６５号には、室内側制御部に運転開始後一定時間
の間に室温センサにより検出された室温から、室温の変
化率を算出する手段を設け、室温の変化率が予め設定し
た変化率の設定値を上回る場合に、圧縮機の運転周波数
を最低運転周波数に切り換える温度ゾーンを下方に一定
温度だけ下げて設定し、同温度ゾーンに対応して圧縮機
の運転周波数を変えて圧縮機を運転制御することによ
り、暖房運転開始後の室温の上がり過ぎを抑え、室温の
安定性を確保すると共に省電力を図る技術が開示されて
いる。
るために、次のような技術がある。例えば、特許第２７
３９８６５号には、室内側制御部に運転開始後一定時間
の間に室温センサにより検出された室温から、室温の変
化率を算出する手段を設け、室温の変化率が予め設定し
た変化率の設定値を上回る場合に、圧縮機の運転周波数
を最低運転周波数に切り換える温度ゾーンを下方に一定
温度だけ下げて設定し、同温度ゾーンに対応して圧縮機
の運転周波数を変えて圧縮機を運転制御することによ
り、暖房運転開始後の室温の上がり過ぎを抑え、室温の
安定性を確保すると共に省電力を図る技術が開示されて
いる。
【０００３】また、特開平４−３６３５３２号公報に
は、運転開始時に室温と設定温度との差に応じて当該室
温が設定温度に達するまでの目安時間を決定し、運転開
始後に室温と設定温度との差を検出し、その検出結果に
基ずいて運転開始時の空調能力を補正し、室温を目安時
間に設定温度に到達させ、運転開始時に室温が設定温度
に達するまでの時間が、季節による外気温等の条件の変
化に拘らず、早くなって省電力及び空調の快適性を高め
る技術が開示されている。
は、運転開始時に室温と設定温度との差に応じて当該室
温が設定温度に達するまでの目安時間を決定し、運転開
始後に室温と設定温度との差を検出し、その検出結果に
基ずいて運転開始時の空調能力を補正し、室温を目安時
間に設定温度に到達させ、運転開始時に室温が設定温度
に達するまでの時間が、季節による外気温等の条件の変
化に拘らず、早くなって省電力及び空調の快適性を高め
る技術が開示されている。
【０００４】更にまた、特開平４−３６３５３３号公報
には、設定時刻の一定時間前に室内温度と室外温度を検
出し、室外温度と室内温度の設定値と検出値の差から所
定の関係式により空気調和機の事前運転開始時刻を求
め、同時刻より空気調和機の運転を開始し設定時刻に一
致するように制御する技術が開示されている。
には、設定時刻の一定時間前に室内温度と室外温度を検
出し、室外温度と室内温度の設定値と検出値の差から所
定の関係式により空気調和機の事前運転開始時刻を求
め、同時刻より空気調和機の運転を開始し設定時刻に一
致するように制御する技術が開示されている。
【０００５】このような従来の空気調和装置において
は、冷暖房機の最大能力の運転にも係わらず、所望の設
定温度に達しないことがある。即ち、部屋の室内温度と
冷房機や暖房機の設定温度との間の温度差が冷房機の冷
房能力や暖房機の暖房能力以上にあり過ぎたり、あるい
は部屋のドアや窓の締め忘れ等により空気が漏洩して、
冷房機や暖房機を最大能力状態で連続運転しているにも
係わらず、何時まで経っても設定温度に到達しないこと
があり、空気調和装置の消費電力が非常に多くなり、ま
た、装置の長時間にわたる最大能力運転による装置の寿
命の短縮等の問題がある。
は、冷暖房機の最大能力の運転にも係わらず、所望の設
定温度に達しないことがある。即ち、部屋の室内温度と
冷房機や暖房機の設定温度との間の温度差が冷房機の冷
房能力や暖房機の暖房能力以上にあり過ぎたり、あるい
は部屋のドアや窓の締め忘れ等により空気が漏洩して、
冷房機や暖房機を最大能力状態で連続運転しているにも
係わらず、何時まで経っても設定温度に到達しないこと
があり、空気調和装置の消費電力が非常に多くなり、ま
た、装置の長時間にわたる最大能力運転による装置の寿
命の短縮等の問題がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、部屋の室内
温度と冷房機や暖房機の設定温度との間の温度差が冷房
機の冷房能力や暖房機の暖房能力以上にあり過ぎたり、
あるいは部屋のドアや窓の締め忘れ等により空気が漏洩
して、冷房機や暖房機を最大能力で連続運転しているに
も係わらず、設定温度に到達せず、そのため空気調和装
置の消費電力が多くなったり、また、長時間の最大能力
運転による装置の寿命の短縮等の問題がある。このよう
な問題を解決できる装置を提供する。
温度と冷房機や暖房機の設定温度との間の温度差が冷房
機の冷房能力や暖房機の暖房能力以上にあり過ぎたり、
あるいは部屋のドアや窓の締め忘れ等により空気が漏洩
して、冷房機や暖房機を最大能力で連続運転しているに
も係わらず、設定温度に到達せず、そのため空気調和装
置の消費電力が多くなったり、また、長時間の最大能力
運転による装置の寿命の短縮等の問題がある。このよう
な問題を解決できる装置を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項１に記載の空気調和装置の消費エネルギー削減
装置は、冷房機あるいは暖房機と、その冷房機あるいは
暖房機の動作を制御する動作制御部と、冷房機あるいは
暖房機により制御される部屋の室内温度を検出する室内
温度検出部とを備えており、室内温度検出部の検出温度
と前記冷房機あるいは暖房機の設定温度との間の温度差
が冷房機の冷房能力あるいは暖房機の暖房能力以上に、
温度差があり過ぎることにより、あるいは前記部屋のド
アや窓の開放等による空気の漏洩により、冷房機あるい
は暖房機の運転の際、設定時間内に前記設定温度に到達
しない場合、前記設定温度を前記設定時間における前記
室内温度に近い値の補正設定温度に自動的に補正してい
る。
に請求項１に記載の空気調和装置の消費エネルギー削減
装置は、冷房機あるいは暖房機と、その冷房機あるいは
暖房機の動作を制御する動作制御部と、冷房機あるいは
暖房機により制御される部屋の室内温度を検出する室内
温度検出部とを備えており、室内温度検出部の検出温度
と前記冷房機あるいは暖房機の設定温度との間の温度差
が冷房機の冷房能力あるいは暖房機の暖房能力以上に、
温度差があり過ぎることにより、あるいは前記部屋のド
アや窓の開放等による空気の漏洩により、冷房機あるい
は暖房機の運転の際、設定時間内に前記設定温度に到達
しない場合、前記設定温度を前記設定時間における前記
室内温度に近い値の補正設定温度に自動的に補正してい
る。
【０００８】請求項２に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置は、請求項１において、前記設定時間の
経過後にも前記補正設定温度に達しない場合、設定時間
における室内温度に近い第２、第３の補正設定温度に順
次前記補正設定温度を自動的に変化させるようにしてい
る。
ルギー削減装置は、請求項１において、前記設定時間の
経過後にも前記補正設定温度に達しない場合、設定時間
における室内温度に近い第２、第３の補正設定温度に順
次前記補正設定温度を自動的に変化させるようにしてい
る。
【０００９】請求項３に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置は、請求項１あるいは２において、窓や
ドア等の開放による室内空気の漏洩注意を告知するよう
にしている。
ルギー削減装置は、請求項１あるいは２において、窓や
ドア等の開放による室内空気の漏洩注意を告知するよう
にしている。
【００１０】請求項４に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置は、請求項１あるいは２において、設定
温度を制御して消費エネルギーを削減する消費エネルギ
ー削減状態に入っていることを表示するようにしてい
る。
ルギー削減装置は、請求項１あるいは２において、設定
温度を制御して消費エネルギーを削減する消費エネルギ
ー削減状態に入っていることを表示するようにしてい
る。
【００１１】請求項５に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置は、請求項１あるいあは２において、室
内温度と設定温度あるいは室内温度と補正設定温度の差
の大きさに応じて前記設定時間の長さを変化させるよう
にしている。
ルギー削減装置は、請求項１あるいあは２において、室
内温度と設定温度あるいは室内温度と補正設定温度の差
の大きさに応じて前記設定時間の長さを変化させるよう
にしている。
【００１２】請求項６に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置は、請求項１あるいあは２において、設
定時間における冷暖房の温度変化の大あるいは小に応じ
て、第２の設定時間の長さを自動的に短くあるいは長く
設定するようにしている。
ルギー削減装置は、請求項１あるいあは２において、設
定時間における冷暖房の温度変化の大あるいは小に応じ
て、第２の設定時間の長さを自動的に短くあるいは長く
設定するようにしている。
【００１３】請求項７に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置は、請求項１あるいあは２において、室
内温度と設定温度あるいは室内温度と補正設定温度の温
度差が縮まるに従って補正設定温度の値及び設定時間の
長さを共に小さくしている。
ルギー削減装置は、請求項１あるいあは２において、室
内温度と設定温度あるいは室内温度と補正設定温度の温
度差が縮まるに従って補正設定温度の値及び設定時間の
長さを共に小さくしている。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は本発明の空気調和装置の
消費エネルギー削減装置のブロック図である。室内側制
御部１は室温センサ２で検出された室内の検出温度の信
号を演算処理部（ＣＰＵ）３の比較部３ａに供給する。
演算処理部（ＣＰＵ）３はＲＯＭ４に記憶されているプ
ログラムに従って制御される。比較部３ａでは予め所望
の設定温度が設定されている設定温度部５からの信号と
室温センサ２の出力信号とを比較し、その結果から運転
周波数設定部６により圧縮機７の運転周波数を設定し、
周波数制御部８により圧縮機７の運転を制御している。
演算処理部３は室内温度と設定温度あるいは室内温度と
補正設定温度の差の大きさに応じて前記設定時間の長さ
を変化させたり、また、設定温度や補正設定温度の値を
制御する。尚、設定時間部９に設定された設定時間に比
較部３ａの比較動作がなされる。
を参照しつつ説明する。図１は本発明の空気調和装置の
消費エネルギー削減装置のブロック図である。室内側制
御部１は室温センサ２で検出された室内の検出温度の信
号を演算処理部（ＣＰＵ）３の比較部３ａに供給する。
演算処理部（ＣＰＵ）３はＲＯＭ４に記憶されているプ
ログラムに従って制御される。比較部３ａでは予め所望
の設定温度が設定されている設定温度部５からの信号と
室温センサ２の出力信号とを比較し、その結果から運転
周波数設定部６により圧縮機７の運転周波数を設定し、
周波数制御部８により圧縮機７の運転を制御している。
演算処理部３は室内温度と設定温度あるいは室内温度と
補正設定温度の差の大きさに応じて前記設定時間の長さ
を変化させたり、また、設定温度や補正設定温度の値を
制御する。尚、設定時間部９に設定された設定時間に比
較部３ａの比較動作がなされる。
【００１５】図２は本発明の動作、例えば冷房時の動作
について説明するための図である。即ち、特性曲線ａは
本発明の空気調和装置の消費エネルギー削減装置による
冷房特性を示す。予め設定された所望の設定温度をｓｏ
とする。今、冷房開始時ｔｏにおける室内温度ｓ’は次
第に冷却されて行き、予め設定された設定時間ｔ１時に
室内温度はＳｔ１であり、設定温度ｓｏよりも遥かに高
い室内温度を保っている。即ち、室内温度検出部２の当
初の検出温度ｓ’と冷房機の設定温度ｓｏとの間の温度
差が冷房機の冷房能力を越えているか、又は、部屋のド
アや窓の締め忘れ等による室内空気の漏洩により、冷房
機が最大能力で運転し続けているにも拘らず、設定時間
ｔ１内に室内温度は設定温度ｓｏに到達していないこと
を表している。この状態では冷房機は最大能力状態で運
転し続けているのであるが、何時まで経っても設定温度
ｓｏには到達しない。
について説明するための図である。即ち、特性曲線ａは
本発明の空気調和装置の消費エネルギー削減装置による
冷房特性を示す。予め設定された所望の設定温度をｓｏ
とする。今、冷房開始時ｔｏにおける室内温度ｓ’は次
第に冷却されて行き、予め設定された設定時間ｔ１時に
室内温度はＳｔ１であり、設定温度ｓｏよりも遥かに高
い室内温度を保っている。即ち、室内温度検出部２の当
初の検出温度ｓ’と冷房機の設定温度ｓｏとの間の温度
差が冷房機の冷房能力を越えているか、又は、部屋のド
アや窓の締め忘れ等による室内空気の漏洩により、冷房
機が最大能力で運転し続けているにも拘らず、設定時間
ｔ１内に室内温度は設定温度ｓｏに到達していないこと
を表している。この状態では冷房機は最大能力状態で運
転し続けているのであるが、何時まで経っても設定温度
ｓｏには到達しない。
【００１６】そこで、本発明では設定時間ｔ１において
室内の検出温度Ｓｔ１と設定温度ｓｏとを比較部３ａで
比較し、設定温度ｓｏをΔｓ１だけ室内温度Ｓｔ１によ
り近い温度に自動的に補正し、これを第１補正設定温度
ｓ１とする。次に設定時間ｔ２だけ経過後に再び室内温
度Ｓｔ２と補正設定温度ｓ１とを比較し、第１補正設定
温度ｓ１をΔｓ２だけ室内温度Ｓｔ２により近い温度に
自動的に補正し、これを第２補正設定温度ｓ２とする。
この第２補正設定温度ｓ２はこの冷房機の冷房特性曲線
ａと交わる故、その時点で冷房機の動作は最大能力運転
から通常の運転状態、即ち、時々圧縮機のモータも停止
するような通常の運転状態になる。このように、通常の
運転状態になるまで設定時間毎に補正設定温度の補正を
繰り返し行う。それ故、消費電力も少なくなり、また、
冷房機を最大能力状態で継続して運転するために機器の
寿命を短縮してしまうという問題もなくなる。
室内の検出温度Ｓｔ１と設定温度ｓｏとを比較部３ａで
比較し、設定温度ｓｏをΔｓ１だけ室内温度Ｓｔ１によ
り近い温度に自動的に補正し、これを第１補正設定温度
ｓ１とする。次に設定時間ｔ２だけ経過後に再び室内温
度Ｓｔ２と補正設定温度ｓ１とを比較し、第１補正設定
温度ｓ１をΔｓ２だけ室内温度Ｓｔ２により近い温度に
自動的に補正し、これを第２補正設定温度ｓ２とする。
この第２補正設定温度ｓ２はこの冷房機の冷房特性曲線
ａと交わる故、その時点で冷房機の動作は最大能力運転
から通常の運転状態、即ち、時々圧縮機のモータも停止
するような通常の運転状態になる。このように、通常の
運転状態になるまで設定時間毎に補正設定温度の補正を
繰り返し行う。それ故、消費電力も少なくなり、また、
冷房機を最大能力状態で継続して運転するために機器の
寿命を短縮してしまうという問題もなくなる。
【００１７】なお、演算処理部３は室内温度と設定温度
あるいは室内温度と補正設定温度の差の大きさに応じて
設定時間部９における設定時間の長さを変化させたり、
また、予め設定された設定時間における冷暖房の温度変
化の大あるいは小に応じて、第１、第２の設定時間の長
さを短く，あるいは長く設定する。更に、室内温度と設
定温度あるいは室内温度と補正設定温度の温度差が縮ま
るに従って設定温度部５における補正設定温度の値を小
さくしたり、また、第１、第２設定時間の長さをも同時
に短くなるよう制御する。
あるいは室内温度と補正設定温度の差の大きさに応じて
設定時間部９における設定時間の長さを変化させたり、
また、予め設定された設定時間における冷暖房の温度変
化の大あるいは小に応じて、第１、第２の設定時間の長
さを短く，あるいは長く設定する。更に、室内温度と設
定温度あるいは室内温度と補正設定温度の温度差が縮ま
るに従って設定温度部５における補正設定温度の値を小
さくしたり、また、第１、第２設定時間の長さをも同時
に短くなるよう制御する。
【００１８】更に、室内温度検出部２の検出温度と前記
冷房機あるいは暖房機の設定温度との間の温度差が冷房
機の冷房能力あるいは該暖房機の暖房能力以上に、温度
差があり過ぎることにより、あるいは部屋のドアや窓の
開放等による空気の漏洩により、冷房機あるいは暖房機
の最大能力運転においても設定時間内に設定温度に到達
しない場合、設定温度を室内温度に近い値の補正設定温
度に自動的に補正すると同時に、演算処理部３は空気漏
洩告知部１０を制御し、窓やドア等の開放による室内空
気の漏洩注意を告知するため、光の点滅や文字表示或る
いは音声により、そのことを行う。また、演算処理部３
は省エネルギー表示部１１を制御して、設定温度の制御
時に消費エネルギーを削減する消費エネルギー削減状態
に入っていることを表示させるようにする。
冷房機あるいは暖房機の設定温度との間の温度差が冷房
機の冷房能力あるいは該暖房機の暖房能力以上に、温度
差があり過ぎることにより、あるいは部屋のドアや窓の
開放等による空気の漏洩により、冷房機あるいは暖房機
の最大能力運転においても設定時間内に設定温度に到達
しない場合、設定温度を室内温度に近い値の補正設定温
度に自動的に補正すると同時に、演算処理部３は空気漏
洩告知部１０を制御し、窓やドア等の開放による室内空
気の漏洩注意を告知するため、光の点滅や文字表示或る
いは音声により、そのことを行う。また、演算処理部３
は省エネルギー表示部１１を制御して、設定温度の制御
時に消費エネルギーを削減する消費エネルギー削減状態
に入っていることを表示させるようにする。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明の空気調和装置の消費
エネルギー削減装置は、冷房機や暖房機の運転時、設定
時間内に室内温度が設定温度に到達しない場合、その設
定温度を所定の設定時間における室内温度に近い値の補
正設定温度に自動的に補正したり、更に設定温度をその
時点における室内温度に近い第２、第３の補正設定温度
に順次自動的に補正し、また、設定時間における冷暖房
の温度変化の大きさに応じて第２の設定時間の長さを自
動的に変化させ、更に、室内温度と設定温度あるいは室
内温度と補正設定温度の温度差が縮まるに従って補正設
定温度の値及び設定時間の長さを共に小さくするように
制御するので、たとえ、室内温度と冷房機や暖房機の設
定温度との間の温度差が冷房機の冷房能力や暖房機の暖
房能力以上にあり過ぎたり、あるいは部屋のドアや窓の
締め忘れ等により空気が漏洩していても、冷房機や暖房
機を最大能力で連続運転状態にはならない。従って、空
気調和装置の消費電力が多くなったり、また、長時間の
最大能力運転による装置の寿命の短縮等の問題が発生す
る恐れは全くない。また、空気漏洩告知部を設けた場合
には、窓やドア等の開放による室内空気の漏洩注意を告
知することが出来、空気の漏洩に伴う無駄な電力の消費
を防止できる。また、省エネ表示部を設けた場合、設定
温度を制御して消費エネルギーを削減する消費エネルギ
ー削減状態に入っていることを表示することが出来るの
で、使用者が設定温度にならないのは機器の故障ではな
いかと判断する恐れはなくなる。
エネルギー削減装置は、冷房機や暖房機の運転時、設定
時間内に室内温度が設定温度に到達しない場合、その設
定温度を所定の設定時間における室内温度に近い値の補
正設定温度に自動的に補正したり、更に設定温度をその
時点における室内温度に近い第２、第３の補正設定温度
に順次自動的に補正し、また、設定時間における冷暖房
の温度変化の大きさに応じて第２の設定時間の長さを自
動的に変化させ、更に、室内温度と設定温度あるいは室
内温度と補正設定温度の温度差が縮まるに従って補正設
定温度の値及び設定時間の長さを共に小さくするように
制御するので、たとえ、室内温度と冷房機や暖房機の設
定温度との間の温度差が冷房機の冷房能力や暖房機の暖
房能力以上にあり過ぎたり、あるいは部屋のドアや窓の
締め忘れ等により空気が漏洩していても、冷房機や暖房
機を最大能力で連続運転状態にはならない。従って、空
気調和装置の消費電力が多くなったり、また、長時間の
最大能力運転による装置の寿命の短縮等の問題が発生す
る恐れは全くない。また、空気漏洩告知部を設けた場合
には、窓やドア等の開放による室内空気の漏洩注意を告
知することが出来、空気の漏洩に伴う無駄な電力の消費
を防止できる。また、省エネ表示部を設けた場合、設定
温度を制御して消費エネルギーを削減する消費エネルギ
ー削減状態に入っていることを表示することが出来るの
で、使用者が設定温度にならないのは機器の故障ではな
いかと判断する恐れはなくなる。
【図１】本発明に係る空気調和装置の消費エネルギー削
減装置の要部を示すブロック図である。
減装置の要部を示すブロック図である。
【図２】本発明に係る空気調和装置の消費エネルギー削
減装置の動作を説明するための図である。
減装置の動作を説明するための図である。
１ 室内側制御部 ２ 室温センサ ３ 演算処理部（ＣＰＵ） ３ａ 比較部 ４ ＲＯＭ ５ 設定温度部 ６ 運転周波数設定部 ７ 圧縮機 ８ 周波数制御部 ９ 設定時間部 １０ 空気漏洩告知部 １１ 省エネルギー表示部
Claims (7)
- 【請求項１】冷房機あるいは暖房機と、該冷房機あるい
は暖房機の動作を制御する動作制御部と、該冷房機ある
いは暖房機により制御される部屋の室内温度を検出する
室内温度検出部とを備え、該室内温度検出部の検出温度
と前記冷房機あるいは暖房機の設定温度との間の温度差
が該冷房機の冷房能力あるいは該暖房機の暖房能力以上
に、温度差があり過ぎることにより、あるいは前記部屋
のドアや窓の開放等による空気の漏洩により、前記冷房
機あるいは暖房機の運転の際、設定時間内に前記設定温
度に到達しない場合、前記設定温度を前記設定時間にお
ける室内温度に近い値の補正設定温度に自動的に補正す
る空気調和装置の消費エネルギー削減装置。 - 【請求項２】前記設定時間の経過後にも前記補正設定温
度に達しない場合、設定時間における室内温度に近い第
２、第３の補正設定温度に順次前記補正設定温度を自動
的に変化させる請求項１に記載の空気調和装置の消費エ
ネルギー削減装置。 - 【請求項３】窓やドア等の開放による室内空気の漏洩注
意を告知する請求項１あるいは２に記載の空気調和装置
の消費エネルギー削減装置。 - 【請求項４】設定温度を制御して消費エネルギーを削減
する消費エネルギー削減状態に入っていることを表示す
る請求項１あるいは２に記載の空気調和装置の消費エネ
ルギー削減装置。 - 【請求項５】室内温度と設定温度あるいは室内温度と補
正設定温度の差の大きさに応じて前記設定時間の長さを
変化させる請求項１あるいは２に記載の空気調和装置の
消費エネルギー削減装置。 - 【請求項６】設定時間における冷暖房の温度変化の大あ
るいは小に応じて、第２の設定時間の長さを自動的に短
くあるいは長く設定する請求項１あるいは２に記載の空
気調和装置の消費エネルギー削減装置。 - 【請求項７】室内温度と設定温度あるいは室内温度と補
正設定温度の温度差が縮まるに従って補正設定温度の値
及び設定時間の長さを共に小さくする請求項１あるいは
２に記載の空気調和装置の消費エネルギー削減装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000123766A JP2001304648A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | 空気調和装置の消費エネルギー削減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000123766A JP2001304648A (ja) | 2000-04-25 | 2000-04-25 | 空気調和装置の消費エネルギー削減装置 |
Publications (1)
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