JP2001304500A - 異常検知装置付き減圧式逆流防止装置 - Google Patents
異常検知装置付き減圧式逆流防止装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 減圧式逆流防止装置の排水が、正常な働きに
よる排水か、装置の故障による排水かを識別し、装置の
故障による排水である場合には警報を発し、装置を小型
化できる減圧式逆流防止装置を提供する。 【解決手段】 減圧式逆止弁の中間室13の排出口27
の下方に異常検知装置41を設けた。中間室の排出口か
ら排出される水は受水容器65に受け入れられ、水位が
一定以上にあると水検知センサ43により検知される。
水は排水孔69から排水されるが、排出口から継続的に
水が排出され、水検知センサが予め定められた時間以上
連続して水を検知した場合には警報を発する。
よる排水か、装置の故障による排水かを識別し、装置の
故障による排水である場合には警報を発し、装置を小型
化できる減圧式逆流防止装置を提供する。 【解決手段】 減圧式逆止弁の中間室13の排出口27
の下方に異常検知装置41を設けた。中間室の排出口か
ら排出される水は受水容器65に受け入れられ、水位が
一定以上にあると水検知センサ43により検知される。
水は排水孔69から排水されるが、排出口から継続的に
水が排出され、水検知センサが予め定められた時間以上
連続して水を検知した場合には警報を発する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水道の配管に設置され
る逆流防止装置に関し、さらに詳細に言えば、ケーシン
グ内で一次側と二次側との間に中間室を設け、一次側と
中間室との間、及び中間室と二次側との間にそれぞれ逆
止弁を設け、中間室に中間室内の水を排水するための逃
がし弁を設けるとともに、該逃がし弁からの排水を検知
し、この排水が一定時間以上継続する場合に警報を発す
るようにした、異常検知装置付き減圧式逆流防止装置に
関する。
る逆流防止装置に関し、さらに詳細に言えば、ケーシン
グ内で一次側と二次側との間に中間室を設け、一次側と
中間室との間、及び中間室と二次側との間にそれぞれ逆
止弁を設け、中間室に中間室内の水を排水するための逃
がし弁を設けるとともに、該逃がし弁からの排水を検知
し、この排水が一定時間以上継続する場合に警報を発す
るようにした、異常検知装置付き減圧式逆流防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から水道等給水システムにおいて逆
流防止装置が使用されている。すなわち、一次側におい
て水道管の破裂が生じても、下流側からの水、特に汚水
の逆流を防止する必要があり、その目的で逆流防止装置
防止が使用されている。
流防止装置が使用されている。すなわち、一次側におい
て水道管の破裂が生じても、下流側からの水、特に汚水
の逆流を防止する必要があり、その目的で逆流防止装置
防止が使用されている。
【0003】従来使用されているそのような逆流防止装
置として減圧式逆流防止装置がある。この減圧式逆流防
止装置では、一次側と二次側との間に中間室を設け、例
えば一次側が管の破裂等で減圧状態になった場合に、逃
がし弁を開いて中間室から水を排出し、逆流を防止して
いる。
置として減圧式逆流防止装置がある。この減圧式逆流防
止装置では、一次側と二次側との間に中間室を設け、例
えば一次側が管の破裂等で減圧状態になった場合に、逃
がし弁を開いて中間室から水を排出し、逆流を防止して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の減圧
式逆流防止装置の場合、逆流防止装置として正常に作動
した結果として排水する場合のほか、この逆流防止装置
そのものに異常が生じた場合に排水を行う場合が生じ
る。例えば、中間室と二次側との間に設けた逆止弁に漏
れが生じた場合、二次側から中間室への逆流が生じ、そ
れにより中間室の圧力が高まり、逃がし弁が開いて排水
する。この場合、逆流防止装置としての正常な働きとし
ての排水であるのか、逆流防止装置そのものの故障によ
る排水であるのかを識別し、逆流防止装置そのものの故
障の場合には早急に対処する必要がある。
式逆流防止装置の場合、逆流防止装置として正常に作動
した結果として排水する場合のほか、この逆流防止装置
そのものに異常が生じた場合に排水を行う場合が生じ
る。例えば、中間室と二次側との間に設けた逆止弁に漏
れが生じた場合、二次側から中間室への逆流が生じ、そ
れにより中間室の圧力が高まり、逃がし弁が開いて排水
する。この場合、逆流防止装置としての正常な働きとし
ての排水であるのか、逆流防止装置そのものの故障によ
る排水であるのかを識別し、逆流防止装置そのものの故
障の場合には早急に対処する必要がある。
【0005】本出願人は、特願平9−332315号
(特開平11−153300)において、逃がし弁の運
動に連動する主レバーと従動レバーとを設け、逃がし弁
の開閉に伴いリミットスィッチをオンオフするようにし
た漏水検知機能付き減圧式逆流防止装置を提案した。し
かし、例えば二次側の逆止弁の不良による場合などでの
漏水の量は僅かで、逃がし弁の移動量もきわめて僅かで
あり、それでリミットスィッチをオンオフするためには
レバー比を大きくする必要があり、必然的に装置が大き
くなる。
(特開平11−153300)において、逃がし弁の運
動に連動する主レバーと従動レバーとを設け、逃がし弁
の開閉に伴いリミットスィッチをオンオフするようにし
た漏水検知機能付き減圧式逆流防止装置を提案した。し
かし、例えば二次側の逆止弁の不良による場合などでの
漏水の量は僅かで、逃がし弁の移動量もきわめて僅かで
あり、それでリミットスィッチをオンオフするためには
レバー比を大きくする必要があり、必然的に装置が大き
くなる。
【0006】本願発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、減圧式逆流防止装置の排水が、正常な働きによる
排水か、装置の故障による排水かを識別し、装置の故障
による排水である場合には警報を発するようにした、異
常検知装置付き減圧式逆流防止装置を提供することを目
的とする。
あり、減圧式逆流防止装置の排水が、正常な働きによる
排水か、装置の故障による排水かを識別し、装置の故障
による排水である場合には警報を発するようにした、異
常検知装置付き減圧式逆流防止装置を提供することを目
的とする。
【0007】また、上記の如き装置において、装置を小
型化することを可能にすることも本発明の目的である。
型化することを可能にすることも本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明においては、減圧式逆流防止装置の中間室
の排出口の下方に異常検知装置を設けた。その異常検知
装置は、中間室の排出口から排出される水を受ける受水
容器と、該受水容器内に設けられた水検知センサと、水
検知センサからの信号を受け、警報器等を制御する制御
回路とで構成されている。そして受水容器には小さな排
水孔を設け、受水容器に入った水を排出するが、排出口
から継続的に水が排出され、水検知センサが予め定めら
れた時間以上連続して水を検知した場合に警報を発する
ように構成した。
に、本願発明においては、減圧式逆流防止装置の中間室
の排出口の下方に異常検知装置を設けた。その異常検知
装置は、中間室の排出口から排出される水を受ける受水
容器と、該受水容器内に設けられた水検知センサと、水
検知センサからの信号を受け、警報器等を制御する制御
回路とで構成されている。そして受水容器には小さな排
水孔を設け、受水容器に入った水を排出するが、排出口
から継続的に水が排出され、水検知センサが予め定めら
れた時間以上連続して水を検知した場合に警報を発する
ように構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の具
体的実施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に
説明される実施の形態に限定されるものではない。
体的実施の形態を説明するが、本願発明の範囲は以下に
説明される実施の形態に限定されるものではない。
【0010】図1は、本発明の具体的実施の形態に係る
逆流防止装置1の止水状態を示す断面図である。符号3
はケーシングで、ーシング本体5と上側ケーシング7で
構成されている。ケーシング3内には、一次側流路9、
二次側流路11、及び中間室13が設けられている。そ
して、一次側流路9と中間室13との間に第1の逆止弁
15が、中間室13と二次側流路11との間に第2の逆
止弁19が設けられ、それぞれ弁体16、20がバネ1
7、21により弁座18、22に向けて付勢されてい
る。
逆流防止装置1の止水状態を示す断面図である。符号3
はケーシングで、ーシング本体5と上側ケーシング7で
構成されている。ケーシング3内には、一次側流路9、
二次側流路11、及び中間室13が設けられている。そ
して、一次側流路9と中間室13との間に第1の逆止弁
15が、中間室13と二次側流路11との間に第2の逆
止弁19が設けられ、それぞれ弁体16、20がバネ1
7、21により弁座18、22に向けて付勢されてい
る。
【0011】ケーシング本体5と上側ケーシング7との
間にはダイアフラム23が挟持されており、中間室13
の上側に、一次側流路9に連通した加圧室25を画成し
ている。
間にはダイアフラム23が挟持されており、中間室13
の上側に、一次側流路9に連通した加圧室25を画成し
ている。
【0012】中間室13の下部に排水口27が開いてお
り、中間室13の内部側でその排水口27の周囲に弁座
29が形成されている。そして上部ステム31とステム
33とがダイアフラム23の中央部を挟んで結合され、
上下に伸びている。そして逃がし弁34の弁体35がス
テム33の下端に取り付けられ、弁座29に離着座可能
になっている。符号37は弁体35を上方へ付勢するバ
ネである。上部ステム31の上端部は上側ケーシング7
の内面側に形成された凹所8に液密に嵌合し、上部ステ
ム31、ステム33には貫通孔が形成され、凹所8を通
気している。
り、中間室13の内部側でその排水口27の周囲に弁座
29が形成されている。そして上部ステム31とステム
33とがダイアフラム23の中央部を挟んで結合され、
上下に伸びている。そして逃がし弁34の弁体35がス
テム33の下端に取り付けられ、弁座29に離着座可能
になっている。符号37は弁体35を上方へ付勢するバ
ネである。上部ステム31の上端部は上側ケーシング7
の内面側に形成された凹所8に液密に嵌合し、上部ステ
ム31、ステム33には貫通孔が形成され、凹所8を通
気している。
【0013】符号41は、ケーシング3の下側に配置さ
れた異常検知装置である。以下、図1の部分拡大図であ
る図2をも参照しながら説明すると、この異常検知装置
41は、水検知センサ43と、該水検知センサ43を排
水口27の下方に保持し、排水口27から排水される水
を受水する受水容器65を備えたセンサホルダー61と
を備えている。
れた異常検知装置である。以下、図1の部分拡大図であ
る図2をも参照しながら説明すると、この異常検知装置
41は、水検知センサ43と、該水検知センサ43を排
水口27の下方に保持し、排水口27から排水される水
を受水する受水容器65を備えたセンサホルダー61と
を備えている。
【0014】水検知センサ43は、上端が開き、下部中
央に貫通孔45aを備えたカバー45を備えている。そ
してその内周に接するようにして導電性の略円筒状の筒
状端子47が、その下面をカバー45の底部内面に受け
止められて収受されている。筒状端子47の内周側に段
部47aが形成され、そこに対応する段部49aが受け
止められて絶縁性のセパレータ49が筒状端子47内に
収受されている。このセパレータ49の外径が小さくさ
れた下側部分の内周側には雌ネジ49bが切られ、これ
に雄ネジ51aが螺合することにより、絶縁性のプラグ
51が取り付けられている。このプラグ51には、導電
性の棒状端子53の下側部分53aが挿通され、その上
のフランジ53bがプラグ51とセパレータ49とで挟
まれて位置決めされている。棒状端子53の上側部分5
3cはセパレータ49の上側の孔49cを通って上に突
き出ている。符号55は固定用のナットである。また、
符号57a、57bはリード線であり、それぞれ一端が
筒状端子47と棒状端子53の下端部にハンダ付け等適
宜手段で接続され、他端は図示しない制御回路に接続さ
れている。なお、リード線57aは、プラグ51の下側
円筒部に形成された貫通孔51bと、カバー45の底部
内面側に形成された凹所45bを通って筒状端子47の
下端部に繋がれている。
央に貫通孔45aを備えたカバー45を備えている。そ
してその内周に接するようにして導電性の略円筒状の筒
状端子47が、その下面をカバー45の底部内面に受け
止められて収受されている。筒状端子47の内周側に段
部47aが形成され、そこに対応する段部49aが受け
止められて絶縁性のセパレータ49が筒状端子47内に
収受されている。このセパレータ49の外径が小さくさ
れた下側部分の内周側には雌ネジ49bが切られ、これ
に雄ネジ51aが螺合することにより、絶縁性のプラグ
51が取り付けられている。このプラグ51には、導電
性の棒状端子53の下側部分53aが挿通され、その上
のフランジ53bがプラグ51とセパレータ49とで挟
まれて位置決めされている。棒状端子53の上側部分5
3cはセパレータ49の上側の孔49cを通って上に突
き出ている。符号55は固定用のナットである。また、
符号57a、57bはリード線であり、それぞれ一端が
筒状端子47と棒状端子53の下端部にハンダ付け等適
宜手段で接続され、他端は図示しない制御回路に接続さ
れている。なお、リード線57aは、プラグ51の下側
円筒部に形成された貫通孔51bと、カバー45の底部
内面側に形成された凹所45bを通って筒状端子47の
下端部に繋がれている。
【0015】センサホルダー61は円筒状の本体部63
と、本体部63の中央に配置された、受水容器65とを
備え、受水容器65と本体部63とは、円周方向で等間
隔に配置され、径方向に伸びる複数本(本実施の形態で
は4本)のリブ67により一体化されている。そして受
水容器65は、上部が開口しており、底部中央にネジ孔
65aが形成され、このネジ孔65aにセンサ43のカ
バー45の外周に形成された雄ネジ45cが螺合し、取
り付けられている。そして、受水容器65のネジ孔65
aには、内周側から略半円状の切り欠き69が、本実施
の形態では直径方向で向き合って2つ形成されている。
この切欠き69は後述するドレイン孔となる。
と、本体部63の中央に配置された、受水容器65とを
備え、受水容器65と本体部63とは、円周方向で等間
隔に配置され、径方向に伸びる複数本(本実施の形態で
は4本)のリブ67により一体化されている。そして受
水容器65は、上部が開口しており、底部中央にネジ孔
65aが形成され、このネジ孔65aにセンサ43のカ
バー45の外周に形成された雄ネジ45cが螺合し、取
り付けられている。そして、受水容器65のネジ孔65
aには、内周側から略半円状の切り欠き69が、本実施
の形態では直径方向で向き合って2つ形成されている。
この切欠き69は後述するドレイン孔となる。
【0016】受水容器65の形状は、図示のとおり逆截
頭円錐状になっている。そして筒状端子47の上端部は
受水容器65の上端より下方に位置してカバー45とセ
パレータ49との間で露出している。セパレータ49の
上面は中央部に向かって少し盛り上がるように傾斜して
いる。棒状端子53は受水容器65の上端より下方の位
置でセパレータ49から露出し、その上端は本実施の形
態では受水容器65の上端と面一となっている。したが
って、受水容器65内でセパレータ49の一番高い中央
部49dより上まで水が存在すると筒状端子47と棒状
端子53との間に電流が流れる。また、受水容器65の
容積は中間室13の容積に比べると非常に小さい。
頭円錐状になっている。そして筒状端子47の上端部は
受水容器65の上端より下方に位置してカバー45とセ
パレータ49との間で露出している。セパレータ49の
上面は中央部に向かって少し盛り上がるように傾斜して
いる。棒状端子53は受水容器65の上端より下方の位
置でセパレータ49から露出し、その上端は本実施の形
態では受水容器65の上端と面一となっている。したが
って、受水容器65内でセパレータ49の一番高い中央
部49dより上まで水が存在すると筒状端子47と棒状
端子53との間に電流が流れる。また、受水容器65の
容積は中間室13の容積に比べると非常に小さい。
【0017】符号71はセンサホルダー61を逆流防止
装置1のケーシング3に取り付けるためのホルダー取り
付け部材である。上部に円環部73を備え、この円環部
73から直径方向で対向する位置に形成された内側に向
かって突出する係止部75が、ケーシング3の下端に形
成された溝35内に入り、下側のフランジ36に受け止
められてケーシング3に取り付けられる。フランジ35
には直径方向で対向する位置に切欠き36aが形成され
ており、係止部75はこの切欠き36aを通って下方か
ら溝35内に入り、その後回転させることによりフラン
ジ36により支持され、取り付けられる。
装置1のケーシング3に取り付けるためのホルダー取り
付け部材である。上部に円環部73を備え、この円環部
73から直径方向で対向する位置に形成された内側に向
かって突出する係止部75が、ケーシング3の下端に形
成された溝35内に入り、下側のフランジ36に受け止
められてケーシング3に取り付けられる。フランジ35
には直径方向で対向する位置に切欠き36aが形成され
ており、係止部75はこの切欠き36aを通って下方か
ら溝35内に入り、その後回転させることによりフラン
ジ36により支持され、取り付けられる。
【0018】ホルダー取り付け部材71の下部は二つに
分割されたバンド77a、77b(77bは図示せず)
であり、センサホルダー61の本体部63の外周を囲
み、それぞれの両端部に形成された耳部78a、78b
と79a、79b(79a、79bは図示せず)とを合
わせ、ボルト、ナット等の適宜手段で締結し、センサホ
ルダー61をしっかりと保持する。そして円環部73か
ら下方へ、径方向で対向して下方へ延びる二つのの連結
部80a、80b(80bは図示せず)が設けられ、下
端においてそれぞれバンド77a、77bに結合してい
る。符号81a、81b(81bは図示せず)は連結部
80から内方へ短く突出する位置決め突起で、これがセ
ンサホルダー61の本体部63の上面に当接し、センサ
ホルダー61とホルダー取り付け部材71との間の位置
決めを行うのに使用される。
分割されたバンド77a、77b(77bは図示せず)
であり、センサホルダー61の本体部63の外周を囲
み、それぞれの両端部に形成された耳部78a、78b
と79a、79b(79a、79bは図示せず)とを合
わせ、ボルト、ナット等の適宜手段で締結し、センサホ
ルダー61をしっかりと保持する。そして円環部73か
ら下方へ、径方向で対向して下方へ延びる二つのの連結
部80a、80b(80bは図示せず)が設けられ、下
端においてそれぞれバンド77a、77bに結合してい
る。符号81a、81b(81bは図示せず)は連結部
80から内方へ短く突出する位置決め突起で、これがセ
ンサホルダー61の本体部63の上面に当接し、センサ
ホルダー61とホルダー取り付け部材71との間の位置
決めを行うのに使用される。
【0019】センサホルダー61の下端部分は二つに分
割されたバンド68a、68b(68bは図示せず)と
なっており、それぞれの両端部に形成された耳部80
a、80bと80c、80d(80c、80dは図示せ
ず)とを合わせ、ボルト、ナット等の適宜手段で締結
し、内部に端部を挿入された排水管81をしっかりと保
持する。
割されたバンド68a、68b(68bは図示せず)と
なっており、それぞれの両端部に形成された耳部80
a、80bと80c、80d(80c、80dは図示せ
ず)とを合わせ、ボルト、ナット等の適宜手段で締結
し、内部に端部を挿入された排水管81をしっかりと保
持する。
【0020】図1には止水状態が示されている。そして
下流側の蛇口等が開かれると第1と第2の逆止弁15、
17が図中点線で示す位置に移動し、一次側流路9から
中間室13を経え二次側流路11へと水が流れる。
下流側の蛇口等が開かれると第1と第2の逆止弁15、
17が図中点線で示す位置に移動し、一次側流路9から
中間室13を経え二次側流路11へと水が流れる。
【0021】止水状態にあって例えば上流側で排水管の
破裂等が生じると、一次側流路9の圧力が中間室13の
圧力より大きく低下し、ダイアフラム23が上に移動し
て逃がし弁34が作動し、排出口27を開き、中間室1
3内の水を排出する。下流側の第2の逆止弁19は閉じ
たままで、逆流は防止される。また排出された水は受水
容器65に排出され、容器65から溢れた分はリブ67
の間を通って排水管81へと流れる。そして容器65内
の水位が一定以上である間は端子47、53間に電流が
流れる。しかし、このように配管の破裂等で逆流防止装
置1が正常に作動した場合、通常は一度に中間室13内
の水を排出してしまい、中間室13からの排水が長い時
間継続することはない。従って、受水容器65内に入っ
た水はドレイン孔である切欠き69から短時間に排出さ
れてしまい、筒状端子47と棒状端子53との間を電流
が流れる時間は短い。
破裂等が生じると、一次側流路9の圧力が中間室13の
圧力より大きく低下し、ダイアフラム23が上に移動し
て逃がし弁34が作動し、排出口27を開き、中間室1
3内の水を排出する。下流側の第2の逆止弁19は閉じ
たままで、逆流は防止される。また排出された水は受水
容器65に排出され、容器65から溢れた分はリブ67
の間を通って排水管81へと流れる。そして容器65内
の水位が一定以上である間は端子47、53間に電流が
流れる。しかし、このように配管の破裂等で逆流防止装
置1が正常に作動した場合、通常は一度に中間室13内
の水を排出してしまい、中間室13からの排水が長い時
間継続することはない。従って、受水容器65内に入っ
た水はドレイン孔である切欠き69から短時間に排出さ
れてしまい、筒状端子47と棒状端子53との間を電流
が流れる時間は短い。
【0022】これに対して、例えば第2の逆止弁19に
異物が入る等してこの逆止弁19が正常に機能せず、封
止状態にもかかわらず二次側流路11から中間室へ水が
漏れている場合、やはり中間室13の圧力が上がること
により逃がし弁34が作動する。しかしこのような漏れ
は少量づつであり、従って逃がし弁34の弁体35の移
動量も僅かで、少量の水を流し続ける、或いは開閉を繰
り返し、長い時間に渡って排水を続けることとなる。従
って、受水容器65はドレイン孔69から排水をしてい
るものの、ドレイン孔69の排水能力以上の水が排水口
27からの排水され続けると、受水容器65内の水位が
上がり、やがて端子間の通電が開始されある。そしてそ
の状態が続く限り、信号が制御回路に送り続けられるこ
ととなる。そして予め設定した時間以上に渡って受水容
器65内での水の存在が検知されると警報を発するよう
になっている。
異物が入る等してこの逆止弁19が正常に機能せず、封
止状態にもかかわらず二次側流路11から中間室へ水が
漏れている場合、やはり中間室13の圧力が上がること
により逃がし弁34が作動する。しかしこのような漏れ
は少量づつであり、従って逃がし弁34の弁体35の移
動量も僅かで、少量の水を流し続ける、或いは開閉を繰
り返し、長い時間に渡って排水を続けることとなる。従
って、受水容器65はドレイン孔69から排水をしてい
るものの、ドレイン孔69の排水能力以上の水が排水口
27からの排水され続けると、受水容器65内の水位が
上がり、やがて端子間の通電が開始されある。そしてそ
の状態が続く限り、信号が制御回路に送り続けられるこ
ととなる。そして予め設定した時間以上に渡って受水容
器65内での水の存在が検知されると警報を発するよう
になっている。
【0023】なお、ドレイン孔69の大きさは、必要に
応じて変更可能であるが、排水能力を調整可能としてお
いてもよい。例えば、ドレイン孔を容器65のネジ孔内
径部に切欠きとして設けるのではなく、図3の部分拡大
図に示すように、雌ネジ65aを取り囲むように容器6
5の底部に溝91を形成し、その溝91の底に通じる小
径のネジ孔93を容器65の底部の外表面側から貫通し
て複数設けてもよい。このネジ孔93はネジ(図示せ
ず)を取り付けることにより閉鎖することが可能である
が、開放するネジ孔93の数により排水能力を調整でき
る。これにより、きわめて僅かな漏水の場合には水を検
知せず、ドレイン孔(ネジ孔)93の排水能力以上の漏
水が継続した場合に警報を発するようにすることができ
る。
応じて変更可能であるが、排水能力を調整可能としてお
いてもよい。例えば、ドレイン孔を容器65のネジ孔内
径部に切欠きとして設けるのではなく、図3の部分拡大
図に示すように、雌ネジ65aを取り囲むように容器6
5の底部に溝91を形成し、その溝91の底に通じる小
径のネジ孔93を容器65の底部の外表面側から貫通し
て複数設けてもよい。このネジ孔93はネジ(図示せ
ず)を取り付けることにより閉鎖することが可能である
が、開放するネジ孔93の数により排水能力を調整でき
る。これにより、きわめて僅かな漏水の場合には水を検
知せず、ドレイン孔(ネジ孔)93の排水能力以上の漏
水が継続した場合に警報を発するようにすることができ
る。
【0024】なお、セパレータ49の上面が傾斜してい
るが、これは容器65内に入った水の水切りを良くする
ためであり、これを平にした場合にそこに水が留まり、
容器内の水が減少した後も端子間の通電状態が継続する
のを防止するためである。また、棒状端子53の上端の
位置により、両端子間の通電の開始、停止の行われる時
の容器65内の水位が決まるが、この位置は、例えばセ
パレータ49を筒状端子47に対しネジで留める構成を
採用することにより、可能となる。さらに端子間に流す
電流は調節可能となっている。これによりセンサ43の
感度を調節できる。すなわち、例えば雫が垂れて端子間
に薄い水の膜が張った程度ではセンサ43が検知信号を
発しないようにすることができる。
るが、これは容器65内に入った水の水切りを良くする
ためであり、これを平にした場合にそこに水が留まり、
容器内の水が減少した後も端子間の通電状態が継続する
のを防止するためである。また、棒状端子53の上端の
位置により、両端子間の通電の開始、停止の行われる時
の容器65内の水位が決まるが、この位置は、例えばセ
パレータ49を筒状端子47に対しネジで留める構成を
採用することにより、可能となる。さらに端子間に流す
電流は調節可能となっている。これによりセンサ43の
感度を調節できる。すなわち、例えば雫が垂れて端子間
に薄い水の膜が張った程度ではセンサ43が検知信号を
発しないようにすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明に係る異常
検知装置付き逆流防止装置によれば、逆流防止装置が配
管破裂等の場合に正常に作動した結果による排水か、或
いは逆止弁等の異常による排水かを判別し、後者の場合
に警報を発するようになっているので、きわめて便宜で
ある。また、水検知センサを用いたので、逃がし弁の移
動量が小さく、ごく少量の水が漏れている場合でも検知
可能であり、また、装置の小型化も可能となる。
検知装置付き逆流防止装置によれば、逆流防止装置が配
管破裂等の場合に正常に作動した結果による排水か、或
いは逆止弁等の異常による排水かを判別し、後者の場合
に警報を発するようになっているので、きわめて便宜で
ある。また、水検知センサを用いたので、逃がし弁の移
動量が小さく、ごく少量の水が漏れている場合でも検知
可能であり、また、装置の小型化も可能となる。
【図1】本発明の実施の形態に係る異常検知装置付き逆
流防止装置の断面図である。
流防止装置の断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】他の実施の形態に係る受水容器の部分拡大断面
図である。
図である。
1 逆流防止装置 3 ケーシング 9 一次側流路 11 二次側流路 13 中間室 15 第1の逆止弁 19 第2の逆止弁 34 逃がし弁 41 異常検知装置 43 センサ 45 カバー 47 筒状端子 49 セパレータ 51 プラグ 53 棒状端子 61 センサホルダー 65 受水容器 69 切欠き(排水孔)
フロントページの続き Fターム(参考) 3H058 AA03 BB22 BB37 DD09 EE02 3H060 AA04 BB08 CC22 DC05 DD02 EE06 HH03 3H065 AA01 BB24 CA01 CA03 CA06 3J071 AA12 BB11 BB14 CC11 EE07 EE37 FF12
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシング内に、一次側流路と、二次側
流路と、前記一次側流路と二次側流路との間に画成され
た中間室とを備え、前記一次側流路から前記中間室への
流れは許容し、前記中間室から前記一次側流路への流れ
を阻止する第1の逆止弁と、前記中間室から前記二次側
流路への流れは許容し、前記二次側流路から前記中間室
への流れを阻止する第2の逆止弁と、前記中間室に設け
られた該中間室内の水を排出するための排出口と、前記
一次側流路と前記中間室との圧力差に応じて変位する受
圧変位部材と、該受圧変位部材に連結され、前記排出口
を開閉する弁体とを備えた減圧式逆流防止装置におい
て、前記排出口から排出される水を受ける受水容器と、
該受水容器内に設けられた水検知センサと、前記水検知
センサからの信号を受け、警報器等を制御する制御回路
とも設け、前記受水容器には、小さな排水孔を設け、前
記水検知センサが予め定められた時間以上連続して水を
検知した場合に警報を発するように構成したことを特徴
とする、異常検知装置付き減圧式逆流防止装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の減圧式逆流防止装置にお
いて、前記受水容器は逆截頭円錐状の形状をなし、該受
水容器の底部に前記排水孔が形成され、前記水検知セン
サが配置されていることを特徴とする、異常検知装置付
き減圧式逆流防止装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の減圧式逆流防止装置にお
いて、前記水検知センサは、中央に配置された棒状端子
と、該棒状端子を囲繞する絶縁性のセパレータと、該セ
パレータの周囲に配置された筒状端子とを備え、前記棒
状端子の前記セパレータより突出する上側端部は前記筒
状端部の上側端部より上に位置し、前記セパレータの上
面は中央部から外周部に向かって丈が低くなるように傾
斜していることを特徴とする、異常検知装置付き減圧式
逆流防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117936A JP2001304500A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 異常検知装置付き減圧式逆流防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000117936A JP2001304500A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 異常検知装置付き減圧式逆流防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001304500A true JP2001304500A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18629173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000117936A Pending JP2001304500A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 異常検知装置付き減圧式逆流防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001304500A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108331949A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 河南上阀阀门股份有限公司 | 减压止回多功能阀 |
CN109307100A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-05 | 天津市国威给排水设备制造有限公司 | 一种倒流防止器泄水判断方法及倒流防止器 |
JP2021506502A (ja) * | 2017-12-22 | 2021-02-22 | フレセニウス・メディカル・ケア・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 逆流防止デバイスおよび逆流防止デバイスを有する透析装置 |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000117936A patent/JP2001304500A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108331949A (zh) * | 2017-01-20 | 2018-07-27 | 河南上阀阀门股份有限公司 | 减压止回多功能阀 |
JP2021506502A (ja) * | 2017-12-22 | 2021-02-22 | フレセニウス・メディカル・ケア・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 逆流防止デバイスおよび逆流防止デバイスを有する透析装置 |
JP7268029B2 (ja) | 2017-12-22 | 2023-05-02 | フレセニウス・メディカル・ケア・ドイチュラント・ゲーエムベーハー | 逆流防止デバイスおよび逆流防止デバイスを有する透析装置 |
CN109307100A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-02-05 | 天津市国威给排水设备制造有限公司 | 一种倒流防止器泄水判断方法及倒流防止器 |
CN109307100B (zh) * | 2018-11-30 | 2024-08-27 | 天津市国威给排水设备制造有限公司 | 一种倒流防止器泄水判断方法及倒流防止器 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070403 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090717 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090728 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091201 |