JP2001304495A - 水素貯蔵装置 - Google Patents

水素貯蔵装置

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JP2001304495A
JP2001304495A JP2000119768A JP2000119768A JP2001304495A JP 2001304495 A JP2001304495 A JP 2001304495A JP 2000119768 A JP2000119768 A JP 2000119768A JP 2000119768 A JP2000119768 A JP 2000119768A JP 2001304495 A JP2001304495 A JP 2001304495A
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hydrogen storage
alloy
container
storage alloy
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JP2000119768A
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Fumiaki Aono
文昭 青野
Manabu Ito
学 伊藤
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Benkan Corp
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Benkan Corp
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒燃焼体の全体をほぼ均一に燃焼させるよ
うにして水素吸蔵合金をほぼ均一に加熱することがで
き、水素放出効率を向上させることができるようにした
水素貯蔵装置を提供する。 【解決手段】 断熱容器2に水素吸蔵合金3を合金充填
容器13に充填した状態で収めるとともに、水素吸蔵合
金3を水素放出させるために加熱する触媒燃焼体4を収
める。水素吸蔵合金3から放出される水素を合金充填容
器13外へ取出す流路30、29を形成する。分配板1
8により触媒燃焼体4の全体に燃料ガスをほぼ均一に分
配して触媒燃焼体4の全体をほぼ均一に燃焼させ、水素
吸蔵合金3の全体をほぼ均一に加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池、水素自
動車等に供給する水素を貯蔵するために用いる水素貯蔵
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水素は、燃料電池や水素自動車の
燃料として、または水素吸蔵合金が吸蔵、放出する際に
生じる発熱、吸熱反応を利用した熱輸送媒体として、直
接的、または間接的にエネルギーとして利用することが
検討されており、水素吸蔵合金はその水素を安定的に吸
蔵して蓄え、また供給する媒体として、その適用が検討
されている。
【0003】水素吸蔵合金は、一般的に水素を原子状態
で金属格子間に取り込み、金属水素化物となった安定な
吸蔵状態に保持することができる。水素吸蔵合金に吸蔵
された水素は、加熱、減圧することにより放出すること
ができる。水素吸蔵合金は、その材料の種類、組成比に
よって吸蔵することができる水素量、吸蔵・放出するこ
とができる温度、圧力条件に差異を有し、水素吸蔵合金
の種類によっては常温、常圧程度の条件でも液体水素以
上の高い密度で水素を蓄えることもできる。水素吸蔵合
金は、一般的に水素を吸蔵する際には発熱反応を、水素
を放出する際には吸熱反応を伴うため、連続的な水素の
吸蔵・放出を行う場合、吸蔵時には発熱反応を除去する
ために冷却し、放出時には吸熱反応に見合った熱量を外
部から供給する必要がある。
【0004】そのため、水素吸蔵合金を利用した水素貯
蔵容器には、水素吸蔵時の発熱反応熱を除去するための
水素吸蔵合金の特性に合った温度レベルの冷却用媒体
と、水素放出時の吸熱反応熱を供給するための水素吸蔵
合金の特性に合った温度レベルの熱供給媒体とを必要と
し、このような水素吸蔵容器においては、利用する水素
吸蔵合金に合った温度レベルの熱源をどのように確保す
るかが、実際に利用していく上での技術的課題となって
いる。
【0005】従来、この種の水素貯蔵容器としては、水
素吸蔵合金から吸蔵している水素を放出するために外部
熱源としてボイラを用い、または廃熱利用による温水を
用いる構成が提案されている。しかしながら、ボイラを
用いると、水素貯蔵容器が大型化するばかりでなく、コ
ストアップとなる。一方、廃熱利用による温水を用いる
と、容易に利用できる排熱温度が100℃以下のレベル
となるため、必然的にその温度レベルで利用することが
できる水素吸蔵合金に限られる。現在のところ、温水レ
ベルの排熱で水素の放出反応を安定的に行うことができ
る水素吸蔵合金の水素吸蔵量は100〜150cm3
gであり、水素吸蔵量が多いが、水素放出温度が高いM
g系合金ついては利用することができない。また、自動
車など、車載用として水素吸蔵合金を利用する場合、地
域差により曝される温度レベルが相当異なり、寒い所で
は−40℃以下、暑い所では60℃以上にもなり、車載
用の水素吸蔵合金もその地域に合った温度レベルで安全
に利用することができるものを適宜選定しなければなら
なかった。
【0006】そこで、上記のような従来の問題点を解消
すべく、例えば、特開平9−227101号公報に記載
されているように、水素吸蔵合金が吸蔵している水素を
放出する際にその一部を触媒に供給して触媒を燃焼さ
せ、その熱を水素吸蔵合金が水素を放出するために必要
な反応熱として利用するように構成された水素貯蔵容器
が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来例の構成では、燃料ガスである水素ガスを触
媒にその一側端面のみから供給しているため、触媒の全
体に水素ガスが均一に供給されず、触媒全体の不均一燃
焼により触媒全体に温度のばらつきが生じ、水素吸蔵合
金が不均一に加熱される。また、水素吸蔵合金は触媒と
の離隔側においては熱伝導効率に劣り、水素吸蔵合金が
不均一に加熱される。したがって、水素吸蔵合金からの
水素放出効率に劣り、触媒に供給する水素量が多くな
り、実際に利用する水素量が減少する。また、上記のよ
うに水素吸蔵合金が不均一に加熱されると、水素吸蔵合
金の全体から水素を十分に放出することができず、しか
も、水素吸蔵合金が部分的に加熱されることにより、圧
力が異常に上昇するおそれがあり、安全性に問題があ
る。
【0008】本発明の目的は、上記のような従来の問題
を解決しようとするものであり、触媒燃焼体の全体をほ
ぼ均一に燃焼させるようにして水素吸蔵合金をほぼ均一
に加熱することができ、したがって、水素放出効率を向
上させることができるようにした水素貯蔵装置を提供す
るにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の水素貯蔵装置は、合金充填容器と、この合金
充填容器に収められた水素吸蔵合金と、この水素吸蔵合
金を水素放出させるために加熱する触媒燃焼体と、この
触媒燃焼体の全体に燃料ガスをほぼ均一に分配する手段
と、上記水素吸蔵合金から放出される水素を外部に取出
す手段とを備えたものである。
【0010】本発明の他の水素貯蔵装置は、上記各構成
において、水素吸蔵合金が水素を吸蔵する際に発生する
反応熱を除去するための冷却手段を備えたものである。
【0011】本発明の他の水素貯蔵装置は、上記各構成
において、触媒燃焼体の燃焼による熱を水素吸蔵合金に
おける上記触媒燃焼体に対する離隔側の全体にほぼ均一
に直接伝導により伝熱し得る伝熱手段を備えたものであ
る。
【0012】そして、上記各構成において、触媒燃焼体
に供給する燃料ガスとして、水素ガス、炭化水素系ガ
ス、若しくはそれらを含む混合ガスを用いることがで
き、また、水素吸蔵合金から放出される水素ガスの一部
を触媒燃焼体の燃料として用いるように構成することが
できる。
【0013】上記のように構成された本発明によれば、
燃料ガスを触媒燃焼体のほぼ全体に均一に分配供給する
ようにしているので、触媒燃焼体のほぼ全体を均一に燃
焼させ、水素吸蔵合金の全体をほぼ均一に加熱すること
ができる。
【0014】また、触媒燃焼体の燃焼による熱を水素吸
蔵合金における上記触媒燃焼体に対する離隔側の全体に
ほぼ均一に直接伝導により伝熱することにより、水素吸
蔵合金の収納量が多くてもその全体をほぼ均一に加熱す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実
施形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形
態に係る水素貯蔵装置に用いる水素貯蔵容器の縦断面
図、図2は同水素貯蔵容器の平面図、図3は同水素貯蔵
容器の底面図、図4は図1のIV−IV矢視断面図、図5は
同水素貯蔵装置の配管系統図である。
【0016】図1ないし図4に示すように、水素貯蔵容
器1は断熱容器2内に水素吸蔵合金3、触媒燃焼体4等
が収められている。その一例について説明すると、断熱
容器2はステンレス等の金属から成る外部容器5の内側
にステンレス等の金属から成る内部容器6が設けられて
いる。外部容器5は四隅部を湾曲させた角筒状の胴部7
の両側開放端部を水密状態に閉塞するように端板8、9
が一体的に設けられている。内部容器6は四隅を湾曲さ
せた角筒状の胴部10の一側開放端部を水密状態に閉塞
するように端板11が一体的に設けられ、胴部10の他
側開放端縁の内周にリング状の端板12が水密状態で一
体的に設けられている。内部容器6の内部にはステンレ
ス等の金属、好ましくは銅、アルミニウム等の伝熱性に
優れた金属から成り、望ましくは伝熱促進材が入った合
金充填容器13が設けられている。合金充填容器13は
四隅を湾曲させた角筒状の胴部14の両側開放端部を水
密状態に閉塞するように端板15、16が一体的に設け
られている。内部容器6と合金充填容器13との間には
ステンレス等の金属から成る触媒燃焼体容器17が設け
られている。触媒燃焼体容器17は四隅を湾曲させた角
筒状の胴部18の一側開放端部を水密状態に閉塞するよ
うに端板19が一体的に設けられ、胴部18の他側開放
端縁の内周にリング状の端板20が水密状態で一体的に
設けられている。
【0017】内部容器6の端板12の内周縁が触媒燃焼
体容器17の胴部18における端板20側の端部外周に
水密状態で一体的に接合され、触媒燃焼体容器17の端
板20の内周縁が合金充填容器13の胴部14における
端板16側の端部外周に水密状態で一体的に接合されて
いる。そして、外部容器5の胴部7、端板8、9と、内
部容器6の胴部10、端板11、端板12、触媒燃焼体
容器17の端板20、合金充填容器13の端板16との
間の密閉空間に断熱材21が充填されて断熱容器2が構
成されている。
【0018】合金充填容器13には各端板15、16の
内方に位置して内側端板22、23が水密状態で一体的
に設けられ、端板15、22間と端板16、23間とに
それぞれ流路24と流路25が形成されている。合金充
填容器13の中心部には端板22、23間において、ス
テンレス等の金属から成り、円筒状に形成されたフィル
タ26が設けられ、フィルタ26における一端は端板2
3の穴に挿入されて接合され、端板27により水密状態
に閉塞されている。合金充填容器13の端板22の中心
部にはステンレス等の金属から成るパイプ28の一端が
水密状態に接合されている。このパイプ28は端板2
2、端板15、端板11および端板8に水密状態で挿通
され、その内側の流路29によりフィルタ26の内側の
流路30が断熱容器2外に導かれている。端板22、端
板23間には胴部14とフィルタ26との中間部におい
て、ステンレス等の金属、好ましくは銅、アルミニウム
等の伝熱性に優れた金属から成る小径のパイプ31が合
金充填容器13およびフィルタ26の軸心方向に沿って
周上、均等割り位置の複数箇所(図示例では8箇所)に
設けられ、各パイプ31内の流路32の両端部が流路2
4、25に開放されている。合金充填容器13の胴部1
4における流路25側の周囲複数箇所には流路25を触
媒燃焼体容器17に連通し得る流路14aが形成されて
いる。
【0019】合金充填容器13内には軸心と直角方向で
銅、アルミニウム等の伝熱性に優れた金属から成る板状
の伝熱フィン33が胴部14の内周面とパイプ31とフ
ィルタ26を連結するように複数列(図示例では9列)
に設けられている。合金充填容器13内には端板22、
端板23間において粉末状の水素吸蔵合金3が充填さ
れ、この水素吸蔵合金3はフィルタ26により流路30
内へ流出しないようになっている。水素吸蔵合金3は粉
末に替えて成形体を積層することもできる。水素吸蔵合
金3としては、例えば、Mg2Niを用いることがで
き、このほか、水素を可逆的に吸蔵、放出することがで
きるものであれば、希土類系合金、チタン系合金、ジル
コニウム系合金、バナジウム系合金等、各種ものものを
用いることができる。また、水素吸蔵合金3には伝熱を
促進させるために銅、アルミニウム等の粉末を混入する
こともできる。
【0020】合金充填容器13の端板15にはパイプ2
8の外周において、ステンレス等の金属から成るパイプ
34の一端が水密状態に接合されている。このパイプ3
4は端板19、端板11および端板8に水密状態で挿通
され、パイプ34の外方突出端部は閉塞され、パイプ3
4の外方突出部にパイプ35の一端が直角方向に接合さ
れている。そして、パイプ34、パイプ35の内側の流
路36により流路24が断熱容器2の外部へ導かれてい
る。
【0021】触媒燃焼体容器17の胴部18には小径の
穴18aが全体にほぼ均一に多数形成され、燃料等の分
配板となっている。触媒燃焼体容器17内にはその胴部
18と合金充填容器13の胴部14との間において触媒
燃焼体4が収められている。この触媒燃焼体4は、例え
ば、Pt、Pd等の貴金属をNi発泡体、金属製、セラ
ミックス製の多孔質体などの担体に担持したものを用い
ることができ、このような触媒燃焼体4における触媒体
内部に水素ガスを通過させてPt等と接触させると、空
気の存在下で触媒燃焼を生じる。
【0022】触媒燃焼体容器17の端板19には側方に
位置してステンレス等の金属から成るパイプ37の一端
が水密状態に接合されている。このパイプ37は端板1
1および端板8に水密状態で挿通され、その内側の流路
38により触媒燃焼体容器17内における端板19と端
板15との間の流路39が断熱容器2外に導かれてい
る。内部容器6の端板11には側方に位置してステンレ
ス等の金属から成るパイプ40の一端が水密状態に接合
されている。このパイプ40は端板8に水密状態で挿通
され、その内側の流路41により内部容器6と触媒燃焼
体容器17の胴部10、胴部18間の周囲の流路42と
端板11、端板19間の流路43が断熱容器2外に導か
れている。そして、流路42、胴部18の小径の穴18
aにより燃料等が触媒燃焼体4の全体にほぼ均一に分配
供給されるようになっている。なお、触媒燃焼体4を多
孔質状に形成するなどにより、流路42から燃料等を触
媒燃焼体4の全体にほぼ均一に分配供給することができ
るので、胴部18を不要とすることもできる。
【0023】図5に示すように、流路29は圧力調節器
44、マスフローコントローラ45、バルブ46を介し
て水素の利用系に接続されている。流路29内の圧力は
圧力計47により計測される。流路36はバルブ48、
流量調節バルブ49を介してブロワ50に接続されてい
る。流路38は大気に開放され、流路38の温度が熱電
対51により計測され、流路38内の水素ガスが水素検
知器52により検知される。流路41は混合器53に接
続されている。混合器53に接続された一方の流路54
はバルブ55、マスフローコントローラ56、圧力調節
器57、バルブ58を介して水素ガスボンベ、水電解水
素、炭化水素系ガスの改質水素等の水素供給源に接続さ
れている。混合器53に接続された他方の流路59はバ
ルブ60を介してバルブ48と流量調節バルブ49との
間において流路36に接続されている。流路29におけ
る水素吸蔵容器1と圧力調節器44との間に流路61の
一端が接続され、流路61の他端は圧力調節器57とバ
ルブ58との間において流路54に接続され、流路61
の途中にバルブ62が挿入されている。圧力計47、熱
電対51、水素検知器52のデータが制御装置63に送
られ、制御装置63は送られたデータをもとに点線で示
すように、マスフローコントローラ45、バルブ46、
バルブ48、流量調節バルブ49、バルブ55、マスフ
ローコントローラ56、バルブ58、60、61を制御
するようになっている。
【0024】以上の構成について、以下、その動作と共
に更に詳細に説明する。まず、水素吸蔵合金3に吸蔵し
ている水素を放出させる動作について説明する。バルブ
48、62を閉じておき、バルブ46、55、58を開
放するとともに、バルブ60を開放する。触媒燃焼体4
の燃料である水素ガスは水素ボンベなどの水素供給源か
ら流路54によりバルブ58、圧力調節器57、マスフ
ローコントローラ56、バルブ55を介して混合器53
へ供給する。一方、ブロワ50の駆動により空気を流路
59により流量調節バルブ49、バルブ60を介して混
合器53へ供給する。このとき、水素ガスと空気は所定
の燃焼条件となるようにマスフローコントローラ56と
流量調節バルブ49により制御する。そして、混合器5
3により空気混合水素ガスを流路41により水素吸蔵容
器1内の流路43、42に供給する。この空気混合水素
ガスは流路42を介して胴部18、すなわち、分配板に
おける多数の小穴18aから触媒燃焼体4に供給され、
これにより触媒燃焼体4を燃焼させる。触媒燃焼体4に
おける起動時の温度が低い場合、触媒活性が低く、未燃
焼水素ガスが発生しやすいため、起動時には定常運転時
と比較して空気を過剰気味に供給するのが望ましい。
【0025】燃媒燃焼体4の燃焼に伴う排ガスは流路3
9、38を介して断熱容器2外へ排出される。その際、
排ガス内の未燃焼ガス濃度を水素検知器52で計測し、
また、排ガス、すなわち、触媒燃焼体4の温度を熱電対
51で計測し、触媒燃焼体4における燃焼状況を確認す
る。排ガス中の未燃焼水素ガス濃度が所定の濃度以上に
なると、空気と水素ガスの供給量を制御し、未燃焼水素
ガスの発生を防止する。未燃焼ガス濃度は爆発下限界4
%の1/4程度で運転するのが安全上好ましい。また、
触媒燃焼体4に水素ガスを供給する前に、圧力調節器5
7で圧力を所定の圧力に設定しておく必要があり、触媒
燃焼体4の圧力損失、ブロワ50の駆動による空気供給
圧力以上で、かつ水素吸蔵合金3からの放出水素の一部
を触媒燃焼体4に供給して運転する自立運転時を考慮し
た、低目の圧力で運転するのが好ましい。
【0026】触媒燃焼体4の燃焼温度は触媒燃焼体4に
供給する燃料である水素ガスと酸化ガス(空気)との混
合比で決まり、熱損失の少ない効率の良い触媒燃焼体4
の運転は、排ガス中の未燃焼ガス濃度が所定の濃度以上
に上がらないまでの極力理論空燃比に近い状態で運転す
るのが好ましい。また、水素ガスを燃料とした運転の場
合には、水素ガスの爆発限界濃度が広いことを考慮し
て、水素の着火温度550℃以下の無炎燃焼で運転する
のが安全上好ましい。したがって、水素吸蔵合金3の昇
温時、昇温後の水素放出時では、常に排ガス中の未燃焼
ガスが所定の濃度以上に上がらないように水素検知器5
2により監視するとともに、マスフローコントローラ5
6や流量調節弁49などで極力、未燃焼ガスが発生しな
い空燃比の状態で、供給燃料、空気を最適な状態を保ち
ながら、触媒燃焼体4の表面温度、合金充填容器13、
すなわち、水素吸蔵合金3の温度、いわゆる水素吸蔵合
金3が水素を放出するのに必要な熱量に制御する必要が
ある。また、合金充填容器13内の水素吸蔵合金3が所
定の温度以上に昇温され、水素解離圧が上昇し、合金充
填容器13の変形、破損を招くおそれがあるため、常に
圧力計47により圧力を監視し、圧力管理における合金
温度制御を行う必要がある。また、好ましくは、合金充
填容器3近傍の配管に安全弁を付けるのが良い。そし
て、水素吸蔵合金3から放出された水素はフィルタ26
を通り、流路30、29により圧力調節器44、マスフ
ローコントローラ45、バルブ46を介して利用系に供
給することができる。
【0027】自立運転をする場合には、水素吸蔵合金3
が所定の温度に昇温され、触媒燃焼4への十分な供給圧
力並びに利用系での必要圧力が得られた状態になると、
バルブ58を閉じ、バルブ62を開き、水素吸蔵合金3
からの放出水素の一部を流路54により圧力調節器5
7、マスフローコントローラ56、バルブ55を介して
混合器53へ送り、空気と混合して流路41により上記
と同様に、触媒燃焼体4に供給し、放出水素の大部分を
バルブ46を介して利用系に供給する水素を放出させ
る。利用系において必要とする水素量が得られなくなっ
た時点で放出は終了する。自立運転しない場合には、上
記のように水素発生源から水素ガスを供給する。
【0028】そして、空気を混合した水素ガスを胴部1
8、すなわち、分配板における多数の小穴18aから触
媒燃焼体4の全体にほぼ均一に供給し、触媒燃焼体4の
全体をほぼに均一に燃焼させることができ、しかも、こ
の燃焼熱を伝熱フィン33により水素吸蔵合金3の全体
にほぼ均一に伝達し、水素吸蔵合金3の全体をほぼ均一
に昇温させることができ、水素吸蔵合金3からの水素放
出効率を向上させることができる。
【0029】次に、水素吸蔵動作について説明する。水
素放出後、水素吸蔵合金3に再度、水素を吸蔵させる場
合、水素吸蔵合金3を水素吸蔵可能な温度まで昇温する
必要がある。水素吸蔵合金3の昇温に際し、水素吸蔵合
金3が既に冷却されている場合には、触媒燃焼体4の起
動、水素放出時の手順同様に、触媒燃焼体4に燃料であ
る水素ガスと空気を供給し、合金充填容器13および水
素吸蔵合金3を昇温する必要がある。しかし、水素放出
後、直ぐに水素を吸蔵させる場合には、既に水素吸蔵合
金3は加熱された状態であるので、特に、触媒燃焼体4
による燃焼熱の供給を必要とすることなく、水素の吸蔵
を開始することができる。水素吸蔵合金3に長時間かけ
て水素を吸蔵させる場合には、バルブ46、48、5
5、60を閉じ、バルブ62を開き、水素供給源から水
素ガスを流路61、29によりバルブ58、62を介し
て流路30に供給し、更にフィルタ26を介して水素吸
蔵合金3に対して供給することにより、水素吸蔵合金3
の反応熱と断熱容器2の放熱とのバランスにより、特
に、冷却手段を設けることなく、水素を吸蔵させること
が可能である。また、水素吸蔵合金3に水素を急速に吸
蔵させる場合には、水素吸蔵時の反応熱を除去するため
に、バルブ48を開き、ブロワ50の駆動により空気を
流路36により流量調節バルブ49、バルブ48を介し
て流路24に供給し、これより流路32、25に供給
し、パイプ31、伝熱フィン33を介して水素吸蔵合金
3を冷却する。これにより、反応熱を効率良く除去する
ことができるので、急速な水素吸蔵が可能となる。水素
吸蔵合金3の冷却に用いた空気は流路14a、触媒燃焼
体4内を通り、流路39、38から水素貯蔵容器1外へ
排出される。
【0030】ところで、触媒燃焼体4に供給する燃料
は、触媒燃焼体4で安定的に燃焼できる燃料であれば特
に限定するものではない。また、一般的に炭化水素系ガ
スを触媒燃焼体4で燃焼させる場合、300℃程度まで
触媒燃焼体4が予熱されている必要があり、その予熱に
電気ヒーターなどを用いるのが一般的であるが、この水
素貯蔵容器1では、常温以下でも容易に触媒燃焼体4で
燃焼できる水素ガスを運転開始時の一般的な触媒燃料と
して用いることができる。また、車載用などの空間的な
制約やその他の環境要因で、触媒用としての燃料を搭載
できない場合には、上記のように水素吸蔵合金3の吸蔵
している一部の水素を触媒燃焼体4に供給することで自
立した運転が可能となる。
【0031】また、触媒燃焼温度は供給する燃料の増減
で容易に制御可能であるため、水素吸蔵合金3として、
従来、熱媒温度的に実用化されなかった水素吸蔵量の多
いMg系合金の利用が可能となり、特に、Mg系合金を
利用して吸蔵された水素の一部を触媒燃焼体4に供給す
る自立型の水素貯蔵容器1においては、水素燃焼熱量と
Mg系合金の水素解離熱量との関係から、理論的には約
70%の吸蔵水素を利用系に、残りの約30%を触媒に
供給することで、連続的に水素放出が可能となる。
【0032】例えば、水素吸蔵合金3としてMg2Ni
を用いた場合における論理的な利用系水素と触媒供給系
水素の比率と、利用系水素量を試算すると、水素1モル
当たりの燃焼熱量は57.8kcalであり、Mg2
iから水素1モルを放出する際の解離熱量は16.8k
calである。したがって、(16.8÷57.8)×
100=29%と試算され、Mg2Niの水素吸蔵量
3.6wt%から利用系に供給できる水素量は、3.6
×0.71=2.556wt%であり、Mgを貯蔵媒体
として利用した場合には、7.6×0.71=5.39
6wt%にも達する。現在、実用化されている100℃
以下で水素の吸蔵・放出を行うことができる水素吸蔵合
金(希土類系合金、チタン系合金、ジルコニウム系合
金、バナジウム系合金など)の水素吸蔵量が1.5wt
%程度であることを考慮すると、吸蔵されている一部の
水素を触媒で燃焼させても、従来より貯蔵量の多い水素
貯蔵容器として利用することができる。
【0033】また、特に、高温で水素の吸蔵・放出を行
う水素吸蔵合金3を利用する場合、合金充填容器13と
触媒燃焼体4との熱交換効率と断熱容器2からの放熱が
水素使用効率に大きく影響する。触媒燃焼体4からの熱
は、触媒燃焼体4から放射される輻射熱と燃焼排ガスに
よる対流熱とがあり、その両方の熱を合金充填容器13
および水素吸蔵合金3が有効に受熱できるように、上記
のように触媒燃焼体4から直接伝熱で熱を受けられるよ
うな構造にし、伝熱フィン33を設けるとともに、合金
充填容器13の胴部14を黒体化するのが好ましい。
【0034】また、触媒燃焼体4が燃焼する際に必要な
空気量が理論空燃比に近いほど、余剰な空気を加熱する
必要がないため、少ない水素供給量で所定の温度まで触
媒燃焼体4を加熱することができ、また、排ガスも高い
温度となる。しかしながら、燃料ガスと空気とを触媒表
面に別々な状態で供給すると、触媒表面上での燃料と空
気のそれぞれの濃度ムラが生じやすく、論理空燃比に近
い状態では燃焼しきれない未燃焼ガスが発生するため、
論理空燃比の3〜10倍程度の過剰な空気を供給する必
要がある。したがって、望ましくは、上記のように燃料
ガスと空気とを予め混合させた状態で触媒燃焼体4に供
給することで、過剰に供給する空気量を減らすことがで
きる。
【0035】また、夜間などに長い時間をかけて水素を
貯蔵する場合には、断熱容器2の放熱ロスとのバランス
で、特に冷却せず、水素を水素吸蔵合金3に吸蔵させる
ことができる。しかし、急速に吸蔵させる必要のある場
合には、上記のように合金充填容器13に水や空気など
の冷媒を供給し、水素が吸蔵される際の反応熱を除去す
る必要がある。この水素貯蔵容器1には触媒燃焼体4に
空気を供給する必要性から、ブロワ50などの供給装置
を備えているので、触媒供給用の空気を冷却用媒体とし
て利用することが可能である。
【0036】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6は本発明の第2の実施形態に係る水素貯蔵
装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図1と同様の縦断面
図である。
【0037】本実施形態においては、図6に示すよう
に、流路25側に冷媒を供給する流路65を形成するた
めのパイプ64が水密状態で連通され、上記第1の実施
形態における配管系統が水素ガスを流路30に供給して
水素吸蔵合金3に水素を吸蔵させる際、冷却空気を流路
41から流路43、42、穴18aを経て触媒燃焼体4
へ供給し、触媒燃焼体4を通った冷却空気を流路39、
38から水素貯蔵容器1外へ排出する。一方、流路36
からも冷却空気を流路24、32、25へ供給し、流路
65から水素貯蔵容器1外へ排出し、この間、胴部1
4、パイプ31、伝熱フィン33等を介して水素吸蔵合
金3を冷却するように構成されたものである。したがっ
て、上記第1の実施形態における流路14aについては
不要となる。その他の構成については上記第1の実施形
態と同様であるので、同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0038】本実施形態によれば、水素吸蔵合金3に水
素を吸蔵させる際、流路41および流路36の両方側か
ら冷媒を供給して反応熱を除去することができるので、
急速に水素を吸蔵させるのに適する。
【0039】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図7は本発明の第3の実施形態に係る水素貯蔵
装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面
図である。
【0040】本実施形態においては、図7に示すよう
に、触媒燃焼体4と合金充填容器13との間に触媒燃焼
体4に対する燃焼時の空気供給、触媒燃焼体4が燃焼す
る際の排ガスの排出、水素吸蔵合金3に水素を吸蔵させ
る際の冷却媒体の供給に兼用する流路66が形成され、
上記第1の実施形態における配管系統が切替えられるよ
うになっている。また、触媒燃焼体4の燃焼熱を合金充
填容器13に効率良く伝達するために両者間が放射状に
配置された伝熱フィン67により連結されている。合金
充填容器13内の伝熱フィン33が放射状に配置されて
いる点を除き、その他の構成については上記第1、第2
の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号を
付してその説明を省略する。
【0041】本実施形態によれば、触媒燃焼体4の全体
に燃料ガスおよび空気を一層均一に供給することがで
き、また、空気と水素とを別々の経路より供給すること
ができて、予混合ガスで燃焼させる場合に発生するおそ
れがあるガス供給ラインへ逆火を抑制することができる
ので、触媒燃焼体4の全体を一層均一に燃焼させること
ができて水素吸蔵合金3からの水素放出効率を向上させ
ることができる。また、触媒燃焼体4に供給する燃料ガ
スと空気とを予め混合しておく場合には、流路42に上
記混合ガスを供給し、流路66には触媒燃焼体4の燃焼
による排ガスを通すことができる。したがって、この排
ガスによっても合金充填容器13、すなわち、水素吸蔵
合金3を加熱することができる。
【0042】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。図8は本発明の第4の実施形態に係る水素貯蔵
装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面
図である。
【0043】本実施形態においては、図8に示すよう
に、触媒燃焼体4と胴部18である分配板との間に逆火
防止を兼用するセラミックスファイバーなどから成る分
散材68が設けられ、胴部18である分配板の多数の小
穴18a(図1参照)から供給された燃料ガスが分散材
68により分散されて触媒燃焼体4に供給されるように
構成されている。その他の構成については上記第1、第
2の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符号
を付してその説明を省略する。
【0044】本実施形態によれば、燃料ガスは、胴部1
8の小穴18aから分散材68を経由し、触媒燃焼体4
の全体に更に一層均一に分散供給されるので、触媒燃焼
体4の全体を更に一層均一に燃焼させて水素吸蔵合金3
からの水素放出効率を向上させることができる。また、
分散材68のガス通過経路を燃料の消炎距離、あるいは
消炎直径以下、望ましくは燃料のいかなる場合の空気に
対する混合比においても、外部の燃料の発火を生じさせ
ないようなギャップ(セーフ・ギャップ)より小さくす
ることにより、予混合ガスを燃焼させる場合に発生する
おそれがあるガス供給ラインへの逆火を確実に防止する
ことができる。例えば、水素であれば、消炎距離0.6
mm、セーフ・ギャップ0.28mmであるので、分散
材68のガス通過経路を0.28mm以下にすることに
より、逆火を確実に防止することができる。
【0045】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。図9は本発明の第5の実施形態に係る水素貯蔵
装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面
図である。
【0046】本実施形態においては、図9に示すよう
に、触媒燃焼体4と合金充填容器13の胴部14との間
に発泡金属から成る伝熱体77が設けられ、触媒燃焼体
4の燃焼に伴う熱を合成充填容器13、すなわち、水素
吸蔵合金3に伝達するとともに、触媒燃焼体4に対する
燃焼時の空気の供給、触媒燃焼体4の燃焼時の排ガスの
排出、水素吸蔵合金3を冷却する際の冷媒の供給に兼用
する流路として利用するように構成されたものである。
その他の構成は上記第1ないし第4の実施形態と同様で
あるので、同一部分には同一符号を付してその説明を省
略する。
【0047】本実施形態によれば、触媒燃焼体4の燃焼
時の熱を合金充填容器13、すなわち、水素吸蔵合金3
に対して一層効率良く伝達することができる。また、触
媒燃焼体4の全体に燃料ガスおよび空気を一層均一に供
給することができるので、触媒燃焼体4の全体を一層均
一に燃焼させることができて水素吸蔵合金3からの水素
放出効率を向上させることができる。また、触媒燃焼体
4に供給する燃料ガスと空気とを予め混合しておく場合
には、流路42に上記混合ガスを供給し、伝熱体77に
は触媒燃焼体4の燃焼による排ガスを通すことができ
る。したがって、この排ガスによっても合金充填容器1
3、すなわち、水素吸蔵合金3を加熱することができ
る。
【0048】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。図10は本発明の第6の実施形態に係る水素貯
蔵装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断
面図である。
【0049】本実施形態においては、図10に示すよう
に、水素吸蔵合金3と触媒燃焼体4とが断熱容器2内で
周方向に複数段に配置されている。図示例では、水素吸
蔵合金3と触媒燃焼体4とが断熱容器2内で周方向に2
段に積層されており、上記第1の実施形態において、断
熱容器2と触媒燃焼体容器17との間に断熱容器2の内
部容器6を利用した筒状の合金充填容器69と触媒燃焼
体容器70が設けられ、触媒燃焼体容器70の胴部71
である多数の小穴(図示省略)を有する分配板と触媒燃
焼体容器17の胴部18である多数の小穴18aを有す
る分配板との間に流路42が形成されている。合金充填
容器69内には軸方向に沿って周上、複数箇所に筒状の
フィルタ72と小径のパイプ73が設けられ、フィルタ
72内が水素を放出するための流路74となり、パイプ
73内が冷媒を供給するための流路75となっている。
合金充填容器69内には軸心と直角方向で板状の伝熱フ
ィン(図示省略)が胴部10、76とパイプ73とを連
結するように複数列に設けられている。そして、合金充
填容器13、69内には上記と同様の水素吸蔵合金3が
収められ、触媒燃焼体容器17、70内には上記と同様
の触媒燃焼体4が収められている。その他の構成につい
ては上記第1ないし第5の実施形態と同様であるので、
同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】なお、本実施形態において、外側の合金充
填容器69の内側に触媒燃焼体4を配置しているが、合
金充填容器69の外側に触媒燃焼体4と燃料供給用の流
路を形成することもできる。
【0051】本実施形態によれば、多量の水素ガスの利
用に適応させることができる。
【0052】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。図11ないし図17は本発明の第7の実施形態
に係る水素貯蔵装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図1
1は図1と同様の縦断面図、図12ないし図17はそれ
ぞれ図10のXII−XII矢視図、XIII−XIII矢視断面図、
XIV−XIV矢視断面図、XV−XV矢視断面図、XVI−XVI矢視
断面図、XVII−XVII矢視断面図、図18は全体の配管系
統図である。
【0053】本実施形態においては、図11〜図17に
示すように、水素吸蔵合金3と触媒燃焼体4とが断熱容
器2の軸心方向に沿って複数段に配置されている。図示
例では、断熱容器2内に合金充填容器78、79、8
0、81、82が設けられ、各合金充填容器78〜82
の対向側には触媒燃焼体容器83、84、85、86、
87、88、89、90が設けられている。合金充填容
器78〜82および触媒燃焼体容器83〜90の外周面
と断熱容器2の内周面との間に触媒燃焼体4を燃焼させ
るための空気混合燃料ガス供給用と水素吸蔵合金3によ
る水素吸蔵時の冷媒供給用とを兼用する流路91と、触
媒燃焼体4の燃焼時の排ガス排出用の流路92とが仕切
板93、94、95、96により区画されて形成されて
いる。流路91は触媒燃焼体容器83〜90の間に形成
された流路97に連通されている。各触媒燃焼体容器8
3〜90における流路97側は分配板98として多数の
小穴98aが形成されている。流路97の一側は断熱容
器2に接合されたパイプ100の流路101により断熱
容器2外に導かれている。流路92は触媒燃焼体容器8
3〜90にその穴102により連通され、流路92の一
側は断熱容器2に接合されたパイプ103の流路104
により断熱容器2外に導かれている。流路92は各触媒
燃焼体容器83〜90の間に一部を連通させた状態で排
ガス仕切板105が設けられ、触媒燃焼体4の燃焼時の
排ガスが迂回されるようになっている。
【0054】合金充填容器78〜82および触媒燃焼体
容器83〜90の四隅部において断熱容器2の軸心方向
に沿ってフィルタ106により水素放出、吸蔵用の流路
107が形成され、各流路107の一側が合金充填容器
78の一側に形成された流路108に連通され、流路1
08は断熱容器2に水密状態で挿通され、合金充填容器
78に接合されたパイプ109内の流路110により断
熱容器2外に導かれている。各合金充填容器78〜82
内には全体にほぼ均等に多数の水素流通用穴(図示省
略)を有する格子状の伝熱フィン111が設けられてい
る。そして、各合金充填容器78〜82に上記と同様の
水素吸蔵合金3が収められ、各触媒燃焼体容器83〜9
0に上記と同様の触媒燃焼体4が収められている。断熱
容器2は図示していないが、外面が断熱材により被覆さ
れている。
【0055】上記のように流路91、101は空気混合
燃料ガスの供給と冷媒の供給とを兼用しているので、図
18に示すように、配管系統において、空気混合水素ガ
スと冷却空気が切り替えられて流路101に供給される
のを除き、水素吸蔵合金3による水素の放出動作、水素
吸蔵合金3に対する水素吸蔵動作については上記第1の
実施形態と同様に行うことができ、同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。その他の構成について
は上記第1ないし第6の実施形態と同様である。
【0056】本実施形態によれば、多量の水素ガスの利
用に適応させることができる。
【0057】次に、本発明の第8の実施形態について説
明する。図19は本発明の第8の実施形態に係る水素貯
蔵装置に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断
面図である。
【0058】本実施形態においては、図19に示すよう
に、上記第1ないし第7の実施形態における水素吸蔵合
金3、触媒燃焼体4およびそれらの水素放出、吸蔵水素
の供給、空気および燃焼ガスの供給、冷媒の供給のため
の流路を1ユニットとして断熱容器2内に複数ユニット
(図示例では4ユニット)組み込むようにしたものであ
り、断熱容器2の内部容器6は各ユニットを包囲するよ
うに形成されている(なお、図示例では、第1の実施形
態の水素貯蔵容器1に用いたものを1ユニットとして示
している。)。その他の構成については上記第1ないし
第7の実施形態と同様であるので、同一部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0059】本実施形態によれば、多量の水素ガスの利
用に適応させることができる。
【0060】なお、上記第1ないし第6の実施形態にお
ける触媒燃焼体4に燃料ガスを分配供給する分配板を緻
密な金属フィルタに替えることができる。また、上記各
実施形態における水素貯蔵容器1は縦向きで示している
が、使用に際しては縦向きであっても、横向きであって
も差支えない。また、触媒燃焼体4に供給する燃料とし
ては、既存の設備等の問題を考慮すれば、都市ガスなど
の炭化水素系のガス燃料を用いるのが好ましく、水素貯
蔵容器1であることを考慮すれば、水素を燃料として用
いることが十分可能である。そして、触媒燃焼体4の予
熱後、都市ガスなどの炭化水素系ガスに切り替えること
により、安定的に供給することができる。更に、断熱容
器2は外部容器5と内部容器6との空間を真空化する真
空断熱構造とすることにより、外部への放熱ロスを少な
くし、触媒燃焼体4への水素供給量を増加させ、水素利
用効率を向上させるのに貢献することができる。この場
合、真空断熱層は単なる真空断熱構造でもよいが、断熱
層の内壁に反射率の高い銅、アルミニウム、銀などをメ
ッキした真空断熱構造、若しくは真空断熱層に反射率の
高いアルミ箔、銅箔、アルミ蒸着フィルム等の輻射断熱
材を積層状態で設けた積層断熱構造、若しくは真空断熱
層にパーライト粉末、中空ガラス球等の微粉末を充填し
た真空断熱構造を用いることができる。真空断熱層の高
い断熱効率をより長時間に亘って維持するには、ゲッタ
ー材を充填するとよい。このほか、本発明は、その基本
的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変更することが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、燃
料ガスを触媒燃焼体のほぼ全体に均一に分配供給するよ
うにしているので、触媒燃焼体のほぼ全体を均一に燃焼
させ、水素吸蔵合金の全体をほぼ均一に加熱することが
できる。したがって、水素放出効率を向上させることが
できて汎用性を向上させることができる。
【0062】また、触媒燃焼体の燃焼による熱を水素吸
蔵合金における上記触媒燃焼体に対する離隔側の全体に
ほぼ均一に直接伝導により伝熱することにより、水素吸
蔵合金の収納量が多くてもその全体をほぼ均一に加熱す
ることができる。したがって、水素放出効率を更に一層
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る水素貯蔵装置に
用いる水素貯蔵容器を示す縦断面図である。
【図2】同水素貯蔵容器を示す平面図である。
【図3】同水素貯蔵容器を示す底面図である。
【図4】同水素貯蔵容器を示し、図1のIV−IV矢視横断
面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る水素貯蔵装置の
配管系統図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る水素貯蔵装置に
用いる水素貯蔵容器を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る水素貯蔵装置に
用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る水素貯蔵装置に
用いる水素貯蔵容器を示し、図1と同様の縦断面図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る水素貯蔵装置に
用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面図であ
る。
【図10】本発明の第6の実施形態に係る水素貯蔵装置
に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面図で
ある。
【図11】本発明の第7の実施形態に係る水素貯蔵装置
に用いる水素貯蔵容器を示し、図1と同様の縦断面図で
ある。
【図12】同水素貯蔵容器を示し、図11のXII−XII矢
視図である。
【図13】同水素貯蔵容器を示し、図11のXIII−XIII
矢視横断面図である。
【図14】同水素貯蔵容器を示し、図11のXIV−XIV矢
視横断面図である。
【図15】同水素貯蔵容器を示し、図11のXV−XV矢視
横断面図である。
【図16】同水素貯蔵容器を示し、図11のXVI−XVI矢
視横断面図である。
【図17】同水素貯蔵容器を示し、図11のXVII−XVII
矢視横断面図である。
【図18】本発明の第7の実施形態に係る水素貯蔵装置
の配管系統図である。
【図19】本発明の第8の実施形態に係る水素貯蔵装置
に用いる水素貯蔵容器を示し、図4と同様の横断面図で
ある。
【符号の説明】
1 水素貯蔵容器 2 断熱容器 3 水素吸蔵合金 4 触媒燃焼体 13 合金充填容器 17 触媒燃焼体容器 18 胴部(分配板) 18a 分散用小穴 21 真空断熱層 24 流路 25 流路 26 フィルタ 29 流路 30 流路 32 流路 33 伝熱フィン 36 流路 37 流路 41 流路 68 分散材 74 流路 75 流路 77 伝熱体 78〜82 合金充填容器 83〜90 触媒燃焼体容器 98 分配板 91 流路 92 流路 101 流路 104 流路 110 流路 111 伝熱フィン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合金充填容器と、この合金充填容器に収
    められた水素吸蔵合金と、この水素吸蔵合金を水素放出
    させるために加熱する触媒燃焼体と、この触媒燃焼体の
    全体に燃料ガスをほぼ均一に分配する手段と、上記水素
    吸蔵合金から放出される水素を外部に取出す手段とを備
    えた水素貯蔵装置。
  2. 【請求項2】 水素吸蔵合金が水素を吸蔵する際に発生
    する反応熱を除去するための冷却手段を備えた請求項1
    記載の水素吸蔵装置。
  3. 【請求項3】 触媒燃焼体の燃焼による熱を水素吸蔵合
    金における上記触媒燃焼体に対する離隔側の全体にほぼ
    均一に直接伝導により伝熱し得る伝熱手段を備えた請求
    項1または2記載の水素貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 触媒燃焼体に供給する燃料ガスが水素ガ
    ス、炭化水素系ガス、若しくはそれらを含む混合ガスで
    ある請求項1ないし3のいずれかに記載の水素貯蔵装
    置。
  5. 【請求項5】 水素吸蔵合金から放出される水素ガスの
    一部を触媒燃焼体の燃料として用いるように構成された
    請求項1ないし4のいずれかに記載の水素貯蔵装置。
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