JP2001303519A - 簡易足場 - Google Patents
簡易足場Info
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- JP2001303519A JP2001303519A JP2000157404A JP2000157404A JP2001303519A JP 2001303519 A JP2001303519 A JP 2001303519A JP 2000157404 A JP2000157404 A JP 2000157404A JP 2000157404 A JP2000157404 A JP 2000157404A JP 2001303519 A JP2001303519 A JP 2001303519A
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】重交通路での点検作業は、懸架式橋梁保守点検
装置を鋼Ｉ桁に装着して行う方法がとられているが、そ
の点検装置の装着には、高所作業車を用いたり、若しく
は足場を地上に建てこむ方法がとられていた。この方法
だと道路規制による交通規制が必要であるが、この交通
規制をなくし、また、人件費や付帯工事費等のコスト低
減を図った懸架式簡易足場を提供する。 【解決手段】鋼構造物の橋脚上において、鋼Ｉ桁下フラ
ンジＡａ，Ａｂの一方側に装着するロック機構と、その
他方側に装着するロック機構とで構成される装着手段に
より、銅Ｉ桁下フランジに懸架し、橋脚上から床ユニッ
ト上に搭乗可能とする着脱自在の懸吊式簡易足場とし、
また、本発明を利用して橋脚間の移動をも可能とする。
装置を鋼Ｉ桁に装着して行う方法がとられているが、そ
の点検装置の装着には、高所作業車を用いたり、若しく
は足場を地上に建てこむ方法がとられていた。この方法
だと道路規制による交通規制が必要であるが、この交通
規制をなくし、また、人件費や付帯工事費等のコスト低
減を図った懸架式簡易足場を提供する。 【解決手段】鋼構造物の橋脚上において、鋼Ｉ桁下フラ
ンジＡａ，Ａｂの一方側に装着するロック機構と、その
他方側に装着するロック機構とで構成される装着手段に
より、銅Ｉ桁下フランジに懸架し、橋脚上から床ユニッ
ト上に搭乗可能とする着脱自在の懸吊式簡易足場とし、
また、本発明を利用して橋脚間の移動をも可能とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼構造物の鋼Ｉ桁
下フランジに懸吊する簡易足場の構造に関する。
下フランジに懸吊する簡易足場の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、長大橋や高架道路の保守点検にお
いては、懸架式橋梁保守点検装置を鋼Ｉ桁に装着して行
う方法がとれている。そして、それらの点検装置の装着
には、高所作業車を用いたり、もしくは足場を地上に建
てこむ方法等がとられていた。また、橋梁の構造上、橋
脚上では隣接する鋼Ｉ桁間を越えて移動できないタイプ
のものが多く、点検装置を隣の鋼Ｉ桁への付け替え作業
では、その都度、高所作業車を用いたり、或いは事前に
鋼Ｉ桁間をまたがる足場を架設しておく必要があった。
そのため重交通路での点検作業は、道路規制による交通
規制が必要であり、また、人件費や付帯工事費のコスト
アップ等の問題があった。
いては、懸架式橋梁保守点検装置を鋼Ｉ桁に装着して行
う方法がとれている。そして、それらの点検装置の装着
には、高所作業車を用いたり、もしくは足場を地上に建
てこむ方法等がとられていた。また、橋梁の構造上、橋
脚上では隣接する鋼Ｉ桁間を越えて移動できないタイプ
のものが多く、点検装置を隣の鋼Ｉ桁への付け替え作業
では、その都度、高所作業車を用いたり、或いは事前に
鋼Ｉ桁間をまたがる足場を架設しておく必要があった。
そのため重交通路での点検作業は、道路規制による交通
規制が必要であり、また、人件費や付帯工事費のコスト
アップ等の問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するため創案されたものであり、橋脚上において、
鋼Ｉ桁下フランジの一方から着脱自在の懸吊式簡易足場
を組込み、その簡易足場に搭乗して、保守点検装置を鋼
Ｉ桁下フランジへの着脱を可能とし、また、前記簡易足
場を利用して、橋脚上における鋼Ｉ桁間の移動手段に用
いることにより、効率的な保守点検作業が可能となり、
重交通路での交通規制をなくすと共に、人件費や付帯設
備費等のコスト低減に供することを課題としている。
解決するため創案されたものであり、橋脚上において、
鋼Ｉ桁下フランジの一方から着脱自在の懸吊式簡易足場
を組込み、その簡易足場に搭乗して、保守点検装置を鋼
Ｉ桁下フランジへの着脱を可能とし、また、前記簡易足
場を利用して、橋脚上における鋼Ｉ桁間の移動手段に用
いることにより、効率的な保守点検作業が可能となり、
重交通路での交通規制をなくすと共に、人件費や付帯設
備費等のコスト低減に供することを課題としている。
【０００４】
【０００５】上記課題を解決するため、鋼構造物の橋脚
上において、鋼Ｉ桁下フランジの一方側に装着するロッ
ク機構と、その他方側に装着するロック機構とにより構
成される装着手段により、鋼Ｉ桁下フランジ下面に架設
する略四角の筒型支持金具と、その支持金具の下端側に
設けた吊金具に係止した垂直ロープと筋かいロープとに
より、前記ロープの下方を係止する吊り金具と、橋脚側
に反力受け座と、作業者を囲閉するネットを張設した折
りたたみ式手摺とを具えた折りたたみ可能な床ユニット
を懸吊し、橋脚上から床ユニット上に搭乗可能な構造と
したことを特徴とするものである。
上において、鋼Ｉ桁下フランジの一方側に装着するロッ
ク機構と、その他方側に装着するロック機構とにより構
成される装着手段により、鋼Ｉ桁下フランジ下面に架設
する略四角の筒型支持金具と、その支持金具の下端側に
設けた吊金具に係止した垂直ロープと筋かいロープとに
より、前記ロープの下方を係止する吊り金具と、橋脚側
に反力受け座と、作業者を囲閉するネットを張設した折
りたたみ式手摺とを具えた折りたたみ可能な床ユニット
を懸吊し、橋脚上から床ユニット上に搭乗可能な構造と
したことを特徴とするものである。
【０００６】また、固定金具と支持金具とを連結する回
動自在の軸を支点として、鋼Ｉ桁下フランジの一方側
に、一方側の支持金具を垂直の状態で装着し、前記支持
金具の垂直状態から水平状態に他方側を揚げ、先に装着
した一方側の固定金具と他方側の固定金具とを共に回転
機構により中央部へ引寄せる構造として装着することを
特徴とするものである。
動自在の軸を支点として、鋼Ｉ桁下フランジの一方側
に、一方側の支持金具を垂直の状態で装着し、前記支持
金具の垂直状態から水平状態に他方側を揚げ、先に装着
した一方側の固定金具と他方側の固定金具とを共に回転
機構により中央部へ引寄せる構造として装着することを
特徴とするものである。
【０００７】また、鋼構造物の多様な構造に対応可能な
るよう、固定金具が鋼Ｉ桁下フランジ端面のテーパ形状
に当接するフランジ幅調整機構とフランジ厚調整機構と
を設けたことを特徴とするものである。
るよう、固定金具が鋼Ｉ桁下フランジ端面のテーパ形状
に当接するフランジ幅調整機構とフランジ厚調整機構と
を設けたことを特徴とするものである。
【０００８】また、鋼構造物は、多数条の鋼Ｉ桁が付設
された橋脚上において、順次、鋼Ｉ桁への着脱を繰返す
ことにより、作業者の移動手段とする方法が可能な構造
であることを特徴としている。また、鋼Ｉ桁に設けられ
たマンホールを利用する場合においても、橋脚上におけ
る各桁間の運搬または移動は、銅Ｉ桁のマンホールのサ
イズは小さく形成されており、限られたスペースを通過
するためのコンパクト化並びに軽量化が必要である。そ
のため、本発明は組立、解体可能な構造としたことを特
徴とするものである。
された橋脚上において、順次、鋼Ｉ桁への着脱を繰返す
ことにより、作業者の移動手段とする方法が可能な構造
であることを特徴としている。また、鋼Ｉ桁に設けられ
たマンホールを利用する場合においても、橋脚上におけ
る各桁間の運搬または移動は、銅Ｉ桁のマンホールのサ
イズは小さく形成されており、限られたスペースを通過
するためのコンパクト化並びに軽量化が必要である。そ
のため、本発明は組立、解体可能な構造としたことを特
徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき図面を参照して説明する。図１及び２に示すよう
に、略四角形の筒型の支持金具１に設けた固定金具２
ａ、２ｂ（ｂはａと対称的に形成されたものであること
を示す。以下簡略化のため図若しくは符号を省略したも
のがある。）は調整金具９ａ、９ｂを具え、鋼Ｉ桁下フ
ランジＡａ、Ａｂの両端を挟装して装着可能に形成され
ている。
づき図面を参照して説明する。図１及び２に示すよう
に、略四角形の筒型の支持金具１に設けた固定金具２
ａ、２ｂ（ｂはａと対称的に形成されたものであること
を示す。以下簡略化のため図若しくは符号を省略したも
のがある。）は調整金具９ａ、９ｂを具え、鋼Ｉ桁下フ
ランジＡａ、Ａｂの両端を挟装して装着可能に形成され
ている。
【００１０】床ユニット５は、床ユニット５ａと５ｂと
を蝶番２４により連結されて形成し、折りたたみ時に
は、鋼Ｉ桁に設けられたマンホールを通過可能の大きさ
としている。また、橋脚Ｂ側に複数の反力受け座１３を
設けている。
を蝶番２４により連結されて形成し、折りたたみ時に
は、鋼Ｉ桁に設けられたマンホールを通過可能の大きさ
としている。また、橋脚Ｂ側に複数の反力受け座１３を
設けている。
【００１１】ロープ（ナイロンロープ又はワイヤもしく
はチェーン）４ａは、支持金具１の下方に設けた上部吊
り金具３ａから、下部吊り金具２０ａに係止して床ユニ
ット５を懸吊している。また、筋かいロープ１４ａは、
折りたたみ床ユニット５ａと５ｂとを展開した状態にお
いて、当該床ユニット５ａ、５ｂが水平に保持される状
態に調節した長さとしている。また、上部吊り金具はロ
ープ４ａの吊り金具３ａを共用している。
はチェーン）４ａは、支持金具１の下方に設けた上部吊
り金具３ａから、下部吊り金具２０ａに係止して床ユニ
ット５を懸吊している。また、筋かいロープ１４ａは、
折りたたみ床ユニット５ａと５ｂとを展開した状態にお
いて、当該床ユニット５ａ、５ｂが水平に保持される状
態に調節した長さとしている。また、上部吊り金具はロ
ープ４ａの吊り金具３ａを共用している。
【００１２】また、はしご１５は、橋脚Ｂ上から床ユニ
ット５ａ、５ｂに搭乗できるように形成され、支持金具
１を跨乗して下端部を床ユニット５ａ、５ｂに設けたは
しご孔１６ａ、１６ｂに挿着するようにしている。ま
た、橋脚Ｂ上に位置する個所に滑り止め用着座１８を具
えている。また、はしご１５の頂部に設けた連結部２２
を係止金物１９により支持金具１に固定できるように形
成している。
ット５ａ、５ｂに搭乗できるように形成され、支持金具
１を跨乗して下端部を床ユニット５ａ、５ｂに設けたは
しご孔１６ａ、１６ｂに挿着するようにしている。ま
た、橋脚Ｂ上に位置する個所に滑り止め用着座１８を具
えている。また、はしご１５の頂部に設けた連結部２２
を係止金物１９により支持金具１に固定できるように形
成している。
【００１３】また、手摺１７は、折りたたみ床ユニット
５ｂの先端部に組立、解体可能に配設され、落下防止用
ナイロン製ネット２３を、橋脚側を除く三方に張設する
ようにしている。
５ｂの先端部に組立、解体可能に配設され、落下防止用
ナイロン製ネット２３を、橋脚側を除く三方に張設する
ようにしている。
【００１４】また、固定金具２ａ、２ｂは、中央におい
て左ねじ、右ねじ対称に螺刻されたねじ棒６に連結さ
れ、支持金具１の上面に設けられたねじ棒軸受７ａ、７
ｂに支持されており、ハンドル８ａもしくは８ｂを回転
させることにより左右対称に作動するようになってい
る。
て左ねじ、右ねじ対称に螺刻されたねじ棒６に連結さ
れ、支持金具１の上面に設けられたねじ棒軸受７ａ、７
ｂに支持されており、ハンドル８ａもしくは８ｂを回転
させることにより左右対称に作動するようになってい
る。
【００１５】また、図３及び４に示すように、固定金具
２ａ、２ｂの鋼Ｉ桁下フランジＡａ、Ａｂへの装着は、
固定金具２ａ、２ｂの上方内側に設けた調整金具９ａ、
９ｂと、押上げ金具１０ａ、１０ｂとで鋼Ｉ桁下フラン
ジＡａ、Ａｂを下方から、それぞれの押上げボルト１１
ａ、１１ｂにより装着されるようになっている。
２ａ、２ｂの鋼Ｉ桁下フランジＡａ、Ａｂへの装着は、
固定金具２ａ、２ｂの上方内側に設けた調整金具９ａ、
９ｂと、押上げ金具１０ａ、１０ｂとで鋼Ｉ桁下フラン
ジＡａ、Ａｂを下方から、それぞれの押上げボルト１１
ａ、１１ｂにより装着されるようになっている。
【００１６】また、固定金具２ａ、２ｂの下方部に設け
た支持金具１と連結する回動自在の軸１２ａ、１２ｂ
は、いずれか一方の軸を支点として、支持金具１が、９
０°以上の回動が可能に形成されている。
た支持金具１と連結する回動自在の軸１２ａ、１２ｂ
は、いずれか一方の軸を支点として、支持金具１が、９
０°以上の回動が可能に形成されている。
【００１７】軸２１ａ、２１ｂは、調整金具９ａ、９ｂ
が鋼Ｉ桁下フランジＡａ、Ａｂのテーパ形状に当接する
よう回動自在に形成されて、固定金具２ａ、２ｂに固着
されている。また、１１ａの押上げボルトは、当該下フ
ランジ厚に対応可能な長さに調節されている。
が鋼Ｉ桁下フランジＡａ、Ａｂのテーパ形状に当接する
よう回動自在に形成されて、固定金具２ａ、２ｂに固着
されている。また、１１ａの押上げボルトは、当該下フ
ランジ厚に対応可能な長さに調節されている。
【００１８】図５は、作業者Ｍが鋼Ｉ桁下フランジＡａ
側から、支持金具１を当該下フランジＡａに固定金具２
ａを垂直に装着した状態を示し、回動自在の軸１２ａを
介し、図１に示すように水平の状態に装着せんとする使
用状況を示したものである。
側から、支持金具１を当該下フランジＡａに固定金具２
ａを垂直に装着した状態を示し、回動自在の軸１２ａを
介し、図１に示すように水平の状態に装着せんとする使
用状況を示したものである。
【００２０】また、図６は、鋼Ｉ桁Ａ１及びＡ２間に橋
梁の常設歩廊Ｃが設けられて入る場合において、鋼Ｉ桁
Ａ１と歩廊Ｃの間隔は特に狭く構成されているため、支
持金具３１に設けた固定金具３２ａ、３２ｂの固定位置
を偏移して形成し、当該狭隘場所での使用を可能とした
使用状況を示したものである。
梁の常設歩廊Ｃが設けられて入る場合において、鋼Ｉ桁
Ａ１と歩廊Ｃの間隔は特に狭く構成されているため、支
持金具３１に設けた固定金具３２ａ、３２ｂの固定位置
を偏移して形成し、当該狭隘場所での使用を可能とした
使用状況を示したものである。
【００２０】また、上述の支持金具１、固定金具２ａ、
２ｂ、床ユニット５、調整金具９ａ、はしご１５、手摺
１７及び係止金物１９は、軽量化のため軽金属を使用
し、反力受け座１３及び滑り止め着座１８は樹脂を使用
している。
２ｂ、床ユニット５、調整金具９ａ、はしご１５、手摺
１７及び係止金物１９は、軽量化のため軽金属を使用
し、反力受け座１３及び滑り止め着座１８は樹脂を使用
している。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。長大橋や高架道路に
おける点検装置の装着には、高所作業車を用いたり、足
場を地上に建てこむなどしていたが、本発明の簡易足場
は、鋼構造物の橋脚上において、鋼Ｉ桁下フランジの一
方側に装着するロック機構と、その他方側に装着するロ
ック機構とにより構成される装着手段により、鋼Ｉ桁下
フランジ下面に架設する略四角の筒型支持金具と、その
支持金具の下端側に設けた吊金具に係止した垂直ロープ
と筋かいロープとにより、前記ロープの下方を係止する
吊り金具と、橋脚側に反力受け座と、作業者を囲閉する
ネットを張設した折りたたみ式手摺とを具えた折りたた
み可能な床ユニットを懸吊し、橋脚上から床ユニット上
に搭乗可能な構造としたことから、効率的な保守点検装
置の装着作業が容易となり、橋脚上の鋼Ｉ桁間を移動で
きる。また、道路規制をする必要がなく、人件費や付帯
工事費等のコスト低減に効果大である。
ので、次に記載する効果を奏する。長大橋や高架道路に
おける点検装置の装着には、高所作業車を用いたり、足
場を地上に建てこむなどしていたが、本発明の簡易足場
は、鋼構造物の橋脚上において、鋼Ｉ桁下フランジの一
方側に装着するロック機構と、その他方側に装着するロ
ック機構とにより構成される装着手段により、鋼Ｉ桁下
フランジ下面に架設する略四角の筒型支持金具と、その
支持金具の下端側に設けた吊金具に係止した垂直ロープ
と筋かいロープとにより、前記ロープの下方を係止する
吊り金具と、橋脚側に反力受け座と、作業者を囲閉する
ネットを張設した折りたたみ式手摺とを具えた折りたた
み可能な床ユニットを懸吊し、橋脚上から床ユニット上
に搭乗可能な構造としたことから、効率的な保守点検装
置の装着作業が容易となり、橋脚上の鋼Ｉ桁間を移動で
きる。また、道路規制をする必要がなく、人件費や付帯
工事費等のコスト低減に効果大である。
【００２２】また、簡易足場は、固定金具と支持金具と
を連結する回転自在の軸を介し、支持金具を鋼Ｉ桁下フ
ランジの一方側に垂直の状態で装着可能な構造とし、前
記垂直状態から水平状態に他方を揚げ、他方の固定金具
を前記装着した一方側の固定金具と共に回転機構により
中央部へ引寄せる構造としているため、橋脚上における
一方向からの着脱が可能である。
を連結する回転自在の軸を介し、支持金具を鋼Ｉ桁下フ
ランジの一方側に垂直の状態で装着可能な構造とし、前
記垂直状態から水平状態に他方を揚げ、他方の固定金具
を前記装着した一方側の固定金具と共に回転機構により
中央部へ引寄せる構造としているため、橋脚上における
一方向からの着脱が可能である。
【００２３】また、上述の構造は、支持金具と固定金具
とは回動自在の軸で連結されていることから、一方側の
調整金具に、押上げボルトにより押上金物を装着し、ね
じ棒を回転して、他方側の調整金具が下フランジに掛か
る位置に達すれば、床ユニットの落下の危険性はなく、
はしごを架設して床ユニットに搭乗が可能である。そし
て、床ユニットに搭乗し、押しボルトにより固定金具を
固定する。また、逆に解体する場合は、上述の装着手順
の逆により行えば容易に可能である。また、初めに装着
した側の反対側への解体も可能である。このことから本
発明の簡易足場を利用し、橋脚間の移動が可能である。
とは回動自在の軸で連結されていることから、一方側の
調整金具に、押上げボルトにより押上金物を装着し、ね
じ棒を回転して、他方側の調整金具が下フランジに掛か
る位置に達すれば、床ユニットの落下の危険性はなく、
はしごを架設して床ユニットに搭乗が可能である。そし
て、床ユニットに搭乗し、押しボルトにより固定金具を
固定する。また、逆に解体する場合は、上述の装着手順
の逆により行えば容易に可能である。また、初めに装着
した側の反対側への解体も可能である。このことから本
発明の簡易足場を利用し、橋脚間の移動が可能である。
【００２４】また、調整金具は回動自在の軸に形成され
ているため、あらゆる形状の鋼Ｉ桁下フランジ端面のテ
ーパ形状、並びに下フランジ厚に対応可能である。
ているため、あらゆる形状の鋼Ｉ桁下フランジ端面のテ
ーパ形状、並びに下フランジ厚に対応可能である。
【００２５】また、鋼構造物は、多数条の鋼Ｉ桁で構成
されているが、鋼Ｉ桁に設けられたマンホールを通過す
る場合、折りたたみ可能な床ユニットに形成されてお
り、運搬、装着とも橋脚上での作業が容易であり、人件
費のコスト低減になる。
されているが、鋼Ｉ桁に設けられたマンホールを通過す
る場合、折りたたみ可能な床ユニットに形成されてお
り、運搬、装着とも橋脚上での作業が容易であり、人件
費のコスト低減になる。
【００２６】また、支持金具に設けた固定金具を偏移し
て利用することにより、橋梁の常設歩廊から直接設置す
る作業場に活用するなど、鋼Ｉ桁の付設環境に対応した
活用範囲が広く期待できる。
て利用することにより、橋梁の常設歩廊から直接設置す
る作業場に活用するなど、鋼Ｉ桁の付設環境に対応した
活用範囲が広く期待できる。
【図１】本発明の簡易足場を鋼Ｉ桁下フランジの両端に
装着し、支持金具下部の吊り金具からロープにより、床
ユニットを懸吊した状熊を示す全体正面図である。
装着し、支持金具下部の吊り金具からロープにより、床
ユニットを懸吊した状熊を示す全体正面図である。
【図２】前図１の側面図である。
【図３】鋼Ｉ桁下フランジのテーパ形状端面に固定金具
を装着した状態を示す平面図である。
を装着した状態を示す平面図である。
【図４】鋼Ｉ桁下フランジのテーパ形状端面に固定金具
及び調芯金具を装着した状態を示す詳細側面図である。
及び調芯金具を装着した状態を示す詳細側面図である。
【図５】作業者が鋼Ｉ桁下フランジの一方側から、支持
金具を当該下フランジに固定金具を装着した状態を示
し、回動自在の軸を介し、垂直の状態から図１の水平の
状態に装着せんとする状況を示す正面図である。
金具を当該下フランジに固定金具を装着した状態を示
し、回動自在の軸を介し、垂直の状態から図１の水平の
状態に装着せんとする状況を示す正面図である。
【図６】隣接する鋼Ｉ桁間に設けられた常設歩廊と鋼Ｉ
桁との狭隘場所で、簡易足場の取付け固定金具の固定位
置を偏移して形成し、当該狭隘場所での簡易足場の使用
状況を示す正面図ある。
桁との狭隘場所で、簡易足場の取付け固定金具の固定位
置を偏移して形成し、当該狭隘場所での簡易足場の使用
状況を示す正面図ある。
Ａ１、Ａ２ 鋼Ｉ桁 Ａａ、Ａｂ 鋼Ｉ桁下フランジ Ｂ 橋脚上 Ｃ 常設歩廊 Ｍ 作業者 １、３１ 支持金具 ２ａ、２ｂ、３２ａ、３２ｂ 固定金具 ３ａ、３ｂ 上部吊り金具 ４ａ、４ｂ ロープ ５ａ、５ｂ 床ユニット ６ ねじ棒 ７ａ、７ｂ ねじ棒軸受 ８ａ、 ８ｂハンドル ９ａ、９ｂ 調整金具 １０ａ、１０ｂ 押上げ金具 １１ａ、１１ｂ 押上げボルト １２ａ、１２ｂ、２１ａ、２１ｂ 軸 １３ 反力受け座 １４ 筋かいロープ １５ はしご １６ａ、１６ｂ はしご孔 １７ 折りたたみ式手摺 １８ 着座 １９ 係止金物 ２０ａ、２０ｂ 下部吊り金具 ２２ 連結部 ２３ ネット ２４ 蝶番
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田崎 智功 兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式会 社富士インダストリーズ機械金属本部内 (72)発明者 仲田 勝彦 兵庫県神戸市兵庫区出在家町１丁目２番５ 号 東洋ハイメック株式会社工事部内 (72)発明者 小林 泰弘 兵庫県神戸市兵庫区出在家町１丁目２番５ 号 東洋ハイメック株式会社設計部内 (72)発明者 日吉 一之 兵庫県神戸市兵庫区出在家町１丁目２番５ 号 東洋ハイメック株式会社設計部内 (72)発明者 富永 健二 兵庫県神戸市兵庫区出在家町１丁目２番５ 号 東洋ハイメック株式会社設計部内 Ｆターム(参考） 2D059 AA07 EE02 GG39 2E003 EA04 EB02
Claims (4)
- 【請求項１】 鋼Ｉ桁下フランジの一方側に装着するロ
ック機構と、その他方側に装着するロック機構とにより
構成される装着手段により、鋼Ｉ桁下フランジ下面に架
設する略四角の筒型支持金具と、その支持金具の下端側
に設けた吊金具に係止した垂直ロープと筋かいロープと
により、前記ロープの下方を係止する吊り金具と、橋脚
側に反力受け座と、作業者を囲閉するネットを張設した
折りたたみ式手摺とを具えた折りたたみ可能な床ユニッ
トを懸吊し、橋脚上から床ユニット上に搭乗可能な構造
としたことを特徴とする着脱自在の懸吊式簡易足場。 - 【請求項２】 固定金具と支持金具とを連結する回動自
在の軸を支点として、鋼Ｉ桁下フランジの一方側に、一
方側の支持金具を垂直の状態で装着し、前記支持金具の
垂直状態から水平状態に他方側を揚げ、先に装着した一
方側の固定金具と他方側の固定金具とを共に回転機構に
より中央部へ引寄せる構造として装着することを特徴と
する請求項１記載の簡易足場。 - 【請求項３】 固定金具が鋼Ｉ桁下フランジ端面のテー
パ形状に当接するフランジ幅調整機構とフランジ厚調整
機構とを設けたことを特徴とする請求項１又は請求項２
記載の簡易足場。 - 【請求項４】 多数条の鋼Ｉ桁が付設された橋脚上にお
いて、順次、鋼Ｉ桁への着脱を繰返すことにより、作業
者の移動手段とする方法が可能な構造であることを特徴
とする請求項１記載の簡易足場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000157404A JP2001303519A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 簡易足場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000157404A JP2001303519A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 簡易足場 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001303519A true JP2001303519A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18662042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000157404A Pending JP2001303519A (ja) | 2000-04-19 | 2000-04-19 | 簡易足場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001303519A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138582A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Hirose & Co Ltd | 移動式吊り足場 |
| CN110552493A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-12-10 | 广州中石科技有限公司 | 一种悬挂组件和悬吊脚手架 |
| CN111980393A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-24 | 中国二十二冶集团有限公司 | 用于高空异形挑檐结构吊顶安装的施工方法 |
-
2000
- 2000-04-19 JP JP2000157404A patent/JP2001303519A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007138582A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Hirose & Co Ltd | 移動式吊り足場 |
| JP4634917B2 (ja) * | 2005-11-18 | 2011-02-16 | ヒロセ株式会社 | 移動式吊り足場 |
| CN110552493A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-12-10 | 广州中石科技有限公司 | 一种悬挂组件和悬吊脚手架 |
| CN111980393A (zh) * | 2020-08-31 | 2020-11-24 | 中国二十二冶集团有限公司 | 用于高空异形挑檐结构吊顶安装的施工方法 |
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