JP2001303358A - 耐摩耗性に優れた高性能釣糸 - Google Patents
耐摩耗性に優れた高性能釣糸Info
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- JP2001303358A JP2001303358A JP2000119821A JP2000119821A JP2001303358A JP 2001303358 A JP2001303358 A JP 2001303358A JP 2000119821 A JP2000119821 A JP 2000119821A JP 2000119821 A JP2000119821 A JP 2000119821A JP 2001303358 A JP2001303358 A JP 2001303358A
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Abstract
性に極めて優れる新規な高強度ポリエチレン繊維からな
る高性能釣糸。 【解決手段】極限粘度[η]が5以上、その繰り返し単位
が実質エチレンからなる高分子量ポリエチレンからなる
分子配向繊維であって、前記繊維の平均強度が22cN
/dtex以上であり、示差走査熱量計(DSC)で求
めた融解時の吸熱ピークが140〜148℃に1つ以上
存在し、かつ148℃以上に少なくとも1つ以上のピー
クを有する高強度ポリエチレン繊維、及び前記繊維のJ
IS B法(JIS L1095)に準拠する方法によ
り測定した磨耗試験において繊維の切断回数が100,
000回以上である高強度ポリエチレン繊維を使用した
ことを特徴とする高性能釣糸。
Description
りなど釣りの分野で要求される耐摩耗性を改善した釣糸
に関するものである。
ば、特公昭60−47922号公報に開示されるごと
く、超高分子量のポリエチレンを原料にし、いわゆる
“ゲル紡糸法”により従来にない高強度・高弾性率繊維
が得られることが知られており、既に産業上広く利用さ
れている。今回発明した高強度ポリエチレン繊維による
釣糸も極めて優れた高強度・高弾性率を有することは公
知の通りだが、それら釣糸に対して近年はさらなる高性
能の要求、特に釣糸の耐久性・耐疲労特性に対する要求
が非常に高い。しかしながら、高強度ポリエチレン繊維
による釣糸は確かに引張り強度・弾性率には優れるが、
その反面、分子鎖が高度に配向した構造であることが災
いして、耐久性、特に屈曲疲労性や耐摩耗性が、例えば
通常の衣料用のポリエステルやナイロンに比べると劣る
という問題点があった。かかる問題点は本釣糸を釣り具
業界の多岐に渡る種々の分野でその応用を広げようとす
る場合の支障となっていた。
るためには分子鎖の配向程度をよりリラックスさせる必
要があるがそのような方策は強度や弾性率を低下させる
方向であり採用することができない。またポリエチレン
繊維は分子鎖間に強い相互作用を持たず、繰り返しの疲
労にはたやすくフィブリル化を起こすことも、その繊維
の耐久性を向上させることを非常に困難にしていた。以
上より、強度を維持したまま、あるいはさらに強度・弾
性率を向上せしめて、かつ高度の屈曲疲労特性あるいは
摩耗特性を有する高強度ポリエチレン繊維による釣糸を
得る事が課題である。
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を得るに至
った。即ち本発明は、極限粘度[η]が5以上、その繰り
返し単位が実質エチレンからなる高分子量ポリエチレン
分子配向繊維であって、前記繊維の平均強度が22cN
/dtex以上であり、示差走査熱量計(DSC)で求
めた融解時の吸熱ピークが140〜148℃に1つ以上
存在し、かつ148℃以上に少なくとも1つ以上のピー
クを有するポリエチレン繊維からなることを特徴とする
耐摩耗性に優れた高性能釣糸、ポリエチレン繊維が、示
差走査熱量計(DSC)測定における140から148
℃に存在するピークの中で最大の吸熱量を有する第1融
解ピーク(Tm1)と148℃以上にありかつ最大の吸熱
量を有するる第2融解吸熱ピーク(Tm2)との高さの比
が1.4:1.0〜2.9:1.0であることを特徴と
する上記記載の耐摩耗性に優れた高性能釣糸、ポリエチ
レン繊維が、Tm1とTm2との高さの比が1.5:1.0
〜2.9:1.0であることを特徴とする上記記載の耐
摩耗性に優れた高性能釣糸、
なることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸、上
記記載のポリエチレン繊維を芯糸に配したカバーリング
ヤーンからなることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性
能釣糸、及び上記記載のポリエチレン繊維を撚糸にして
なることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸であ
る。
単位が実質エチレンからなる高分子量ポリエチレン分子
配向繊維であって、前記繊維の平均強度が22cN/d
tex以上であり、JIS B法(JIS L109
5)に準拠して測定した摩耗試験において繊維の切断回
数が100,000回以上であるポリエチレン繊維から
なることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸、上
記記載のポリエチレン繊維を組紐にしてなることを特徴
とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸、上記記載のポリエ
チレン繊維を芯糸に配したカバーリングヤーンからなる
ことを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸及び、上
記記載の高強力ポリエチレン繊維を撚糸にしてなること
を特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸である。
極限粘度[η]は5以上であることが肝要である。5未満
では力学的特性、特に引張り強度を発現するのに十分で
なく本発明の目的とする高強度繊維を得る事が極めて困
難となる。極限粘度の上限は特に無いが製糸上の安定性
や生産速度の観点さらには得られる繊維の耐疲労性の観
点からは2.9以下であることが好ましい。2.9を越
えると紡出糸の延伸条件によっては耐疲労特性が反って
劣る場合も起こり得る。
る高強度ポリエチレン繊維は、その原料とするポリマー
についてはその最終の繊維の極限粘度を満足するもので
あれば、特に制限するものでは無いが、耐疲労性を極限
まで高める目的においてはより分子量分布の狭い原料を
用いるのが好ましく、メタロセン系触媒等の重合触媒を
用いることで得られる分子量分布指数Mw/Mnが5以
下のものを使用する事はさらに好ましい。
度ポリエチレン繊維における最も重要な構成はその繊維
の示差走査熱量計(DSC)で求めた融解時の吸熱ピー
クが140〜148℃に少なくとも1つ以上存在し、か
つ148℃以上に少なくとも1つ以上のピークを有する
ことである。例えば特開昭63−275708号公報に
はエチレン以外のαオレフィンを共重合するという特殊
な手法により得られた高強度ポリエチレン繊維におい
て、その繊維をアルミパーン等に巻き付けて、繊維が緊
張状態になるようにDSC測定した場合に主ピークに加
えて共重合に由来する複数の高温ピークが観察されると
いう技術開示があるが、通常そのような高強度ポリエチ
レン繊維を、繊維が緊張拘束された状態でDSC測定す
ると融点の上昇や、場合によっては結晶転移等による複
数のピークが発生することは良く知られている。
度ポリエチレン繊維は、実質エチレン単位の実質ホモポ
リマーに近い高強度ポリエチレン繊維であり、かつ後に
述べる本発明のDSCの測定手法において、繊維を一旦
5mm以下に切断し完全に無拘束の状態で測定してい
る。この様な場合においても、かかる高温に複数の融解
ピークを有する高強度ポリエチレン繊維は、発明者の知
るところ新規な知見である。このように完全な無拘束の
状態でも高温域に複数の融解ピークが存在する理由とし
て、通常のポリエチレン結晶(以下「EC」という)と
は異なる高温融解タイプの結晶構造(以下「HMC」と
いう)が存在していると推定される。後に実施例で示す
通り、繊維の表面での含有溶剤をより積極的に除去し構
造形成させると好ましい結果が得られることから、その
HMCは繊維の表面層に優先的に配置されていると考え
られ、このHMC層が繊維の強度を維持する機能を有
し、極めて優れた耐疲労特性あるいは摩耗特性を発生さ
せる要因であると推定することが可能である。
な溶剤を2種類用いた紡糸方法により得られた半延伸糸
が、言うところの無拘束状態で測定して複数の融点ピー
クを観察された実施例が開示されている。かかる実施例
の最終的な延伸糸の融解ピークがいかなるものか想像す
るしかない。また、この半延伸糸の言うところの無拘束
状態がいかなる状態かも推測するしかないが、通常糸を
細く切断しないで、測定用のアルミパーンに挿入して測
定するだけでは、例えその繊維がアルミ小片に巻き付け
た通常の測定に比べて拘束状態が少ないと言えども、実
際にはパーン中の糸はパーン底部と蓋との間で局所的に
固定されたり、試料全般に応力の不均一分布が生じるこ
とによりしばしば多重のピークが観測されるのは常であ
り公知の現象である。このような測定上の影響を避ける
ために、本発明者らが行うように慎重に非常に短い長さ
に切断する必要がある。仮に該公報が本発明と同一の測
定であるとしても、実施例に記載の温度域は本特許で規
定する範囲外にあり、発明の目指す耐疲労性や屈曲摩耗
特性に劣るであろうことことが以下に述べる事情により
推測される。元より、公報に開示されている方法、すな
わち紡糸直後に第1溶剤が第2溶剤に実質に抽出される
緩慢な手法では表面層に緻密な構造を取ることは困難で
ある。
度ポリエチレン繊維においては、DSCにより求めた融
解ピークが140℃〜148℃に少なくとも1つ以上存
在する必要がある。特にそれは複数のピークにおいて最
も吸熱値の大きな主ピークであることが好ましい。主ピ
ークは繊維の主要部分を占める平均構造(EC)を反映
すると考えられ、それが140℃未満では繊維自体の耐
熱性が十分でなくなる。またそれが148℃を越える
と、平均の繊維構造がむしろ拘束力の高い例えば伸び切
り鎖構造的になり、繊維自体の疲労性はむしろ低下す
る。本発明者らは、繊維の疲労特性、特にこの場合は屈
曲疲労特性がこの主ピークが140℃〜148℃にある
場合最適になることを見出し本発明である高性能ポリエ
チレンに使用する繊維を得るに到達した。
る高強度ポリエチレン繊維は148℃以上に少なくとも
一つのピークの存在が必要である。即ち、本発明に係る
繊維のDSC測定における複数の吸熱ピークにおいて1
48℃以上に存在する第2融解ピーク(Tm2)が耐疲労
性特性、特に本発明において重要な耐摩耗特性に大きく
影響するHMC構造と対応すると考えている。その形成
のメカニズムは後程記述するが、148℃以上にピーク
を有しない繊維は耐摩耗特性が極端に悪くなる。
用される高強度ポリエチレン繊維の疲労特性、特に耐磨
耗特性は従来の高強度ポリエチレン繊維と比較して格段
に改善されたものとなる。具体的には、JIS B法
(JIS L1095)に準拠して測定した磨耗試験に
おいて繊維の切断回数が100,000回以上の高強度
ポリエチレン繊維となる。
度ポリエチレン繊維を製造する方法は、慎重でかつ新規
な製造法を採用する必要があり以下に開示する方法を推
奨するがもちろんそれに限定されるものではない。即
ち、当該繊維の製造に当たっては、その原料となる高分
子量のポリエチレンの極限粘度[η]は5以上であること
が肝要であり、好ましくは8以上、さらに好ましくは1
0以上である。極限粘度が5未満であると、本来所望と
する繊維の平均強度が22cN/dtex以上の高強度
繊維が得られない。一方、上記の如く極限粘度に上限は
無いが、耐疲労特性付与の観点からは原料となるポリマ
ーの極限粘度は2.9以下が好ましい。
度ポリエチレン繊維においてはポリマーの主成分はエチ
レン成分が99.5mol%以上、好ましくは99.8
mol%以上の実質的にポリエチレンのホモポリマーで
あることが重要である。重合の副反応や重合速度を向上
せしめる、あるいは得られる繊維のクリープ特性等を改
善する目的で極く少量の分岐の導入はむしろ推奨される
が、αオレフィン等の共重合成分が増えすぎると、繊維
の疲労特性には好ましくない。この原因は定かではない
が少量のαオレフィンを共重合すると結晶内での分子鎖
間の滑りが抑制され、これが連続的な繰り返しの変形に
対して応力を緩和させる(逃がす)作用を抑制するので
はないかと推定している。
度ポリエチレン繊維の推奨する製造方法においては、こ
のような高分子量のポリエチレンをデカリン・テトラリ
ン等の揮発性の溶剤やパラフィン、固体パラフィン等の
不揮発性の溶剤を用いて均一な溶解を行い紡糸用のドー
プを得ることができる。この際、濃度は50%以下、好
ましくは2.9%以下が好ましい。さらに言えば使用さ
れる溶液は揮発性の溶媒であることが好ましい。常温固
体または非揮発性の溶剤では、溶剤を糸中から抽出する
速度が緩慢であり、本発明で述べるHMCの形成を十分
に行う事が困難である。この理由は、揮発溶媒を用いる
ことで、紡糸の段階において、表面の溶媒がより積極的
に蒸発し、繊維表面近傍に濃度の高くかつ分子鎖がより
配向しかつ分子鎖同士が連結したような特異な結晶構造
(HMC)を形成することが可能となると推定される。
従来の紡糸技術の常識においてはこのような表面と内部
の構造差は繊維の強度を低下させる要因となり、できる
だけ断面方向の均一にするべく紡糸条件を選択すること
が、ゲル紡糸に限らずポリビニルアルコールやポリアク
リルニトリルなどの乾式紡糸・湿式紡糸はもとより溶融
紡糸においても、つまり紡糸全般に携わる当該技術者の
常識であった。
階でむしろ積極的に内層と外層の構造を変化せしめ、具
体的には表面層の溶剤を瞬間的に積極的に排除し、それ
により表面層に紡糸張力を集中せしめることでHMC層
を形成することにより、強度・弾性率を維持しつつも、
極めて優れた耐摩耗特性・屈曲疲労特性を具備する繊維
が得られうることを見出し本発明に到達した。
糸に使用される高強度ポリエチレン繊維に係る繊維のD
SC測定における複数の吸熱ピークにおいて148℃以
上に存在する第2融解ピーク(Tm2)が少なくともこの
HMCに由来するものと考えている。具体的には、この
第2融解ピークの量をコントロールすることで最適な耐
疲労特性を有する高強度ポリエチレンを提供可能である
ことを見出して上記仮説に到達した。
分子がより交絡しフィブリル化しにくい構造を有してい
る事が想像される。即ち、高強度ポリエチレン繊維を代
表とする配向繊維の屈曲や摩耗による疲労の第一の原因
は繊維の表面層からのフィブリル化にあることは一般に
知られる事実である。より緻密な表面構造を有する本発
明の繊維が耐屈曲疲労特性や耐摩耗特性に優れるのはこ
のような事情によると推定している。
であるのはその全体の結晶構造に占める割合である。す
なわち前述のごとく、140℃〜148℃の存在する第
1吸熱ピーク(Tm1)がECの融解に由来し、148℃
以上に存在する第2のピーク(Tm2)が少なくともHM
Cに由来すると推定しているが、各温度域における最大
の吸熱ピークの高さの比が1.5:1.0〜2.9:
1.0、好ましくは2.0:1.0〜2.9:1.0、
更に好ましくは2.1:1.0〜2.8:1.0である
ことは重要である。1.5:1.0より低温側のピーク
が相対的に低くなるとこれは繊維の表面層を形成すると
推定されるHMCの分率が大きくなりすぎる事を意味
し、耐疲労特性はむしろ悪化する。これは表面層が過度
に硬化することで坐屈疲労のような劣化が促進されるた
めと推定される。一方、その比が2.9:1.0よりも
高温側のピーク値が小さくなる、HMC鎖が相対的に少
なくなり強度特性等に支障はないが本発明の目的とする
耐疲労特性の改良された高強度ポリエチレン繊維の素材
性能を効率よく反映させた高性能釣糸を満足することが
できない。
性能釣糸は、従来と同程度以上の強度・弾性率を有して
尚、耐屈曲・摩耗疲労特性に優れると共に、原理は推定
でしかないが、表面層がより緻密であることを特徴とし
て耐刃性、耐切創性に優れる高強度ポリエチレン繊維を
使用することで機能面、実用面で画期的な高性能釣糸を
得ることを可能をするものである。
強度ポリエチレン繊維を製造する際に推奨される手法
は、紡糸での口金直下で出てきた吐出溶液に対して強制
的に高温の不活性ガスを供給し、糸条の表面の溶剤を積
極的に蒸発させることである。これにより、表面に極く
薄いHMC層を形成させ、紡糸での張力を集中させるこ
とで上記概念の分子鎖がお互いに連結した特異な構造を
出現させることができる。この際の不活性ガスの温度は
60℃以上、好ましくは80℃以上、さらに好ましくは
100℃以上150℃未満であることが推奨される。こ
の際、ガスは経済的な観点から窒素ガスを用いることが
推奨されるが限定されるものでは無い。
れて残留溶剤を蒸発せしめながら数倍に延伸を行い、場
合によって多段階延伸を行っても良い。紡糸で一旦形成
された表面のHMC構造が後段の延伸では消失すること
なく、前述の極めて優れた特性を有する新規な繊維を得
る事ができる。
が、上記高強度ポリエチレン繊維を組紐したもの、該繊
維を芯糸に配したカバーリングヤーンしたもの、或いは
該繊維を撚糸にしたものが推奨できる。
する高強度ポリエチレン繊維の特性値に関する測定法お
よび測定条件を説明する。
性率は、オリエンティック社製「テンシロン」を用い、
試料長200mm(チャック間長さ)、伸長速度100
%/分の条件で歪ー応力曲線を雰囲気温度20℃、相対
湿度65%条件下で測定し、曲線の破断点での応力を強
度(cN/dtex)、曲線の原点付近の最大勾配を与
える接線より弾性率(cN/dtex)を計算して求め
た。なお、各値は10回の測定値の平均値を使用した。
ローデ型毛細粘度管により、種々の希薄溶液の比粘度を
測定し、その粘度の濃度に対するプロットの最小2乗近
似で得られる直線の原点への内挿点より極限粘度を決定
した。測定に際し、サンプルを約5mm長の長さにサン
プルを分割または切断し、ポリマーに対して1wt%の
酸化防止剤(商標名「ヨシノックスBHT」吉富製薬
製)を添加し、135℃で4時間攪拌溶解して測定溶液
を調整した。
定はパーキンエルマー社製「DSC7」を用いた。予め5
mm以下に裁断したサンプル(繊維)をアルミパンに約5
mg充填封入し、同様の空のアルミパンをリファレンス
にして10℃/分の昇温速度で不活性ガス下、室温から
200℃まで上昇させ、その吸熱ピークを求めた。得ら
れた曲線のベースライン補正をし、140℃以上の融解
ピークの数をカウントし、また140℃〜148℃の範
囲で最も吸熱量の大きいピークを第1融解ピークとし、
148℃以上にあり最も吸熱量の大きいピークを第2融
解ピークとし、それぞれの温度およびピーク高さを求
め、後者で前者を除することでピーク比率を求めた。
尚、ピークがショルダー状で判別しにくい場合は150
℃における吸収の高さを第2融解ピークとして代用して
ピーク比を算出した。
は、繊維をなるべく1500dtex相当になるように
合糸あるいは調整し、JIS B法(JIS L109
5)に準拠する方法により測定した。尚、摩擦子は0.
9mmΦの硬質鋼を用い、荷重は0.5g/d、速度1
15回/分、往復距離2.5cm、角度110度で実施
しn=2回の平均値の1000回未満の位は四捨五入し
て採用した。
による高強度ポリエチレン繊維を組紐に調整したものを
次の試験方法にて行った。
を改良して、六角棒の位置にセラミックガイゴを配置し
て試験機とした。よってストローク長、角度等に関して
は、JIS−D−4604(1995)に準じている。
図2に示すように、セラミックガイドにサンプルを通
し、一方をドラムに固定し他方に荷重をかける。荷重は
芯糸のデニール値に対し、1g/dの比率で荷重をかけ
る。1000回ドラムを往復運動させた後に、サンプル
の状態を目視判定した。耐摩耗試験の評価として全く変
化がなければ○、少し毛羽立てば△、毛羽立ちが激しい
もしくは一部でも切断すれば×と評価した。
013に準じていて、上項で述べた耐摩耗性試験前後の
試料で強力保持率を比較した。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
/Mn=3.7の超高分子量ポリエチレンのホモポリマ
ーを10wt%およびデカヒドロナフタレン90wt%
のスラリー状の混合物を分散しながら230℃の温度に
設定したスクリュー型の混練り機で溶解し、170℃に
設定した直径0.7mmを400ホール有する口金に軽
量ポンプにて単孔吐出量1.4g/minで供給した。
ノズル直下に設置したスリット状の気体供給オリフィス
にて1.2m/秒の高速度で100℃に調整した窒素ガ
スをできるだけ糸条に均等に当たるようにして繊維の表
面のデカリンを積極的に蒸発させ、その直後30℃に設
定された空気流にて実質的に冷却し、ノズル下流に設置
されたネルソン状のローラーにて75m/分の速度で引
き取られた、この際に糸状に含有される溶剤は元の重量
の約半分まで低下していた。引き続き、得られた繊維を
100℃の加熱オーブン下で4倍に延伸した、引き続き
この繊維を149℃に設置した加熱オーブン中にて4倍
で延伸した。途中破断することなく均一な繊維を得る事
ができた、トータルの繊維の繊度は455dtexであ
った。得られた繊維の物性値を表1に示す。次ぎに得ら
れた繊維を用いて55.6dtex×4本の組紐に調整
してなる釣糸を作成し、摩耗試験に供した。その結果を
表2に示す。
の温度を120℃、平均風速を1.4m/秒とした他は
同様の操作で紡糸を行った、若干耐久性に低下が見られ
るが満足の行く値であった。次ぎに得られた繊維を用い
て111.1dtex×4本の組紐にしたものを作成
し、磨耗試験に供した。その結果を表2に示す。
マーとして極限粘度が12.1、分子量分布指数Mw/
Mn=5.4のポリマーを用い、溶液の粘度を30%に
した他は、同様の操作で紡糸を実施した。1段延伸は3
倍の延伸が可能であった、2段目の延伸では2.2倍が
限度であった。表1にその結果を示す。全体の繊度は1
160dtexであった。強度が若干低下した。次ぎに
得られた繊維を用いて111.1dex×4本の組紐に
したものを作成し、磨耗試験に供した。その結果を表2
に示す。
ンからなる繊維を芯糸(880dtex)及び巻き糸
(220dtex)にしたカバーリング糸を作成し、表2
の摩耗性試験を行い磨耗試験に供した。その結果を表2
に示す。
ンからなる繊維(1320dtex)を撚糸(撚数10
0t/m)としたものを作成し、表2の摩耗性試験を行
い磨耗試験に供した。その結果を表2に示す。
ズル直下での気体スリットでの熱風の付与を止め、直ち
に30℃の窒素ガスにて冷却を実施した。紡糸は75m/
分で延伸倍率も2段階目が若干低下し低い倍率しか得ら
れなかったすなわち、1段延伸が4.0倍、2段延伸が
3.5倍であった。得られた繊維の物性を表1に示す。
また図4にDSC結果を示す。強度・弾性率的には実施
例1にほぼ匹敵する繊維が得られたが、耐摩耗性に劣
り、熱的な性質も満足しなかった、すなわち高温側のピ
ークがショルダー的になり明確なピークが得られなかっ
た。140℃〜148℃にもピークは得られなかたが、
145.5℃のピーク値と150℃での吸熱量とをそれ
ぞれ第1吸熱、第2吸熱ピークに代替し、その比率を参
考までに算出した。次ぎに得られた繊維を用いて55.
6dtex×4本の組紐に調整したものを作成し、磨耗
試験に供した。その結果を表2に示す。
ラフィンで溶解した後は同様の操作および紡糸条件で未
延伸の紡出糸を得た。ただし、紡糸のNz下に配置した
約80℃に設定したn-デカンのバス中で溶剤を実質抽出
しながら4倍の延伸を行った。エアーギャプにおける積
極的な気体による冷却は実施しなかった。得られたn−
デカンを含む半延伸糸を高温の不活性ガスのオーブン中
148℃にて4倍延伸して第2溶剤を実質乾燥させて延
伸糸を得た。繊維の物性を表1に示す。強度・弾性率的
には今回も実施例1にほぼ匹敵する繊維が得られたが、
DSCは完全にシングルピークでありむしろ133℃付
近に小さいショルダーが観察された。得られた繊維の耐
摩耗特性は非常に低レベルであった。次ぎに得られた繊
維を用いて55.6dtex×4本の組紐に調整したも
のを作成し、磨耗試験に供した。その結果を表2に示
す。
汎用繊維に匹敵するあるいは優れた耐摩耗・疲労特性に
優れる新規な高強度ポリエチレン使用による高性能釣糸
を提供することを可能とした。
Claims (10)
- 【請求項1】極限粘度[η]が5以上、その繰り返し単位
が実質エチレンからなる高分子量ポリエチレン分子配向
繊維であって、前記繊維の平均強度が22cN/dte
x以上であり、示差走査熱量計(DSC)で求めた融解
時の吸熱ピークが140〜148℃に1つ以上存在し、
かつ148℃以上に少なくとも1つ以上のピークを有す
るポリエチレン繊維からなることを特徴とする耐摩耗性
に優れた高性能釣糸。 - 【請求項2】ポリエチレン繊維が、示差走査熱量計(D
SC)測定における140から148℃に存在するピー
クの中で最大の吸熱量を有する第1融解ピーク(Tm1)
と148℃以上にありかつ最大の吸熱量を有するる第2
融解吸熱ピーク(Tm2)との高さの比が1.4:1.0
〜2.9:1.0であることを特徴とする請求項1記載
の耐摩耗性に優れた高性能釣糸。 - 【請求項3】ポリエチレン繊維が、Tm1とTm2との高さ
の比が1.5:1.0〜2.9:1.0であることを特
徴とする請求項1記載の耐摩耗性に優れた高性能釣糸。 - 【請求項4】請求項1記載のポリエチレン繊維を組紐に
してなることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣
糸。 - 【請求項5】請求項1記載のポリエチレン繊維を芯糸に
配したカバーリングヤーンからなることを特徴とする耐
摩耗性に優れた高性能釣糸。 - 【請求項6】請求項1記載のポリエチレン繊維を撚糸に
してなることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣
糸。 - 【請求項7】極限粘度[η]が5以上、その繰り返し単位
が実質エチレンからなる高分子量ポリエチレン分子配向
繊維であって、前記繊維の平均強度が22cN/dte
x以上であり、JIS B法(JIS L1095)に
準拠して測定した摩耗試験において繊維の切断回数が1
00,000回以上であるポリエチレン繊維からなるこ
とを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣糸。 - 【請求項8】請求項7記載のポリエチレン繊維を組紐に
してなることを特徴とする耐摩耗性に優れた高性能釣
糸。 - 【請求項9】請求項7記載のポリエチレン繊維を芯糸に
配したカバーリングヤーンからなることを特徴とする耐
摩耗性に優れた高性能釣糸。 - 【請求項10】請求項7記載の高強力ポリエチレン繊維
を撚糸にしてなることを特徴とする耐摩耗性に優れた高
性能釣糸。
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