JP2001302971A - 着色膜形成用塗布液 - Google Patents

着色膜形成用塗布液

Info

Publication number
JP2001302971A
JP2001302971A JP2001036300A JP2001036300A JP2001302971A JP 2001302971 A JP2001302971 A JP 2001302971A JP 2001036300 A JP2001036300 A JP 2001036300A JP 2001036300 A JP2001036300 A JP 2001036300A JP 2001302971 A JP2001302971 A JP 2001302971A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
colored film
forming
alkoxide
colored
glass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001036300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3865589B2 (ja
Inventor
Katsuhiko Ogaki
克彦 大柿
Masato Tao
正人 田尾
Nobuyuki Itakura
伸行 板倉
Yukihiro Ogiya
幸宏 扇谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
Priority to JP2001036300A priority Critical patent/JP3865589B2/ja
Publication of JP2001302971A publication Critical patent/JP2001302971A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3865589B2 publication Critical patent/JP3865589B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属アルコキシドを溶媒中に溶解させた塗布液
に、金属塩、貴金属、貴金属化合物または酸化クロムを
着色源として添加することなしに、板ガラス表面に着色
膜を得る。 【解決手段】TiアルコキシドとSiアルコキシドを必
須とした、複数の金属アルコキシドを溶媒中に溶解さ
せ、着色源として有機含窒素化合物を加えて、着色膜形
成用塗布液を調製する。該塗布液を板ガラス表面に湿式
塗布し、ゾルゲル法を用いて加熱硬化させ、同時に加熱
により褐色に発色させて、着色膜を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用または建造
物用の窓ガラスに用いる着色コーティングガラス、その
着色膜形成用塗布液および着色膜の形成方法に関する。
特に、着色コーティングされた自動車のウィンドガラス
に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の車両用ウィンドガラス、特に、自
動車用のサイドウィンド、リアウィンドには冷暖房負荷
の低減、眩しさ防止および内装材の退色防止のために、
日射光、即ち、赤外光、可視光および紫外光の透過を適
度に抑制し、快適な室内環境を保持する、グリーンまた
はグレー等に着色された着色ガラスが広く使用されるよ
うになってきている。更に、着色ガラスを自動車ガラス
に用いると、車内が見えにくくなり、プライバシー保護
の効果があると共に、自動車に装飾性を付与できる。
【0003】ガラス自体に色のあるバルクガラスによる
着色ガラスは、該ガラスの製造において、例えば、フロ
ート法で製造するとすれば、フロートバスへの原料投入
時に、着色源である金属および/または金属化合物を投
入しなければならず、製造工程が大掛かりになると共
に、他の種類のガラスとの製造の切り替えのための前段
取り、後処理の時間がかかるために高価となる。
【0004】それに比較して、フロート法で作製した透
明な板ガラスに後工程で着色コーティングを施す、即
ち、透明な板ガラス表面に着色膜を形成する方が容易で
あり、時間もかからず安価となる。また、着色コーティ
ングには容易にハーフミラー状の着色コーティングガラ
スを得やすいという利点があり、赤外線吸収、赤外線反
射、または紫外線吸収機能を得やすく、日射を効果的に
遮るために快適な内部環境を与えると共に、プライバシ
ーを保護することが可能となる。
【0005】板ガラス表面への着色膜形成には、ゾルゲ
ル法、即ち、各種の金属アルコキシドに加えて、着色源
として金属の硝酸塩または塩化物塩等を適当な溶媒に溶
解した着色膜形成用塗布液を用いる方法、あるいは、顔
料分散法、即ち、着色源としての金属酸化物からなる無
機顔料、または有機顔料を液体中に分散させた着色膜形
成用塗布液を用いる方法がある。
【0006】顔料分散法により、板ガラス表面に着色膜
を形成することは、着色膜形成用塗布液の作製時に、顔
料分散装置からの着色膜形成用塗布液の回収に時間がか
かると共に、作業が複雑となりコスト高に繋がる。更
に、無機顔料分散法により、板ガラス表面に形成した着
色膜は耐擦傷性が悪く、着色膜上に保護コートをする必
要がある。
【0007】板ガラス表面に、耐擦傷性に優れ、保護コ
ートの不要な着色膜を安価に形成する方法に、ゾルゲル
法がある。ゾルゲル法は、少量の水または酸、アルカリ
を加えたアルコール等の溶媒中に、金属アルコキシドを
溶解または分散させ、加水分解させてOH基を生成させ
て塗布液とし、塗布液に板ガラスを浸漬させた後に、引
き上げる、例えば、ディッピング法等の湿式塗布法によ
って、板ガラス表面に塗布膜を形成し、塗布膜中の溶媒
を揮発させて、金属アルコキシドより発生したOH基同
士、および/または金属アルコキシドより発生したOH
基と板ガラス上のOH基が水素結合した後に加熱し、高
温にして脱水縮合反応を起こし、金属−O−金属で表さ
れる結合を生成し、緻密で硬質な薄膜を板ガラス上に得
る方法である。
【0008】ゾルゲル法を用いて、着色コーティング膜
を得るには、金属アルコキシド溶液に着色源として金属
塩を加え溶解させて着色膜形成用塗布液とし、その後、
金属アルコキシドを加水分解させた後、板ガラス表面に
塗布し、更に加熱して脱水縮合させて、硬質な着色膜を
得ている。着色源である金属は、通常は金属酸化物の形
で着色膜中に分散している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ゾルゲル法を用いる
と、板ガラス表面に耐擦傷性に優れた着色膜を形成させ
た着色コーティングガラスが作製できる。
【0010】しかしながら、ゾルゲル法による無機顔料
および金属酸化物を着色源とした着色コーティングガラ
スは、軟化点以上に加熱して溶融させても、着色が残る
ため、フロートガラス製造において、フロート法による
フロートバスに、リサイクル原料として戻し辛いという
問題があった。
【0011】また、ゾルゲル法による着色膜形成用塗布
液を調製する際に、金属アルコキシドを溶媒に溶解させ
た溶液中に、一般的に着色源として加えられる金属の硝
酸塩は、分解反応により人体に対して有害な窒素酸化物
が発生する。また、金属の硝酸塩は、有機物と接触する
と発火する危険性があるという問題があった。
【0012】着色膜形成用塗布液に、着色源として貴金
属化合物を加えることが可能であるが、貴金属化合物は
価格が高いために、作製した着色コーティングガラスは
高価になるという問題があった。
【0013】また、着色膜形成用塗布液に、着色源とし
て酸化クロムを加えることが可能であるが、酸化クロム
には環境汚染物質としての懸念があるという問題があっ
た。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属アルコキ
シドを溶解させた有機溶剤中に、着色源として有機含窒
素化合物を加えた着色膜形成用塗布液、該着色膜形成用
塗布液を表面に塗布してなる着色コーティングガラス、
およびゾルゲル法による着色膜の形成方法である。
【0015】本発明により、人体に対して有害な硝酸塩
金属、高価な貴金属および貴金属化合物、または環境汚
染物質としての懸念がある酸化クロム等を用いない着色
膜形成用塗布液、および着色膜中に、これら物質を含ま
ない着色コーティングガラスを提供することが可能とな
った。
【0016】本発明は、TiアルコキシドとSiアルコ
キシドを溶解させた有機溶剤中に有機含窒素化合物を加
えたことを特徴とする着色膜形成用塗布液である。
【0017】更に、本発明は、Alアルコキシド、Zr
アルコキシド、Taアルコキシド、またはCeアルコキ
シドのうち、少なくとも1種類以上の金属アルコキシド
を加えたことを特徴とする上記の着色膜形成用塗布液で
ある。
【0018】更に、本発明は、Tiのモル濃度と、S
i、Al、Zr、TaおよびCeを加えたモル濃度との
比率が0.4:1〜20:1であることを特徴とする上
記の着色膜形成用塗布液である。
【0019】更に、本発明は、有機含窒素化合物がアミ
ン類、アミン塩類、アミド類、ニトリル類、イソシアネ
ート類、ヒドラジン類、アゾ化合物類、アジド類、ニト
ロソ化合物類、ニトロ化合物、イミドまたは尿素である
ことを特徴とする上記の着色膜形成用塗布液である。
【0020】更に、本発明は、上記の着色膜形成用塗布
液を表面に塗布してなる着色膜を有することを特徴とす
る着色コーティングガラスである。
【0021】更に、本発明は、上記の着色膜形成用塗布
液をガラス表面に塗布した後、塗布膜を200℃以上、
800℃以下で加熱硬化させて形成することを特徴とす
る着色膜の形成方法である。
【0022】通常、ゾルゲル法においては、金属アルコ
キシドを少量の水、酸、またはアルカリ等の存在下、加
水分解させた後に、ガラス表面等に湿式塗布する。その
後、加熱して脱水縮合させて、即ち、加熱硬化させて緻
密で硬質な膜を形成する。
【0023】ゾルゲル法を用いて、着色コーティングガ
ラスを作製する際は、金属アルコキシドのみによる薄膜
では濃い色は着かないので着色源を必要とする。
【0024】着色源としては、人体に対し有害性のある
硝酸塩金属、高価な貴金属および貴金属化合物、環境汚
染物質としての懸念がある酸化クロム等が用いられてい
る。
【0025】本発明者らは、着色源として前記した以外
の物質を鋭意探索したところ、チタンアルコキシド、即
ち、Tiアルコキシドとケイ素アルコキシド、即ち、S
iアルコキシドを溶解させた溶剤中に、有機含窒素化合
物を加え着色膜形成用塗布液とし、該塗布液を板ガラス
表面に湿式塗布した後、加熱硬化させる、および加熱に
より発色させることで、褐色の色調の着色膜を板ガラス
表面に形成させる本発明に至った。
【0026】Tiアルコキシドのみ、またはSiアルコ
キシドのみを用いて溶媒に溶解し、更に、有機含窒素化
合物を加えて着色膜形成用塗布液を調製しても、板ガラ
スに塗布した後の加熱により、塗布膜に褐色の色調が得
られない。よって、本発明においてTiアルコキシドお
よびSiアルコキシドを共に用いて、有機含窒素化合物
を加えて着色膜形成用塗布液を作製する。
【0027】本発明の着色膜形成用塗布液には、Tiア
ルコキシド、およびSiアルコキシドに加えて、アルミ
ニウムアルコキシド、即ち、Alアルコキシド、ジルコ
ニウムアルコキシド、即ち、Zrアルコキシド、タンタ
ルアルコキシド、即ち、Taアルコキシド、またはセリ
ウムアルコキシド、即ち、Ceアルコキシドのうち、少
なくとも1種類以上の金属アルコキシドを加えることが
できる。
【0028】着色膜を形成する着色膜形成用塗布液中の
金属アルコキシドの濃度が低いと、着色膜が形成できな
くなり、金属アルコキシドの濃度が高いと、着色膜形成
用塗布液中の金属アルコキシドの安定性が悪くなり、経
時により固形物を生成する。更には、塗布液自体がゲル
化を起こしてしまうこともありえる。よって、本発明の
着色膜形成用塗布液中の各種金属アルコキシドの濃度
を、各々加えたトータルの金属アルコキシドの濃度は、
着色膜形成のために0.01mol/kg以上、着色膜
形成用塗布液中の金属アルコキシドの安定のために1.
5mol/kg以下であることが好ましい。
【0029】なお、Tiアルコキシドとしてはチタンテ
トラエトキシド、チタンテトラブトキシド、チタンイソ
プロポキサイド、チタンメトキシド等が挙げられる。
【0030】一方、Siアルコキシドとしては、例えば
テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テ
トラ−n−ブトキシシラン、テトラメトキシシラン、テ
トラプロポキシシラン、メチルトリメトキシシラン、エ
チルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン等
が挙げられ、Al、Zr、Ta、Ceの各金属アルコキ
シドも、Siアルコキシドと同様な化合物としてのアル
コキシドを用いることが可能である。
【0031】本発明の着色膜形成用塗布液において、金
属アルコキシドの加水分解をより促進するための触媒と
して、酸、アルカリを該塗布液に加えてもよい。触媒と
して、具体的には、硝酸、アンモニア等が挙げられる。
【0032】本発明の着色膜形成用塗布液において、各
金属アルコキシドに含まれる金属の着色膜形成用塗布液
中のモル濃度、即ち、Tiのモル濃度とSi、Al、Z
r、TaおよびCeのモル濃度を加えたモル濃度による
含有割合、即ち、Tiのモル濃度と他金属のモル濃度を
加えたモル濃度との比率は、0.4:1〜20:1であ
る。Tiの比率が0.4より小さい、および20より大
きいと、塗布膜を加熱硬化させた際に、着色膜が形成さ
れない。Tiの比率が0.4以上、20以下で、塗布膜
を加熱することによって、褐色に発色して、着色膜が得
られる。
【0033】本発明の着色膜形成用塗布液に使用する有
機含窒素化合物としては、アミン類、アミン塩類、アミ
ド類、ニトリル類、イソシアネート類、ヒドラジン類、
アゾ化合物類、アジド類、ニトロソ化合物類、ニトロ化
合物、イミドまたは尿素、および、これらの混合物等を
使用することができる。例として、エチレンジアミン、
トリエタノールアミン、ヒドラジン、トリエチレンジア
ミン等が挙げられる。
【0034】本発明の着色膜形成用塗布液に使用する、
有機含窒素化合物の着色膜形成用塗布液中での濃度は
0.01mol/kg以上、10mol/kg以下であ
る。有機含窒素化合物の濃度が、0.01mol/kg
より薄いと着色された膜が得られない。有機含窒素化合
物の濃度が、10mol/kgより濃いとしても、もは
や得られる着色膜の色の濃さは変わらない。
【0035】本発明の着色膜形成用塗布液に用いる有機
溶剤は、金属アルコキシド、および着色源としての有機
含窒素化合物を溶解し、液中で安定な状態に保てばよ
く、メタノール、エタノール、ノルマルプロパノール、
イソプロパノール等の低級アルコール、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等のジオール類、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル等のセロソルブ類、またはセロソル
ブアセテート類、これらの混合溶剤等が挙げられる。
【0036】また、Tiアルコキシドは、不安定な物質
でありゲル化し易いので、キレート化剤、例えば、アセ
チルアセトンと溶媒中に共存させることにより、Tiと
錯体、即ち、キレート化合物を形成し、室温での加水分
解反応が起こりにくく安定となり、ゲル化することが抑
制される。
【0037】よって、Tiアルコキシドのゲル化防止の
ため、本発明の着色膜形成用塗布液に、キレート化剤、
例えば、アセチルアセトンを加えることが好ましい。
【0038】本発明において、Tiアルコキシドと他の
金属アルコキシドを有機溶媒中に溶解させた液中に有機
含窒素化合物を加えた着色膜形成用薬液を用い、板ガラ
ス表面に塗布し塗布膜を形成した後、加熱することによ
って発色させて褐色の着色膜を得る。
【0039】褐色に着色する理由は、Siアルコキシド
またはTiアルコキシドに対して有機含窒素化合物が、
キレート化または硝酸塩を形成することで、本発明の着
色膜形成用塗布液を板ガラス表面に塗布後、加熱してS
iアルコキシドまたはTiアルコキシドが、酸化物とな
り、硬質な膜を形成した後も、該含窒素化合物が、酸素
が遮断された環境下、加熱されて有機含窒素化合物の炭
素が膜中に残り、着色源となったと考えられる。
【0040】本発明の着色コーティングガラスにおい
て、大気雰囲気中で大抵の有機物が気化する400℃以
上の高温で加熱したにもかかわらず、炭素が着色膜内に
存在し着色源となっている。
【0041】本発明の着色膜形成用塗布液を、湿式塗布
法により板ガラス表面に塗布し塗布膜とした後、塗布膜
が硬化する200℃以上、好ましくは金属アルコキシド
が脱水縮合する硬化反応が急速に進み、緻密で硬質な着
色膜の得られる400℃以上で、塗布膜を加熱硬化させ
て板ガラス表面に着色膜を得る。温度の上限は、ガラス
の耐熱温度まで上げることができ、800℃程度まで通
常のソーダライムガラスであれば加熱できる。
【0042】本発明において、板ガラス表面に着色膜を
得る、即ち、加熱により、前記塗布膜が着色する温度
は、通常、塗布膜を200℃以上に加熱することで褐色
の着色が得られ、好ましくは400℃以上で、プライバ
シー保護を行うのに適度な濃さの褐色の着色が得られる
ので、着色の面からも、塗布膜を加熱硬化させる温度は
400℃以上が好ましい。
【0043】加熱硬化温度が200℃以上、400℃以
下では、着色源である有機含窒素化合物を着色膜形成塗
布液中に加えた本発明の着色膜形成用塗布液を用いて
も、濃い着色の着色膜は得られず、薄い着色しか得られ
ない。
【0044】着色膜の光透過率、即ち、色の濃さは、着
色膜形成用塗布液中の着色源である有機含窒素化合物の
種類および濃度、着色膜の膜厚、加熱温度、加熱時間に
より調整することが可能である。
【0045】本発明の着色膜形成用塗布液の板ガラス表
面への塗布方法は湿式法、即ちフローコート法、スプレ
ーコート法、ロールコート法、スピンコート法、ディッ
プコート法、またはスクリーン印刷、フレキソ印刷等の
印刷法等が考えられるが、板ガラス表面上に所定の膜厚
の膜が得られれば、どの方法を用いても構わない。
【0046】本発明で得られた着色膜は、耐擦傷性に優
れている。
【0047】また、本発明の着色コーティングガラス
は、可視光ばかりでなく、紫外光の透過率をも低く抑え
ることができる。従って、車両用、建築用の窓に使用す
るとプライバシーの保護ばかりでなく車内または建築物
内の物品の紫外光による紫外光やけを防ぐことができ
る。
【0048】本発明で得られた着色コーティングガラス
は、加熱しても退色することなく、ガラスの軟化点近傍
まで充分に着色を維持するので、加熱による曲げ、およ
び/または加熱冷却による強化を行うことが可能であ
る。
【0049】また、本発明の着色膜形成用塗布液を、板
ガラス表面に塗布し塗布膜とした後、金属アルコキシド
の脱水縮合による加熱硬化、および加熱により褐色に発
色させて着色膜を形成すると同時に、板ガラスの曲げ、
および/又は強化を行うこともできる。
【0050】本発明に用いる板ガラスとしては、ソーダ
石灰系ガラス、アルミノ珪酸系ガラス、ホウ珪酸系ガラ
ス等の各種板ガラスが使用できる。板ガラスは、透明性
が有れば、着色、無着色は問わないが、作製した着色コ
ーティングガラスに、所望の色調である褐色を得るため
には、無色透明の板ガラスを用いることが好ましい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づいて本発明を
詳細に説明するが、本発明は以下の実施例によって限定
されるものではない。
【0052】
【実施例】実施例1 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数/
Siのモル数)が1になるように秤量した後、エタノー
ルに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコキシドと
同モル添加し、エチレンジアミンをTiとSiの足した
モル数の半分添加し、モル比で{(Tiのモル数+Si
のモル数)/エチレンジアミンのモル数=2}とし着色
膜形成用塗布液を作製した。
【0053】作製した着色膜形成用薬液を用いて、湿度
45%、室温22℃の環境で、洗浄したガラス(ソーダ
ライムシリケートガラス)基板の片面にマスキングシー
トでマスキングを施し、ディッピング法にて成膜を行っ
た。即ち、ガラス基板端部を保持具にて保持した後、該
塗布液に浸漬し、引き上げ速度5mm/秒で、塗布液の
液面に波紋が生じないように静かに引き上げ、ガラス基
板に塗布膜を得た。
【0054】次いで、清浄な環境下、マスキングシート
を剥がし、350℃で5分間加熱し一旦乾燥させた後、
650℃で3分間加熱し塗布膜を加熱硬化させ、ガラス
基板上に褐色の着色膜を得た。
【0055】得られた着色膜に対してオージェ分析を行
い、横軸が電子の運動エネルギーであり、縦軸がオージ
ェ電子の検出強度である図1のチャートを得た。オージ
ェ分析の結果、着色膜には650℃で3分間、加熱した
に係わらず、炭素、即ち、Cが含まれており、着色源と
考えられる。82evのシグナルがSiであり、383
evおよび418evのシグナルがTiであり、490
evおよび510evのシグナルが酸素、即ち、Oであ
り、271evのシグナルがCである。
【0056】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は300nm、可視光透過率は8.1%、ヘーズ値は
0.2%であった。
【0057】着色膜にクラックが入ることなく、耐擦傷
性、防汚性、耐薬品性、および電波透過性共に十分に満
足のいくものであった。
【0058】得られた着色コーティングガラスの可視光
透過率は、分光光度計(340型自記、日立製作所製)
で波長340〜1800nmの間の透過率を測定し、J
ISZ 8722およびJIS R 3106またはJ
IS Z 8701に準拠して求めた。またガラス表面
の着色膜の膜厚は表面形状測定機(スローン社製DEK
TAK3030)を用い、350℃で加熱後の膜の一部
をカッターで削り取り、次いで650℃で加熱硬化させ
た後、その段差部分に針を接触走査させることで測定し
た。更に曇り度は、ヘーズメーター(日本電色工業社
製、NDH−20D)によって測定し、ヘーズ(曇り具
合)値をJIS K 6714に準拠して求めた。電波
透過性としては表面抵抗をメガレスター(Shishd
o electrostatic LTD社製 mod
el H0709)によって測定した。
【0059】以下、実施例2〜実施例8、比較例1およ
び比較例2についても同じ測定方法で測定した。 実施例2 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が3:1になるように秤量した後、エタ
ノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコキシ
ドと同モル添加し、エチレンジアミンをTiとSiの足
したモル数の半分添加し、モル比で{(Tiのモル数+
Siのモル数)/エチレンジアミンのモル数=2}とし
着色膜形成用塗布液を作製した。作製した着色膜形成用
塗布液を、実施例1と同じ環境下、同塗布条件でガラス
基板に塗布した後、同温度条件で加熱硬化させ、ガラス
基板上に褐色の着色膜を得た。
【0060】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は250nm、可視光透過率21.3%、ヘーズ値は
0.2%であった。
【0061】着色膜にクラックが入ることなく、耐擦傷
性、防汚性、耐薬品性、および電波透過性共に十分に満
足のいくものであった。 実施例3 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が0.45:1になるように秤量した
後、エタノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiア
ルコキシドと同モル添加し、エチレンジアミンをTiと
Siの足したモル数の半分添加し、モル比で{(Tiの
モル数+Siのモル数)/エチレンジアミンのモル数=
2}とし、着色膜形成用塗布液を作製した。
【0062】作製した着色膜形成用塗布液を、実施例1
と同じ環境下、同塗布条件でガラス基板に塗布した後、
同温度条件で加熱硬化させ、ガラス基板上に褐色の着色
膜を得た。
【0063】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は310nm、可視光透過率は15.7%、ヘーズ値は
0.1%であった。
【0064】着色膜にクラックが入ることなく、耐擦傷
性、防汚性、耐薬品性、および電波透過性共に十分に満
足のいくものであった。 実施例4 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が1.8:1になるように秤量した後、
エタノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコ
キシドと同モル添加し、トリエタノールアミンをモル比
で{(Tiのモル数+Siのモル数)/トリエタノール
アミンのモル数=1.3}となるように添加した。更
に、触媒として硝酸を適量加え、攪拌混合して着色膜形
成用塗布液を作製した。
【0065】作製した着色膜形成用塗布液を、実施例1
と同じ環境下、同塗布条件でガラス基板に塗布した後、
同温度条件で加熱硬化させ、ガラス基板上に褐色の着色
膜を得た。
【0066】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は300nm、可視光透過率は4.2%、ヘーズ値は
0.3%であった。
【0067】着色膜にクラックが入ることなく、耐擦傷
性、防汚性、耐薬品性、および電波透過性共に十分に満
足のいくものであった。 実施例5 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が4:1になるように秤量した後、エタ
ノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコキシ
ドと同モル添加し、トリエタノールアミンをモル比で
{(Tiのモル数+Siのモル数)/トリエタノールア
ミンのモル数=1.0}となるように添加した。更に、
触媒として硝酸を適量加え、攪拌混合して着色膜形成用
塗布液を作製した。
【0068】作製した着色膜形成用塗布液を、実施例1
と同じ環境下、同塗布条件でガラス基板に塗布した後、
同温度条件で加熱硬化させ、ガラス基板上に着色膜を得
た。
【0069】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は250nm、可視光透過率は23.5%、ヘーズ値は
0.1%であった。
【0070】着色膜にクラックが入ることなく、色調は
褐色であり、耐擦傷性、防汚性、耐薬品性、および電波
透過性共に十分に満足のいくものであった。 実施例6 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が8:1になるように秤量した後、エタ
ノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコキシ
ドと同モル添加し、ヒドラジンをモル比で{(Tiのモ
ル数+Siのモル数)/ヒドラジンのモル数=0.5}
となるように添加した。更に、触媒として硝酸を適量加
え、攪拌混合して着色膜形成用塗布液を作製した。
【0071】作製した着色膜形成用塗布液を、実施例1
と同じ環境下、同塗布条件でガラス基板に塗布した後、
同温度条件で加熱硬化させ、ガラス基板上に着色膜を得
た。
【0072】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は150nm、可視光透過率は29.3%、ヘーズ値は
0.1%であった。
【0073】着色膜にクラックが入ることなく、色調は
褐色であり、耐擦傷性、防汚性、耐薬品性、および電波
透過性共に十分に満足のいくものであった。 実施例7 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が0.8:1になるように秤量した後、
エタノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコ
キシドと同モル添加し、トリエチレンジアミンをモル比
で{(Tiのモル数+Siのモル数)/トリエチレンジ
アミンのモル数=0.5}となるように添加し、着色膜
形成用塗布液を作製した。
【0074】作製した着色膜形成用塗布液を、実施例1
と同じ環境下、同塗布条件でガラス基板に塗布した後、
同温度条件で加熱硬化させ、ガラス基板上に着色膜を得
た。
【0075】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は180nm、可視光透過率は33.0%、ヘーズ値は
0.1%であった。
【0076】着色膜にクラックが入ることなく、色調は
褐色であり、耐擦傷性、防汚性、耐薬品性、および電波
透過性共に十分に満足のいくものであった。 実施例8 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数:
Siのモル数)が15:1になるように秤量した後、エ
タノールに溶解させ、アセチルアセトンをTiアルコキ
シドと同モル添加し、トリエチレンジアミンをモル比で
{(Tiのモル数+Siのモル数)/トリエチレンジア
ミンのモル数=0.5}となるように添加し、着色膜形
成用塗布液を作製した。
【0077】作製した着色膜形成用塗布液を、実施例1
と同じ環境下、同塗布条件でガラス基板に塗布した後、
同温度条件で加熱硬化させ、ガラス基板上に褐色の着色
膜を得た。
【0078】表1に示すように、得られた着色膜の膜厚
は260nm、可視光透過率は18.1%、ヘーズ値は
0.1%であった。
【0079】着色膜にクラックが入ることなく、耐擦傷
性、防汚性、耐薬品性、および電波透過性共に十分に満
足のいくものであった。 比較例1 チタン(IV)イソプロポキシドとテトラエトキシシラ
ン中のTi及びSiのモル比、即ち、(Tiのモル数/
Siのモル数)が0.35である以外は実施例1と同じ
条件で、即ち他の化合物の仕込み比、引き上げ速度、加
熱温度、加熱時間等を同一としガラス基板表面に膜を作
製したが、膜の色調は無色透明であり、可視光透過率は
90.0%であった。 比較例2 エチレンジアミンを仕込まない以外は実施例1と同じ条
件で、即ち他の化合物の仕込み比、引き上げ速度、加熱
温度、加熱時間等を同一としガラス基板表面に膜を作製
したが、膜の色調は無色透明であり、可視光透過率は9
0.0%であった。
【0080】また、実施例1乃至実施例8で作製した着
色ガラスは、ソーダライムシリケートガラスの軟化点以
上に加熱することで、褐色の色調が無くなった。
【0081】
【表1】
【0082】
【発明の効果】本発明の着色膜形成用塗布液は、着色源
として有機含窒素化合物を使用するので、分解反応によ
り人体に対して有害な窒素酸化物が発生する硝酸塩金
属、高価な貴金属化合物、または環境汚染物質としての
懸念がある酸化クロムを使用することなく、該着色膜形
成用塗布液を板ガラス表面に塗布し塗布膜とした後に、
加熱することによって発色させて、ゾルゲル法による褐
色の着色膜が得られ、安価で耐擦傷性に優れた着色コー
ティングガラスが得られる。
【0083】また、本発明の着色膜形成用塗布液を用い
た着色コーティングガラスは、着色源が炭素であるの
で、従来の顔料分散または金属酸化物を着色源としたゾ
ルゲル法による着色コーティングガラスと異なり、ソー
ダライムシリケートガラスの軟化点以上に加熱すること
で着色が消えるので、粉砕しカレットとし、リサイクル
原料としてフロート法によるガラス製造設備であるフロ
ートバスに投入しても、何ら問題がなく、リサイクル原
料として使用するのに好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の着色膜のオージェ分析によるチャー
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板倉 伸行 三重県松阪市大口町1510番地 セントラル 硝子株式会社硝子研究所内 (72)発明者 扇谷 幸宏 三重県松阪市大口町1510番地 セントラル 硝子株式会社硝子研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TiアルコキシドとSiアルコキシドを溶
    解させた有機溶剤中に有機含窒素化合物を加えたことを
    特徴とする着色膜形成用塗布液。
  2. 【請求項2】Alアルコキシド、Zrアルコキシド、T
    aアルコキシド、またはCeアルコキシドのうち、少な
    くとも1種類以上の金属アルコキシドを加えたことを特
    徴とする請求項1記載の着色膜形成用塗布液。
  3. 【請求項3】Tiのモル濃度と、Si、Al、Zr、T
    aおよびCeを加えたモル濃度との比率が0.4:1〜
    20:1であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の着色膜形成用塗布液。
  4. 【請求項4】有機含窒素化合物がアミン類、アミン塩
    類、アミド類、ニトリル類、イソシアネート類、ヒドラ
    ジン類、アゾ化合物類、アジド類、ニトロソ化合物類、
    ニトロ化合物、イミドまたは尿素であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3に記載の着色膜形成用塗布液。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    着色膜形成用塗布液を表面に塗布してなる着色膜を有す
    ることを特徴とする着色コーティングガラス。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    着色膜形成用塗布液を板ガラス表面に塗布した後、塗布
    膜を200℃以上、800℃以下で加熱硬化させて形成
    することを特徴とする着色膜の形成方法。
JP2001036300A 2000-02-16 2001-02-14 着色膜の形成方法 Expired - Fee Related JP3865589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001036300A JP3865589B2 (ja) 2000-02-16 2001-02-14 着色膜の形成方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000037659 2000-02-16
JP2000-37659 2000-02-16
JP2001036300A JP3865589B2 (ja) 2000-02-16 2001-02-14 着色膜の形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001302971A true JP2001302971A (ja) 2001-10-31
JP3865589B2 JP3865589B2 (ja) 2007-01-10

Family

ID=26585437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001036300A Expired - Fee Related JP3865589B2 (ja) 2000-02-16 2001-02-14 着色膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3865589B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003253157A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Furukawa Co Ltd 貯蔵安定性に優れたチタニア及びチタニア系複合酸化物塗布溶液
JP2010520138A (ja) * 2007-02-28 2010-06-10 コーニング インコーポレイテッド コーティングを用いたガラスの強化
JP2013533909A (ja) * 2010-06-18 2013-08-29 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 無機酸化物被膜

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003253157A (ja) * 2002-02-28 2003-09-10 Furukawa Co Ltd 貯蔵安定性に優れたチタニア及びチタニア系複合酸化物塗布溶液
JP2010520138A (ja) * 2007-02-28 2010-06-10 コーニング インコーポレイテッド コーティングを用いたガラスの強化
JP2013533909A (ja) * 2010-06-18 2013-08-29 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 無機酸化物被膜
JP2018087346A (ja) * 2010-06-18 2018-06-07 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 無機酸化物被膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP3865589B2 (ja) 2007-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101309759B (zh) 用于形成热屏蔽膜的基体材料的制备方法
CN1329305C (zh) 含有分散二氧化钛的非酸、非碱胶体溶液,其制备方法和含有该胶体溶液的涂布材料
US6337301B1 (en) Photocatalytic metal oxide composition, thin film, and composite
KR20080106510A (ko) 코팅 시스템
JPH08231944A (ja) 防曇性コーティング組成物およびそれを用いた被覆基材
EP1293488A1 (en) Coating solution and method for forming transparent coating film
JP2001302971A (ja) 着色膜形成用塗布液
EP1125902B1 (en) Coating solution for forming colored film on glass substrate, glass plate with such colored film, and process for producing such glass plate
JP3105340B2 (ja) 複合金属酸化物皮膜を有する基板の製造法
KR101981127B1 (ko) 스크린 프린팅이 가능한 반사방지 코팅 조성물 및 이를 이용한 반사방지막의 제조방법
JP2003026999A (ja) 着色膜形成用塗布液
JP3707980B2 (ja) 着色膜形成用塗布液
JPH0948951A (ja) 着色コーティング用組成物及びそれを用いた着色ガラスとその製造方法
JP3456396B2 (ja) 透光性着色膜付きガラス基板の製造方法
JP3357090B2 (ja) 紫外線吸収ガラスの製造方法
JP3970375B2 (ja) 金属酸化物ゾル用結合剤
JP3270422B2 (ja) ガラス物品
JPH0648777A (ja) 紫外線吸収膜およびその製造方法
JP2001262009A (ja) 親水性皮膜の形成方法、及び、塗装物品
JP2000273368A (ja) 親水性皮膜の形成方法、及び、塗装物品
JPH09301742A (ja) 親水性ガラス
JP2002188054A (ja) 着色膜形成用塗布液
JP2910538B2 (ja) 熱線反射ガラスの製造方法
JP2001302972A (ja) 着色膜形成用塗布液
JPH11323190A (ja) 光触媒膜とそれを形成するための光触媒塗料

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees