JP2001301966A - 荷処理装置 - Google Patents

荷処理装置

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JP2001301966A
JP2001301966A JP2000115261A JP2000115261A JP2001301966A JP 2001301966 A JP2001301966 A JP 2001301966A JP 2000115261 A JP2000115261 A JP 2000115261A JP 2000115261 A JP2000115261 A JP 2000115261A JP 2001301966 A JP2001301966 A JP 2001301966A
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facing
clamp
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JP2000115261A
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English (en)
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Shozo Nakajima
昭三 中島
Kazuo Honda
和男 本田
Rikiya Ishida
力也 石田
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Murata Machinery Ltd
Suntory Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掬い上げようとする荷物の位置ずれが防止で
きるようにする。 【解決手段】 段降し部1と段積み部2の間で往復台5
を走行させ、段降し部1の荷物Wの層間に往復台5を進
入させて荷物Wを掬い、段積み部2に載せ替える装置に
応用される。段降し部1で往復台5により掬い上げ可能
な高さにある荷物Wを四方から支える荷物四方支持手段
11を設ける。荷物四方支持手段11は、往復台5の進
入方向に対する対面側支持部材14,進入側支持部材1
5、および一対の側面支持部材16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パレット等に段
積みされた荷物を所望層数だけ取出して別のパレット等
に段積みする荷処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パレット上に、各層に複数個ずつ
多層に段積みされた荷物を、層数の単位で別のパレット
に載せ替えることがある。例えば、缶入り飲料の生産工
場では、缶入り飲料を収容した段ボール箱を、飲料の種
類別にパレットに段積みし、これらのパレットから所望
層数ずつ取り出して、出荷先別のパレットに各種取り揃
える。このような層ごとに取出す荷処理装置として、本
出願人は、段降し部と段積み部の上方間で往復台を走行
させ、段降し部に段積みされている荷物の層間に往復台
を進入させて荷物を掬い上げるものを提案した(例えば
実公平7−14266号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、掬い上げよう
とする荷物が、往復台の進入時に、進入方向に対する側
方へ位置ずれする恐れがある。このような位置ずれが生
じると、往復台による安定した載せ替えが行えなくなっ
たり、後の段積み時に荷姿の崩れとなる。特に、荷物を
複数層同時に掬い上げようとした場合に、このような荷
物の位置ずれの支障が生じ易くなる。また、上記従来の
荷処理装置は、往復台の進入方向に対面する位置で荷物
を支える手段を設けているが、この対面位置の支持手段
は、往復台を下方に進入させる必要があるため、荷物を
底部まで支えることができない。そのため、荷物の高さ
等によっては、往復台の進入力に対して十分に支えるこ
とができず、往復台移動方向に荷物の位置ずれが生じる
恐れがあった。さらに、本発明者等は、上記の荷物の位
置ずれを防止する手段を設けることを考えたが、位置ず
れ防止用の支持手段を設けた場合、段降し部の掬い上げ
位置に荷物があることを確認するために本体フレーム等
に設けられる載荷検出手段が、位置ずれ防止用の支持手
段で隠れ、検出が行い難くなるという課題があった。
【0004】この発明の目的は、掬い上げようとする荷
物の位置ずれが防止できる荷処理装置を提供することで
ある。この発明の他の目的は、往復台の動作の妨げとな
ることなく、往復台の進入力に対して、荷物を底部まで
支えることができ、荷物の位置ずれ防止をより一層確実
にすることである。この発明のさらに他の目的は、掬い
位置で荷物を支持する手段が邪魔となることなく、載荷
検出を可能にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の荷処理装置
は、荷物を段積み状態に載せる昇降台装置を有する段降
し部と、この段降し部に並設されて荷積台を有する段積
み部と、前記段降し部の昇降台装置と段積み部の荷積台
の上方間を往復走行可能に設けられ、かつ前記段降し部
側への走行に伴って前記段降し部に段積みされている荷
物の層間に進入して荷物を掬い上げ可能な往復台とを備
え、荷物四方支持手段を設けたものである。荷物四方支
持手段は、前記段降し部の昇降台装置で持ち上げられて
往復台により掬い上げ可能な高さにある荷物を四方から
支える手段である。この構成の荷処理装置によると、段
降し部の昇降台装置は、段積みされた荷物を往復台で掬
い上げ可能な高さ位置に持ち上げる。この高さ位置に持
ち上げられた昇降台上の荷物は、荷物四方支持手段によ
り四方から支えられる。このように四方から支えた状態
で、往復台が走行し、荷物の層間に進入してその上の荷
物を掬い上げる。荷物を掬い上げた往復台は、逆方向に
走行し、段積み部で荷物を降ろす。このような動作によ
り、段降し部の荷物の任意層数の荷物が、段積み部に載
せ替えられる。上記のように往復台が進入して荷物を持
ち上げるときに、その持ち上げられる荷物は、四方が荷
物四方支持手段で支えられる。そのため、往復台の進入
に伴って荷物が台車進入方向の側方や前後に位置ずれす
ることが防止され、安定して整然と掬い上げられる。
【0006】この発明において、前記荷物四方支持手段
を構成する各方向の支持手段のうち、往復台の進入方向
に対面する位置で荷物を支える対面方向支持部材の下部
に、往復台が進入可能なように退避する退避可能部を設
けても良い。このように退避可能部を設けた場合、往復
台が荷物の層間に進入した後、この退避可能部に接近な
いし当接するまで、退避可能部で荷物を支持することが
できる。そのため、往復台の動作の妨げとなることな
く、往復台の進入力に対して、荷物を底部まで支えるこ
とができ、荷物の位置ずれ防止をより一層確実にするこ
とができる。
【0007】この発明において、前記段降し部の往復台
で掬い上げる位置に荷物があることを検出する載荷検出
手段を、前記荷物四方支持手段に設けても良い。荷物四
方支持手段は、荷物の四方を囲むものであるため、この
荷物四方支持手段に載荷検出手段を設けることにより、
荷物四方支持手段で検出経路が阻害されることなく、確
実な載荷検出が行える。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図19に基づいて説明する。全体の概略を図1と共に
説明する。この荷処理装置は、段降し部1と段積み部2
とを並設し、その上方間に渡って本体フレーム3のレー
ル4上を往復走行する往復台5を設けたものである。段
降し部1は、荷物Wが段積みされたパレットP1を搬入
する搬入コンベヤ6と、搬入されたパレットP1を持ち
上げて荷物Wの希望の層間を選択的に往復台5のレベル
まで上昇させる昇降台装置7とを備えている。段積み部
2は、荷積台である昇降台装置9と搬出コンベヤ8とを
備えたものであり、空のパレットP2が昇降台装置9に
載せられ、段降し部1から往復台5で運ばれた荷物が積
まれる。往復台5は、ローラコンベヤを構成する多数の
キャリッジローラ10を有し、段降し部1で荷物Wを希
望の層ずつ掬い上げて段積み部2に降ろすものである。
【0009】段降し部1の上部には、昇降台装置7に持
ち上げられて往復台5による掬い上げ可能な高さにある
荷物Wを四方から支える荷物四方支持手段11と、この
荷物Wの上面を押える上面押え手段40と、往復台5で
掬い上げる荷物Wの一段下の層の荷物Wを往復台5の進
行方向に挟む第1および第2のクランプ手段12,13
とが設けられている。荷物四方支持手段11は、段降し
部1の往復台進入側と反対側位置に設けられた対面側支
持部材14と、往復台進入側に設けられた進入側支持部
材15と、往復台進入方向に対して直交する方向に支持
する一対の側面支持部材16とを有する。第1,第2の
クランプ手段12,13は、第1のクランプ手段12が
下方に位置するように互いに上下に並んで配置され、各
々往復台進入側と反対側に位置する第1および第2の対
面側クランプ部材12a,13aと、往復台進入側に位
置する第1および第2の進入側クランプ部材12b,1
3bとを備える。段積み部2の上方には、ストッパ1
7、シャッタ18、および側面規制部材19からなる払
落し整列手段20が設けてある。
【0010】つぎに、各部の詳細を説明する。段降し部
1および段積み部2の昇降台装置7,9は、ガイド柱2
1,21に沿って昇降する昇降アーム7a,9aを各々
2本平行に設け、これら昇降アーム7a,9aを吊り索
またはボールねじ等を介してモータにより昇降させる昇
降駆動装置22,23を設けたものである。段降し部1
の搬入コンベヤ6、および段積み部2の搬出コンベヤ8
は、各々チェーンコンベヤからなり、各々昇降台装置
7,9の昇降アーム7a,9aが沈み込み可能なよう
に、チェーン経路を下方へU字状に沈み込ませた凹み経
路部(図示せず)が設けられている。
【0011】図19に制御系をブロック図で示すよう
に、段降し部1の昇降台装置7は、この荷処理装置の制
御装置25を構成する層間位置選択手段26により昇降
駆動装置22が制御され、昇降の停止高さが制御可能で
ある。層間位置選択手段26は、積載された荷物Wの種
々の層間位置を、往復台進入高さHに対して選択的に位
置させることが可能とされ、これにより2層以上の荷物
Wが同時に往復台5で掬われるように、昇降台装置7の
停止位置高さが制御される。往復台5は、荷処理装置制
御装置25に設けられた往復台制御手段27により速度
制御可能とされる。往復台制御手段27は、往復台5が
段降し部1に向かって走行して荷物Wを掬い上げる走行
過程で、荷物Wに当接するまでは当接後に比べて高速で
走行させ、当接した後は、掬い上げる荷物Wの高さや層
数等の状況に応じた速度で走行させるように設定されて
いる。往復台制御手段27は、例えば、荷物Wの状況と
往復台走行速度との関係がテーブルまたは計算式等で設
定されていて、荷物Wを掬う層数等の所定の入力に従っ
て制御する。クランプ選択制御手段28は、第1のクラ
ンプ手段12と第2のクランプ手段13とを、これらク
ランプ手段12,13で挟む位置にある荷物Wに応じて
選択的に動作させる手段である。
【0012】往復台5は、図4および図5に示すよう
に、一対の台車側枠5a,5a間に多数本のキャリッジ
ローラ10を取付けたものであり、各台車側枠5aは、
本体フレーム3の2本の上枠材3aに設けたレール4
に、直動軸受または車輪等の走行ガイド29を介して進
退自在に設置されている。本体フレーム3には、各レー
ル4に沿ってラック30が設けてあり、ラック30に噛
み合う一対のピニオン31(図4)および減速機付きの
モータ32からなる自走式の走行装置33が、台車側枠
5aに搭載されている。両側のピニオン31,31は、
回転軸31aで互いに連結してある。前記の往復台制御
手段27(図19)は、モータ32の速度制御を行う。
【0013】往復台5のキャリッジローラ10のうち、
段降し部1側の先頭の2本のキャリッジローラ10A
は、往復台5に搭載されたキャリッジローラ駆動装置3
4で回転駆動される駆動キャリッジローラとしてある。
また、キャリッジローラ10の並びの後端側には、上面
が下降傾斜した板状のシュート24が、両台車側枠5
a,5a間に渡って取付けてある。2本の駆動キャリッ
ジローラ10A,10Aの間には、図6,図7に示すよ
うに、台車5の枠材となる軸部材5bが介在し、この軸
部材5bに、先頭のキャリッジローラ10Aの背面に転
接する支持ローラ35が取付けられている。支持ローラ
35は、キャリッジローラ10Aの軸方向の複数箇所に
対して設けてある。支持ローラ35は、転がり軸受等の
軸受、例えばシール付きの玉軸受からなり、その外輪3
5a(図7)が先頭のキャリッジローラ10Aの側面に
転接する。先頭2本の駆動キャリッジローラ10Aは、
鉄等の金属製のローラ本体10aの外周にゴム等の滑り
止め用の被覆10bを有している。この被覆10bはロ
ーラ軸方向に複数に分割されていて、その分割部はロー
ラ本体10aが露出している。支持ローラ35は、その
被覆10bの分割部内に位置してローラ本体10aの露
出部分に転接する。軸部材5bには、荷物保護用の被覆
10dが被せてあり、非駆動の各キャリッジローラ10
にも荷物保護用の被覆(図示せず)が被せてある。
【0014】図6に示すように、キャリッジローラ駆動
装置34は、軸受部34Aと駆動部34Bとで構成され
る。軸受部34Aは、各駆動キャリッジローラ10Aの
端部から突出したローラ軸10eを回転自在に支持する
ものである。駆動部34Bは、各ローラ軸10eにギヤ
41を設け、これらギヤ41を共通の駆動伝達用ギヤ3
6に噛み合わせたものである。駆動伝達用ギヤ36は、
取付台37に回転自在に支持されたものであり、駆動源
38の出力ギヤ39に斜め下方で噛み合っている。駆動
源38は、減速機付きのモータからなる。
【0015】図1に示す荷物四方支持手段11は、図1
3に平面図で示すように、前述の対面側支持部材14
と、進入側支持部材15と、一対の側面支持部材16と
で、段降し部1の荷物Wの積載領域Rを囲むように設け
られる。このうち進入側支持部材15は、積載領域Rの
略全幅にわたる長さを有し、図1の進退装置45により
往復台進退方向に進退可能とされ、かつ昇降装置46に
より昇降可能とされている。進退装置45は、昇降装置
46の設置された進退台47を、フレーム3の上の架台
部3cに設けられたレール48に沿って進退させるもの
であり、シリンダ装置で構成されている。昇降装置46
は、図3に側面図で示すように、進退台47に設けられ
た昇降ガイド49に沿って進入側支持部材15を昇降自
在に支持し、リンク50を介して駆動源51で昇降させ
るものである。駆動源51はシリンダ装置からなる。リ
ンク50は、中間部で上下回動自在に支持されたL字状
の部材であり、一端が駆動源51に連結され、他端が進
入側支持部材15に形成された横方向の長孔に係合して
いる。
【0016】図13の一対の側面支持部材16は、対面
側支持部材14と進入側支持部材15とが互いに最も近
づいた状態で、両部材14,15の間に収まる幅(往復
台進退方向の長さ)に形成されている。これら側面支持
部材16は、取付部材52に進退ガイド53を介して荷
物積載領域Rに対して進退自在とされ、駆動源54で進
退させられる。進退ガイド53は、一対のガイドロッド
およびこのガイドロッドを出入自在に挿通させたガイド
部材よりなり、駆動源54はシリンダ装置からなる。こ
れら進退ガイド53および駆動源54は、図12に示す
ように、フレーム3の架台部3cから垂下させた支持枠
55に設けられている。
【0017】図13の対面側支持部材14は、積載領域
Rの略全幅にわたる長さを有し、図10に平面図で示す
ように、進退ガイド56により進退自在に支持され、駆
動源57の駆動で進退させられる。駆動源57はシリン
ダ装置からなる。進退ガイド56および駆動源57は、
支持枠を介してフレーム3に設置されている。進退ガイ
ド56は、対面側支持部材14の両端を各々進退自在に
案内する一対の部分ガイド56A,56Aと、両側の部
分ガイド56A,56Aを連動させるガイド連動手段5
6Bとで構成される。部分ガイド56Aは、対面側支持
部材14に後方に突出して設けたられたガイド棒58
と、このガイド棒58を進退自在に支持する直動軸受等
の直動案内59とで構成される。ガイド棒58はラック
部が形成されており、ガイド連動手段56Bは、両ガイ
ド棒58のラック部に噛み合う一対のピニオン60を共
通の軸61に設けたものとしてある。軸61は軸受61
Aにより回転自在に支持される。対面側支持部材14に
は、この部材14の前に荷物Wがあることを無接触で検
出する載荷検出手段62が設けられている。載荷検出手
段62は、対面側支持部材14の一端から突出する取付
枠に設けられた投光器62aと、対面側支持部材14の
他端から突出する取付枠に設けられた受光器62bとで
構成される。図1に示すように、段降し部1において、
本体フレーム3には、荷物上昇検出手段75が設けら
れ、台車進入高さHの若干下方の位置に荷物Wがあるこ
とを検出する。
【0018】図8に示すように、対面側支持部材14の
荷物当たり面14aは、上部が後退する傾斜面に形成さ
れている。また、対面側支持部材14には、往復台5が
進入可能なように退避する退避部63が設けられてい
る。退避部63は、図9に拡大して示すように、支軸6
3aを回動中心として、対面側支持部材14の後側へ上
昇回動可能に支持され、退避・復帰切換手段64によ
り、対面側支持部材14の荷物当たり面14aから下方
へ続く使用位置と、後ろ上方の退避位置とに位置変更さ
れる。退避・復帰切換手段64はシリンダ装置からな
り、対面側支持部材14にブラケット86で揺動自在に
支持されている。
【0019】図1の第1のクランプ手段12は、図14
に示すように、往復台進入高さHに持ち上げられた荷物
Wの1段下の層の荷物Wを、この層の荷物Wの中央ない
し下部の高さ位置で、往復台進行方向に挟む手段であ
る。この荷処理装置で取り扱う荷物Wの高さは種々異な
るので、荷物Wの中央ないし下部の高さ位置となる高さ
範囲hは、所定範囲の高さの荷物Wに対して定められ
る。第1のクランプ手段12は、前記のように対面側ク
ランプ部材12aと進入側クランプ部材12bとを備
え、各々クランプ駆動源65,66により進退させられ
る。第1のクランプ手段12における各側のクランプ部
材12a,12bは、図11に破断平面図で示すよう
に、積載領域Rの幅方向に複数(図示の例では3個)の
分割クランプ部材12aa,12baに分割されてい
て、各単位クランプ部材12aa,12baが個別に進
退自在なように、案内手段67,68で案内され、かつ
個別にクランプ駆動源65,66で進退させられる。各
案内手段67,68にはガイドロッド等が用いられる。
第1のクランプ手段12の設置は、フレーム3に設けら
れた枠部3f,3gに行われる。なお、図11では、枠
部3f,3gを切り欠いて第1および第2のクランプ手
段12,13を一部ずつ図示している。
【0020】図14に示すように、第2のクランプ手段
13は、往復台5で掬う高さHに持ち上げられた荷物W
の1段下の層の荷物Wを、この層の荷物Wの上部の高さ
位置で往復台進行方向に挟む手段である。第2のクラン
プ手段13は、前記のように対面側クランプ部材13a
と進入側クランプ部材13bとを備え、各々クランプ駆
動源69,70により進退させられる。進入側クランプ
部材13bは、図11に示すように、第1のクランプ手
段12と同様に、積載領域Rの幅方向に複数(図示の例
では3個)の分割クランプ部材13baに分割されてい
て、各単位クランプ部材13baが個別に進退自在なよ
うに案内手段72で案内され、かつ個別にクランプ駆動
源70で進退させられる。各案内手段72にはガイドロ
ッド等が用いられる。図14に示す第2のクランプ手段
13の対面側クランプ部材13aは、図10に平面図で
示すように、積載領域Rの全幅に渡って延びる一体のも
のとされ、進退ガイド71により進退自在に支持され、
駆動源69の駆動で進退させられる。駆動源69はシリ
ンダ装置からなる。進退ガイド71は、荷物四方支持手
段11の対面側支持部材14の進退ガイド56と同様
に、対面側クランプ部材13aの両端を各々進退自在に
案内する一対の部分ガイド71A,71Aと、両側の部
分ガイド71A,71Aを連動させるガイド連動手段7
1Bとで構成される。また、部分ガイド71A,71A
はガイド棒で形成されて直動案内で支持され、ガイド連
動手段71Bは、部分ガイド71A,71Aのガイド棒
に形成されたラックに噛み合うピニオン73と、両ピニ
オン73を連結した軸74とで構成される。
【0021】図14に示すように、上面押え手段40
は、往復台5で掬う位置に持ち上げられた荷物Wの並び
の全体を上面から押える部材であり、押え駆動源80に
より、荷物Wを押える高さ位置と上方に退避する高さ位
置との間に昇降させられる。押え駆動源80は、シリン
ダ装置で構成され、例えば上面押え手段40の一対の対
向辺に沿って各々複数台が設けられる。押え駆動源80
は、は、フレーム3の架台部3cに設置されている。上
面押え手段40は、面材の弾性体、例えばゴムまたは合
成樹脂材等の薄い板状ないしシート状の弾性体からな
り、一対の対向辺に湾曲部ないし屈曲部状の折り返し部
分40aを有している。この上面押え手段40は、折り
返し部分40aで押え駆動源80に取付けられている。
なお、上面押え手段40は、面材とする代わりに、複数
の独立したシリンダ装置等の単位上面押え手段を平面的
に配列して設けても良い。
【0022】図1の段積み部2の上方に設けられた払落
し整列手段20につき説明する。払落し整列手段20の
ストッパ17、シャッタ18、および一対の側面規制部
材19は、段積み部2に移動した往復台5上の荷物Wの
四方を囲むように配置される。ストッパ17は、進退装
置81により往復台5の段積み部2への進入方向に対面
して進退可能とされる。シャッタ18は、進退装置82
により往復台進退方向に進退可能とされ、かつ昇降装置
83により昇降可能とされている。これら進退装置82
および昇降装置83は、荷物四方支持手段11の進入側
支持部材15を移動させる進退装置45および昇降装置
46と同様な構成のものである。一対の側面規制部材1
9は、往復台進退方向と直行する方向に、互いに対面し
て進退可能なように図2の進退ガイド84により進退自
在に支持され、かつ駆動源85で進退駆動される。
【0023】なお、荷物四方支持手段11の進入側支持
部材15および一対の側面支持部材16、並びに払落し
整列手段20のストッパ17、シャッタ18、および一
対の側面規制部材19は、いずれも往復台高さ位置の上
に複数段に積まれた状態の荷物Wの各段の荷物Wを押し
付け可能な上下幅のものとしても良く、それら複数段の
荷物Wにおける最下段の荷物Wのみを押し付け可能な上
下幅のものとしても良い。
【0024】上記構成の動作を説明する。図1の段降し
部1側のパレットP1の荷物Wは、例えば、缶,瓶,ま
たは樹脂容器入り飲料を収納したダンボール箱である。
コンベヤ6の手前に続くコンベヤ(図示せず)には、荷
物Wを種類別に載せた複数のパレットP1が順次並べて
待機させられる。段積みされた荷物Wの各層の間は、搬
送時に荷崩れしないように、ホットメルト型接着剤(図
示せず)で互いに接着してある。段積み部2側のパレッ
トP2は、出荷先別に準備されたパレットである。
【0025】図17(A)に示すように、段積み状態の
パレットP1が搬入コンベヤ6で段降し部1の所定位置
まで搬送されると、搬入コンベヤ6が停止し、昇降台装
置7が上昇して搬入コンベヤ6のパレットP1を持ち上
げる。層間位置選択手段26(図19)で設定された荷
物Wの層間位置が、鎖線で示すように往復台進入高さH
に至ると、昇降台装置7の上昇が停止する。同図は、2
層分の荷物Wを同時に載せ替える場合の例であり、2層
目と3層目の層間位置が往復台進入高さHとされてい
る。
【0026】この停止の後、図17(B)のように、荷
物四方支持手段11の対面側支持部材14、および第
1,第2のクランプ手段12,13の対面側クランプ部
材12a,13aが荷物Wに当たる所定位置まで前進
し、進入側支持部材15が閉じ位置に下降して前進する
と共に、第1,第2のクランプ手段12,13の進入側
クランプ手段12b,13bが前進する。さらに、一対
の側面支持部材16,16が前進し、上面押え手段40
が下降する。これにより、往復台進入高さHより上方に
ある荷物Wが、荷物四方支持手段11の対面側支持部材
14,進入側支持部材15、および一対の側面支持部材
16、16により四方から挟まれ(図15参照)、かつ
上面から上面押え手段40で押し付けられる。また、往
復台進入高さHの1段下の層の荷物Wが、第1,第2の
対面側クランプ部材12a,13aと進入側クランプ部
材12b,13bとで挟まれる。なお、第1,第2のク
ランプ手段12,13は、上記のように両方で同時に荷
物Wを挟んでも良く、また荷物Wの種類等に応じて、い
ずれか片方のクランプ手段12,13で挟んでも良い。
【0027】このように支持およびクランプした状態
で、段積み部2側に待機していた往復台5が先頭の駆動
キャリッジローラ10Aを上向き(矢印a方向)に回転
駆動しながら、段降し部1側に走行する。駆動キャリッ
ジローラ10Aが荷物Wの側面に当たると、その回転に
よる摩擦力で荷物Wが掬い上げられ、往復台5が荷物W
の層間に進入する。そのため、その層間よりも上方の荷
物Wが、往復台5の走行に伴って往復台5上に載せられ
る(図17(C))。このとき、往復台5で掬い上げら
れる荷物Wは、荷物四方支持手段11で四方から挟ま
れ、かつ上面押え手段40で上面が押えられているた
め、往復台5で押されて逃げたり、荷姿が崩れたりする
ことがない。このように、四方を囲み、上面からも押え
るため、荷物Wが奥行きに対して高い形状であったり、
複数段同時に掬い上げられる場合であっても、荷姿が崩
れることが防止される。上記掬い上げ時に、荷物Wの層
間を接着している接着剤は剥がれ状態となる。この剥が
れが円滑に行われないときは、荷物Wが局部的な急な剥
がれ等によってその反動で上方に移動しようとすること
があるが、このような荷物Wの移動は、上面押さえ手段
40で荷物Wが上面から押えられることにより防止され
る。
【0028】荷物四方支持手段11を構成する各方向の
支持手段のうち、対面側支持部材14は、退避部63が
下部に設けられていて、往復台5が接近するまでは、退
避部63によっても荷物Wを支持する。往復台5が接近
すると、退避部63は上昇退避し、対面側支持部材14
の下方に往復台5が進入する。そのため、往復台5の動
作の妨げとなることなく、往復台5の進入力に対して、
荷物Wを底部まで支えることができ、荷物Wの位置ずれ
防止がより一層確実になる。
【0029】往復台5による荷物Wの掬い上げ時に、そ
の掬い上げ層の1段下の層となる荷物Wは、第1,第2
のクランプ手段12,13の両方またはいずれか片方で
挟み込まれているため、荷崩れすることがない。また、
この掬い上げ層の1段下の層の荷物Wの位置や姿勢がば
らけて往復台5の進入が妨げられることも防止され、円
滑な掬い上げが行われる。第1のクランプ手段12は、
図14に示すように、荷物Wの中央ないし下部を押すも
のであるため、荷物Wが同図に示すように口の細い瓶等
の内容物wを収容したものであって、上部に空間が多い
ものであっても、荷物Wの内容物wの詰まった箇所を押
すことができる。そのため、荷物Wが、上部に空間が多
く、また段ボール箱のように剛性の低い箱類であったと
しても、荷物Wをクランプ力で変形させることなく、確
実に把持でき、荷崩れ防止および確実な掬い上げが行え
る。荷物Wの上端付近を押す第2のクランプ手段13を
用いた場合は、往復台5の直ぐ下の位置で挟むことがで
きるため、クランプ手段で挟み付けることによる荷崩れ
防止がより一層確実となる。また、この実施形態のよう
に、中間ないし下方を押える第1のクランプ手段12と
上部を押える第2のクランプ手段13とを併用した場合
は、種々の高さの荷物Wに対して、確実な荷崩れ防止お
よび掬い上げが可能となる。第1,第2のクランプ手段
12,13を、これらクランプ手段12,13で挟む位
置にある荷物Wに応じて選択的に作動させるクランプ選
択制御手段28(図19)を設けた場合は、種々の大き
さや種類の荷物Wに対して、無用なクランプで荷物Wを
破損させることなく、確実なクランプが行える。
【0030】クランプ手段12,13の進入側のクラン
プ部材12b,13bは、複数個に分割されているた
め、第2のクランプ手段13につき図16(A)に示す
ように、一部の列の荷物Wの間に隙間dがある場合も、
同図(B)に示すように、各分割クランプ部材13b
a,13baで各列毎に荷物Wがクランプされ、隙間な
くクランプされる。そのため、確実なクランプが行え、
往復台5による円滑な荷物Wの掬い上げが行える。ま
た、荷物Wの間に隙間がある場合に限らず、荷物Wの各
列の長さが異なっているような場合も、各列毎に荷物W
を押すことにより、確実なクランプが行える。
【0031】図14の往復台5は、段降し部1に向かっ
て走行して荷物Wを掬い上げる走行過程で、往復台制御
手段27(図19)の制御により、荷物Wに当接するま
では高速で走行させ、当接した後は、掬い上げる荷物W
の状況に応じた速度で走行する。荷物Wの状況とは、同
時に掬い上げる荷物Wの層数,段積み高さ,重さや、個
々の層の荷物Wの高さ等である。このように、往復台5
を、荷物Wに当接するまでは高速走行させ、当接後は荷
物Wの積載状況に応じて、安全な範囲で走行速度を速く
することで、荷崩れを生じることなく、往復台5の往復
のサイクルタイムを短縮し、載せ替え効率を向上させる
ことができる。往復台5の先頭のキャリッジローラ10
Aは、荷物Wの層間に進入するときに大きな抵抗を受
け、撓みを生じ易いが、中間部で支持ローラ35(図
6,図7)により支持されるため、撓みが抑えられ、キ
ャリッジローラ10Aの撓みによる掬い上げ不良を生じ
ることなく、複数層の荷物Wを支障なく掬い上げること
ができる。
【0032】このように荷物Wが往復台5に掬い上げら
れた後、図18(A)のように荷物四方支持手段11の
対面側支持部材14の後退、進入側支持部材15の後
退,上方開き動作、一対の側面支持手段16の開き、お
よび上面押え手段40の上昇移動が行われ、往復台5が
段積み部2側へ逆走する。また、第1,第2のクランプ
手段12,13が、対面側および進入側のクランプ部材
12a,13a,12b,13bの後退によりクランプ
解除し、荷物Wの次の上昇に備える。
【0033】往復台5が段積み部2の所定位置まで走行
すると、走行の停止後、往復台5上の荷物Wを、払落し
整列手段20のシャッタ18およびストッパ17で前後
に挟むと共に、一対の側面規制部材19で左右に挟む
(図18(B))。この状態で、往復台5がシャッタ1
8の下方をくぐって段降し部1側へ走行することによ
り、往復台5上の荷物Wはシャッタ18で止められてパ
レットP2上に払い落とされる。往復台5が段積み部2
に位置している間に、段降し部1では昇降台装置7が、
次の任意段数の上昇を行い、前記と同様に往復台進入高
さHよりも上方の荷物Wを荷物四方支持手段11で囲ん
で支持し、その一段下の荷物Wを第1,第2のクランプ
手段12,13でクランプした状態で待機する。そのた
め、往復台5が荷物Wの払い落しのために段降し部1側
に走行したときに、そのまま走行を続けることにより、
段降し部1の次の1層ないし複数層分の荷物Wが往復台
5に掬い上げられる(図18(C))。
【0034】このように、往復台5を往復させて、段降
し部1のパレットP1の所望段数の荷物Wを取り出し、
段積み部2のパレットP2に段積みする。このとき、前
記のように層間位置選択手段26(図19)に従い、複
数層の荷物Wを往復台5で同時に掬うことができるよう
にしたため、多数の荷物Wを効率良くパレットP1,P
2間に載せ替えることができる。段降し部1の余った荷
物Wは、パレットP1と共に昇降台装置7から搬入コン
ベヤ6上に降ろし、後続のコンベヤ(図示せず)から搬
出する。上記の繰り返し過程で、往復台5の段降し部1
への移動は、段降し部1における往復台高さHの上に荷
物Wがあることを、載荷検出手段62(図10)で検出
した後に行われる。この場合に、載荷検出手段62は、
荷物四方支持手段11に設けたため、荷物四方支持手段
11で検出経路が阻害されることなく、載荷検出が行え
る。
【0035】なお、前記実施形態において、段積み部2
は昇降台装置9を荷積み台として用い、パレットP2に
段積みするようにしたが、荷積み台はコンベヤや台車等
であっても良い。
【0036】
【発明の効果】この発明の荷処理装置は、昇降台装置で
持ち上げられて往復台により掬い上げ可能な高さにある
荷物を四方から支える荷物四方支持手段を設けたため、
掬い上げようとする荷物の位置ずれが、いずれの方向に
対しても防止できる。前記荷物四方支持手段を構成する
各方向の支持手段のうち、往復台の進入方向に対面する
位置で荷物を支える対面方向支持部材の下部に、往復台
が進入可能なように退避する退避可能部を設けた場合
は、往復台の動作の妨げとなることなく、往復台の進入
力に対して、荷物を底部まで支えることができ、荷物の
位置ずれ防止をより一層確実にすることができる。載荷
検出手段を荷物四方支持手段に設けた場合は、掬い位置
で荷物を支持する手段が邪魔となることなく、載荷検出
が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる荷処理装置の正
面図である。
【図2】同荷処理装置の平面図である。
【図3】同荷処理装置の側面図である。
【図4】同荷処理装置におけるフレームと往復台の関係
を示す平面図である。
【図5】同往復台の斜視図である。
【図6】(A)は往復台の部分拡大平面図、(B)は往
復台の部分拡大破断側面図である。
【図7】往復台の先頭キャリッジローラとその支持ロー
ラの関係を示す部分破断拡大平面図である。
【図8】荷物四方支持手段の対面側支持部材と、第2の
クランプ手段の対面側クランプ部材を示す正面図であ
る。
【図9】荷物四方支持手段の対面側支持部材と第2のク
ランプ手段の対面側クランプ部材を示す拡大断面図であ
る。
【図10】荷物四方支持手段の対面側支持部材と、第2
のクランプ手段の対面側クランプ部材を示す平面図であ
る。
【図11】第1および第2のクランプ手段を示す部分切
欠平面図である。
【図12】荷物四方支持手段の一対の側面支持部材とフ
レームの一部を示す破断側面図である。
【図13】荷物四方支持手段の概略平面図である。
【図14】荷物四方支持手段の対面側支持部材、第1,
第2のクランプ手段、および上面押え手段を示す正面図
である。
【図15】荷物四方支持手段の動作説明図である。
【図16】第2のクランプ手段の作用説明図である。
【図17】この荷処理装置の全体動作を示す動作説明図
である。
【図18】この荷処理装置の図17に続く動作を示す動
作説明図である。
【図19】この荷処理装置の制御系の概念構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
1…段降し部 2…段積み部 3…本体フレーム 4…レール 5…往復台 6…搬入コンベア 7…昇降台装置 9…昇降台装置(荷積み台) 10…キャリッジローラ 11…荷物四方支持手段 12…第1のクランプ手段 12a…対面側クランプ部材 12b…進入側クランプ部材 13…第2のクランプ手段 13a…対面側クランプ部材 13b…進入側クランプ部材 14…対面側支持部材 15…進入側支持部材 16…側面支持部材 20…払落し整列手段 22,23…昇降駆動装置 25…荷処理装置制御装置 26…層間位置選択手段 27…往復台制御手段 28…クランプ選択制御手段 35…支持ローラ 40…上面押え手段 62…載荷検出手段 63…退避部 80…押え駆動源 H…往復台進入高さ W…荷物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 和男 東京都港区元赤坂1−2−3 サントリー 株式会社東京支社内 (72)発明者 石田 力也 東京都港区元赤坂1−2−3 サントリー 株式会社東京支社内 Fターム(参考) 3F029 BA01 CA03 DA04 3F030 AA04 AB04 BA02 BA05 BB01 BC04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を段積み状態に載せる昇降台装置を
    有する段降し部と、この段降し部に並設されて荷積台を
    有する段積み部と、前記段降し部の昇降台装置と段積み
    部の荷積台の上方間を往復走行可能に設けられ、かつ前
    記段降し部側への走行に伴って前記段降し部に段積みさ
    れている荷物の層間に進入して荷物を掬い上げ可能な往
    復台とを備えた荷処理装置において、前記段降し部の昇
    降台装置で持ち上げられて往復台により掬い上げ可能な
    高さにある荷物を四方から支える荷物四方支持手段を設
    けたことを特徴とする荷処理装置。
  2. 【請求項2】 前記荷物四方支持手段を構成する各方向
    の支持手段のうち、往復台の進入方向に対面する位置で
    荷物を支える対面方向支持部材の下部に、往復台が進入
    可能なように退避する退避可能部を設けた請求項1記載
    の荷処理装置。
  3. 【請求項3】 前記段降し部の往復台で掬い上げる位置
    に荷物があることを検出する載荷検出手段を、前記荷物
    四方支持手段に設けた請求項1または請求項2記載の荷
    処理装置。
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