JP2001301961A - ロール駆動方法及びロール駆動装置 - Google Patents

ロール駆動方法及びロール駆動装置

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JP2001301961A JP2000111744A JP2000111744A JP2001301961A JP 2001301961 A JP2001301961 A JP 2001301961A JP 2000111744 A JP2000111744 A JP 2000111744A JP 2000111744 A JP2000111744 A JP 2000111744A JP 2001301961 A JP2001301961 A JP 2001301961A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯液領域に配置したロールを、腐食するチエー
ン等のメカニカル駆動手段を用いないで駆動すること。 【解決手段】処理液を貯える貯液領域Aに配置したロー
ル13を伝動装置14で回転させるロール駆動装置であ
り、伝動装置14は、貯液領域Aに配置されて受ける流
体の噴出圧をロール駆動力に変換するための受圧具16
と、受圧具16に向かって流体を噴出するためのノズル
17とを備えたこと。 【効果】ノズル17から処理液B中に浸漬する受圧具1
6に向かって流体を噴出してロール13を駆動すること
ができるため、腐食するチエーンを用いないでロール駆
動することが可能となると共に、磨耗等による粉塵の発
生がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理液を蓄える貯
液領域に配置したロールを回転駆動するためのロール駆
動方法及びロール駆動装置の改良に関するものである。
該ロール駆動装置を備えた設備としては、貯液領域に貯
えられている処理液に、ロールに案内されて走行するプ
ラスチックフィルム、紙又は金属箔等のシート等の被処
理物を接触させて処理するものがある。ロールを回転駆
動するのは、ロールと走行する被処理物との間で大きな
滑りを生じさせないようにして、被処理物に擦り傷や大
きなバックテンションを発生させないようにするためで
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、ロール駆動装置1は、図5に示す
如く、貯液槽2の内側に形成した貯液領域Aに配置した
ロール3を伝動装置4で駆動するものである。伝動装置
4は、ロール3に取り付けた従動側チエーンスプロケッ
ト5と、貯液領域Aの外側に配置した原動側チエーンス
プロケット6と、両チエーンスプロケット5,6に張架
したエンドレスのチエーン7とで構成されている。ロー
ル3に案内されて走行する被処理物Sは、貯液領域Aに
貯えられている処理液Bと接触して処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロール駆動装
置1は、貯液領域Aの内側と外側との間を移動する伝動
装置4のチエーン7と処理液Bとの接触により、チエー
ン7や原動側チエーンスプロケット6に腐食が生じ、円
滑な駆動ができなかったり処理液を汚染させたりするた
め、被処理物の処理に重大な問題を招くことがある。
【0004】そこで、本発明は、上記問題を解決するた
めに、腐食するチエーンを用いないでロール駆動を行う
ロール駆動方法及びロール駆動装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】腐食するチエーンを用い
ないでロール駆動を行うために請求項1記載の本発明が
採用した手段は、貯液領域に貯えた処理液中に浸漬する
ロールを回転駆動させるロール駆動方法において、処理
液中に浸漬する受圧具に向かって流体を噴出して該受圧
具を回転させ、該受圧具の回転力で前記ロールを駆動す
ることを特徴とするロール駆動方法である。噴出させる
流体としては、処理液や、腐食を招かない不活性ガス等
の気体を用いる。
【0006】請求項1記載の本発明にあつては、処理液
中に浸漬する受圧具に流体を噴出してロールを駆動する
ため、腐食するチエーンを用いないでロール駆動するこ
とができる。
【0007】貯液領域に供給する処理液を利用してロー
ル駆動するために請求項2記載の本発明が採用した手段
は、前記流体に処理液を用い、前記受圧具を回転させた
処理液を前記貯液領域に貯えるようにした請求項1記載
のロール駆動方法である。
【0008】請求項2記載の本発明にあつては、貯液領
域に供給する処理液の供給圧を利用してをロール駆動す
ることができる。
【0009】腐食するチエーンを用いないでロール駆動
を行うために請求項3記載の本発明が採用した手段は、
処理液を貯える貯液領域に配置したロールを伝動装置で
回転させるロール駆動装置において、前記伝動装置は、
前記貯液領域に配置されて受けた流体の噴出圧をロール
駆動力に変換するための受圧具と、前記貯液領域に配置
されて該受圧具に向かって流体を噴出するためのノズル
噴出口とを備えたことを特徴とするロール駆動装置であ
る。
【0010】請求項3記載の本発明にあつては、ノズル
から処理液中に浸漬する受圧具に向かって流体を噴出し
てロールを駆動することができるため、腐食するチエー
ンを用いないでロール駆動することが可能となる。
【0011】コンパクトに構成するために請求項4記載
の本発明が採用した手段は、前記受圧具が前記ロールの
回転中心線と同芯に配置されている請求項3記載のロー
ル駆動装置である。ロールと受圧具とは、軸部と筒部と
が一体となったロールの軸部又は筒部に受圧具を取付け
る場合と、軸部に軸受具を介して筒部を回転自由に取付
けたロールの軸部に受圧具を取付ける場合とがある。
【0012】更にコンパクトに構成するために請求項5
記載の本発明が採用した手段は、前記受圧具が前記ロー
ルの筒部と一体となっている請求項4記載のロール駆動
装置である。
【0013】ノズルから噴出した処理液を貯液領域へ円
滑に導くために請求項6記載の本発明が採用した手段
は、前記貯液領域に、前記ロールの軸部が貫通するケー
シングを設け、該ケーシングの内側に前記受圧具及び処
理液を噴出する前記ノズルを備え、該ケーシングの内側
から前記貯液領域に処理液排出管を延設すると共に、処
理液排出管の複数個の排出口を分散した請求項3,4又
は5記載のロール駆動装置である。
【0014】請求項6記載の本発明にあつては、受圧具
を回転させた後の処理液を、ケーシングの内側及び処理
液排出管で導いて、複数個の排出口から分散するように
貯液領域へ放流することが可能となる。
【0015】ノズルから噴出する気体でロール駆動する
ために請求項7記載の本発明が採用した手段は、処理液
を貯える貯液領域に配置したロールを伝動装置で回転さ
せるロール駆動装置において、前記伝動装置は、前記ロ
ールの軸部が貫通する密閉のケーシングと、該ケーシン
グの内側に配置されて受けた気体の噴出圧をロール駆動
力に変換する受圧具と、該ケーシングの内側に配置され
て該受圧具へ向かって気体を噴出するノズル噴出口と、
該ケーシングの内側から前記貯液領域の外側へ延設した
気体排出管と、該気体排出管に設けられて該ケーシング
の内側の気圧を調節する圧力調節具とを備えたことを特
徴とするロール駆動装置である。貫通するロールの軸部
とケーシングとの間にシール部材を設けることもある。
【0016】請求項7記載の本発明にあつては、ノズル
噴出口から受圧具に向かって気体を噴出してロールを駆
動することができるため、腐食するチエーンを用いない
でロール駆動することが可能となり、密閉のケーシング
の内側に受圧具及びノズル噴出口を配置することで、受
圧具及びノズルと処理液との接触を断つことが可能とな
り、受圧具に衝突した後の気体を、ケーシングの内側及
び気体排出管で導いて貯液領域の外側へ放出すること
で、気体と処理液との接触を断つことが可能となり、圧
力調節具を調節することで、ケーシングの内側の気圧を
処理液の浸入を阻止できる圧力とすることが可能とな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロール駆動方
法及びロール駆動装置(以下、「本発明方法」及び「本
発明装置」という)を図面に示す実施の形態に基づいて
説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1及び図2は本発
明方法及び本発明装置の第1の実施の形態を示すもので
あり、図1は断面した正面図、図2は図1のa−a線に
おける拡大した断面図である。
【0019】本実施の形態に係るロール駆動装置11
は、内側に処理液Bを貯える貯液領域Aを形成した上端
開口の貯液槽12と、貯液槽12の貯液領域Aに配置し
たロール13と、ロール13を回転駆動するための伝動
装置14とを備えている。ロール13は、軸部13aと
筒部13bとを備え、貯液槽12の内側又は外側で、軸
部13aの両端を軸受具15,15で支持してある。貯
液槽12は、貯液領域Aに一定量の処理液Bを貯溜する
ためのオーバーフロー口(図示略)を設け、オーバーフ
ローした処理液Bを槽外へ排出するようにしてある。
【0020】上記伝動装置14は、貯液領域Aに回転可
能に配置された受圧具16と、受圧具6に向かって流体
を噴出するためのノズル17とを備えている。受圧具1
6は、ロール13に取付けられ、その回転中心がロール
13の回転中心線Dと同芯となっている。受圧具16
は、外周面に複数個の受圧部16aが形成され、前記ノ
ズル17から噴出した流体が受圧部16aに衝突して回
転することにより、流体の噴出圧をロール駆動力に変換
するようになっている。該受圧部16aは、図2に示す
ようなラチエット爪状の段部、半径方向へ突出した複数
枚の羽根(図示略)またはローレット加工された凹凸部
(図示略)等で形成され、ロール回転に必要なトルク及
びロール回転速度等の条件により形状が適宜選択され
る。
【0021】前記ロール13に対する受圧具16の取付
けは、ロール13の軸部13aと筒部13bとが一体と
なっている場合には、軸部13a又は筒部13bに受圧
具16を取付け、また、ロール13の軸部13aに軸受
部材(図示略)を介して筒部13bを回転自由に取付け
た場合には、軸部13aに受圧具16を取付け、軸部1
3aを回転駆動することで筒部13bを連れ回りさせる
ようにする。図2に示すものは、ロール13の筒部13
bに受圧具61をビス止め18してある。なお、受圧具
16は、図示は省略したが、ロール13の筒部13bと
一体となるように筒部13bの左右端の一方又は両方に
形成することもある。
【0022】前記ノズル17は、貯液領域Aに噴出口1
7aを位置させ、受圧具16の受圧部16aに向かって
流体を噴出するようにしてある。前記ノズル17は、流
量調節弁等からなる流量調節具20を介して流体供給用
の配管19に接続され、噴出口17aから噴出する流体
の流量や噴出圧の調節を流量調節具20の調節で行うよ
うにしてある。ノズル17から噴出する流体としては、
貯液領域Aに貯溜される処理液Bを選択する場合と、処
理液Bや被処理物Sに腐食等の悪影響を及ぼさない気体
(例えば、窒素ガス等の不活性ガス)を選択する場合と
がある。処理液Bを選択する場合には、貯液領域Aに供
給する処理液Bの供給圧を利用して、処理液Bを受圧具
16に向かって噴出し、噴出後の処理液Bを貯液領域A
に貯えるようにすることができる。
【0023】次に、前記ロール駆動装置11を用いたロ
ール駆動方法の実施の形態を説明する。準備段階とし
て、ロール13にシート状の被処理物Sが巻き掛けられ
ると共に、貯液槽12に処理液Bを供給して貯溜する。
次に、ノズル17から流体を噴出させることで伝動装置
14を起動させ、回転するロール13で走行する被処理
物Sを案内させつつ、走行する被処理物Sを処理液Bに
接触させて処理を行う。ノズル17の噴出口17aから
処理液中に浸漬する受圧具16に向かって噴出した流体
は、受圧具16の受圧部16aに衝突して受圧具16に
回転力を生じさせ、ロール13を回転駆動する。
【0024】前記ロール駆動装置11を用いたロール駆
動方法によれば、ノズル17から噴出する流体でロール
13を駆動するため、従来(図5参照)の如き腐食する
チエーン7やスプロレット6等のメカニカル駆動手段を
用いないでロール駆動することが可能となり、回転駆動
するロール13で被処理物Sを円滑に案内することがで
きると共に、磨耗等による粉塵の発生もない。ノズル1
7から噴出する流体として処理液Bを用いる場合には、
ポンプアップされた処理液Bの供給圧を有効利用してロ
ール駆動することができ、処理液Bを供給するためのポ
ンプや配管等をロール駆動に用いて駆動装置全体をコン
パクにすることが可能となる。
【0025】(第2の実施の形態)図3は本発明方法及
び本発明装置の第2の実施の形態を示す断面した正面図
である。
【0026】本実施の形態に係るロール駆動装置21が
前記ロール駆動装置11と相違する点は、貯液領域A
に、ロール13の軸部13aが貫通するケーシング22
を設け、ケーシング22の内側22aに受圧具16及び
処理液を噴出するノズル17の噴出口17aを備え、ケ
ーシング22の内側22aから貯液領域Aに処理液排出
管23を延設すると共に、処理液排出管23の複数個の
排出口23aを分散し、ノズル17から噴出した処理液
を貯液領域Aへ円滑に導いて放流するようにしたことで
ある。この相違点以外の構成は、前記第1の実施形態に
係るロール駆動装置11と実質的に同一であり、同一符
号は同一の構成部材等を示す。
【0027】上記ケーシング22は、貯液領域Aに配置
され、貯液槽12等に接合24して固定される。ケーシ
ング22は、ノズル17からケーシング内側22aへ噴
出した処理液Bが、ロール貫通部22bから多量に漏れ
ださないように、ロール13の軸部13aとロール貫通
部22bとの隙間を小さくするか、ロール13の軸部1
3aとロール貫通部22bとの間にOリング等のシール
部材(図示略)を配置することもある。
【0028】本実施の形態に係るロール駆動装置21を
用いたロール駆動方法は、前記第1の実施形態に係るロ
ール駆動装置11と共通する構成に基づく駆動方法につ
いては実質的に同一となるので、その説明を省略する。
ロール駆動装置21を用いたロール駆動方法では、受圧
具16を回転させた後の処理液Bを、ケーシング22の
内側22a及び処理液排出管23で導いて、複数個の排
出口23aから分散するように貯液領域Aへ放流する。
なお、走行中の被処理物Sへ向けて処理液Bを放流した
くないときには、図3に示す如く、排出口23aを被処
理物Sが通過する被処理物用通路へ指向させないように
する。逆に、走行中の被処理物Sと処理液Bとの接触を
積極的に図りたいときには、図示は省略したが、排出口
23aを被処理物Sが通過する被処理物用通路(例え
ば、ロール13の筒部13bの外周面)へ指向させる。
【0029】(第3の実施の形態)図4は本発明方法及
び本発明装置の第3の実施の形態の要部を拡大して示す
断面した正面図である。
【0030】本実施の形態に係るロール駆動装置31が
前記ロール駆動装置11と相違する点は、貯液領域A
に、ロール13の軸部13aが貫通する密閉のケーシン
グ32を設け、ケーシング32の内側32aに、受圧具
16及び気体(例えば、窒素ガス等の不活性ガスや空気
等)を噴出するノズル17の噴出口17aを備え、ケー
シング32の内側32aから貯液領域Aの外側へ気体排
出管33を延設し、気体排出管33に、ケーシング内側
32aの気圧を調節する圧力調節具35を設けたことで
ある。この相違点以外の構成は、前記第1の実施形態に
係るロール駆動装置11と実質的に同一であり、同一符
号は同一の構成部材等を示す。
【0031】上記ケーシング32は、内側32aに軸受
具15が内蔵され、貯液槽12等にシール部材36を介
して気密状態に接合34してある。ケーシング32は、
内側32aの気体が漏れださないように、貫通するロー
ル軸部13aとケーシング32の貫通部32bとの間に
シール部材37を設けることもある。ケーシング32
は、圧力調節具35を調節することで、ケーシング内側
32aの気圧(静圧)が処理液Bの浸入を阻止できる圧
力値を保持するようになっている。
【0032】本実施の形態に係るロール駆動装置31を
用いたロール駆動方法は、前記第1の実施形態に係るロ
ール駆動装置11と共通する構成に基づく駆動方法につ
いては実質的に同一となるので、その説明を省略する。
ロール駆動装置31を用いたロール駆動方法では、密閉
のケーシング32の内側32aに受圧具16及びノズル
17を配置することで、受圧具16及びノズル17と貯
液領域Aの処理液Bとの接触を断つことができ、また、
受圧具16に衝突した後の気体を、ケーシング内側32
a及び気体排出管33で導いて貯液領域Aの外側へ放出
することで、気体と処理液Bとの接触を断つことができ
る。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の本発明方法は、腐食する
チエーンを用いないでロール駆動を行うことにより、円
滑なロール駆動を維持できると共に、汚染されない処理
液で被処理物の安定した処理ができる。請求項2記載の
本発明方法は、貯液領域に供給する処理液の供給圧を利
用してをロール駆動するため、ランニングコストの低減
を図ることができる。
【0034】請求項3記載の本発明装置は、腐食するチ
エーンを用いないでロール駆動を行うことにより、円滑
なロール駆動を維持できると共に、汚染されない処理液
で被処理物の安定した処理ができる。請求項4記載の本
発明装置は、ロールの回転中心線と同芯に受圧具を配置
することにより、ロールと受圧具とをコンパクトにレイ
アウトすることができる。
【0035】請求項5記載の本発明装置は、ロールの筒
部と受圧具とを一体にすることにより、ロールと受圧具
とを更にコンパクトにレイアウトすることができる。請
求項6記載の本発明装置は、受圧具を回転させた後の処
理液を処理液排出管の複数個の排出口から分散するよう
に貯液領域へ放流することにより、処理液を貯液領域へ
円滑に導くことができる。
【0036】請求項7記載の本発明装置は、腐食するチ
エーンを用いないでロール駆動を行うことにより、円滑
なロール駆動を維持できると共に、汚染されない処理液
で安定した処理ができる。更に、本発明装置は、ケーシ
ングの内側への処理液の浸入を阻止すると共に、受圧具
に衝突した後の気体を貯液領域の外側へ放出するため、
気体と処理液との接触を断って安定した処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法及び本発明装置の第1の実施の形態
を示す断面した正面図である。
【図2】図1のa−a線における拡大した断面図であ
る。
【図3】本発明方法及び本発明装置の第2の実施の形態
を示す断面した正面図である。
【図4】本発明方法及び本発明装置の第3の実施の形態
の要部を拡大して示す断面した正面図である。
【図5】従来のロール駆動装置を示す断面した正面図で
ある。
【符号の説明】
13…ロール、14…伝動装置、16…受圧具、17…
ノズル、22…ケーシング、23…処理液排出管、32
…ケーシング、33…気体排出管、36…圧力調節具、
37…シール部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯液領域に貯えた処理液中に浸漬するロー
    ルを回転駆動させるロール駆動方法において、処理液中
    に浸漬する受圧具に向かって流体を噴出して該受圧具を
    回転させ、該受圧具の回転力で前記ロールを駆動するこ
    とを特徴とするロール駆動方法。
  2. 【請求項2】前記流体に処理液を用い、前記受圧具を回
    転させた処理液を前記貯液領域に貯えるようにした請求
    項1記載のロール駆動方法。
  3. 【請求項3】処理液を貯える貯液領域に配置したロール
    を伝動装置で回転させるロール駆動装置において、前記
    伝動装置は、前記貯液領域に配置されて受けた流体の噴
    出圧をロール駆動力に変換するための受圧具と、前記貯
    液領域に配置されて該受圧具に向かって流体を噴出する
    ためのノズル噴出口とを備えたことを特徴とするロール
    駆動装置。
  4. 【請求項4】前記受圧具が前記ロールの回転中心線と同
    芯に配置されている請求項3記載のロール駆動装置。
  5. 【請求項5】前記受圧具が前記ロールの筒部と一体とな
    っている請求項4記載のロール駆動装置。
  6. 【請求項6】前記貯液領域に、前記ロールの軸部が貫通
    するケーシングを設け、該ケーシングの内側に前記受圧
    具及び処理液を噴出する前記ノズルを備え、該ケーシン
    グの内側から前記貯液領域に処理液排出管を延設すると
    共に、処理液排出管の複数個の排出口を分散した請求項
    3,4又は5記載のロール駆動装置。
  7. 【請求項7】処理液を貯える貯液領域に配置したロール
    を伝動装置で回転させるロール駆動装置において、前記
    伝動装置は、前記ロールの軸部が貫通する密閉のケーシ
    ングと、該ケーシングの内側に配置されて受けた気体の
    噴出圧をロール駆動力に変換する受圧具と、該ケーシン
    グの内側に配置されて該受圧具へ向かって気体を噴出す
    るノズル噴出口と、該ケーシングの内側から前記貯液領
    域の外側へ延設した気体排出管と、該気体排出管に設け
    られて該ケーシングの内側の気圧を調節する圧力調節具
    とを備えたことを特徴とするロール駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008163408A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujifilm Corp めっき装置、液中ローラー、およびフィルムのめっき方法
KR101304383B1 (ko) 2013-04-18 2013-09-06 권중형 레피드 염색기

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JP2008163408A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Fujifilm Corp めっき装置、液中ローラー、およびフィルムのめっき方法
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