JP2001301914A - ラック - Google Patents

ラック

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JP2001301914A
JP2001301914A JP2000117415A JP2000117415A JP2001301914A JP 2001301914 A JP2001301914 A JP 2001301914A JP 2000117415 A JP2000117415 A JP 2000117415A JP 2000117415 A JP2000117415 A JP 2000117415A JP 2001301914 A JP2001301914 A JP 2001301914A
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JP
Japan
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rack
ceiling
rack body
stand
mounting member
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Pending
Application number
JP2000117415A
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English (en)
Inventor
Masazumi Fukushima
正純 福島
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 クリーンルームの天井から、取り付け部材1
8を介して、ラック6を吊り下げる。ラック6の底部を
着脱自在なスタンド24で支え、背部にダクト14を設
ける。そして天井からのクリーンエアーをラック6の背
面から前面に向けて吹き付ける。 【効果】 ラックの設置後に処理装置を増設するのが容
易で、ラック内に均一な層流を維持でき、かつラックの
取り付けも容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はクリーンルームで用いる
ラックに関し、特にラックを設置した後にその背面側に
処理装置等を容易に増設できるラックに関する。
【0002】
【従来技術】クリーンルームでは、仕掛品等をラックに
1時保管することが行われている。またクリーンルーム
では、処理装置を既設の建屋内に増設したり、処理装置
のレイアウトを変更したりすることが行われている。こ
のような場合に、ラックが処理装置と1:1に対応し、
特定の処理装置用にラックを設けるのであれば問題はな
い。しかし処理装置の設置前にラックのみを設けたいこ
とがある。この場合、ラックは通路側に設置されるの
で、先にラックを設置すると処理装置の搬入が困難にな
る。
【0003】
【発明の課題】この発明の基本的課題は、ラックの設置
後でも、その背面側に他の装置を容易に搬入でき、かつ
ラック内にクリーンエアーを均一に供給できる、ラック
を提供することにある(請求項1〜3)。請求項2の発
明での追加の課題は、ラックを天井から吊り下げて設置
するのを容易にすることにある。請求項3の発明での追
加の課題は、他の装置の搬入を邪魔しないようにしなが
ら、ラックの重量を支えることにある。
【0004】
【発明の構成】この発明のラックでは、クリーンルーム
の天井に設けた取り付け部材により、ラック本体を吊持
すると共に、該ラック本体の背面から前面へ向けて、ク
リーンエアーを供給するための手段を設ける。
【0005】好ましくは、前記取り付け部材の底部に長
溝を設けて、前記ラック本体側に設けた吊持部を、前記
長溝で支承する。また好ましくは、前記ラック本体の底
部に、着脱自在なスタンドを設ける。
【0006】
【発明の作用と効果】この発明では、クリーンルームの
天井に設けた取り付け部材でラック本体を吊持すると共
に、ラック本体の背面から前面へ向けてクリーンエアー
を供給する。ラック本体はクリーンルームの天井に吊持
されているので、ラック本体の下部を通して処理装置等
の他の設備を搬入でき、先にラックを設置し、後で処理
装置等を増設できる。またラックの内部では、背面から
前面へ向けてクリーンエアーを供給するので、保管した
物品が汚染されることがない。クリーンエアーはラック
の背面から前面へ流れるので、ラックに保管した物品が
汚染されている場合でも、汚染されたエアーがラックの
下方のスペースへ流れることがない。このため設備の増
設時などには、ラックの下方のスペースも有効に利用で
きる(請求項1)。
【0007】請求項2の発明では、取り付け部材の底部
に長溝を設けて、ラック本体側に設けた吊持部をこの長
溝で支承する。そのためラックの取り付け時には、吊持
部を長溝にセットして所望の位置までずらせば良く、ラ
ックの設置が容易になる。請求項3の発明では、ラック
本体の底部に着脱自在なスタンドを設けるので、ラック
重量の一部をスタンドで支えて、取り付け部材に加わる
力を軽減できる。このスタンドは着脱自在なので、搬入
装置等を通路側からラック背面側に設置する場合には、
スタンドを取り外して設備を搬入できる。
【0008】
【実施例】図1〜図5に実施例を示す。図1〜図3に、
クリーンルーム内に設置したラック6を示すと、2はク
リーンルームの天井で、図示しないフィルターファンユ
ニット等から、クリーンエアーが床面4へ向けて均一に
送気されている。8はラック本体で、10はその前面の
開口で、半導体ウエハーや液晶基板等を収容したカセッ
ト12を複数個保管する。14はラック本体8の背面側
に設けたダクトで、天井2からラック本体8の上部へ吹
き付けられたクリーンエアーを集めて、整流板16から
層流状にラック本体8に送気する。なお図1,図2の白
抜き矢印は、クリーンエアーの流れを表す。ここではダ
クト14により、ラック本体8の上部に送気されたクリ
ーンエアーを集めて供給したが、これに代えてフィルタ
ーファンユニットをダクト14の位置等に設けても良
い。
【0009】18は長尺状の取り付け部材で、取り付け
部材18でラック本体8に設けたボルト20を保持する
ことにより、ラック本体8をクリーンルームの天井2に
吊持する。22はラック本体8の上部に設けた仕切り
で、ラック本体8の上部へ送気されたクリーンエアーを
ダクト14へ導くためのものである。ラック本体8の底
部には、着脱自在なスタンド24を適宜の箇所に取り付
け、スタンド24の上部あるいは下部に高さ調整部26
を設けて、スタンド24の高さを調整し得るようにす
る。そして取り付け時には、高さ調整部26でスタンド
24の高さを短くして取り付け、同様に取り外し時にも
高さ調整部26でスタンド24を縮めて取り外す。
【0010】ラック6の前面の開口10側は、手押し車
や無人搬送車、天井走行車等の通路に面しており、図1
の状態では、ラック6の背面側は空きスペースである。
ここで高さ調整部26でスタンド24を縮めて取り外す
と、ラック本体8の底部を経由して処理装置等を増設で
きる。図2に処理装置等を増設した後の状態を示すと、
30は半導体や液晶等の処理装置である。32は枚葉移
載機で、カセット12からウエハーや液晶基板等を1枚
ずつ取り出し、処理装置30に送り込むと共に、処理装
置30で処理後のウエハーや基板等を受け取って、カセ
ット12に格納する。
【0011】34はステーションで、この上部に枚葉移
載機32で取り出しあるいは格納を行うためのカセット
12bを保持し、無人搬送車や手押し車との間でカセッ
ト12を受け渡しするためのものである。ステーション
34上のカセット12bは、背面側の処理装置30で処
理するためのもので、ステーション34はいわば処理装
置30の専用ステーションである。これに対してラック
6は、天井走行車等との間でカセット12を受け渡しし
て、工程間のバッファとしてカセット12を保管するた
めの、いわば汎用のラックである。このため処理装置3
0の設置前に、ラック6を設置する必要が生じる。
【0012】図3に、処理装置30等の増設前のラック
6を示す。ラック6にはカセットを複数個収容できるだ
けのスペースがあり、前面と背面の天井側が仕切り22
で区切られ、クリーンエアーがダクトに流れ込むように
されている。そしてその重量を、取り付け部材とスタン
ド24の双方で支えるようにしてある。スタンド24は
取り外しや取り付けの自在なものであれば良く、種類は
任意で、処理装置等の搬入時には、邪魔になる箇所のス
タンド24を取り外す。この間は、ラック6にカセット
を保管しないようにして重量を軽減しておく。
【0013】図2に戻り、処理装置30や枚葉移載機3
2を設置すると、この部分ではグレーティングを施した
床面でのクリーンエアーの流れが遮断される。そのた
め、本来は処理装置30や枚葉移載機32の部分から床
下へ流れるべきクリーンエアーが、ステーション34の
上部を介して流れるようになる。このクリーンエアーに
よって、ステーション34のカセット12bの汚染を防
止できる。ラック6内の場合も、ステーション34上の
場合も、クリーンエアーは背面側から前面の通路側へと
流れ込み、通路側はクリーンルーム内において最もクリ
ーン度が低くても良いスペースなので、問題はない。
【0014】図4,図5に、ラック本体8の天井2から
の吊り下げを示す。取り付け部材18の構造を図5に示
すと、取り付け部材18は長尺状で、例えば両端に開口
40,40がある。取り付け部材18は、孔42を用い
て、ボルト44とナット46等で予め天井2に取り付け
ておく。取り付け部材18には、両端の開口40,40
間に渡る長溝48があり、ラック本体8の上部から突き
出たボルト20には、先端にナットプレート50を取り
付け、その下部には挟持部52とナット54とを取り付
ける。
【0015】ナットプレート50が長溝48の上に位置
するように開口40を通し、長溝48に沿って滑らせて
所望の位置へ移動させる。そこでナット54を締めて、
挟持部52とナットプレート50とで、長溝48の両側
の断面ハの字状の部分を締め付ける。これによって、ラ
ック本体8を取り付け部材18に取り付ける。ラック本
体8の取り付け位置は、取り付け部材18の長溝48に
対してナットプレート50等を滑らせることで調整で
き、取り付け高さはボルト20の高さを変えることで調
整できる。
【0016】実施例では特定の例を説明したが、これに
限るものではなく、スタンド24の材質等は任意で、着
脱自在で、ラック本体8に加わる重量の一部を支え得る
ものであればよい。取り付け部材18は直接天井2に取
り付けるものに限らず、取り付け部材18と天井2との
間に、さらに他の取り付け部材を設けても良い。また取
り付け部材18に設けた開口40の位置は両端には限ら
ず、取り付け時にナットプレート50を通過し得る開口
をいずれかの場所に設ければよい。さらにナットプレー
ト50と挟持部52とで長溝48を上下から締め付けて
取り付けたが、これに限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のラックを、クリーンルームの天井か
ら吊り下げ、スタンドで補強した状態を示す側面図
【図2】 ラックの設置後に、処理装置とそのカセット
ステーションとを増設した状態を示す側面図
【図3】 実施例のラックの設置状態を示す正面図
【図4】 クリーンルームの天井からのラックの吊り下
げ機構を示す、図1の部分拡大側面図
【図5】 実施例で用いた取り付け部材の斜視図
【符号の説明】
2 天井 4 床面 6 ラック 8 ラック本体 10 前面の開口 12 カセット 14 ダクト 16 整流板 18 取り付け部材 20 ボルト 22 仕切り 24 着脱自在なスタンド 26 高さ調整部 30 処理装置 32 枚葉移載機 34 ステーション 40 開口 42 孔 44 ボルト 46 ナット 48 長溝 50 ナットプレート 52 挟持部 54 ナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルームの天井に設けた取り付け
    部材により、ラック本体を吊持すると共に、該ラック本
    体の背面から前面へ向けて、クリーンエアーを供給する
    ための手段を設けたラック。
  2. 【請求項2】 前記取り付け部材の底部に長溝を設け
    て、前記ラック本体側に設けた吊持部を、前記長溝で支
    承するようにしたことを特徴とする、請求項1のラッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記ラック本体の底部に、着脱自在なス
    タンドを設けたことを特徴とする、請求項1または2の
    ラック。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206371A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Murata Mach Ltd 天井走行車システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005206371A (ja) * 2003-12-26 2005-08-04 Murata Mach Ltd 天井走行車システム
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