JP2750304B2 - クリーンルーム - Google Patents

クリーンルーム

Info

Publication number
JP2750304B2
JP2750304B2 JP1339467A JP33946789A JP2750304B2 JP 2750304 B2 JP2750304 B2 JP 2750304B2 JP 1339467 A JP1339467 A JP 1339467A JP 33946789 A JP33946789 A JP 33946789A JP 2750304 B2 JP2750304 B2 JP 2750304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clean
clean room
cleanliness
gas flow
clean gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1339467A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03199579A (ja
Inventor
剛伸 松尾
隆司 棚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP1339467A priority Critical patent/JP2750304B2/ja
Publication of JPH03199579A publication Critical patent/JPH03199579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2750304B2 publication Critical patent/JP2750304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、クリーンルームに関する。
(従来の技術) 一般に半導体素子の製造は、高度に清浄化された雰囲
気を有する室内、いわゆるクリーンルーム内で行われて
いる。ところで、最近、半導体素子の集積度が4Mbit、1
6Mbitというように高集積化されるにつれて、クリーン
ルーム内の空気清浄度をさらに高くする必要が生じてき
ており、一部ではクラス10(粒子径0.5μm以上の累積
粒子数が1ft3中に10個以下)といった高清浄度のクリ
ーンルームも使用されている。
このような高清浄度のクリーンルームでは、室内全体
を例えばクラス10といった高清浄度に保つのではなく、
例えば製造装置等を櫛歯状に対向させて配列し、製造装
置の前面やこれら製造装置に被処理物である半導体ウエ
ハを室内雰囲気に晒された状態で供給する搬送経路のみ
をクラス10といった高清浄度に保ち、製造装置間の作業
域等はクラス100程度を維持するといったように、室内
の位置において清浄度を制御するような構造が一般的に
採用されている。
第4図は、複数機の縦型熱処理炉が収容され、さらに
ウエハキャリアから半導体ウエハをウエハボートに移載
する一台のウエハ移載装置を共用するよう配置したクリ
ーンルーム内を図示したものである。複数並列配置され
た縦型熱処理炉1の配置列に沿って前面側に、複数枚の
半導体ウエハ2が棚積み収容されたウエハボート3の搬
送装置4が設置されている。清浄気体供給部5は、クリ
ーンルーム内上方に配置されており、清浄気体をダウン
フロー(図中矢印a)させ、床面に設けられた排出部6
から排出される。そして、上記搬送装置4による搬送経
路に、例えばクラス10といった高清浄領域Aが形成され
るように、清浄気体供給部5のフィルタとしてULPAフィ
ルタといった高清浄化フィルタ6が設置されている。ま
た、搬送経路外の作業者Bによる作業域Cは、クラス10
0程度の低清浄度領域Dとされており、設定した清浄度
クラスに応じたフィルタ7が設置される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したクリーンルームにおいて、作業者
Bが搬送経路から充分に離れた位置で作業している際に
は、それぞれの領域A、Bの上記清浄度クラスを維持す
ることが可能である。
しかしながら、第4図に示したように、作業者Bが搬
送経路に接近した場合、例えば作業者Bを中心とし作業
者Bの身長分の半径Rの円内に搬送経路の一部が入った
場合、低清浄度の気体が搬送経路、すなわち高清浄領域
A側(図では斜線部)に混入してしまい、歩留りの低下
を招いてしまうという問題がある。
これは、層流状態を保つ必要がある清浄気体の流れが
作業者Bと衝突した際に送流が乱され、汚染源である作
業者Bに接して清浄度を低下した気体が高清浄領域A側
に混入したり、渦流を形成することによって空気のよど
みが発生し、汚染を誘発してしまうためである。特に、
ウエハボート3に棚積み収容された半導体ウエハ2のよ
うに、清浄気体に直接晒されにくい構造のものでは、僅
かな清浄度の低下によって半導体素子の不良発生を起こ
す恐れが高い。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされた
もので、作業者等のような移動する汚染源が存在して
も、より高い空気清浄度を必要とする領域の空気清浄度
の低下を防止することを可能にしたクリーンルームを提
供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) すなわち本発明のクリーンルームは、高清浄気体流の
雰囲気と低清浄気体流の雰囲気とを有するクリーンルー
ムにおいて、 このクリーンルーム内に配置される汚染源領域および
高清浄気体流領域の間に、前記清浄気体の流れ方向と平
行に、透明部材で形成され、その表面に導電処理が施さ
れた隔壁を、床部から略1.8メートルの高さ位置まで設
けたことを特徴とするクリーンルーム。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のクリーンル
ームにおいて、 前記隔壁に複数の透孔を設けたことを特徴とする。
さらに、請求項3の発明は、請求項1記載のクリーン
ルームにおいて、 前記隔壁に開閉自在なドア構造が設けられていること
を特徴とする。
(作用) 汚染源領域および高清浄気体流領域の間に、清浄気体
の流れ方向と平行に隔壁を設けることによって、清浄気
体流が汚染源に接触することによって清浄度が低下した
気流による高清浄気体流領域の清浄度の低下が防止され
る。
(実施例) 以下、本発明をベイ方式のクリーンルームに適用した
実施例を図面を参照して説明する。
上記ベイ方式のクリーンルーム10は、第1図に示すよ
うに、搬送領域を兼ねた中央作業域Eから櫛の歯状に複
数の処理域Fが設けられた構成である。
上記各処理域Fは、半導体製造装置例えばバッチ式の
縦型熱処理炉11が中央部の作業域Gを介して対向して複
数並列設置されて構成されている。これら縦型熱処理炉
11の各配置列のローディング位置には、図示を省略した
ウエハキャリア内に収容された半導体ウエハを熱処理用
の収容容器である石英等で形成されたウエハボート12に
移載するためのウエハ移載装置13が各列毎に設置されて
いる。また、各列のウエハ移載装置13および複数並列設
置された各縦型熱処理炉11部間には、配置列方向にウエ
ハボート12を直立させた状態でローディング、アンロー
ディングする如く搬送装置14が各列毎に設置されてい
る。
この搬送装置14によるウエハボート12の搬送に際し、
ウエハボート12に収容された半導体ウエハ15は、直接ク
リーンルーム10内の雰囲気に晒されるため、この搬送装
置14による搬送経路は、例えばクラス10といった高清浄
領域Hに設定されている。また、縦型熱処理炉11の各配
置列間の作業域Gは、直接作業者Iによる作業位置とな
るため、例えばクラス100程度の低清浄領域Jとされて
いる。
これら清浄領域H、Jの区分けは、第2図に示すよう
に、室内上方に設けられた清浄気体供給部16のフィルタ
17を、各清浄度クラスに応じて設定することにより行わ
れている。すなわち、清浄気体供給部16の送風ファン18
から供給された気体は、各フィルタ17を通過することに
よって所定の清浄度の清浄気体とされ、ダウンフロー
(図中矢印a)して各清浄領域H、Jに供給される。そ
こで、高清浄領域H側のフィルタ17としては、ULPAフィ
ルタといった高清浄化フィルタ19が設置されている。ま
た、作業域Gとなる清浄領域J側のフィルタ17として
は、清浄度クラスに応じた通常のフィルタ20が設置され
ている。なお、清浄気体の排出は、床面に設けられた排
出部21から行われる。
そして、このクリーンルーム10内には、クラス10とい
った超清浄領域Hとクラス100程度の低清浄領域Jとの
間に、換言すれば搬送装置14の駆動でウエハボート12が
移動される搬送経路および作業域G間に、搬送装置14に
よる搬送経路を囲う如くL字状に隔壁22が設けられる。
この隔壁22は、清浄気体によるダウンフローaの流れ方
向と平行に設けられており、その高さは移動する汚染源
例えば作業者Iの身長以上の高さ、たとえば1800mm程度
に設定されることが望ましい。
ここ、上記隔壁22の具体的な構成例としては、第3図
に示すように、縦型熱処理炉11の配置列前方およびウエ
ハ移載装置13の側方から列方向にかけてアングルや角材
等によって形成された支持枠23を設置し、この支持枠23
に壁部材24を脱着可能に固着したものである。勿論開閉
自在なドア構造でもよい。
この壁部材24は、低発塵性部材で透明な部材例えば透
明塩化ビニル樹脂等によって形成されている。これは、
ウエハボート12の搬送状態や縦型熱処理炉11の作動状態
を直接作業者が監視できることを可能にするためであ
り、これによって隔壁22を設けたことによる作業効率の
低下が防止される。
また、壁部材24の表面には導電処理が施されている。
これは、清浄気体による気流があるため、絶縁表面では
気体−固体間の接触によって静電気が発生し、上記壁表
面にダストが吸着したり、空気のよどみを形成してしま
うためである。壁部材24表面の導電処理としては、低発
塵状の静電除去剤の塗布が一般的に用いられているが、
クリーンルーム10内の清浄度に対する影響を考慮した場
合、透明樹脂からなる板材の表面層として導電層が直接
形成されているもの、例えば制電プレート(商品名、
(株)タキロン製)等を使用することが好ましい。これ
は、静電除去剤は経時的に劣化しやすいばかりでなく、
劣化によって汚染源となるためである。
上記構成のクリーンルームによれば、第2図に示した
ように、搬送装置14による搬送経路すなわち高清浄領域
Hと、クラス100程度の低清浄領域Jで、移動するよう
な汚染源の介入可能性を予め設定した作業域Gとの間に
設けた隔壁22によって、作業域G側で作業者Iによって
乱された清浄気体の気流の影響が直接高清浄領域H側ま
で及ぶことを低減している。これによって、高清浄領域
Hは常に一定条件下での清浄度を保つことが可能とな
る。上記隔壁22は、単に汚染源である作業者Iに接触し
て清浄度が低下した気体を遮るのみならず、作業者I等
によって気流が乱れることにより、空気のよどみが発生
することによって誘発された汚染源からも高超清浄領域
Hを保護している。
また、隔壁22として透明でかつ表面が導電処理された
部材を使用することにより、隔壁22を設けたことによる
悪影響の心配もなくなる。
なお、上記実施例では異なる清浄度クラスの領域間に
隔壁22を設けた例について説明したが、同一清浄度の領
域内に隔壁22を設けてもよい。また、移動する汚染源と
して作業者Iを例にとって説明したが、これに限らず各
種汚染源に対して本発明は有効である。さらに、隔壁22
に適宜の大きさの孔を多孔に形成してもよい。この場合
は透明でなくても監視できる効果がある。さらに、当該
隔壁対策部について流速を変え、高清浄気体流雰囲気を
陽圧にしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のクリーンルームによれ
ば、室内を移動する汚染源の影響を排除することがで
き、これによって設定した空気清浄度を安定して維持す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をベイ方式のクリーンルームに適用した
一実施例を示す説明図、第2図は第1図のX−X線に沿
った断面でクリーンルーム内を説明するための説明図、
第3図は第1図の壁部材の取付けを説明する説明図、第
4図は従来のクリーンルームの一構成例を示す断面図で
ある。 10……クリーンルーム、11……縦型熱処理炉、12……ウ
エハボート、13……ウエハ移載装置、14……搬送装置、
16……清浄気体供給部、17……フィルタ、21……気体排
出部、22……隔壁、H……高清浄領域、I……作業者、
J……低清浄領域。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高清浄気体流の雰囲気と低清浄気体流の雰
    囲気とを有するクリーンルームにおいて、 このクリーンルーム内に配置される汚染源領域および高
    清浄気体流領域の間に、前記清浄気体の流れ方向と平行
    に、透明部材で形成され、その表面に導電処理が施され
    た隔壁を、床部から略1.8メートルの高さ位置まで設け
    たことを特徴とするクリーンルーム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のクリーンルームにおいて、 前記隔壁に複数の透孔を設けたことを特徴とするクリー
    ンルーム。
  3. 【請求項3】請求項1記載のクリーンルームにおいて、 前記隔壁に開閉自在なドア構造が設けられていることを
    特徴とするクリーンルーム。
JP1339467A 1989-12-27 1989-12-27 クリーンルーム Expired - Lifetime JP2750304B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1339467A JP2750304B2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 クリーンルーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1339467A JP2750304B2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 クリーンルーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03199579A JPH03199579A (ja) 1991-08-30
JP2750304B2 true JP2750304B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=18327745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1339467A Expired - Lifetime JP2750304B2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 クリーンルーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2750304B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100941229B1 (ko) 2008-07-14 2010-02-10 현대자동차주식회사 초고유동성 우레탄계 미세 구형 파우더 제조 장치 및 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61262537A (ja) * 1985-05-15 1986-11-20 Toshiba Corp 空気清浄装置
JPS62131129A (ja) * 1985-12-03 1987-06-13 Mitsubishi Heavy Ind Ltd クリ−ンル−ム
JPS62182541A (ja) * 1986-02-04 1987-08-10 Shimizu Constr Co Ltd クリ−ンル−ム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03199579A (ja) 1991-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5261935A (en) Clean air apparatus
US10930536B2 (en) Workpiece stocker with circular configuration
JP4354675B2 (ja) 薄板状電子部品クリーン移載装置および薄板状電子製品製造システム
US5261167A (en) Vertical heat treating apparatus
US5219464A (en) Clean air apparatus
KR20020047196A (ko) 제어된 소규모주변부를 갖춘 웨이퍼의 대기중이송모듈
WO1994017336A1 (en) Environmental control system
JP2004200669A (ja) ミニエンバイロメント装置、薄板状物製造システム及び清浄容器の雰囲気置換方法
KR100307628B1 (ko) 반도체 제조설비의 청정방법 및 이를 적용한 반도체 제조 설비
JP2750304B2 (ja) クリーンルーム
JP3697275B2 (ja) 局所クリーン化におけるインターフェイスボックス及びそのクリーンルーム
JPH11191582A (ja) カセット搬送システム
JP2001284426A (ja) ウェハの昇降装置
JPH024145A (ja) クリーンブース
JP4320158B2 (ja) 局所クリーン化搬送室および局所クリーン化処理装置
JPH07183262A (ja) 洗浄装置
JP2003190894A (ja) パーティクル汚染防止方法及びパーティクル汚染防止構造
JP4131378B2 (ja) 薄板状電子部品搬送装置及び薄板状電子製品製造設備
JP2006332483A (ja) 搬送装置及び搬送装置を使用する方法
TW202326904A (zh) 氣流裝置與晶圓傳送裝置及方法
JP2606081B2 (ja) 半導体基板の搬送システム
JPH01291442A (ja) 工程内搬送装置
JP3585611B2 (ja) ガラス基板用ストッカー
JPS63141343A (ja) ウエハ搬送ロボツトの把持ハンド
KR20230169852A (ko) 기체 공급 장치, 기판 처리 장치 및 기판 반송 장치