JP2001301833A - 収容袋 - Google Patents

収容袋

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JP2001301833A
JP2001301833A JP2000125069A JP2000125069A JP2001301833A JP 2001301833 A JP2001301833 A JP 2001301833A JP 2000125069 A JP2000125069 A JP 2000125069A JP 2000125069 A JP2000125069 A JP 2000125069A JP 2001301833 A JP2001301833 A JP 2001301833A
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layer
sheet
pulp
storage bag
opening
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JP2000125069A
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English (en)
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Masanori Takita
雅則 滝田
Hiroaki Takemura
博明 竹村
Masaaki Suzuki
雅晶 鈴木
Kenichi Otani
憲一 大谷
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体成形性、透湿性及び製造時の取り扱い性
に優れた収容袋を提供すること。 【解決手段】 3次元形状に成形された少なくとも3層
からなる多層樹脂製シートを主体として形成され、シー
トの成形後における平均厚みが10〜200μmであ
り、シートが透湿度7g/m2・24hr以下の層を含
み、シートの最外層が最内層よりも高融点の層で形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収容袋及び中空容
器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】環境汚
染への対応から、プラスチック成形体に代えてパルプモ
ールド成形体が利用されつつある。このパルプモールド
成形体は、そのまま廃棄しても環境汚染のおそれが少な
く、低コストで製造できる利点を有する反面、プラスチ
ック成形体に比べて透湿性、防漏性に劣る欠点を有する
ため、吸湿性の高いものや液状物の容器として用いる場
合には、その内部に上記欠点を補う層として樹脂フィル
ムを配設する必要がある。収容袋に用いられる樹脂製フ
ィルムに関する従来技術としては、例えば、特開平4−
5545号公報に記載の多層フィルムが知られている
が、このフィルムは、立体成形性が良好ではなく、ま
た、中空成形体、特に開口部の内径が狭い中空成形体内
に後から収容し得る柔軟性を備えたものではなかった。
さらに、ヒートシールによって収容袋とした場合、内層
と外層の融点が略同じであるため、外層に接するシール
バーが汚れてしまい、製造過程における取り扱い性に問
題があった。
【0003】従って、本発明の目的は、立体成形性、透
湿性及び製造時の取り扱い性に優れた収容袋及びこれを
用いた中空容器を提供することにある。
【0004】本発明者らは、鋭意検討した結果、少なく
とも3層からなる多層樹脂製シートで、該シートが3次
元形状に成形した場合に特定の平均厚みを有するととも
に特定の透湿度を有し、該シートの最外層が最内層より
も高融点の層で形成された多層樹脂製シートが、立体成
形性、透湿性及び製造時の取り扱い性に優れていること
を知見した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記知見に基づ
きなされたものであり、3次元形状に成形された少なく
とも3層からなる多層樹脂製シートを主体として形成さ
れ、該シートの成形後における平均厚みが10〜300
μmであり、該シートの透湿度が20g/m2・24h
r以下であり、該シートの最外層が最内層よりも高融点
の層で形成されている収容袋を提供することにより、上
記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、その好ましい実
施形態に基づき、図面を参照しながら説明する。
【0007】図1は、本発明の収容袋の一実施形態を示
したものである。同図において、符号1は、収容袋を示
している。同図に示すように、収容袋1は、後述のパル
プモールド中空成形体に収容し得る3次元形状に成形さ
れている。また、収容袋1は、第1の層(最外層)、第
2の層(中間層)及び第3の層(最内層)の少なくとも
3層からなる1枚以上の多層樹脂製シートがその外縁部
において接着されて形成されている。
【0008】上記第1の層の構成材料としては、ナイロ
ン6,ナイロン12,ナイロン2−6,ナイロン4−
6,ナイロン6−6,ナイロン6,−10,ナイロン8
−6,ナイロン10−8等のポリアミド系樹脂、高密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリチレ
ン、シングル触媒の直鎖状低密度ポリエチレン、酢酸ビ
ニル、ブテン、ヘキセン、4−メチル1ペンテン等のα
−オレフィンを共重合したポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンを共重合したポリプロピレン、α−オレフ
ィンを共重合したポリプロピレン等のポリオレフィン系
樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル系樹脂、さらにはこれらの
共重合体に共重合成分としてエチレングリコール、ブチ
レングリコール、シクロヘイサンジメタノール等のジオ
ール類あるいはイソフタル酸ベンゾフェノンジカルボン
酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸等のジカルボン酸
を含有させたものをが挙げられ、これらの中でも特に高
密度ポリエチレン(以下、HDPEという)が好まし
い。第1の層の厚さ(3次元成形前の多層樹脂製シート
における厚さ)は、パルプモールド中空成形体への収容
し易くする柔軟性を付与する観点から、多層樹脂製シー
トの全厚さの50%未満であることが好ましく、40%
以下であることがより好ましい。
【0009】上記第2の層の構成材料としては、低密度
ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体等のポ
リオレフィン系樹脂等が挙げられ、こららの中でも、特
に低密度ポリエチレン(以下LDPEという)が好まし
い。また、第2の層の厚さ(3次元成形前の多層樹脂製
シートにおける厚さ)は、真空成形性を良好にする観点
から、多層樹脂製シートの全厚さの20〜70%である
ことが好ましく、30〜60%であることがより好まし
い。
【0010】上記第3の層の構成材料としては、中密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン(シングル触
媒の直鎖状低密度ポリエチレンを含む)等のポリオレフ
ィン系樹脂等が挙げられ、これらの中でも、特に直鎖状
低密度ポリエチレン(以下LLDPEという)が好まし
い。また、第3の層の厚さ(3次元成形前の多層樹脂製
シートにおける厚さ)は、耐ESC性、シール性を良好
にする観点から多層樹脂シートの全厚さの5〜50%で
あることが好ましく、10〜45%であることがより好
ましい。
【0011】各層には、本発明の目的を損なわない範囲
で酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、帯電防止剤、滑
剤、着色剤、充填剤等を添加することができる。
【0012】本発明の収容袋に用いられる多層樹脂製シ
ートは、最外層が最内層よりも高融点の層である。最外
層と最内層との融点の差は、シール成形のし易さの観点
から、3℃以上であることが好ましく、10℃以上であ
ることがより好ましく、25℃以上であることが更に好
ましい。
【0013】本発明の収容袋に用いられる多層樹脂製シ
ートは、柔軟性及び廃棄のし易さの観点から、3次元形
状に成形した後における平均厚みが好ましくは10〜3
00μm、より好ましくは10〜200μmである。ま
た、充填する内容物の保存性の点から、多層樹脂製シー
トを3次元形状に成形した後における最大厚みTと最小
厚みtの比が、0.15以上1未満であることが好まし
く、0.2以上1未満であることがより好ましく、0.
25以上1未満であることが更に好ましい。
【0014】また、本発明の収容袋に用いられる多層樹
脂製シートは、透湿度が20g/m 2・24hr(40
℃、90%RH以下同じ)であることが好ましい。特
に、収容袋に充填する充填物が粉状物の場合には、10
g/m2・24hr以下であることが好ましく、7g/
2・24hr以下であることが更に好ましい。また、
収容袋に充填する充填物が液状物の場合には、4g/m
2・24hr以下であることが好ましく、2g/m2・2
4hr以下であることが更に好ましい。このような透湿
度とすることで、収容袋とした場合において種々の条件
下で充填物を保護することを可能とすることができる。
【0015】本発明の収容袋の耐ESC強度(実施例参
照)は、収容袋の強度の点において、50hr以上破袋
しないことが好ましく、100hr以上破袋しないこと
がより好ましい。
【0016】本発明の収容袋に用いられる多層樹脂製シ
ートは、上記第1〜第3の層の他に、シール性、ガスバ
リヤー性、ピンホール性を向上させるためにナイロン
6、ナイロン6−6等ポリアミド系樹脂、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル系樹脂で形成された他
の層を含んだものとすることができる。他の層は、第1
層の外側又は上記第1層と第2層との間のいずれか又は
両方にも配設することができる。斯かる他の層の3次元
形状に成形する前の多層樹脂製シートにおける厚さは、
多層樹脂製シート全体の厚さの5〜40%とすることが
好ましく、5〜20%とすることがより好ましい。
【0017】次に、上記本発明の収容袋の好ましい製造
方法について説明する。
【0018】先ず、上記各層を含む多層樹脂製シートを
製造する。多層樹脂製シートは、上記各層が共押出(共
押出ラミネート)できる場合は、各層の構成材料を多層
樹脂シートの製造に通常用いられる多層ダイを備えた成
形機に供給して各層が所定の積層構造を有する多層樹脂
製シートとして押出成形することで製造することができ
る。また、共押出できない場合は、ウェットラミネーシ
ョン、ドライラミネーション、ホットメルトラミネーシ
ョン等の方法の用いることにより多層樹脂製シートを製
造することができる。
【0019】次に、得られた多層樹脂製シートをパルプ
モールド中空成形体の内面に対応した内面形状を有する
真空成形型内に配置し、真空吸引して真空成形型の内面
形状に対応した所望の3次元形状を付与する。そして、
所望の寸法形状に裁断する。そして、3次元形状を有す
る2枚の多層樹脂製シートを最内層どうしでその接着し
ろにおいて接着して開口部を有する収容袋とする。な
お、1枚の多層樹脂製シートを真空成形して一対の3次
元形状を付与し、最内層どうしを合わせるように該シー
トを所定の箇所で折り曲げ、その接着しろにおいて接着
して開口部を有する収容袋とすることもできる。なお、
3次元形状を付与した3枚以上の多層樹脂製シートを接
着させて収容袋とすることもできる。接着手法は、ヒー
トシール、インパルスシール等の樹脂シートの接着に用
いられる通常の接着手法を用いることができる。
【0020】次に、本発明の中空容器を、その好ましい
実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
【0021】図2は本発明の中空容器の一実施形態を示
したものである。同図において符号10は中空容器を示
している。
【0022】同図に示すように、中空容器10は、上記
収容袋1がパルプモールド中空成形体11内に配設され
たものである。パルプモールド中空成形体11は、本体
部12と、本体部12の開口部に打ち込み嵌合された別
部材の開口部材13とから構成されている。本体部12
の開口部と開口部材13との間は、後述するように収納
袋1を真空吸引して成形体11の内面に密着させる際の
通気が可能な程度の密嵌性を有している。
【0023】開口部材13の外周には蓋体(図示せず)
の装着用のネジ山131及び螺着させた蓋体の緩みを防
ぐリング132が形成されている。収容袋1の開口部
は、成形体11の開口部、即ち開口部材13に嵌合され
た嵌合部材14の周壁の外周面に溶着固定されており、
開口部材13と嵌合部材14とが嵌合されたときにこれ
らの間に狭持されるようになっている。
【0024】本発明の中空容器におけるパルプモールド
中空成形体の本体部は、パルプを主原料として形成され
ている。勿論パルプ100%から形成されていてもよ
い。パルプに加えて他の材料を用いる場合には、他の材
料の配合量は1〜70重量%、特に5〜50重量%とす
る。他の材料としてはタルクやカオリナイト等の無機
物、ガラス繊維やカーボン繊維等の無機繊維、ポリオレ
フィン等の合成樹脂の粉末又は繊維、非木材又は植物質
繊維、多糖類等が挙げられる。
【0025】上述の原料から形成されたパルプモールド
中空成形体の本体部においては、その密度(即ち、成形
体の肉部の密度)を0.4〜2.0g/cm3とするこ
とで、引張強度や圧縮強度等の機械的物性が満たされ、
中空容器とした場合にも適切な剛性をもったものとする
ことができる。また、上記密度を更に好ましくは0.6
〜1.5g/cm3することで、使用感に優れた容器と
することができる。
【0026】また、上記パルプモールド中空成形体にお
ける本体部は、そのJIS Z0208に基づく透湿度
を100g/(m2・24hr)以下、好ましくは50g/
(m2・24hr)以下にすることで、大気中の水分が
吸収されにくくなり、中空容器としての適切な剛性が保
たれた容器とすることができ、内容物の品質が水分の吸
収によって損なわれることが無い容器とすることができ
る。
【0027】前記開口部材13及び嵌合部材14(以下
これらを各部材ともいう)は、熱可塑性樹脂のみ又は熱
可塑性樹脂及び可焼却性の短繊維若しくは粉体を含有す
る複合材料からなる構成材料で形成されている。このう
ち、各部材を複合材料で形成する場合には、熱可塑性樹
脂は副成分として用いられ、可焼却性の短繊維又は粉体
は主成分として用いられる。
【0028】上記熱可塑性樹脂としては、プラスチック
成形体に通常用いられる樹脂、例えばポリエチレンやポ
リプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレン
テレフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン等の
ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニルやポリスチレン等の
ポリビニル系樹脂等が用いられる。これらの熱可塑性樹
脂は、単独で又は二種以上の混合物として用いられる。
熱可塑性樹脂は、前記各部材を形成する複合材料の副成
分として用いる場合には、その配合量は複合材料の重量
の30〜49重量%であり、好ましくは40〜49重量
%、更に好ましくは43〜47重量%である。
【0029】複合材料の主成分としては、可焼却性の短
繊維又は粉体が用いられる。本発明において「可焼却
性」とは、環境に有害な物質の発生を伴うことなく焼却
廃棄できることをいう。前記短繊維又は前記粉体は、可
焼却性であることに加えて天然物由来の素材からなるこ
とが好ましい。本発明において「天然物由来の素材」と
は、天然物そのもの又は天然物に一次又はそれ以上の加
工を施して得られた素材を意味し、いわゆるバイオマス
と呼ばれる素材が包含される。可焼却性の前記短繊維又
は前記粉体、特に可焼却性で且つ天然物由来の素材から
なる前記短繊維又は前記粉体としては、パルプ(バージ
ンパルプ及び古紙パルプ)、木粉、綿、麻、絹、羊毛、
羽毛、籾殻やオカラ等の食物乾燥粉末等が挙げられる。
これらの素材は、一種又は二種以上を用いることができ
る。特に好ましく用いられる前記短繊維又は前記粉体と
しては、原料入手の容易性・安定性、製造コストの低減
などの点から、バージンパルプ及び古紙パルプ等が挙げ
られる。
【0030】前記短繊維又は前記粉体は、それぞれ単独
で又は両者の混合物の状態で用いられる。その繊維長又
は粒径は、各部材の形状に由来する成形性及び各部材に
要求される強度に応じて選択され、特に限定されるもの
ではないが、例えばφ0.5〜2mm程度のピンゲート
を用いた射出成形時においては、#100以下のフィル
ターにて分級できる程度の繊維長又は粒径であることが
成形上好ましい。
【0031】前記短繊維又は前記粉体は、前記各部材を
形成する複合材料の主成分として用いられることから、
その配合量は複合材料の重量の51〜70重量%であ
り、好ましくは51〜60重量%、更に好ましくは53
〜57重量%である。
【0032】前記各部材を形成する複合材料には、前記
の二成分の他に必要に応じて他の成分を配合することも
できる。そのような成分としては、例えばエチレングリ
コールやグリセリン等の多価アルコール、脂肪酸エステ
ル等が挙げられる。これらの成分は、各部材を形成する
複合材料中に、1〜10重量%、特に2〜4重量%配合
されることが好ましい。
【0033】〔本体部の製造〕次に、本体部の製造方法
を、図3を参照しながら説明する。図3には、本体部を
製造する工程のうちの抄紙工程が順次示されており、具
体的には(a)は抄紙工程、(b)は中子挿入工程、
(c)は加圧・脱水工程、(d)は抄紙金型を開き、パ
ルプ層を取り出す工程である。
【0034】先ず、図3(a)に示すように、一組の割
型2,3を突き合わせることにより所定形状のキャビテ
ィ4が形成される抄紙型のキャビティ4内にパルプスラ
リーを注入する。各割型には、外部とキャビティ4とを
連通する複数の連通孔5がそれぞれ設けられている。ま
た、各割型の内面は、所定の大きさの網目を有するネッ
ト(図示せず)によってそれぞれ被覆されている。本実
施形態においては、キャビティ4の形状は、成形すべき
前記本体部12の外形に対応した形状となっている。
【0035】パルプスラリーは、パルプ繊維を主原料と
している。パルプ繊維に加えて上記他の材料を用いる場
合には、他の材料の配合量を、得られる成形体の重量に
対して1〜70重量%、特に5〜50重量%とすること
が好ましい。
【0036】次に、割型2,3をその外側から連通孔5
を通じて吸引してキャビティ4内を減圧し、パルプスラ
リー中の水分を吸引すると共にパルプ繊維をキャビティ
4の内面に堆積させる。その結果、キャビティの内面に
は、パルプ繊維が堆積されたパルプ層6が形成される。
【0037】所定量のパルプスラリーがキャビティ内に
注入されたらパルプスラリーの注入を停止し、キャビテ
ィ4内を完全に吸引・脱水する。引き続き、図3(b)
に示すように、キャビティ4内を吸引・減圧すると共
に、弾性を有し膨張収縮自在で且つ中空状をなす中子7
をキャビティ4内に挿入する。中子7は、キャビティ4
内において風船のように膨らませてパルプ層6をキャビ
ティの内面に押圧してキャビティの内面形状を付与する
と共にパルプ層6を加圧・脱水するのに使用される。中
子7は引張強度、反発弾性及び伸縮性等に優れたウレタ
ン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー
等によって形成されている。
【0038】次に、図3(c)に示すように、中子7内
に所定の加圧流体を供給して中子7を膨張させ、膨張し
た中子7によりパルプ層6をキャビティ4の内面に押圧
する。これによりパルプ層6は、膨張した中子7によっ
てキャビティ4の内面に押し付けられ、パルプ層6にキ
ャビティの内面形状が転写されると共に加圧・脱水が進
行する。中子7を膨張させるために用いられる加圧流体
としては、例えば圧縮空気(加熱空気)、油(加熱
油)、その他各種の液が使用される。また、加圧流体を
供給する圧力は、0.01〜5MPa、特に0.1〜3
MPaであることが好ましい。
【0039】パルプ層6にキャビティ4の内面の形状が
十分に転写され且つパルプ層6を所定の含水率まで加圧
脱水できたら、図3(d)に示すように、中子7内の加
圧流体を抜く。これにより中子7が縮んで元の大きさに
戻る。次いで、縮んだ中子7をキャビティ4内より取出
し、更に割型2,3を開いて未乾燥状態の成形体を取り
出す。
【0040】取り出された成形体は次に乾燥工程に付さ
れる。これらの工程では、抄紙・脱水を行わない以外
は、図3に示す抄紙工程と同様の装置が用いられ且つほ
ぼ同様の操作が行われる。即ち、先ず、一組の割型を突
き合わせることにより成形すべき成形体の外形に対応し
た形状のキャビティが形成される加熱金型を所定温度に
加熱し、加熱金型内に湿潤した状態の上記パルプ層を装
填する。
【0041】次に、上記抄紙工程で用いた中子と同様の
中子を上記パルプ層内に挿入させ、該中子内に加圧流体
を供給して該中子を膨張させ、膨張した該中子により上
記パルプ層を上記キャビティの内面に押圧して乾燥させ
る。中子の材質及び加圧流体の供給圧力は、上記抄紙工
程と同様とすることができる。成形体が十分に乾燥した
ら、中子内の流体を抜き、該中子を縮小させて取り出
す。更に加熱金型を開いて、パルプモールド成形体を取
り出す。
【0042】このようにして製造された本体部は、口頸
部、胴部及び底部につなぎ目が無く、且つ口頸部、胴部
及び底部が一体的に形成された強度の高いものである。
【0043】〔開口部材、嵌合部材の製造〕前記開口材
及び嵌合部材は、当該各部材の前記構成材料からなるペ
レットを、プラスチック材料の射出成形に通常用いられ
る成形機に供給して成形することによって製造すること
ができる。この射出成形の条件は、熱可塑性樹脂のみの
場合には、通常のプラスチック材料の射出成形と同様に
行うことができる。また、構成材料が上記複合材料から
なる場合には、当該構成材料に含まれる前記熱可塑性樹
脂の熱変形温度をTdとすると、射出成形用金型を、T
d〜(Td+20)℃の範囲に加熱し、この状態下に射
出成形を行う。射出成形用金型の加熱温度がTd℃に満
たないと、特に、成形体において樹脂分が十分に表面に
染み出す以前に固化してしまい、鏡面金型を用いても短
繊維又は粉体の凹凸が残り、所望の鏡面を有する成形体
が得られない。(Td+20)℃を超えると、樹脂固化
が促進されず冷却不足によって取り出し後に成形体に変
形が生じる。射出成形用金型を(Td+10)〜(Td
+20)℃、特に(Td+15)〜(Td+20)℃に
加熱した条件下に射出成形を行うと、得られる成形体の
表面平滑性が一層向上し、成形体の外観が一層良好にな
ることから好ましい。本発明において熱変形温度とは、
ASTM D648に従い測定されたものである。二種
以上の熱可塑性樹脂を用いる場合には、前記熱変形温度
とは、熱変形温度の最も高い樹脂の当該熱変形温度を意
味する。
【0044】〔中空容器の製造〕次に、上述のように製
造された本体部12、開口部材13、嵌合部材14、収
容袋1から前記中空容器10を製造する手順について図
4に基づいて説明する。まず、本体部12に開口部材1
3を嵌合させて固定し、パルプモールド中空成形体11
とする。その一方において、嵌合部材14の外周面に収
容袋1の開口部を溶着させて固定し、これらを一体化さ
せる。そして、図4(a)に示すように、パルプモール
ド中空成形体11を真空吸引可能な金型15内に配置す
る。次に、図4(b)に示すように、収容袋1を収縮さ
せた状態でパルプモールド中空成形体11内に収容し、
開口部材13に嵌合部材14を挿嵌させて収容袋1の開
口部を成形体11の開口部において固定する。次に、図
4(c)に示すように、パルプモールド中空成形体11
を金型15の外側から真空吸引して収容袋1を膨張させ
るか又は(/及び)収容袋1の開口部からエアーブロー
を行って膨張させることにより、収容袋1を成形体11
の内面に密着させる。そして、図4(d)に示すよう
に、金型15から中空容器10を脱型する。エアーブロ
ーの手法は、特に限定されないが、収容袋の開き易さの
観点からはホットエアーブローがコールドエアーブロー
よりも好ましい。
【0045】このようにして製造された本実施形態の中
空容器10は、本体部12、開口部材13、嵌合部材1
4及び収容袋1が容易に分離できるため、廃棄時の分別
作業になんら支障を来すことがない。
【0046】本発明は上記実施形態に限定されない。本
発明の収容袋は、上記実施形態におけるように、パルプ
モールド中空成形体内に配設することが特に好ましい
が、プラスチック製の他の中空成形体内に配設すること
もできる。
【0047】また、上記実施形態におけるように、パル
プモールド中空成形体11を本体部12と開口部材13
とから構成するとともに、収容袋11の開口部を開口部
材13に嵌合させる嵌合部材14の外周面に溶着させて
固定することが好ましいが、図5に示すように、パルプ
モールド中空成形体11の開口部110を、蓋体(図示
せず)を直接装着できるような形態、例えば、その外周
面にネジ山を備えた形態とするとともに、その開口部1
10に、収容袋1の開口部を溶着させた上記嵌合部材1
4を嵌合する形態とすることもできる。
【0048】また、上記実施形態では、本体部12と開
口部材13を別部材として製造し、その後これらを嵌合
させてパルプモールド中空成形体11としたが、本体部
12を製造した後に、当該本体部12の開口部に開口部
材を射出成形により一体的に成形することもできる。
【0049】
【実施例】以下、実施例により本発明の収容袋をさらに
具体的に説明する。 〔実施例1〕メルトフローレート(以下MFRという)
1.0g/10min、密度0.956g/cm3、及
び融点138℃の高密度ポリエチレン、MFR1.0g
/10min、密度0.924g/cm3、及び融点1
13℃の低密度ポリエチレン(LDPE(a))並びにM
FR1.0g/10min、密度0.905g/c
3、及び融点105℃のシングルサイト系触媒の直鎖
状低密度ポリエチレンをそれぞれ押出機で溶融させ、イ
ンフレーション成形機に供給し、全厚さ200μm(層
厚比:HDPE/LDPE(a)/LLDPE=20/4
0/40)の3層構造の多層樹脂製シートを得た。これ
を真空成形機に充填して真空吸引しパルプモールド中空
成形体に収容し得る平均厚さ117μmの3次元形状の
シートに成形した。この3次元成形シート2枚をその最
内層同士を重ね合わせてヒートシールによって接着し、
不要な部分を切断して収容袋とした。
【0050】〔実施例2〕多層樹脂製シートの層厚比を
(HDPE/LDPE(a)/LLDPE=33/50/
17)とした以外は、実施例1と同様にして作製した。
【0051】〔実施例3〕多層樹脂製シートの全厚さを
300μm、層厚比を(HDPE/LDPE(a)/LL
DPE=20/40/40)とし、3次元成形後の平均
厚さを175μmとした以外は、実施例1と同様にして
作製した。
【0052】〔実施例4〕実施例1と同様の多層樹脂製
シートの表面にさらにラミネーションを施したシート
(全厚さを300μm、層厚比を(ナイロン6(NY)
/HDPE/LDPE(a)/LLDPE=5/40/4
0/15)とし、3次元成形後の平均厚さを175μm
とした以外は、実施例1と同様にして作製した。
【0053】〔実施例5〕多層樹脂製シートの全厚さを
50μm、層厚比を(HDPE/LDPE(a)/LLD
PE=40/40/20)とし、3次元成形後の平均厚
さを28μmとした以外は、実施例1と同様にして作製
した。
【0054】〔比較例1〕多層樹脂製シートの全厚さを
200μm、層厚比を(LLDPE/LDPE(a)/H
DPE=55/5/40)とした以外は、実施例1と同
様にして作製した。
【0055】〔比較例2〕多層樹脂製シートの全厚さを
200μm、層厚比を(LDPE(a)/HDPE/LL
DPE(a)=20/70/10)とした以外は、実施例
1と同様にして作製した。
【0056】〔比較例3〕多層樹脂製シートの全厚さを
200μm、層厚比を(LDPE(b)(MFR0.7、
密度0.920g/cm3,融点108℃)/LLDP
E=50/50)とし、3次元成形後の平均厚さを58
μmとした以外は、実施例1と同様にして作製した。
【0057】〔比較例4〕多層樹脂製シートの全厚さを
200μm、層厚比を(LDPE(b)/HDPE/LL
DPE(MFR3.5、密度0.935、融点118
℃)=40/40/20)とした以外は、実施例1と同
様にして作製した。
【0058】〔比較例5〕多層樹脂製シートの全厚さを
200μm、層厚比を(HDPE/LDPE(a)=50
/50)とした以外は、実施例1と同様にして作製し
た。
【0059】実施例1〜5及び比較例1〜5の収容袋に
ついて、下記評価・測定を行った。結果を表1に示す。
【0060】〔真空成形性〕ある厚みのシートを真空成
形した場合の3次元形状後における理論値の平均厚みを
A、実際に真空成形の場合の3次元形状後における最小
厚さをBとした場合に、B/Aの値が、収容袋の成形時
又はシール成形時にピンホール等が発生しない、0.1
5以上の値を○とし、0.15未満を×とした。
【0061】〔柔軟性〕開口部の狭いパルプモールド中
空成形体に挿入する際における、当該成形体の開口部が
無理に押し広げられて変形又はクラックが発生するこ
と、収容袋自体にピンホールや破袋が生じること、ある
いは収容袋がパルプモールド成形体内に挿入不可能とな
ったりすることがない場合は○、ある場合は×とした。
【0062】〔透湿度〕JIS Z0208に準拠し、
透湿度(40℃、90%RH、24hr後における塩化
カルシウム10gの重量増加(g))を測定した。 〔シール成形性〕最内層の融点より高い温度でシールし
た際にヒートシールバーへの貼り付きがないこと及びシ
ール温度の条件幅が3℃以上あることを確認した。
【0063】〔耐ESC強度〕収容袋の中にアルキルエ
ーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミンオキシ
ドアルキルブリコシド等とイオン交換水からなる溶液
(花王(株)製:商品名「洗浄力ファミリー」)を3次
元形状の満容量の10%充填し、密閉後この収容袋を恒
温下(50℃)に100時間以上)に保存した時の収容
袋の破袋の発生した時間を最大300時間まで測定し
た。
【0064】
【表1】
【0065】表1に示すように、実施例1〜5の収容袋
は、比較例1〜5のものに比べて、真空成形性、柔軟
性、透湿度、シール成形性及び耐ESCに優れており、
中空成形体、特に、パルプモールド中空成形体内に好適
に配設し得ることが確認された。
【0066】
【発明の効果】本発明の収容袋は、立体成形性、透湿性
及び製造時の取り扱い性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収容袋の一実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の中空容器の一実施形態を示す半断面図
である。
【図3】本発明の中空容器の本体部の製造工程を示す概
略図であり、(a)は抄紙工程、(b)は中子挿入工
程、(c)は加圧・脱水工程、(d)は抄紙金型を開
き、パルプ層を取り出す工程を示す図である。
【図4】本発明の中空容器の製造工程を示す概略図であ
り、(a)はパルプモールド中空成形体を真空金型内に
配置した状態を示す図、(b)は収容袋の挿入工程、
(c)は真空吸引工程、(d)は脱型工程示す図であ
る。
【図5】本発明の中空容器の他の実施形態の要部拡大断
面図である。
【符号の説明】
1:収容袋 10:中空容器 11:パルプモールド中空成形体 14:嵌合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 雅晶 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 大谷 憲一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3E033 AA01 BA10 EA20 FA10 3E062 AA09 AB01 AC05 JA07 JB13 JC05 JD02 KA04 KB17 3E064 AD03 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA55 BB03 BC07 BC08 BC18 EA18 EA21 GA04 HM01 HN65 3E067 BA03C BA12B BB01C BB14B BB15B BB16B BB25B CA07 4F100 AK05A AK06B AK63C BA03 BA04 BA05 BA10A BA10C DA01 GB17 JA04A JD04 JL01 JL05 YY00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元形状に成形された少なくとも3層
    からなる多層樹脂製シートを主体として形成され、該シ
    ートの成形後における平均厚みが10〜300μmであ
    り、該シートの透湿度が20g/m2・24hr以下で
    あり、該シートの最外層が最内層よりも高融点の層で形
    成されている収容袋。
  2. 【請求項2】 前記シートが、高密度ポリエチレンから
    なる第1の層、該第1の層の内側に配設される低密度ポ
    リエチレンからなる第2の層、及び該第2の層の内側に
    配設される直鎖状低密度ポリエチレンからなる第3層を
    含む請求項1記載の収容袋。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の収容袋がパルプモールド
    中空成形体内に配設されている中空容器。
  4. 【請求項4】 前記収容袋が前記パルプモールド中空成
    形体の開口部において固定されている請求項3記載の中
    空容器。
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