JP2001301564A - シートベルトリトラクタ - Google Patents

シートベルトリトラクタ

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JP2001301564A
JP2001301564A JP2000122626A JP2000122626A JP2001301564A JP 2001301564 A JP2001301564 A JP 2001301564A JP 2000122626 A JP2000122626 A JP 2000122626A JP 2000122626 A JP2000122626 A JP 2000122626A JP 2001301564 A JP2001301564 A JP 2001301564A
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side holding
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JP2000122626A
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Hiroaki Fujii
弘昭 藤居
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Takata Corp
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Takata Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚みを可能な限りに薄くして平板状に形成する
ことのできるシートベルトリトラクタを提供する。 【解決手段】シートベルト6の非装着時は、可動側保持
部材付勢スプリング15のばね力で可動側保持部材3が
固定側保持部材2から離れる方向に移動され、シートベ
ルト6がシートベルトリトラクタ1内に最大に引き込ま
れている。シートベルト16の装着のためシートベルト
16が引き出されると、可動側保持部材3が固定側保持
部材2に接近する方向に移動する。シートベルト16の
装着状態で、大減速度が発生すると、ロック部材8が作
動してシートベルト16の引出をロックする。シートベ
ルト16の装着を解除すると、可動側保持部材付勢スプ
リング15のばね力で可動側保持部材3が固定側保持部
材2から離れる方向に大きく移動し、シートベルト16
がシートベルトリトラクタ1内に最大に引き込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
取り付けられて、車両衝突等の緊急時に作動して慣性に
より移動しようとする車両の乗員をシートベルトにより
拘束保護するシートベルト装置におけるシートベルトリ
トラクタの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両のシートには、シ
ートベルト装置が付設されており、このシートベルト装
置は、車両衝突等によりきわめて大きな車両減速度が発
生した緊急時に作動して慣性により移動しようとする車
両の乗員をシートベルトにより拘束保護するようになっ
ている。その場合、シートベルト装置はシートベルトの
巻取およびシートベルトの引出のロックを制御するため
にシートベルトリトラクタを備えている。
【0003】図5は、このような従来の一般的なシート
ベルトリトラクタを示す図である。図中、aはシートベ
ルト、bは両側壁を有するコ字状フレーム、cはコ字状
フレームbの両側壁に回転可能に架設されシートベルト
aを巻き取るリール、dはこのリールcを上記ベルト巻
取方向に付勢するスプリング手段、eは車両衝突等によ
りきわめて大きな車両減速度が発生した緊急時には、こ
の車両減速度を図示しないヴィークルセンサが感知する
ことにより作動してリールcのベルト引出方向の回転を
阻止して、シートベルトaの引出をロックするロック機
構である。
【0004】この従来のシートベルトリトラクタにおい
ては、シートベルトaの非装着時にはスプリング手段d
の付勢力でリールcがシートベルトaを完全に巻き取っ
ている。シートベルトaの装着時にはスプリング手段d
の付勢力に抗してシートベルトaが所定量引き出され
る。そして、シートベルトaの装着状態で前述のような
きわめて大きな車両減速度が発生すると、ヴィークルセ
ンサがこの車両減速度を感知するので、ロック機構が作
動してリールcのベルト引出方向の回転が阻止されて、
シートベルトaの引出がロックされる。この引出がロッ
クされたシートベルトaにより、慣性により移動しよう
とする乗員を拘束保護するようになっている。また、シ
ートベルトaが大きな引出速度で引き出された場合に
も、図示しないウェビングセンサがこれを感知すること
により、同様にロック機構が作動してシートベルトaの
引出がロックされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のシートベルトリトラクタにおいては、1つのリー
ルcでシートベルトaを巻き取るようになっているが、
シートベルトaの巻取量が比較的多いため、リールcの
径を比較的大きく設定せざるを得ないばかりでなく、リ
ールcがシートベルトaを最大に巻き取ったときの巻取
径が大きくなるため、コ字状フレームbの厚み(奥行
き)を大きく設定せざるを得ないものとなっている。こ
のため、従来のシートベルトリトラクタは全体として厚
みの大きい直方体からなるブロック状に形成されてい
る。しかしながら、このようにシートベルトリトラクタ
が全体として厚みの大きいブロック状に形成されると、
このシートベルトリトラクタを、例えばシートバック等
の厚みに余裕のない車体の部分に組み込むような場合、
この組込がきわめて困難になるという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、厚みを可能な限りに薄く
して平板状に形成することのできるシートベルトリトラ
クタを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、移動不能に固定された固定側
保持部材と、この固定側保持部材と長手方向に直列に離
間して配設され、長手方向に移動可能に設けられた可動
側保持部材とを備え、前記固定側保持部材には、所定数
の固定側ローラが長手方向にかつ回転可能に設けられて
いるとともに、前記可動側保持部材には、所定数の可動
側ローラが長手方向にかつ回転可能に設けられており、
一端が前記固定側保持部材に固定されているとともに、
前記可動側保持部材の可動側ローラのうち、最も前記固
定側保持部材に近い可動側ローラに巻き掛けられた後前
記固定側保持部材の固定側ローラのうち、最も前記可動
側保持部材に近い固定側ローラに巻き掛けられ、その
後、前記可動側保持部材の可動側ローラのうち、次に前
記固定側保持部材に近い可動側ローラに巻き掛けられた
後前記固定側保持部材の固定側ローラのうち、次に前記
可動側保持部材に近い固定側ローラに巻き掛けられ、以
後ローラの数だけ順次前記可動側ローラと前記固定側ロ
ーラとに交互に巻き掛けられ、最後に前記可動側保持部
材から最も固定側ローラに巻き掛けられた後、外へ延び
出すようになっているシートベルトと、きわめて大きな
車両減速度が発生した緊急時に作動して前記シートベル
トの引出をロックするロック部材と、前記可動側保持部
材を前記固定側保持部材から離れる方向に常時付勢する
可動側保持部材付勢手段と、前記固定側保持部材に固定
され、前記可動側保持部材をガイドするガイド部材とを
少なくとも備えていることを特徴としている。
【0008】また、請求項2の発明は、前記可動側保持
部材付勢手段が前記固定側保持部材と前記可動側保持部
材との間に配設されていることを特徴としている。更
に、請求項3の発明は、前記可動側保持部材付勢手段が
圧縮スプリングから構成されていることを特徴としてい
る。更に、請求項4の発明は、前記圧縮スプリングがコ
イルスプリングからなり、このコイルスプリングが前記
ガイド部材に嵌合されてガイドされていることを特徴と
している。更に、請求項5の発明は、前記可動側保持部
材付勢手段が前記可動側保持部材の前記固定側保持部材
と反対側に配設されていることを特徴としている。更
に、請求項6の発明は、前記可動側保持部材付勢手段が
引っ張りスプリング、重りまたはぜんまいばねから構成
されていることを特徴としている。
【0009】更に、請求項7の発明は、前記固定側保持
部材の所定数の前記固定側ローラおよび前記可動側保持
部材の所定数の前記可動側ローラへの前記シートベルト
の巻き掛け方向がすべて同じ方向になるように設定され
ていることを特徴としている。更に、請求項8の発明
は、前記固定側保持部材の所定数の前記固定側ローラが
前記可動側保持部材付勢手段から離れるにしたがって、
その径が順に大きくなるように設定されているととも
に、前記可動側保持部材の所定数の前記可動側ローラが
前記固定側保持部材付勢手段から離れるにしたがって、
その径が順に大きくなるように設定されていることを特
徴としている。
【0010】
【作用】このような構成をした本発明のシートベルトリ
トラクタにおいては、シートベルトの非装着時には、可
動側保持部材付勢手段の付勢力で可動側保持部材が固定
側保持部材から離れる方向に移動され、シートベルトが
最大に引き込まれる。この状態で、シートベルトリトラ
クタからシートベルトが引き出されると、シートベルト
リトラクタ内に引き込まれたシートベルトの長さが短く
なるので、可動側保持部材が可動側保持部材付勢手段の
付勢力に抗して固定側保持部材に接近する方向に移動す
る。タングがバックルに係合された後、可動側保持部材
が可動側保持部材付勢手段の付勢力により固定側保持部
材から離れる方向に移動するので、シートベルトが余分
に引き出された分をシートベルトリトラクタに引き込ま
れ、シートベルトは乗員に圧迫感を抱かせない状態にフ
ィットされる。
【0011】シートベルトの装着状態で、車両衝突等に
より車両にきわめて大きな車両減速度が発生すると、ロ
ック部材が作動してシートベルトの引出をロックする。
これにより、このような車両減速度の発生時に乗員がそ
の慣性で移動しようとするが、引出がロックされたシー
トベルトにより乗員は移動が阻止されて拘束保護され
る。シートベルトの装着状態からタングとバックルとの
係合が解除されると、可動側保持部材付勢手段の付勢力
で可動側保持部材が固定側保持部材から離れる方向に大
きく移動し、シートベルトがシートベルトリトラクタに
最大に引き込まれ、初期の非装着状態となる。
【0012】このように構成された本発明のシートベル
トリトラクタは、シートベルトが巻き掛けられるローラ
を保持する固定側保持部材とシートベルトが巻き掛けら
れるローラを保持する可動側保持部材とを長手方向に直
列に離間して配設することにより構成されるので、厚み
を従来のブロック状のシートベルトリトラクタに比べて
大幅に薄くでき、シートベルトリトラクタが平板状に形
成される。特に、固定側保持部材と可動側保持部材とを
所定量離間させることで、シートベルトリトラクタ内の
シートベルトの引込量が大きく設定されるので、シート
ベルトが巻き掛けられるローラの径が、従来のシートベ
ルトリトラクタにおけるシートベルトを巻き取るリール
の径に比べてきわめて小さく設定される。したがって、
シートベルトリトラクタの厚みがより一層効果的に薄く
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明に係るシートベ
ルトリトラクタの実施の形態の第1例を示し、(a)は
正面図、(b)は左側面図である。
【0014】図1(a)および(b)に示すように、シ
ートベルトリトラクタ1は固定側保持部材2およびこの
固定側保持部材2と長手方向に直列に配設された可動側
保持部材3を備えている。固定側保持部材2は固定側保
持枠4を備えており、この固定側保持枠4は、固定側保
持部材2の下端に配置された固定側水平枠4aと、この
固定側水平枠4aに所定間隔を置いて上方に立設された
一対の固定側垂直枠4b,4cとからなっている。この
固定側保持枠4の一対の固定側垂直枠4b,4cの間に
は、下から上方に向かって順次径が所定量大きくなるよ
うに設定された3個の第1、第2および第3固定側ロー
ラ5,6,7がそれぞれ回転可能にかつ互いに平行に、更
には上下方向(長手方向)に所定の間隔を置いて設けら
れているとともに、第3固定側ローラ7の上方にロック
部材8が揺動可能に設けられている。ロック部材8の詳
細については後述する。
【0015】この固定側保持部材2は、例えば車両シー
トのシートバック等の車体に移動不能に固定されるよう
になっている。また、固定側保持部材2の固定側水平枠
4aの両端部4a1,4a2には、一対の第1および第2
ガイド部材9,10が所定間隔を置いて下方に立設され
ており、これらの第1および第2ガイド部材9,10の
下端には、それぞれストッパ部9a,10aが設けられ
ている。
【0016】一方、可動側保持部材3は可動側保持枠1
1を備えており、この可動側保持枠11は、可動側保持
部材3の上端に配置され、両端に第1および第2ガイド
部11a1,11a2を有する可動側水平枠11aと、こ
の可動側水平枠11aから所定間隔を置いて下方に立設
された一対の可動側垂直枠11b,11cと、これらの
一対の可動側垂直枠11b,11cにそれぞれ水平方向
に立設された第3および第4ガイド部11b1,11c1
とからなっている。この可動側保持枠11の一対の可動
側垂直枠11b,11cの間には、上から下方に向かっ
て順次径が所定量大きくなるように設定された3個の第
1、第2および第3可動側ローラ12,13,14がそれ
ぞれ回転可能にかつ互いに平行に、更には上下方向(長
手方向)に所定の間隔を置いて設けられている。
【0017】そして、可動側保持枠11の第1および第
3ガイド部11a1,11b1がそれぞれ第1ガイド部材
9に摺動可能にガイドされるとともに、可動側保持枠1
1の第2および第4ガイド部11a2,11c1がそれぞ
れ第2ガイド部材10に摺動可能にガイドされるように
なっている。これにより、可動側保持枠11は第1およ
び第2ガイド部材9に沿って上下方向に移動可能になっ
ている。また、このとき第1、第2および第3固定側ロ
ーラ5,6,7と第1、第2および第3可動側ローラ1
2,13,14とは平行またはほぼ平行になるようにされ
ている。また、固定側保持枠4と可動側保持枠11との
間には、1つの可動側保持部材付勢スプリング15(本
発明の可動側保持部材付勢手段に相当)が縮設されてお
り、この可動側保持部材付勢スプリング15の圧縮ばね
力で可動側保持枠11は常時下方、つまり固定側保持部
材から離れる方向に付勢されている。
【0018】更に、図1(b)に示すように固定側保持
枠4の固定側水平枠4aの所定位置4a3には、シート
ベルト16の一端が連結されており、このシートベルト
16は下方に延びて最初に可動側保持部材3の第1可動
側ローラ12(固定側保持枠4に最も近い可動側ロー
ラ)に巻き掛けられてその延び方向が上方に変えられ、
次に固定側保持部材2の第1固定側ローラ5(可動側保
持枠11に最も近い固定側ローラ)に巻き掛けられてそ
の延び方向が再び下方に変えられ、次いで可動側保持部
材3の第2可動側ローラ13(固定側保持枠4に次に近
い可動側ローラ)に巻き掛けられてその延び方向が再び
上方に変えられ、次いで固定側保持部材2の第2固定側
ローラ6(可動側保持枠11に次に近い固定側ローラ)
に巻き掛けられてその延び方向が再び下方に変えられ、
更に可動側保持部材3の第3可動側ローラ14に巻き掛
けられてその延び方向が再び上方に変えられ、最後に固
定側保持部材2の第3固定側ローラ7(可動側保持枠1
1から最も遠い固定側ローラ)に巻き掛けられてその延
び方向が変えられてシートベルトリトラクタ1の外へ延
び出している。
【0019】このとき、固定側保持部材2の第1ないし
第3固定側ローラ5,6,7および可動側保持部材3の第
1ないし第3可動側ローラ12,13,14には、いずれ
も、シートベルト16が図1(b)において反時計方向
に巻き掛けられる、つまり第1ないし第3固定側ローラ
5,6,7および第1ないし第3可動側ローラ12,13,
14のすべてに同じ方向から巻き掛けられるようにな
る。
【0020】また、固定側保持部材2の第1ないし第3
固定側ローラ5,6,7の各径が順次大きくなるように、
また可動側保持部材3の第1ないし第3可動側ローラ1
2,13,14の各径が順次大きくなるように設定されて
いることから、シートベルト16の重なり部分での互い
の接触のおそれが低減されるようになる。
【0021】シートベルトリトラクタ1から外へ延び出
したシートベルト16の他端は、従来の一般的なシート
ベルト装置と同様に車体の所定位置に連結固定されるよ
うになっている。そして、図示しないがシートベルトリ
トラクタ1から外へ延び出したシートベルト16には、
従来と同様にタングが摺動可能に設けられて、このタン
グが車体に固定されたバックルに係合することにより、
シートベルト16がシートに着座した乗員に装着される
ようになる。
【0022】ロック部材8は、通常時は図に点線で示す
上方の非ロック位置に設定されるようになっている。ま
た、ロック部材8は、図示しないが従来の一般的なシー
トベルトリトラクタと同様に車両衝突等により発生した
極めて大きな車両減速度を感知するヴィークルセンサの
作動により、乗員の慣性で生じるシートベルトの引出力
で作動して第3固定側ローラ7の方へ揺動して図に実線
で示す下方のロック位置に設定され、シートベルト16
をこの第3固定側ローラ7との間に挟圧してシートベル
ト16の引出をロックするようになっている。また、ロ
ック部材8は、図示しないが従来の一般的なシートベル
トリトラクタと同様にシートベルト16が極めて大きな
引出速度で引き出されたことを感知するウェビングセン
サの作動により、シートベルトの引出力で作動して同様
に第3固定側ローラ7の方へ揺動し、シートベルト16
を第3固定側ローラ7との間に挟圧してシートベルト1
6の引出をロックするようになっている。このように、
シートベルト16はロック部材8と第3固定側ローラ7
との間にロックされることにより、それ以上シートベル
トリトラクタ1から引き出されないようになっている。
ヴィークルセンサおよびウェビングセンサは従来周知で
あるので、それらの説明は省略する。なお、ロック部材
8の作動手段は、極めて大きな車両減速度の発生時ある
いはシートベルト16の大きな引出速度での引出時に、
ロック部材8をロック作動させるものであれば、他のど
のような作動手段でもよい。
【0023】次に、このように構成された第1例のシー
トベルトリトラクタの作動について説明する。シートベ
ルト16の非装着時には、可動側保持部材付勢スプリン
グ15のばね力で可動側保持部材3が下方に移動され、
シートベルト16は最大に引き込まれている。したがっ
て、このときには固定側保持部材2と可動側保持部材3
との間の間隔Lは最大となっている。このとき、可動側
保持枠11の第3および第4ガイド部11b1,11c1
は、それぞれ第1および第2ガイド部材9,10のスト
ッパ部9a,10aに当接していない。また、ロック部
材8は点線で示す非ロック位置に設定されている。
【0024】この状態で、乗員がシートベルト16を装
着するために、シートベルトリトラクタ1からシートベ
ルト16を引き出すと、シートベルトリトラクタ1内に
引き込まれたシートベルト16の長さが短くなるので、
可動側保持部材3は可動側保持部材付勢スプリング15
のばね力に抗して上方に移動し、固定側保持部材2に接
近する。また、シートベルト16の引出時には、各ロー
ラ5,6,7,12,13,14がともに回転するので、シ
ートベルト16の引出はスムーズに行われる。このと
き、各ローラ5,6,7,12,13,14が前述のように
設定されていることから、シートベルト16の重ね合っ
たは互いに接触するおそれが低減するので、シートベル
ト16のこの重なり部分での摩擦が低減し、シートベル
ト16はより一層スムーズに引き出されるようになる。
【0025】しかも、各ローラ5,6,7,12,13,1
4がいずれも図1(b)において同じ反時計方向に回転
するので、図1(b)において各ローラ5,6,7,12,
13,14の左側にあるシートベルト16の移動方向が
いずれも同じ下方となり、また図1(b)において各ロ
ーラ5,6,7,12,13,14の右側にあるシートベル
ト16の移動方向がいずれも同じ上方となる。したがっ
て、シートベルト16の重なり部分において、隣接する
シートベルト16の移動方向がすべて同じになるので、
隣接するシートベルト16どうしの摩擦がより一層効果
的に低減する。
【0026】シートベルト16が所定量引き出され、乗
員がタングをバックルに係合させた後シートベルト16
を離すと、シートベルト16がその余分な引出で撓むよ
うになるが、このとき、可動側保持部材付勢スプリング
15のばね力で可動側保持部材3が下方に移動し、シー
トベルト16が余分に引き出された分をシートベルトリ
トラクタ1に引き込まれる。これにより、シートベルト
16は乗員に圧迫感を抱かせない状態にフィットされ
る。
【0027】このようにシートベルト16が乗員に装着
された状態で、車両衝突等により車両にきわめて大きな
車両減速度が発生すると、前述のヴィークルセンサがこ
の車両減速度を感知して作動するので、ロック部材8は
下方に揺動して実線で示すロック位置に設定される。こ
れにより、シートベルト16はロック部材8と第3固定
側ローラ7との間に挟圧されてその引出がロックされ
る。したがって、このような車両減速度の発生時に乗員
がその慣性で移動しようとするが、引出がロックされた
シートベルト16により乗員は移動が阻止されて拘束保
護される。このとき、シートベルト16の大きな引出力
は固定側保持部材2のみで受け止められるようになる。
【0028】また、シートベルト16が大きな引出速度
で引き出されると、前述のウェビングセンサがこのシー
トベルト16の引出を感知して作動するので、同様にロ
ック部材8は下方に揺動してロック位置に設定され、同
様にシートベルト16はその引出がロックされる。
【0029】乗員がシートベルト16の装着状態からタ
ングとバックルとの係合を解除すると、可動側保持部材
付勢スプリング15のばね力で可動側保持部材3が下方
に大きく移動し、シートベルト16がシートベルトリト
ラクタ1に最大に引き込まれ、前述の初期の非装着状態
となる。シートベルト16の引込時には、前述のシート
ベルト16の引出時と逆方向ではあるが各ローラ5,6,
7,12,13,14がすべて同じ方向に回転し、またシ
ートベルト16の重なり部分間の摩擦のおそれが低減
し、更には重なり部分での隣接するシートベルト16の
移動方向がすべて同じであるので、シートベルト16の
引込もスムーズに行われる。
【0030】なお、何らかの原因で可動側保持部材3が
シートベルト非装着時における位置(前述の間隔Lが最
大位置)より更に下方に移動した場合は、可動側保持枠
11の第3および第4ガイド部11b1,11c1は、そ
れぞれ第1および第2ガイド部材9,10のストッパ部
9a,10aに当接し、可動側保持部材3のそれ以上の
下方移動が阻止されるようになっている。
【0031】この第1例のシートベルトリトラクタ1に
よれば、シートベルトリトラクタ1が、シートベルト1
6が巻き掛けられるローラを保持する固定側保持部材2
とシートベルト16が巻き掛けられるローラを保持する
可動側保持部材3とを長手方向に直列に離間して配設す
ることにより構成されているので、厚みを前述の従来の
ブロック状のシートベルトリトラクタに比べて大幅に薄
くでき、シートベルトリトラクタ1を平板状に形成でき
る。特に、固定側保持部材2と可動側保持部材3とを所
定量離間させることで、シートベルトリトラクタ1内の
シートベルト16の引込量を大きく設定できる。これに
より、シートベルト16が巻き掛けられるローラの径
を、従来のシートベルトリトラクタにおけるシートベル
トを巻き取るリールの径に比べてきわめて小さく設定で
きるので、シートベルトリトラクタ1の厚みをより一層
効果的に薄くでき、シートベルトリトラクタ1の薄型化
をより確実に図ることができる。したがって、シートベ
ルトリトラクタ1の厚みが薄くなるので、例えばシート
バック等の比較的厚みに余裕のない車体の部分にも、シ
ートベルトリトラクタ1をより簡単に組み込むことがで
きるようになる。
【0032】また、ロック部材8によるシートベルト1
6の引出のロック時に、シートベルト16の大きな引出
力が固定側保持部材2のみによって受け止められるよう
になるので、固定側保持部材2の固定側保持枠4、第3
固定側ローラ7およびロック部材3のみ強度部材で形成
し、これらの部材以外の他の部材はそれほど強度を必要
としないので、例えば樹脂等の比較的強度の小さな材料
で形成することができる。これにより、シートベルトリ
トラクタ1の軽量化および低コスト化を効果的に図るこ
とができる。
【0033】固定側保持部材2との可動側保持部材3と
の間の余剰空間に可動側保持部材付勢スプリング15を
配設しているので、この余剰空間を有効利用でき、可動
側保持部材付勢スプリング15のための専用の設置スペ
ースを不要にできる。また、これによりシートベルトリ
トラクタ1の小型化をより一層確実に図ることができ
る。
【0034】更に、シートベルト16の重なり部分で隣
接するシートベルト16どうしの接触を低減しているの
で、これらの隣接するシートベルト16どうしの摩擦を
低減することができる。しかも、シートベルト16の引
出および引込時に、これらの隣接するシートベルト16
どうしの移動方向をすべて同じ方向にしているので、隣
接するシートベルト16どうしの摩擦をより一層効果的
に低減することができる。このようにシートベルト16
どうしの摩擦を低減できることから、シートベルト16
の摩耗および摩擦音もより効果的に低減することができ
るようになる。
【0035】図2は本発明の実施の形態の第2例を示す
斜視図、図3はこの第2例のシートベルトリトラクタを
示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は右
側面図である。なお、以下の本発明の実施の形態の各例
の説明において、その例より前に記載された実施の形態
の例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
れらの詳細な説明は省略する。
【0036】前述の図1に示す第1例では、固定側保持
枠4と可動側保持枠11との間でかつ一対の第1および
第2ガイド部材9,10の間に、可動側保持枠11を常
時下方に付勢する1つの可動側保持部材付勢スプリング
15を縮設しているが、この第2例のシートベルトリト
ラクタ1では、図2および図3(a)ないし(c)に示
すようにこの第1例の可動側保持部材付勢スプリング1
5に代えて、2本の可動側保持部材付勢コイルスプリン
グ17,18(本発明の可動側保持部材付勢手段に相
当)が縮設されており、これらの可動側保持部材付勢コ
イルスプリング17,18の各ばね力で可動側保持枠1
1が常時下方に付勢されている。その場合、これらの可
動側保持部材付勢コイルスプリング17,18は、それ
ぞれ第1および第2ガイド部材6,10に嵌合されかつ
保持されていて、それらの伸縮運動がこれらの第1およ
び第2ガイド部材6,10によってガイドされて行われ
るようになっている。この第2例のシートベルトリトラ
クタ1の他の構成は第1例と同じである。
【0037】このように構成された第2例のシートベル
トリトラクタ1においては、2本の可動側保持部材付勢
コイルスプリング17,18の伸縮運動が第1および第
2ガイド部材6,10でガイドされて行われることによ
り、可動側保持部材付勢コイルスプリング17,18の
挙動が滑らかにかつ確実になる。したがって、可動側保
持部材付勢コイルスプリング17,18による可動側保
持部材3の上下動をより精度よく制御することができる
ようになる。また、この第2例においても、第1例と同
様に固定側保持部材2との可動側保持部材3との間の余
剰空間に可動側保持部材付勢コイルスプリング17,1
8を配設しているので、余剰空間を有効利用でき、シー
トベルトリトラクタ1の小型化をより一層確実に図るこ
とができる。この第2例のシートベルトリトラクタ1の
他の作用効果は第1例と同じである。
【0038】図4は本発明の実施の形態の更に他の例を
示し、(a)は第3例の斜視図、(b)は第4例の斜視
図、(c)は第5例の斜視図である。前述の第1および
第2例では、いずれも可動側保持部材付勢スプリング1
5,17,18が固定側保持部材2との可動側保持部材3
との間に縮設された圧縮スプリングで構成されている
が、図4(a)に示すように第1および第2例の圧縮ス
プリングに代えて、引っ張りスプリングからなる可動側
保持部材付勢スプリング19(本発明の可動側保持部材
付勢手段に相当)が用いられている。すなわち、第1お
よび第2ガイド部材9,10の下端間に架設された水平
部材20と可動側保持部材3との間に、可動側保持部材
付勢スプリング19が張設されている。この可動側保持
部材付勢スプリング19の引っ張りばね力で可動側保持
枠11が常時下方に付勢されている。この第3例のシー
トベルトリトラクタ1の他の構成は第1例と同じであ
る。
【0039】また、図4(b)に示す第4例のシートベ
ルトリトラクタ1では、図4(a)に示す第3例の引っ
張りスプリングからなる可動側保持部材付勢スプリング
19に代えて、可動側保持部材3の下端に、可動側保持
部材付勢重り21(本発明の可動側保持部材付勢手段に
相当)が取り付けられている。この可動側保持部材付勢
重り21の重力で可動側保持枠11が常時下方に付勢さ
れている。この場合には、第3例の水平部材20は設け
られない。この第4例のシートベルトリトラクタ1の他
の構成は第3例と同じである。
【0040】更に、図4(c)に示す第5例のシートベ
ルトリトラクタ1では、図4(a)に示す第3例の引っ
張りスプリングからなる可動側保持部材付勢スプリング
19に代えて、可動側保持部材3の下端に、可動側保持
部材付勢ぜんまいばね22(本発明の可動側保持部材付
勢手段に相当)が連結されている。この可動側保持部材
付勢ぜんまいばね22のばね力で可動側保持枠11が常
時下方に付勢されている。この場合にも、第3例の水平
部材20は設けられない。この第5例のシートベルトリ
トラクタ1の他の構成は第3例と同じである。
【0041】そして、これらの第3ないし5例の各シー
トベルトリトラクタ1の作用効果は、固定側保持部材2
との可動側保持部材3との間の余剰空間をスプリング設
置のために有効利用するという効果を除き、第1例と同
じである。なお、前述の第1ないし第5例のシートベル
トリトラクタ1では、いずれも、固定側保持部材2およ
び可動側保持部材3のいずれにも3個のローラ5,6,
7,12,13,14を設けるものとしている、各保持部
材にはともに1個以上任意の個数のローラを設けること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1ないし8の各発明のシートベルトリトラクタによれ
ば、シートベルトリトラクタを、シートベルトが巻き掛
けられるローラを保持する固定側保持部材とシートベル
トが巻き掛けられるローラを保持する可動側保持部材と
を長手方向に直列に離間して配設することにより構成し
ているので、厚みを従来のブロック状のシートベルトリ
トラクタに比べて大幅に薄く、平板状に形成できる。特
に、固定側保持部材と可動側保持部材とを所定量離間さ
せることで、シートベルトリトラクタ内のシートベルト
の引込量を大きく設定できるので、シートベルトが巻き
掛けられるローラの径を、従来のシートベルトリトラク
タにおけるシートベルトを巻き取るリールの径に比べて
きわめて小さく設定できる。したがって、シートベルト
リトラクタの厚みをより一層効果的に薄くでき、シート
ベルトリトラクタの薄型化をより確実に図ることができ
る。
【0043】また、これによりシートベルトリトラクタ
の厚みが薄くなるので、例えばシートバック等の比較的
厚みに余裕のない車体の部分にも、シートベルトリトラ
クタをより簡単に組み込むことができるようになる。更
に、ロック部材によるシートベルトの引出のロック時
に、シートベルトの大きな引出力が固定側保持部材のみ
によって受け止められるようになるので、固定側保持部
材の固定側保持枠およびロック部材のみを強度部材で形
成すればよく、これらの部材以外の他の部材はそれほど
強度を必要としないので、例えば樹脂等の比較的強度の
小さな材料で形成することができる。これにより、シー
トベルトリトラクタの軽量化および低コスト化を更に効
果的に図ることができる。
【0044】特に、請求項2ないし4の各発明のシート
ベルトリトラクタによれば、固定側保持部材との可動側
保持部材との間の余剰空間に可動側保持部材付勢手段を
配設しているので、この余剰空間を有効利用でき、可動
側保持部材付勢手段のための専用の設置スペースを不要
にできる。これにより、シートベルトリトラクタの小型
化をより一層確実に図ることができる。
【0045】また、請求項7の発明によれば、固定側保
持部材の所定数の固定側ローラおよび可動側保持部材の
所定数の可動側ローラへのシートベルトの巻き掛け方向
をすべて同じ方向に設定しているので、シートベルトの
引出および引込時に、重ね合うシートベルトでの隣接す
るシートベルトどうしの移動方向をすべて同じ方向にで
きる。これにより、隣接するシートベルトどうしの摩擦
をより一層効果的に低減することができる。
【0046】更に、請求項8の発明によれば、固定側保
持部材の所定数の固定側ローラの径を可動側保持部材付
勢手段から離れるにしたがって順に大きくなるように設
定し、また可動側保持部材の所定数の可動側ローラの径
を固定側保持部材付勢手段から離れるにしたがって順に
大きくなるように設定しているので、シートベルトの重
なり部分で隣接するシートベルトどうしの接触を低減す
ることができる。これにより、これらの隣接するシート
ベルトどうしの摩擦を低減することができる。そして、
請求項7および8の各発明によれば、このようにシート
ベルトどうしの摩擦を低減できることから、シートベル
トの摩耗および摩擦音もより効果的に低減することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシートベルトリトラクタの実施
の形態の第1例を示し、(a)は正面図、(b)は左側
面図である。
【図2】 本発明の実施の形態の第2例を示す斜視図で
ある。
【図3】 図2に示す第2例のシートベルトリトラクタ
を示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は
右側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態の更に他の例を示し、
(a)は第3例の斜視図、(b)は第4例の斜視図、
(c)は第5例の斜視図である。
【図5】 従来の一般的なシートベルトリトラクタを示
す図である。
【符号の説明】
1…シートベルトリトラクタ、2…固定側保持部材、3
…可動側保持部材、4…固定側保持枠、4a…固定側水
平枠、4b,4c…固定側垂直枠、5…第1固定側ロー
ラ、6…第2固定側ローラ、7…第3固定側ローラ、8
…ロック部材、9…第1ガイド部材、10…第2ガイド
部材、11…可動側保持枠、11a…可動側水平枠、1
1a1…第1ガイド部、11a2…第2ガイド部、11b
…可動側垂直枠、11b1…第3ガイド部、11c…可
動側垂直枠、11c1…第4ガイド部、12…第1可動
側ローラ、13…第2可動側ローラ、14…第3可動側
ローラ、15,19…可動側保持部材付勢スプリング、
16…シートベルト、17,18…可動側保持部材付勢
コイルスプリング、21…可動側保持部材付勢重り、2
2…可動側保持部材付勢ぜんまいばね
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月10日(2000.5.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動不能に固定された固定側保持部材
    と、この固定側保持部材と長手方向に直列に離間して配
    設され、長手方向に移動可能に設けられた可動側保持部
    材とを備え、 前記固定側保持部材には、所定数の固定側ローラが長手
    方向にかつ回転可能に設けられているとともに、前記可
    動側保持部材には、所定数の可動側ローラが長手方向に
    かつ回転可能に設けられており、 一端が前記固定側保持部材に固定されているとともに、
    前記可動側保持部材の可動側ローラのうち、最も前記固
    定側保持部材に近い可動側ローラに巻き掛けられた後前
    記固定側保持部材の固定側ローラのうち、最も前記可動
    側保持部材に近い固定側ローラに巻き掛けられ、その
    後、前記可動側保持部材の可動側ローラのうち、次に前
    記固定側保持部材に近い可動側ローラに巻き掛けられた
    後前記固定側保持部材の固定側ローラのうち、次に前記
    可動側保持部材に近い固定側ローラに巻き掛けられ、以
    後ローラの数だけ順次前記可動側ローラと前記固定側ロ
    ーラとに交互に巻き掛けられ、最後に前記可動側保持部
    材から最も固定側ローラに巻き掛けられた後、外へ延び
    出すようになっているシートベルトと、 きわめて大きな車両減速度が発生した緊急時に作動して
    前記シートベルトの引出をロックするロック部材と、 前記可動側保持部材を前記固定側保持部材から離れる方
    向に常時付勢する可動側保持部材付勢手段と、 前記固定側保持部材に固定され、前記可動側保持部材を
    ガイドするガイド部材とを少なくとも備えていることを
    特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 【請求項2】 前記可動側保持部材付勢手段が前記固定
    側保持部材と前記可動側保持部材との間に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のシートベルトリトラ
    クタ。
  3. 【請求項3】 前記可動側保持部材付勢手段が圧縮スプ
    リングから構成されていることを特徴とする請求項2記
    載のシートベルトリトラクタ。
  4. 【請求項4】 前記圧縮スプリングはコイルスプリング
    からなり、このコイルスプリングが前記ガイド部材に嵌
    合されてガイドされていることを特徴とする請求項3記
    載のシートベルトリトラクタ。
  5. 【請求項5】 前記可動側保持部材付勢手段が前記可動
    側保持部材の前記固定側保持部材と反対側に配設されて
    いることを特徴とする請求項1記載のシートベルトリト
    ラクタ。
  6. 【請求項6】 前記可動側保持部材付勢手段が引っ張り
    スプリング、重りまたはぜんまいばねから構成されてい
    ることを特徴とする請求項5記載のシートベルトリトラ
    クタ。
  7. 【請求項7】 前記固定側保持部材の所定数の前記固定
    側ローラおよび前記可動側保持部材の所定数の前記可動
    側ローラへの前記シートベルトの巻き掛け方向がすべて
    同じ方向になるように設定されていることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか1記載のシートベルトリト
    ラクタ。
  8. 【請求項8】 前記固定側保持部材の所定数の前記固定
    側ローラは前記可動側保持部材付勢手段から離れるにし
    たがって、その径が順に大きくなるように設定されてい
    るとともに、前記可動側保持部材の所定数の前記可動側
    ローラは前記固定側保持部材付勢手段から離れるにした
    がって、その径が順に大きくなるように設定されている
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1記載の
    シートベルトリトラクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012240643A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Toyota Boshoku Corp シートベルトを装備した車両用シート
JP2013035391A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Toyota Boshoku Corp シートベルトを装備した車両用シート

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JP2012240643A (ja) * 2011-05-24 2012-12-10 Toyota Boshoku Corp シートベルトを装備した車両用シート
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