JP2001301339A - 記録紙、印画物形成方法および印画システム - Google Patents

記録紙、印画物形成方法および印画システム

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JP2001301339A JP2000119367A JP2000119367A JP2001301339A JP 2001301339 A JP2001301339 A JP 2001301339A JP 2000119367 A JP2000119367 A JP 2000119367A JP 2000119367 A JP2000119367 A JP 2000119367A JP 2001301339 A JP2001301339 A JP 2001301339A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ全面に亙って画像が形成され、かつ収納
しやすい形状の印画物を得る。 【解決手段】 記録紙には、長辺方向の端部付近に短辺
方向に延び、その両端部で、長辺方向の中心に向かう方
向に滑らかに曲がり、長辺に滑らかに接続するように延
びている、断続的な切れ目からなるミシン目12が設け
られている。このミシン目12より端部よりの外側部分
12bを記録時の支持部とすることができるので、ミシ
ン目12より内側の中央部分12aに、図3(B)のよ
うに実質的に全面に亙って画像を形成できる。画像を形
成した後、外側部分12bを容易に切り離して、実質的
に全面に亙って画像が形成され、かつ、四方端部の縁が
丸められた、収納しやすい形状の印画物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に使用さ
れる記録紙に関し、特に、記録紙を往復移動させて複数
色の画像を重ねて形成し、カラー画像を得る画像記録装
置により、画像が実質的に全面に亙って記録された特定
の形状を有する印画物を得るための記録紙、印画物形成
方法および印画システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、デジタルビデオカメラやデジタル
カメラなどの、画像データを容易に得られる機器の普及
に伴い、得られた画像データに基づいて記録紙にカラー
画像を形成するカラー画像記録装置の需要が高まってい
る。このようなカラー画像記録装置の記録方式として
は、例えば熱転写方式などがある。熱転写方式の記録
は、熱昇華性または熱溶融性のインクを塗布したインク
シートを記録紙に近接させて配置し、これをサーマルヘ
ッドで選択的に加熱し、昇華または溶融されたインクを
記録紙に転写して記録紙にインク像を形成することによ
り行われる。このような熱転写方式の記録を行う熱転写
記録装置、特に昇華型熱転写記録装置は、高画質なフル
カラー画像を得ることができるため、デジタルカメラな
どで得られた画像データに基づいて記録紙に記録を行う
記録装置への適用が期待されている。
【0003】一方、フルカラーの高画質な画像を形成す
る装置としては、他に、写真画像を財布や手帳などに容
易に貼付できる小さな形状のシール上に形成するプリク
ラ(商品名)や、容易に持ち運んで写真を撮ることがで
きるレンズ付きフィルムなどが近年普及している。これ
らの普及により、高画質なフルカラー画像の印画物を財
布や手帳に貼付または収納して日常携帯し、適宜鑑賞す
る、あるいは複数人で鑑賞し合ったり交換し合ったりす
るなどの目的で、このような印画物が利用されるように
なってきた。
【0004】そこで、デジタルカメラなどを用いて作成
する印画物についても、財布や手帳などに収納して日常
携帯できる形状の印画物が求められており、このような
印画物を形成できる印画システムが望まれている。より
具体的には、テレホンカードやクレジットカードなどの
普及に伴って、これらのサイズのカードを扱いやすく収
納できる財布や手帳が普及していることから、これらの
カードと同様の形状の印画物を形成できる印画システム
が求められている。テレホンカードやクレジットカード
の具体的な形状は、図9に示すように54mm×85.
5mmの長方形であり、その四方端部の縁部は曲率半径
R=4mmの円弧状に丸められている。
【0005】カラー画像記録装置でこのような形状の印
画物を得ようとする場合、熱転写記録装置などの複数色
の画像を重ねてカラー画像を形成する記録装置では、一
般的に、記録紙を往復移動させる必要が有り、したがっ
て記録時に記録紙を離さずに支持する必要が有るため、
記録紙の端部の少なくとも一部には画像を形成すること
ができない。したがって、得られる印画物には余白部分
ができ、すなわちカラー画像記録装置では、形成できる
画像の大きさが制限され、銀塩写真のように全面に亙っ
て画像が形成された印画物を得ることができない。
【0006】これに対して、カラー画像記録装置によっ
て実質的に全面に亙って画像が形成された印画物を得る
方法としては、図10に示すような、記録紙の搬送方向
の両側に、外側部分22bを容易に切取れるように、断
続的な切れ目からなるミシン目22を設けた記録紙を用
いる方法が知られている。このようなミシン目22を有
する記録紙を用いることにより、図11に示すように、
ミシン目22の外側部分22b以外の中央部分22a全
面に亙って画像を形成することができる。そこで、画像
が形成された記録紙の外側部分22bをミシン目22か
ら切り離して、図12に示すように全面に亙って画像が
形成された印画物を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録紙では、全面に亙って画像が形成された印画物を得
ることはできるものの、その四方端部の縁部は、図12
に示すように角張った形状であった。このように四方端
部の縁部が角張った印画物では、財布や手帳、カードケ
ースなどの収納物に印画物を入れる際、印画物の端部が
収納物に突き当たったり、引っ掛かったりして入れにく
いなどの問題がある。
【0008】そこで本発明の目的は、記録紙を往復移動
させて複数色の画像を重ねて形成しカラー画像を得るカ
ラー画像形成装置に使用可能な記録紙であって、実質的
に全面に亙って画像が形成されており、かつ収納物に収
納する際に収納物に突き当たったり、引っ掛かったりす
ることのない、収納しやすい形状を有する印画物を得る
ことができる記録紙、印画物形成方法および印画システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による記録紙は、実質的に四角形であり、少
なくとも一端部近傍に、四角形を実質的に横断する断続
的な切れ目からなり、それより端部寄りの外側部分を容
易に切り離すことができるようにするためのミシン目を
有する、記録装置により記録を行うための記録紙におい
て、ミシン目が、直線部分と、その両端部に位置し直線
部分と実質的に直交する、四角形の辺に滑らかに接続す
るように曲がりながら延びている1対の曲線部分とを含
むことを特徴とするまたは、ミシン目と、ミシン目と実
質的に直交する、四角形の辺とに滑らかに接続している
曲線状の縁部を有する切り込み部が設けられている構成
としても良い。
【0010】または、実質的に四角形であり、隣り合う
辺を滑らかに接続している曲線状縁部を四方端部に有す
る中央部分と、1対の曲線状縁部の間に位置する直線部
分を介して連結されている外側部分とを有し、直線部分
に前記ミシン目が設けられている構成としても良い。
【0011】この構成によれば、記録装置により記録を
行う際に、ミシン目より端部寄りの外側部分を、適正な
記録位置に記録紙を導くための挟持部とすることがで
き、したがって記録紙のミシン目より内側の中央部分
に、実質的に全面に亙って画像を形成できる。画像を形
成した後、記録紙の外側部分を容易に切り離すことがで
き、これにより、画像が実質的に全面に亙って記録され
た印画物を得ることができる。得られた印画物は、四方
端部に曲線状の縁部を有する四角形の形状を有してお
り、すなわち収納物に収納する際に収納物に突き当たっ
たり、引っ掛かったりすることのない、収納しやすい形
状を有している。
【0012】ミシン目は、四角形の片側の端部付近のみ
に設けた構成としても良いが、両端部付近に設けること
により、記録装置にセットする際に記録紙の方向性を考
慮しなくても良い、より扱いやすい記録紙とすることが
できる。
【0013】ミシン目の外側部分を切り離した印画物の
形状は、長辺と短辺の比が約855対540の長方形と
することが好ましい。特に、長辺の長さを約85.5m
mとし、短辺の長さを約54mmとすれば、テレホンカ
ードやクレジットカードと同じ大きさであり、テレホン
カードなどを収納しやすいように構成された財布や手帳
などの収納物への収納に便利な印画物を得ることができ
る。
【0014】ミシン目の外側部分を切り離した後の四方
端部の縁部の形状は円弧状にすることが好ましい。この
円弧の曲率半径を、特に、4mmとすれば、テレホンカ
ードやクレジットカードと同様の形状の、収納に便利な
印画物を得ることができる。
【0015】本発明による印画物形成方法は、以上のよ
うな記録紙を用い、記録紙の外側部分を挟持して、記録
ヘッドに対向する記録位置を通るように往復搬送しつ
つ、記録ヘッドの記録動作により記録紙上の、ミシン目
より中央寄りの中央部分に実質的に全面に亙って記録画
像を形成する工程と、その後に記録紙の外側部分を切り
離して印画物を得る工程とを有することを特徴とする。
【0016】本発明による印画システムは、前述のよう
な記録紙と、記録紙上に画像記録を行う記録ヘッドと、
記録紙の外側部分を挟持して、記録紙の、ミシン目より
中央よりの中央部分の実質的に全面を、記録ヘッドに対
向する記録位置に通すように搬送する搬送ローラ対とを
有する記録装置とを含むことを特徴とする。
【0017】本発明による印画システムにおいては、特
に、複数の加熱素子が設けられたサーマルヘッドを記録
ヘッドとして有し、サーマルヘッドによりインクが塗布
されたインクシートを選択的に加熱し、インクを記録紙
に付着させて記録を行う熱転写記録装置を好適に用いる
ことができる。
【0018】また、複数色のインクを用い、記録紙を往
復移動させて複数色のインク像を重ねて記録を形成し、
カラーの記録画像を形成する熱転写記録装置において
は、複数色のインク像の記録位置を正確に合致させる必
要が有り、このため、各色のインク像形成が終了するま
での間、記録紙を離さずに挟持しておく必要がある。そ
こで記録を行う必要がなく、かつ支持部とすることがで
きる、ミシン目より端部寄りの部分を有する記録紙を用
いる本発明の印画システムは、特にこのような記録装置
を用いる印画システムに対して好適に適用可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0020】カラー画像の形成を行うカラー画像形成装
置の例として、熱転写記録装置1の模式的側面図を図1
に示す。熱転写記録装置1は、複数の記録紙Pを積載可
能な用紙カセット2を有している。用紙カセット2の上
方には、用紙カセット2に積載してセットされた記録紙
Pから一枚ずつ分離して給紙する給紙ローラ3が設けら
れている。給紙ローラ3により記録紙が給送される位置
には、記録時に記録紙Pを支持して往復移動させる搬送
ローラ対4が設けられている。この往復移動が行われる
部分には、記録紙Pを適正な記録位置に支持するプラテ
ンローラ5と、インクシート8を記録紙Pに押圧すると
ともに選択的に加熱して記録を行うサーマルヘッド6と
が対向して配置されている。サーマルヘッド6には、複
数の加熱素子が一列に並んで設けられている。インクシ
ート8は、インクカセット7に収納されており、記録時
にサーマルヘッド8の記録紙に対向する面の前を通して
搬送可能になっている。記録紙Pの排紙位置には、記録
紙Pを熱転写記録装置1外に排紙する排紙ローラ対9が
設けられている。
【0021】インクシート8は、熱溶融性インクまたは
熱昇華性インクが塗布された、イエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)の各色のインク層と、記録紙の
印画面を保護するために印画面上にオーバーコートされ
る保護物が設けられたオーバーコート層とを有してい
る。各インク層とオーバーコート層は、記録紙Pの印画
領域の幅とほぼ等しい幅を有しており、インクシート8
の搬送方向に順に並んで設けられている。
【0022】次に、この熱転写記録装置1による画像の
記録動作について説明する。
【0023】用紙カセット2に積載された記録紙Pが、
給紙ローラ3によって一枚ずつ分離され搬送ローラ対4
のニップ部に給紙される。また、インクカセット7が、
サーマルヘッド6の、記録面に対向する面の前に1色目
のインク層が配置されるように駆動される。記録紙Pが
搬送ローラ対4に支持され搬送されて記録開始位置に達
した後、サーマルヘッド6の駆動と搬送ローラ対4によ
る給送とが画像データに応じて選択的に行われ、1色目
の画像が形成される。
【0024】1色目の画像形成が終了した後、記録紙P
は搬送ローラー対4の駆動によって記録開始位置に戻さ
れ、また、インクカセット7が、サーマルヘッド6の、
記録面に対向する面の前に2色目のインク層が配置され
るように駆動される。その後、1色目の画像形成と同様
にサーマルヘッド6の駆動と搬送ローラ対4による給送
とが画像データに応じて選択的に行われ、2色目の画像
が1色目の画像の上に重ねて形成される。
【0025】このようにして、3色の画像が順番に重ね
て形成され、さらにその上にオーバーコート層が形成さ
れてカラー画像が形成される。カラー画像が形成された
記録紙Pは、排紙ローラ対9により熱転写記録装置1外
に排出され、記録動作が終了する。
【0026】このように、通常の熱転写記録装置1で
は、複数色の画像を重ねて形成することによりカラー画
像が形成されるため、各色の記録位置を正確に合致させ
る必要が有る。そこで、各色の画像形成が終了するまで
の間、搬送ローラ対4により記録紙Pを離さずにしっか
り挟持して搬送を行う必要がある。そこで、記録紙Pを
搬送ローラ対4により挟持して往復移動させる際、記録
紙Pの、図1の右側への移動は、記録紙Pの左端が搬送
ローラ対に挟持される範囲内でしか行うことができな
い。したがって、記録紙Pの左端付近を記録位置まで導
くことができないので、記録紙Pの左端付近は余白とし
て残ってしまう。このように、記録紙Pの端部には記録
不可能な余白部が通常必要になる。
【0027】次に、熱転写記録装置1に用いられる、本
発明の第1の実施例の記録紙について図2〜4を参照し
て説明する。
【0028】図2に示すように、この記録紙はほぼ長方
形の形状を有しており、長辺方向の両端付近に、短辺方
向の全幅に亙って延びる、断続的な切れ目からなるミシ
ン目12が設けられている。このミシン目12の両側に
力を加えるなどすることにより、ミシン目12から外側
の外側部分12bを容易に切り離すことができる。各ミ
シン目12は、中央部では記録紙の短辺方向に真っ直ぐ
延びる直線部分となっており、両端部で記録紙の、長辺
方向の中心に向かう方向に滑らかに曲がり、記録紙の上
下の長辺に滑らかに接続するように延びる曲線部分とな
っている。すなわち、ミシン目12は、外側部分12b
を切り離すことによって、記録紙の中央部分12aが四
方端部の縁部が丸められた形状になるように形成されて
いる。
【0029】この記録紙に記録を行う場合、外側部分1
2bを記録紙の往復移動を行う際の挟持部として利用し
て、図3(B)に示すように、記録紙のミシン目12よ
り内側の中央部分12aに実質的に全面に亙って記録画
像を形成することができる。すなわち、熱転写記録装置
1において、本実施例の記録紙を搬送ローラ対4によっ
て図1の右側に搬送していくと、左側のミシン目12よ
り外側の外側部分12bを搬送ローラ対4によって挟持
して、記録紙のミシン目12より内側の中央部分12a
の左端部をサーマルヘッド6に対向する位置に導くこと
ができ、したがって、記録紙のミシン目12より内側の
中央部分12aに実質的に全面に亙って記録画像を形成
できる。
【0030】このように記録が行われ、排紙された記録
紙のミシン目12より外側の外側部分12bを切り離す
ことにより、切り離されて残った中央部分12aを、図
4(B)に示すように全面に亙って画像が形成された印
画物とすることができる。得られる印画物は、ミシン目
12が前述のように構成されているため、四方端部の縁
部が丸められた形状を有しており、すなわち、収納物に
突き当たったり、引っ掛かったりすることのない、収納
しやすい印画物を得ることができる。
【0031】なお、本実施例の記録紙によると、ミシン
目12の外側部分12bを切り離した後の印画物は、短
辺の長さが54mm、長辺の長さが85.5mmのサイ
ズになる。この大きさは、図9に示す、テレホンカード
やクレジットカードと同じ大きさであり、財布や手帳に
収納して持ち運ぶのに便利な大きさである。このよう
に、外側部分12bを切り離した後に、長辺と短辺の長
さの比が約855対540となるような位置にミシン目
を形成することが望ましい。
【0032】ミシン目12の外側部分12bを切り離し
た後の印画物の四方端部の縁部の形状は、円弧状にする
ことが望ましい。特に、四方端部の縁部が、テレホンカ
ードやクレジットカードと同様に、曲率半径R=4mm
の円弧状となるように構成することが望ましい。
【0033】また、図3(A)、図4(A)に示す画像
は、一般によく用いられるアスペクト比4:3の画像
を、記録紙の短辺方向の全幅に亙って画像が形成される
ように記録を行った例を示している。このとき記録画像
のサイズは短辺54mm、長辺72mmとなり、ミシン
目12の外側の切離後の記録紙の中央部分12aにおい
て、長辺方向に13.5mmの余白が生じる。本実施例
ではこの余白を前後に振り分け、前後それぞれに6.7
5mmの余白部を設けた。このように、本発明によっ
て、ミシン目12の内側の中央部分12aのほぼ全面に
亙って画像が形成された印画物を得ることができる。印
画物の余白が小さくても問題にはならない。
【0034】また、ミシン目12を片側のみに設けた記
録紙とすることもできるが、本実施例のように両端にミ
シン目12を設けた記録紙を用いることにより、使用者
は、記録紙を用紙カセットに入れる際、記録紙の方向に
注意しなくても容易に記録紙をセットできる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例の記録紙を図
5,6に示す。この記録紙はほぼ長方形の形状を有して
おり、長辺方向の両端付近に、短辺方向に真っ直ぐに延
びるミシン目13が設けられている。ミシン目13が長
辺と交わる上下の部分には、ミシン目13と記録紙の長
辺とに滑らかに接続し、記録紙の外側に向かって凸な滑
らかな曲線状の縁部を有する切り込み部が設けられてい
る。ミシン目13より外側の外側部分13bは、第1の
実施例と同様に容易に切り離すことができ、切り離すこ
とにより記録紙の中央部分13aを四方端部の縁部が丸
められた形状にすることができる。
【0036】この記録紙に第1の実施例と同様に画像記
録を行うことにより、図6(B)に示すように、記録紙
のミシン目13より内側の中央部分13aに実質的に全
面に亙って記録画像を形成することができる。このよう
に記録が行われた記録紙のミシン目13より外側の外側
部分13bを切り離すことにより、第1の実施例と同様
に、中央部分13aを、図4(B)に示すような、実質
的に全面に亙って画像が形成された、四方端部の縁部が
丸められた形状の印画物とすることができる。
【0037】なお、本実施例においても実施例1と同様
に、記録紙としては、ミシン目12の外側部分13bを
切り離した後、中央部分13aの短辺の長さが54m
m、長辺の長さが85.5mmになるサイズになるもの
を用いた。また、図6(A)に示す画像は、アスペクト
比4:3の画像を、記録紙の短辺方向の全幅に亙って画
像が形成されるように記録した例を示している。このと
き記録画像のサイズは短辺54mm、長辺72mmとな
り、ミシン目13の外側部分13bの切離後の記録紙の
中央部分13aにおいて、長辺方向に生じる13.5m
mの余白を前後に振り分け、前後それぞれに6.75m
mの余白部を設けている。
【0038】次に本発明の第3の実施例の記録紙を図
7,8に示す。この記録紙は、ほぼ長方形状であり、そ
の短辺と長辺とに滑らかに接続している、記録紙の外側
に向かって凸な滑らかな曲線状の縁部を四方端部に有す
る中央部分14aと、その両端に設けられている外側部
分14bとを有している。外側部分14bは、中央部分
14aの曲線状になった部分同士を短辺方向に結ぶ直線
部分を一辺とするほぼ長方形の形状であり、中央部分1
4aと外側部分14bとの接続部には、短辺方向に真っ
直ぐに延びるミシン目14がそれぞれ設けられている。
外側部分14bはミシン目14から容易に切り離すこと
ができ、切り離すことにより記録紙を四方端部の縁部が
丸められた形状にすることができる。
【0039】この記録紙に第1の実施例と同様に画像記
録を行うことにより、図8(B)に示すように、記録紙
のミシン目14より内側の中央部分14aに実質的に全
面に亙って記録画像を形成することができる。このよう
に記録が行われた記録紙の外側部分14bをミシン目1
4から切り離すことにより、第1の実施例と同様に、図
4(B)に示すような、実質的に全面に亙って画像が形
成された、四方端部の縁部が丸められた形状の印画物を
得ることができる。
【0040】なお、本実施例においても実施例1と同様
に、記録紙としては、外側部分14bをミシン目14か
ら切り離した後、中央部分14aの短辺の長さが54m
m、長辺の長さが85.5mmになるサイズになるもの
を用いた。また、図8(A)に示す画像は、アスペクト
比4:3の画像を、記録紙の短辺方向の全幅に亙って画
像が形成されるように記録した例を示している。このと
き記録画像のサイズは短辺54mm、長辺72mmとな
り、外側部分14bの切離後の記録紙の中央部分14a
において、長辺方向に生じる13.5mmの余白を前後
に振り分け、前後それぞれに6.75mmの余白部を設
けている。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
収納物に突き当たったり、引っ掛たりして、入れずらい
などの問題が生じることがない、財布や手帳、カードケ
ースなどの収納物に収納しやすい形状を有し、かつ、実
質的に全面に亙って画像が形成された印画物を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態において用いられる熱転写記
録装置の模式的側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例のミシン目付き記録紙を
示す図である。
【図3】記録を行った後の、図3の記録紙を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施形態により得られる印画物を示す
図である。
【図5】本発明の第2の実施例のミシン目付き記録紙を
示す図である。
【図6】記録を行った後の、図5の記録紙を示す図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施例のミシン目付き記録紙を
示す図である。
【図8】記録を行った後の、図7の記録紙を示す図であ
る。
【図9】テレホンカードやクレジットカードの大きさお
よび形状を示す図である。
【図10】従来のミシン目付き記録紙を示す図である。
【図11】記録を行った後の、図10の記録紙を示す図
である。
【図12】記録を行い、ミシン目より外側の外側部分を
切り離した後の、図10の記録紙を示す図である。
【符号の説明】
1 熱転写記録装置 2 用紙カセット 3 給紙ローラ 4 搬送ローラ対 5 プラテンローラ 6 サーマルヘッド 7 インクカセット 8 インクシート 9 排紙ローラ対 12,13,14,22 ミシン目 P 記録紙

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に四角形であり、少なくとも一端
    部近傍に、該四角形を実質的に横断する断続的な切れ目
    からなり、それより端部寄りの外側部分を容易に切り離
    すことができるようにするためのミシン目を有する、記
    録装置により記録を行うための記録紙において、 前記ミシン目が、直線部分と、その両端部に位置し前記
    直線部分と実質的に直交する、前記四角形の辺に滑らか
    に接続するように曲がりながら延びている1対の曲線部
    分とを含むことを特徴とする記録紙。
  2. 【請求項2】 実質的に四角形であり、少なくとも一端
    部近傍に、該四角形を実質的に横断する断続的な切れ目
    からなり、それより端部寄りの外側部分を容易に切り離
    すことができるようにするためのミシン目を有する、記
    録装置により記録を行うための記録紙において、 前記ミシン目と、該ミシン目と実質的に直交する、前記
    四角形の辺とに滑らかに接続している曲線状の縁部を有
    する切り込み部が設けられていることを特徴とする記録
    紙。
  3. 【請求項3】 実質的に四角形であり、少なくとも一端
    部近傍に、該四角形を実質的に横断する断続的な切れ目
    からなり、それより端部寄りの外側部分を容易に切り離
    すことができるようにするためのミシン目を有する、記
    録装置により記録を行うための記録紙において、 実質的に四角形であり、隣り合う辺を滑らかに接続して
    いる曲線状縁部を四方端部に有する中央部分と、1対の
    前記曲線状縁部の間に位置する直線部分を介して連結さ
    れている前記外側部分とを有し、前記直線部分に前記ミ
    シン目が設けられていることを特徴とする記録紙。
  4. 【請求項4】 前記ミシン目が前記四角形の両端部付近
    に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載
    の記録紙。
  5. 【請求項5】 前記ミシン目より端部寄りの前記外側部
    分を切り離した残りの前記中央部分が、所望の画像が形
    成された印画物として用いられる請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の記録紙。
  6. 【請求項6】 前記印画物の形状が、長辺と短辺の比が
    約855対540の長方形である請求項5に記載の記録
    紙。
  7. 【請求項7】 前記印画物の大きさが、長辺の長さが約
    85.5mmであり、短辺の長さが約54mmの大きさ
    である請求項6に記載の記録紙。
  8. 【請求項8】 前記印画物の四方端部の縁部の形状が円
    弧状である請求項5から7のいずれか1項に記載の記録
    紙。
  9. 【請求項9】 前記円弧の曲率半径が約4mmである請
    求項8に記載の記録紙。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか1項に記載
    の記録紙を用い、 該記録紙の前記外側部分を挟持して、記録ヘッドに対向
    する記録位置を通るように往復搬送しつつ、前記記録ヘ
    ッドの記録動作により該記録紙上の前記中央部分に実質
    的に全面に亙って記録画像を形成する工程と、その後に
    前記記録紙の前記外側部分を切り離して印画物を得る工
    程とを有する 印画物形成方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から9のいずれか1項に記載
    の記録紙と、 該記録紙上に画像記録を行う記録ヘッドと、前記記録紙
    の前記外側部分を挟持して、前記記録紙の前記中央部分
    の実質的に全面を、前記記録ヘッドに対向する記録位置
    に通すように搬送する搬送ローラ対とを有する記録装置
    とを含む印画システム。
  12. 【請求項12】 前記記録装置が、複数の加熱素子が設
    けられたサーマルヘッドを前記記録ヘッドとして有し、
    該サーマルヘッドによりインクが塗布されたインクシー
    トを選択的に加熱し、該インクを前記記録紙に付着させ
    て記録を行う熱転写記録装置である請求項11に記載の
    印画システム。
  13. 【請求項13】 前記熱転写記録装置が、複数色の前記
    インクを用い、前記記録紙を往復移動させて複数色のイ
    ンク像を重ねて形成し、カラーの記録画像を形成するも
    のである請求項12に記載の印画システム。
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