JP2001300996A - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2001300996A
JP2001300996A JP2000116893A JP2000116893A JP2001300996A JP 2001300996 A JP2001300996 A JP 2001300996A JP 2000116893 A JP2000116893 A JP 2000116893A JP 2000116893 A JP2000116893 A JP 2000116893A JP 2001300996 A JP2001300996 A JP 2001300996A
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JP
Japan
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core
mold
slide core
slide
injection molding
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JP2000116893A
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English (en)
Inventor
Reijiro Torii
礼二郎 鳥居
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で安定した良好な成形品を効率良く成形す
ることができる射出成形金型を提供する。 【解決手段】固定型12と可動型11との閉型時に形成
されるキャビティ10のアンダーカット部10aに、ス
ライドコア2が出没するようになされた射出成形金型1
であって、スライドコア2の突出方向Aおよび引込方向
Bと異なる下方向Cおよび上方向D作動して、このスラ
イドコア2を連動させるようになされた作動コア3と、
この作動コア3を作動させるシリンダ4と、スライドコ
ア2がアンダーカット部10aに突出した状態で、作動
コア3を固定するロッキングブロック5とを具備したも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカット処
理を要する射出成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製品を金型から取り出す際、金
型の型開き方向に対して引っ掛かりとなるアンダカット
部が形成される。
【0003】図4に示すように、このようなアンダカッ
ト部aを有する成形品bを製造するための射出成形金型
cとしては、固定型dと可動型eとによって形成される
キャビティfのアンダーカット部aに、スライドコアg
を出没させるようにしたものが知られている。
【0004】従来より、このスライドコアgは、出没方
向hに沿って流体圧シリンダiを作動させることで、ア
ンダーカット部aに出没させるようになされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の射
出成形金型cは、出没方向hに沿って流体圧シリンダi
を作動させるため、射出成形時にスライドコアgに加わ
る成形樹脂の圧力を、流体圧シリンダiで直接受けなけ
ればならない。
【0006】したがって、成形樹脂の圧力よりも大きな
圧力で流体圧シリンダiを作動させなければならず、流
体圧シリンダiが大型化し、金型コストが嵩むといった
不都合を生じることとなる。
【0007】また、充分な型閉め圧力を保持できる流体
圧シリンダiを使用しなければ、スライドコアgが微動
し、段差のできた成形品bが成形されてしまうこととな
り、安定した良好な成形品bが得られないといった不都
合を生じる。
【0008】また、流体圧シリンダiの大型化により、
この流体圧シリンダiに使用される流体量も増えるた
め、流体圧シリンダiの作動時間が長くなってしまい、
成形サイクルが長く生産効率が低下してしまうといった
不都合を生じることとなる。
【0009】そのため、型開方向と非平行な方向に進退
動する横抜きブロックと、この横抜きブロックに対して
直行方向から介入してこの横抜きブロックの後退を阻止
するロックブロックとをそれぞれシリンダで作動させる
ようになれたものが提案されているが(特開平11−3
4124号公報参照)、この場合、金型が複雑化してや
はり金型コストが嵩むといった不都合を生じることとな
る。
【0010】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、安価で安定した良好な成形品を効率良く成形
することができる射出成形金型を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の射出成形金型は、固定型と可動型との閉型時
に形成されるキャビティのアンダーカット部に、スライ
ドコアが出没するようになされた射出成形金型であっ
て、スライドコアの出没方向と異なる方向に作動して、
このスライドコアを連動させるようになされた作動コア
と、この作動コアを作動させるシリンダと、スライドコ
アがアンダーカット部に突出した状態で、作動コアを固
定するロッキングブロックとを具備したものである。
【0012】この構成によると、作動コアの作動に連動
してスライドコアがアンダーカット部に出没するととも
に、スライドコアがアンダーカット部に突出した状態
で、作動コアがロッキングブロックに固定される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0014】図1および図2は、射出成形金型1の要部
を示している。
【0015】すなわち、この射出成形金型1は、キャビ
ティ10のアンダーカット部10aにスライドコア2が
出没するようになされており、作動コア3と、シリンダ
4と、ロッキングブロック5とを具備している。
【0016】キャビティ10は、可動型11と固定型1
2とを型閉じして形成される。可動型11は、固定型1
2に対して垂直方向に上下可動して型開きおよび型閉じ
するようになされている。このキャビティ10に樹脂材
料を射出成形することによって成形品6は、形成され
る。
【0017】スライドコア2は、可動型11と固定型1
2との型閉じ方向に対して略直行するように、すなわち
略水平方向に沿って、上記キャビティ10を形成する固
定型12に設けられている。このスライドコア2は、上
記固定型12に設けられた状態で、上記キャビティ10
内に突出する突出方向Aとキャビティ10から引っ込む
引込方向Bとに水平可動できるようになされている。こ
のスライドコア2には、上記突出方向Aおよび引込方向
Bに直行する垂直方向に沿って挿通孔21が設けられ、
この挿通孔21内を作動コア3が挿通可能となされてい
る。このスライドコア2の挿通孔21は、作動コア3の
入口側に突出テーパ面22が設けられ、作動コア3の出
口側に引込テーパ面23が設けられている。
【0018】作動コア3は、上記スライドコア2の挿通
孔21に挿通され、この挿通孔21内を、下方向Cおよ
び上方向Dに垂直可動できるようになされている。この
作動コア3には、上記スライドコア2の突出テーパ面2
2に対向する突出テーパ面31と、上記スライドコア2
の引込テーパ面23に対向する引込テーパ面32とが設
けられている。
【0019】シリンダ4は、その本体41が固定型12
に固定され、この本体41から伸縮するスライドシャフ
ト42が作動コア3に接続するようになされている。こ
れによってシリンダ4は、作動コア3を下方向Cおよび
上方向Dに垂直可動させることができるようになされて
いる。
【0020】コアブロック5は、スライドコア2の挿通
孔21の上下に設けられ、この挿通孔21に挿通される
作動コア3を保持するようになされている。
【0021】このようにして構成される射出成形金型1
は、可動型11と固定型12とを型閉じした状態で、シ
リンダ4を作動させて作動コア3を下方向Cに垂直可動
させる。すると、この作動コア3の突出テーパ面31
が、スライドコア2の突出テーパ面22に合致し、作動
コア3を下方向Cに垂直可動させる可動力がスライドコ
ア2を突出方向Aに突出させる可動力に変換されてスラ
イドコア2がキャビティ10に突出することとなる。こ
の状態で、さらに作動コア3を下方向Cに垂直可動させ
ると、図1に示すように、作動コア3の突出テーパ面3
1と、スライドコア2の突出テーパ面22とが合致しな
くなり、作動コア3とスライドコア2との間での可動力
の変換がされなくなり、スライドコア2は、キャビティ
10に突出された状態のまま固定される。
【0022】この固定状態で、作動コア3は、スライド
コア2の可動力が伝達変換されない位置でコアブロック
5によって保持され、しかも、スライドコア2の可動方
向(突出方向Aおよび引込方向B)と作動コアの可動方
向(下方向Cおよび上方向D)とは直行するので、この
作動コア3を作動させるシリンダ4は、キャビティ10
に成形樹脂を射出成形する際の圧力を受け無くて良くな
る。したがって、シリンダ4の大型化によるコスト増加
や生産効率の低下を防止して、安価で効率の良い生産が
行える射出成形金型1が得られることとなる。
【0023】また、、キャビティ10に成形樹脂を射出
して成形品6を成形する際、成形樹脂の圧力によってス
ライドコア2が微動するといったことも無く安定した成
形品6が得られることとなる。
【0024】成形後は、シリンダ4を作動させて作動コ
ア3を上方向Dに垂直可動させる。すると、この作動コ
ア3の引込テーパ面32が、スライドコア2の引込テー
パ面23に合致し、作動コア3を上方向に可動させる可
動力がスライドコア2を引込方向Bに引っ込ませる可動
力に変換されてスライドコア2がキャビティ10から引
っ込むこととなる。
【0025】なお、本実施の形態では、スライドコア2
の挿通孔21に形成された突出テーパ面22および引込
テーパ面23と、作動コア3に形成された突出テーパ面
31および引込テーパ面32とを合致させることによっ
て、作動コア3による下方向Cおよび上方向Dの垂直可
動を、スライドコア2による突出方向Aおよび引込方向
Bの水平可動に変換しているが、図3に示すように、垂
直可動に対して傾斜した傾斜ピン33を作動コア3に設
け、スライドコア2には、これに対応する傾斜孔24を
設け、作動コア3の下方向Cおよび上方向Dの垂直可動
により、傾斜ピン33を傾斜孔24に出し入れして、ス
ライドコア2を突出方向Aおよび引込方向Bに水平可動
させるようになされたものであってもよい。図3におい
て、図1および図2と対応する部材には同符号を付す。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、作
動コアは、スライドコアの出没方向と異なる方向に作動
し、スライドコアがアンダーカット部に突出した状態
で、ロッキングブロックに固定されるので、シリンダを
大型化することなく充分な型閉め圧力が得られる。した
がって、金型コストが嵩んだり、成形樹脂の圧力によっ
てスライドコアが微動したり、成形サイクルが長くなっ
てしまうといったことを防止することができ、安価で安
定した良好な成形品を効率良く成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形金型において、スライド
コアをキャビティに突出させた状態を示す部分断面図で
ある。
【図2】本発明に係る射出成形金型において、スライド
コアをキャビティから引っ込ませた状態を示す部分断面
図である。
【図3】本発明に係る射出成形金型の他の実施の形態を
示す部分断面図である。
【図4】従来の射出成形金型を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 射出成形金型 10 キャビティ 10a アンダーカット部 11 可動型 12 固定型 2 スライドコア 3 作動コア 4 シリンダ 5 ロッキングブロック A 突出方向 B 引込方向 C 下方向 D 上方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型との閉型時に形成される
    キャビティのアンダーカット部に、スライドコアが出没
    するようになされた射出成形金型であって、 スライドコアの出没方向と異なる方向に作動して、この
    スライドコアを連動させるようになされた作動コアと、 この作動コアを作動させるシリンダと、 スライドコアがアンダーカット部に突出した状態で、作
    動コアを固定するロッキングブロックとを具備したこと
    を特徴とする射出成形金型。
JP2000116893A 2000-04-18 2000-04-18 射出成形金型 Pending JP2001300996A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011088333A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Toyota Motor Corp 金型構造及びバンパー
CN108688083A (zh) * 2018-03-02 2018-10-23 台州市博纳模具有限公司 具有滑块抽芯机构的无腿塑料椅注塑模

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