JP2001300396A - 線条体の被覆装置 - Google Patents

線条体の被覆装置

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JP2001300396A
JP2001300396A JP2000116685A JP2000116685A JP2001300396A JP 2001300396 A JP2001300396 A JP 2001300396A JP 2000116685 A JP2000116685 A JP 2000116685A JP 2000116685 A JP2000116685 A JP 2000116685A JP 2001300396 A JP2001300396 A JP 2001300396A
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JP
Japan
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chamber
coating
exhaust chamber
orifice
wire body
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Pending
Application number
JP2000116685A
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English (en)
Inventor
Takashi Fujita
敬 藤田
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1次被覆の揮発成分が2次被覆の樹脂に混入
しないための線条体の2段被覆用の装置。 【解決手段】 線条体1に対して施すべき2段の樹脂被
覆の1次被覆の硬化部3の下流に設けられ、線条体1の
走行方向に延びこれを囲んでほぼ密閉された吹付け室4
と、この吹付け室4内に適宜の不活性ガスを圧送する装
置6と、吹付け室4に走行方向下流側に隣接し、流量を
制御されながら排気される排気室5と、吹付け室4の入
口に設けられる上部オリフィス4Aおよび排気室5との
境に設けられる下部オリフィス4Bと、吹付け室4と排
気室5との間の圧力差を計測する装置10とを有し、上
部オリフィス4Aの開口面積が下部オリフィス4Bのそ
れよりも小さいことを特徴とする線条体の被覆装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は線条体の被覆装
置、さらに詳しく言えば、特に2段に樹脂被覆する場合
に好適に用いられる線条体の被覆装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば紡糸された光ファイバのように
2段に樹脂被覆する場合は、1次の被覆樹脂が硬化する
ときに発生する溶剤等の揮発成分が2次の樹脂の被覆を
妨げることがある。ラインにおいてこの事態が起きる
と、2種類の樹脂が供給された状態で塗布が中断される
ことになるため、樹脂が塗布部から逆流し、最終的には
製造工程を停止しなければならない重大な結果を招く恐
れがある。
【0003】このような事態を避けるため従来は図2に
示す装置が用いられている。これでは1次の樹脂の硬化
部3の下流に線条体1の走行方向に延びこれを囲んでほ
ぼ密閉された排気室101が設けられてここから排気ポ
ンプで排気する際に一次被覆樹脂の硬化時の揮発成分を
除去する。
【0004】排気室101の下流にはこれとは独立に別
に吹付け室102が設けられ、ここでは窒素のような適
宜の不活性ガスを線条体1に吹きつけて排気室101で
除去できなかった残余の揮発成分を吹き払う工程がおこ
なわれるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の装置では、排気室と吹付け室とは独立して
いるためこれらを総合的に制御することができず、この
結果排気室において排気しきれなかった揮発成分が吹付
け室において完全に吹き払われることなく、さらに吹付
け室102の下流に2次被覆の樹脂塗布部11が近接し
て存在するために、この樹脂塗布部11に吹付け室10
2で吹付けられた不活性ガスが混入する不都合もあっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、線条体に対して施すべき2段の
樹脂被覆の1次被覆の硬化部の下流に設けられ、前記線
条体の走行方向に延びこれを囲んでほぼ密閉された吹付
け室と、前記吹付け室内に適宜の不活性ガスを圧送する
装置と、前記吹付け室に走行方向下流側に隣接し、流量
を制御されながら排気される排気室と、前記吹付け室の
入口に設けられる上部オリフィスおよび前記排気室との
境に設けられる下部オリフィスと、前記吹付け室と前記
排気室との間の圧力差を計測する装置とを有し、前記上
部オリフィスの開口面積が前記下部オリフィスのそれよ
りも小さいことを特徴とする線条体の被覆装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1についてこの発明の一実施例
装置を説明する。線条体1の1次被覆の硬化部3の下流
から2次被覆の樹脂塗布部11の直前にいたたるまでの
区間では線条体1を囲むようにほぼ密閉された空間が形
成される。
【0008】この縦に長い密閉区域は上流から順に吹付
け室4と排気室5とに仕切られ、吹付け室4の上端に位
置する入口仕切り壁には直径d1 の円形の上部オリフィ
ス4Aが、また下端の、つまり排気室5との境界壁には
直径d2 の円形の下部オリフィス4Bが穿設される。こ
れらはもちろん線条体1の走行経路を兼ねている。
【0009】なお上部オリフィス4Aと下部オリフィス
4Bは必ずしも円形である必要はないが、上部オリフィ
ス4Aの面積は下部オリフィス4Bの面積より小さいこ
とが必要である。つまり上述のように円形オリフィスで
あれば、d2 >d1 という条件が必要であることに注目
されたい。
【0010】吹付け室4には側方から連通する一つの管
路が取り付けられ、不活性ガス圧送ポンプ6によってこ
こから窒素のような適宜の不活性ガスが送りこまれる。
管路の途中には流量計7が設けられ、強制的に送りこま
れる不活性ガスの流量が計測制御できるようにされてい
る。
【0011】排気室5にも側方から連通する一つの管路
が取り付けられ、ここには排気ポンプ8が設けられて同
室内からの排気が図られる。途中に流量調節弁9が設け
られて排気量が調節できるようにされている。
【0012】吹付け室4の室内と排気室5の室内とを連
通させて一つのバイパス管路が設けられ、管路途中に差
圧計10が取り付けられる。この差圧計10によって吹
付け室4の室内と排気室5の室内との圧力差が計測でき
る。
【0013】この発明装置による線条体の被覆方法を説
明する。差圧計10によって排気室5の室内圧力を吹付
け室4のそれより小さく設定する。自然に放置すれば、
上部オリフィスが下部オリフィスより狭いこととも相ま
って、不活性ガスの送り込まれる吹付け室4の室内の方
が、排気されている排気室5より室内圧力が当然かなり
高くなる筈であるが、これでは吹付け室4内において圧
力ガスを吹きつけて揮発成分を吹き払う効果が少ない。
【0014】何故ならば吹付け室4内で吹き付けて線条
体から揮発成分を分離させようとする不活性ガスの流れ
が速すぎて直ぐ排気室5に行ってしまうからである。し
たがってこの流れの速度をある程度遅くして、不活性ガ
スを吹付け室4内部にある程度停留させることが揮発成
分の取り除きのためには効果的となる。
【0015】差圧計10による吹付け室4と排気室5と
の差圧計測、そして流量計7による吹付け室4への不活
性ガスの流量、さらに流量調節弁9による排気室5から
の排気量の調節などは、すべて上述の考え方による取り
除き効率の向上を目指して実施されるわけである。これ
ら各制御値の最適なものは実験的に決めればよい。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、構成要素と
して掲げた要件によって、線条体の1次被覆から出てく
る揮発成分を不活性ガスの吹付けによって十分時間をか
けて振り出してから排気するので極めて効果的に揮発成
分の除去ができる利点がある。
【0017】また排気室に向かう側の下部オリフィス
が上部オリフィスよりも開口面積が大きいために揮発成
分を含む不活性ガスが上方に逆流することが防止され、
所望の通り排気室に導入される利点がある。さらに2
次被覆の樹脂塗布部の直ぐ上流側が排気室となっている
ため揮発成分を含む不活性ガスが混入してくる恐れが全
くない利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置を示す側断面図である。
【図2】従来技術の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 線条体 2 1次被覆樹脂塗布部 3 同上硬化部 4 吹付け室 4A 上部オリフィス 4B 下部オリフィス 5 排気室 6 不活性ガス圧送ポンプ 7 流量計 8 排気ポンプ 9 流量調節弁 10 差圧計 11 2次被覆樹脂塗布部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線条体(1)に対して施すべき2段の樹
    脂被覆の1次被覆の硬化部(3)の下流に設けられ、前
    記線条体(1)の走行方向に延びこれを囲んでほぼ密閉
    された吹付け室(4)と、前記吹付け室(4)内に適宜
    の不活性ガスを圧送する装置(6)と、前記吹付け室
    (4)に走行方向下流側に隣接し、流量を制御されなが
    ら排気される排気室(5)と、前記吹付け室(4)の入
    口に設けられる上部オリフィス(4A)および前記排気
    室(5)との境に設けられる下部オリフィス(4B)
    と、前記吹付け室(4)と前記排気室(5)との間の圧
    力差を計測する装置(10)とを有し、前記上部オリフ
    ィス(4A)の開口面積が前記下部オリフィス(4B)
    のそれよりも小さいことを特徴とする線条体の被覆装
    置。
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