JP2001300078A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001300078A
JP2001300078A JP2000125241A JP2000125241A JP2001300078A JP 2001300078 A JP2001300078 A JP 2001300078A JP 2000125241 A JP2000125241 A JP 2000125241A JP 2000125241 A JP2000125241 A JP 2000125241A JP 2001300078 A JP2001300078 A JP 2001300078A
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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Akihiro Araya
晃弘 荒谷
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Takao Co Ltd
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Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤を透視するための透過部材に遊技球の
進行を不規則にする障害部材等を設けることにより、遊
技性を高めることができる遊技機を提供すること。 【解決手段】透過部材15bに遊技球の進行を不規則に
するための障害部材である4本の透明ピン43、風車4
4、44、誘導羽根45、45等を設けることにより、
遊技盤に設けられる遊技部品との組み合わせで、遊技者
は新規な遊技球の挙動を楽しむことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域を形成し
た遊技盤と、該遊技盤を覆うと共に、前記遊技盤を透視
することができる透過部材を有する枠体とを備えた遊技
機に関し、詳しくは、前記透過部材に遊技球の進路を不
規則にするための障害部材、遊技球の進路を誘導する誘
導部材、着色されたフィルム状のシール部材等を設ける
ことにより、前記透過部材を遊技部品として有効に利用
することができる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の代表例としてのパチンコ
機は、機枠と、略中央部に窓孔が設けられた額縁状の前
面枠とを有し、この窓孔を塞ぐように前面枠の裏側に遊
技盤が固定されると共に、窓孔の周縁部分に金枠が開閉
可能に取付けられており、該金枠に嵌められた透明な透
過部材によって遊技盤の前面を覆うように構成されてい
る。
【0003】前記遊技盤には、複数の入賞口、センター
役物、風車、サイドランプ、アウト口等が配設された遊
技領域が形成されており、この遊技領域のほぼ全域に遊
技球の進路を不規則にするための障害釘が突設してい
る。また、前記金枠には、内側の透明な透過部材と外側
の透明な透過部材とが設けられ、これら内側と外側の2
枚の透過部材との間には十分な間隔を確保した二重構造
に形成することにより不正出玉行為、例えば、外側の透
過部材の上から磁石を当てて遊技盤の遊技領域に入った
遊技球を入賞口へ導くといった不正行為から防護するよ
うにしている。また、この透過部材は、ガラスで形成さ
れており、矩形の平面板である。
【0004】上記のように構成されるパチンコ機を遊技
する場合には、遊技者は遊技領域の上方に遊技球を発射
し、発射された遊技球は、遊技領域の上方より下方に流
下する。そして、遊技球が上方より下方に流下するとき
に、遊技領域に配設される風車、障害釘等の遊技球の進
行を不規則にならしめる遊技部品により、進行方向を変
化させながら、複数の入賞口の何れかに入賞するか、あ
るいは入賞しなかった遊技球は遊技領域の最下部に配設
されるアウト口より遊技盤の裏面に排出されるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の従来のパチンコ機において、金枠に設けられる透過部
材は、遊技盤を覆うことにより保護する作用と、遊技盤
に形成される遊技領域を遊技者に視認させる作用と、前
記したような不正行為から防護するという作用しかなか
った。即ち、透過部材は遊技性には全く関係なく、透過
部材を有効に利用しているとは言い難かった。また、近
年のパチンコ機は、センター役物が大型化する傾向にあ
り、遊技領域に風車や障害釘等の障害部品を設けるスペ
ースを確保するのが困難な状況となってきている。即
ち、センター役物の左右に残される領域が極めて小さく
なり、遊技球の流下経路がほとんど決められてしまい、
遊技の興趣を殺ぐことになっている。この点において
も、透過部材を有効に利用することが望まれている。
【0006】そこで、本発明は上記のような事情に鑑み
てなされたもので、透過部材に遊技球の進行を不規則に
する障害部材や遊技球の進行を誘導する誘導部材を付加
することにより、透過部材を遊技領域の一部として有効
に利用することができると共に、透過部材に着色された
フィルム状のシール部材等を貼り付けることにより、遊
技者に対して視覚的に遊技の興趣を高めることができる
遊技機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み提案されたもので請求項1記載の遊技機は、遊技領域
を形成した遊技盤と、該遊技盤の前面を覆うと共に、前
記遊技盤を透視することができる透明な透過部材を有す
る枠体とを備えた遊技機において、前記透過部材に遊技
球の進路を不規則にするための障害部材を設けたことを
特徴とするものである。
【0008】加えて、請求項2記載の遊技機は、請求項
1記載の遊技機において、前記障害部材は、前記透過部
材と一体的に形成され、前記枠体に保持されることを特
徴とするものである。
【0009】加えて、請求項3記載の遊技機は、請求項
1または2記載の遊技機において、前記障害部材には、
前記透過部材に突設する突出ピンと、前記透過部材に固
定された軸により回動自在に支持される回転体と、前記
透過部材に固定された軸により支持される誘導羽根と、
が含まれていることを特徴とするものである。
【0010】加えて、請求項4記載の遊技機は、請求項
1、2、3何れか記載の遊技機において、前記透過部材
には、遊技球の進路を不規則にするための障害部材と、
遊技球の進路を誘導するための誘導部材とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0011】請求項5記載の遊技機は、遊技領域を形成
した遊技盤と、該遊技盤の前面を覆うと共に、前記遊技
盤を透視することができる透明な透過部材を有する枠体
とを備えた遊技機において、前記透過部材の所定部位に
着色したことを特徴とするものである。
【0012】加えて、請求項6記載の遊技機は、請求項
5記載の遊技機において、前記透過部材は、着色された
フィルム状のシール部材を貼り付けたことを特徴とする
ものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、好適な実施例により発明の
実施の形態をより具体的に説明する。なお、本発明の実
施の形態は、下記の実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り
得ることはいうまでもない。
【0014】
【実施例】図1は遊技機の代表例であるパチンコ機10
の正面斜視図である。このパチンコ機10は、遊技店の
遊技機設置島に設置固定するための外枠11にヒンジ機
構12、12を上下に設け、額縁状に形成された内枠1
3を開閉可能に軸着している。内枠13には、開口部を
塞ぐように遊技盤14が装着されており、内枠13の前
面側からは遊技盤14の遊技領域を透視するための透過
部材15を有する金枠16が開閉可能に螺着されてい
る。
【0015】遊技盤14の下方には、遊技球を整列流下
させながら発射装置(図示は省略)に誘導するための上
皿17が配設されている。この上皿17は払出された賞
品球が流出する流出口17aおよび上皿17に貯留され
た遊技球を排出するための上皿球抜きレバー17bを有
している。
【0016】上皿17の下方には、下皿18が配設され
ている。この下皿18は、上皿17が遊技球で満杯とな
り、上皿17に賞品球が払出せなくなったときに、賞品
球は上皿17の裏面に設けられているオーバーフロー通
路(図示は省略)を流下して下皿18に設けられる流出
口18aから流出し、下皿18に貯留される。また、下
皿18は貯留した遊技球を球箱などに排出するための下
皿球抜きレバー18bを有すると共に、右端部には、発
射レバー19を有した発射ハンドル20が装着されてい
る。そして、この発射レバー19を遊技者が回転操作す
ることで遊技球を遊技盤14の上方に発射することがで
きる。
【0017】次に、図2にしたがって、遊技盤14の構
成について説明する。図2は遊技盤14の正面図であ
る。図に示すように、遊技盤14は周囲をガイドレール
21により円形状に外囲され、このガイドレール21で
囲まれた領域が遊技領域22となる。遊技領域22の略
中央部には、センター役物23が装着されている。この
センター役物23は、中央部に特別図柄の表示態様を変
化させた後に確定表示させる液晶式の特別図柄表示装置
24を装着し、その上部には普通図柄の表示態様を変化
させた後に確定表示させる7セグメントLED式の普通
図柄表示装置25が装着されている。
【0018】センター役物23の周囲には、ランプ風車
26、26、風車27、27、サイドランプ28、2
8、普通図柄始動用ゲート29、29等が配設されてお
り、センター役物23の下方には、開閉羽30a、30
bを有した普通電動役物30が配設されている。
【0019】普通電動役物30の左右には、肩入賞口3
1、31が配設されており、普通電動役物30の下方に
は、可変入賞装置である第1種特別電動役物32が装着
されている。この第1種特別電動役物32は、中央部に
大入賞口33が設けられており、この大入賞口33内部
には、特定領域としてのVゾーン34が設けられてい
る。また、大入賞口33の両端には、普通入賞口35、
35が設けられており、第1種特別電動役物32の下
方、遊技領域22の最下部には、アウト口36が設けら
れている。
【0020】次に、図3〜図5にしたがって、透過部材
15を有する金枠16の構成について説明する。図3
は、金枠16の正面斜視図、図4は、同横断面図、図5
は、同縦断面図である。図3に示すように、金枠16
は、内枠13にネジ等により螺着するための縁金枠37
と、この縁金枠37に開閉可能に取付けられる透過部材
保持枠38と、ガラスを平面板状にして形成される外側
の透過部材15aおよび遊技盤面側に遊技球の進行を不
規則にするための障害部材を設けた合成樹脂で形成され
る内側の透過部材15bとにより構成される。なお、透
過部材15bは、本発明の要旨であるので、詳細な説明
は後述することとする。
【0021】透過部材保持枠38は、図4、図5に示す
ように、左辺枠部39、右辺枠部40、上辺枠部41、
下辺枠部42より構成されており、これらを矩形状に接
合することにより透過部材保持枠38を形成している。
左辺枠部39は、透過部材保持枠38を開閉可能に軸着
するための孔となる支軸孔39aと、透過部材15aを
保持するための溝となる挿入溝39bと、透過部材15
bを保持するための溝となる挿入溝39cとが一体に形
成される。また、右辺枠部40は、不正な異物の挿入を
防止するための折り返し部40aと、透過部材15aを
保持するための溝となる挿入溝40bと、透過部材15
bを保持するための溝となる挿入溝40cとが一体に形
成される。そして、上辺枠部41は、不正な異物の挿入
を防止するための折り返し部41a、41bが一体に形
成され、下辺枠部42は、不正な異物の挿入を防止する
ための折り返し部42aと、透過部材15aを保持する
ための溝となる挿入溝42bと、透過部材15bを保持
するための溝となる挿入溝42cとが一体に形成され
る。
【0022】上記のように構成される透過部材保持枠3
8に、透過部材15a、15bを取付ける場合には、図
4に示すように、透過部材保持枠38を開いた状態で、
透過部材保持枠38の上方より、透過部材15a、15
bを挿入することにより行う。透過部材15aを挿入す
る場合には、左辺枠部39の挿入溝39b、右辺枠部4
0の挿入溝40b、下辺枠部42の挿入溝42bにより
形成される溝に嵌め込むように挿入し、透過部材15b
を挿入する場合には、左辺枠部39の挿入溝39c、右
辺枠部40の挿入溝40c、下辺枠部42の挿入溝42
cにより形成される溝に嵌め込むように挿入する。この
ように、透過部材15a、15bを透過部材保持枠38
に取付けることにより、確実に透過部材15a、15b
を保持することができる。
【0023】次に、図6〜図8にしたがって、本発明の
要旨である遊技盤面側に遊技球の進行を不規則にするた
めの障害部材を設けた透過部材15bについて説明す
る。図6は透過部材15bの正面図、図7は透過部材1
5bの正面斜視図、図8は透過部材15bの要部を拡大
した分解斜視図である。図6および図7に示すように、
透過部材15bの遊技盤面側の下方には、4本の透明ピ
ン43が立設され、風車44、44および誘導羽根4
5、45が取り付けられている。透過部材15bは透明
の樹脂製で、4本の透明ピン43、風車44、44およ
び誘導羽根45、45は、透過部材15bと同材にて形
成されている。
【0024】図8に示すように、透過部材15bには、
4本の透明ピン43に対応した数だけの透明ピン取付孔
46が設けられており、この透明ピン取付孔46に透明
ピン43の先端部に形成される軸43aを圧入すること
で、透過部材15bに透明ピン43を立設することがで
きる。また、風車44は、透過部材15bと一体に形成
される風車軸47に風車44の中心点に開口する軸孔4
4aを挿入することにより取り付けられており、風車4
4は風車軸47を中心にして回転自在である。なお、風
車44は、風車軸47に着脱自在でもある。なお、風車
44の風車軸47からの脱落を防止するための機構は特
に設けられておらず、遊技盤14により風車44の脱落
は防止される。したがって、前述した透過部材保持枠3
8を開ければ、簡単に風車44を取り外したり、取り替
えたりすることができる。また、誘導羽根45は、透過
部材15bと一体に形成される羽根保持軸48に誘導羽
根45に開口する軸孔45aをはめ込みにて取り付けら
れており、透過部材15bに着脱自在である。なお、本
実施例では、透明ピン43、風車44、誘導羽根45を
透過部材15bとは別個に設けているが、透過部材15
bと一体に成形するようにしても良い。また、本実施例
では透過部材15bは合成樹脂で形成されているとした
が、ガラス材で形成しても良い。
【0025】次に、この透過部材15bをパチンコ機1
0に取り付けた状態での遊技球の挙動について、図9に
したがって説明する。図9は、透過部材15bをパチン
コ機10に取り付けた状態の要部正面図である。遊技盤
14には、図2で示したように、ガイドレール21で囲
まれた領域が遊技領域22となる。この遊技領域22に
は、センター役物23、特別図柄表示装置24、普通図
柄表示装置25、ランプ風車26、26、風車27、2
7、サイドランプ28、28、普通図柄始動用ゲート2
9、29、普通電動役物30、肩入賞口31、31、第
1種特別電動役物32、アウト口36等が配設されてい
る。そして、透過部材15bには、4本の透明ピン4
3、風車44、44、誘導羽根45、45が取り付けら
れ、図のように遊技領域22内に配置される。
【0026】このようなパチンコ機10では、発射装置
によって発射され、ガイドレール21によって誘導され
て、遊技領域22の上部に飛来した遊技球は、遊技盤1
4に配設される図示しない障害釘、ランプ風車26、2
6、風車27、27によって進路を変化させられながら
遊技領域22を流下する。また、このパチンコ機10に
は、透過部材15bに4本の透明ピン43、風車44、
44、誘導羽根45、45が設けられているので、これ
らによっても、遊技球の進行を不規則にすることができ
る。即ち、透過部材15bに設けられる4本の透明ピン
43、風車44、44、誘導羽根45、45と、遊技盤
に配設される図示しない障害釘、ランプ風車26、2
6、風車27、27を組み合わせることにより遊技球の
進行を不規則にならしめる遊技部品を多くすることがで
きるので、遊技者は新規な遊技球の挙動の変化を楽しむ
ことができる。即ち、透過部材15bを遊技領域として
有効に利用することができる。
【0027】続いて、図10、図11にしたがって、本
発明をセンター役物23を大型化したパチンコ機10に
使用した場合の例について説明する。図10は、透過部
材15bの斜視図、図11は、その透過部材15bを取
り付けたパチンコ機10の要部正面図である。なお、大
部分の構成は図7、図9で説明したものと同一であるの
で、同一部品には同一番号を付して、その説明を省略
し、図7、図9での説明と異なる部分のみ説明する。
【0028】図10に示すように、透過部材15bの遊
技盤面側の略中心部には、複数本の透明ピン43が立設
され、風車44、44、誘導羽根45、45が設けられ
ると共に、遊技球の進路を誘導するための誘導部材4
9、49が設けられている。この誘導部材49、49
は、上部に遊技球が流入可能な矩形の流入孔49a、4
9aが開口しており、その下流端には排出孔49b、4
9bが開口している。そして、流入孔49a、49aと
排出孔49b、49bを連通する誘導樋49c、49c
で形成される。また、この誘導部材49、49は、透過
部材15bと同材にて形成される。
【0029】次に、このような透過部材15bをパチン
コ機10に取り付けた場合の遊技球の挙動について、図
11にしたがって説明する。図11に示すように、遊技
盤14の略中央部には、大型化したセンター役物23が
配設されており、このセンター役物23内に特別図柄表
示装置24が装着されている。そして、このセンター役
物23の対向面の透過部材15bには、複数の透明ピン
43、風車44、44、誘導羽根45、45、誘導部材
49、49が設けられている。
【0030】このようなパチンコ機10では、発射装置
によって発射され、ガイドレール21によって誘導され
て、遊技領域22の上部に飛来した遊技球は、遊技盤1
4に配設される図示しない障害釘、ランプ風車26、2
6によって進路を変化させられながら遊技領域22を流
下する。また、このパチンコ機10には、透過部材15
bに遊技球の進行を不規則にするための複数の透明ピン
43、風車44、44、誘導羽根45、45が設けられ
る領域が形成され、この領域に遊技球を誘導するための
誘導部材49、49が設けられている。このため、セン
ター役物23上の遊技球は、誘導部材49、49の流入
孔49a、49aに流入する可能性がある。流入孔49
a、49aに流入した遊技球は、誘導樋49c、49c
内を通過しながら排出孔49b、49bから排出され
る。即ち、遊技球の流下方向を誘導部材49、49によ
り誘導される。また、排出孔49b、49bから排出さ
れた遊技球は、その排出方向に設けられる複数の透明ピ
ン43、風車44、44、誘導羽根45、45の障害部
材によって、進行方向を様々な方向に不規則にすること
ができる。
【0031】このように、センター役物23を大型化す
ることにより、遊技盤14に多くの遊技部品を配設する
ことが不可能なパチンコ機10でも、透過部材15bに
透明ピン43、風車44、誘導羽根45を設けることに
より、遊技球の進行を不規則にすることができるので、
遊技球の経路が制限されるということがない。即ち、遊
技者は遊技球の挙動に一喜一憂して、遊技を楽しむこと
ができる。要するに、透過部材15bを遊技部品の一部
として有効に利用することができる。また、透明ピン4
3、風車44、誘導羽根45は、透明な樹脂で形成され
ているので、特別図柄表示装置24の表示内容が見えな
いということもない。
【0032】次に、図12、図13にしたがって、透過
部材15bの所定部位を着色したものについての説明を
する。図12は、透過部材15bに着色したシール部材
50を貼り付けた斜視図、図13は、その透過部材15
bをパチンコ機10に取り付けた場合の要部正面図であ
る。図12に示すように、透過部材15bのほぼ中央部
には、着色したシール部材50が貼り付けられている。
このシール部材50は、所定の透過性を有するフィルム
状のもので、このフィルムに青色、赤色、黄色等どのよ
うな色にでも着色可能である。
【0033】次に、図13にしたがって、このような透
過部材15bをパチンコ機10に取り付けた場合につい
て説明する。なお、パチンコ機10の構成は、図9で示
したものと同一であるので、同一部品には同一番号を付
してその説明を省略する。図13に示すように、着色し
たシール部材50は、センター役物23のほぼ全域を覆
うように透過部材15bに設けられている。このように
することにより、遊技者はシール部材50を透かしてセ
ンター役物23を見ることになる。即ち、遊技者は直接
センター役物23を見る場合とは異なり、着色したシー
ル部材50によって異なった雰囲気で遊技球の挙動を楽
しんだり、特別図柄表示装置24に表示される表示内容
を楽しむことができる。また、通常、遊技店においては
遊技機設置島と呼ばれる島に複数のパチンコ機を並設し
ているが、これらのパチンコ機のシール部材50の色を
パチンコ機毎に変更すれば、遊技者は全てのパチンコ機
の雰囲気を変えて楽しむことができる。
【0034】このように、透過部材15bに着色したシ
ール部材50を貼り付けることにより、遊技者は従来の
パチンコ機とは、異なった雰囲気で遊技を楽しむことが
できる。要するに、透過部材15bを遊技部品として、
有効に利用することができる。また、ここでは、シール
部材50をセンター役物23を覆うように貼り付けてい
るが、このシール部材50の貼り付け場所を適宜変更す
れば、さらに、異なった遊技を楽しむことができる。ま
た、ここでは、透過部材15bにシール部材50を貼り
付けることにより、透過部材15bを着色するようにし
たが、透過部材15bを成形する際に直接着色するよう
にしても良い。
【0035】次に、図14に示すように、シール部材5
0を着色するのではなく、絵、文字、キャラクタ等を印
刷して貼り付けるようにしても良い。このようにするこ
とにより、パチンコ機10の装飾性を向上させることが
できる。即ち、透過部材15bを遊技部品の一部として
有効に利用することができる。
【0036】以上、説明したように、透過部材15bに
遊技球の進行を不規則にする障害部材、遊技球を誘導す
るための誘導部材、着色したシール部材、絵、文字、キ
ャラクタ等を印刷したシール部材50を設けることによ
り、透過部材15bを遊技部品の一部として有効に利用
することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の遊
技機によれば、遊技領域を形成した遊技盤と、該遊技盤
の前面を覆うと共に、前記遊技盤を透視することができ
る透明な透過部材を有する枠体とを備えた遊技機におい
て、前記透過部材に遊技球の進路を不規則にするための
障害部材を備えた構成としたので、透過部材を他の部分
と同様に、遊技球の進路を不規則にならしめるための遊
技領域として有効に活用することができる。なお、遊技
盤に配設される遊技部品が大型化するほど、本発明の効
果も大きくなると言える。
【0038】加えて、請求項2記載の遊技機によれば、
請求項1記載の遊技機において、前記障害部材は、前記
透過部材と一体的に形成され、前記枠体に保持される構
成としたので、遊技機の製造手順の変更などの必要もな
い。
【0039】加えて、請求項3記載の遊技機によれば、
請求項1または2記載の遊技機において、前記障害部材
には、前記透過部材に突設する突出ピンと、前記透過部
材に固定された軸により回動自在に支持される回転体
と、前記透過部材に固定された軸により支持される誘導
羽根と、が含まれている構成としたので、透過部材に突
設する突出ピン、回動自在に支持される回転体、透過部
材に固定された軸により支持される誘導羽根により遊技
球の進行不規則にすることができる。したがって、遊技
者は遊技球の挙動を楽しむことができる。また、透過部
材に回転体用の軸と誘導羽根用の軸を固定し、その軸に
より回転体を回動自在に支持することもできると共に、
誘導羽根を支持することもできる。この場合、回転体と
誘導羽根の前面には遊技盤が配され、この遊技盤が回転
体と誘導羽根の軸からの脱落を防止するから、そのよう
な脱落防止のための手段を特に設けなくても良い。そし
て、脱落防止のための手段を設けずにおけば、枠体を開
いて回転体および誘導羽根を簡単に交換することもでき
る。
【0040】加えて、請求項4記載の遊技機は、請求項
1、2、3何れか記載の遊技機において、前記透過部材
には、遊技球の進路を不規則にするための障害部材と、
遊技球の進路を誘導するための誘導部材とを設けた構成
としたので、遊技者は、障害部材による遊技球の挙動だ
けではなく、誘導部材による遊技球の進路の変化を見る
ことにより、遊技を楽しむことができる。
【0041】請求項5記載の遊技機は、遊技領域を形成
した遊技盤と、該遊技盤の前面を覆うと共に、前記遊技
盤を透視することができる透明な透過部材を有する枠体
とを備えた遊技機において、前記透過部材の所定部位に
着色した構成としたので、遊技者は、着色した透過部材
を透かした遊技盤面を見ることになるので、従来の遊技
機とは、異なった雰囲気で遊技球の挙動を楽しんだり、
特別図柄表示装置に表示される内容を楽しんだりするこ
とができる。
【0042】加えて、請求項6記載の遊技機は、請求項
5記載の遊技機において、前記透過部材は、着色された
フィルム状のシール部材を貼り付けた構成としたので、
安価に着色することができ、また、隣り合う遊技機のシ
ール部材の色を変更することにより、簡単に全ての遊技
機の雰囲気を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパチンコ機の正面斜視図である。
【図2】 実施例の遊技盤の正面図である。
【図3】 実施例の金枠の正面斜視図である。
【図4】 実施例の金枠の横断面図である。
【図5】 実施例の金枠の縦断面図である。
【図6】 実施例の透過部材に障害部材を取り付けた状
態の正面図である。
【図7】 実施例の透過部材に障害部材を取り付けた状
態の正面斜視図である。
【図8】 実施例の透過部材に障害部材を取り付け、要
部を拡大した状態の分解斜視図である。
【図9】 実施例の透過部材に障害部材を取付、その透
過部材をパチンコ機に取り付けた状態の要部正面図であ
る。
【図10】実施例の透過部材に障害部材および誘導部材
を取り付けた状態の正面斜視図である。
【図11】実施例の透過部材に障害部材および誘導部材
を取付、その透過部材をパチンコ機に取り付けた状態の
要部正面図である。
【図12】実施例の透過部材にシール部材を貼り付けた
状態の正面斜視図である。
【図13】実施例の透過部材にシール部材を貼り付け、
その透過部材をパチンコ機に取り付けた状態の要部正面
図である。
【図14】実施例のシール部材に絵、文字、キャラクタ
等を印刷した場合のパチンコ機の要部正面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機、11…外枠、12…ヒンジ機構、1
3…内枠、14…遊技盤、15…透過部材、16…金
枠、17…上皿、17a…流出口、17b…上皿球抜き
レバー、18…下皿、18a…流出口、18b…下皿球
抜きレバー、19…発射レバー、20…発射ハンドル、
21…ガイドレール、22…遊技領域、23…センター
役物、24…特別図柄表示装置、25…普通図柄表示装
置、26…ランプ風車、27…風車、28…サイドラン
プ、29…普通図柄始動用ゲート、30…普通電動役
物、30a、b…開閉羽、31…肩入賞口、32…第1
種特別電動役物、33…大入賞口、34…Vゾーン、3
5…普通入賞口、36…アウト口、37…縁金枠、38
…透過部材保持枠、39…左辺枠部、39a…支軸孔、
39b、c…挿入溝、40…右辺枠部、40a…折り返
し部、40b、c…挿入溝、41…上辺枠部、41a、
b…折り返し部、42…下辺枠部、42a…折り返し
部、42b、c…挿入溝、43…透明ピン、43a…
軸、44…風車、44a…軸孔、45…誘導羽根、45
a…軸孔、46…透明ピン取付孔、47…風車軸、48
…羽根保持軸、49…誘導部材、49a…流入孔、49
b…排出孔、49c…誘導樋、50…シール部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域を形成した遊技盤と、該遊技盤
    の前面を覆うと共に、前記遊技盤を透視することができ
    る透明な透過部材を有する枠体とを備えた遊技機におい
    て、 前記透過部材に遊技球の進路を不規則にするための障害
    部材を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機において、 前記障害部材は、前記透過部材と一体的に成形され、前
    記枠体に保持されることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の遊技機におい
    て、 前記障害部材には、前記透過部材に突設する突出ピン
    と、前記透過部材に固定された軸により回動自在に支持
    される回転体と、前記透過部材に固定された軸により支
    持される誘導羽根と、が含まれていることを特徴とする
    遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3何れか記載の遊技機に
    おいて、 前記透過部材には、遊技球の進路を不規則にするための
    障害部材と、遊技球の進路を誘導するための誘導部材と
    を設けたことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技領域を形成した遊技盤と、該遊技盤
    の前面を覆うと共に、前記遊技盤を透視することができ
    る透明な透過部材を有する枠体とを備えた遊技機におい
    て、 前記透過部材の所定部位に着色したことを特徴とする遊
    技機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の遊技機において、前記透
    過部材は、着色されたフィルム状のシール部材を貼り付
    けたことを特徴とする遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018082A (ja) * 2007-07-13 2009-01-29 Olympia:Kk 遊技機
JP2011103935A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2011103936A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Kyoraku Sangyo Kk パチンコ遊技機
JP2017074289A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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