JP2001299685A - 体腔内洗浄用送水装置 - Google Patents

体腔内洗浄用送水装置

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JP2001299685A
JP2001299685A JP2000116179A JP2000116179A JP2001299685A JP 2001299685 A JP2001299685 A JP 2001299685A JP 2000116179 A JP2000116179 A JP 2000116179A JP 2000116179 A JP2000116179 A JP 2000116179A JP 2001299685 A JP2001299685 A JP 2001299685A
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switch
sequence
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cleaning
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JP2000116179A
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Kensho Takahashi
憲昭 高橋
Junji Usami
準二 宇佐美
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は内視鏡の洗浄用送水チャンネルに送
水チューブを通して洗浄水をポンプで圧送する体腔内洗
浄用送水装置であって、ポンプの作動が所定時間持続さ
れたときそのポンプの作動を強制的に停止させる体腔内
洗浄用送水装置を提供する。 【解決手段】 体腔内洗浄用送水装置はポンプの作動を
オン/オフさせるスイッチ56と、それによってポンプ
の連続作動時間を計測するカウンタ(FC)と、その連
続作動時間を予め決められた最大連続作動時間に到達し
たか否かを判断する判断手段(ステップ1503)と、
カウンタによって計測された連続作動時間が最大連続作
動時間に到達したことが判断手段によって判断された際
にポンプの作動を強制的に停止させる強制停止手段(図
15)とを具備して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡に用いられる
体腔内洗浄用送水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡で体腔内組織を観察するとき、そ
の体腔内組織の表面が体液や汚物で覆われていることが
屡々ある。例えば、胃壁の組織表面は胃液の微細な泡で
覆われ、或いは大腸壁の組織表面は消化済み汚物で覆わ
れる。従って、体腔内組織の観察時、そのような体液や
汚物を洗い流して除去することが必要となる。このため
内視鏡(スコープ)には洗浄用送水チャンネルが設けら
れ、この洗浄用送水チャンネルは内視鏡の近位端からそ
の遠位端まで延びる。内視鏡の術者(医者)は必要に応
じて洗浄用送水チャンネルの近位端から洗浄水を注射器
によって送水してその遠位端から噴射させ、これにより
体液や汚物を組織表面から除去していた。
【0003】周知のように、内視鏡の操作は術者の両手
で行われるので、内視鏡の操作時に洗浄水の送水を注射
器によって行うことは面倒な作業となる。そこで、洗浄
用送水チャンネルに送水チューブを接続してポンプによ
って洗浄水を圧送することが提案されている。この場
合、ポンプは適当な電動モータによって作動させられ、
その電動モータの駆動をオン/オフすることにより、送
水開始/送水停止が制御される。例えば、電動モータの
ON/OFFスイッチは内視鏡の操作部に隣接して設置
されたり或いはフットスイッチとして術者の足元に設置
され、このスイッチを術者の手或いは足で操作すること
により、洗浄水の送水開始/送水停止が行われる。かく
して、術者は洗浄水の送水中でも内視鏡の操作に専念で
きることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなON/OFFスイッチは押下式スイッチとして構成
され、そのスイッチ操作部は押下操作によりオン側とオ
フ側との間を動き得るようになっている。即ち、スイッ
チ操作部は適当なばね手段によってオフ側に弾性的に偏
倚させられ、このときON/OFFスイッチはオフ状態
となっており、スイッチ操作部をその弾性的偏倚力に抗
してオフ側からオン側に押下することにより、ON/O
FFスイッチはオフ状態からオン状態に切り換わること
になる。要するに、ON/OFFスイッチのスイッチ操
作部がオン側に押し込められている間だけ電動モータが
駆動させられ、これによりポンプは洗浄水を送水チュー
ブに圧送し、ON/OFFスイッチのスイッチ操作部が
押込め力から解放されると、スイッチ操作部がオフ側に
弾性的に偏倚されて電動モータの駆動が停止され、これ
によりポンプから送水チューブへの洗浄水の圧送が停止
される。
【0005】かくして、もしON/OFFスイッチのば
ね手段が故障したり、或いはそのスイッチ操作部に塵埃
等が挟まったりした場合には、スイッチ操作部が押込め
力から解放されたとしても、該スイッチ操作部がオン側
に留められるという事態が起き得る。勿論、このような
場合には、電動モータは駆動された儘となって、ポンプ
から送水チューブへの洗浄水の圧送は続けられ、その結
果、患者の体腔内には多量の洗浄水が送られるというこ
とになる。一方、内視鏡の術者が体腔内の洗浄に没頭し
て、ON/OFFスイッチを長時間にわたってオンした
儘にするということも考えられ、このような場合にも、
患者の体腔内に多量の洗浄水が送られるという問題が起
きる。
【0006】従って、本発明の目的は、内視鏡の洗浄用
送水チャンネルに送水チューブを通して洗浄水をポンプ
で圧送する体腔内洗浄用送水装置であって、洗浄水の多
量の送込みが防止され得るように構成された体腔内洗浄
用送水装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による体腔内洗浄
用送水装置は内視鏡の洗浄用送水チャンネルに送水チュ
ーブを通して洗浄水をポンプで圧送するために使用され
るものであって、ポンプの作動をオン/オフさせるため
のスイッチ手段と、このスイッチ手段によってポンプが
作動させられているときその連続作動時間を計測する計
測手段と、この計測手段によって計測された連続作動時
間が予め決められた最大連続作動時間に到達したか否か
を判断する判断手段と、該計測手段によって計測された
連続作動時間が最大連続作動時間に到達したことが該判
断手段によって判断された際にポンプの作動を強制的に
停止させる強制停止手段とを具備して成るものである。
【0008】本発明の好ましい実施形態では、体腔内洗
浄用送水装置は、更に、強制停止手段によるポンプの強
制停止後にスイッチ手段がオフされたか否かを検出する
検出手段と、この検出手段によってスイッチ手段のオフ
が確認されたとき、強制停止手段によるポンプの強制停
止状態を解除する解除手段とを具備する。
【0009】本発明による体腔内洗浄用送水装置におい
ては、ポンプは適当な電動モータの駆動により作動させ
られ、スイッチ手段はその電動モータの駆動をオン/オ
フさせるON/OFFスイッチとして構成され得る。そ
のようなON/OFFスイッチは内視鏡の操作部に設置
されてもよいし、またフットスイッチとして床上に設置
されてもよいし、更には体腔内洗浄用送水装置の筐体の
適当な箇所に設置されてもよい。好ましくは、ON/O
FFスイッチは押下操作式スイッチとして形成され、し
かもその押下操作中に電動モータに対してオン信号を出
力するように構成される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明による体腔内洗浄用
送水装置の実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0011】先ず、図1を参照すると、本発明による体
腔内洗浄用送水装置が内視鏡と共に概略的に図示され、
同図では、体腔内洗浄用送水装置及び内視鏡はそれぞれ
参照符号10及び12で全体的に示される。
【0012】体腔内洗浄用送水装置10は装置本体14
を具備し、この装置本体14の筐体の側壁にはロータリ
ポンプ16が取り付けられる。図2を参照すると、ロー
タリポンプ16の内部構造が示され、同図から明らかな
ように、ロータリポンプ16は略U字形の湾曲板16A
と、この湾曲板16Aの内側壁面に沿って半円状に配置
された弾性チューブ要素16Bと、この弾性チューブ要
素16Bの半円形部の中心に配置された回転盤16Cと
から成る。
【0013】湾曲板16Aは装置本体14の筐体の側壁
に対して固定支持され、その湾曲板16Aには図1に示
すようにカバー16Dが着脱自在に装着される。弾性チ
ューブ要素16Bは適当な弾性ゴム材料例えばシリコー
ンゴムから形成され、その両端には第1のコネクタ16
1 及び第2のコネクタ16B2 がそれぞれ取り付けら
れる。弾性チューブ要素16Bは湾曲板16Aに内側壁
面に沿って配置されているだけであり、その内側壁面に
対して弾性チューブ要素16Bが固着されることはな
い。即ち、弾性チューブ要素16Bは必要に応じて湾曲
板16Aから取り外すことが可能であり、このため弾性
チューブ要素16Bの洗浄/殺菌処理等を容易に行うこ
とができる。
【0014】装置本体14内には適当な電動モータ例え
ば直流(DC)モータが設けられ、このDCモータの駆
動シャフトは装置本体14の筐体の側壁から外部に突出
させられ、その突出位置は湾曲板16Aの中心位置とさ
れる。図2では、その駆動シャフトが参照符号18で示
され、そこには回転盤16Cが固着され、該DCモータ
の駆動により、回転盤16Cは湾曲板16A内で所定の
方向に回転駆動させられる。回転盤16Cの周囲には4
つの回転子16Eが等間隔に配置され、各回転子16E
は回転盤16Cの回転軸線と平行な回転軸線の回りに回
転自在に保持される。図2から明らかなように、各回転
子16Eは弾性チューブ要素16Bを湾曲板16Aの内
側壁面に対して押し潰すような態様で該弾性チューブ要
素16Bに係合させられる。
【0015】回転盤16Cが矢印Aの方向に回転させら
れると、4つの回転子16Eは弾性チューブ要素16B
に沿って順次転動させられ、このとき弾性チューブ要素
16Bにはそこに係合させられた2つの隣接転動子16
Eによってその間にポンプ室が画定され、これらポンプ
室は順次矢印Aの方向に沿って変位させられ、これによ
りポンプ作用が得られる。勿論、回転盤16Cが矢印A
の方向に回転させられるとき、弾性チューブ要素16B
の第1のコネクタ16B1 側が吸入口となり、その第2
のコネクタ16B2 側が吐出口となり、また回転盤16
Cが矢印Aと反対方向に回転されると、弾性チューブ要
素16Bの第1のコネクタ16B1 が吐出口となり、そ
の第2のコネクタ16B2 側が吸入口となる。
【0016】また、体腔内洗浄用送水装置10は洗浄水
タンク20を具備し、この洗浄水タンク20は装置本体
14の側壁に取り付けられたタンク保持器22内に着脱
自在に保持される。洗浄水タンク20は洗浄水の入れら
れたビン容器20Aと、このビン容器20Aの口に装着
された開閉蓋20Bとから成る。なお、ビン容器20A
は適当な材料、例えばプラスチック材料或いはガラス材
料から適宜形成され得る。開閉蓋20Bには給水チュー
ブ24が挿通させられ、その先端はビン容器20Aの底
部まで到達させられる。給水チューブ24の他端には弾
性チューブ要素16Bの第1のコネクタ16B1 と接続
させられるようになったコネクタ26が取り付けられ、
これによりビン容器20は給水チューブ24を介して弾
性チューブ要素16Bと連通させられる。なお、給水チ
ューブ24は弾性チューブ要素16Bと同様にシリコー
ンゴム等から形成され得る。
【0017】一方、弾性チューブ要素16Bの第2のコ
ネクタ16B2 と内視鏡12との間には送水チューブ2
8が延在させられ、送水チューブ28の一端には弾性チ
ューブ要素16Bの第2のコネクタ16B2 と接続させ
られるようになったコネクタ30が取り付けられ、その
他端には内視鏡12の所定箇所に接続されるようになっ
たコネクタ32が取り付けられる。かくして、ロータリ
ポンプ16の回転盤16Cが図2の矢印Aで示す方向に
回転駆動させられると、洗浄水が洗浄水タンク20から
給水チューブ24、弾性チューブ要素16B及び送水チ
ューブ28を介して内視鏡12に対して圧送される。
【0018】本実施形態においては、内視鏡12は電子
内視鏡として構成され、この電子内視鏡12は剛体構造
となった操作部12Aと、この操作部12Aから延びる
可撓性挿入部12Bとから成る。図1では、可撓性挿入
部12Bの遠位端部は省略されて図示されていないが、
その遠位端の端面には例えばCCD素子から成る撮像セ
ンサが設けられ、この撮像センサから得られた画像信号
はプロセッサと呼ばれる画像信号処理ユニット(図示さ
れない)に送られ、そこで適宜処理された後にビデオ信
号としてTVモニタ装置に送られる。即ち、撮像センサ
によって撮られた画像はTVモニタ装置によって再現さ
れる。
【0019】撮像センサから得られた画像信号を画像信
号処理ユニットに送るために、操作部12Aから可撓性
導管12Cが側方に延び、この可撓性導管12Cが画像
信号処理ユニットに接続される。要するに、撮像センサ
と画像信号処理ユニットとは可撓性導管12C、操作部
12A及び可撓性挿入部12B内を延在する種々の信号
線によって互いに接続される。また、可撓性導管12
C、操作部12A及び可撓性挿入部12B内には光ファ
イバから成る光ガイドも延在させられ、この光ガイドの
一端は画像処理ユニット内に設けられた光源ランプに光
学的に接続され、その他端は可撓性挿入部12Bの遠位
端に位置し、そこから照明光を照射するようになってい
る。
【0020】また、電子内視鏡12内には更に種々の挿
通路即ちチャンネルも設けられ、その代表的なチャンネ
ルとして鉗子チャンネルが挙げられる。この鉗子チャン
ネルは参照符号12Dで示される鉗子挿入口から可撓性
挿入部12Bの遠位端面まで延びる。なお、図1では、
鉗子挿入口はキャップで塞がれた状態で図示されてい
る。
【0021】本発明に係わるチャンネルとしては、洗浄
用送水チャンネルが挙げられ、この洗浄用送水チャンネ
ルは操作部12Aの頂部から可撓性挿入部12Bの遠位
端面まで延びる。図1から明らかなように、送水チュー
ブ28のコネクタ32は操作部12Aの頂部端に接続さ
れ、これにより送水チューブ28と洗浄用送水チャンネ
ルとが互いに連通させられる。即ち、送水チューブ28
を通して圧送されて来る洗浄水は洗浄用送水チャンネル
を介して可撓性挿入部12Bの遠位端から体腔内の目標
部位に向けて放出させられる。
【0022】なお、図1に示すように、操作部12Aに
は種々の操作桿やスイッチ等が設けられるが、しかしこ
れら操作桿やスイッチは本発明には直接関係しないの
で、それらの説明については省くことにする。
【0023】図3を参照すると、操作部12Aの頂部が
部分縦断面図として図示され、そこにはコネクタ34が
取り付けられ、このコネクタ34には送水チューブ28
のコネクタ32が着脱自在に接続されるようになってい
る。コネクタ34は略円筒形となったコネクタ本体36
から成り、このコネクタ本体34Aは操作部12Aの頂
部端面壁を貫通して固着される。コネクタ本体36の接
続口には閉鎖プラグ38が装着され、送水チューブ28
のコネクタ32がコネクタ本体36の接続口に接続され
ていないとき、該接続口は閉鎖プラグ38によって閉鎖
され、これによりコネクタ本体36内への塵埃等の異物
の侵入が阻止される。閉鎖プラグ38は一体成形された
ストラップ片38Aを備え、このストラップ片38Aの
先端部はコネクタ本体36に適宜固定される。従って、
閉鎖プラグ38がコネクタ本体36の接続口から取り外
されても、閉鎖プラグ38は図1に示すようにストラッ
プ片38を介してコネクタ本体36と繋がっているの
で、閉鎖プラグ38の紛失が防止される。また、閉鎖プ
ラグ38は一体成形された舌片38Bを備え、この舌片
38Bによってコネクタ本体36の接続口からの閉鎖プ
ラグ38の取外しが容易に行い得るようになっている。
【0024】略円筒形のコネクタ本体36の底部から管
状部39が突出し、この管状部39はコネクタ本体36
の内部と連通状態にある。管状部39には適当な合成樹
脂材料から形成された可撓性チューブ40が接続され、
この可撓性チューブ40によって上述した洗浄用送水チ
ャンネルが形成される。即ち、可撓性チューブ40はは
可撓性挿入部12Bの遠位端まで延びてその遠位端面で
開放される。
【0025】コネクタ本体36内にはスリーブ状要素4
1が組み込まれ、このスリーブ状要素41は送水チュー
ブ28のコネクタ32の先端部を受け入れるような形状
とされる。スリーブ状要素41はそれと一体成形された
小径管状部42を備え、この小径管状部42は適当な合
成樹脂材料製のキャップ形弁体44と協働して逆止弁を
形成するようになっている。詳述すると、小径管状部4
2にはスリーブ状要素41と隣接した側に複数の開口4
6が形成され、キャップ形弁体44は小径管状部を覆う
ように装着され、キャップ形弁体44のスカート部44
Aの先端側は柔軟なフラップ弁要素48とされる。ま
た、キャップ形弁体44の頭部44Bはコネクタ本体3
6の底面と当接した状態とされるが、該頭部44Aの外
周縁には複数の溝50(図2では、そのうちの1つだが
示される)が形成され、このためキャップ形弁体44の
周囲空間は溝50を介して管状部39と連通させられ
る。
【0026】ロータリポンプ16の回転盤16Cが図2
の矢印Aで示す方向に回転駆動させられて洗浄水が送水
チューブ28を通して圧送されるとき、その洗浄水は開
口46から柔軟なフラップ弁要素48を押し退けて流出
し、次いでキャップ形弁体44の頭部44Bの溝50を
通して可撓性チューブ40(即ち、洗浄用送水チャンネ
ル)に送られる。一方、ロータリポンプ16の回転盤1
6Cが図2の矢印Aで示す方向とは反対側に回転させら
れたとき、圧送中の洗浄水はロータリポンプ16側に引
き戻されることになるが、このとき可撓性チューブ40
(洗浄用送水チャンネル)から送水チューブ28側への
洗浄水の逆流は柔軟なフラップ弁要素48によって阻止
され、送水チューブ28内の洗浄水だけがロータリポン
プ16側に引き戻される。要するに、上述した逆止弁は
送水チューブ28から洗浄用送水チャンネルへの洗浄水
の流出は許容するが、しかし洗浄用送水チャンネルから
送水チューブ28への洗浄水の逆流は阻止するようにな
っている。
【0027】本実施形態にあっては、洗浄水の圧送が停
止されたときは何時でも、ロータリポンプ16の電動モ
ータが所定時間だけ後で詳細に説明するような態様で逆
駆動させられて、これにより回転盤16Cは図2の矢印
Aで示す方向とは反対側に逆回転させられ、これにより
送水チューブ28内の洗浄水が吸引されてその洗浄水の
圧力が低下させられ、かくして洗浄用送水チャンネルか
らの洗浄水の放出が直ちに停止させられる。このような
電動モータの逆駆動の際にたとえ誤動作が生じて電動モ
ータの逆回転駆動が上述の所定時間以上にわたって続け
られたとしても、洗浄用送水チャンネルから送水チュー
ブ28への洗浄水の逆流は前述した逆止弁によって阻止
されるので、洗浄用送水チャンネルから一旦放出された
体腔内の洗浄水が再び送水チューブ28に取り込まれて
汚染されるというような事態は回避される。
【0028】図1に示すように、装置本体14の筐体の
側壁には電源スイッチ52及び流量調節スイッチ54が
設けられる。電源スイッチ52は切換スイッチとして構
成され、この電源スイッチ52がオンされると、体腔内
洗浄用送水装置10が商用電源から給電を受けて作動可
能な状態となる。流量調節スイッチ54はロータリスイ
ッチとして構成され、このロータリスイッチ54の調整
により、ロータリポンプ16のDCモータの回転速度が
調節され、これにより洗浄水の送水量が調節される。
【0029】図1に示す実施形態にあっては、ロータリ
ポンプ16を駆動するためのDCモータのON/OFF
スイッチ56は電子内視鏡12の可撓性導管12Cにそ
の操作部12Aに隣接して配置させられ、これによりO
N/OFFスイッチ56のオン/オフ操作を電子内視鏡
12の操作中に術者が手動で容易に行い得るようになっ
ている。ON/OFFスイッチ56は押下式のスイッチ
であり、そこから延びる配線コード58を介して装置本
体14内の制御回路基板に接続される。ON/OFFス
イッチ56はそれが押下されてオンされている間だけ、
そこからオン信号が該制御回路基板に出力され、これに
よりロータリポンプ16のDCモータは順方向に駆動さ
せられて、回転盤16Cが矢印Aの方向に回転させら
れ、ON/OFFスイッチ56がオフされると、即ちそ
の押下状態から解放されると、電動モータの順方向の駆
動が停止させられる。上述したように、電動モータの順
方向の駆動が停止させられると、電動モータは直ちに所
定時間だけ逆駆動させられ、これにより送水チューブ2
8内の洗浄水が吸引されてその洗浄水の圧力が低下させ
られる。
【0030】本実施形態では、ON/OFFスイッチ5
6は筒状部材60に取り付けられ、この筒状部材60は
可撓性導管12Cに挿通させられて図1に示すような位
置に装着される。勿論、このような筒状部材60の装着
は上述した画像信号処理ユニットへの可撓性導管12C
の接続前に行われる。要するに、可撓性導管12Cへの
筒状部材60の装着は着脱自在であり、このため体腔内
洗浄用送水装置10は種々のタイプの電子内視鏡に対し
て共用され得るものとなる。
【0031】図1に示すように、装置本体14の筐体の
側壁には更に逆駆動時間設定スイッチ62が設けられ、
この逆駆動時間設定スイッチ62はロータリスイッチと
して構成される。逆駆動時間設定スイッチ62はロータ
リポンプ16の作動停止後の電動モータの逆駆動時間を
設定するものである。洗浄水の圧送中に送水チューブ2
8内に造成される圧力は電子内視鏡12のタイプに応じ
て異なる。
【0032】例えば、電子内視鏡12の可撓性挿入部1
2Bの長さが長ければ長い程、また可撓性チューブ40
(洗浄用送水チャンネル)の内径が小さければ小さい
程、送水チューブ28内に造成される洗浄水の圧力は高
くなり、そのような高圧を速やかに低下させるために
は、ロータリポンプ16の作動停止後の電動モータの逆
駆動時間は長めに設定することが必要である。また、逆
駆動時間は電子内視鏡12の個々のタイプによってだけ
でなく送水チューブ28の長さ及びそのゴム材料の弾性
特性によっても左右される。一方、ロータリポンプ16
の作動停止後の電動モータの逆駆動時間を必要以上に長
くすると、送水チューブ28内の洗浄水の圧力が過剰に
低下させられ、この場合には再び洗浄用送水チャンネル
から洗浄水を放出すべく電動モータを順方向に駆動した
としても、その洗浄水の放出開始まで遅れが生じて、洗
浄水の放出開始に対する応答性が悪化する。要するに、
ロータリポンプ16の作動停止後の電動モータの逆駆動
時間の設定については、送水チューブ28の長さ及びそ
のゴム材料の弾性特性に応じて電子内視鏡12のタイプ
毎に適正に行うことが必要である。
【0033】勿論、電子内視鏡のタイプ毎に必要とされ
る電動モータの逆駆動時間情報については予め術者等に
知らされており、術者はその逆駆動時間情報に基づいて
逆駆動時間設定スイッチ62を操作して設定する。現在
知られている電子内視鏡には種々のタイプのものが知ら
れているが、しかしロータリポンプ16の作動停止後の
電動モータの逆駆動時間としては、少なくとも4種類の
逆駆動時間を設定可能とすれば十分である。本実施形態
では、後述の記載から明らかなように、逆駆動時間設定
スイッチ62によって設定される逆駆動時間は1秒、2
秒、3秒及び4秒のうちから選択される。なお、具体的
な逆駆動時間として挙げられた1秒、2秒、3秒及び4
秒はあくまでも例示的にしかも便宜的に決められたもの
であり、実際には、送水チューブ28の長さ及びそのゴ
ム材料の弾性特性並びに電子内視鏡12のタイプ応じ
て、好ましくは、1/10秒の単位の精度で少なくとも4
種類の逆駆動時間が設定される。
【0034】図4を参照すると、上述した体腔内洗浄用
送水装置10がブロック図として示される。同図に示す
ように、体腔内洗浄用送水装置10は制御回路64を備
え、この制御回路64は例えばマイクロコンピュータか
ら構成される。即ち、制御回路64には、央演算処理ユ
ニット(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプ
ログラム、定数等を格納する読出し専用メモリ(RO
M)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在
なメモリ(RAM)並びに入出力インターフェース(I
/O)から成り、体腔内洗浄用送水装置の作動全般が制
御回路64によって制御される。
【0035】図4では、ロータリポンプ16を作動させ
るDCモータが参照符号66で示され、このDCモータ
66は駆動回路68によって駆動させられる。駆動回路
68は制御回路64の制御下で動作させられ、DCモー
タ66の駆動、即ちロータリポンプ16の作動が後述す
るように所定のシーケンスに従って制御される。
【0036】また、図4に示すように、体腔内洗浄用送
水装置10は電源回路70を備え、この電源回路70は
商用交流電源72から給電を受けて制御回路64及びD
Cモータ66等に直流電圧を給電する。即ち、電源回路
70は直流電圧電源として機能する。電源電源70には
上述した電源スイッチ52が接続され、この電源スイッ
チ52により、商用交流電源72から電源回路70への
給電のオン/オフが制御される。
【0037】上述した流量調節スイッチ(ロータリスイ
ッチ)54は制御回路64の入出力インターフェース
(I/O)に接続され、流量調節スイッチ54からは例
えば5段階構成の流量設定データが制御回路64に対し
て出力される。制御回路64は5段階構成の流量設定デ
ータに基づいて駆動回路68の動作を制御し、これによ
りDCモータ66の駆動中その回転駆動速度が5段階で
切り換えられて、ロータリポンプ16の吐出量即ち洗浄
水の流量が調節される。
【0038】上述したON/OFFスイッチ56は制御
回路64の入出力インターフェース(I/O)に接続さ
れ、このON/OFFスイッチ56がオンされたとき、
そこからオン信号が高レベル信号として制御回路64に
対して出力される。ON/OFFスイッチ56からオン
信号が出力されている間、制御回路64はDCモータ6
6を順方向に駆動させるように駆動回路68の動作を制
御し、これによりロータリポンプ16の回転盤16Cが
矢印Aの方向に回転させられて、電子内視鏡12の洗浄
用送水チャンネルに対する洗浄水の送水が行われる。O
N/OFFスイッチ56がオン状態からオフ状態に切り
換わると、即ちON/OFFスイッチ56から出力信号
がの高レベル信号から低レベル信号(オフ信号)に切り
換わると、DCモータ66の駆動が所定のシーケンスに
従って停止され、その直後DCモータ66は上述したよ
うに所定時間だけ逆駆動させられ、これにより送水チュ
ーブ28の洗浄水が吸引されてその洗浄水の圧力が低下
させられる。
【0039】逆駆動時間設定スイッチ(ロータリスイッ
チ)62は制御回路64の入出力インターフェース(I
/O)に接続され、この逆駆動時間設定スイッチ62に
よって上述したようなDCモータ66の逆駆動時間が設
定される。即ち、逆駆動時間設定スイッチ62からは少
なくとも4段階構成の逆駆動時間設定データが制御回路
64に対して出力され、制御回路64はその4段階構成
の逆駆動時間設定データに基づく逆駆動時間だけDCモ
ータ66を逆駆動させるように駆動回路68を制御す
る。
【0040】図5を参照すると、駆動回路68の詳細が
示され、同図に示すように、駆動回路68には4つのト
ランジスタ68A、68B、68C及び68Dから成る
ブリッジ回路が設けられ、各トランジスタ(68A、6
8B、68C、68D)のベースはバッファ(増幅器)
68Eを介してデコーダ68Fに接続される。図5から
明らかなように、トランジスタ68A及び68BはPN
P型とされ、またトランジスタ68C及び68DはNP
N型とされる。PNP型トランジスタ68A及び68B
のエミッタには直流電圧VCCが電源回路70から印加さ
れ、それらコレクタはそれぞれ対応するNPN型トラン
ジスタ68C及び68Dのコレクタに接続されると共に
DCモータ66の入力端子に接続され、各NPN型トラ
ンジスタ(68C、68D)のコレクタは接地される。
【0041】制御回路64からは4ビット構成の制御コ
ードデータが制御信号としてデコーダ68Fに対して出
力され、デコーダ68Fはその制御コードデータを解読
して、トランジスタ68A、68B、68C及び68D
のそれぞれのオン/オフを制御する。図5から明らかな
ように、制御コードデータのそれぞれのビットは符号
“IN”、“BRAKE”、“ENABLE”及び“C
HOP”で示され、これらビットには図6の表に示すよ
うな値が与えられ、これによりDCモータ66の順駆
動、逆駆動、制動及び駆動停止が制御される。なお、符
号“IN”で示されるビットは最上位ビットであり、符
号“BRAKE”及び“ENABLE”で示されるビッ
トはそれぞれ最上位ビットから順次繰り下がる中位ビッ
トであり、符号“CHOP”で示されるビットは最下位
ビットである。
【0042】詳述すると、DCモータ66を順駆動(図
2の矢印A)させるためには、制御コードデータの最下
位ビットを除くその他のビットの値が全て“1”とさ
れ、かつ最下位ビットの値は“1”と“0”との間で変
化させられる。このときトランジスタ68A及び68D
はオフとされ、かつトランジスタ68B及び68Cでは
最下位ビットの値の変化に応じてオンとオフが交互に繰
り返される。トランジスタ68B及び68Cのオン/オ
フの間隔を適宜制御することにより、DCモータ66に
印加される実効電圧が変更され、これによりDCモータ
66の回転駆動速度が調節させられる。要するに、トラ
ンジスタ68B及び68Cのベースに印加されるオン/
オフ信号は所定周波数のパルスとされ、そのデューティ
比を変化させることにより、DCモータ66の回転駆動
速度の調節が行われる。勿論、デューティ比の設定は流
量調節スイッチ54によって行われ、本実施形態では、
上述したように、流量調節スイッチ54からは5段階構
成の流量設定データが制御回路64に対して出力される
ので、DCモータ66の回転駆動速度は5段階で調節さ
れることになる。なお、DCモータ66を最高速で回転
駆動させるとき、最下位ビットの値は“1”に固定さ
れ、このとき電源電圧VCCがDCモータ66に直接印加
される。
【0043】DCモータ66を逆駆動(矢印Aとは反対
方向)させるためには、図6の表に示すように、制御コ
ードデータの最上位ビットが“0”とされ、2つの中位
ビットは共に“1”とされ、最下位ビットの値は“1”
と“0”との間で変化させられる。このときトランジス
タ68B及び68Cはオフとされ、かつトランジスタ6
8A及び68Dでは最下位ビットの値の変化に応じてオ
ンとオフが交互に繰り返される。DCモータ66の順駆
動の場合と同様に、トランジスタ68A及び68Dのオ
ン/オフの間隔を適宜制御することにより、DCモータ
66に印加される実効電圧が変更され、これによりDC
モータ66の回転駆動速度が調節させられる。
【0044】DCモータ66を順駆動或いは逆駆動させ
た直後、制動シーケンス処理が行われる。即ち、DCモ
ータ66の順駆動或いは逆駆動直後、制御コードデータ
の中位ビット“BRAKE”及び“ENABLE”がそ
れぞれ“0”及び“1”とされ、このときトランジスタ
68A及び68Bは共にオフとされ、トランジスタ68
C及び68Dが共にオンとされて、DCモータ66の両
入力端子は共に接地される。かくして、DCモータ66
には所謂回生ブレーキが掛けられ、本実施形態では、回
生ブレーキの時間は例えば0.1 sec に設定される。な
お、回生ブレーキについては、最上位ビット及び最下位
ビットのそれぞれの値に関係なく、中位ビット“BRA
KE”及び“ENABLE”をそれぞれ“0”及び
“1”とすることにより得られ、このため図6の表では
最上位ビット及び最下位ビットの値欄には“*”印が付
されている。
【0045】回生ブレーキ後、制御コードデータのうち
の中位ビット“ENABLE”だけが“0”とされ、こ
れによりトランジスタ68A、68B、68C及び68
Dの全てがオフとされ、DCモータ66は駆動停止状態
となる。なお、DCモータ66の停止状態は中位ビット
“ENABLE”だけを“0”とすることにより得ら
れ、その他のビットの値には無関係であるので、図6の
表では、その他のビットの値欄には“*”印が付されて
いる。
【0046】図7を参照すると、ON/OFFスイッチ
56のオン及びオフによりDCモータ66を制御する際
のタイミングチャートが示される。
【0047】図7に示すように、ON/OFFスイッチ
56がオンされると、制御回路64からデコーダ68F
に出力される制御コードデータの4ビット値が図6に示
す表の“順駆動”の欄に示すような値とされ、これによ
りDCモータ66は順駆動させれる。即ち、ロータリポ
ンプ16の回転盤16Cは矢印Aで示す方向に回転させ
られ、これにより送水チューブ28に洗浄水が圧送され
て、電子内視鏡12の洗浄用送水チャンネル(40)の
遠位端から洗浄水が放出される。
【0048】ON/OFFスイッチ56がオフされる
と、制御回路64からデコーダ68Fに出力される制御
コードデータの4ビット値が図6に示す表の“順駆動”
の欄の値から“制動”の欄に示すような値に変えられ、
これによりDCモータ66には回生ブレーキが掛けられ
る。本実施形態では、上述したように、回生ブレーキの
時間は0.1 sec に設定されているので、0.1 sec 経過
後、制御コードデータの4ビット値が図6に示す表の
“制動”の欄の値から“逆駆動”の欄に示すような値に
変えられる。即ち、ロータリポンプ16の回転盤16C
は矢印Aとは反対方向に回転させられ、これにより送水
チューブ28内の洗浄水が吸引されて、電子内視鏡12
の洗浄用送水チャンネル(40)の遠位端から洗浄水の
放出が直ちに停止される。
【0049】上述したように、本実施形態にあっては、
DCモータ66の逆駆動時間は使用される電子内視鏡1
2のタイプに応じて1秒、2秒、3秒及び4秒のうちか
ら逆駆動時間設定スイッチ62によって適宜選択される
ので、送水チューブ28内の洗浄水がDCモータ66の
逆駆動によって過剰に吸引されるということはなく、こ
のためDCモータ66が順駆動させられたとき、電子内
視鏡12の洗浄用送水チャンネル(40)の遠位端から
の洗浄水の放出は直ちに行われ得る。
【0050】DCモータ66の逆駆動が終了すると、制
御回路64からデコーダ68Fに出力される制御コード
データの4ビット値が図6に示す表の“逆駆動”の欄の
値から“制動”の欄に示すような値に変えられ、これに
よりDCモータ66には上述の場合と同様に回生ブレー
キが掛けられ、次いで制御回路64からデコーダ68F
に出力される中位ビット“ENABLE”の値が“0”
とされ、これによりDCモータ66の駆動停止が完了す
る。
【0051】図7に示すように、説明の便宜上、以下の
記載では、DCモータ66の順駆動については順駆動シ
ーケンス或いは送水シーケンスとして、その順駆動後の
制動については第1制動シーケンスとして、その第1制
動シーケンス後の逆駆動については逆駆動シーケンスと
して、その逆駆動後の制動については第2制動シーケン
スとして、その制動後については駆動停止シーケンスと
して定義することにする。また、第1制動シーケンス、
逆駆動シーケンス及び第2制動シーケンスから成るシー
ケンスについては送水終了シーケンスとして定義し、そ
の送水終了シーケンスに送水シーケンス(順駆動シーケ
ンス)を加えたシーケンスについては全シーケンスとし
て定義することにする。
【0052】なお、順駆動シーケンス終了後に直ちに逆
駆動シーケンスに入ることは可能であり、また逆駆動シ
ーケンス終了後に直ちに駆動停止シーケンスに入ること
も可能であるが、しかしその場合にはDCモータ66に
大きな負担が掛かり、その寿命は短くなる。そこで、本
実施形態では、順駆動シーケンス後に第1制動シーケン
ス並びに逆駆動シーケンス後に第2制動シーケンスが設
けられ、これによりDCモータ66に大きな負担が掛か
らないようにされる。
【0053】図7から明らかなように、ON/OFFス
イッチ56がオンからオフに切り換えられたとき、送水
シーケンス(順駆動シーケンス)から送水終了シーケン
スに入ることになる。この場合、DCモータ66の逆駆
動時間として最大時間4秒が設定された際、送水終了シ
ーケンスは4.2 秒となり、また最小逆駆動時間として1
秒が設定されたとき、送水終了シーケンスは1.2 秒とな
る。従って、送水終了シーケンス中に、洗浄水の放出の
ためにON/OFFスイッチ56が再びオンされること
は十分に考えられる。このような場合には、送水終了シ
ーケンスは直ちに終了されて送水シーケンス(順駆動シ
ーケンス)に移行させられる。
【0054】詳述すると、図8のタイミングチャートに
示すように、第1制動シーケンス中にON/OFFスイ
ッチ56がオンされたとき、その第1制御シーケンス終
了後に直ちに送水シーケンス(順駆動シーケンス)が再
開される。また、図9のタイミングチャートに示すよう
に、逆駆動シーケンス中にON/OFFスイッチ56が
オンされたとき、逆駆動シーケンスが中断され、次いで
第2制動シーケンスに入り、その第2制動シーケンス終
了後に直ちに送水シーケンス(順駆動シーケンス)が再
開される。更に、図10のタイミングチャートに示すよ
うに、第2制動シーケンス中にON/OFFスイッチ5
6がオンされた場合には、その第2の制御シーケンス終
了後に直ちに送水シーケンス(順駆動シーケンス)が再
開される。このように送水終了シーケンス中にON/O
FFスイッチ56がオンされても、DCモータ66に大
きな負担を掛けることなく送水シーケンス(順駆動シー
ケンス)が0.1 秒以内に行われ得る。
【0055】本発明によれば、順駆動シーケンス(即
ち、送水シーケンス)の最大持続時間は例えば30秒に制
限され、たとえON/OFFスイッチ56がオン状態で
あったとしても、送水シーケンスの持続時間が30秒に到
達すると、DCモータ66の駆動は強制的に停止され、
送水チューブ28に対する洗浄水の圧送は強制的に終了
させられる。即ち、図11のタイミングチャートに示す
ように、送水シーケンスの持続時間が30秒となると、O
N/OFFスイッチ56がオンであっても、DCモータ
66の制御は順駆動シーケンスから制動シーケンスに移
行し、次いで制動シーケンスが終了すると、駆動停止シ
ーケンスに移行する。制動シーケンスは上述した第1制
動シーケンス及び第2制動シーケンスの場合と同様に0.
1 秒とされる。なお、図11に示すように、順駆動シー
ケンス(即ち、送水シーケンス)が30秒持続した後のシ
ーケンスは強制駆動停止シーケンスとして定義され、こ
の強制駆動停止シーケンスには上述した制動シーケンス
及び駆動停止シーケンスが含まれる。
【0056】図12は制御回路64で実行される初期化
ルーチンのフローチャートを示し、この初期化ルーチン
は電源スイッチ52のオン時に1回だけ実行される。
【0057】ステップ1201では、制御回路64内で
必要とされる種々の初期化処理が実行され、次いでステ
ップ1202では、各種フラグ及びカウンタ等が初期化
される。ステップ1203では、図14に示す送水制御
ルーチンで用いられる制御許可フラグALFが“0”か
ら“1”に書き換えられ、これにより図14の送水制御
ルーチンによる送水制御が可能となる。
【0058】図13は制御回路64で実行される流量設
定ルーチンのフローチャートを示し、この流量設定ルー
チンは例えば10ms毎に繰り返し実行される時間割込みル
ーチンとして構成され、その実行は電源スイッチ52の
オンにより開始される。
【0059】ステップ1301では、流量調節スイッチ
(ロータリスイッチ)54から流量設定データが制御回
路64に取り込まれ、その設定データは制御回路64の
RAMの所定アドレスに書き込まれる。ステップ130
2では、流量設定データに基づいて、DCモータ66の
順駆動時にトランジスタ68B及び68Cのベースに対
して出力されるパルス信号(オン/オフ信号)のデュー
ティ比或いはDCモータ66の逆駆動時にトランジスタ
68A及び68Dのベースに対して出力されるパルス信
号(オン/オフ信号)のデューティ比が設定される。即
ち、制御回路64からデコーダ68Fに出力される4ビ
ット構成の制御コードデータの最下位ビット“CHO
P”に対する値(“1”及び“0”)の書換タイミング
が流量設定データに基づいて制御され、これにより流量
設定データに応じた回転速度でDCモータ66が駆動さ
れる。
【0060】図14は制御回路64で実行される送水制
御ルーチンのフローチャートを示し、この送水制御ルー
チンは例えば20ms毎に繰り返し実行される時間割込みル
ーチンとして構成され、その実行は電源スイッチ52の
オンにより開始される。
【0061】ステップ1401では、制御許可フラグA
LFが“1”であるか否かが判断される。上述したよう
に、図12に示す初期化ルーチンの実行が完了するまで
は、ALF=0であるので、本ルーチンは直ちに終了す
る。その後、本ルーチンは20ms毎に実行されるが、図1
2の初期化ルーチンの実行が完了するまでは、何等の進
展もない。
【0062】図12に示す初期化ルーチンの実行が完了
した後、即ち制御許可フラグALFが“0”から“1”
に書き換えられると、ステップ1401からステップ1
402に進み、そこでフラグFCFが“0”であるか否
かが判断される。フラグFCFはDCモータ66の制御
が強制駆動停止シーケンスにあるか否かを指示するフラ
グであり、DCモータ66の制御が強制駆動シーケンス
以外のシーケンスにあるとき、フラグFCFには“0”
が与えられ、DCモータ66の制御が強制駆動停止シー
ケンス中にあるとき、フラグFCFには“1”が与えら
れる。
【0063】FCF=0のとき、ステップ1403に進
み、そこでON/OFFスイッチ56がオン状態にある
か否かが判断される。もしON/OFFスイッチ56が
オフ状態にあるとき、ステップ1404に進み、そこで
フラグTSFが“1”であるか否かが判断される。フラ
グTSFはDCモータ66の制御が全シーケンス(図
7)中にあるか否かを指示するフラグであり、DCモー
タ66の制御が全シーケンス中にあるとき、フラグTS
Fには“1”が与えられ、DCモータ66の制御が駆動
停止シーケンス中にあるとき、フラグTSFには“0”
が与えられる。
【0064】もしTSF=0のとき、本ルーチンは一旦
終了する。その後、本ルーチンは20ms毎に実行される
が、フラグTSFに“1”が与えられるまで、即ちON
/OFFスイッチ56がオンされるまでは、何等の進展
もない。
【0065】ステップ1403でON/OFFスイッチ
56のオン状態が確認されると、即ちDCモータ66の
制御が全シーケンスに入ったことが確認されると、ステ
ップ1405に進み、そこでフラグTSFが“0”から
“1”に書き換えられる。次いで、ステップ1406で
フラグESFが“0”であるか否かが判断される。フラ
グESFはDCモータ66の制御が送水終了シーケンス
(図7)中であるか否かを指示するフラグであり、DC
モータ66の制御が送水終了シーケンス中にあるときだ
け、フラグESFに“1”が与えられる。
【0066】DCモータ66の制御が送水終了シーケン
ス中にないとき、ステップ1406からステップ140
7に進み、そこで順駆動シーケンス処理が実行され、そ
こでDCモータ66は順駆動させられ、送水チューブ2
8に対する洗浄水の圧送が開始される。送水チューブ2
8への洗浄水の圧送はON/OFFスイッチ56がオン
状態にとされている限り続行される。なお、順駆動シー
ケンス処理については図15に示す順駆動シーケンス処
理ルーチンを参照して後で詳述する。
【0067】送水チューブ28に対する洗浄水の圧送が
行われている間、ステップ1403では、ON/OFF
スイッチ56がオン状態からオフ状態に変化したか否か
が20ms毎に監視される。ON/OFFスイッチ56のオ
ン状態からオフ状態への変化が30秒にわたって認められ
ないとき、即ち送水チューブ28に対する洗浄水の圧送
が30秒間にわたって持続されたとき、図15の順駆動シ
ーケンス処理ルーチンでフラグFCFが“0”から
“1”に書き換えられ、この場合にはステップ1402
からステップ1408に進み、そこで強制駆動停止シー
ケンス処理が行われる。なお、強制駆動停止シーケンス
処理については図16に示す強制駆動停止シーケンス処
理ルーチンを参照して後で詳述する。
【0068】一方、送水チューブ28に対する洗浄水の
圧送が行われている間、ON/OFFスイッチ56のオ
ン状態からオフ状態への変化が確認されると、ステップ
1403からステップ1404に進み、そこでフラグT
SFが“1”であるか否かが判断される。TSF=1の
とき、即ちDCモータ66の制御が全シーケンス中であ
るとき、ステップ1404からステップ1409に進
み、そこでフラグESFが“0”から“1”に書き換え
られ、これによりDCモータ66の制御が順駆動シーケ
ンス(送水シーケンス)から送水終了シーケンスに移行
したことが指示される。
【0069】ステップ1410では、フラグBSF1が
“0”であるか否かが判断される。フラグBSF1は送
水終了シーケンスの一部を成す第1制動シーケンス(図
7)が終了しているか否かを指示するフラグであり、第
1制動シーケンスが完了すると、フラグBSF1は
“0”から“1”に書き換えられる。BSF1=0のと
き、即ち第1制動シーケンスが完了していないとき、ス
テップ1411に進み、そこで第1制動シーケンス処理
が実行され、この第1制動シーケンス処理の実行が完了
すると、フラグBSF1は“0”から“1”とされる。
なお、第1制動シーケンス処理については図17に示す
第1制動シーケンス処理ルーチンを参照して後で詳しく
説明する。
【0070】ステップ1411で第1制動シーケンス処
理が完了した後、ステップ1410からステップ141
2に進み(BSF1=1)、そこでフラグRSFが
“0”であるか否かが判断される。フラグRSFは送水
終了シーケンスの一部を成す逆駆動シーケンス(図7)
が終了しているか否かを指示するフラグであり、逆駆動
シーケンスが完了すると、フラグRSFは“0”から
“1”に書き換えられる。RSF=0のとき、即ち逆駆
動シーケンスが完了していないとき、ステップ1413
に進み、そこで逆駆動シーケンス処理が実行され、この
逆駆動シーケンス処理の実行が完了すると、フラグBS
F1は“0”から“1”とされる。なお、逆駆動シーケ
ンス処理については図18に示す逆駆動シーケンス処理
ルーチンを参照して後で詳しく説明する。
【0071】ステップ1413で逆駆動シーケンス処理
が完了した後、ステップ1412からステップ1414
に進み(RSF=1)、そこでフラグBSF2が“0”
であるか否かが判断される。フラグBSF2は送水終了
シーケンスの一部を成す第2制動シーケンス(図7)が
終了しているか否かを指示するフラグであり、第2制動
シーケンスが完了すると、フラグBSF2は“0”から
“1”に書き換えられる。BSF2=0のとき、即ち第
2制動シーケンスが完了していないとき、ステップ14
15に進み、そこで第2制動シーケンス処理が実行さ
れ、この第2制動シーケンス処理の実行が完了すると、
フラグBSF2は“0”から“1”とされる。なお、第
2制動シーケンス処理については図19に示す第2制動
シーケンス処理ルーチンを参照して後で詳しく説明す
る。
【0072】ステップ1415で第2制動シーケンス処
理が完了した後、ステップ1414からステップ141
6に進み(BSF2=1)、そこで駆動停止シーケンス
処理が実行される。駆動停止シーケンス処理では、種々
のフラグ及びカウンタ等がリセットされ、DCモータ6
6の次の順駆動に備える。なお、駆動停止シーケンス処
理については図20に示す駆動停止シーケンス処理ルー
チンを参照して後で詳しく説明する。
【0073】ステップ1406でESF=1であると
き、即ち送水終了シーケンス(図7)中にON/OFF
スイッチ56のオン状態が確認されたとき、ステップ1
417に進み、そこでフラグRIFが“0”から“1”
に書き換えられ、その後ステップ1410に進む。フラ
グRIFは送水終了シーケンスを中断して順駆動シーケ
ンス(送水シーケンス)に移行することを指示するフラ
グであり、フラグRIFは送水制御ルーチンの実行開始
時には“0”に初期化されている。要するに、ON/O
FFスイッチ56が駆動停止シーケンス中にオンされた
とき、フラグRIFは“0”の儘とされているが、ON
/OFFスイッチ56が送水終了シーケンス中にオンさ
れたとき、フラグRIFは“0”から“1”書き換えら
れる。
【0074】図15は図14に示す送水制御ルーチンの
ステップ1407で実行される順駆動シーケンス処理ル
ーチンのフローチャートである。
【0075】ステップ1501では、制御回路64から
デコーダ68Fに出力される制御コードデータの4ビッ
ト値が図6の表の“順駆動”の欄に示されるような値に
設定され、これによりDCモータ66が順駆動させら
れ、ロータリポンプ16の回転円盤が矢印Aで示す方向
に回転させられる。
【0076】ステップ1502では、カウンタFCのカ
ウント値が“1”だけカウントアップされ、次いでステ
ップ1503ではカウンタのカウント値が“1500”に到
達したか否かが判断される。カウンタFCはDCモータ
66の順駆動時間を計測するためのものである。即ち、
カウンタFCのカウント値は図14の送水制御ルーチン
が実行される度毎に即ち20ms毎に“1”ずつカウントア
ップされるので、カウンタFCのカウント値に20msを乗
じることにより、DCモータ66の順駆動時間を割り出
すことができる。要するに、ON/OFFスイッチ56
がオン状態に維持されている間、DCモータ66の順駆
動時間がカウンタFCによって計測される。
【0077】ステップ1503でカウンタFCのカウン
ト値が“1500”に到達したことが確認されると、即ちD
Cモータ66の順駆動が30秒にわたって続行されると、
ステップ1504に進み、そこでフラグFCFが“0”
から“1”に書き換えられ、これによりDCモータ66
の制御が強制駆動停止シーケンスに移行することが指示
される。要するに、ON/OFFスイッチ56が30秒以
上にわってオン状態が続けられると、DCモータ66の
順駆動は強制的に停止させられ、これにより過剰な洗浄
水が体腔内に送られることが防止される。
【0078】図16は図14の送水制御ルーチンのステ
ップ1408で実行される強制駆動停止シーケンス処理
ルーチンのフローチャートを示す。勿論、この強制駆動
停止シーケンス処理ルーチンはDCモータ66の順駆動
が30秒間にわたってにわたっなされてFCF=1とされ
た際(ステップ1504)に実行される。
【0079】ステップ1601では、ON/OFFスイ
ッチ56のオン状態に拘わらず、制御回路64からデコ
ーダ68Fに対して出力される制御コードデータの中位
ビット“BRAKE”及び“ENABLE”にそれぞれ
“0”及び“1”が与えられ、これによりDCモータ6
6に回生ブレーキが掛けられて制動シーケンスに移行す
る(図11)。次いで、ステップ1602では、カウン
タBCのカウント値が“5”に到達しているか否かが判
断される。カウンタBCは回生ブレーキ時間を計測する
ためのものであり、本実施形態では、回生ブレーキ時間
は0.1 秒とされる。カウンタBCのカウント値が0.1 秒
に相当する値“5”に到達していないとき、ステップ1
603に進み、そこでカウントBCのカウント値が
“1”だけカウントアップされる。
【0080】カウンタBCのカウント値が0.1 秒に相当
する値“5”に到達したことが確認されると、ステップ
1602からステップ1604に進み、そこでカウンタ
BCがリセットされ、次いでステップ1605では、制
御回路64からデコーダ68Fに対して出力される制御
コードデータの中位ビット“ENABLE”に“1”が
与えられる。これによりDCモータ66の制御は制動シ
ーケンスから駆動停止シーケンスに移行する(図1
1)。
【0081】ステップ1606では、フラグALF及び
フラグTSFはそれぞれ“0”とされる。その後、図1
4の送水制御ルーチンは20ms毎に繰り返し実行される
が、フラグALF=0のために体腔内洗浄用送水装置1
0は制御不能状態となり、DCモータ66の制御は駆動
停止シーケンスに移行する。なお、このようなDCモー
タ66の強制的駆動停止は図21に示す強制的駆動停止
解除処理ルーチンを参照して後で説明するようにON/
OFFスイッチ56が一旦オン状態からオフ状態となる
ことにより解除される。
【0082】図17は図14に示す送水制御ルーチンの
ステップ1411で実行される第1制動シーケンス処理
ルーチンのフローチャートである。なお、ON/OFF
スイッチ56がそのオン後30秒以内にオン状態からオフ
状態になると、DCモータ66の制御が順駆動シーケン
ス(送水シーケンス)から送水終了シーケンスに入った
ことを指示するフラグESFが“0”から“1”に書き
換えられ(ステップ1409)、その後に第1制動シー
ケンス処理ルーチンが実行される。
【0083】ステップ1701では、制御回路64から
デコーダ68Fに対して出力される制御コードデータの
中位ビット“BRAKE”及び“ENABLE”にそれ
ぞれ“0”及び“1”が与えられ、これによりDCモー
タ66に回生ブレーキが掛けられる。次いで、ステップ
1702では、カウンタBCのカウント値が値“5”に
到達しているか否かが判断される。カウンタBCは回生
ブレーキ時間を計測するためのものであり、本実施形態
においては、回生ブレーキ時間は上述したように0.1 秒
とされる。カウンタBCのカウント値が0.1 秒に相当す
る値“5”に到達していないとき、ステップ1703に
進み、そこでカウントBCのカウント値が“1”だけカ
ウントアップされる。
【0084】カウンタBCのカウント値が0.1 秒に相当
する値“5”に到達したことが確認されると、ステップ
1702からステップ1704に進み、そこでカウンタ
BCがリセットされる。次いで、ステップ1705で
は、フラグRIFが“0”であるか否かが判断される。
即ち、第1制動シーケンス処理ルーチンの実行中にON
/OFFスイッチ56がオンされたか否かが判断され
る。RIF=0のとき、即ち第1制動シーケンス処理ル
ーチンの実行中にON/OFFスイッチ56がオンされ
なかったとき、ステップ1706に進み、そこでフラグ
BSF1が“1”とされ、これにより第1制動シーケン
ス処理の実行完了が指示される。
【0085】一方、ステップ1705でRIF=1のと
き、即ち第1制動シーケンス処理ルーチンの実行中にO
N/OFFスイッチ56がオンされたとき(図8)、ス
テップ1707に進み、そこでフラグESF及びフラグ
RIFがそれぞれ“0”戻され、かつカウンタFCがリ
セットされる。勿論、この場合には、第1制動シーケン
ス処理後に直ちに順駆動シーケンス処理に移行すること
になるので、送水制御ルーチンのステップ1406(図
14)で順駆動シーケンス処理ルーチン(図14)が実
行されることになる。
【0086】図18は図14に示す送水制御ルーチンの
ステップ1413で実行される逆駆動シーケンス処理ル
ーチンのフローチャートである。なお、逆駆動シーケン
ス処理ルーチンは第1制動シーケンス処理ルーチンの実
行完了(BSF1=1)後に実行される。
【0087】ステップ1801では、フラグRIFが
“0”であるか否かが判断される。即ち、逆駆動シーケ
ンス処理ルーチンの実行中にON/OFFスイッチ56
がオンされたか否かが判断される。RIF=0のとき、
即ちON/OFFスイッチ56のオンが認められないと
き、ステップ1802に進み、そこで制御回路64から
デコーダ68Fに対して出力される制御コードデータの
4ビット値が図6に示す表の“逆駆動”の欄に示される
ような値とされ、これによりDCモータ66が逆駆動さ
せられ、ロータリポンプ16の回転円盤が矢印Aとは反
対の方向に回転させられる。
【0088】ステップ1803では、フラグTDFが
“0”であるか否かが判断される。フラグTDFは逆駆
動時間設定スイッチ(ロータリスイッチ)62からの逆
駆動時間設定データTDの取込みが行われたか否かを指
示するフラグであり、TDF=0のとき、逆駆動時間設
定データTDの取込みが行われていないことを指示し、
TDF=1のとき、逆駆動時間設定データTDの取込み
が既に完了したことを指示する。
【0089】ステップ1803でTDF=0のとき、ス
テップ1804に進み、そこで逆駆動時間設定スイッチ
(ロータリスイッチ)62から逆駆動時間設定データT
Dが取り込まれる。本実施形態では、上述したように、
DCモータ66の逆駆動時間は1秒、2秒、3秒及び4
秒のうちから1つが逆駆動時間設定スイッチ62によっ
て選択され、逆駆動時間設定データTDは1秒、2秒、
3秒及び4秒のうちのいずれかに対応した数値データと
なる。例えば、逆駆動時間が1秒として設定された場合
は、逆駆動時間設定データTDは“50”とされる。要す
るに、逆駆動時間設定データTDは該当秒数に20msを除
した数値とされる。
【0090】逆駆動時間設定スイッチ62からの数値デ
ータTDの取込み後、ステップ1805に進み、そこで
フラグTDFは“0”から“1”に書き換えられ、次い
でステップ1806で数値データTDがカウンタFCの
カウント値(DCモータ66の順駆動時間)と比較さ
れ、もしTD≧FCであれば、ステップ1807に進
み、そこで逆駆動時間設定データTDはカウンタFCの
カウント値に置き換えられる。一方、TD<FCであれ
ば、数値データTDは逆駆動時間設定スイッチ62から
得られた儘とされる。
【0091】ステップ1808では、カウンタRCのカ
ウント値が数値データTDに到達したか否かが判断され
る。勿論、カウンタRCはDCモータ66の逆駆動時間
を計測するためのものであり、カウンタRCのカウント
値が数値データTDに到達していないときは、ステップ
1809に進み、そこでカウンタRCのカウント値が
“1”だけカウントアップされる。
【0092】カウンタRCのカウント値が数値データT
Dに到達したことが確認されると、ステップ1808か
らステップ1810に進み、そこでカウンタRCがリセ
ットされる。次いで、ステップ1811では、フラグR
SFが“1”とされ、これにより逆駆動シーケンス処理
の実行完了が指示される。
【0093】上述したように、本実施形態では、数値デ
ータTDがカウンタFCのカウント値(DCモータ66
の順駆動時間)以上であるとき(ステップ1806)、
逆駆動時間設定データTDはカウンタFCのカウント値
に置き換えられる(ステップ1807)。即ち、逆駆動
時間設定スイッチ62による逆駆動時間の設定が例えば
4秒とされた場合には、DCモータ66の順駆動時間が
2秒であるとすると、DCモータ66の逆駆動時間が4
秒ではなく2秒とされる。というのは、DCモータ66
の順駆動時間(即ち、送水チューブ28に対する洗浄水
の圧送時間)が逆駆動時間設定スイッチ62によって設
定された逆駆動時間よりも短いときに、その逆駆動時間
にわたってDCモータ66が逆駆動させられると、送水
チューブ28から洗浄水の吸引が過剰に行われ、その後
のDCモータ66の順駆動によって電子内視鏡12の洗
浄用送水チャンネル(40)の遠位端からの洗浄水を放
出しようとするとき、洗浄水の過剰な吸引のためにその
洗浄水の放出に遅れが生じることになるからである。要
するに、そのような洗浄水の放出遅れを防止するため
に、本実施形態では、送水チューブ28に対する洗浄水
の圧送時間が逆駆動時間設定スイッチ62による逆駆動
時間設定よりも短いとき、DCモータ66の逆駆動時間
はその圧送時間として設定される。
【0094】ステップ1801でRIF=1のとき、即
ち逆駆動シーケンス処理ルーチンの実行中にON/OF
Fスイッチ56がオンされたとき、逆駆動シーケンス処
理ルーチンは強制的に中断させられる。即ち、ステップ
1801からステップ1811までジャンプし、そこで
フラグRSFが“1”とされる。
【0095】図19は図14に示す送水制御ルーチンの
ステップ1415で実行される第2制動シーケンス処理
ルーチンのフローチャートである。なお、第2制動シー
ケンス処理ルーチンは逆駆動シーケンス処理ルーチンの
実行完了(RSF=1)後或いはON/OFFスイッチ
56のオンにより逆駆動シーケンス処理ルーチンの強制
的な中断(RIF=1、RSF=1)後に実行される。
【0096】ステップ1901では、制御回路64から
デコーダ68Fに対して出力される制御コードデータの
中位ビット“BRAKE”及び“ENABLE”にそれ
ぞれ“0”及び“1”が与えられ、これによりDCモー
タ66に回生ブレーキが掛けられる。次いで、ステップ
1902では、カウンタBCのカウント値が値“5”に
到達しているか否かが判断される。勿論、第1制動シー
ケンス処理ルーチンの場合と同様、カウンタBCは回生
ブレーキ時間を計測するためのものであり、回生ブレー
キ時間は0.1 秒とされる。カウンタBCのカウント値が
0.1 秒に相当する値“5”に到達していないとき、ステ
ップ1903に進み、そこでカウンタBCのカウント値
が“1”だけカウントアップされる。
【0097】カウンタBCのカウント値が0.1 秒に相当
する値“5”に到達したことが確認されると、ステップ
1902からステップ1904に進み、そこでカウンタ
BCがリセットされる。次いで、ステップ1905で
は、フラグRIFが“0”であるか否かが判断される。
即ち、逆駆動シーケンス処理ルーチンの実行中或いは第
2制動シーケンス処理ルーチンの実行中にON/OFF
スイッチ56がオンされたか否かが判断される。RIF
=0のとき、即ち逆駆動シーケンス処理ルーチン及び第
2制動シーケンス処理ルーチンのいずれの実行中におい
てもON/OFFスイッチ56がオンされなかったと
き、ステップ1906に進み、そこでフラグBSF1が
“1”とされ、これにより第2制動シーケンス処理の実
行完了が指示される。
【0098】一方、ステップ1905でRIF=1のと
き、即ち逆駆動シーケンス処理ルーチン及び第1制動シ
ーケンス処理ルーチンのいずれかの実行中にON/OF
Fスイッチ56がオンされたとき、ステップ1907に
進み、そこでフラグESF、RIF、BSF1、RSF
及びTDFがそれぞれ“0”に戻され、かつカウンタF
C及びRCがリセットされる。勿論、この場合には、第
2制動シーケンス処理後に直ちに順駆動シーケンス処理
に移行することになるので、送水制御ルーチンのステッ
プ1407(図14)で順駆動シーケンス処理ルーチン
(図15)が実行されることになる。
【0099】図20は図14に示す送水制御ルーチンの
ステップ1416で実行される駆動停止シーケンス処理
ルーチンのフローチャートである。なお、駆動停止シー
ケンス処理ルーチンは第1制動シーケンス処理ルーチ
ン、逆駆動シーケンス処理ルーチン及び第2制動シーケ
ンス処理ルーチンのいずれの実行中にもON/OFFス
イッチ56がオンされなかったときだけ実行される(B
SF1=1)。
【0100】ステップ2001では、制御回路64から
デコーダ68Fに対して出力される制御コードデータの
うちの中位ビット“ENABLE”に“0”が与えら
れ、これによりDCモータ66は駆動停止状態となる。
次いで、ステップ2002では、フラグESF、BSF
1、RSF、BSF2及びTDFがそれぞれ“0”に戻
され、かつカウンタFC及びRCがリセットされる。続
いて、ステップ2003では、フラグTSFに“0”が
与えられ、これによりDCモータ66の制御が全シーケ
ンスから駆動停止シーケンスに移行したことが指示され
る。
【0101】図21は制御回路64で実行される強制駆
動停止解除ルーチンのフローチャートを示し、この強制
駆動停止解除ルーチンも図14に示す送水制御ルーチン
と同様に20ms毎に繰り返し実行される時間割込みルーチ
ンとして構成される。その実行は電源スイッチ52のオ
ンにより開始される。
【0102】ステップ2101では、フラグFCFの
“0”から“1”への変化が監視される。本ルーチンの
実行は20ms毎に繰り返されるが、FCF=0である限
り、何等の進展もない。図15の順駆動シーケンス処理
ルーチンで説明したように、DCモータ66の順駆動が
30秒にわたって持続させられたとき、即ちフラグFCF
は“0”から“1”に書き換えられたとき(ステップ1
504)、ステップ2101からステップ2102に進
み、そこでフラグTSFが“0”であるか“1”である
かが判断される。
【0103】図16の強制駆動停止シーケンス処理ルー
チンの実行が完了するまで、フラグTSFは“1”とさ
れているので、本ルーチンは一旦終了する。その後、本
ルーチンの実行は20ms毎に繰り返されるが、TSF=1
である限り、何等の進展もない。図16の強制駆動停止
シーケンス処理ルーチンの実行が完了すると、フラグT
SFは“1”から“0”とされるので(ステップ160
6)、ステップ2102からステップ2103に進み、
そこでフラグALFは“1”から“0”とされる。かく
して、体腔内洗浄用送水装置10は制御不能状態となり
(フラグALF=0)、DCモータ66の制御は駆動停
止シーケンスに移行する。
【0104】ステップ2104では、ON/OFFスイ
ッチ56がオフされたか否かが判断される。ON/OF
Fスイッチ56がオン状態に維持されている限り、フラ
グALFは“0”とされ、DCモータ66の制御は駆動
停止シーケンスに留められ、体腔内洗浄用送水装置10
が制御可能状態となることはない。ON/OFFスイッ
チ56が一旦オフされると、ステップ2104からステ
ップ2105に進み、そこでフラグALFは“1”とさ
れ、フラグFCFは“0”に戻され、かくして体腔内洗
浄用送水装置10は制御可能な状態となる。
【0105】図22には本発明による体腔内洗浄用送水
装置10の変形実施形態が示され、この変形実施形態で
は、DCモータ66のON/OFFスイッチ56はフッ
トスイッチ56′として構成され、このフットスイッチ
56′は床に置かれ、そのオン/オフ操作は電子内視鏡
12の操作中に術者の足で行われる。勿論、フットスイ
ッチ56′の機能は上述したON/OFFスイッチ56
と同様な機能を持つ。図22に示す変形実施形態では、
DCモータ66のオン/オフ操作に対して術者の手が必
要とされないので、電子内視鏡12の手動操作に対して
更なる負担を掛けることはない。
【0106】図23には本発明による体腔内洗浄用送水
装置10の別の変形実施形態が示され、この変形実施形
態では、DCモータ66のON/OFFスイッチ56は
装置本体14の側壁に設けられた押下式スイッチ56″
として構成され、この押下式スイッチ56″の操作は電
子内視鏡12の術者の指示に従って看護婦等の補助者に
よって行われる。勿論、押下式スイッチ56″の機能は
上述したON/OFFスイッチ56と同様な機能を持
つ。図20に示す変形実施形態でも、DCモータ66の
オン/オフ操作に対して術者の手が必要とされないの
で、電子内視鏡12の手動操作に対して更なる負担を掛
けることはない。
【0107】上述した実施形態においては、本発明によ
る体腔内洗浄用送水装置は電子内視鏡との関連で説明さ
れているが、勿論オプティカル・ファイバー・スコープ
を用いる内視鏡にも使用され得る。
【0108】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による体腔内洗浄用送水装置にあっては、内視鏡の洗浄
用送水チャンネルに送水チューブを通して洗浄水をポン
プで圧送する際にその圧送時間が所定時間以上持続させ
られたとき、洗浄水の圧送が強制的に停止されるので、
体腔内洗浄用送水装置の故障や内視鏡の術者の過誤によ
り体腔内に過剰な洗浄水が送られるということが防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による体腔内洗浄用送水装置の一実施形
態を電子内視鏡と共に示す正面図である。
【図2】図1に示す体腔内洗浄用送水装置に用いられる
ロータリポンプからカバーを取り除いてその内部構造を
示す正面図である。
【図3】図1に示す電子内視鏡の近位端に設けられた逆
止弁を示す部分拡大縦断面図である。
【図4】図1に示す体腔内洗浄用送水装置の概略ブロッ
ク図である。
【図5】図1に示す体腔内洗浄用送水装置のロータリポ
ンプの駆動回路の詳細ブロックである。
【図6】図5に示す駆動回路のデコーダに対して制御回
路から制御信号として出力される4ビット構成の制御コ
ードデータのビット値とロータリポンプとの制御態様と
の関係を示す表である。
【図7】図1に示す体腔内洗浄用送水装置のロータリポ
ンプのDCモータとそのON/OFFスイッチとの関係
を示すタイミングチャートである。
【図8】図1に示す体腔内洗浄用送水装置のロータリポ
ンプのDCモータが第1制動シーケンス中にそのON/
OFFスイッチがオンされた際のタイミングチャートで
ある。
【図9】図1に示す体腔内洗浄用送水装置のロータリポ
ンプのDCモータが逆駆動シーケンス中にそのON/O
FFスイッチがオンされた際のタイミングチャートであ
る。
【図10】図1に示す体腔内洗浄用送水装置のロータリ
ポンプのDCモータが第2制動シーケンス中にそのON
/OFFスイッチがオンされた際のタイミングチャート
である。
【図11】図1に示す体腔内洗浄用送水装置のロータリ
ポンプのDCモータの駆動が30秒にわたって持続された
際のタイミングチャートである。
【図12】図4に示す制御回路で実行される初期化ルー
チンのフローチャートである。
【図13】図4に示す制御回路で時間割込みルーチンと
して実行される流量設定ルーチンのフローチャートであ
る。
【図14】図4に示す制御回路で時間割込みルーチンと
して実行される送水制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【図15】図14に示す送水制御ルーチンでサブルーチ
ンとして実行される順駆動シーケンス処理ルーチンのフ
ローチャートである。
【図16】図14に示す送水制御ルーチンでサブルーチ
ンとして実行される強制駆動停止シーケンス処理ルーチ
ンのフローチャートである。
【図17】図14に示す送水制御ルーチンでサブルーチ
ンとして実行される第1制動シーケンス処理ルーチンの
フローチャートである。
【図18】図14に示す送水制御ルーチンでサブルーチ
ンとして実行される逆駆動シーケンス処理ルーチンのフ
ローチャートである。
【図19】図14に示す送水制御ルーチンでサブルーチ
ンとして実行される第2制動シーケンス処理ルーチンの
フローチャートである。
【図20】図14に示す送水制御ルーチンでサブルーチ
ンとして実行される駆動停止シーケンス処理ルーチンの
フローチャートである。
【図21】図4に示す制御回路で時間割込みルーチンと
して実行される強制駆動停止解除処理ルーチンのフロー
チャートである。
【図22】図1と同様な正面図であって、図1に示す体
腔内洗浄用送水装置の変形実施形態を示す図である。
【図23】図1と同様な正面図であって、図1に示す体
腔内洗浄用送水装置の他の変形実施形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 体腔内洗浄用送水装置 12 電子内視鏡 14 装置本体 16 ロータリポンプ 20 洗浄水タンク 24 給水チューブ 40 可撓性チューブ 44 キャップ形弁体 48 フラップ弁要素 52 電源スイッチ 54 流量調節スイッチ 56 ON/OFFスイッチ 62 逆駆動時間設定スイッチ 64 制御回路 66 DCモータ 68 駆動回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の洗浄用送水チャンネルに送水チ
    ューブを通して洗浄水をポンプで圧送する体腔内洗浄用
    送水装置であって、 前記ポンプの作動をオン/オフさせるためのスイッチ手
    段と、 前記スイッチ手段によって前記ポンプが作動させられて
    いるときその連続作動時間を計測する計測手段と、 前記計測手段によって計測された連続作動時間が予め決
    められた最大連続作動時間に到達したか否かを判断する
    判断手段と、 前記計測手段によって計測された連続作動時間が前記最
    大連続作動時間に到達したことが前記判断手段によって
    判断された際に前記ポンプの作動を強制的に停止させる
    強制停止手段とを具備して成る体腔内洗浄用送水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の体腔内洗浄用送水装置
    において、更に、前記強制停止手段による前記ポンプの
    強制停止後に前記スイッチ手段がオフされたか否かを検
    出する検出手段と、この検出手段によって前記スイッチ
    手段のオフが確認されたとき、前記強制停止手段による
    前記ポンプの強制停止状態を解除する解除手段とを具備
    して成ることを特徴とする体腔内洗浄用送水装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の体腔内洗浄用
    送水装置において、前記ポンプが適当な電動モータの駆
    動により作動させられ、前記スイッチ手段が前記電動モ
    ータの駆動をオン/オフさせるON/OFFスイッチで
    あることを特徴とする体腔内洗浄用送水装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の体腔内洗浄用送水装置
    において、前記電動モータのON/OFFスイッチが内
    視鏡の操作部に設置されることを特徴とする体腔内洗浄
    用送水装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の体腔内洗浄用送水装置
    において、前記電動モータのON/OFFスイッチがフ
    ットスイッチとして床上に設置されることを特徴とする
    体腔内洗浄用送水装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の体腔内洗浄用送水装置
    において、前記電動モータのON/OFFスイッチが体
    腔内洗浄用送水装置の筐体に設置されることを特徴とす
    る体腔内洗浄用送水装置
  7. 【請求項7】 請求項3から6までのいずれか1項に記
    載の体腔内洗浄用送水装置において、前記ON/OFF
    スイッチが押下操作式スイッチとして形成され、しかも
    その押下操作中に前記電動モータに対してオン信号を出
    力するように構成されることを特徴とする体腔内洗浄用
    送水装置。
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