JP2001170005A - 内視鏡用体腔内洗浄装置 - Google Patents

内視鏡用体腔内洗浄装置

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JP2001170005A
JP2001170005A JP35877199A JP35877199A JP2001170005A JP 2001170005 A JP2001170005 A JP 2001170005A JP 35877199 A JP35877199 A JP 35877199A JP 35877199 A JP35877199 A JP 35877199A JP 2001170005 A JP2001170005 A JP 2001170005A
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cleaning device
water
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Kensho Takahashi
憲昭 高橋
Junji Usami
準二 宇佐美
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】体腔内粘膜面に付着した汚物等を容易な操作に
より確実に洗浄することができ、しかも洗浄水の圧力で
患部等に強い刺激を与えるおそれが少ない安全な内視鏡
用体腔内洗浄装置を提供すること。 【解決手段】先端開口14aが観察視野方向に向けて内
視鏡挿入部11内に挿通配置された副送水管路14に対
して、洗浄水を脈流として送り込む電動ポンプ21を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、体腔内粘膜面に
汚物等が付着して内視鏡観察に支障があるときに、内視
鏡を介して汚物等を洗い流すための内視鏡用体腔内洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡観察中に、体腔内粘膜面に食物残
渣等のような汚物が付着していて観察の支障があるよう
な場合に、汚物を洗い流すために、先端開口が観察視野
方向に向けて内視鏡挿入部内に挿通配置された副送水管
路が設けられている。
【0003】そのような副送水管路の基端開口は、内視
鏡挿入部の基端に連結された操作部に配置されており、
従来は、副送水管路の基端開口に設けられた接続口金に
注射器等を接続して、洗浄液を送り込んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、注射器による
送水操作では一回に十分な量の洗浄液を送水することが
できないうえ、送水操作には相当の力が必要であり、し
かもそれを内視鏡の術者自身が行わなければならないの
で、送水操作が術者にとって大きな負担になると同時
に、送水操作中に観察部位を見失ってしまうことも少な
くなかった。
【0005】そこで、電動ポンプを用いて副送水管路に
洗浄水を送り込むことが考えられるが、単純に電動ポン
プを用いると、連続した強い圧力の洗浄水が体腔内の患
部に吹き付けられて強い刺激を与え、場合によっては出
血の原因等になる可能性がある。
【0006】そこで本発明は、体腔内粘膜面に付着した
汚物等を容易な操作により確実に洗浄することができ、
しかも洗浄水の圧力で患部等に強い刺激を与えるおそれ
が少ない安全な内視鏡用体腔内洗浄装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用体腔内洗浄装置は、先端開口が観
察視野方向に向けて内視鏡挿入部内に挿通配置された副
送水管路に対して、洗浄水を脈流として送り込む電動ポ
ンプを設けたものである。なお、電動ポンプの送水量が
可変であってもよく、電動ポンプがロータリーポンプで
あってもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1及び図2において、10は内視鏡、
20は送水装置、30は送水タンクであり、図1は各部
材がチューブ類によって接続された状態を示し、図2は
分離された状態を示している。
【0009】内視鏡10は、図3に略示されるように、
観察像を撮像するための固体撮像素子12が挿入部11
の先端に内蔵されたいわゆる電子内視鏡であり、観察窓
の表面に向けて空気及び水を噴出させるための送気送水
管(図示せず)が挿入部11内に挿通配置されている。
【0010】また、それと並んで、処置具類を挿脱する
ための処置具挿通チャンネル13や、観察視野範囲Aに
向けて洗浄水を噴出させるための副送水管路14が挿入
部11内に挿通配置されている。
【0011】副送水管路14は、先端開口14aが観察
視野範囲Aの方向に向けて挿入部11の先端に配置さ
れ、挿入部11の基端に連結された操作部15に基端開
口14bが配置されている。
【0012】図1及び図2に戻って、送水装置20には
ロータリーポンプ21が内蔵されている。そして、送水
装置20のフロントパネルには、ロータリーポンプ21
の単位時間当たりの送水量を調整するための送水量切換
スイッチ22が配置されている。
【0013】また、送水装置20から延出するコードの
先端にはロータリーポンプ21をオン/オフするための
操作スイッチ23が配置されていて、その操作スイッチ
23が内視鏡10の操作部15に取り付けられている。
ただし、それに代えて足踏み式のフットスイッチ23′
を用いてもよく、或いはオン/オフスイッチを送水装置
20のフロントパネルに配置してもよい。
【0014】ロータリーポンプ21は、図4に略示され
るように、外縁がU字状に形成された凹部の壁面に沿っ
て配置された弾力チューブ21aを、例えば90°間隔
に配置された4個のロータ21bで内側から押圧し、弾
力チューブ21aを押圧した状態のロータ21bを電動
モータで所定方向(図1においては、時計回りの方向)
に回動させることにより、弾力チューブ21a内で液体
を移動させるようになっている。
【0015】弾力チューブ21aの両端には、給水口金
21c及び吐水口金21dが取り付けられている。そし
て、吐出口金21dには、副送水管路14の基端開口1
4bとの間を接続する接続チューブ40の差込口金40
bが着脱自在に接続されている。
【0016】なお、接続チューブ40の他端側に取り付
けられた接続口金40aは、副送水管路14の基端開口
14bに対して接続/取り外し自在であり、例えばルア
ーロック雌口金によって形成されている。
【0017】図5は、送水装置20の電気的な全体構成
を略示しており、ロータリーポンプ21、送水量切換ス
イッチ22及び操作スイッチ23等が制御回路25に接
続されていて、送水量切換スイッチ22を操作すること
によりロータリーポンプ21の回転数が変化して送水量
が増減し、操作スイッチ23を操作することによりロー
タリーポンプ21がオン/オフされる。
【0018】再び図1及び図2に戻って、送水装置20
の筐体の側壁には、副送水管路14に通す洗浄水を貯留
する送水タンク30が着脱自在に取り付けられている。
そして、送水タンク30内から洗浄水を送り出すための
送水チューブ31の先端に取り付けられた差込口金31
aが、ロータリーポンプ21の給水口金21cに着脱自
在に接続されている。
【0019】送水タンク30は、プラスチック材により
有底の円筒形状に形成されて、上端開口部にはキャップ
が着脱自在に取り付けられており、送水チューブ31は
そのキャップ部分から延出している。
【0020】送水タンク30を保持するタンク保持部材
50は、送水タンク30の底部を受ける受底部51と、
胴部を受ける胴保持部52とが縦方向の連結部53によ
って連結されて構成されており、胴保持部52が送水装
置20の筐体の側壁に取り付けられて、そこから全体が
吊り下げられた状態になっている。
【0021】胴保持部52は弾性のある例えばプラスチ
ック材又は金属材によって、上方から見て円形の一部が
切り欠かれたC字状に形成されており、切り欠き部が外
方(送水装置20の側方)に向けて配置されている。そ
して、その方向には連結部53は配置されていない。
【0022】胴保持部52の切り欠きの幅は、自然状態
ではタンク保持部材50の直径より小さく、胴保持部5
2を弾性変形させれば送水タンク30を通過させること
ができる状態まで広がることができる。
【0023】したがって、胴保持部52を弾性変形させ
ることにより、送水タンク30はタンク保持部材50に
対して側方から着脱自在であり、装着状態においては、
送水タンク30の底部が受底部51によって受けられ、
側方への移動は胴保持部52によって規制される。
【0024】このように構成された実施の形態の内視鏡
用体腔内洗浄装置においては、図1に示されるように、
送水チューブ31と接続チューブ40を所定の状態に接
続することにより、送水チューブ31、弾力チューブ2
1a及び接続チューブ40によって送水タンク30内と
内視鏡10の副送水管路14とが連通接続される。
【0025】そして、図6のタイムチャートに示される
ように、操作スイッチ23(又はフットスイッチ23′
等)をオン/オフ操作することにより、それに対応して
ロータリーポンプ21が動作して送水動作が行われ、送
水タンク30に貯留された洗浄水が副送水管路14を通
って観察視野範囲A内にある体腔内の目標位置に吹き付
けられる。
【0026】したがって、操作スイッチ23を所定の時
間オンにする操作を行うだけで、必要な量の洗浄水を適
度な圧力で観察視野範囲A内の目標位置に容易に吹き付
けて、そこに付着している汚物等を洗い流すことができ
る。
【0027】ロータリーポンプ21は、複数の(本実施
の形態においては4個の)ロータ21bが弾力チューブ
21aを押圧した状態で回動する動作によって弾力チュ
ーブ21a内の液体を移動させて送液する構造なので、
送液量が一定ではなく、図7にロータリーポンプ21の
一回転とそれに対応する送水量変化が略示されるよう
に、一回転毎に4回の送液量ムラ(脈流)が発生する。
〜は4個のロータ21bを示している。
【0028】そこで一般には、ロータリーポンプ21は
高速で回転させて実質的に脈流が生じないように使用さ
れるが、ここでは、作為的にゆっくりと回転させて脈流
を発生させている。その調整は送水量切換スイッチ22
によって行われ、例えば毎分0.5回転〜1回転程度の
範囲(脈流のサイクルはその4倍)で用いられる。
【0029】このようにして、脈流の洗浄水が体腔内の
対象に吹き付けられることにより、連続した強い圧力が
加わった洗浄水の使用に比べて患部に強い刺激を与える
おそれが少なく、しかも脈流による強弱の刺激によって
優れた洗浄性を得ることができる。
【0030】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えばロータリーポンプ21に代えて
他の種類の電動ポンプ(例えばダイヤフラムポンプやピ
ストンポンプ等)を用いてもよい。
【0031】その場合には、図8に示されるように、ポ
ンプを駆動するモータ速度を周期的に(例えば2〜4回
転/秒)高低に切り換えればよい。また、図9に示され
るようにモータの回転を周期的にオン/オフさせても、
オフ時に直ちに送水が停止するわけではないので、脈流
を得ることができる。
【0032】この場合、送水状態が所望の脈流となるよ
うに、モータの回転をオンしてから次のオンまでの周期
を決めてやればよい。なお、モータの速度制御は、電圧
制御又はPWM(Palse Width Modulation)制御等にて
行うことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、先端開口が観察視野方
向に向けて内視鏡挿入部内に挿通配置された副送水管路
に対して、洗浄水を脈流として送り込む電動ポンプを設
けたことにより、脈流の洗浄水が体腔内の対象に吹き付
けられるので、連続した強い圧力が加わった洗浄水の使
用に比べて患部に強い刺激を与えるおそれが少なく、し
かも脈流による強弱の刺激によって優れた洗浄性を得る
ことができ、体腔内粘膜面に付着した汚物等を容易な操
作により安全かつ確実に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の内視鏡と体腔内洗浄装置
が各々接続チューブによって接続された状態の全体構成
図である。
【図2】本発明の実施の形態の内視鏡と体腔内洗浄装置
が接続チューブによって接続されていない状態の全体構
成図である。
【図3】本発明の実施の形態の内視鏡の略示図である。
【図4】本発明の実施の形態のロータリーポンプの略示
図である。
【図5】本発明の実施の形態の送水装置の電気回路を示
すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態の操作スイッチと送水動作
の関係を示すタイムチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態の脈流状態を略示す
る特性線図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の脈流状態を略示す
る特性線図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態の脈流状態を略示す
る特性線図である。
【符号の説明】
10 内視鏡 11 挿入部 14 副送水管路 14a 先端開口 14b 基端開口 20 送水装置 21 ロータリーポンプ 22 送水量切換スイッチ 30 送水タンク 40 接続チューブ 40a 接続口金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端開口が観察視野方向に向けて内視鏡挿
    入部内に挿通配置された副送水管路に対して、洗浄水を
    脈流として送り込む電動ポンプを設けたことを特徴とす
    る内視鏡用体腔内洗浄装置。
  2. 【請求項2】上記電動ポンプの送水量が可変である請求
    項1記載の内視鏡用体腔内洗浄装置。
  3. 【請求項3】上記電動ポンプがロータリーポンプである
    請求項1又は2記載の内視鏡用体腔内洗浄装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005026683A1 (ja) * 2003-09-12 2005-03-24 Olympus Corporation リークテスタ
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