JP2001299599A - 保温可能な電気ポット - Google Patents

保温可能な電気ポット

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JP2001299599A
JP2001299599A JP2000120348A JP2000120348A JP2001299599A JP 2001299599 A JP2001299599 A JP 2001299599A JP 2000120348 A JP2000120348 A JP 2000120348A JP 2000120348 A JP2000120348 A JP 2000120348A JP 2001299599 A JP2001299599 A JP 2001299599A
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heat
heat insulating
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resin
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Arimichi Ito
有道 伊東
Kimiharu Sato
公治 佐藤
Runa Nakamura
瑠奈 中村
Kenichiro Sudo
健一郎 須藤
Ryohei Nagata
良平 永田
Yasuki Suzuura
泰樹 鈴浦
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気ポットへの断熱性付与を、厚みの増加を
極力抑えて実現しようとするものである。 【解決手段】 中空粒子もしくは気泡を内包する樹脂組
成物からなる薄いシートを断熱性シート10として使用
し、筒状容器本体3とタンク4との間、または/および
筒状容器本体3の外側面に積層することにより、上記課
題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気ポットの保温
性の向上を、比較的厚みの薄い断熱性シートを用いて実
現した保温可能な電気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】緑茶やコーヒー等を飲もうとするとき、
あるいは湯を注いでもどすカップ麺等を食べようとする
のに備えて、電気ポットで湯を沸かしたり、あるいは、
魔法瓶内に予め湯を準備することが行なわれていた。最
近では、外見は魔法瓶の形でありながら、内部に電気ヒ
ーターを装着した電熱式で、かつ保温可能な電気ポット
がよく使用されており、一旦加熱されて得られた熱湯
は、保温容器内で保温され、一定の温度以下になると、
再び電気ヒーターに通電させて、加温することにより、
高温が保たれるものである。
【0003】この電気ポットにおいては、魔法瓶におけ
るのと同様に、蓋等に設備されたポンプにより湯を注ぐ
タイプのものが多く、また、多量の給水を考慮して、液
体を溜めるタンクは、その径とほぼ等しい径の開口部を
上部に有しているので、蓋部からの熱の逃げが避けれな
いものである。また、電気ポットにおいては、加熱手段
を備えなければならないため、概ね、タンクの底部には
断熱性を付与することが難しい。
【0004】従って、電気ポットの場合は、タンクの側
面への断熱性の付与の効率を上げる必要があるが、タン
クの容量も増加する傾向にあるので、出来るだけ厚みの
薄い手段で断熱性を付与する必要があり、また、ごく狭
い部分に適用可能な物である必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、このような加熱装置を備えた電気ポットの一層の
断熱性能の向上を、厚みの増加を極力抑えて実現しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明においては、中空粒子も
しくは気泡を内包する樹脂組成物からなる薄いシートを
断熱材として使用することにより、従来の電気ポットが
持つ上記の課題を解消することができた。
【0007】第1の発明は、液体を溜めるタンク、およ
びタンクの底部に接して配置された加熱手段とが収納さ
れた筒状容器本体上に、蓋部が開閉可能に取り付けられ
ており、前記タンクと前記筒状容器本体との間、または
/および前記筒状容器本体の外側面に、中空粒子または
/および気泡を内包する樹脂組成物からなる断熱性シー
トが積層してある事を特徴とする保温可能な電気ポット
に関するものである。第2の発明は、第1の発明におい
て、前記断熱性シートは、中空粒子または/および気泡
を内包する前記脂組成物が含浸性基材の少なくとも一部
に含浸したものであることを特徴とする請求項1記載の
保温可能な電気ポットに関するものである。第3の発明
は、第1または第2の発明において、断熱性シートとし
て、防水性シートで被覆、もしくは密封したものを用い
ることを特徴とする請求項1または2記載の保温可能な
電気ポットに関するものである。第4の発明は、第1〜
第3いずれかの発明において、前記筒状容器本体の外側
面に断熱性シートが積層してあり、前記筒状容器本体の
外側面に積層された断熱性シートとして、化粧を施した
ものを用いることを特徴とする保温可能な電気ポットに
関するものである。第5の発明は、第1〜第4いずれか
の前記断熱性シートとして、抗菌剤が適用されたものを
用いることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の保
温可能な電気ポットに関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電気ポット1の
ほぼ断面を模式的に描いたもので、電気ポット1は、筒
状容器本体3と、その上に開閉可能に取り付けられた蓋
部2とからなっており、筒状容器本体3内部には、液体
を溜めるための、上部が開口したタンク4が、筒状容器
本体3との隙間を保って嵌め込まれており、タンク4の
底部の中央部分は、上側、即ち、タンク4の内側に向か
って凸部が形成されていて、凸部の下側と筒状容器本体
3の底部との間に形成された空間に加熱手段5が収納さ
れている。加熱手段はスイッチ等のコントロール部を介
して、コンセントにつながれている。
【0009】タンク4と筒状容器本体3内部との隙間に
は、中空粒子または/および気泡を内包する樹脂組成物
からなる断熱性シート10が、タンクの外側面を一周し
て巡らされ、タンク4に積層されていて、この事によ
り、タンク4に断熱性が付与されている。なお、図2に
示すように、タンク4と筒状容器本体3内部との間に断
熱性シート10aを積層する以外に、筒状容器本体3の
外側面にも断熱性シート10bを積層可能(図2)であ
るが、効率から言えば、タンク4と筒状容器本体3内部
との間に積層することが好ましい。筒状容器本体3の外
側面に積層するときには、その箇所のみに積層するより
も、タンク4と筒状容器本体3内部との間の両方に積層
することがより好ましい。勿論、従来からある、電気ポ
ットの外側に貼って、断熱性を向上させることもでき
る。
【0010】断熱性シート10の固定は、接着剤、粘着
テープ、もしくは両面粘着テープを用いる接着のほか、
ビスで止める、フックにひっかっける、強く挟んで固定
する等のいずれの方式によってもよい。
【0011】断熱性シート10は、タンク内の液体と接
触しない位置に積層することが可能ではあるが、電気ポ
ットの性格上、液体とは隣り合わせであり、万一、もれ
て断熱性シート10に浸透する事があると、著しく断熱
性を損なうため、防水性のあるフィルムで被覆するか、
より好ましくは密封して使用することが好ましい。
【0012】また、断熱性シート10は、一枚使用して
も、あるいは二枚以上を重ねて使用してもよい。ただ
し、本発明において使用する断熱性シートは、過度な重
ね合せをすることなく、断熱性付与が可能であるので、
二枚ないし三枚程度に止めておくことが好ましい。
【0013】蓋部2の中央には、筒状容器本体3内のタ
ンク4の開口部に嵌合する径を有した筒型容器状の栓2
bが固定されており、栓2bは下側に通気孔2cを有し
ている。栓2bの上部には、ピストン2dが昇降可能
に、かつ、下げたときに手を離すと自動的に上昇して元
の位置に復帰するよう設置されている。ピストン2dと
栓2bとの間が、ピストンの上下動のための僅かな隙間
を有している点を除けば、蓋部2を閉めた状態では、筒
状容器本体3は気密に保たれる。蓋部2のピストン2d
を手で押し下げると、栓2b内の空気、および通気孔2
cを介して、タンク上部の空気が加圧されることによ
り、タンク内の液体が加圧され、タンク内の液体は、タ
ンク下部に設けられた孔4zから排出され、管6内を上
昇して、排出口3aより注ぎ出される。
【0014】以上の説明における電気ポットは一例に過
ぎず、本発明における電気ポットは、このような方式に
限定されるものではなく、加熱手段を備えているもので
あれば、いずれでもよい。なお、電気ポットは、通常、
加熱により湯を沸かし、保温するものであるが、ペルチ
ェ素子等の設置により、水温を下げた冷水をつくり、保
温(保冷とも言う)しておくことも可能であり、本発明
の範囲に含めるものとする。
【0015】断熱性シート10としては、中空粒子また
は/および気泡を内包する樹脂組成物からなるものが好
ましく、この樹脂組成物からなるシートは、樹脂樹脂組
成物からなるシートの単独、基材の上に樹脂組成物から
なるシートが積層したもの、もしくは含浸性基材に樹脂
組成物が含浸したもののいずれかであり、さらに、断熱
性シート10は、化粧を伴なったものであってもよい。
中空粒子または/および気泡を内包する樹脂組成物から
なる断熱性シート10は、ポリエチレン樹脂やポリプロ
ピレン樹脂等の合成樹脂の発泡シートであってもよい。
断熱性シートの厚みとしては、厚い方が断熱性能が優れ
ているが、電気ポットの体積をあまり増加させないよ
う、0.5mm〜5mm程度が好ましく、より好ましく
は3mm以下である。
【0016】図3は、断熱性シート10の例を示す断面
図で、断熱性シート10は、図3(a)に示すように、
高分子マトリックス14中に中空粒子12(白抜きの丸
で示す。)を内包した樹脂組成物が含浸性基材11に含
浸したもの、図3(b)に示すように、樹脂組成物が高
分子マトリックス14中に気泡13(黒丸で示す。)を
内包したもの、もしくは、図3(c)に示すように、樹
脂組成物が高分子マトリックス14中に中空粒子12お
よび気泡13の両方を内包したものである。
【0017】図3の例では、いずれにおいても、断熱性
シート10は、樹脂組成物が、含浸性基材11に含浸し
たものであって、このようにすることにより、断熱性シ
ート10の強度を高くすることができるが、剥離性フィ
ルム上や金属ベルト上に塗布してから剥離する等して、
含浸性基材11を省略したものでもよい。
【0018】中空粒子12としては、アクリル、アクリ
ルニトリル等のアクリル系樹脂、ポリスチレン樹脂等の
合成樹脂を素材とする有機質のものや、シリカ、アルミ
ナ等を主成分とする無機質のものがあり、天然品として
は、火山性のシラスバルーンのようなものも利用でき
る。また、後述する親水性や疎水性の中空粒子も使用可
能である。
【0019】また、気泡13を発生させるための発泡剤
の一種であるマイクロカプセル型のものであって、予め
発泡させたものも使用することもでき、このようなマイ
クロカプセル型発泡剤の発泡済のものも、中空粒子12
として扱える。マイクロカプセル型発泡剤の発泡済のも
のの例として、松本油脂製薬(株)製の中空粒子(品番
で、F−80ED、もしくはF−80E)は、密度が
0.02g/cm3と小さいので、熱伝導性の抑制に効
果的であり、使用することが好ましい。一般的に入手が
可能で、利用できる中空粒子の粒径は、0.3〜300
μmの範囲であり、これらの中から選択して1種類、ま
たは2種類以上を使用する。
【0020】中空粒子12自体は比較的丈夫なため、圧
縮等の外力にも耐えるが、中空粒子を合成樹脂塗料組成
物、特に合成樹脂エマルジョン系塗料組成物中に分散さ
せるときは、拡販操作により、塗料組成物中に気泡が入
り込みやすい。気泡は、断熱性を向上させる意味で役立
つので、意図的に気泡を発生させたり、もしくは、マイ
クロカプセル型や分解型等の化学発泡剤等を使用して発
泡させ、気泡を発生させるとよい。中空粒子12を伴わ
ず、気泡のみでも、断熱性を与えることができる。
【0021】しかし、中空粒子12または気泡13のい
ずれかを利用して断熱性シートを作製して使用したり、
中空粒子12および気泡13を合成樹脂塗料組成物中に
分散させたものを使用して断熱性シート10を作製して
使用すると、中空粒子12および/または気泡13のつ
ぶれにより、断熱性が経時的に低下する傾向が見られる
ので、断熱性シート10の耐圧縮性を向上させるため、
中空粒子12の選択を次のような3通りの方式で行なう
ことが好ましい。 (1)粒径の異なる中空粒子のブレンド (2)親水性中空粒子と疎水性中空粒子とのブレンド (3)粒径の異なる親水性中空粒子と疎水性中空粒子と
のブレンド
【0022】(1)の粒径の異なる中空粒子のブレンド
で大きい中空粒子の間を小さい中空粒子が埋めるために
は、大きい方の中空粒子の直径a、小さい方の中空粒子
の直径bの関係は、b≧a(2−31/2 )/31/2 であ
り、これを計算すると、b≧0.155aである。ま
た、最も疎な充填である体心立方の場合には、b=a
(2−21/2 )/21/2 であり、これを計算すると、b
=0.414aである。従って、0.155a≦b≦
0.414aとなり、粒径aの中空粒子にブレンドする
ための中空粒子の直径bが規定される。
【0023】因みに、最も密な六方細密充填の場合に、
直径aの中空粒子の空隙に直径bの中空粒子が隙間無
く、ちょうど入り込むためには、b=2a(11/3)
1/2 /3であり、これを計算すると、b=0.277a
である。先に述べたように、入手し得る中空粒子の粒径
は、0.3〜300μmの範囲であるので、この中か
ら、上記の関係を満たす中空粒子の大小の組み合わせを
選択して使用する。
【0024】上記において、直径aの中空粒子の単位あ
たりの粒子の数N(a)と、直径bの中空粒子が入れる
空隙の数N(b)との関係は、六方細密の場合で、N
(b)/N(a)=8:6であり、体心立方の場合、N
(b)/N(a)=4:2である。これを整理すると、
1/2≦N(a)/N(b)≦3/4であり、それぞれ
の直径の中空粒子をブレンドする際の重量比は、充填の
疎密の度合いを決めた後、中空粒子の数の比、各中空粒
子の比重・粒径から計算で求める。この(1)の粒径の
異なる中空粒子のブレンドを、上記したような条件下で
行ない、高分子マトリックス14中に分散させて作製し
た断熱性シート10は、気泡13のある部分では、直径
の小さい方の中空粒子が直径の大きい方の中空粒子の間
に充填されて補強されるため、耐圧縮性が強化され、つ
ぶれにくい構造となる。
【0025】(2)の親水性中空粒子と疎水性中空粒子
とのブレンドでは、疎水性の中空粒子が空気との親和性
の方がより高いために、分散の際に塗料組成物中に取り
込まれた気泡を疎水性の中空粒子が取り囲み、外側が疎
水性の二次的な粒子を作り、親水性の中空粒子および親
水性の樹脂の間に分散した形の断熱性シート10とな
る。
【0026】ここで、親水性の中空粒子とは、材質が、
ガラス、シリカ、シリカ・アルミナ、セラミック、シラ
ス、中空プラスチック、または中空繊維等からなるもの
であり、また、疎水性の中空粒子としては、これらの親
水性の粒子に疎水化処理を行なったものがある。親水性
中空粒子と疎水性中空粒子の混合比は、形成したい気泡
の大きさ、各中空粒子の粒径および比重から計算で求め
る。
【0027】(3)の粒径の異なる親水性中空粒子と疎
水性中空粒子とのブレンドは、上記の(1)および
(2)の方式の手段を合わせたもので、粒径の小さい疎
水性粒子と粒径の大きい中空粒子とが混合された中空粒
子の間に気泡13を有した構造の断熱性シート10が得
られる。この方式では、粒径の大きい中空粒子の間に粒
径の小さい疎水性粒子が充填されるので、中空粒子の間
に形成される気泡の壁が強化され、つぶれにくい構造の
断熱性シート10が得られる。
【0028】高分子マトリックス14としては、次に挙
げるような樹脂が使用できる。例えば、ニトロセルロー
ス、酢酸セルロース、酪酢酸セルロース、エチルセルロ
ース、ポリアミド樹脂、塩化ゴム、環化ゴム、ポリアミ
ド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル
共重合樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合樹脂、塩素化
ポリプロピレン、もしくはアクリル樹脂等の熱可塑性樹
脂の有機溶剤溶液、ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノ
ール樹脂、レゾルシノール樹脂、フラン樹脂、エポキシ
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、ポリベンツイミダゾー
ル、ポリベンゾチアゾールもしくはポリウレタン樹脂等
の熱硬化性樹脂であり、これらの樹脂は、水または有機
溶剤に溶解した樹脂溶液とすることができる。
【0029】あるいは、スチレンマレイン樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、アクリル系樹脂、もしくはウレタン系の
エマルジョン、または、天然ゴム、再生ゴム、スフチレ
ン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴ
ム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、ポリスルフィドゴ
ム、シリコーンゴム、ポリウレタンゴム、ステレオゴム
(合成天然ゴム)、エチレンプロピレンゴム、もしくは
ブロックコポリマーゴム(SBS,SIS,SEBS
等)も使用することができ、これらの樹脂は、有機溶剤
溶液ないしラテックス等として利用することができる。
【0030】気泡13を生じさせるには、機械的に気
体、特に不活性ガス、好ましくは低熱伝導性のガスの泡
を塗料組成物中に取り込んで、含浸性基材に含浸させ、
加熱発泡させる場合と、以下に述べるような有機化合物
からなる化学発泡剤を塗料組成物中に配合して含浸さ
せ、加熱発泡させる場合とがある。
【0031】発泡剤と言うと、一般には、分解型等の化
学発泡剤を指すことが多いが、ここでは、機械的な方法
における泡も含めて、発泡剤と称することとし、いずれ
も利用し得る。化学発泡剤としては、アゾジカルボンア
ミド、アゾビスイソブチロニトリル、バリウムアゾジカ
ルボキシラート、もしくはp−トルエンスルホニルセミ
カルバジド等のアゾ系発泡剤、ベンゼンスルホニルヒド
ラジド、p−トルエンスルホニルヒドラジド、もしくは
4,4’−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド等
のスルホニルヒドラジド系、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン等のニトロソ系、重炭酸ナトリウム、もしく
は重炭酸アンモニウムがある。
【0032】発泡剤の作用から見ると機械的なガスの泡
に近いものとして、アクリロニトリル樹脂等を素材とす
る外壁にイソブタン、ネオペンタン等の低沸点炭化水素
を内包させたマイクロカプセル型発泡剤があり、比較的
低温での発泡に適している。なお、化学発泡剤を使用す
るときは、必要に応じ、発泡温度を低下させて発泡しや
すくするための発泡助剤を使用してもよい。このような
マイクロカプセル型発泡剤としては、例えば、松本油脂
製薬(株)製の発泡剤(品番で、F−46、F−50、
F−55、F−80、もしくはF−85が使用でき、こ
れらは、発泡倍率も20倍以上あり、好ましい。
【0033】これらの発泡剤を用いた塗料組成物を、含
浸性基材11に塗布ないし含浸させ、加熱発泡させる場
合には、乾燥させた後の膜厚の0.1〜100倍とする
ことが好ましく、0.1倍未満では、発泡による断熱性
向上効果が乏しく、100倍を越えると、断熱性はある
ものの、圧縮強度が低下するため、つぶれやすくなるた
めである。
【0034】含浸性基材11としては、天然繊維、合成
繊維、ロックウール、ガラス繊維、炭素繊維等の繊維を
原料として製造されたフェルト、不織布、布、もしくは
これらの前記繊維を原料として抄造された紙(特に低密
度紙)、またはセラミックスシート等のシートであっ
て、これらのいずれかの単層のシート、同じものどうし
の2枚以上を積層した、同種のシートの複合シート、も
しくは、これらのシートから選ばれた任意の異なるシー
トを2枚以上積層した、異種のシートの複合シートが使
用できる。片面に含浸性がないか、もしくは乏しいシー
トでもよく、例えば、低透湿性シート等が積層されてい
てもよい。
【0035】フェルトは、元来は、獣毛を集めて、加湿
・加熱しつつ加圧して絡ませ、シート化したものである
が、現在では、原料として天然繊維以外に合成繊維、ロ
ックウール、炭素繊維等も使用されている。不織布は、
繊維(天然繊維も扱うが、通常は合成繊維)を紡糸せず
に直接、機械的、熱的、または化学的な手段により交絡
させてシート化したものである。また、紙は、植物繊維
その他の繊維を絡み合わせ、膠着させて製造したもの
(JISの定義による)である。
【0036】これらの定義から見ても明らかなように、
フェルト、不織布、および紙は、思い浮かべる代表的な
製品どうしは相違して見えるものの、本質的には互いに
区別のつきにくいものであり、ただ、一般的な紙が、そ
のほかのものにくらべ、密度が高い点で相違する。
【0037】紙類としては、薄葉紙、クラフト紙、チタ
ン紙、樹脂含浸紙、リンター紙、板紙、石膏ボード用原
紙、和紙等も使用できる。より好ましい超低密度紙は、
密度が0.1g/cm3 〜0.5g/cm3 が一般的
で、一例として0.2g/cm3 程度のものである。フ
ェルト、不織布、および布を含めた場合も、密度が0.
01g/cm3 〜1g/cm3 、好ましくは、0.02
g/cm3 〜0.5g/cm3 、より好ましくは、0.
02g/cm3 〜0.25g/cm3 である。下限未満
であると強度が低くなり、取扱い時に損傷の恐れが増加
し、上限を越えると、断熱性が不十分になる。布につい
ては、繊維としては中空繊維等の断熱性繊維を使用した
ものが好ましいが、必ずしも、中空繊維等の断熱性繊維
でない、通常の繊維を使用したものでも、目付量の少な
い、粗い布であれば、使用可能である。
【0038】セラミックスは耐熱性の必要な高温領域の
断熱材として主に用いられている。通常、ここで用いら
れるセラミックスは珪酸カルシウムなど熱伝導率の低い
焼結成型体である。セラミックスシートはこのようなセ
ラミックスを繊維状に加工し、シート状にしたもので、
各種厚みの製品も市販されている。セラミックスシート
の密度としては0.8〜2.3g/cm3 、厚みとして
は0.2mm〜5.0mm程度が好ましい。
【0039】なお、上記において繊維としては、木綿、
麻、もしくは羊毛等の天然繊維の単独、もしくは異なる
2種以上、または、レーヨン、ナイロン、ポリエステ
ル、もしくはアクリル等の合成繊維の単独、もしくは異
なる2種以上、ロックウール、ガラス繊維、炭素繊維、
チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、もしくはシリカ
繊維等が使用できる。紙の場合には、主に植物繊維のパ
ルプが使用される。また、セラミックスシートを構成す
る素材としては、狭義のセラミックスであるケイ酸塩に
限らず、アルミナ、シリカ、もしくはジルコニアの単
独、もしくは異なる2種以上が使用できる。
【0040】以上のような素材を用いて、断熱性シート
10を製造するには、高分子マトリックスを構成する樹
脂、好ましくはその樹脂の水溶液、もしくは有機溶剤溶
液、またはエマルジョンと、中空粒子または/および発
泡剤、さらには必要に応じ配合しうる各種の添加剤を混
合し、塗料組成物を調製してシート化する。なお、マイ
クロカプセル型発泡剤が発泡した発泡済のものを中空粒
子として使用するときは、塗料中で浮かびやすいため、
増粘剤を使用して、浮上を防止するとよい。シート化の
方法としては、剥離性基体に塗布し、乾燥後に剥がすキ
ャスティング法、基体に塗布して基体が付着したままで
製品とする方法、含浸性基材11に含浸して乾燥させる
方法等を利用する。
【0041】含浸を行なうには、含浸用塗料組成物を満
たした槽の中に、含浸性基材11を浸す方法(いわゆる
ディッピング)によるか、公知の塗布手段により、含浸
性基材11の片側もしくは両側から塗布を行なう。含浸
用塗料が十分浸透してから、余分の含浸用塗料を適宜な
かき取り装置または除去装置、例えば、サクションドク
ター、ドクターロール、もしくは丸棒にワイヤーを巻き
付けたワイヤーバー等により、かき取るか、または除去
し、所定の量の含浸用塗料を含浸性基材に含浸させる。
その後、乾燥させることによって、断熱性シート10が
得られる。なお、含浸用塗料組成物の粘度、塗付から乾
燥までの時間を調節すると、一方の側から浸透して含浸
性基材11の厚みの途中にとどまる含浸や、殆ど含浸性
基材11の表面に止まり、ごく僅かが含浸性基材の表面
の近くに含浸するようなことを行なうこともでき、こう
すると他方の側の未含浸の部分を利用して、接着剤を浸
透させ、貼る対象のものとの接着性を高める等ができ
る。含浸用塗料組成物を構成する素材、特に高分子マト
リックスの素材によっては、一旦、比較的低温で乾燥さ
せた後、比較的高温度で乾燥させたり、乾燥の一部、も
しくは全部を紫外線照射や電子線照射によって行なって
もよい。
【0042】断熱性シート10は、既に述べたように、
長期間使用したり、あるいは、タンク内の液体等と不用
意に接触すると、性能を損なう恐れもある。このため、
断熱性シート10を適当な被覆層で被覆することが好ま
しく、具体的には、図4(a)に示すように、防水性シ
ート15で被覆することが好ましく、さらには、図4
(b)に示すように、両側から防水性シート15、1
5’で密封することが好ましい。密封は、この他、チュ
ーブ状の防水シートの中に断熱性シート10を挿入し、
両端を溶断シールする等の方法によって行なってもよ
い。
【0043】防水性シート15の素材としては、殆どの
プラスチックフィルムを使用することができる。例え
ば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチ
レン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹
脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重
合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート−イ
ソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹
脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチ
ル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポ
リアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファン、ポ
リスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレー
ト樹脂、又はポリイミド樹脂等のフィルムである。
【0044】防水性シート15には、ガスバリアー性の
あるポリ塩化ビニリデン樹脂等の樹脂バインダーを用い
て調整された別の塗料を塗布するか、金属ないし金属酸
化物の薄膜を形成して気体透過を抑制しておくとなおよ
い。これら金属薄膜においては、一酸化ケイ素と二酸化
ケイ素のように酸化数の異なる金属酸化物どうしの混合
物であったり、ケイ素化合物とアルミニウム酸化物との
混合物であってもよいし、無機酸化物を主体とした有機
基と結合したものであってもよい。
【0045】薄膜の形成方法としては、例えば、イオン
ビーム法、電子ビーム法等の真空蒸着法、またはスパッ
タリング法等の物理気相成長法、もしくは、プラズマ化
学気相成長法、熱化学気相成長法、または光化学気相成
長法等の化学気相成長法が利用できる。薄膜の厚みは、
好ましくは、50〜3000Åであり、より好ましくは
100〜1000Åである。50Å未満では気体透過を
抑制する効果がほとんど無く、3000Åを越えると薄
膜にクラックが生じて気体透過性が低下する恐れがある
上、材料費も割高となる。
【0046】断熱性シート10を電気ポット1の筒状容
器本体3の外側に積層するときは、防水性を備えている
ことが好ましいが、さらに何らかの化粧(装飾と言って
もよい)を施した化粧断熱性シートであることが好まし
い。化粧の施し方としては種々のものがあるが、着色、
印刷、エンボス、またはワイピング塗装が代表的であ
り、これらのうちから任意に選択して、1種または2種
以上を組み合わせて施すことが普通である。
【0047】図5は化粧の様子を示すもので、図5
(a)は断熱性シート10に着色(ハッチで示す。)を
施した化粧断熱性シートを示す。なお、断熱性シート1
0は、防水性シートを伴わないもの、もしくは防水性シ
ートを伴うもののいずれでもあり得る。着色は、図5
(a)にハッチの手段によりイメージ的に示すように、
断熱性シート10の厚み方向全体に施されていても、観
察側になる片側の表面のみに施されていてもよい。ま
た、着色しただけでもよいが、さらに、保護層16が積
層してあってもよい。保護層16の積層は任意であっ
て、以降の図5(b)〜図5(d)の説明においても、
その都度の説明は省くが、積層する場合も、あるいは、
積層しない場合もあり得る。
【0048】続く、図5(b)は、断熱性シート10に
印刷して模様を施した状態の化粧断熱性シートを示すも
ので、模様17は、着色層17a、および絵柄17bが
順に重なった2つの層からなっているが、このうち、着
色層17aは省くこともあり得る。さらに、図5(c)
は、エンボス加工を施して凹部18を形成した状態の化
粧断熱性シートを示す。図5(c)の例では、凹部18
にワイピング塗装により着色剤19を充填した化粧断熱
性シートを示している。
【0049】化粧を施す部位は、断熱性シート10の表
裏のいずれの面でもよいが、化粧を施した側の面を外向
きにするか、あるいは、そうでない場合には、素材を通
して化粧が透視できるように施すとよい。化粧を施した
上を保護層16で覆う場合には、保護層16は、下層の
化粧が透視できることを確保する目的で、無色透明また
は有色透明であることが望ましい。
【0050】保護層16は、合成樹脂塗料の塗膜で構成
するか、場合によっては、合成樹脂フィルムの積層によ
って構成してもよい。合成樹脂塗料の塗膜としては、熱
可塑性樹脂を用いたものでもよいが、ポリウレタン樹脂
等の熱硬化性樹脂の硬化した塗膜が耐久性の点で優れて
おり、さらに電離放射線硬化性のポリマーまたはプレポ
リマー、およびモノマー等を用いて調製した電離放射線
硬化性樹脂組成物の塗布、および電離放射線の照射によ
り架橋硬化させて得られる塗膜で構成すると、より一
層、下層の保護効果が向上する。
【0051】以上の例で示した着色、印刷、エンボス、
またはワイピング塗装等の化粧は、これらのうち、選択
した1種を施すか、もしくは任意の2種以上を組み合わ
せて行ない、断熱性シート10に、素材の持つ感じに加
えて、外観の意匠を与えることができる。なお、上記し
たように、断熱性シート10に直接、化粧を施すのに代
えて、図5(d)に示すように、断熱性シート10に、
別に準備した化粧シート20を接着剤等により、積層し
て化粧断熱性シートとしてもよい。化粧シート20は、
例えば、適宜な基材に着色、印刷、エンボス、またはワ
イピング塗装を適宜に組合わせて施したり、あるいはさ
らに保護層を積層したもの等である。
【0052】断熱性シート10を電気ポット1の外側に
貼る場合には、耐熱性、耐湿熱性が良いものや、汚染さ
れにくいものが好ましく、例えば、最表面の保護層がア
クリル樹脂フィルムである化粧シートは耐候性が良く、
最表面の保護層がフッ素系樹脂フィルムである化粧シー
トは耐汚染性が高く、適している。なお、化粧シート2
0の基材として、先に説明した防水性シートを利用する
こともできる。
【0053】断熱性シート10は、基本的には以上の要
素を有していればよいが、殆どの電気ポットが加温を行
なうものであり、また、冷却するタイプであったとして
も、水分が内部や周囲に存在するので、菌や黴が増殖し
やすく、不衛生な状態に陥りやすい危険を有している。
そこで、断熱性シート10に抗菌剤を適用しておくこと
が好ましい。抗菌剤としては銀、銅、亜鉛、錫、鉛、ビ
スマス、カドミウム、クロム、または水銀等の抗菌性金
属材料を、ゼオライト、活性炭、シリカ、活性白土、酸
性白土、アルミナ、活性ボーキサイト、骨炭、モレキュ
ラーシーブ、またはガラスビーズ等の担体に担持させた
ものが望ましいが、これらの抗菌性材料、担体の種類お
よびそれらの使用量等は、特に限定されるものではな
い。抗菌剤の適用は、表面への塗付、もしくは断熱性シ
ート10を構成する樹脂組成物への配合によって行なう
とよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、中空粒子また
は/および気泡を内包する樹脂組成物からなる断熱性シ
ートを使用したので、断熱に要する厚みをごく薄くで
き、従って、厚みの増加を抑制しての保温性の向上が実
現した電気ポットを提供できる。請求項2の発明によれ
ば、第1の発明の効果に加え、樹脂組成物が含浸性基材
の少なくとも一部に含浸したものであるので、断熱性シ
ートが補強されている上、含浸性基材の未含浸の側を利
用しての接着性が向上した電気ポットを提供できる。請
求項3の発明によれば、第1または第2の発明の効果に
加え、断熱性シートが防水シートで被覆、もしくは密封
されているので、水や湯等の接触による断熱性シートの
断熱性の低下が防止された電気ポットを提供できる。請
求項4の発明によれば、第1〜第3いずれかの発明の効
果に加え、使用している断熱性シートに化粧が施された
ものであるので、外側に貼ったことにより意匠効果が向
上した電気ポットを提供できる。請求項5の発明によれ
ば、断熱性シートに抗菌剤が適用されているので、湿気
や高温等の環境に置かれても、菌や黴の増殖を抑制でき
る電気ポットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱性シートを内臓した電気ポットの断面図で
ある。
【図2】断熱性シートを外側にも適用した電気ポットの
断面図である。
【図3】断熱性シートの断面図である。
【図4】断熱性シートに防水性シートを施した状態の断
面図である。
【図5】断熱性シートに化粧を施した状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電気ポット 2 蓋部 3 筒状容器本体 4 タンク 5 加熱手段 10 断熱性シート 11 含浸性基材 12 中空粒子 13 気泡 14 高分子マトリックス 15 防水性シート 16 保護層 17 模様 18 凹部 19 着色剤 20 化粧シート
フロントページの続き (72)発明者 中村 瑠奈 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 須藤 健一郎 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 永田 良平 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 鈴浦 泰樹 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 4B002 AA14 AA18 BA04 BA22 BA53 CA31 CA34 4B055 AA35 BA13 BA22 BA23 BA28 BA52 BA55 BA57 CA17 CA19 CB02 CB19 CC47 DA02 DB04 FA03 FB23 FB33 FB53 FC11 FC12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を溜めるタンク、およびタンクの底
    部に接して配置された加熱手段とが収納された筒状容器
    本体上に、蓋部が開閉可能に取り付けられており、前記
    タンクと前記筒状容器本体との間、または/および前記
    筒状容器本体の外側面に、中空粒子または/および気泡
    を内包する樹脂組成物からなる断熱性シートが積層して
    ある事を特徴とする保温可能な電気ポット。
  2. 【請求項2】 前記断熱性シートは、中空粒子または/
    および気泡を内包する前記脂組成物が含浸性基材の少な
    くとも一部に含浸したものであることを特徴とする請求
    項1記載の保温可能な電気ポット。
  3. 【請求項3】 断熱性シートとして、防水性シートで被
    覆、もしくは密封したものを用いることを特徴とする請
    求項1または2記載の保温可能な電気ポット。
  4. 【請求項4】 前記筒状容器本体の外側面に断熱性シー
    トが積層してあり、前記筒状容器本体の外側面に積層さ
    れた断熱性シートとして、化粧を施したものを用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の保温可能な
    電気ポット。
  5. 【請求項5】 前記断熱性シートとして、抗菌剤が適用
    されたものを用いることを特徴とする請求項1〜4いず
    れか記載の保温可能な電気ポット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029477A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Inax Corp 浴室ユニット
JP2009297277A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Sanyo Electric Co Ltd 電磁誘導加熱炊飯器
CN103086086A (zh) * 2012-12-17 2013-05-08 景德镇南光陶瓷有限公司 环保型气压式自动出液陶瓷容器

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