JP2001299097A - タイル装飾鉢 - Google Patents

タイル装飾鉢

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JP2001299097A
JP2001299097A JP2000384344A JP2000384344A JP2001299097A JP 2001299097 A JP2001299097 A JP 2001299097A JP 2000384344 A JP2000384344 A JP 2000384344A JP 2000384344 A JP2000384344 A JP 2000384344A JP 2001299097 A JP2001299097 A JP 2001299097A
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pot
tile
tiles
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peripheral surface
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Hideo Fujii
秀夫 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植木鉢又は植木鉢カバーであるタイル装飾鉢
において、周囲にタイルを簡易な方法で貼り付けること
で装飾性、質感、デザイン性を向上させる。 【解決手段】 植木鉢又は植木鉢カバーであるタイル装
飾鉢4の鉢1の外周面1aに目印3を形成し、該目印3
に合わせてタイル2・2・・・を貼設した。或いは、タ
イル12に係合脚14を設け、鉢1の外周面1aに係合
孔15を設けて、該外周面1aにタイル12を押圧する
ことで貼設できるよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植木鉢または植木
鉢カバーとして使用するタイル装飾鉢の外周面に、陶磁
器や合成樹脂等で構成したタイルを貼り付けてデザイン
性及び創作性の向上を図り、美的外観性を有するタイル
装飾鉢に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に市販され、使用されている植木鉢
または植木鉢カバーには、陶器や磁器といった焼き物
と、プラスチック等の合成樹脂で成形されたものが存在
する。前者は一般に重く、落としたりすると割れてしま
うので、植木鉢等を持ち運ぶ際には労力と、細心の注意
が必要である。また、後者は、樹脂の質感が植木を置く
場所にそぐわないことがあり、また、高級感を求める使
用者の期待に応えることはできない。また、植木鉢カバ
ーには籐製品、または布で鉢を巻くものが存在するが、
構成素材から植木を配置する場所を限定されてしまう。
例えば浴室等の高湿環境下に植木を配置すると、変形
し、さらには腐食してしまう恐れがある。これらの植木
鉢及び鉢カバーには既製のデザインが施されているが、
購入者が植木を置く場所から検討して、そのデザインが
そぐわない事態が発生しうる。
【0003】これまでに掲げた植木鉢または植木鉢カバ
ーについての従来のものには、実開昭55―29103
号に記載の如く、合成樹脂の植木鉢の外周をタイルで囲
み、装飾性を向上させるという技術が存在するが、4枚
のタイルを使用するのみで、デザイン性、創作性に乏し
い。一方、特開平11―46951号に記載の如く、合
成紙製シートを用いて植木鉢等を覆い、鉢等の装飾性の
向上を目的としたものが存在するが、合成紙を使用する
ため、利用者の期待する質感にそぐわない事態が発生す
る場合が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に掲げたように、
植木鉢または植木鉢カバーにおいて、プラスチックの本
体を使用すると、質感が劣り、また、タイルを使用する
技術であっても、装飾性に限りがあった。そこで、本発
明は、購入者が思うがままのデザインを施せることを可
能にし、さらにはその作業がタイル貼り作業を簡単に行
うことができる植木鉢または植木鉢カバーを提供しよう
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明は次のような手段を用いる。
【0006】即ち請求項1に記載の如く、植木鉢または
植木鉢カバーの本体の外周面に目印を形成し、該目印に
合わせてタイルを貼設してタイル装飾植木鉢または植木
鉢カバーを構成する。
【0007】請求項2に記載の如く、外周面をタイルで
装飾したタイル装飾鉢において、貼設するタイルを表層
部分のみで構成した。
【0008】請求項3に記載の如く、外周面をタイルで
装飾したタイル装飾鉢において、貼設するタイル裏面に
複数の係合脚を設け、鉢の外周面に係合孔を設けた。
【0009】請求項4に記載の如く、タイル装飾鉢にお
いて、鉢の内側底部に複数の凸部を設け、該凸部に段を
形成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、図面を用いて詳細に説明する。図1はタイル装飾の
植木鉢の基本構成図、図2は同じく側面断面図、図3は
同じく平面図である。図4はタイルで意匠を施す実施例
を表した図、図5は外周面に目印をつけた鉢本体の部分
平面図、図6は外周面に目地を施した鉢本体の部分平面
図である。図7は第二実施例に係るタイルを貼設した鉢
の外周面を示す図、図8は同じくタイルを貼設した鉢の
外周面を示す断面図、図9は同じく目地込み作業を施し
た鉢の外周面を示す断面図である。図10は第三実施例
に係る網状枠でタイル装飾の鉢を製作する状態を示す斜
視図である。図11は従来のタイルを示す側面図、図1
2は第四実施例に係るタイルの側面図、図13は同じく
タイルを貼設した鉢の外周面を示す図、図14は同じく
タイルを貼設する鉢の外周面の別形態を示す斜視一部断
面図、図15は図14に示す鉢の外周面の断面図であ
る。図16は第五実施例に係るタイルの側断面図、図1
7は同じくタイルの別形態を示す側断面図、図18は同
じくタイルの背面図、図19は同じく鉢外周面に設けら
れた係合孔を示す斜視一部断面図、図20は同じく係合
孔を示す側断面図、図21は同じくである。図22は第
六実施例に係るタイルの側面図、図23は同じくタイル
の斜視図、図24は同じくタイルを貼設する鉢の外周面
を示す斜視一部断面図、図25は同じくタイルを貼設す
る鉢の外周面を示す断面図、図26は同じくタイルを貼
設した鉢の外周面を示す図である。
【0011】図1乃至図3において、タイル装飾鉢の基
本構造について説明する。図1に示す如く、タイル装飾
鉢4はプラスチック等の合成樹脂によって円筒状に構成
した鉢1と、陶磁器や合成樹脂等でできた貼設する多数
・他種類のタイル2・2・・・からなり、該タイル2・
2・・・は、長方形、正方形、三角形等の形状があり、
表面に種々のデザインが施されている。但し、タイル装
飾鉢4の本体である鉢1の形状については、通常の円錐
台状、方形状等でもよく、特に限定するものではない。
タイル装飾鉢4内に土等を充填することによって植木鉢
として使用され、また、該タイル装飾鉢4内に一回り小
さい植木鉢9を収納することで植木鉢カバーとして使用
することができる。
【0012】前記タイル装飾鉢4は、図2及び図3に示
す如く、鉢1の外周面1aにはタイル2・2・・・が貼
られて装飾が施され、そして、該鉢1の底部1bには植
木鉢として使用する際の水抜き孔として複数の孔6・6
・・・が穿設されている。更に、鉢1の底部1bには側
面視階段状の鉢固定部材16・16・・・が設けられて
いる。該鉢固定部材16・16・・・は本実施例におい
ては四つ設けられているが、この数に限定される物でな
く、三以上の複数であればよい。前記鉢固定部材16・
16・・・は、鉢1の内側の底に固着され、若しくは、
鉢1と一体的に構成されていて、該鉢固定部材16・1
6・・・に負荷が掛かったとしても、その状態を変える
ことが無いよう構成されている。また、該鉢固定部材は
側面視において水平方向に二つの平面を持つ階段状であ
って、鉢1に設けられている全ての鉢固定部材16・1
6・・・を通して、一段目の高さは同一となっており、
また、二段目も同様である。即ち、鉢1内に設けられて
いる鉢固定部材16・16・・・の一段目、若しくは、
二段目にわたって載置した載置物の底は水平を保つよう
になっているのである。なお、前記鉢固定部材16・1
6・・・の段数は本実施例に限定されるものではなく、
三段や四段であっても構わない。
【0013】図3に示す如く、前記鉢固定部材16・1
6・・・が階段状に成形されているので、鉢1内部に
は、鉢底面(R1)、鉢固定部材一段目(R2)及び鉢
固定部材二段目(R3)の高さの異なる三つの載置面が
形成される。従って、前記タイル装飾鉢4を植木鉢カバ
ーとして使用する場合に、該タイル装飾鉢4に内挿する
植木鉢のうち、底面がR1より小径の植木鉢は鉢1の底
面1b上に載置し、底面の径がR1以上R2未満の植木
鉢は鉢固定部材の一段目に植木鉢を載置し、そして、底
面の径がR2以上R3未満の植木鉢は鉢固定部材の二段
目に載置するのである。上述の如く植木鉢カバーとして
使用するタイル装飾鉢4内に載置面を形成することで、
該タイル装飾鉢4に内挿する植木鉢の底面径に多少の大
小が合っても、植木鉢は安定して該タイル装飾鉢4の略
中央に位置し、安定するのである。
【0014】ここで、前記タイル装飾鉢4を構成する鉢
1及び鉢1に貼設されたタイル2・2・・・について詳
説する。
【0015】図4に示す如く、前記鉢1の外周面には位
置決め用の目印となる目地3・3・・・が形成されてい
る。該目地3・3・・・は貼り付けるタイル2・2・・
・の大きさに合わせて、丁度嵌め込める大きさとなるよ
うに枡目状に表面より突出して形成され、鉢1を製造す
る時に一体的に成形され、コスト低減化が図られてい
る。そして、タイル2・2・・・の裏面に接着剤7を塗
布し、目地3・3・・・に合わせて所望の色のタイル2
・2・・・を鉢1の外周面に順次貼り付ける。こうして
図1の展開図に示すような模様とすることができる。ま
た、目地3・3・・・が枡目状の突出部を形成している
ので、タイル2・2・・・を貼り付けた後、その目地3
・3・・・を処理する必要がなく、簡単かつ容易にタイ
ル装飾鉢4を作ることができる。なお、接着剤7の他に
両面接着テープを用いてもよい。但し、十分に接着が完
了した後に、「目地込み作業」として、各タイル2・2
・・・間の目地3・3・・・の上からモルタル等の目地
剤を充填し、乾燥後水洗いをして、布で磨き上げるよう
にすることもできる。
【0016】このようにして完成したタイル装飾鉢4
は、目地3・3・・・に合わせてタイル2・2・・・を
貼り付けるので、規則正しくタイル2・2・・・が配置
され、外周面はタイル調の美しい仕上がりとなる。ま
た、三角形の目地を形成することで、三角形タイル5・
5・・・を均整に貼り付けることも可能になる。さら
に、上記構成は、植木鉢等への適用のみにとどまらず、
傘立てやダストボックス等の筒体や箱やその他入れ物に
も適用できる。
【0017】また、図5に示す如く、前記鉢1の外周に
目地3・3・・・を形成する代わりに目印10・10・
・・を付することも可能である。該目印10・10・・
・は線や点等を印刷したものであっても、突起であって
も、凹溝等であってもよく、限定するものではない。ま
た、目印10・10・・・に予め模様となる図柄を形成
しておくことも可能である。このように構成すること
で、確実にきれいな模様に仕上げることができる。ま
た、絵柄や模様のパターンは枡目をタイル2・2・・・
にて埋めるだけでできるので、予め製作しておくこと
で、その位置に合わせてタイル2・2・・・を貼り付け
るようにすることもできる。
【0018】また、図6は十字型目地11・11・・・
を斜めに配置した例を示す。このように成形した前記目
地3や目印10・10・・・は碁盤目状に限定するもの
ではなく、三角形や六角形や円形等のタイルの形状に合
わせて、碁盤目や対角線を付加したり、ハニカム状とし
たり、水玉状としたり、或いは、点を碁盤目状の交点に
配置することも、さらにこれらを組み合わせたりするこ
ともできる。
【0019】次に、タイル装飾鉢の第二実施例について
説明する。図7及び図8に示す如く、タイル2・2・・
・を貼設する鉢1の外周面1aには外側へ凸である目印
34を所望の意匠に適合するよう碁盤目状に設けてい
る。そして該目印34によって形成された側面視四角の
凹部35・35・・・において隣接する二辺(図7にお
ける下側及び右側)の内側に沿って突起36・36が設
けられている。本実施例では前記凹部35の一辺に対し
一つの突起36を設けているが、これに限定されるもの
でなく、一辺に対し二個以上の複数であっても構わな
い。
【0020】上述の如く設けられた凹部35の突起36
・36の無い二辺(図7における上側と左側)にタイル
を合わせて位置を定め、図8に示す如く、タイル2を鉢
1の外周面1aに押圧すると、タイル2に突起36・3
6が当接し、該突起36・36はその弾発性により凹部
35の外側へ向かって撓む。従って、タイル2の四辺の
うち隣接する二辺が目印34に当接し、残りの二辺は突
起36・36に当接している。即ち、突起36・36の
弾発性によりタイル2は目印34に当接する二辺に向か
って付勢されることで鉢1の外周面1aにある凹部35
に保持されるのである。そして、タイル2・2・・・を
貼り終えると、図9に示す如く、目印34及び突起36
・36・・・のある各タイル間に目地剤37を流し込ん
で目地を形成すると、 外観の良い目地を作ることがで
きる。
【0021】上述の如く、鉢1の外周面1aにタイル2
・2・・・を貼設するための目印34を設けることで、
個々のタイル2・2・・・に接着剤を塗布せずともタイ
ル2・2・・・は所望の位置に固定され、そして、目印
34と突起36・36・・・によってタイル2・2・・
・が傾いて取り付けられたり、タイル2・2・・・の列
が曲がったりすることなく、美しく且つ簡易にタイル2
・2・・・を鉢1の外周面1aに貼設することができる
のである。
【0022】次に、タイル装飾鉢の第三実施例について
説明する。図10に示す如く、プラスチック等の合成樹
脂によって網状の筒体21を形成し、該筒体21の網目
21aにタイル2・2・・・を嵌め込み、或いは、タイ
ル2・2・・・の周囲に接着剤22を貼設して網桟21
bに貼設している。但し、嵌め込む方向は表面側からで
も、裏側からでもよく限定しない。
【0023】こうして、タイル装飾鉢20が完成し、該
タイル装飾鉢20を植木鉢カバーとして使用し植木鉢を
収納することができる。また、この完成したタイル装飾
鉢20を筒体23に外嵌して補強することもできる。な
お、筒体21はタイルの形に合わせて打ち抜いて加工し
たり、或いは、射出成形時に網目21aを形成したりす
ることもでき、筒体21の製作が簡単に行えるようにし
ている。
【0024】次に、タイル装飾鉢の第四実施例について
説明する。図11に示す如く、従来のタイル30は、陶
磁器で構成した場合、タイル素地を成形して釉薬の塗布
される等の装飾が施されてタイルの表面となるタイル表
面部31と、該タイル装飾部の基盤となるタイル基部3
2とで構成されている。そして、タイル基部32の下面
に接着剤等を塗布して被装飾物である鉢1へ張り付ける
のである。十分に接着が完了した後に、「目地込み作
業」が為されて、各タイル間の目地の上からモルタル等
の目地剤を充填し、乾燥後水洗いをして、布で磨き上げ
ている。従って、前記タイル基部は目地剤の中に隠れて
しまう。
【0025】上述の従来のタイル30に対し、本第三実
施例に係るタイル40は、図12に示す如く、従来のタ
イル30におけるタイル基部32を除いたタイル表面部
31のみで構成されている。即ち、図13に示す如く、
タイル表面部のみで構成されたタイル40・40・・・
の下面に接着剤7を塗布して、タイル装飾鉢4となる鉢
1の外周面1aに目地分の間隔41・41・・・をあけ
て張り付けていくのである。
【0026】前記タイル40・40・・・は陶磁器では
表面のみ取り出すことは難しいので、例えば、プラスチ
ック等の樹脂素材で構成されたり、ガラス質の素材のみ
で構成される。そして、タイル40・40・・・の表面
となる部分に模様を施したり、アクリル樹脂等を塗布し
たりして、タイル40・40・・・表面に意匠を施して
いる。また、タイル40・40・・・の形にも拘らず、
四角であったり丸であったりしても構わない。様々な形
状のタイルを組み合わせて模様を作ることができる。
【0027】前記タイル40・40・・・を固着する鉢
1の外周面1aには予め表面となるように、色や模様が
付けられて装飾が施されており、該外周面1aに間に目
地分の間隔41・41・・・を設けてタイル40・40
・・・を直接貼り付けることで、目地込み作業を省略し
ても、美しいタイル張りが施される。即ち、従来目地剤
によってタイルとタイルの間が埋められ該目地剤が各タ
イル間に露出しているが、目地剤を用いないので鉢1の
外周面1aが露出することになる。また、目地込み作業
以後の洗浄や研磨等の作業も省略できるので、手軽であ
って、費用や手間を要せず美しいタイル張り装飾を施す
ことができるのである。
【0028】また、図14及び図15に示す如く、鉢1
の外周面1aのタイルを貼設する場所に意匠に合わせた
凹部19bを成形し、上述のタイル表面部のみで構成さ
れたタイル40・40・・・を凹部19bに嵌め込むべ
く構成することもできる。そして、鉢1の外周面1aの
凹部19b以外で目地19aを形成している。上述の如
く鉢1の外周面1aに凹部19bを設けることで、タイ
ル40・40・・・の貼設位置の目安となり、タイル4
0・40・・・がガイドされ、並んだタイル40・40
・・・の列が歪んだりせず目地19aの幅が一定となる
ので、簡易にタイル40・40・・・を美しく貼設する
ことができる。また、貼設されたタイル40・40・・
・が形成する内輪より目地が形成する外輪が外側にある
ので、タイル40・40・・・が鉢1の外周面1aより
剥落することを防止している。
【0029】次に、タイル装飾鉢の第五実施例について
説明する。前記第四実施例と同じく、本第五実施例にお
いて示すタイル12には図11に示す従来のタイル30
に存在するタイル基部32が存在しない。代わりに、タ
イル本体13の裏面に複数の係合脚14が設けられてい
る。
【0030】前記タイル12の表面部13の裏面に設け
られた係合脚14は、図16に示す如く、断面視L字型
であって、その先端に強固に固着するよう爪が設けられ
ている。また、図17に示す如く、爪のない係合脚14
aであっても構わない。また、図18に示す如く、係合
脚14は背面視において扇形状であって、該係合脚14
が筒を形成すべく環状に並設されている。そして、本実
施例に係る係合脚14は合成樹脂素材を成形したもので
あって、幾分の弾発性を有する。なお、本実施例におい
て係合脚14の数は三つであるが、数は限定しない。
【0031】一方、被装飾体である鉢1の外周面1aは
予め表面となっても良いよう装飾されていて、更に、図
19及び図20に示すような、前記タイル12の係合脚
14・14・14を嵌め込むための複数の係合孔15・
15・・・が被装飾体の装飾すべき範囲にレイアウトに
沿って設けられている。従って、本実施例に示すレイア
ウトに拘るものではなく、施す意匠によって前記係合孔
15・15・・・の位置や構成等は適宜変更される。そ
して、該係合孔15の外周面に係合孔15外周から内側
に向かって係合凸部15bが設けられて、係合孔15は
表面側が小径の二本の円柱がくりぬかれたような形状と
なっている。
【0032】上述の如く構成されたタイル12及び鉢1
において、前記係合脚14が雄部材、係合孔15が雌部
材となって、簡易なスナップを構成している。従って、
図21に示す如く、タイル12を係合孔15に合わせて
押圧するだけで、該タイル12の係合脚14・14・・
・が係合孔15に係合して、鉢1の外周面1aにタイル
12を装飾することができる。係合孔15にタイル12
の係合脚14を嵌めるときは、タイル12裏面に環状に
並んだ係合脚14が円周を小さくする方へ撓んで係合孔
15に嵌入し、そして、係合脚14の弾発性により該係
合脚14が元の形状に戻ると、係合孔15の係合凸部1
5bによって係合脚14に抜け止めが為される。また、
前記係合脚14に爪が設けられている場合には、該係合
脚14は更に強固に係合孔15内に固定される。
【0033】上述の如くタイル12・12・・・を鉢1
の外周面1aに設けられた係合孔15・15・・・に嵌
め込むことで、接着剤を使わずにタイル12・12・・
・を固着するため、接着剤が不本意な箇所に付着して製
品を汚すことがなく、予めタイル12・12・・・を貼
り付ける場所にタイル12・12・・・の係合孔15・
15・・・が設けられているため、タイル12・12・
・・を整列して美しく並べることができる。
【0034】次に、タイル装飾鉢の第六実施例について
説明する。図22及び図23に示す如く、前記第五実施
例と同じく、本第六実施例において示すタイル17には
図11に示す従来のタイル30に存在するタイル基部3
2が存在しない。そして、タイル本体17aの裏面に複
数の係合爪17b・17bが設けられている。該係合爪
17b・17bはタイルの裏面の略対角線上に位置し
て、タイル17に一体成形されている。
【0035】一方、前述のタイル17を貼設する鉢1の
外周面1aには、図24及び図25に示す如く、鉢1外
側に向かって凸部が成形されて最内段24a、中間段2
4b、最外段24cが形成されている。前記最内段24
cには前記係合爪17b・17b・・・と係合する係合
突起18・18・・・が該係合爪17b・17b・・・
に対応する位置に設けられている。従って、前記係合爪
17b・17b・・・が雄部材、係合突起18・18・
・・が雌部材となって、簡易なスナップを構成してい
る。そして、タイル17・17・・・を貼設したときに
中間段24bはタイル本体17a・17a・・・の裏面
が接し、最外段24aは目地となる部分である。
【0036】上述の如く形成されたタイル17を、鉢1
の外周面1aに設けられた中間段24bが形成する凹部
に合わせ、外周面1aに向かってタイル17を押圧する
と、タイル17裏面の係合爪17b・17bが鉢1の外
周面1aの係合突起18・18と係合することでタイル
17が鉢1の外周面1aに固定される。従って、接着剤
を使わずにタイル17・17・・・を固着するため、接
着剤が不本意な箇所に付着して製品を汚すことがなく、
予めタイル17・17・・・を貼り付ける場所にタイル
17・17・・・の係合突起18・18・・・が設けら
れているため、タイル17・17・・・を整列して美し
く並べることができる。さらに、目地となる最外段24
aがタイル17・17・・・の内輪より外側へ突出して
いるのでタイル17・17・・・を保護し、剥落を防止
すると共に、外観を良好にしている。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような顕著な効果を奏する。
【0038】即ち、請求項1に記載の如く、植木鉢また
は植木鉢カバーの鉢本体の外周面に目印を形成し、該目
印に合わせてタイルを貼設して構成することにより、本
体の外周にタイルを貼り付けるだけで、購入者の自由な
創作によりデザインが可能になり、さらにデザインの選
択肢を多くすることができる。また、タイルを貼り付け
る位置は、目印によって容易にわかり、ズレることがな
く、きれいに仕上げることができ、その貼り付け作業も
簡単に行うことができる。さらに、デザイン性及び創作
性の向上を図り、美的外観性を有するタイル装飾植木鉢
または植木鉢カバーを提供することができる。
【0039】請求項2に記載の如く、外周面をタイルで
装飾したタイル装飾鉢において、貼設するタイルを表層
部分のみで構成したので、目地込み作業を省略しても、
美しいタイル張りが施される。即ち、従来目地剤によっ
て埋められ該目地剤がタイル間に露出しているが、目地
剤を用いないので鉢1の外周面1aが露出することにな
る。また、目地込み作業以後の洗浄や研磨等の作業も省
略できるので、手軽であって、費用や手間を要せず美し
いタイル張り装飾を施すことができるのである。
【0040】請求項3に記載の如く、外周面をタイルで
装飾したタイル装飾鉢において、貼設するタイル裏面に
複数の係合脚を設け、鉢の外周面に係合孔を設けたの
で、該係合孔に合わせてタイルを押圧するだけで鉢にタ
イルが固定されるので、容易にタイルを鉢の外周面に貼
設することができ、目仕込み作業や該目地込み作業以後
の洗浄や研磨等の作業も省略できるので、手軽であっ
て、費用や手間を要せず美しいタイル張り装飾を施すこ
とができるのである。
【0041】請求項4に記載の如く、タイル装飾鉢にお
いて、鉢の内側底部に複数の凸部を設け、該凸部に段を
形成したので、該タイル装飾鉢に内挿する植木鉢の底面
径に多少の大小が合っても、植木鉢は安定して該タイル
装飾鉢の略中央に位置し、見栄えが良好になるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】タイル装飾の植木鉢の基本構成図である。
【図2】同じく側面断面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】タイルで意匠を施す実施例を表した図である。
【図5】外周面に目印をつけた鉢本体の部分平面図であ
る。
【図6】外周面に目地を施した鉢本体の部分平面図であ
る。
【図7】第二実施例に係るタイルを貼設した鉢の外周面
を示す図である。
【図8】同じくタイルを貼設した鉢の外周面を示す断面
図である。
【図9】同じく目地込み作業を施した鉢の外周面を示す
断面図である。
【図10】第三実施例に係る網状枠でタイル装飾の鉢を
製作する状態を示す斜視図である。
【図11】従来のタイルを示す側面図である。
【図12】第四実施例に係るタイルの側面図である。
【図13】同じくタイルを貼設した鉢の外周面を示す図
である。
【図14】同じくタイルを貼設する鉢の外周面の別形態
を示す図である。
【図15】図14に示す鉢の外周面の断面図である。
【図16】第五実施例に係るタイルの側断面図である。
【図17】同じくタイルの別形態を示す側断面図であ
る。
【図18】同じくタイルの背面図である。
【図19】同じく鉢外周面に設けられた係合孔を示す斜
視一部断面図である。
【図20】同じく係合孔を示す側断面図である。
【図21】同じくタイルを貼設した鉢の外周面を示す図
である。
【図22】第六実施例に係るタイルの側面図である。
【図23】同じくタイルの斜視図である。
【図24】同じくタイルを貼設する鉢の外周面を示す斜
視一部断面図である。
【図25】同じくタイルを貼設する鉢の外周面を示す断
面図である。
【図26】同じくタイルを貼設した鉢の外周面を示す図
である。
【符号の説明】
1 鉢 1a 外周面 2・12・17・40 タイル 3 目地 4 タイル装飾鉢 14 係合脚 15 係合孔 16 鉢固定部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植木鉢または植木鉢カバーの本体の外周
    面に目印を形成し、該目印に合わせてタイルを貼設して
    構成したことを特徴とするタイル装飾鉢。
  2. 【請求項2】 外周面をタイルで装飾したタイル装飾鉢
    において、貼設するタイルを表層部分のみで構成したこ
    とを特徴とするタイル装飾鉢。
  3. 【請求項3】 前記貼設するタイル裏面に複数の係合脚
    を設け、鉢の外周面に係合孔を設けたことを特徴とする
    請求項2に記載のタイル装飾鉢。
  4. 【請求項4】 タイル装飾鉢において、鉢の内側底部に
    複数の凸部を設け、該凸部に段を形成したことを特徴と
    するタイル装飾鉢。
JP2000384344A 2000-02-16 2000-12-18 タイル装飾鉢 Pending JP2001299097A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008131936A (ja) * 2006-10-30 2008-06-12 Fuji Seal International Inc 植木鉢カバー、植木鉢、植木鉢カバーの製造方法、及び植木鉢カバー作製用キット
JP2019130284A (ja) * 2018-09-19 2019-08-08 那須 正和 植栽容器カバー
JP2022549756A (ja) * 2019-09-27 2022-11-29 ジョン,ヒョチャン 水耕栽培ブロック

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