JP2001298398A - 携帯電話の通話品質監視装置 - Google Patents
携帯電話の通話品質監視装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来人手で行っていたＣＤＭＡ方式の通話品質
を左右する信号強度の時間変化を２４時間体制で自動的
に監視できるようにする 【解決手段】携帯電話機１１の測定データを読み出して
内部メモリに保存する測定データ取得手段１１０と、携
帯電話機１１を待ち受け状態と通話状態に切り換える通
話状態切換手段１２０と、内部メモリに保存した測定デ
ータを時間別に集計する測定データ集計手段１３０と、
集計した測定データを携帯電話機１１を介してセンタ装
置５に送信する測定データ送信手段１４０を備える
を左右する信号強度の時間変化を２４時間体制で自動的
に監視できるようにする 【解決手段】携帯電話機１１の測定データを読み出して
内部メモリに保存する測定データ取得手段１１０と、携
帯電話機１１を待ち受け状態と通話状態に切り換える通
話状態切換手段１２０と、内部メモリに保存した測定デ
ータを時間別に集計する測定データ集計手段１３０と、
集計した測定データを携帯電話機１１を介してセンタ装
置５に送信する測定データ送信手段１４０を備える
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＣＤＭＡ（Code D
ivision Multiple Access）方式の携帯電話機に付加さ
れた信号強度測定機能を利用してサービスエリア内の通
話品質を監視する装置に関する。
ivision Multiple Access）方式の携帯電話機に付加さ
れた信号強度測定機能を利用してサービスエリア内の通
話品質を監視する装置に関する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】ＣＤＭＡ方式の特徴は
チャネル容量（利用者数）が大きいことにあるが、利用
者数とＳ／Ｎ比は反比例し、通話品質（Ｓ／Ｎ比）を上
げると利用者数が減り、通話品質を落とせば利用者数を
増やすことができる。通常は、通話品質を保証するのに
６ｄＢ程度のＳ／Ｎ比に設定する。また、ＣＤＭＡ方式
は隣接セルでも同じ周波数帯を使用するので、周辺セル
からの干渉電力が増えると、その分チャネル容量も減少
する。
チャネル容量（利用者数）が大きいことにあるが、利用
者数とＳ／Ｎ比は反比例し、通話品質（Ｓ／Ｎ比）を上
げると利用者数が減り、通話品質を落とせば利用者数を
増やすことができる。通常は、通話品質を保証するのに
６ｄＢ程度のＳ／Ｎ比に設定する。また、ＣＤＭＡ方式
は隣接セルでも同じ周波数帯を使用するので、周辺セル
からの干渉電力が増えると、その分チャネル容量も減少
する。
【０００３】利用者数や干渉電力は時間帯によって大き
く変動するので、ＣＤＭＡ方式の通話品質を保証するに
は、多くの測定機を高密度に配置して２４時間体制で基
地局の信号強度や周辺セルの干渉電力を測定し、信号強
度に応じて基地局の配置や、アンテナの高さ、送信パワ
ーなどをきめ細かく調整する必要がある。
く変動するので、ＣＤＭＡ方式の通話品質を保証するに
は、多くの測定機を高密度に配置して２４時間体制で基
地局の信号強度や周辺セルの干渉電力を測定し、信号強
度に応じて基地局の配置や、アンテナの高さ、送信パワ
ーなどをきめ細かく調整する必要がある。
【０００４】一方、ＣＤＭＡ方式は移動局が複数の基地
局と交信するため、基地局の近くにいる移動局と、遠く
にいる移動局が同じ電力を送信した場合、基地局での受
信電力に非常に大きな差があるため、遠い移動局から受
信した希望信号に干渉する近い移動局からの非希望信号
を排除するのに非常に大きな処理利得を必要とする。こ
のため、基地局での受信電力が同じになるように、移動
局が基地局からの信号強度を測定し、信号強度に反比例
する送信電力を出力するように送信電力制御を行ってい
る。そのため、ＣＤＭＡ方式の携帯電話機には、基地局
と周辺セルからの信号強度を自動的に測定する機能が付
加されており、これらの測定データはインタフェースコ
ネクタを介してコマンドで取り出すことができる。
局と交信するため、基地局の近くにいる移動局と、遠く
にいる移動局が同じ電力を送信した場合、基地局での受
信電力に非常に大きな差があるため、遠い移動局から受
信した希望信号に干渉する近い移動局からの非希望信号
を排除するのに非常に大きな処理利得を必要とする。こ
のため、基地局での受信電力が同じになるように、移動
局が基地局からの信号強度を測定し、信号強度に反比例
する送信電力を出力するように送信電力制御を行ってい
る。そのため、ＣＤＭＡ方式の携帯電話機には、基地局
と周辺セルからの信号強度を自動的に測定する機能が付
加されており、これらの測定データはインタフェースコ
ネクタを介してコマンドで取り出すことができる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、携帯電
話機の信号強度測定機能を利用して、従来人手で行って
いた監視業務を自動化することにより、ＣＤＭＡ方式の
通話品質を左右する信号強度の時間変化を２４時間体制
で監視できるようにすることを目的になされたものであ
る。
話機の信号強度測定機能を利用して、従来人手で行って
いた監視業務を自動化することにより、ＣＤＭＡ方式の
通話品質を左右する信号強度の時間変化を２４時間体制
で監視できるようにすることを目的になされたものであ
る。
【０００６】かかる目的を達成するために、本発明は以
下のように構成した。すなわち、請求項１の発明は、複
数の信号強度測定機能を有する携帯電話機をサービスエ
リア内の任意の定点に配置し、この携帯電話機に移動通
信回線を介してセンタの監視装置を接続すると共に、こ
の携帯電話機に制御装置を接続し、この制御装置に、前
記携帯電話機の測定データを読み出して保存する測定デ
ータ取得手段と、取得した測定データを前記携帯電話機
を介してセンタの監視装置に所定の伝送方式で送信する
測定データ送信手段と、を備え、前記監視装置には、前
記携帯電話機を介して送信された測定データを受信して
収集する測定データ収集手段と、収集した測定データに
基づいて通話品質を監視するための画面を編集して表示
する通話品質監視画面表示手段と、を備え、実際の携帯
電話機が測定したデータを収集して通話品質を監視する
ことを特徴とする携帯電話の通話品質監視装置である。
下のように構成した。すなわち、請求項１の発明は、複
数の信号強度測定機能を有する携帯電話機をサービスエ
リア内の任意の定点に配置し、この携帯電話機に移動通
信回線を介してセンタの監視装置を接続すると共に、こ
の携帯電話機に制御装置を接続し、この制御装置に、前
記携帯電話機の測定データを読み出して保存する測定デ
ータ取得手段と、取得した測定データを前記携帯電話機
を介してセンタの監視装置に所定の伝送方式で送信する
測定データ送信手段と、を備え、前記監視装置には、前
記携帯電話機を介して送信された測定データを受信して
収集する測定データ収集手段と、収集した測定データに
基づいて通話品質を監視するための画面を編集して表示
する通話品質監視画面表示手段と、を備え、実際の携帯
電話機が測定したデータを収集して通話品質を監視する
ことを特徴とする携帯電話の通話品質監視装置である。
【０００７】請求項２の発明は、複数の信号強度測定機
能を有する携帯電話機をサービスエリア内の任意の定点
に配置し、この携帯電話機に移動通信回線を介してセン
タの監視装置を接続すると共に、この携帯電話機に制御
装置を接続し、この制御装置に、前記携帯電話機の測定
データを読み出して保存する測定データ取得手段と、前
記携帯電話機を待ち受け状態と通話状態に切り換える通
話状態切換手段と、取得した測定データを前記携帯電話
機を介してセンタの監視装置に所定の伝送方式で送信す
る測定データ送信手段と、を備え、前記監視装置には、
前記携帯電話機を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段と、収集した測定データ
に基づいて通話品質を監視するための画面を編集して表
示する通話品質監視画面表示手段と、を備え、前記携帯
電話機が待ち受け状態と通話状態の両方の状態で測定し
たデータを収集して通話品質を監視することを特徴とす
る携帯電話の通話品質監視装置である。
能を有する携帯電話機をサービスエリア内の任意の定点
に配置し、この携帯電話機に移動通信回線を介してセン
タの監視装置を接続すると共に、この携帯電話機に制御
装置を接続し、この制御装置に、前記携帯電話機の測定
データを読み出して保存する測定データ取得手段と、前
記携帯電話機を待ち受け状態と通話状態に切り換える通
話状態切換手段と、取得した測定データを前記携帯電話
機を介してセンタの監視装置に所定の伝送方式で送信す
る測定データ送信手段と、を備え、前記監視装置には、
前記携帯電話機を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段と、収集した測定データ
に基づいて通話品質を監視するための画面を編集して表
示する通話品質監視画面表示手段と、を備え、前記携帯
電話機が待ち受け状態と通話状態の両方の状態で測定し
たデータを収集して通話品質を監視することを特徴とす
る携帯電話の通話品質監視装置である。
【０００８】請求項３の発明は、複数の信号強度測定機
能を有する携帯電話機をサービスエリア内の任意の定点
に配置し、この携帯電話機に移動通信回線を介してセン
タの監視装置を接続すると共に、この携帯電話機に制御
装置を接続し、この制御装置に、前記携帯電話機の測定
データを読み出して保存する測定データ取得手段と、取
得した測定データを時間別に集計する測定データ集計手
段と、ＰＮ番号の出現回数をカウントする出現回数カウ
ント手段と、集計した測定データを前記携帯電話機を介
してセンタの監視装置に所定の伝送方式で送信する測定
データ送信手段と、を備え、前記監視装置には、前記携
帯電話機を介して送信された測定データを受信して収集
する測定データ収集手段と、収集した測定データに基づ
いて通話品質を監視するための画面を編集して表示する
通話品質監視画面表示手段と、を備え、時間別の集計デ
ータと共にＰＮ番号の出現回数を収集して通話品質を監
視することを特徴とする携帯電話の通話品質監視装置で
ある。
能を有する携帯電話機をサービスエリア内の任意の定点
に配置し、この携帯電話機に移動通信回線を介してセン
タの監視装置を接続すると共に、この携帯電話機に制御
装置を接続し、この制御装置に、前記携帯電話機の測定
データを読み出して保存する測定データ取得手段と、取
得した測定データを時間別に集計する測定データ集計手
段と、ＰＮ番号の出現回数をカウントする出現回数カウ
ント手段と、集計した測定データを前記携帯電話機を介
してセンタの監視装置に所定の伝送方式で送信する測定
データ送信手段と、を備え、前記監視装置には、前記携
帯電話機を介して送信された測定データを受信して収集
する測定データ収集手段と、収集した測定データに基づ
いて通話品質を監視するための画面を編集して表示する
通話品質監視画面表示手段と、を備え、時間別の集計デ
ータと共にＰＮ番号の出現回数を収集して通話品質を監
視することを特徴とする携帯電話の通話品質監視装置で
ある。
【０００９】請求項４の発明は、前記伝送方式をＤＴＭ
Ｆ信号伝送方式とする請求項１または２または３記載の
携帯電話の通話品質監視装置である。
Ｆ信号伝送方式とする請求項１または２または３記載の
携帯電話の通話品質監視装置である。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図１に、本発明を実施した
携帯電話の通話品質監視装置の構成図を示す。通話品質
監視装置は、複数の測定端末１を基地局２と無線回線制
御局３と移動通信交換局４を介してセンタ装置５に接続
する。測定端末（携帯電話）１は、基地局２のサービス
エリア内に設定した任意の定点に配置し、基地局２との
間をエアインタフェースで接続する。サービスエリア内
に設置する定点は、固定でなく移動可能に設置してもよ
い。無線回線制御局３は、複数の基地局２と有線などで
接続し、複数のセルで構成する無線ゾーンを統括し、無
線回線の接続に関する制御を行う。また、ハンドオーバ
などセル間の移動に伴う制御を行う。移動通信交換局４
は、複数の無線回線制御局３と接続し、移動局との交換
を行うと共に、公衆網との接続を行う。また、移動局の
位置登録管理などを行う。
施の形態について説明する。図１に、本発明を実施した
携帯電話の通話品質監視装置の構成図を示す。通話品質
監視装置は、複数の測定端末１を基地局２と無線回線制
御局３と移動通信交換局４を介してセンタ装置５に接続
する。測定端末（携帯電話）１は、基地局２のサービス
エリア内に設定した任意の定点に配置し、基地局２との
間をエアインタフェースで接続する。サービスエリア内
に設置する定点は、固定でなく移動可能に設置してもよ
い。無線回線制御局３は、複数の基地局２と有線などで
接続し、複数のセルで構成する無線ゾーンを統括し、無
線回線の接続に関する制御を行う。また、ハンドオーバ
などセル間の移動に伴う制御を行う。移動通信交換局４
は、複数の無線回線制御局３と接続し、移動局との交換
を行うと共に、公衆網との接続を行う。また、移動局の
位置登録管理などを行う。
【００１１】測定端末１は、ＣＤＭＡ方式の携帯電話機
１１のインタフェースコネクタ１２にＲＳ−２３２Ｃケ
ーブル１３を介して制御装置１４を接続する。制御装置
１４は、電源とタイマを内蔵し、ＣＰＵのデータバスに
メモリとＩ／Ｏポートを接続して携帯電話機１１とのデ
ータ交換を制御する。
１１のインタフェースコネクタ１２にＲＳ−２３２Ｃケ
ーブル１３を介して制御装置１４を接続する。制御装置
１４は、電源とタイマを内蔵し、ＣＰＵのデータバスに
メモリとＩ／Ｏポートを接続して携帯電話機１１とのデ
ータ交換を制御する。
【００１２】図２に、制御装置１４の機能ブロック図を
示す。制御装置１４は、携帯電話機１１の測定データを
読み出して内部メモリに保存する測定データ取得手段１
１０と、携帯電話機１１を待ち受け状態と通話状態に切
り換える通話状態切換手段１２０と、内部メモリに保存
した測定データを時間別に集計する測定データ集計手段
１３０と、集計した測定データを携帯電話機１１を介し
てセンタ装置５に送信する測定データ送信手段１４０を
備える。
示す。制御装置１４は、携帯電話機１１の測定データを
読み出して内部メモリに保存する測定データ取得手段１
１０と、携帯電話機１１を待ち受け状態と通話状態に切
り換える通話状態切換手段１２０と、内部メモリに保存
した測定データを時間別に集計する測定データ集計手段
１３０と、集計した測定データを携帯電話機１１を介し
てセンタ装置５に送信する測定データ送信手段１４０を
備える。
【００１３】測定データ取得手段１１０は、制御装置１
４の電源オンによって起動され（このとき５７分タイマ
をスタートさせる）、携帯電話機１１に要求コマンドを
発行して測定データを読み出し、１時間単位に２４時間
分の測定データを内部メモリに保存する。測定データ
は、Ｔｘ（送信パワー）、Ｒｘ（受信パワー）、ＦＥＲ
（フレームエラーレート）、Ｅｃ／Ｉｏ（信号対雑音
比）の各モニタ項目を取得する。Ｅｃ／Ｉｏは、Activ
e、 Candidate、 Neighborの区分とＰＮ番号（基地局２
の識別番号）を付加する。これらの測定データは、約３
秒間隔で連続的に携帯電話機１１から送出される。
４の電源オンによって起動され（このとき５７分タイマ
をスタートさせる）、携帯電話機１１に要求コマンドを
発行して測定データを読み出し、１時間単位に２４時間
分の測定データを内部メモリに保存する。測定データ
は、Ｔｘ（送信パワー）、Ｒｘ（受信パワー）、ＦＥＲ
（フレームエラーレート）、Ｅｃ／Ｉｏ（信号対雑音
比）の各モニタ項目を取得する。Ｅｃ／Ｉｏは、Activ
e、 Candidate、 Neighborの区分とＰＮ番号（基地局２
の識別番号）を付加する。これらの測定データは、約３
秒間隔で連続的に携帯電話機１１から送出される。
【００１４】通話状態切換手段１２０は、５７分タイマ
がタイムアップしたとき起動され、携帯電話機１１にオ
フ・フック・コマンドを発行した後、１１７（時報案
内）へダイヤル送信して携帯電話機１１を通話状態にす
る。そして、３分経過後にオン・フック・コマンドを発
行して回線を切断し、待ち受け状態に復帰する。これに
より、携帯電話機１１を５７分間の待ち受け状態と３分
間の通話状態に切り換え、それぞれの状態における測定
データを取得して別々に内部メモリに保存する。
がタイムアップしたとき起動され、携帯電話機１１にオ
フ・フック・コマンドを発行した後、１１７（時報案
内）へダイヤル送信して携帯電話機１１を通話状態にす
る。そして、３分経過後にオン・フック・コマンドを発
行して回線を切断し、待ち受け状態に復帰する。これに
より、携帯電話機１１を５７分間の待ち受け状態と３分
間の通話状態に切り換え、それぞれの状態における測定
データを取得して別々に内部メモリに保存する。
【００１５】測定データ集計手段１３０は、１時間単位
に待ち受け・通話状態別に内部メモリに保存した測定デ
ータをモニタ項目別に集計してそれぞれの最大値、最小
値、平均値を求める。また、Ｅｃ／Ｉｏに関しては、Ac
tive、Candidate、Neighborの区分別にＰＮ番号の出現
回数をカウントする。
に待ち受け・通話状態別に内部メモリに保存した測定デ
ータをモニタ項目別に集計してそれぞれの最大値、最小
値、平均値を求める。また、Ｅｃ／Ｉｏに関しては、Ac
tive、Candidate、Neighborの区分別にＰＮ番号の出現
回数をカウントする。
【００１６】測定データ送信手段１４０は、センタ装置
５から携帯電話機１１への発呼着信によって起動され、
測定データの読み出しを中断して測定データ集計手段１
３０が集計した１時間単位のモニタ項目別、待ち受け・
通話状態別の最大値、最小値、平均値をセンタ装置５に
送信する。Ｅｃ／Ｉｏに関しては、Active、Candidat
e、Neighborの区分別に出現回数の多いＰＮ番号順に集
計データを送信する。集計データは、１０進数に変換し
た後、複数の帯域内周波数の正弦波信号を組み合わせて
選択信号（０〜９、♯、＊のプッシュホン信号）を表現
するＤＴＭＦ信号に変換してセンタ装置５に送信する。
携帯電話機１１からＤＴＭＦ信号を送信するときは、携
帯電話機１１のイヤホンジャックにイヤホンプラグを挿
入する。これにより、通話回線に混入する雑音などの音
声信号をカットできる。
５から携帯電話機１１への発呼着信によって起動され、
測定データの読み出しを中断して測定データ集計手段１
３０が集計した１時間単位のモニタ項目別、待ち受け・
通話状態別の最大値、最小値、平均値をセンタ装置５に
送信する。Ｅｃ／Ｉｏに関しては、Active、Candidat
e、Neighborの区分別に出現回数の多いＰＮ番号順に集
計データを送信する。集計データは、１０進数に変換し
た後、複数の帯域内周波数の正弦波信号を組み合わせて
選択信号（０〜９、♯、＊のプッシュホン信号）を表現
するＤＴＭＦ信号に変換してセンタ装置５に送信する。
携帯電話機１１からＤＴＭＦ信号を送信するときは、携
帯電話機１１のイヤホンジャックにイヤホンプラグを挿
入する。これにより、通話回線に混入する雑音などの音
声信号をカットできる。
【００１７】センタ装置５は、パソコン５１にＲＳ−２
３２Ｃケーブル５２を介してインタフェースユニット５
３を接続する。インタフェースユニット５３は、ＤＴＭ
Ｆレシーバを内蔵し、ＣＰＵのデータバスにメモリとＩ
／Ｏポートを接続してパソコン５１とのデータ交換を制
御する。
３２Ｃケーブル５２を介してインタフェースユニット５
３を接続する。インタフェースユニット５３は、ＤＴＭ
Ｆレシーバを内蔵し、ＣＰＵのデータバスにメモリとＩ
／Ｏポートを接続してパソコン５１とのデータ交換を制
御する。
【００１８】図３に、インタフェースユニット５３の機
能ブロック図を示す。インタフェースユニット５３は、
携帯電話機１１を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段２１０と、収集した測定
データをパソコン５１に送出する測定データ送出手段２
２０を備える。測定データ収集手段２１０は、パソコン
５１からのダイヤル要求によって起動され、ＤＴＭＦレ
シーバを通して携帯電話機１１の電話番号を順番にダイ
ヤル送信し、ＤＴＭＦ信号の測定データをＤＴＭＦレシ
ーバで受信して復号し、１０進データを１６進データに
変換して内部メモリに保存する。ダイヤル送信は複数回
線同時に行い、複数の携帯電話機１１をポーリングしな
がら順番にアクセスする。
能ブロック図を示す。インタフェースユニット５３は、
携帯電話機１１を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段２１０と、収集した測定
データをパソコン５１に送出する測定データ送出手段２
２０を備える。測定データ収集手段２１０は、パソコン
５１からのダイヤル要求によって起動され、ＤＴＭＦレ
シーバを通して携帯電話機１１の電話番号を順番にダイ
ヤル送信し、ＤＴＭＦ信号の測定データをＤＴＭＦレシ
ーバで受信して復号し、１０進データを１６進データに
変換して内部メモリに保存する。ダイヤル送信は複数回
線同時に行い、複数の携帯電話機１１をポーリングしな
がら順番にアクセスする。
【００１９】測定データ送出手段２２０は、パソコン５
１からのデータ取得要求によって起動され、測定データ
収集手段２１０が収集した測定データをパソコン５１に
送出する。パソコン５１は、収集した測定データをデー
タベースに蓄積すると共に、図４に示すように、グラフ
などに編集して通話品質監視画面を表示する。通話品質
監視画面には、モニタ項目別の１日２４時間の変化グラ
フ、週単位、月単位、年単位の変化グラフなどがある。
１からのデータ取得要求によって起動され、測定データ
収集手段２１０が収集した測定データをパソコン５１に
送出する。パソコン５１は、収集した測定データをデー
タベースに蓄積すると共に、図４に示すように、グラフ
などに編集して通話品質監視画面を表示する。通話品質
監視画面には、モニタ項目別の１日２４時間の変化グラ
フ、週単位、月単位、年単位の変化グラフなどがある。
【００２０】また、例えば、特定時間帯だけをピックア
ップして一定期間分のデータを表示したり、例えば、Ｒ
ｘとＦＥＲなど任意のモニタ項目の時間変化グラフを組
み合わせて表示したり、しきい値を指定して抽出した測
定データの時間変化グラフを表示することもできる。ま
た、画面地図上に測定端末１と基地局２を表示し、測定
端末１毎の信号強度を表示したり、測定端末１毎の異常
の有無を表示したり、測定端末１をクリックして最新の
測定データを表示することもできる。
ップして一定期間分のデータを表示したり、例えば、Ｒ
ｘとＦＥＲなど任意のモニタ項目の時間変化グラフを組
み合わせて表示したり、しきい値を指定して抽出した測
定データの時間変化グラフを表示することもできる。ま
た、画面地図上に測定端末１と基地局２を表示し、測定
端末１毎の信号強度を表示したり、測定端末１毎の異常
の有無を表示したり、測定端末１をクリックして最新の
測定データを表示することもできる。
【００２１】本発明を実施した通話品質監視装置は以上
のような構成で、サービスエリア内の監視したい場所に
測定端末１を設置し、この測定端末１に移動通信回線を
介してセンタ装置５を接続する。測定端末１は、５７分
毎に自動発呼して３分間の通話状態での測定データを取
得し、５７分間の待ち受け状態での測定データと合わせ
て１時間単位に集計して最大値、最小値、平均値を求め
る。センタ装置は、所定の時間間隔で測定端末１に発呼
し、ポーリングにより順番に１時間単位の集計データを
収集する。収集した集計データはデータベースに蓄積
し、グラフなどに編集して通話品質監視画面として表示
される。
のような構成で、サービスエリア内の監視したい場所に
測定端末１を設置し、この測定端末１に移動通信回線を
介してセンタ装置５を接続する。測定端末１は、５７分
毎に自動発呼して３分間の通話状態での測定データを取
得し、５７分間の待ち受け状態での測定データと合わせ
て１時間単位に集計して最大値、最小値、平均値を求め
る。センタ装置は、所定の時間間隔で測定端末１に発呼
し、ポーリングにより順番に１時間単位の集計データを
収集する。収集した集計データはデータベースに蓄積
し、グラフなどに編集して通話品質監視画面として表示
される。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通話品質
監視装置は、実際の携帯電話機が測定したデータを収集
して通話品質を監視するので、サービスエリア内に多数
設置する測定機に安価で信頼性の高い市販の携帯電話機
を使用するので、低コストで信頼性の高いシステムを構
築できる。また、実際と同じ測定データが得られるの
で、データの信頼性が高くなる。
監視装置は、実際の携帯電話機が測定したデータを収集
して通話品質を監視するので、サービスエリア内に多数
設置する測定機に安価で信頼性の高い市販の携帯電話機
を使用するので、低コストで信頼性の高いシステムを構
築できる。また、実際と同じ測定データが得られるの
で、データの信頼性が高くなる。
【００２３】また、本発明の通話品質監視装置は、携帯
電話機が待ち受け状態と通話状態の両方の状態で測定し
たデータを収集して通話品質を監視するので、待ち受け
時だけでなく、通話時の測定データも収集するので、リ
アルタイムの通話品質を知ることができる。
電話機が待ち受け状態と通話状態の両方の状態で測定し
たデータを収集して通話品質を監視するので、待ち受け
時だけでなく、通話時の測定データも収集するので、リ
アルタイムの通話品質を知ることができる。
【００２４】また、本発明の通話品質監視装置は、時間
別の集計データと共にＰＮ番号の出現回数を収集して通
話品質を監視するので、ＰＮ番号の出現回数からその場
所のチャネル利用率が分かり、時間帯で変化する利用者
数を的確に把握して、利用者数の集中による通話品質の
極端な劣化を未然に防止できるようになる。
別の集計データと共にＰＮ番号の出現回数を収集して通
話品質を監視するので、ＰＮ番号の出現回数からその場
所のチャネル利用率が分かり、時間帯で変化する利用者
数を的確に把握して、利用者数の集中による通話品質の
極端な劣化を未然に防止できるようになる。
【００２５】また、本発明の通話品質監視装置は、測定
データを携帯電話機を介してセンタの監視装置にＤＴＭ
Ｆ信号伝送方式で送信するので、携帯電話機以外に特別
な機器を必要とせず、簡単な伝送手順でデータを送信す
ることができる。
データを携帯電話機を介してセンタの監視装置にＤＴＭ
Ｆ信号伝送方式で送信するので、携帯電話機以外に特別
な機器を必要とせず、簡単な伝送手順でデータを送信す
ることができる。
【図１】 本発明を実施した携帯電話の通話品質監視装
置の構成図
置の構成図
【図２】 本発明を実施した制御装置の機能ブロック図
【図３】 本発明を実施したインタフェースユニットの
機能ブロック図
機能ブロック図
【図４】 本発明を実施した通話品質監視画面の表示例
【符号の説明】 １ 測定端末 １１ 携帯電話機 １２ インタフェースコネクタ １３ ＲＳ−２３２Ｃケーブル １４ 制御装置 ２ 基地局 ３ 無線回線制御局 ４ 移動通信交換局 ５ センタ装置 ５１ パソコン ５２ ＲＳ−２３２Ｃケーブル ５３ インタフェースユニット １１０ 測定データ取得手段 １２０ 通話状態切換手段 １３０ 測定データ集計手段 １４０ 測定データ送信手段 ２１０ 測定データ収集手段 ２２０ 測定データ送出手段
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K014 AA01 EA04 FA09 GA01 HA00 5K042 AA08 CA13 DA16 DA19 DA27 EA01 EA14 FA15 GA12 HA02 HA11 JA03 5K067 AA33 AA42 BB04 CC10 DD45 EE02 EE10 EE16 FF02 FF23 HH21 HH23 LL01 LL05 LL11
Claims (4)
- 【請求項１】 複数の信号強度測定機能を有する携帯電
話機をサービスエリア内の任意の定点に配置し、 この携帯電話機に移動通信回線を介してセンタの監視装
置を接続すると共に、 この携帯電話機に制御装置を接続し、 この制御装置に、 前記携帯電話機の測定データを読み出して保存する測定
データ取得手段と、 取得した測定データを前記携帯電話機を介してセンタの
監視装置に所定の伝送方式で送信する測定データ送信手
段と、を備え、 前記監視装置には、 前記携帯電話機を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段と、 収集した測定データに基づいて通話品質を監視するため
の画面を編集して表示する通話品質監視画面表示手段
と、を備え、 実際の携帯電話機が測定したデータを収集して通話品質
を監視することを特徴とする携帯電話の通話品質監視装
置。 - 【請求項２】 複数の信号強度測定機能を有する携帯電
話機をサービスエリア内の任意の定点に配置し、 この携帯電話機に移動通信回線を介してセンタの監視装
置を接続すると共に、 この携帯電話機に制御装置を接続し、 この制御装置に、 前記携帯電話機の測定データを読み出して保存する測定
データ取得手段と、 前記携帯電話機を待ち受け状態と通話状態に切り換える
通話状態切換手段と、 取得した測定データを前記携帯電話機を介してセンタの
監視装置に所定の伝送方式で送信する測定データ送信手
段と、を備え、 前記監視装置には、 前記携帯電話機を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段と、 収集した測定データに基づいて通話品質を監視するため
の画面を編集して表示する通話品質監視画面表示手段
と、を備え、 前記携帯電話機が待ち受け状態と通話状態の両方の状態
で測定したデータを収集して通話品質を監視することを
特徴とする携帯電話の通話品質監視装置。 - 【請求項３】 複数の信号強度測定機能を有する携帯電
話機をサービスエリア内の任意の定点に配置し、 この携帯電話機に移動通信回線を介してセンタの監視装
置を接続すると共に、 この携帯電話機に制御装置を接続し、 この制御装置に、 前記携帯電話機の測定データを読み出して保存する測定
データ取得手段と、 取得した測定データを時間別に集計する測定データ集計
手段と、 ＰＮ番号の出現回数をカウントする出現回数カウント手
段と、 集計した測定データを前記携帯電話機を介してセンタの
監視装置に所定の伝送方式で送信する測定データ送信手
段と、を備え、 前記監視装置には、 前記携帯電話機を介して送信された測定データを受信し
て収集する測定データ収集手段と、 収集した測定データに基づいて通話品質を監視するため
の画面を編集して表示する通話品質監視画面表示手段
と、を備え、 時間別の集計データと共にＰＮ番号の出現回数を収集し
て通話品質を監視することを特徴とする携帯電話の通話
品質監視装置。 - 【請求項４】 前記伝送方式をＤＴＭＦ信号伝送方式と
する請求項１、２または３に記載の携帯電話の通話品質
監視装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000112721A JP2001298398A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 携帯電話の通話品質監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000112721A JP2001298398A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 携帯電話の通話品質監視装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001298398A true JP2001298398A (ja) | 2001-10-26 |
Family
ID=18624834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000112721A Pending JP2001298398A (ja) | 2000-04-13 | 2000-04-13 | 携帯電話の通話品質監視装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001298398A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100756833B1 (ko) | 2005-08-05 | 2007-09-07 | 주식회사 케이티프리텔 | 이동통신 데이터의 품질 측정 방법 및 이를 위한 관리시스템 |
| JP2007312078A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 不法電波源探索方法および不法電波源探索システム |
| JP2010506509A (ja) * | 2006-10-06 | 2010-02-25 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおける電力測定のための方法および装置 |
| JP2017169003A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社富士通エフサス | 測定装置および測定方法 |
-
2000
- 2000-04-13 JP JP2000112721A patent/JP2001298398A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2007312078A (ja) * | 2006-05-18 | 2007-11-29 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 不法電波源探索方法および不法電波源探索システム |
| JP2010506509A (ja) * | 2006-10-06 | 2010-02-25 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおける電力測定のための方法および装置 |
| JP2017169003A (ja) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | 株式会社富士通エフサス | 測定装置および測定方法 |
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