JP2001297548A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2001297548A
JP2001297548A JP2000113876A JP2000113876A JP2001297548A JP 2001297548 A JP2001297548 A JP 2001297548A JP 2000113876 A JP2000113876 A JP 2000113876A JP 2000113876 A JP2000113876 A JP 2000113876A JP 2001297548 A JP2001297548 A JP 2001297548A
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ramp
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JP2000113876A
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Hiromichi Takami
博道 高見
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Toshiba Corp
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/22Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is out of operative position

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Abstract

(57)【要約】 【課題】摺動の際に摩耗粉を発生することのない磁気記
録再生装置を得る。 【解決手段】ASTM D638による引張り伸びが3
0%以上である材料をランプに用い、ランプとタブの接
触部から接触幅a/3離れたところのランプとタブの距
離cが0.0015aであるか、または接触幅aが10
ないし50μm、距離cが0.015μm以上である磁
気記録再生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロードアンロード
方式の磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロードアンロード式の磁気記録再生装置
では、非記録再生時に、ヘッドを磁気記録媒体の外側に
待避させるために、磁気記録媒体の配置される部分の外
側に、非記録再生時のヘッド待避機構として、ランプと
呼ばれる部材が設けられている。記録再生時には、ヘッ
ドはこのランプから磁気記録媒体上に移動し得る。
【0003】ヘッドはヘッド支持部材例えば板バネを用
いたサスペンションアッセンブリに搭載され、このサス
ペンションアッセンブリの先端には、タブと呼ばれる突
起が設けられており、ランプと接触して載置、及び摺動
可能となっている。
【0004】また、ランプは、非記録再生時には、この
タブを安定して載置し得、かつ記録再生時には、タブが
容易に摺動して磁気記録媒体上に移動し得るように設計
されている。その材質としては、主に樹脂が使用され
る。
【0005】しかしながら、タブが樹脂製のランプと摺
動すると、樹脂が削られて摩耗粉が発生し、磁気記録媒
体表面に摩耗粉が落ちるというという現象が起こってい
た。磁気記録媒体表面に落ちた摩耗粉は、ヘッドクラッ
シュを発生したり、記録再生の妨げとなるなどの問題を
生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
鑑みてなされたもので、非記録再生時には、ヘッド支持
部材を安定してランプに載置し得、記録再生時には、ヘ
ッド支持部材とランプとの接触部が容易に摺動して磁気
記録媒体上に移動し得、かつ摺動の際に摩耗粉を発生す
ることのない磁気記録再生装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気記録媒体
と、該磁気記録媒体に情報を記録再生する記録再生素子
を搭載したヘッドと、非記録再生時に、該ヘッドを該磁
気記録媒体の外側に待避させるためのランプとを具備
し、前記ランプは、ASTM D638による引張り伸
びが30%以上である材料を使用して形成されているこ
とを特徴とする磁気記録再生装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、磁気記録媒体と、磁気
記録媒体に情報を記録再生する記録再生素子を搭載した
ヘッドと、非記録再生時に、ヘッドを磁気記録媒体の外
側に待避させるためのランプとを含む構成を有するいわ
ゆるロードオンロード方式の磁気記録再生装置を提供す
るもので、上記構成において、ランプが、ASTM D
638による引張り伸びが30%以上である材料を使用
して形成されている。
【0009】引張り伸びは展性と相関のある特性で、引
張り伸びが大きいと、展性も大きくなる。展性の大きい
材料は、材料が圧力を受けたときに、材料の分子や原子
の配列が変わるのみで、分子間原子間の破断が起こり難
いために、材料が破壊されずに、薄く延びやすい性質を
有する。
【0010】本発明に使用されるランプは、展性が大き
いために、ヘッド支持部材とランプとの接触部が摺動す
る際に、接触部の材料が接触しない部分に適度に逃げて
変形し、接触部周囲に樹脂片を生じるため、樹脂がラン
プから削られ難くなり、摩耗粉の発生を防止することが
できる。
【0011】引張り伸びは好ましくは100%以下であ
り、100%を越えると、ランプ形状の変形が大きすぎ
て、ヘッド支持部材の保持、摺動に実用上支障がでる場
合があり、また、ランプをねじなどで固定している場合
には、ねじがゆるみやすくなる傾向がある。
【0012】図1ないし図3に、ヘッド支持部材先端に
設けられた突起と、展性の大きい材料を用いて形成され
たランプの接触部の様子を表すモデル図を各々示す。
【0013】また、比較として、図4ないし図6に、突
起と、展性の小さい材料を用いて形成されたランプの接
触部の様子を表すモデル図を各々示す。
【0014】図1及び図4は、摺動初期の接触部の様子
を表す図、図2及び図5は、摺動中期の接触部の様子を
表すモデル図、図3及び図6は、摺動後期の接触部の様
子を表すモデル図である。
【0015】図示するように、展性の大きい材料を用い
て形成されたランプを用いると、ヘッド支持部材先端に
設けられた突起8と、展性の大きい材料を用いて形成さ
れたランプ20との接触部は、摺動を繰り返すことによ
り、細かく分断されることなく接触部周囲に逃げて樹脂
片21を形成しながら次第に変形する。また、変形によ
り面圧も下がり、摩耗しにくくなる。
【0016】これに対し、展性の小さい材料を用いて形
成されたランプを用いると、ヘッド支持部材先端に設け
られた突起8とランプ30との接触部は、摺動を繰り返
すことにより接触部の材料が破壊されてランプ30から
削られ、摩耗粉となって磁気記録媒体上に落下する。
【0017】なお、図1ないし図6では、ランプの一部
の曲面と、突起表面のほぼ平面状の部分とが接触するモ
デル図を示したが、本発明は、特に接触部のランプと突
起の形状を限定するものではなく、ランプの接触部が平
面であっても、突起が湾曲していても良い。
【0018】本発明において、ランプ材料としては、好
ましくはポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキ
サイドがあげられる。
【0019】また、これらの材料は一括成形が可能なの
で、ランプの形成が容易である。
【0020】特に好ましいランプ材料はポリアセタール
である。
【0021】ポリアセタールは、金型転写性が良く、平
滑面が得られ、耐摩耗性が高く優れている。
【0022】ポリアセタール樹脂には、下記化学式
(1)に示すようなホモポリマー、下記化学式(2)に
示すようなコポリマーの2種類がある。
【0023】
【化1】
【0024】
【化2】
【0025】但し、上記化学式(1),(2)中、R
は、水素原子、メチル基、エチル基等である。
【0026】上述のランプ材料には、摺動特性を向上す
るために、種々の潤滑成分を添加することができる。こ
のような潤滑成分としては、例えばポリテトラフルオロ
エチレン、ポリフッ化ビニリデン、パーフルオロポリエ
ーテル、フォスファゼン系潤滑油、カルナバワックス、
ポリエチレンワックス等のワックス類、及び金属石鹸等
があげられる。
【0027】ランプは、寸法の狂いを防止するため、そ
の支持部を金属にすることもできる。
【0028】静電気を防止するために、ランプ材料にカ
ーボンを添加することができる。
【0029】また、本発明の第1の好ましい態様によれ
ば、磁気記録媒体と、磁気記録媒体に情報を記録再生す
る記録再生素子を搭載したヘッドと、ヘッドを支持する
サスペンションアッセンブリと、磁気記録媒体の外側に
設けられ、サスペンションアッセンブリの一部と接触し
てこれを保持及び摺動可能なランプとを有する磁気記録
再生装置において、ランプが、ASTM D638によ
る引張り伸びが30%以上である材料を使用して形成さ
れ、ランプと、サスペンションアッセンブリの一部との
接触部を、サスペンションアッセンブリの摺動方向に垂
直な断面から見て、その接触幅をa、接触部の端から距
離bだけ離れたサスペンションアッセンブリの一部上の
位置から垂直な方向のランプ表面との距離をcとしたと
き、下記式(1)及び(2)で表される関係を満足する
磁気記録再生装置が提供される。
【0030】b=a/3 …(1) c≧0.0015a …(2) さらに、本発明の第2の好ましい態様によれば、上記第
1の好ましい態様にかかる発明における接触幅a、距離
b、及び距離cが、接触幅aは10ないし50μm、距
離cは0.015μm以上であり、かつ下記式(1) b=a/3…(1) を満足する磁気記録再生装置が提供される。
【0031】また、距離cは、下記式(3) c≦0.1a…(3) を満足することが好ましい。
【0032】距離cが0.1aを越えると、ランプの接
触部分における曲率半径が小さくなり、接触部の面積が
減少するため、接触圧が大きくなって、摩耗が進行しや
すくなる傾向がある。
【0033】上述の第1及び第2の好ましい態様にかか
る発明では、ヘッド支持部材であるサスペンションアッ
センブリの一部と接触するランプの表面形状が規定され
ている。
【0034】図7に、第1及び第2の好ましい態様にお
けるランプの表面形状を規定するための接触幅a、距離
b、及び距離cを具体的に表す図を示す。
【0035】上記図3に示すような樹脂片の形成は、接
触部周辺のサスペンションアッセンブリの一部8とラン
プ端部30との距離cが狭すぎると、樹脂片の長さが長
くなりすぎて切断されやすくなる傾向がある。このた
め、この長さは、接触幅aの1/3以下であることが好
ましい。
【0036】このようなことから、第1及び第2の好ま
しい態様にかかる発明では、図示するように、サスペン
ションアッセンブリの摺動方向に垂直な断面から見て、
接触部の端から、その接触幅aの1/3の距離bにおけ
るサスペンションアッセンブリの一部8とランプ30と
の距離cを十分にとる。このことにより、上記図3に示
すような樹脂片の形成が効率よく行われ、かつ形成され
る樹脂片の長さを接触幅aの1/3以下に抑制しやすく
なり、樹脂の破壊による摩耗粉の発生が防止できる。
【0037】また、本発明者らが、実験的に摺動を繰り
返したところ、約a/1000以上の厚みの樹脂が接触
部の脇に移動することがわかった。
【0038】図7に示すような断面図において、移動さ
れる樹脂の量を断面積として計算すると、a/2×a/
1000×1/2以上となる。このとき面積形状は三角
形に近似している。樹脂片の長さをa/3に抑えるに
は、下記式(4) a/2×a/1000×1/2≦a/3×c×1/2…(4) が成り立つ必要がある。上記式(4)より、サスペンシ
ョンアッセンブリの一部8とランプ30との距離cは、
下記式(2) c≧0.0015a …(2) を満足すべきであることがわかる。
【0039】また、第2の好ましい態様にかかる発明に
は、特に、直径2cmないし15cmの磁気ディスクが
好適に使用される。
【0040】このような大きさの磁気ディスクの場合、
接触部の距離は、10ないし50μmが好適である。1
0μm未満では、接触圧が大きくなりすぎ、摩耗の原因
となる。また、50μmを越えると、摺動抵抗が大きく
なりすぎる。
【0041】このことから、第2の好ましい態様にかか
る発明においては、式(2)に基づき、距離cは0.0
15μm以上である。
【0042】また、距離cは、上記式(3)にもとづ
き、5μm以下であることが好ましい。
【0043】また、第1及び第2の好ましい態様にかか
る発明において、ランプ材料には、第1の好ましい態様
にかかる発明に使用されるASTM D638による引
張り伸びが30%以上である材料を好ましく用いること
ができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
する。
【0045】図8及び図9に、本発明の磁気記録再生装
置の一例を表す概略図を示す。
【0046】図8は、非記録再生時にヘッドが磁気記録
媒体の外側に設けられたランプに待避(アンロード)さ
れた状態、図9は、記録再生時にヘッドがランプから磁
気記録媒体上にロードされた状態を各々示す。
【0047】図示するように、本発明の磁気記録再生装
置は、装置本体10上には、情報を記録するための剛構
成(ディスク厚/ディスク外径>1/500)の磁気ディス
ク1がスピンドル12に装着されており、図示しないス
ピンドルモータによって一定回転数で回転駆動される。
磁気ディスク1にアクセスして情報の記録再生を行う磁
気ヘッド2を搭載したサスペンションアッセンブリ3で
は、磁気ヘッド2が薄板状の板ばねからなるサスペンシ
ョンの先端領域に取付けられており、最先端部には、突
起形状のタブ8が設けられている。タブ8の下方には、
非記録再生時にはタブ8と接触してこれを載置し、記録
時にはタブ8を摺動させて磁気ディスク1上に移動し得
るランプ9が設けられている。また、サスペンションア
ッセンブリ3の他端は、図示しない駆動コイルを保持す
るボビン部等を有するアーム4の一端側に接続されてい
る。
【0048】アーム4の他端側には、リニアモータの一
種であるボイスコイルモータ5が設けられている。ボイ
スコイルモータ5は、アーム4のボビン部に巻き上げら
れた図示しない駆動コイルと、それを挟み込むように対
向して配置された永久磁石および対向ヨークにより構成
される磁気回路とから構成されている。
【0049】アーム4は、固定軸の上下2カ所に設けら
れた図示しないボールベアリングによって保持され、ボ
イスコイルモータ5によって回転揺動駆動される。すな
わち、磁気ディスク1上におけるサスペンションアッセ
ンブリ3の位置は、ボイスコイルモータ5によって制御
される。
【0050】ボイスコイルモータ5は、フレキシブル配
線7により接続された駆動回路6により制御されて図9
に示すように磁気ディスク1上にロードされ、及び図8
に示すように磁気ディスク1からアンロードされる。
【0051】実施例1 下記化学式(3)に示す基本骨格を有するポリアセター
ルを用いてランプ9を一体成形して図7及び図8と同様
の構成を有する磁気記録再生装置に取り付けた。
【0052】
【化3】
【0053】このポリアセタールの引張り伸びをAST
M D638に従って測定したところ、50%であっ
た。
【0054】なお、引張り伸びは、次の条件で測定し
た。
【0055】ダンベル形状を有する試料片を、温度23
±2℃、相対湿度50±5%の条件下で40時間以上放
置し、その両端を治具で挟み、23±2℃の温度条件で
引っ張った。このとき降伏するものについてはその降伏
点、破断するものについてはその破断点までの伸びを計
測し、基の試料片の長さに対する百分率を引っ張り伸び
とした。
【0056】また、ランプとタブの接触部において、接
触幅aは20μm、距離cは、各々0.6μmであり、
c=0.03aであった。
【0057】得られた磁気記録再生装置を用いて、ロー
ド・アンロードを行い、5万回摺動試験を行った。
【0058】摺動試験前と、5万回摺動試験後のランプ
接触部の三次元形状を三次元形状測定器により測定し
た。その結果を図10及び図11に示す。また、摺動前
の三次元形状から5万回摺動後の三次元形状を差し引い
たイメージを図12に示す。さらに、また図12の一断
面形状を図13に示す。
【0059】図10ないし図12では、右端がランプの
エッジに相当する。図10及び図11に示すように、5
万回摺動後に、接触部とその周囲に変形が生じているこ
とがわかった。また、図13及び図14には、各々樹脂
が移動し減少した部分が突部または正の数値で表され、
増加した部分が凹部あるいは負の数値で表され、これら
より、減少量と増加量がほぼ同等であることから、摺動
後もランプから樹脂がほとんど削り取られていないこと
がわかった。
【0060】さらに、摺動前及び40万回摺動後につい
て、ディスク外周部の摩耗粉及びタブ上の摩耗粉を顕微
鏡で観察した。その結果、いずれも摩耗粉は確認できな
かった。
【0061】摩耗粉が少ないか全くない場合を○、多い
場合を×、多いものの半分程度を△として評価し、下記
表1に示す。
【0062】比較例1 ランプ材料として、ASTM D638に従って測定さ
れた引張り伸びが26%の脂肪族ポリケトンを使用する
以外は、実施例1と同様にして三次元形状を測定した。
その結果を図14ないし17に示す。
【0063】図14及び図15に示すように、5万回摺
動後に、特に接触部に変形が生じていることがわかっ
た。
【0064】また、図16及び図17に示すように、増
加量よりも減少量の方が多いことから、摺動後にランプ
から樹脂が削り取られていることがわかった。
【0065】また、実施例1と同様にして40万回摺動
後について、ディスク外周部の摩耗粉及びタブ上の摩耗
粉を顕微鏡で観察した。その結果、ディスク外周部に摩
耗粉が確認されたが、タブには見られなかった。得られ
た結果を同様に下記表1に示す。
【0066】比較例2 ランプ材料として、ASTM D638に従って測定さ
れた引張り伸びが4.5%のPTFE(ポリテトラフル
オロエチレン)添加液晶ポリマーを使用する以外は、実
施例1と同様にして三次元形状を測定した。その結果を
図18ないし21に示す。
【0067】図18及び図19に示すように、5万回摺
動後に、特に接触部に変形が生じていることがわかっ
た。
【0068】また、図20及び図21に示すように、増
加量よりも減少量の方が多いことから、摺動後にランプ
から樹脂が削り取られていることがわかった。
【0069】また、実施例1と同様にして40万回摺動
後について、ディスク外周部の摩耗粉及びタブ上の摩耗
粉を顕微鏡で観察した。その結果、ディスク外周部にも
タブにも大量の摩耗粉が確認された。得られた結果を同
様に下記表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】
【発明の効果】本発明を用いると、非記録再生時には、
ヘッド支持部材を安定してランプに載置し得、記録再生
時には、ヘッド支持部材とランプとの接触部が容易に摺
動して磁気記録媒体上に移動し得、かつ摺動の際に摩耗
粉を発生することのない磁気記録再生装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランプの接触部の様子を表すモデル図
【図2】本発明のランプの接触部の様子を表すモデル図
【図3】本発明のランプの接触部の様子を表すモデル図
【図4】比較のランプの接触部の様子を表すモデル図
【図5】比較のランプの接触部の様子を表すモデル図
【図6】比較のランプの接触部の様子を表すモデル図
【図7】本発明に使用されるランプの表面形状を規定す
るための測定部を具体的に表す図
【図8】本発明の磁気記録再生装置の一例を表す概略図
【図9】本発明の磁気記録再生装置の一例を表す概略図
【図10】本発明に使用されるランプ接触部の三次元形
状を表すディスプレー上に表示した中間画像の写真
【図11】本発明に使用されるランプ接触部の三次元形
状を表すディスプレー上に表示した中間画像の写真
【図12】図11と図10の三次元形状の差を表すディ
スプレー上に表示した中間画像の写真
【図13】図12の断面を表すディスプレー上に表示し
た中間画像の写真
【図14】比較用ランプの接触部の三次元形状を表すデ
ィスプレー上に表示した中間画像の写真
【図15】比較用ランプの接触部の三次元形状を表すデ
ィスプレー上に表示した中間画像の写真
【図16】図14と図13の三次元形状の差を表すディ
スプレー上に表示した中間画像の写真
【図17】図16の断面を表すディスプレー上に表示し
た中間画像の写真
【図18】従来のランプ接触部の三次元形状を表すディ
スプレー上に表示した中間画像の写真
【図19】従来のランプ接触部の三次元形状を表すディ
スプレー上に表示した中間画像の写真
【図20】図19と図18の三次元形状の差を表すディ
スプレー上に表示した中間画像の写真
【図21】図20の断面を表すディスプレー上に表示し
た中間画像の写真
【符号の説明】
1…磁気ディスク 2…ヘッド 3…サスペンションアッセンブリ 4…アーム 5…ボイスコイルモータ 6…駆動回路 7…フレキシブル配線 8…タブ 9…ランプ 10…装置本体 20,30…ランプ端部 12…スピンドル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に情報
    を記録再生する記録再生素子を搭載したヘッドと、非記
    録再生時に、該ヘッドを該磁気記録媒体の外側に待避さ
    せるためのランプとを具備し、前記ランプは、ASTM
    D638による引張り伸びが30%以上である材料を
    使用して形成されていることを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記前記材料はポリアセタール樹脂であ
    る請求項1に記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に情報
    を記録再生する記録再生素子を搭載したヘッドと、該ヘ
    ッドを支持するサスペンションアッセンブリと、該磁気
    記録媒体の外側に設けられ、該サスペンションアッセン
    ブリの一部と接触してこれを保持及び摺動可能なランプ
    とを具備し、該ランプと、該サスペンションアッセンブ
    リの一部との接触部を、該サスペンションアッセンブリ
    の摺動方向に垂直な断面から見て、その接触幅をa、該
    接触部の端から距離bだけ離れた該サスペンションアッ
    センブリの一部上の位置から垂直な方向の該ランプ表面
    との距離をcとしたとき、下記式(1)及び(2)で表
    される関係を満足することを特徴とする請求項1または
    2に記載の磁気記録再生装置。 b=a/3 …(1) c≧0.0015a …(2)
  4. 【請求項4】 前記式(2)において、cは0.1a以
    下であることを特徴とする請求項3に記載の磁気記録再
    生装置。
  5. 【請求項5】 磁気記録媒体と、該磁気記録媒体に情報
    を記録再生する記録再生素子を搭載したヘッドと、該ヘ
    ッドを支持するサスペンションアッセンブリと、該磁気
    記録媒体の外側に設けられ、該サスペンションアッセン
    ブリの一部と接触してこれを保持及び摺動可能なランプ
    とを具備し、該ランプと、該サスペンションアッセンブ
    リの一部との接触部を、該サスペンションアッセンブリ
    の摺動方向に垂直な断面から見て、その接触幅をa、該
    接触幅aの延長方向に該接触部から距離bだけ離れた該
    サスペンションアッセンブリの一部上の位置から垂直な
    方向の該ランプ表面までの距離をcとしたとき、接触幅
    aは10ないし50μm、距離cは0.015μm以上
    であり、かつ下記式(1) b=a/3…(1) を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の
    磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記距離cは0.015μmないし5μ
    mであることを特徴とする請求項5に記載の磁気記録再
    生装置。
JP2000113876A 2000-04-14 2000-04-14 磁気記録再生装置 Pending JP2001297548A (ja)

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