JP2001297093A - 音楽配給システムおよびサーバ装置 - Google Patents

音楽配給システムおよびサーバ装置

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JP2001297093A
JP2001297093A JP2000114243A JP2000114243A JP2001297093A JP 2001297093 A JP2001297093 A JP 2001297093A JP 2000114243 A JP2000114243 A JP 2000114243A JP 2000114243 A JP2000114243 A JP 2000114243A JP 2001297093 A JP2001297093 A JP 2001297093A
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Hiroshi Mori
大志 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作を行うことなく利用者が好みの音
楽を入手することができる音楽配給システムおよびサー
バ装置を提供すること。 【解決手段】 オーディオ装置1において再生された音
楽プログラムに対応する特徴データが端末装置2によっ
て抽出され、所定のタイミングでサーバ装置3に向けて
送信される。サーバ装置3は、端末装置2から送信され
た特徴データを蓄積し、これを用いて利用者の嗜好の傾
向を分析し、分析結果に基づいて、所定のタイミング
で、利用者の嗜好の傾向に沿った新譜情報を選択して、
選択された新譜情報のリストを端末装置2に送信する。
新譜情報のリストを受信した端末装置2は、このリスト
の中から、利用者が入手を希望する新譜に関する情報を
サーバ装置3に返信する。利用者が購入を希望する新譜
に関する情報を受信したサーバ装置3は、この新譜を利
用者が希望する方法により配給する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が好みにあ
った音楽を入手する音楽配給システムおよびサーバ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、主にインターネットを用いた
音楽配給方法が一般的になっている。例えば、利用者
は、音楽配給会社等のホームページあるいは特定のサイ
トにアクセスすることにより、音楽配給専用の画面を表
示させ、この画面内の必要事項を入力することにより、
所望の音楽を検索する。また、利用者は、好みの音楽が
みつかった場合には、検索結果画面内に表示された配信
ボタンや購入ボタンにポインタを合わせた後にマウスボ
タンをクリックすることにより、この音楽の配給を受け
ることができる。配給の形式としては、例えば、デジタ
ルデータの形式で直接ダウンロードして専用の再生装置
に転送する場合や、CD(コンパクトディスク)やMD
(ミニディスク)としてパッケージングされたものを宅
配業者等によって配達してもらう場合、あるいは特定の
販売所に出向いて受け取る場合等が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した音
楽配給方法を用いて利用者が好みの音楽を入手する場合
に、操作が煩雑であるとともに、検索するタイミングに
よっては所望の音楽を確実に入手することができるとは
限らないという問題があった。例えば、利用者が特定の
音楽を購入しようとした場合に、検索画面において音楽
のジャンルやアーティスト名を入力して検索を実行する
ことになるため、入力項目が多く、操作内容が煩雑にな
る。また、特定のアーティストに関連する新譜が発売さ
れたときに、これを購入したいと思っても、発売日がわ
からなければ定期的に検索を行う必要があり、操作が煩
雑になる。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、煩雑な操作を行うことなく
利用者が好みの音楽を入手することができる音楽配給シ
ステムおよびサーバ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の音楽配給システムは、音楽再生手段に
より音楽プログラムの再生が行われると、特徴抽出手段
により再生された音楽プログラムを分析して所定の特徴
データを抽出し、抽出された特徴データに基づいて、分
析手段によって、音楽再生手段で再生される音楽プログ
ラムの内容の傾向を分析している。そして、分析手段に
よる分析結果に基づいて、選択手段によって提示対象と
なる1あるいは複数の音楽プログラムを選択し、選択さ
れた1あるいは複数の音楽プログラムを利用者に対して
提示手段により提示しており、提示された1あるいは複
数の音楽プログラムの中から利用者が入手を希望するも
のを指定手段によって指定している。
【0006】再生される音楽プログラムの内容の傾向を
分析し、分析結果に基づいて提示対象となる1あるいは
複数の音楽プログラムを選択して提示しているので、利
用者は、自らは何ら煩雑な操作を行うことなく、自分の
嗜好の傾向に沿った音楽プログラムの提示を受けること
ができ、指定手段によって、好みの音楽プログラムを指
定するだけで好みの曲を入手することができる。また、
音楽プログラムを配給する側にとっては、利用者の嗜好
の傾向に関するリサーチを容易に行うことができるとい
う利点もある。
【0007】また、上述した選択手段は、これから発売
される、あるいは発売された直後の音楽プログラムの中
から、分析手段による分析結果に基づいた選択動作を行
うことが望ましい。これから発売される、あるいは発売
された直後の音楽プログラム、すなわち新譜の音楽プロ
グラムの中から、分析結果に基づいて利用者の嗜好の傾
向に沿った音楽プログラムを選択することができ、新譜
の販売を促進することができる。
【0008】また、上述した分析手段は、特徴抽出手段
によって抽出された特徴データを用いて、音楽プログラ
ムのタイトル、演奏者、ジャンル、曲調等を考慮した分
類を行い、選択手段は、分析手段による分析によって得
られた分類に含まれる音楽プログラムの選択を行うこと
が望ましい。音楽プログラムのタイトル、演奏者、ジャ
ンル、曲調等を考慮した分類を行うことで、利用者の嗜
好の傾向を種々の観点から分析することができるので、
例えば、利用者が好んでいるジャンルに属する音楽プロ
グラムを選択するなど、利用者の嗜好の傾向に沿った音
楽プログラムを選択する処理を容易かつ精度良く行うこ
とができる。
【0009】また、上述した選択手段は、分析手段によ
る分析によって得られた分類に含まれる音楽プログラム
とともに、この分類に含まれない音楽プログラムを混在
させた選択動作を行うことが望ましい。分類に含まれな
い音楽プログラムを混在させることにより、利用者の新
たなニーズを開拓できる可能性がある。また、新たなニ
ーズを開拓できなかった場合においても、利用者の嗜好
の傾向を再確認することができ、利用者の嗜好の傾向に
ついての分析結果の精度を高めることができる。
【0010】また、本発明のサーバ装置は、音楽再生手
段によって再生された音楽プログラムを分析することに
より抽出された特徴データに基づいて、分析手段によっ
て、この音楽プログラムの内容の傾向を分析し、分析結
果に基づいて、選択手段によって提示対象となる1ある
いは複数の音楽プログラムを選択し、選択された1ある
いは複数の音楽プログラムを利用者に対して提示手段に
より提示している。音楽再生手段によって再生される音
楽プログラムの内容の傾向を分析し、分析結果に基づい
て提示対象となる1あるいは複数の音楽プログラムを選
択して提示しているので、利用者に対して何ら煩雑な操
作を要求することなく、利用者の嗜好の傾向に関するリ
サーチを容易に行い、利用者の嗜好の傾向に沿った音楽
プログラムの提示を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の音楽配給システムについて、図面を参照しながら説
明する。図1は、本実施形態の音楽配給システムの構成
を示す図である。同図に示す音楽配給システムは、オー
ディオ装置1、端末装置2、サーバ装置3を含んで構成
されており、端末装置2とサーバ装置3とは、所定のネ
ットワーク4を介して相互に接続されている。これらの
うち、オーディオ装置1と端末装置2は、例えば、利用
者の自宅等に設置されており、サーバ装置3は、各種サ
ービスを提供する情報センタ等に設置されている。ま
た、ネットワーク4は、公衆電話網やインターネット等
を含んで構成されているものとする。
【0012】オーディオ装置1は、各種メディアに記録
された音楽プログラムに基づいて音楽の再生を行うもの
であり、CDプレーヤ、MDプレーヤ、MP3(MPE
G1オーディオレイヤ3)プレーヤ等を含んでいる。端
末装置2は、利用者がオーディオ装置1を用いて再生す
る音楽プログラムに関する情報をサーバ装置3に向けて
送信したり、サーバ装置3から提示される新譜の音楽プ
ログラムに関するリストを表示し、利用者が入手を希望
する音楽プログラムについての返信を行うものであり、
特徴データ抽出部10、制御部12、操作部14、表示
部16、通信制御部18、データ格納部20を含んで構
成されている。
【0013】特徴データ抽出部10は、オーディオ装置
1において再生されている音楽プログラムについて、1
曲毎にその曲を特定するための所定の特徴データを抽出
する。図2は、特徴データ抽出部10において抽出され
る特徴データについて具体的に説明する図である。同図
に示すように、本実施形態では、1曲毎にその先頭から
数秒間(例えば、10秒間)の音楽データを抽出した
「先頭音楽データ」や、現在オーディオ装置1において
再生されている音楽プログラムが記録されている記録媒
体(例えば、CD、MD等)の中に収録されている音楽
プログラムの数を示す「収録曲数」や、再生されている
音楽データの種類がCD等に記録されたWave形式の
データなのか、MDに記録されたATRAC(Adaptive
TransformAcoustic Coding)形式による圧縮音楽デー
タなのか、あるいは、MP3形式等の圧縮音楽データな
のかという音楽データの種類を示す「メディア種」や、
再生されている音楽プログラムに曲名やアーティスト名
等に関するテキスト情報が付加されている場合にその
「テキスト情報」等が抽出され、これらに、利用者を識
別するための「ユーザID」が付加されて、特徴データ
が形成される。
【0014】なお、上述した「先頭音楽データ」につい
ては、これを含む特徴データを所定のネットワーク4を
介して送受信する際のコスト等を考慮すると、所定のデ
ータ圧縮処理を行って、なるべくデータ量を低減するこ
とが好ましい。本実施形態では、例えば、「先頭音楽デ
ータ」をMP3形式によって作成するものとする。具体
的には、例えば、音楽データは、CDが再生されている
場合であればWave形式のデータとして得られるが、
これを特徴データ抽出部10においてMP3形式に変換
すればよい。MDが再生されている場合でも、同様であ
る。また、オーディオ装置1において、元々、MP3プ
レーヤによりMP3形式の音楽データが再生されている
場合には、この先頭の数秒間の音楽データをそのまま抽
出すればよい。
【0015】制御部12は、特徴データをサーバ装置3
に向けて送信する処理や、サーバ装置3から送信される
情報を受信するなど、端末装置2の全体を制御するもの
であり、CPUおよびRAM、ROM等によって構成さ
れる。なお、特徴データの送信処理を行うタイミングに
ついては、例えば、毎日所定の時刻、オーディオ装置1
の電源がOFF状態になる毎、数時間毎など種々のタイ
ミングが考えられるが、基本的には利用者の指示によら
ず自動的に送信されることが好ましい。もちろん、利用
者からの指示にしたがって送信されてもよい。また、送
信タイミングが到来するまでの間に、1あるいは複数の
音楽プログラムが再生され、対応する特徴データが抽出
されると、これらの特徴データは、制御部12によって
データ格納部20に一時的に格納される。そして、送信
タイミングがくると、格納された特徴データが制御部1
2によって読み出され、サーバ装置3に向けて送信され
る。
【0016】操作部14は、キーボードやマウス等の各
種操作装置を含んでおり、利用者による操作内容に対応
した信号を制御部12に出力する。表示部16は、制御
部12から出力される描画データに基づいて各種画面の
表示を行うものであり、CRT(陰極線管)やLCD
(液晶表示装置)などが用いられる。
【0017】通信制御部18は、制御部12がネットワ
ーク4を介してサーバ装置3との間で各種データの送受
信を行うための制御を行う。データ格納部20は、制御
部12により実行される各種プログラムや、特徴データ
等の各種データ等を格納するものであり、例えば、ハー
ドディスク装置等のデータ記憶装置により実現される。
【0018】また、図1に示すサーバ装置3は、制御部
30、通信制御部32、分析用データベース(DB)部
34、分析処理部36、ユーザ情報DB部38、新譜情
報DB部40、提示対象選択部42、配給処理部44を
含んで構成されている。制御部30は、端末装置2から
送信された特徴データを受信して分析処理部36に出力
する処理や、提示対象選択部42によって選択される新
譜の音楽プログラムのリストを作成して端末装置2に送
信する処理等、サーバ装置3全体の動作を制御するもの
である。通信制御部32は、制御部30がネットワーク
4を介して端末装置2との間で各種データの送受信を行
うための制御を行う。
【0019】分析用DB部34は、既に流通している多
数の音楽プログラムについて、その先頭音楽データと各
種の分類情報とを詳細にまとめた分析用データベースを
格納している。なお、分析用DB部34に格納される分
析用データベースの内容は、図示しない更新処理手段に
よって、新たに発売された音楽プログラム(新譜)を考
慮して、随時その内容が更新されるものとする。
【0020】分析処理部36は、端末装置2から送信さ
れた特徴データと分析用DB部34に格納された分析用
データベースを用いて、利用者が聴取する音楽プログラ
ムの嗜好の傾向を分析する。具体的には、まず分析処理
部36は、特徴データに含まれる先頭音楽データを用
い、分析用データベースを参照して、利用者が聴取して
いる音楽プログラムを特定する。その後、分析処理部3
6は、この音楽プログラムに関して、 a.この音楽プログラム自身の曲名や、この音楽プログ
ラムがアルバムに収録されている場合にそのアルバム
名、また、この音楽プログラムがシングルカットされて
いる場合であれば、その曲名等を含む「タイトル」、 b.この音楽プログラムを歌う、あるいは演奏している
「アーティスト名」、 c.アーティストの「年齢や性別」、 d.ポップスやロック、クラシック等の音楽ジャンルを
分類した「ジャンル」、 e.アップテンポ、ミディアムテンポ、バラード等、曲
調を分類した「曲調」、 f.主にクラシックのジャンルに分類される音楽プログ
ラムの場合において、その演奏の「指揮者や演奏者」、 g.この音楽プログラムの音楽データの種類を示す「メ
ディア種」、 h.この音楽プログラムの「作詞者や作曲者」、 等の分類情報を分析用DB部36から読み出して、ユー
ザ情報DB部38に格納する。
【0021】なお、ポップス、ロック等のジャンルとク
ラシックのジャンルを比べた場合などに、必要な分類情
報が異なることが考えられる。例えば、上述した例で
は、ポップス等においては、「指揮者や演奏者」といっ
た分類情報が必要なく、反対に、クラシックにおいて
は、「作詞者」や「年齢や性別」といった分類情報が必
要ないと考えられる。このような場合には、必要のない
分類情報の欄については、空欄としておけばよい。
【0022】図3は、ユーザ情報DB部38に格納され
る分類情報の一例を示す図である。同図に示すように、
利用者が音楽プログラムを聴取し、対応する特徴データ
が送信されてくる毎に、分析処理部36は、対応する音
楽プログラムを特定し、分類情報を抽出してユーザ情報
DB部38に蓄積している。
【0023】なお、図3に示すような分類情報は、複数
の利用者に対してそれぞれ蓄積される。このような処理
は、特徴データに付与されたユーザIDを参照すること
により可能となる。また、分析処理部36は、各利用者
毎にユーザ情報DB部38に蓄積された分類情報の蓄積
データを用いて、各利用者が聴取する音楽プログラムの
嗜好の傾向を分析する。具体的には、ある利用者に関し
て、図3に示すような分類情報の蓄積データが得られた
とすると、例えば、アーティスト名に着目した比率、ア
ーティストの年齢や性別に着目した比率、曲調に着目し
た比率、ジャンルに着目した比率等を分析する。この分
析は、新たに特徴データが受信される毎に行われ、利用
者の嗜好の分析結果がユーザ情報DB部38に格納され
る。
【0024】図4は、利用者の嗜好の傾向の分析結果の
一例を示す図である。同図に示すように、各分類情報
(アーティスト名、ジャンル等)の蓄積データに着目し
て、その比率が分析されている。図4に示す例では、利
用者Aの嗜好としては、(1)「a」というアーティス
トを好んでいること、(2)ポップスのジャンルを好ん
でいること、(3)アップテンポな曲調を好んでいるこ
と、(4)年齢層としては、20代のアーティストを好
んでいること、……等の傾向を知ることができる。な
お、このような処理は、複数の利用者に対して行われる
ものとする。
【0025】このように、ユーザ情報DB部38には、
各利用者毎に得られる分類情報の蓄積データや嗜好の分
析データからなる「ユーザ情報」のデータベースが格納
される。新譜情報DB部40は、これから発売される、
あるいは発売された直後の音楽プログラム、すなわち、
新譜の音楽プログラムに関する情報を示す新譜情報をま
とめたデータベース(新譜情報データベース)を格納し
ている。具体的には、新譜情報には、新譜の音楽プログ
ラムについて、いわゆるサビ部分など音楽プログラムの
一部分だけを抽出したサンプル音楽データと、この音楽
プログラムに関する分類情報(例えば、分析用データベ
ースと同一の分類項目に設定されている。)とが含まれ
ている。また、新譜情報DB部40には、新譜の音楽プ
ログラムそのものが、Wave形式等の音楽データとし
て格納されている。
【0026】なお、新譜情報DB部40に格納される新
譜情報データベースについても、上述した分析用DB部
34の場合と同様に、図示しない更新処理手段により、
所定期間毎(例えば、3日毎、1週間毎など)にその内
容が更新されるものとする。また、上述したように、分
析用データベースと新譜情報データベースとで分類情報
の項目を同一に設定しておけば、新譜情報データベース
の更新処理時に、古くなった新譜情報をほとんどそのま
まの形で分析用データベースに追加することで、分析用
データベースの内容を更新することができる。
【0027】提示対象選択部42は、利用者に対して購
入を勧めるために提示する対象となる新譜の音楽プログ
ラムを選択する。具体的には、提示対象選択部42は、
新譜情報DB部40に格納された新譜情報データベース
とユーザ情報DB部38に格納されているユーザ情報
(利用者の嗜好の傾向についての分析データ)を参照し
て、利用者の嗜好の傾向に沿っている新譜情報を選択す
る。例えば、上述した図4に示した例のように、利用者
Aの嗜好の傾向として、(1)「a」というアーティス
トを好んでいること、(2)ポップスのジャンルを好ん
でいること、(3)アップテンポな曲調を好んでいるこ
と、(4)年齢層としては、20代のアーティストを好
んでいること、……等の分析データが得られている場合
であれば、これらの条件に合致する新譜情報が選択され
る。例えば、「a」というアーティストの新譜情報があ
る場合にはそれが選択され、ポップスのジャンルに属す
る新譜情報がある場合にはそれが選択される。
【0028】なお、実際には、ジャンルや曲調などの分
類情報では、そのいずれか1つに当てはまることを選択
条件とすると、多数の新譜が選択され、提示対象を絞り
込めなくなることも考えられるので、いくつかの条件を
すべて満たす新譜、例えば、「ポップスに属し、アップ
テンポで、20代のアーティスト」であること等を選択
条件として新譜情報の選択を行ってもよい。
【0029】ところで、本実施形態の提示対象選択部4
2は、提示対象となる新譜の音楽プログラムを選択する
際に、利用者の嗜好の傾向に沿っている新譜情報に加え
て、利用者の嗜好の傾向に沿わない新譜情報について
も、適当な数(例えば、全提示対象数のうちの10%以
下など)だけ選択して、提示対象に含ませている。この
場合の選択基準としては、例えば、利用者の嗜好の傾向
に対して、ジャンルが一致するが曲調が異なるものと
か、同年代のアーティストのものといった具合に、利用
者の嗜好の傾向に近いものを選択するようにしてもよい
し、まったく無作為に選択してもよい。
【0030】このように、利用者の嗜好の傾向に沿わな
い新譜情報を所定数だけ提示対象に含めて選択すること
により、利用者の新たなニーズを開拓できる可能性があ
る。あるいは、新たなニーズを開拓できなかった場合に
おいても、利用者の嗜好の傾向を再確認して、ユーザ情
報に反映させることで、利用者の嗜好の傾向について、
精度を高めることができる。
【0031】このようにして選択された1あるいは複数
の新譜情報は、提示対象選択部42から制御部30に出
力され、リスト化されて端末装置2に向けて送信され
る。端末装置2では、これらの新譜情報リストが通信制
御部18で受信されて制御部12に渡され、表示部16
に表示される。新譜情報リストの提示を受けた利用者
は、アーティスト名やタイトル等を参照し、あるいは、
サンプル音楽データを試聴して、入手を希望する新譜の
音楽プログラムについては、操作部14を介して指定す
る。制御部12は、利用者が入手を希望している音楽プ
ログラムについて、その情報をサーバ装置3に返信す
る。
【0032】なお、サンプル音楽データについては、例
えば、上述したようにMP3形式等のデータ形式にして
おくことが好ましい。このようにすれば、記録媒体に記
録してオーディオ装置1で再生しなくても、端末装置2
上でソフト的に再生して、端末装置2に内蔵されたスピ
ーカ等(図示せず)で簡易的に再生して試聴することが
できる。
【0033】配給処理部44は、利用者が入手を希望し
ている音楽プログラムについての情報を制御部30から
受け取り、利用者が希望する音楽プログラムを配給する
処理を行う。具体的には、本実施形態では、利用者は、
音楽プログラムの入手方法として、(1)MP3形式等
で圧縮された音楽データをネットワーク4を介してダウ
ンロードする方法、(2)CD、MD等の記録媒体に記
録したものを配達してもらう方法、等を選択できるもの
とする。利用者が(1)の方法を希望している場合に
は、配給処理部44は、利用者が希望する音楽プログラ
ムをMP3形式等に変換した音楽データを作成し、制御
部30に出力する。
【0034】また、利用者が上述した(2)の方法を希
望している場合には、その旨が配給処理部44からサー
バ装置3が設置されている情報センタ等にいる担当者等
に通知され、通知を受けた担当者により、利用者に対し
て、希望する音楽プログラムを記録した記録媒体を配達
する処理が行われるものとする。なお、上述した
(1)、(2)のいずれの方法においても、音楽プログ
ラムの購入料金の支払いについては、電子決済による方
法、振り込み等による方法などにより行われるものとす
る。
【0035】上述したオーディオ装置1が音楽再生手段
に、特徴データ抽出部10が特徴抽出手段に、分析用D
B部34、分析処理部36が分析手段に、提示対象選択
部42が選択手段に、制御部12、30、通信制御部1
8、32、表示部16が提示手段に、制御部12、操作
部14が指定手段にそれぞれ対応している。
【0036】本実施形態の音楽配給システムはこのよう
な構成を有しており、次にその動作を説明する。初め
に、図1に示した本実施形態の音楽配給システム全体の
動作を概略的に説明する。図5は、本実施形態の音楽配
給システム全体の動作手順を示す流れ図である。まず、
オーディオ装置1において再生された音楽プログラムに
対応する特徴データが端末装置2によって抽出され、所
定のタイミングでサーバ装置3に向けて送信される(ス
テップ100)。
【0037】サーバ装置3は、端末装置2から送信され
た特徴データを蓄積し、これを用いて利用者の嗜好の傾
向を分析する(ステップ101)。また、サーバ装置3
は、分析結果に基づいて、所定のタイミングで、利用者
の嗜好の傾向に沿った新譜情報を選択して、選択された
新譜情報を利用者に対して提示する(ステップ10
2)。
【0038】新譜情報を受信した端末装置2は、この中
から、利用者が入手を希望する新譜に関する情報を指定
して、サーバ装置3に返信する(ステップ103)。利
用者が入手を希望する新譜に関する情報を受信したサー
バ装置3は、この新譜を利用者が希望する方法により配
給する処理を行う(ステップ104)。
【0039】次に、上述したステップ100〜104を
それぞれのステップ毎に分けて、詳細な動作手順につい
て説明する。(1)特徴データの抽出、送信に関する動作手順の詳細 図6は、オーディオ装置1において再生された音楽プロ
グラムに対応して特徴データを抽出し、これをサーバ装
置3に向けて送信する際の端末装置2の動作手順を示す
流れ図であり、上述したステップ100に示した処理内
容が詳細に説明されている。
【0040】端末装置2内の特徴データ抽出部10は、
オーディオ装置1において音楽プログラムが再生されて
いるか否かを判定し(ステップ200)、再生されてい
る場合には、特徴データを抽出する(ステップ20
1)。抽出された特徴データは、制御部12に出力さ
れ、データ格納部20に一時的に格納される(ステップ
202)。
【0041】また、上述したステップ200〜202に
示した動作と並行して、制御部12は、特徴データをサ
ーバ装置3に向けて送信するタイミングを判定する(ス
テップ203)。上述したように、特徴データの送信処
理を行うタイミングについては、例えば、毎日所定の時
刻、オーディオ装置1の電源がOFF状態になる毎、数
時間毎、種々のタイミングが考えられるが、いずれのタ
イミングで送信処理を行うかが予め設定されているもの
とする。送信タイミングでない場合には、ステップ20
3において否定判断がなされ、上述したステップ200
に戻り、音楽プログラムが再生されたか否かの判定以降
の処理が繰り返される。
【0042】送信タイミングである場合には、ステップ
203において肯定判断がなされ、次に制御部12は、
送信すべき特徴データがデータ格納部20に格納されて
いるか否かを判定する(ステップ204)。送信すべき
特徴データがない場合には、ステップ204において否
定判断がなされ、送信処理が行われることなく、ステッ
プ200に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0043】送信すべき特徴データが格納されている場
合には、ステップ204において肯定判断がなされ、制
御部12は、特徴データをサーバ装置3に向けて送信す
る処理を行う(ステップ205)。その後、ステップ2
00に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0044】(2)利用者の嗜好の傾向を分析する際動
作手順の詳細 図7は、端末装置2から送信される特徴データに基づい
て利用者の嗜好の傾向を分析する際のサーバ装置3の動
作手順を示す流れ図であり、上述したステップ101に
示した処理内容が詳細に説明されている。
【0045】制御部30は、端末装置2から送信された
特徴データを受信したか否かを判定する(ステップ30
0)。特徴データを受信するまでの間は、ステップ30
0において否定判断がなされ、待機状態となる。特徴デ
ータを受信すると、ステップ300において肯定判断が
なされ、制御部30は、受信した特徴データを分析処理
部36に出力する。分析処理部36は、受け取った特徴
データに基づいて、分析用DB部34に格納された分析
用データベースを用いて、音楽プログラムを特定して分
類情報を抽出し(ステップ301)、抽出された分類情
報をユーザ情報DB部38に格納する(ステップ30
2)。
【0046】また、分析処理部36は、分類情報の蓄積
データに基づいて、利用者の嗜好の傾向を分析し(ステ
ップ303)、分析データをユーザ情報DB部38に格
納する(ステップ304)。その後、上述したステップ
300に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0047】(3)利用者の嗜好に応じた新譜情報の提
示に関する動作手順の詳細 図8は、利用者の嗜好に応じた新譜情報の提示を行う際
のサーバ装置3の動作手順を示す流れ図であり、上述し
たステップ102に示した処理内容が詳細に説明されて
いる。
【0048】提示対象選択部42は、利用者に対して新
譜情報を提示するタイミングか否かを判定する(ステッ
プ400)。具体的には、新譜情報は、所定期間毎(例
えば、1週間毎など)に利用者に対して提示される。新
譜情報の提示タイミングが到来するまでの間は、ステッ
プ400において否定判断がなされ、待機状態となる。
【0049】新譜情報の提示タイミングとなった場合に
は、ステップ400において肯定判断がなされ、提示対
象選択部42は、ユーザ情報DB部38に格納されたユ
ーザ情報から、利用者の嗜好の傾向についての分析デー
タを取得する(ステップ401)。
【0050】次に、提示対象選択部42は、分析データ
に基づいて、新譜情報DB部40に格納された新譜情報
の中から、利用者の嗜好の傾向に沿った新譜の音楽プロ
グラムを選択する(ステップ402)。また、提示対象
選択部42は、利用者の嗜好の傾向に沿わない新譜につ
いても、所定の選択基準に基づいて所定数だけ選択する
(ステップ403)。
【0051】その後、提示対象選択部42は、選択した
各新譜情報をまとめた新譜情報リストを作成し(ステッ
プ404)、作成した新譜情報リストを制御部30に出
力する。新譜情報リストを受け取った制御部30は、こ
れを端末装置2に向けて送信する(ステップ405)。
その後、上述したステップ400に戻り、以降の処理が
繰り返される。
【0052】(4)利用者が入手を希望する新譜に関す
る情報を返信する際の動作手順の詳細 図9は、利用者が入手を希望する新譜に関する情報をサ
ーバ装置3に向けて返信する際の端末装置2の動作手順
を示す流れ図であり、上述したステップ103に示した
処理内容が詳細に説明されている。
【0053】端末装置2内の制御部12は、サーバ装置
3から送信された新譜情報リストを受信したか否かを判
定し(ステップ500)、受信した場合には、この新譜
情報リストを表示部16に表示する(ステップ50
1)。次に、制御部12は、操作部14を介して、利用
者により、入手を希望する新譜およびその配給方法につ
いて指定された否かを判定する(ステップ502)。
【0054】図10は、新譜情報リストの表示例を示す
図である。同図に示すように、各音楽プログラムのタイ
トルやアーティスト名等のリストが表示される。また、
各リスト項目には、試聴ボタン100が備えられてお
り、利用者は、操作部14を操作して、画面上のポイン
タ110を移動させ、この試聴ボタン100を押下する
ことにより、サンプル音楽データを聴取することができ
る。そして、購入を希望する音楽プログラムについて
は、ポインタ110を移動させて「購入」の欄をチェッ
クすることにより指定することができる。また、配給方
法についても、所望の配給方法欄130をチェックする
ことで指定することができる。そして、ユーザID等を
入力した後に、送信ボタン140を押下することによ
り、入手希望の新譜についての情報を送信することがで
きる。
【0055】入手を希望する新譜や配給方法等が指定さ
れて送信ボタン140が押下されると、制御部12は、
この入手希望情報をサーバ装置3に向けて送信する(ス
テップ503)。その後、上述したステップ500に戻
り、新譜情報を受信したか否かの判定以降の処理が繰り
返される。
【0056】また、入手希望の新譜等が指定されない場
合には、上述したステップ502において否定判断がな
され、制御部12は、利用者が入手を希望する新譜がな
いものと判断し、上述したステップ500に戻り、以降
の処理を繰り返す。(5)利用者が購入を希望する新譜を配給する際のサー
バ装置3の動作手順の詳細 図11は、利用者が購入を希望する新譜を配給する際の
サーバ装置3の動作手順を示す流れ図であり、上述した
ステップ104に示した処理内容が詳細に説明されてい
る。
【0057】サーバ装置3内の配給処理部44は、入手
希望の新譜に関する情報(入手希望情報)を受信したか
否かを判定する(ステップ600)。具体的には、入手
希望情報が端末装置2から送信されると、これが通信制
御部32によって受信されて制御部30に出力され、制
御部30から配給処理部44に出力される。
【0058】入手希望情報を受信した配信処理部44
は、その内容に基づいて所定の配給処理を行う(ステッ
プ601)。具体的な配給処理については、上述した通
りであり、利用者から指定された方法にしたがって、ダ
ウンロードによる方法や、記録媒体に記録したものを配
達する方法等により配給処理が行われる。
【0059】また、入手希望情報は、制御部30から分
析処理部36に対しても出力される。分析処理部36
は、入手希望情報に基づいて、提示対象選択部42によ
って選択され、利用者に対して提示された新譜情報に対
する利用者の購買状況を分析する(ステップ602)。
具体的には、分析処理部36は、利用者が購入した音楽
プログラムと購入しなかった音楽プログラムについての
リストを作成し、これに基づいて、アーティスト名、ジ
ャンル、曲調等の分類情報を分析する。次に、分析処理
部36は、この分析結果をユーザ情報DB部38に格納
する(ステップ603)。その後、上述したステップ6
00に戻り、以降の処理が繰り返される。
【0060】また、入手希望情報が受信されない場合
は、上述したステップ600において否定判断がなさ
れ、配給処理部44は、所定期間が経過したか否かを判
定する(ステップ604)。例えば、毎週1回ずつ新譜
情報が提示されるものとすると、前回の新譜情報が提示
されてから1週間が経過したか否かが判定される。所定
期間が経過するまでは、ステップ604において否定判
断がなされ、ステップ600に戻り、以降の処理が繰り
返される。
【0061】また、所定期間が経過した場合には、ステ
ップ604において肯定判断がなされ、その旨が配給処
理部44から制御部30を介して分析処理部36に通知
される。通知を受けた分析処理部36は、提示した全て
の音楽プログラムが購入されなかったという購買状況に
基づいて、上述したステップ603で説明したのと同様
の手順により購買状況を分析し、分析結果をユーザ情報
DB部38に格納する。このようにして得られた利用者
の購買状況は、以後の新譜情報の提示の際に、例えば、
利用者の嗜好の傾向に沿わない新譜情報を選択するとき
などに参照される。
【0062】このように、本実施形態の音楽配給システ
ムでは、オーディオ装置1において再生される音楽プロ
グラムの内容の傾向を分析し、分析結果に基づいて、提
示対象となる1あるいは複数の音楽プログラムを選択し
て提示しているので、利用者は、自らは何ら煩雑な操作
を行うことなく、自分の嗜好の傾向に沿った音楽プログ
ラムの提示を受けることができ、端末装置2に備わった
操作部14を操作して好みの音楽プログラムを指定する
だけで好みの曲を入手することができる。また、音楽プ
ログラムを配給するサーバ装置3側にとっては、端末装
置2から送信される特徴データを分析することにより、
利用者の嗜好の傾向に関するリサーチを容易に行うこと
ができるという利点もある。
【0063】また、音楽プログラムのタイトル、演奏
者、ジャンル、曲調等を考慮した分類を行うことで、利
用者の嗜好の傾向を種々の観点から分析することができ
るので、例えば、利用者が好んでいるジャンルに属する
音楽プログラムを選択するなど、利用者の嗜好の傾向に
沿った音楽プログラムを選択する処理を容易かつ精度良
く行うことができる。
【0064】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の主旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
オーディオ装置1と端末装置2とが別々の装置として構
成されていたが、オーディオ装置と同等の機能を兼ね備
えた端末装置を用いるようにしてもよい。
【0065】また、上述した実施形態では、オーディオ
装置1および端末装置2は、利用者の自宅に設置されて
いる場合を考えていたが、各装置の設置場所は自宅に限
定されるものではなく、車両内等に設定してもよい。車
両内に設置する場合には、車載用のオーディオ装置とい
わゆるノート型パーソナルコンピュータのような携帯型
端末装置とを組み合わせ、ネットワーク4への接続に
は、携帯電話やPHS等の移動体電話を用いるようにす
ればよい。
【0066】また、上述した実施形態では、音楽プログ
ラムに関して、利用者の嗜好の傾向を分析して新譜情報
を提示していたが、同様の手法により、映画等の映像プ
ログラムに関して、利用者の嗜好の傾向を分析して新た
に発売される映像プログラムの情報を提示するようにし
てもよい。この場合には、利用者が視聴している映像プ
ログラムのジャンル(例えば、コメディ、アクション
等)などを特徴データとして抽出して、利用者の嗜好の
傾向を分析すればよい。
【0067】
【発明の効果】上述したように、本発明の音楽配給シス
テムによれば、再生される音楽プログラムの内容の傾向
を分析し、分析結果に基づいて提示対象となる1あるい
は複数の音楽プログラムが選択して提示されるので、利
用者は、自らは何ら煩雑な操作を行うことなく、自分の
嗜好の傾向に沿った音楽プログラムの提示を受けること
ができ、指定手段によって、好みの音楽プログラムを指
定するだけで好みの曲を入手することができる。また、
音楽プログラムを配給する側にとっては、利用者の嗜好
の傾向に関するリサーチを容易に行うことができるとい
う利点もある。
【0068】また、本発明のサーバ装置は、再生される
音楽プログラムの内容の傾向を分析し、分析結果に基づ
いて提示対象となる1あるいは複数の音楽プログラムが
選択して提示しているので、利用者に対して何ら煩雑な
操作を要求することなく、利用者の嗜好の傾向に関する
リサーチを容易に行い、利用者の嗜好の傾向に沿った音
楽プログラムの提示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の音楽配給システムの構成を示す図
である。
【図2】特徴データ抽出部において抽出される特徴デー
タについて具体的に説明する図である。
【図3】ユーザ情報DB部に格納される分類情報の一例
を示す図である。
【図4】利用者の嗜好の傾向の分析結果の一例を示す図
である。
【図5】音楽配給システム全体の動作手順を示す流れ図
である。
【図6】オーディオ装置において再生された音楽プログ
ラムに対応して特徴データを抽出し、これをサーバ装置
に向けて送信する際の端末装置の動作手順を示す流れ図
である。
【図7】端末装置から送信される特徴データに基づいて
利用者の嗜好の傾向を分析する際のサーバ装置の動作手
順を示す流れ図である。
【図8】利用者の嗜好に応じた新譜情報の提示を行う際
のサーバ装置の動作手順を示す流れ図である。
【図9】利用者が入手を希望する新譜に関する情報をサ
ーバ装置に向けて返信する際の端末装置の動作手順を示
す流れ図である。
【図10】新譜情報リストの表示例を示す図である。
【図11】利用者が購入を希望する新譜を配給する際の
サーバ装置の動作手順を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 オーディオ装置 2 端末装置 3 サーバ装置 4 ネットワーク 10 特徴データ抽出部 12、30 制御部 14 操作部 16 表示部 18、32 通信制御部 20 データ格納部 34 分析用データベース(DB)部 36 分析処理部 38 ユーザ情報データベース(DB)部 40 新譜情報データベース(DB)部 42 提示対象選択部 44 配給処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 15/02 G10K 15/02 G10L 15/10 G10L 3/00 531N 15/00 551G 19/00 9/18 M Fターム(参考) 5B049 AA06 BB00 CC00 EE05 FF03 FF06 5B075 ND14 NK04 NK06 NK31 NR12 PP22 PP28 PP30 PQ04 QM07 QM08 5D015 AA06 HH23 KK02 5D045 DA20 9A001 BB04 DD11 HH15 JJ27 JJ72 KK60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音楽プログラムの再生を行う音楽再生手
    段と、 前記音楽再生手段によって再生された前記音楽プログラ
    ムを分析して所定の特徴データを抽出する特徴抽出手段
    と、 前記特徴抽出手段によって抽出された前記特徴データに
    基づいて、前記音楽再生手段を用いて再生される音楽プ
    ログラムの内容の傾向を分析する分析手段と、 前記分析手段による分析結果に基づいて、提示対象とな
    る1あるいは複数の音楽プログラムを選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択された1あるいは複数の音楽
    プログラムを利用者に対して提示する提示手段と、 前記提示手段によって提示された1あるいは複数の音楽
    プログラムの中から利用者が入手を希望するものを指定
    する指定手段と、 を備えることを特徴とする音楽配給システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記選択手段は、こ
    れから発売される、あるいは発売された直後の音楽プロ
    グラムの中から前記分析手段による分析結果に基づいた
    選択動作を行うことを特徴とする音楽配給システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記分析手段は、前記特徴抽出手段によって抽出された
    前記特徴データを用いて、前記音楽プログラムのタイト
    ル、演奏者、ジャンル、曲調等を考慮した分類を行い、 前記選択手段は、前記分析手段による分析によって得ら
    れた分類に含まれる音楽プログラムの選択を行うことを
    特徴とする音楽配給システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記選択手段は、前記分析手段による分析によって得ら
    れた分類に含まれる音楽プログラムとともに、この分類
    に含まれない音楽プログラムを混在させた選択動作を行
    うことを特徴とする音楽配給システム。
  5. 【請求項5】 音楽再生手段によって再生された音楽プ
    ログラムを分析することにより抽出された特徴データに
    基づいて、前記音楽プログラムの内容の傾向を分析する
    分析手段と、 前記分析手段による分析結果に基づいて、提示対象とな
    る1あるいは複数の音楽プログラムを選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択された1あるいは複数の音楽
    プログラムを利用者に対して提示する提示手段と、 を備えることを特徴とするサーバ装置。
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